JPH04102539U - 電磁継電器のコイル組立体 - Google Patents

電磁継電器のコイル組立体

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JPH04102539U
JPH04102539U JP478191U JP478191U JPH04102539U JP H04102539 U JPH04102539 U JP H04102539U JP 478191 U JP478191 U JP 478191U JP 478191 U JP478191 U JP 478191U JP H04102539 U JPH04102539 U JP H04102539U
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JP
Japan
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coil
electromagnetic relay
coil assembly
bobbin
assembly
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Application number
JP478191U
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English (en)
Inventor
克人 小嶋
Original Assignee
日本電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】コイルを巻回し且つその外周に絶縁被膜5を設
けたコイルボビン(10)の両端には、フランジ1,2
が設けられている。これらフランジ1あるいは2の少な
くともいずれかに、コイル3の通電により生ずる膨張空
気を外部に排出する気密孔6を形成する。しかも、この
気密孔6はコイル3の高さよりも低い位置に形成され
る。 【効果】コイルボビン(10)のフランジ1あるいは2
のいずれかに気密孔6を形成することにより、コイル3
の発熱によって生じる膨張空気を外部に逃がすことがで
きる。従って、コイル3と外部接点バネ8との絶縁性を
確保できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電磁継電器のコイル組立体に関し、特に電磁継電器に用いられる二重 成形コイル組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電磁継電器のコイル組立体は、コイルを巻回したコイルボビン の外周に、絶縁被膜を覆って形成されている。
【0003】 図4は従来の一例を示す電磁継電器のコイル組立体の正常時および異常時の中 央横断面図である。図4(a)に示すように、正常におけるコイル組立体は、フ ランジ1および一対のコイル端子4A,4Bを植設したフランジ2を有し且つコ イル3を巻回した1次成形体としてのコイルボビン10と、コイル3およびコイ ルボビン10を覆う2次成形体としての絶縁被膜5とを有している。尚、7は固 定端子、8は接点バネ、9は接点端子である。これらコイルボビン10と絶縁被 膜5の境界面は、コイル3と外部でコイル近傍に置かれる接点バネ8との絶縁性 を確保するため密着させている。次に、図4(b)に示すように、異常時のコイ ル組立体は、コイル3に通電したときの発熱(矢印)により膨張し薄い絶縁被膜 5を変形させたり、あるいは絶縁被膜5を樹脂成形する際の熱によりコイルボビ ン10の鉄心(図示省略)を通す貫通部を変形させたりする。かかるコイル組立 体自体の変形は、最近の電磁継電器の小型化や高感度化の要請により引起される 。すなわち、ここに用いられるコイル組立体のコイルボビン10及び絶縁被膜5 は軽薄短小化されているので、構造上の強度を十分得ることは困難な状況にある 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の電磁継電器のコイル組立体は、コイルボビンおよび絶縁被膜の 構造的強度が大きくとれないため、コイル通電時のコイル内部発熱及び高温環境 下での使用により、コイル内部に封入された空気が膨張し、コイルボビンと絶縁 被膜の境界面の密着を破壊し、コイルと外部の接点バネとの絶縁性を低下させる という欠点がある。
【0005】 本考案の目的は、かかるコイルボビンと絶縁被膜との境界面の密着破壊を防止 してコイルと外部の接点バネとの絶縁性を保証する電磁継電器のコイル組立体を 提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の電磁継電器のコイル組立体は、コイルを巻回したコイルボビンの外周 に射出成形により絶縁被膜を形成する電磁継電器のコイル組立体において、前記 コイルボビンの両端に形成したフランジの少なくとも一方に且つ前記コイルの高 さ以内に気密孔を形成して構成される。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0008】 図1は本考案の第一の実施例を示す電磁継電器のコイル組立体の斜視図である 。図1に示すように、本実施例はフランジ1および2を両端に有するコイルスプ ールにコイル3を巻回し、その外周に絶縁被膜5を形成している。一方のフラン ジウ1には、気密孔6を形成し、コイル3の発熱により膨張した空気を外部に放 出できるように構成している。また、他方のフランジ2には、コイル3を外部に 引出すためのコイル端子4を植設している。尚、フランジ1の外部には、固定端 子7,接点バネ8および接点端子9を前述した従来例と同様に配置している。
【0009】 図2は図1におけるA−A線断面図である。図2に示すように、コイルスプー ル10のフランジ1を貫通する気密孔6はコイル3の高さよりも下に形成されて いる。このコイルスプール10は一次射出成形体であるが、コイル3の外周には 、二次射出成形により絶縁被膜5を形成する。ここで、コイル3に貫通した場合 、あるいはコイル組立体が高温下に置かれた場合、コイル内部の膨張した空気は 気密孔6を通して外部に導出されるため、コイルボビン10と絶縁被膜5との接 合面にストレスがかかることもない。よって、密着が破壊する等の問題を生ぜず 、コイル3と接点バネ8との絶縁性も保証される。
【0010】 図3は本考案の第二の実施例を示す電磁継電器のコイル組立体の中央横断面図 である。図3に示すように。本実施例は前述した第一の実施例(図1および図2 )と比較し、気密孔6が接点端子4A,4Bを植設したフランジ2の側に形成し た場合であり、接点バネ8との空間距離をさらに長くできるという利点がある。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の電磁継電器のコイル組立体は、コイルを巻回す るコイルボビンの両端フランジの少なくとも一方にコイルの巻高さ以内に最低1 個以上の気密孔を形成することにより、コイル内部に封入された空気の膨張によ るコイルボインと絶縁被膜との境界面の密着破壊を防止でき、コイルと外部の接 点バネとの絶縁性を保証できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の一実施例を示す電磁継電器のコ
イル組立体の斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】本考案の第二の実施例を示すコイル組立体の中
央横断面図である。
【図4】従来の一例を示す電磁継電器のコイル組立体の
正常時および異常時の中央横断面図である。
【符号の説明】
1,2 フランジ 3 コイル 4,4A,4B コイル端子 5 絶縁被膜 6 気密孔 7 固定端子 8 接点バネ 9 接点端子 10 コイルボビン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回したコイルボビンの外周に
    射出成形により絶縁被膜を形成する電磁継電器のコイル
    組立体において、前記コイルボビンの両端に形成したフ
    ランジの少なくとも一方に且つ前記コイルの高さ以内に
    気密孔を形成することを特徴とする電磁継電器のコイル
    組立体。
JP478191U 1991-02-08 1991-02-08 電磁継電器のコイル組立体 Pending JPH04102539U (ja)

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JP478191U JPH04102539U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 電磁継電器のコイル組立体

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JPH04102539U true JPH04102539U (ja) 1992-09-03

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