JPH0410246Y2 - - Google Patents

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JPH0410246Y2
JPH0410246Y2 JP11402286U JP11402286U JPH0410246Y2 JP H0410246 Y2 JPH0410246 Y2 JP H0410246Y2 JP 11402286 U JP11402286 U JP 11402286U JP 11402286 U JP11402286 U JP 11402286U JP H0410246 Y2 JPH0410246 Y2 JP H0410246Y2
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JP
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rail
golf cart
running
running surface
wheels
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JP11402286U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ゴルフ場のフエアウエーに設置可能
なゴルフカート用レールに関する。
(従来の技術) ゴルフを行うとき、プレーヤやゴルフ用具を載
せてプレイの進行と共に走行する各種ゴルフカー
トが用いられており、代表的なものとして、バツ
テリ又は小型エンジンで駆動される三輪車や四輪
車がある。この形式のカートは、タイヤ輪が直接
芝生面上を走行するため、芝生面を傷付けやす
く、従つてゴルフ場のラフを走行させるかラフの
横のコンクリート通路を走行させる必要があつ
た。一方、上記車輌形式のカートに代えて、ゴル
フ場に埋設したレール上を走行する形式のカート
も開発されている。この形式のカートは、芝生面
上を直接走行することがないので芝生面を傷つけ
ることはないが、従来のカートはレールの幅が広
いため、芝生面に露出したレール面にボールが当
たつたりしてプレーの邪魔になるため、やはりゴ
ルフ場のラフを走行させる必要があつた。
ゴルフカートをフエアウエーから離れたラフで
走行させるときは、プレーヤ又はキヤデイは打球
時のクラブ交換の度毎にフエアウエーとラフとの
間を往復しなければならず、単にプレーヤやキヤ
デイが煩わしいだけでなく、プレーの進行の遅延
を招く大きな原因にもなつていた。
かような問題を解決するために、本件出願人
は、レール上を走行する形式のカートでありなが
らフエアウエーに設置できるゴルフカートを開発
し、例えば特開昭61−33363号公報に開示された
ものがある。このゴルフカートは、U字型の横断
面形状をもつレールを使用し、芝生面に露出する
レール面の幅を小さくしてフエアウエーにも設置
できるようにしたものであり、カートは、U字内
の走行面上を走行する車輪を動力で駆動すること
によりレールに沿つて移動するように構成されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 一般に、ゴルフコースは、プレーの趣を高める
ために種々の起伏に富んだ設計になつており、従
つてゴルフカートは、いかなる起伏に直面しても
常に滑らかに走行できるものでなくてはならな
い。
ところが、上記従来のゴルフカートは、走行車
輪とレール面との間でスリツトすることがあり、
起伏によつては必ずしも円滑に走行できないとい
う問題があつた。
従つて本考案の目的は、走行車輪とレール面と
の間のスリツプを防止し、上記問題点を解決でき
るゴルフカート用レールを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本考案によれ
ば、横断面形状がほぼU字型のゴルフカート用レ
ールであつて、上方にゴルフカートの支柱が通り
得る長手方向の溝が形成されており、レールの内
側には、前記支柱に取付けられた走行車輪が走行
する下走行面と、同じく前記支柱に取付けられた
転倒防止輪が走行する上走行面とが設けてあり、
前記下走行面はレールの中央部から各側部方向に
向かつて徐々に上向きに傾斜する傾斜面からな
り、前記上走行面はレールの中央部から各側部方
向に向かつて徐々に下向きに傾斜する傾斜面から
なるゴルフカート用レールにおいて、少なくとも
前記下走行面は、前記走行車輪に対する摩擦係数
が大きな面で形成されていることを特徴とするゴ
ルフカート用レールが提供される。
(作用) 本考案のゴルフカート用レールは、ゴルフカー
トの重量を支持する走行車輪を支える下走行面を
摩擦係数の大きな面で形成してあるため、ゴルフ
コースの起伏を走行するときでも、走行車輪がス
リツプすることなく常に円滑な走行を保証するこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案のゴルフカート用レールの実施例
を添付図面を参照して説明する。
本考案のゴルフカート用レール10は第1図〜
第3図に示すように、ほぼU字型の横断面形状を
有し、該レール上に第4図に示すようなゴルフカ
ート30が載置される。
ゴルフカート30の概略構成を説明すると、ゴ
ルフカート30の基台31には、ゴルフバツグ等
のゴルフ用具を載置する受台32および枕板33
がパイプ等のフレーム部材34を介して取付けら
れている。基台31には更に前・後1対の支柱3
5が取付けられていて、各支柱35にはブラケツ
ト36を介して走行車輪37および転倒防止輪3
8とが取付けられている。走行車輪37は、各支
柱に取付けられた各転倒防止輪38の前・後に配
置されている。一方の支柱35に取付けられた走
行車輪37は、基台31に取付けられた駆動源
(例えばバツテリ駆動モータまたは小型内燃機関)
39によりチエーン(またはベルト)40を介し
て駆動されるようになつている。第2図に示すよ
うに、各走行車輪37は截頭円錐状をなし、それ
ぞれ支柱35に支持されたブラケツト36の両側
に配置されている。番号41は、チエーン40と
係合するスプロケツトである。各走行車輪37
は、レール10の内側に形成された下走行面11
上を走行する。また第3図に示すように、各転倒
防止輪38は截頭円錐状をなし、ブラケツト36
の両側に配置されている。各転倒防止輪38は、
スプリング(図示せず)によつて上方に押圧され
ており、レール10の内側に形成された上走行面
12に沿つて走行する。走行車輪37が走行する
下走行面11は、レールの中心部から各側部方向
に向かつて徐々に上向きに傾斜する傾斜面からな
り、転倒防止輪38が走行する上走行面12は、
レールの中心部から各側部方向に向かつて徐々に
下向きに傾斜する傾斜面からなる。走行車輪37
および転倒防止輪38にはそれぞれフランジ37
aおよび38aが設けてあり、走行車輪37のフ
ランジ37aは下走行面11から下向きに延びる
段部13に沿つて案内され、転倒防止輪38のフ
ランジ38aは上走行面12から上向きに延びる
段部14に沿つて案内される。段部13の間には
凹部15が設けてあり、該凹部15は、雨水、枯
れ葉、小石等の入り得る空所を形成し、凹部15
に溜まつた枯れ葉等は定期的に除去される。レー
ル10の上方には、レールの長手方向の沿つて互
いに対向する1対のフランジ16が設けてあり、
該フランジ16の間には、第3図に示すように支
柱35の通り得る長手方向の溝17が形成されて
いる。レール10は、第2図および第3図に示す
ように、ゴルフ場のフエアウエーの土中に埋設さ
れる。フエアウエーに埋設が可能となる理由は、
フランジ16によつて形成される溝17の溝幅
が、支柱35が通り得るだけの寸法(約30〜35
mm)であつて極めて小さく、従つてフエアウエー
の芝生面から露出するレール面積が極めて小さい
からである。また、フランジ16の頂面にはゴム
または人工芝等の弾力性に富む部材18が貼着さ
れている。この部材18は、ゴルフカート30が
移動するときは、第3図に示すように支柱35に
よつて左右に開かれるが、普段は第2図に示すよ
うに互いに重なり合つて溝17を閉じ、万一ゴル
フボールがこの部分に当たつてもボールのイレギ
ユラーバウンドを防止し且つ枯れ葉等の侵入を防
止するようになつている。尚、部材18を滑らか
に開くことができるようにするため、支柱35の
前・後に先鋭端部をもつ楔型部材(図示せず)を
設け、該楔型部材によつて部材18を開くように
してもよい。
本考案のゴルフカート用レール10の概略構成
およびゴルフカート30との相対関係は以上の通
りであるが、本考案の特徴について第1図に基い
て説明する。本考案のレール10は、少なくとも
その下走行面11が、走行車輪37に対する摩擦
係数が大きな面で形成されている。走行面を摩擦
係数の大きな面とするには、(1)走行面にアルミナ
粒子、カーボランダム粒子、川砂等をエポキシ樹
脂等で固着する、(2)は走行面にサンドクロス等を
固着する、(3)ビトリフアイド砥石等の多孔質で硬
質の部材からなる板をレールと一体成形する、(4)
機械加工又は放電加工等により走行面を粗面化す
る、等のいずれかの方法で行えばよい。かような
方法で処理した下走行面11の部分を第1図に符
号Aで示す。
尚、本考案のレール10は、スチールで形成す
るか、或いは耐蝕性に優れたレジンコンクリート
で形成される。また、走行車輪37はスチール等
の金属で形成され、転倒防止輪38はゴム等の弾
性材料で形成するのがよい。転倒防止輪38をス
チール等の金属で形成するときは、上走行面12
も転倒防止輪38に対する摩擦係数が大きな面で
形成するのがよい。
(考案の効果) 本考案のゴルフカート用レールは以上のように
構成されていて、レールと走行車輪との間のスリ
ツプを防止できるので、起伏に富むゴルフコース
に設置した場合でもゴルフカートを常に円滑に走
行させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のゴルフカート用レールの横
断面図である。第2図は、第4図の−線に沿
う本考案のゴルフカート用レールの横断面図であ
り、特にレールの下走行面と走行車輪との関係を
示すものである。第3図は、第4図の−線に
沿う本考案のゴルフカート用レールの横断面図で
あり、特にレールの上走行面と転倒防止輪との関
係を示すものである。第4図は、本考案のゴルフ
カート用レールと、該レール上を走行するゴルフ
カートとの関係およびゴルフカートの概略構造を
示す側面図である。 10……ゴルフカート用レール、11……下走
行面、12……上走行面、16……フランジ、1
7……溝、30……ゴルフカート、A……摩擦係
数が大きな面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 横断面形状がほぼU字型のゴルフカート用レ
    ールであつて、上方にゴルフカートの支柱が通
    り得る長手方向の溝が形成されており、レール
    の内側には、前記支柱に取付けられた走行車輪
    が走行する下走行面と、同じく前記支柱に取付
    けられた転倒防止輪が走行する上走行面とが設
    けてあり、前記下走行面はレールの中心部から
    各側部方向に向かつて徐々に上向きに傾斜する
    傾斜面からなり、前記上走行面はレールの中心
    部から各側部方向に向かつて徐々に下向きに傾
    斜する傾斜面からなるゴルフカート用レールに
    おいて、 少なくとも前記下走行面は、前記走行車輪に
    対する摩擦係数が大きな面で形成されているこ
    とを特徴とするゴルフカート用レール。 (2) 前記摩擦係数が大きな面は、走行面にアルミ
    ナ粒子、カーボランダム粒子、川砂等をエポキ
    シ樹脂等で固着した面であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のゴルフ
    カート用レール。 (3) 前記摩擦係数が大きな面は、走行面にサンド
    クロス等を固着した面であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のゴルフ
    カート用レール。 (4) 前記摩擦係数が大きな面は、ビトリフアイド
    砥石等の多孔質で硬質の部材からなる板をレー
    ルと一体成形した面であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載のゴルフカ
    ート用レール。 (5) 前記摩擦係数が大きな面は、機械加工又は放
    電加工等により走行面を粗面化した面であるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載のゴルフカート用レール。
JP11402286U 1986-07-24 1986-07-24 Expired JPH0410246Y2 (ja)

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JPS6323302U JPS6323302U (ja) 1988-02-16
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