JP2560797Y2 - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2560797Y2
JP2560797Y2 JP1991039072U JP3907291U JP2560797Y2 JP 2560797 Y2 JP2560797 Y2 JP 2560797Y2 JP 1991039072 U JP1991039072 U JP 1991039072U JP 3907291 U JP3907291 U JP 3907291U JP 2560797 Y2 JP2560797 Y2 JP 2560797Y2
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movable
light
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昌彦 佐藤
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は記録媒体上の情報を再生
する、あるいは記録媒体上に情報を記録・再生または記
録・再生・消去するための光記録再生装置に用いられる
光ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気記緑においては、ディスク上に形
成された同心円状またはスパイラル状のトラック上に情
報を光磁気効果を利用して記録再生する光磁気ディスク
などの装置がすでに実用化されている。この種の従来の
基本的な光ヘッド装置の結像光学系(レーザ光源から記
録媒体に至るまでの光学系)の構成を図5に示す。図5
の光ヘッド装置において、固定光学部31のレーザ光源
33から出射されたレーザ光は楕円形状をしており、コ
リメートレンズ34で平行化された後、整形プリズム3
5で略円形化される。略円形化されたレーザ光はビーム
スプリッタ36を透過し、ミラープリズム37によって
記録媒体方向に反射され、さらに対物レンズ38により
集光されて微小スポットを記録媒体39上に形成する。
記録媒体39はスピンドルモータ42によって回転され
ており、記録媒体39の所定の場所へ前記レーザを照
射して情報を記録・再生・消去するためには光学系の可
動部32をトラッキング方向(図中矢印)に図示しない
駆動装置によって移動させる。例えば、回転する記録媒
体39の中心部に情報を記録・再生・消去するために可
動部32を32aの位置まで移動し、レーザ光の集光位
置を変化させる。可動部32の記録媒体39に対する相
対的な位置検出するために、可動部32には速度検出
コイル41が設けられており、可動部32が移動するこ
とによって、速度検出コイル41には光記録再生装置内
に固定されたマグネット40による誘導起電琉が発生す
る。この誘導起電流から可動部32の移動速度を検出
し、この移動速度を積分することによって、可動部32
の記録媒体39に対する相対的な位置を検出する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
では、光ヘッド装置の可動部の記録媒体に対する相対的
な位置を検出するためには、可動部内に位置検出コイル
を必要とし、可動部の重量が増加するため、高速アクセ
スに不利であると共に、光ヘッド装置の小型化が困難で
あるという欠点があった。さらに、位置検出コイルから
得られる位置情報は移動に対する変位量であるため、位
置の測定誤差が累積するという欠点があった。また、本
出願人が先に提案した実開昭63−91821号「光ヘ
ッドの位置検出装置」には、光学系に導いた光の一部を
光検出器に照射し、光ヘッドの移動によって変化する照
射位置からトラッキング位置を検出するようにした光ヘ
ッド装置が開示されている。しかしながら、このもの
は、レーザ光源から出射したレーザ光を光ピックアップ
に導く光路途中に配設した分光手段としてのハーフミラ
ーが、信号検出系と位置検出系とに互いに180度異な
る方向にそれぞれ入射光路と直交する方向に沿って7対
3の比率で光を分岐する構成であり、位置検出系に 分岐
される光はあくまでトラッキング方向に平行である。す
なわち、ハーフミラーにて分岐されて位置検出系に導か
れる光は、トラッキング方向と直交するか或いは斜交す
る方向にではなく、トラッキング方向と平行に分光され
るため、そのままではトラッキング情報をもたらすもの
ではなく、この分岐光を三角プリズムにて屈折し、屈折
方向に固定配置したセンサに対する入射位置のずれに変
換することで初めてトラッキング位置が検出できるので
ある。従って、上記光ヘッド装置は、光ヘッドのトラッ
キング位置を検出するのに用いる分光手段として、一部
反射・一部透光手段であるハーフミラーと屈折手段であ
る三角プリズムとが不可欠であり、それだけ構成が複雑
化するといった課題があった。また、三角プリズムによ
り屈折された光を受光して位置検出する手段として用い
る集束レンズ及び2分割光検出器は、トラッキング動作
に伴う光ヘッドの可動領域の外側に配設しなければなら
ず、このため装置構成のコンパクト化が困難である等の
課題を抱えるものであった。 本考案は、上記課題を解決
したものであり、光ヘッド装置の可動部の重量の増加、
および測定誤差の累積をすることなく、可動部の記録媒
体に対する相対的な位置を検出し、小型・軽量で高精度
の位置検出を可能とする光ヘッド装置を提供すること
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、円盤状記録媒体の半径方向に媒体情報面
にほぼ平行にレーザ光を出射する固定光学系と、前記半
径方向に沿うトラッキングにより前記円盤状記録媒体を
走査する可動光学系に配設され、前記固定光学系から出
射されたレーザ光を2つに分光し、一方は前記円盤状記
録媒体の媒体情報面に直交する照射方向に反射するとと
もに、他方は前記照射方向とは逆の方向に反射するか又
は前記半径方向と斜交する方向に屈折するか又は該半径
方向に沿って集束させる分光手段と、前記可動光学系の
可動領域近傍に固設され、前記分光手段により分光され
た前記他方のレーザ光を前記トラッキング位置に応じて
異なる位置又は異なる大きさで受光し、前記トラッキン
グ位置を光学的に検出する光検出器とを具備することを
特徴とするものである
【0005】
【作用】この考案によれば、固定光学系からのレーザ光
媒体情報面側に反射する分光手段が、可動光学系の円
盤状記録媒体に対する相対的な位置を検出するためのレ
ーザ光を光検出器に導く働きをし、光ヘッド装置のトラ
ッキング位置の高精度検出を果たし、同時にまた光ヘッ
ド装置の小型化ならびに軽量化を図ることができる。
【0006】
【実施例】次に、本考案の―実施例について図1〜図4
を用いて詳細に説明する。図1は本考案の光ヘッド装置
の結像光学系の概略図である。図1において、1は光ヘ
ッド装置の固定光学、2,2aは可動光学系、3はレ
ーザ光源、4はコリメートレンズ、5は整形プリズム、
6はビームスプリッタ、7は分光手段としての外面反射
屈折型のミラープリズム、8は対物レンズである。固定
光学系1のレーザ光源3から出射された楕円形状のレー
ザ光、コリメートレンズ4で平行化され、整形プリズ
ム5で略円形化され、ビームスプリッタ6を透過し、可
動部2のミラープリズム7によって記録媒体方向に反射
され、対物レンズ8で集光されて、記録媒体9上に微小
スポットを形成するようになっている。さらに、ミラー
プリズム7に入射するレーザ光の一部分は位置検出レー
ザ光12として分離され、光検出器10に導かれる。次
に動作について説明する。図1において、円盤状記録媒
体9はスピンドルモータ11によって回転されており、
円盤状記録媒体9の所定の場所へ情報を記録・再生・消
去するために光学系の可動光学系2をトラッキング方向
(図中矢印)に移動させる。例えば、回転する円盤状
録媒体9の中心部に情報を記録・再生・消去するために
可動光学系2を2aの位置まで移動し、レーザ光の集光
位置を変化させる。この時、可動光学系2の円盤状記録
媒体9に対する相対的な位置は、可動光学系2のミラー
プリズム7で分離された位置検出レーザ光12の光検出
器10に照射される位置から一意に決定される。可動
学系が2aの位置にある時には位置検出レーザ光は12
aとなり光検出器10から同様に決定される。図2〜図
4は位置検出レーザ光を分離するミラーと位置検出器の
他の実施例を示している。図2は位置検出レーザ光を分
離するミラーとしてくさび型ミラープリズム16を用い
た例である。この時、可動光学系15はくさび型ミラー
ブリズム16と対物レンズ17から構成されており、
光手段であるくさび型ミラーブリズム16で分離された
位置検出レーザ光19と可動部15aの位置での位置検
出レーザ光19aの光検出器18上の照射位置が異な
り、この位置の違いから図1の実施例と同様に記録媒体
に対する相対的な位置を決定する。この実施例では、光
検出器18の大きさを縮小できるという効果がある。
3は位置検出レーザ光を分離するミラーとして内外面反
射型のミラープリズム21を用いた例である。この時、
可動部20はミラープリズム21と対物レンズ22から
構成されており、ミラープリズム21で分離された位置
検出レーザ光24と可動光学系20aの位置での位置検
出レーザ光24aの光検出器23上の位置の違いから
盤状記録媒体に対する相対的な位置を決定する。この実
施例では、光検出器23を下部に配置できるため、さら
に光学系の配置方向に制約を生じないという効果があ
る。図4は位置検出レーザ光を分離する分光手段として
ハーフミラー26と集束レンズ27の組み合わせを用い
た例である。この時、可動光学系25はハーフミラー
6と対物レンズ28と集束レンズ27から構成されてお
り、ハーフミラー26で分離されたレーザ光は集束レン
ズ27で集束光となる。この時の位置検出レーザ光30
と可動光学系25aの位置での位置検出レーザ光30a
は光検出器29上の形状あるいは光強度が異なり、この
違いから円盤状記録媒体に対する相対的な位置を決定す
る。この実施例では、光検出器29を光軸と同―直線上
に配置できるため、さらに光検出器の大きさを縮小でき
るという効果があり、かつ光強度で可動部の位置を検出
することで、光検出器29を単純なものとすることがで
きるという効果がある。上記の各実施例において、光学
系配置面から記録媒体方向にレーザ光を反射するミラー
から位置検出レーザ光を分離し、可動光学系の記録媒体
に対する相対的な位置を検出することで、小型・軽量で
高精度の位置検出を可能とする光ヘッド装置が実現でき
る。また、実施例ではコリメートレンズおよび整形プリ
ズムを使用しているが、コリメートレンズを用いない有
限系の光ヘッド装置、あるいは整形プリズムを用いない
光ヘッド装置としても適用可能である。さらにまた、本
装置は再生専用の記録媒体、追記型の記録媒体、あるい
は書換型の記録媒体に用いられる全ての光ヘッド装置に
対しても適用可能である。
【0007】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
固定光学系から出射されたレーザ光を分光手段により2
つに分光し、一方は前記円盤状記録媒体の媒体情報面に
直交する照射方向に反射するとともに、他方は前記照射
方向とは逆の方向に反射するか又は前記半径方向と斜交
する方向に屈折するか又は該半径方向に沿って集束さ
せ、可動光学系の可動領域近傍に固設した光検出器が、
分光手段により分光された他方のレーザ光をトラッキン
グ位置に応じて異なる位置又は異なる大きさで受光し、
前記トラッキング位置を光学的に検出する構成としたか
ら、円盤状記録媒体の半径方向に延びるトラッキング方
向に沿ってレーザ光を出射し、このレーザ光をトラッキ
ング方向とは直交する方向に反射するか又は斜交する方
向に屈折し、或いはトラッキング方向に集束させること
で、トラッキング位置検出レーザ光を分光することがで
き、また可動光学系の近傍に固設される光検出器は、可
動光学系の動きを邪魔しないため、設置場所を制限され
ることなく最適位置に配設することができ、これにより
分光手段により分光されたトラッキング位置検出レーザ
光を正確に受光することができ、例えば内外面反射型ミ
ラープリズムのようにレーザ光をトラッキング方向とは
直交する方向に反射する分光手段の場合は、光検出器を
可動光学系の下部に配置できるため、光学系の配置方向
に制約を受けることはなく、また外面反射屈折型ミラー
プリズムのようにレーザ光をトラッキング方向とは斜交
する方向に屈折する分光手段の場合は、屈折角度を小さ
くするほど光検出器の大きさを縮小することができ、ハ
ーフミラーと集束レンズの組み合わせのようにレーザ光
をトラッキング方向に集束させる分光手段の場合は、光
検出器を光軸と同―直線上に配置でき、しかもトラッキ
ング位置に応じて大きさの異 なる光は光受光強度をもっ
てトラッキング位置を検出できるため、光検出器をコン
パクトかつ単純に構成することができ、いずれにしても
可動光学系を小型化・軽量化できるので、円盤状記録媒
体に対する高速アクセスが可能となる等の優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光ヘッド装置の―実施例を示す概略図
である。
【図2】位置検出レーザ光を分離するミラーと位置検出
器の他の実施例を示す概略図である。
【図3】位置検出レーザ光を分離するミラーと位置検出
器の他の異なる実施例を示す概略図である。
【図4】位置検出レーザ光を分離するミラーと位置検出
器のさらに他の異なる実施例を示す概略図である。
【図5】従来の光ヘッド装置の結像光学系を示す概略図
である。
【符号の説明】
1,31 固定光学 2,2a,15,15a,20,20a,25,25
a,32,32a 可動光学系 3, 33 レーザ光源 4,34 コリメートレンズ 5,35 整形プリズム 6,36 ビームスプリッタ 7,16,21,37 ミラープリズム 8,17,22,28,38 対物レンズ 9,39 円盤状記録媒体 10,18,23,29 光検出器 11,42 スピンドルモータ 12,12a,19,19a,24,24a,30,3
0a 位置検出レーザ光 26 ハーフミラー 27 集束レンズ 40 マグネット 41 速度検出コイル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状記録媒体の半径方向に媒体情報面
    にほぼ平行にレーザ光を出射する固定光学系と、前記半
    径方向に沿うトラッキングにより前記円盤状記録媒体を
    走査する可動光学系に配設され、前記固定光学系から出
    射されたレーザ光を2つに分光し、一方は前記円盤状記
    録媒体の媒体情報面に直交する照射方向に反射するとと
    もに、他方は前記照射方向とは逆の方向に反射するか又
    は前記半径方向と斜交する方向に屈折するか又は該半径
    方向に沿って集束させる分光手段と、前記可動光学系の
    可動領域近傍に固設され、前記分光手段により分光され
    た前記他方のレーザ光を前記トラッキング位置に応じて
    異なる位置又は異なる大きさで受光し、前記トラッキン
    グ位置を光学的に検出する光検出器とを具備することを
    特徴とする光ヘッド装置。
JP1991039072U 1991-04-26 1991-04-26 光ヘッド装置 Expired - Lifetime JP2560797Y2 (ja)

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JPH04126318U JPH04126318U (ja) 1992-11-18
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