JPH04102540U - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH04102540U
JPH04102540U JP502391U JP502391U JPH04102540U JP H04102540 U JPH04102540 U JP H04102540U JP 502391 U JP502391 U JP 502391U JP 502391 U JP502391 U JP 502391U JP H04102540 U JPH04102540 U JP H04102540U
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JP
Japan
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coil
assembly
spool
contact
movable spring
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Application number
JP502391U
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English (en)
Inventor
時一 小野寺
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
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Publication of JPH04102540U publication Critical patent/JPH04102540U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】このリレーは可動ばね駆動体(21)を装着し
たコイル端子組立体1を接点端子組立体(13)に嵌合
させ、カバー(22)をかぶせて形成される。特に、コ
イル組立体1はコイル5を巻回したスプール2の両端に
設けられる前フランジ3と後フランジ4の内側に、しか
も成形カバー7と接触する部分に粗い接触面8A,8B
を形成することにある。 【効果】スプール2の成形カバー7とフランジ3,4と
の密着強度が増すので、コイル5とヨーク(12)間の
短絡を防止するとともに、コイル端子6と接点端子(1
6,17)間の絶縁耐圧を確保することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電磁継電器に関し、特に高耐圧用にスプール構造を改良した電磁継電 器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる高耐圧用の電磁継電器は可動ばね駆動体を取付けたコイル組立体 をベースを含む接点端子組立体に取付け、カバーをかぶせて構成されている。
【0003】 図3はかかる従来の一例を示す電磁継電器の分解斜視図である。図3に示すよ うに、従来の電磁継電器はコイル組立体1Aと、このコイル組立体1Aに取り付 けられる可動ばね駆動体21と、コイル組立体1Aを圧入する接点端子組立体1 3およびカバー22とで構成されている。まず、可動ばね駆動体21は1対の磁 極板20と永久磁石19を有するカードブロック18とから構成されている。ま た、コイル組立体1Aは前フランジ3および後フランジ4を有するスプール2と 、このスプール2に巻回されたコイル5と、このコイル5を覆う成形カバー7と 、スプール2に圧入されるコア11と、このコア11にかしめられるヨーク12 とから構成される。しかも、スプール2の前フランジ3にはL形支持部9が形成 され、後フランジ4にはコイル端子6が植設されている。更に、接点端子組立体 13はベース14に接点端子17や可動ばね15を有するばね支持端子16を植 設して構成されている。
【0004】 かかる電磁継電器において、可動ばね駆動体21がコイル組立体1のL形支持 部9で保持され、コイル組立体1は接点端子組立体13のベース14で嵌合支持 される。この可動ばね駆動体21は可動ばね15をコイル5の励磁電流によって 駆動し、接点の切換えを行うようになっている。
【0005】 図4は図3に示すコイル組立体の斜視図であり、また図5は図4に示すコイル 組立体の断面図である。図4および図5に示すように、従来のコイル組立体1A はスプール2の両端に形成したフランジ3,4間にコイル5を巻回し、成形カバ ー7で覆っている。このとき、成形カバー7に接する前フランジ3の内側面23 Aおよび後フランジ4の内側面23Bは平担状態であるため、接触面では密着性 が弱く若干のすき間が生ずる。このため、コイル5とヨーク12との間には、A 1−B1およびA2−B2の短絡ルートが生じ易くなっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の電磁継電器は、そのコイル組立体において、成形カバーとスプ ールの前フランジ接触部や後フランジ接触部との密着性が弱いため、コイル端子 と接点端子間に高電圧がかかると、コイルとヨーク間で短絡を生じ(短絡ルート A1−B1あるいはA2−B2)、コイルと接点間の絶縁耐圧を確保できないと いう欠点がある。
【0007】 本考案の目的は、かかるコイルと接点間の絶縁耐圧を確保することのできる電 磁継電器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の電磁継電器は、コア,ヨーク,前フランジおよび後フランジを有し且 つコイルを巻回したスプール及び前記コイルを覆う成形カバーから成るコイル組 立体と、前記コイル組立体を圧入支持し且つ接点端子及び可動ばねを支持するベ ースを有する接点端子組立体と、前記可動ばねを駆動させる可動ばね駆動体と、 全体を覆うカバーとを含む電磁継電器において、前記スプールの両端にあるフラ ンジの内側は前記成形カバーに接触する部分の面を粗く形成して構成される。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0010】 図1は本考案の第一の実施例を説明するための電磁継電器におけるコイル組立 体の斜視図である。図1に示すように、本実施例は前述した図3の従来例と比較 し、接点端子組立体13と可動ばね駆動体21およびカバー22とは同一であり 、異なるのはコイル組立体1の構成にある。本実施例のコイル組立体1はスプー ル2にコイル5を巻回し成形カバー7を覆うが、その両端には前フランジ3と後 フランジ4とを有する。これら前フランジ3および後フランジ4が成形カバー7 と接触する部分8A,8Bは梨地になっている。従って、スプール2に巻回され たコイル5は成形時に樹脂で覆われ、成形カバー7を成形したとき、成形カバー 7の端部と梨地部分とが密着しやすくなる。この密着強度が増すため、コイル5 とヨーク12間で短絡することがなく、コイル端子6と接点端子間に高電圧が加 わったときにも十分絶縁耐圧が確保できる。尚、9はL形支持部であり、またこ こではコアやヨークを省略している。
【0011】 図2は本考案の第二の実施例を説明するためのコイル組立体の後フランジを示 し、(a)はその正面図および(b)は断面図である。図2(a),(b)に示 すように、本実施例は後フランジ4の内側面8Bに小さな溝部10を形成した例 を示している。尚、ここでは後フランジ4のみを示し、前フランジ3については 同様であるので、省略している。この場合、成形カバー7を成形する時、樹脂は 小さな溝部10に入りこみ、成形カバー7とフランジ3,4との密着が増すので 、コイル5とヨーク12間で短絡することもなく、絶縁耐圧を確保できる。
【0012】 尚、上述した二つの実施例の他にも、成形カバーの端部に接するスプールフラ ンジ内側面は、小さい溝以外の形状、例えば三角形状などが考えられるのも当然 である。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の電磁継電器はコイル組立体の成形カバーに接触 するスプールフランジの内側部分を粗くして接触面積を大きくすることにより、 成形カバーとフランジとの密着強度を向上させることができるので、コイルとヨ ーク間の短絡を防止するとともに、コイル端子と接点端子間の絶縁耐圧を確保で きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例を説明するための電磁継
電器におけるコイル組立体の斜視図である。
【図2】本考案の第二の実施例を説明するためのコイル
組立体の後フランジを示し、(a)はその正面図および
(b)は断面図である。
【図3】従来の一例を示す電磁継電器の分解斜視図であ
る。
【図4】図3に示すコイル組立体の斜視図である。
【図5】図4に示すコイル組立体の断面図である。
【符号の説明】
1 コイル組立体 2 スプール 3 前フランジ 4 後フランジ 5 コイル 6 コイル端子 7 成形カバー 8A,8B 接触面 9 L形支持部 10 溝部 11 コア 12 ヨーク 13 接点端子組立体 14 ベース 15 可動ばね 16 ばね支持端子 17 接点端子 18 カードブロック 19 永久磁石 20 磁極板 21 可動ばね駆動体 22 カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア,ヨーク,前フランジおよび後フラ
    ンジを有し且つコイルを巻回したスプール及び前記コイ
    ルを覆う成形カバーから成るコイル組立体と、前記コイ
    ル組立体を圧入支持し且つ接点端子及び可動ばねを支持
    するベースを有する接点端子組立体と、前記可動ばねを
    駆動させる可動ばね駆動体と、全体を覆うカバーとを含
    む電磁継電器において、前記スプールの両端にあるフラ
    ンジの内側は前記成形カバーに接触する部分の面を粗く
    形成したことを特徴とする電磁継電器。
JP502391U 1991-02-08 1991-02-08 電磁継電器 Pending JPH04102540U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP502391U JPH04102540U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 電磁継電器

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JP502391U JPH04102540U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 電磁継電器

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Publication Number Publication Date
JPH04102540U true JPH04102540U (ja) 1992-09-03

Family

ID=31735261

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JP502391U Pending JPH04102540U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 電磁継電器

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JP (1) JPH04102540U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025852B2 (ja) * 1982-05-28 1990-02-06 Penta Ocean Construction

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025852B2 (ja) * 1982-05-28 1990-02-06 Penta Ocean Construction

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970708