JP3373747B2 - ディスクのチルト検出装置 - Google Patents

ディスクのチルト検出装置

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光学ピックアップ
装置により情報信号の書き込み/読み出しが行われるデ
ィスクの傾きをチルトセンサを用いて検出するディスク
のチルト検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、例えば記録媒体として光ディスク
を使用して記録/再生を行う分野において、高精細な静
止画や動画等を扱うために高密度記録を可能にし小型か
つ大容量化を行うことができるディスクの記録/再生装
置の要求が強くなってきている。この要求を満足し、達
成するための技術的な手法としては、例えば光学ピック
アップ装置から出射されるレーザ光源の短波長化や対物
レンズの開口数(以下、NA;Numerical Apertureとい
う)を引き上げることによるビームスポット径の小型化
が広く研究され、開発の対象となっている。 【0003】ところが、ビームスポット径を小型化し、
光ディスクのトラックピッチを狭くすると、従来のディ
スクの記録/再生装置のシステムに比べて光学ピックア
ップ装置の対物レンズの光軸と光ディスクの傾き(チル
ト)に対して隣接するトラックからの情報信号との相互
干渉、すなわちクロストークや情報信号における前後の
符号間の干渉が増大する。これらの発生によってディス
クの記録/再生は、正確な情報信号の記録/再生を行う
ことが難しくなる。 【0004】このため、光ディスクの高密度化において
は、正確なチルトサーボ等を実現させる必要があるの
で、ディスクの記録/再生装置は、記録/再生時におけ
る実際のチルト量がどのくらいなのか正確にわかるチル
ト検出方式の確立したディスクの記録/再生装置の提供
が望まれている。 【0005】ここで、ディスクの記録/再生装置のチル
トに対する許容度とレーザの波長λ、開口数NAの関係
は、以下の式で表されることが知られている。 【0006】 チルトの許容度 λ/(NA)3 ……(1) このような状況から、従来からディスク20の傾き検出
素子としては、例えば図6に示すように、チルトセンサ
26と呼ばれる発光ダイオード21とフォトディテクタ
22との組み合わせによる反射型のチルトセンサが既に
実用化されている。この反射型のチルトセンサは、入射
光に対するディスク20からの反射光の位置によってデ
ィスクの傾きを一方向分検出するものである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示し
た反射型のチルトセンサ26は、例えば図7に示す上部
平面図から明らかなように、光学ピックアップ装置の対
物レンズ24とアクチュエータ25を避けてやや離れた
位置に、図中矢印rで示すディスクの半径方向と図中矢
印mで示すチルトセンサの測定方向とを平行にするよう
に取り付けられているので、ディスク上に形成されたト
ラックの円弧状の軌跡とディスクの曲率を考慮していな
いことになる。 【0008】このため、光学ピックアップ装置の対物レ
ンズからのレーザ光による情報信号の記録/再生用のビ
ームスポットと反射型のチルトセンサ26のチルト測定
位置には、ずれが生じてしまう。このずれとしては、ビ
ームスポットとチルトを検出するそれぞれの位置のトラ
ックが違うことによるずれ、ディスクの回転によって生
じるチルトの回転同期成分の位相ずれ及びディスク上の
各読み出し位置でのトラックの曲率の違いによるチルト
測定方向のずれ等があげられる。 【0009】これらのずれは、ディスク上の読み出し半
径に平行となるように検出したチルトにそれぞれ異なる
誤差を発生させることになる。このため、実際、光学ピ
ックアップ装置が照射したビームスポット上での正確な
ディスクのチルト量を検出することは、困難であった。 【0010】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、ビームスポットとチルトを
検出するそれぞれの位置のトラックが違うことによるず
れを抑えて記録/再生時におけるチルト量を正確に知る
ことができるチルト検出装置の提供を目的とする。 【0011】また、本発明は、ディスクの回転によって
生じるチルトの回転同期成分の位相ずれを抑えて記録/
再生時におけるチルト量を正確に知ることができるチル
ト検出装置の提供を目的とする。 【0012】さらに、本発明は、ディスク上の各読み出
し位置でのトラックの曲率の違いによるチルト測定方向
のずれを抑えて記録/再生時におけるチルト量を正確に
知ることができるチルト検出装置の提供を目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクの
チルト検出装置は、上述した課題を解決するために、対
物レンズを有する光学ピックアップ装置により情報信号
の書き込み/読み出しが行われるディスクの傾きをチル
トセンサを用いて検出するディスクのチルト検出装置に
おいて、前記チルトセンサを前記ディスクを挟んで前記
対物レンズと対向する位置に配置することを特徴とす
る。 【0014】また好適には、前記チルトセンサは、前記
対物レンズの移動に対応してディスク半径方向に移動可
能である。 【0015】また好適には、前記チルトセンサは、前記
対物レンズと連動してディスク半径方向に移動可能であ
る。 【0016】また、対物レンズを有する光学ピックアッ
プ装置により情報信号の書き込み/読み出しが行われる
ディスクの傾きをチルトセンサを用いて検出するディス
クのチルト検出装置において、前記ディスクを挟んで前
記対物レンズと対向する側に前記ディスクの半径方向に
わたって複数のチルトセンサが配置されており、前記複
数のチルトセンサのうち、前記対物レンズに対応する位
置のチルトセンサのみが通電状態になるように制御され
ていることを特徴とする。 【0017】 【0018】本発明に係わるディスクのチルト検出装置
は、チルトセンサをディスクを挟んで対物レンズと対向
する位置に配置することにより、光学ピックアップ装置
が照射したビームスポット位置での正確なディスクのチ
ルト量を検出することができる。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 【0020】図1は本発明に係わる第1のチルト検出装
置の概略図である。ディスク1はスピンドルモータ5に
セットされている。ディスク1の半径方向に移動可能な
キャリッジ4上に情報信号の書き込み/読み出しを行う
光学ピックアップ3が配設されている。スピンドルモー
タ5及びディスク1の半径方向に移動可能なキャリッジ
4はドライブベース6上に配設されている。 【0021】チルトセンサ2はディスク1を挟んで光学
ピックアップ3に配設されている対物レンズ7と対向す
る位置に配置されている。 【0022】この様に配置することにより、対物レンズ
7により集光されるディスク1上ビームスポット位置で
の正確なディスクのチルト量を検出することができる。
チルトセンサ2はディスク半径方向に移動する対物レン
ズ7に対応して常にディスク半径方向に移動する構成に
なっている。チルトセンサ2のディスク半径方向移動機
構(図示せず)は種々構成可能であることは言うまでも
ない。 【0023】図4は本実施例のチルトセンサ2の概略図
である。 【0024】発光素子8eを中心に十字型に4個の受光
素子8a,8b,8c,8dが取り付けられている。こ
の様に4個の受光素子8a,8b,8c,8dを配設す
ることによりディスク1のラジアル方向及びタンジェン
シャル方向のチルト量を同時に検出することが出来る。 【0025】図5は本実施例のチルトセンサ2の働きを
示す概略図である。動作について図5を参照して説明す
る。 【0026】図5(a)に示すように、ディスク1にお
いてチルトが無い場合は発光素子8eから出た検出光9
はディスク1に垂直にあたるため、まっすぐ発光素子8
eに戻ってくる。たとえディスク1の表面で乱反射があ
るとしても受光素子8a,8bに入る光に大きな違いは
ない。 【0027】しかし、図5(b)に示すように、ディス
ク1においてチルトがある場合は発光素子8eの出射す
る検出光9は、ディスク1により受光素子8bの方向に
傾けられる。なお、逆に傾けば、受光素子8a側にな
る。よって、受光素子8a,8bの出力の差を検出すれ
ばディスク1がどれだけ傾いているかがわかる。また、
受光素子8c,8dについても同じ原理で異なる方向の
チルト量を検出することが出来る。 【0028】図2は本発明に係わる第2のチルト検出装
置の概略図である。 【0029】本第2のチルト検出装置の特徴は、ディス
ク1の半径方向に移動可能なキャリッジ4に情報信号の
書き込み/読み出しを行う光学ピックアップ3及びチル
トセンサ2が配設されていることである。 【0030】この様な構成にすると、チルトセンサ2を
ディスク半径方向に移動させるためだけの移動機構が不
要となる。 【0031】また、対物レンズ7により集光されるディ
スク1上ビームスポット位置とチルトセンサ2の発光素
子8eの位置が機械的に一致しているので、ディスク半
径方向において、対物レンズ7に追従するようにチルト
センサ2を制御する必要がない。したがって、ドライブ
の小型化、低コスト化、低消費電力化を実現することが
できる。 【0032】図3は本発明に係わる第3のチルト検出装
置の概略図である。 【0033】本第3のチルト検出装置の特徴は、複数の
チルトセンサ2がディスク1を挟んで対物レンズ7と対
向する側に対物レンズ7の半径方向移動領域に対応し
て、チルトセンサ固定部材に配設されていることであ
る。 【0034】ここで重要なことは、ディスク1の平面的
・連続的なチルト変化量が本チルト検出システムにおけ
る許容チルト量検出感度以下となるように複数のチルト
センサ2が配置されていることである。 【0035】また、複数のチルトセンサ2の中で対物レ
ンズ7に対応する位置にきたチルトセンサ2のみが通電
状態、すなわちチルト検出可能状態になるように制御さ
れている。これにより、低消費電力化を実現することが
できる。 【0036】以上のように、本第3の実施例によれば、
対物レンズ7の移動に対応してチルトセンサ2を移動さ
せる必要がないので、ドライブの小型化、低消費電力化
を実現することができる。 【0037】以上説明したように、第1のチルト検出装
置によれば、ビームスポットとチルトを検出するそれぞ
れの位置のトラックが違うことによるずれを抑えて記録
/再生時におけるチルト量を正確に知ることができる。
また、ディスクの回転によって生じるチルトの回転同期
成分の位相ずれを抑えて記録/再生時におけるチルト量
を正確に知ることができる。さらに、ディスク上の各読
み出し位置でのトラックの曲率の違いによるチルト測定
方向のずれを抑えて記録/再生時におけるチルト量を正
確に知ることができる。また、第2のチルト検出装置に
よれば、上述した第1のチルト検出装置の効果は言うま
でもなく、更に、ドライブの小型化、低コスト化、低消
費電力化が実現できる。また、第3のチルト検出装置に
よれば、上述した第1のチルト検出装置の効果の他に、
更に、ドライブの小型化、低消費電力化が実現できる。 【0038】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、ビームスポットとチルトを検出するそれぞれの位
置のトラックが違うことによるずれを抑えて記録/再生
時におけるチルト量を正確に知ることができる。 【0039】また、ディスクの回転によって生じるチル
トの回転同期成分の位相ずれを抑えて記録/再生時にお
けるチルト量を正確に知ることができる。 【0040】さらに、ディスク上の各読み出し位置での
トラックの曲率の違いによるチルト測定方向のずれを抑
えて記録/再生時におけるチルト量を正確に知ることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる第1のチルト検出装置の概略
図。 【図2】本発明に係わる第2のチルト検出装置の概略
図。 【図3】本発明に係わる第3のチルト検出装置の概略
図。 【図4】本発明実施例のチルトセンサ2の概略図。 【図5】本発明実施例のチルトセンサ2の働きを示す概
略図。 【図6】従来の反射型チルトセンサの原理を説明する
図。 【図7】従来の光学ピックアップ装置上での反射型チル
トセンサの配置を説明する配置図。 【符号の説明】 1 ディスク 2 チルトセンサ 3 光学ピックアップ 4 キャリッジ 5 スピンドルモータ 6 ドライブベース 7 対物レンズ 8a,8b,8c,8d 受光素子 8e 発光素子 9 検出光 10 チルトセンサ固定部材 20 ディスク 21 発光ダイオード 22 フォトダイオード 24 対物レンズ 25 アクチュエータ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】対物レンズを有する光学ピックアップ装置
    により情報信号の書き込み/読み出しが行われるディス
    クの傾きをチルトセンサを用いて検出するディスクのチ
    ルト検出装置において、 前記ディスクを挟んで前記対物レンズと対向する側に前
    記ディスクの半径方向にわたって複数のチルトセンサが
    配置されており、 前記複数のチルトセンサのうち、前記対物レンズに対応
    する位置のチルトセンサのみが通電状態になるように制
    御されていることを特徴とするディスクのチルト検出装
    置。
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