JPH04102663U - 静電塗装装置 - Google Patents

静電塗装装置

Info

Publication number
JPH04102663U
JPH04102663U JP627291U JP627291U JPH04102663U JP H04102663 U JPH04102663 U JP H04102663U JP 627291 U JP627291 U JP 627291U JP 627291 U JP627291 U JP 627291U JP H04102663 U JPH04102663 U JP H04102663U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
cleaning
conductive paint
path
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP627291U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2526393Y2 (ja
Inventor
十司夫 久保田
弐一 外山
Original Assignee
本田技研工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 本田技研工業株式会社 filed Critical 本田技研工業株式会社
Priority to JP1991006272U priority Critical patent/JP2526393Y2/ja
Publication of JPH04102663U publication Critical patent/JPH04102663U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526393Y2 publication Critical patent/JP2526393Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】排出経路の導電性塗料や洗浄液の排液を確実に
除去することができ、この排出経路からの漏電を有効に
阻止する。 【構成】塗装ガン52に導電性塗料を供給するための送
出路48に設けられるダンプ弁54と、このダンプ弁5
4に接続され、洗浄時に発生する洗浄液や不要な導電性
塗料等の排液を前記送出路48の外部に排出するための
排出経路58と、この排出経路58にエアを供給して前
記排出経路58を乾燥させる第3洗浄弁60とを備え
る。このため、排出経路58を確実に乾燥させることが
でき、この排出経路58からの漏電を有効に阻止するこ
とが可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高電圧が印加される導電性塗料を用いて静電塗装を行う静電塗装装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
導電性塗料に高電圧を印加して自動車車体等の被塗装物に静電塗装を施す方法 として、例えばボルテージブロック法が知られている。この方法では、導電性塗 料が、接地電位から絶縁されている中間貯留槽に一旦導入された後、この中間貯 留槽と塗料供給源とを連通させている経路が洗浄および乾燥されて電圧ブロック が形成された状態で、高電圧が印加された導電性塗料を前記中間貯留槽から塗装 ガンに供給して被塗装物に対する静電塗装作業が行われている。
【0003】 この場合、導電性塗料の色替えを行うために各経路を洗浄する際、導電性塗料 や洗浄液を塗装ガンから吐出させると、塗装ブース内を汚したり、浮遊する導電 性塗料が被塗物に付着し、不良となるおそれがある。そこで、中間貯留槽から塗 装ガンに接続されている経路に切換弁(ダンプ弁)を設け、この切換弁の切り換 え作用下に前記洗浄時の導電性塗料や洗浄液を排出経路から外部に排出させる工 夫がなされている(特願平2−179306号明細書参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の技術では、排出経路に導電性塗料や洗浄液が残存している場 合が多く、新たに塗装作業を行うべく導電性塗料に高電圧を印加する際に、この 導電性塗料や洗浄液を通って漏電が発生してしまう。これにより、電圧降下が生 じて所望の高電圧を確保することが困難となり、高精度な静電塗装を遂行するこ とができないという問題がある。
【0005】 本考案は、この種の問題を解決するものであり、排出経路に残存する導電性塗 料や洗浄液等の排液を確実に除去することができ、この排出経路からの漏電を有 効に阻止することが可能な静電塗装装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案は、直接高電圧が印加される導電性塗料 を塗装ガンに供給して静電塗装を施す静電塗装装置において、 前記導電性塗料の流れを制御するための切換弁と、 前記切換弁に接続され、前記塗装ガンに導電性塗料を供給する経路外に排液を 排出させるための排出経路と、 前記排出経路に乾燥用エアを供給するエア供給機構とを備えることを特徴とす る。
【0007】
【作用】
上記の本考案に係る静電塗装装置では、色替え洗浄時に、切換弁の切り換え作 用下に経路と排出経路とを連通させてこの経路に残存する導電性塗料および洗浄 液等の排液を前記排出経路から外部に排出させる。次に、エア供給機構を駆動さ せて排出経路にエアを供給することにより、この排出経路の乾燥が行われ、新た に静電塗装を行う際に前記排出経路からの漏電を防止することができる。
【0008】
【実施例】
本考案に係る静電塗装装置について実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら 以下詳細に説明する。
【0009】 図1において、参照符号10は本考案に係る静電塗装装置を示す。この静電塗 装装置10は、接地された色替弁機構12を備え、この色替弁機構12には、乾 燥用エア(A)、水(W)および洗浄液(S)等の供給を制御する第1洗浄弁1 4と、異なる色の導電性塗料を供給することが可能な複数の塗料弁16a乃至1 6cとが備えられている。この色替弁機構12には、少なくとも一部にポリテト ラフルオロエチレン(PTFE)等の樹脂製電気絶縁性管路17を有し、この電 気絶縁性管路17を含むブロック弁機構18が配置された供給路20が接続され る。
【0010】 このブロック弁機構18は、切換弁22a、22bを備え、入口側の前記切換 弁22aによって前記色替弁機構12と、エア(A)、水(W)および洗浄液( S)等の供給を制御する第2洗浄弁24とが切り換えられ、供給路20を介して 中間貯留槽26に接続される。この中間貯留槽26は、ピストン28を介して分 割される導電性塗料および洗浄液の注入用第1シリンダ室30と、エア供給用第 2シリンダ室32とを備え、この第2シリンダ室32に、空気供給源34が流量 調整弁36、開閉弁38を介して連通する。この空気供給源34は、ブースタ4 0を経由してエア圧を調節するための導電性塗料の流量調節器42に接続され、 この流量調節器42により導電性塗料の吐出量の制御が図られる。切換弁22b は、排出路44を経由して廃液槽46に接続されている。
【0011】 中間貯留槽26の第1シリンダ室30には、送出路(経路)48を介して塗装 ガン52が接続され、この塗装ガン52は、ダンプ弁(切換弁)54とトリガ弁 56とを備えるとともに、図示しない高電圧印加手段に接続されている。このダ ンプ弁54に、洗浄時に発生する導電性塗料および洗浄液を含む排液を送出路4 8の外部に排出するための排出経路58および廃液槽59が接続され、この排出 経路58にエア(A)、水(W)および洗浄液(S)等の供給を制御する第3洗 浄弁(エア供給機構)60が配置される。
【0012】 図2に示すように、ダンプ弁54と第3洗浄弁60と排出経路58とは、継手 部材62を介して互いに接続されている。この継手部材62は、ダンプ弁接続部 64と排出経路接続部66とを備え、このダンプ弁接続部64と排出経路接続部 66とが、屈曲する通路68を介して連通している。この通路68の屈曲部にチ ェック弁70が直接装着されており、このチェック弁70に第3洗浄弁60が接 続されている。
【0013】 次に、このように構成される静電塗装装置10の動作について説明する。 まず色替弁機構12の塗料弁16aから所定の色の導電性塗料が圧送され、供 給路20を介して中間貯留槽26の第1シリンダ室30に充填され、さらに送出 路48を経由して塗装ガン52まで充填される。この充填時には、トリガ弁56 は閉塞され、一方、ダンプ弁54は開放され、充填後、このダンプ弁54は閉成 される。
【0014】 そこで、ブロック弁機構18の切換弁22a、22bの切換動作が行われると 、第2洗浄弁24の駆動作用下に前記ブロック弁機構18は洗浄され、この洗浄 に用いられた洗浄液および水は、排出路44を経由して廃液槽46に排出される 。そして、ブロック弁機構18は乾燥され、これにより色替弁機構12と中間貯 留槽26とは、電気的に絶縁される。次いで、空気供給源34から流量調整弁3 6および開閉弁38を介して中間貯留槽26の第2シリンダ室32に駆動用エア が供給され、ピストン28が第1シリンダ室30側に変位して、導電性塗料が、 高電圧が印加された状態でトリガ弁56の開成作用下に図示しないワークに塗布 される。
【0015】 次に、前記導電性塗料とは異なる色の導電性塗料が使用される場合には、前述 の塗装作業終了後に、塗装ガン52への高電圧の印加を解除するとともに、ブロ ック弁機構18の切換弁22a、22bを切り換え、第1洗浄弁14の駆動によ り洗浄液を中間貯留槽26の第1シリンダ室30に注入させる。この洗浄液は、 第1シリンダ室30および送出路48を洗浄してダンプ弁54の作用下に排出経 路58から廃液槽59に排出される。そして、色替弁機構12の、例えば塗料弁 16bを介して異なる色の導電性塗料が中間貯留槽26の第1シリンダ室30に 供給された後、前述と同様の方法によりこの異なる色の塗装が行われる。
【0016】 この場合、前記洗浄作業に使用された洗浄液および不要な導電性塗料は、ダン プ弁54に接続されている排出経路58から廃液槽59に排出されるが、その一 部が前記排出経路58の内壁に残存し易い。そこで、本実施例では、排出経路5 8に継手部材62を介して第3洗浄弁60が設けられており、洗浄作業終了後に ダンプ弁54が閉成されるとともに、この第3洗浄弁60が駆動されてエアが導 出される。このエアは、チェック弁70から継手部材62の通路68に供給され て分流し、この通路68を乾燥しながら排出経路58に導入される。排出経路5 8に導入されたエアは、この排出経路58を乾燥させて廃液槽59側に排出され る。
【0017】 従って、継手部材62から廃液槽59に至る排出経路58が乾燥されるため、 洗浄作業終了後に新たな色の導電性塗料に高電圧が印加される際に、この排出経 路58を介して漏電を生ずることを確実に阻止することができる。これにより、 導電性塗料に印加される高電圧の電圧降下を防止して高精度な静電塗装作業が遂 行されるという効果が得られる。しかも、送出路48を洗浄した後にこの送出路 48を介して塗装ガン52まで新たな導電性塗料を充填する間に、排出経路58 の乾燥作業を行えば、この乾燥作業を効率的に遂行することができるという利点 も得られる。
【0018】 さらに、図2に示すように、継手部材62の通路68にチェック弁70が直接 装着されているため、この通路68に導電性塗料等が残存することを有効に阻止 することが可能になる。すなわち、図3に示すような継手部材Tが使用されると 、この継手部材Tが、ダンプ弁接続部Dと排出経路接続部Hとを連通する第1通 路L1と、この排出経路接続部Hとチェック弁接続部Cとを連通する第2通路L 2とを備えるため、送出路48を洗浄する際に不要な導電性塗料がこの第2通路 L2内に残留してしまう。従って、乾燥作業を行うためにチェック弁(図示せず )が開かれると、前記第2通路L2内に残留する導電性塗料が、チェック弁接続 部Cから洗浄弁(図示せず)側に逆流してしまい、この洗浄弁に至る乾燥用経路 の内壁に前記導電性塗料が付着する場合がある。これにより、塗装作業における 高電圧印加時に、その付着物を介して漏電するおそれがある。
【0019】 これに対して、本実施例では、通路68に洗浄液を供給することによりこの通 路68内の導電性塗料が全て排出されるため、第3洗浄弁60が駆動されてエア が導出される際に、チェック弁70からこの第3洗浄弁60側に導電性塗料が逆 流することがない。従って、塗装時に新たな導電性塗料に高電圧を印加する際に 漏電が発生することを有効に阻止することができるという効果がある。
【0020】 ここで、導電性塗料に、例えば−60kVの電圧が印加される際には、排出経 路58の長さを、エアによりこの電圧をブロック可能な長さ、例えば200mm 以上に選択することが望ましい。
【0021】 なお、本実施例では、塗装ガン52に設けられているダンプ弁54に接続され ている排出経路58に第3洗浄弁60を配置しているが、これに限定されるもの ではなく、洗浄液や不要な導電性塗料を外部に排出する部位にこの第3洗浄弁6 0を設けることも可能である。また、第3洗浄弁60には、洗浄液や水を供給す る機能が設けられており、ブロック弁機構18を洗浄、乾燥させる際に排出経路 58の洗浄、乾燥を行うことができるとともに、塗装ガン52のトリガ弁56側 の洗浄作業も遂行可能である。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係る静電塗装装置によれば、以下の効果が得られる。
【0023】 色替え洗浄時に、切換弁の切り換え作用下に経路と排出経路とを連通させてこ の経路に残存する導電性塗料および洗浄液等の排液を前記排出経路から外部に排 出させた後、エア供給機構を駆動させて排出経路にエアを供給することにより、 この排出経路を容易にかつ確実に乾燥させることができる。これにより、塗装作 業を行うために導電性塗料に高電圧を印加する際、前記排出経路からの漏電を有 効に防止することが可能になる。従って、導電性塗料に所望の高電圧を印加して 高精度な静電塗装作業を遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る静電塗装装置の概略構成
図である。
【図2】前記静電塗装装置を構成する継手部材の縦断説
明図である。
【図3】前記継手部材と比較される従来の継手部材の縦
断説明図である。
【符号の説明】
10…静電塗装装置 12…色替弁機構 18…ブロック弁機構 26…中間貯留槽 48…送出路 52…塗装ガン 54…ダンプ弁 58…排出経路 60…洗浄弁 62…継手部材 68…通路 70…チェック弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直接高電圧が印加される導電性塗料を塗装
    ガンに供給して静電塗装を施す静電塗装装置において、
    前記導電性塗料の流れを制御するための切換弁と、前記
    切換弁に接続され、前記塗装ガンに導電性塗料を供給す
    る経路外に排液を排出させるための排出経路と、前記排
    出経路に乾燥用エアを供給するエア供給機構とを備える
    ことを特徴とする静電塗装装置。
JP1991006272U 1991-02-15 1991-02-15 静電塗装装置 Expired - Fee Related JP2526393Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991006272U JP2526393Y2 (ja) 1991-02-15 1991-02-15 静電塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991006272U JP2526393Y2 (ja) 1991-02-15 1991-02-15 静電塗装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04102663U true JPH04102663U (ja) 1992-09-04
JP2526393Y2 JP2526393Y2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=31737411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991006272U Expired - Fee Related JP2526393Y2 (ja) 1991-02-15 1991-02-15 静電塗装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526393Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH022885A (ja) * 1987-11-18 1990-01-08 Devilbiss Co 塗料色換えシステム
JPH0237766U (ja) * 1988-09-02 1990-03-13

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH022885A (ja) * 1987-11-18 1990-01-08 Devilbiss Co 塗料色換えシステム
JPH0237766U (ja) * 1988-09-02 1990-03-13

Also Published As

Publication number Publication date
JP2526393Y2 (ja) 1997-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5288029A (en) Apparatus for electrostatically spray-coating workpiece with paint
JP2768811B2 (ja) 塗装方法
US5199650A (en) Structure for preventing current from leaking out of devices for electrostatic spray coating
JPH04102663U (ja) 静電塗装装置
JPH04310267A (ja) 静電塗装方法
JP3069279B2 (ja) 静電塗装装置
JP2790153B2 (ja) 静電塗装方法
JP3069278B2 (ja) 静電塗装装置
JP3946653B2 (ja) 静電塗装方法
JP2008537907A (ja) 被覆材アプリケータ用のシャトルプッシュシステム
JP2871878B2 (ja) 静電塗装装置
JP2502905Y2 (ja) 導電性塗料の静電塗装装置
JP3658085B2 (ja) 静電塗装装置
JP2514479B2 (ja) 静電塗装装置の接地方法
JP2529623B2 (ja) 静電塗装方法および装置
JP3012694B2 (ja) 静電塗装方法
JP3658086B2 (ja) 静電塗装方法および装置
JP2509535Y2 (ja) 静電塗装装置
JPS6034378Y2 (ja) 多色色替塗装装置
JPH11347456A (ja) 改善された洗浄能力を有する塗装装置の流体供給シリンダ
JPH0657444U (ja) 導電性塗料の静電塗装装置
JP3554090B2 (ja) 導電性塗料の供給装置
JP2509534Y2 (ja) 静電塗装装置
JP2892228B2 (ja) 塗装装置の洗浄機構
JP2509538Y2 (ja) 静電塗装装置の絶縁機構

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees