JPH0410242B2 - - Google Patents

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JPH0410242B2
JPH0410242B2 JP8720484A JP8720484A JPH0410242B2 JP H0410242 B2 JPH0410242 B2 JP H0410242B2 JP 8720484 A JP8720484 A JP 8720484A JP 8720484 A JP8720484 A JP 8720484A JP H0410242 B2 JPH0410242 B2 JP H0410242B2
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JP8720484A
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q15/00Devices for reflection, refraction, diffraction or polarisation of waves radiated from an antenna, e.g. quasi-optical devices
    • H01Q15/14Reflecting surfaces; Equivalent structures
    • H01Q15/141Apparatus or processes specially adapted for manufacturing reflecting surfaces
    • H01Q15/142Apparatus or processes specially adapted for manufacturing reflecting surfaces using insulating material for supporting the reflecting surface

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパラボラアンテナリフレクターの製造
方法に関するものである。
パラボラアンテナリフレクターは従来、アルミ
ニウムのような金属板をプレス加工又はしぼり加
工して成形する方法によつて製造されるのが一般
的であつた。また最近、一般家庭においても使用
される通信衛星からの電波受信用などの小型アン
テナとして凹面に電磁波反射層を設けたFRP製
パラボラアンテナリフレクターが開発され徐々に
実用化されつつある。現在のところ、このFRP
製パラボラアンテナリフレクターの製法として
は、シートモールデイングコンパウド(SMC)
に加工された不飽和ポリエステル成形材料を電磁
波反射ガラス繊維と一体にプレス成形する方法が
よく実施されている。また例えば、特開昭58−
184807号公報に示されるごとくSMCに電磁波反
射面を構成する導電性材料を組み合わせた加熱加
圧して成形する製法によるか、特開昭58−209202
号公報に示されるごとく導電性フイラー又は導電
性繊維を合成樹脂中に充填した後成形する製法に
よるか等の何れかの方法によつて製造する方法が
工夫されている。しかしこのような方法によつて
はその製造工程が複雑化し、大量生産にあたつて
は生産性、作業性等の点について難点があるた
め、汎用のパラボラアンテナとしては利点を有し
ているとは言い難いのである。
本発明者らは上記のような従来の諸方法の欠点
を除去すべく、永年にわたり研究を続けてきた結
果、今般遂に本発明にかかる製造方法を完成する
に至つたものである。即ち本発明者らは上記の従
来の技術分野とは全く異なる転写性によるプラス
チツクス成形物の絵付の技術という方法を応用す
ることによつて、パラボラアンテナリフレクター
を経済的に、簡単に製造しうることに成功し、本
発明を完成するに至つたものである。即ち本発明
者らは熱成形可能なベースフイルム上に電磁波反
射材料層を一構成層として含む層状の樹脂複合体
を形成せしめてなる転写フイルムをシート状もし
くは板状の合成樹脂面に載置あるいは接着して金
型の形状に加熱成形する場合には品質のすぐれた
パラボラアンテナリフレクターを容易に且つ大量
に製造し得ることを見い出したのである。
さて、次に本発明について更に詳しく説明しよ
う。
まず本発明において使用する転写フイルムと
は、例えばベースフイルム上に、電磁波反射材料
層が形成されその上又は下に特に好ましくはその
両方面に層状の樹脂層が形成されることによつて
樹脂複合体が形成された形になつている。
ベースフイルムには熱成形可能なプラスチツク
スフイルムを用いる。例えばポリアミドフイル
ム、ポリプロピレンフイルム、ポリエチレンフイ
ルム、ポリエステルフイルム、ポリカーボネート
フイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、オレフイン
共重合体フイルム、ポリメチルペンテンフイル
ム、アクリル系共重合フイルム、メタアクリル系
共重合体フイルム、ポリイミドフイルム等の延伸
性に優れたフイルム状物又はシート状物が好適で
ある。
電磁波反射材料層はアルミニウム、ニツケル、
マグネシウム等の単体金属もしくはこれらの合金
の金属材料を用いて真空蒸着法、スパツタリング
法、化学沈着法、印刷法或いは塗装法等にて形成
される。あるいは金属粉末と樹脂バインダーとか
らなる導電性塗料や導電性樹脂の被覆膜を作り電
磁波反射材料層を形成させることもできる。
樹脂層は、電磁波反射材料層の上又は下、或い
は両方面に別の樹脂層が存在している構造を有す
る。樹脂複合体の樹脂層を形成している樹脂と
は、ポリオレフイン系樹脂、ハロゲン含有ポリオ
レフイン系樹脂、低級脂肪ビニル系樹脂、ポリア
セタール系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、
アクリル系樹脂、メタアクリル系樹脂、アリル系
樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、グアナミン
系樹脂、フエノール系樹脂、フルフラール系樹
脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウ
レタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリエーテル系樹脂、ポリエーテル・エ
ステル系樹脂、ポリエーテル・サルホン系樹脂、
ポリヘテロ環状化合物系樹脂、繊維素系樹脂、フ
ツ素系樹脂、シリコン系樹脂、キレート樹脂、導
電性樹脂等である。これらの樹脂からなる樹脂層
は、要求される各種の機能を満たすために目的に
応じて適宜設けるものである。要求される機能と
は個々の場合により異なるが、例えばベースフイ
ルムからの剥離機能、電磁波反射材料層の保護機
能、樹脂成形物への接着機能、耐光性増強機能、
耐候性向上機能、耐水性付与機能、誘電性態変更
機能、導電性機能、硬度改善機能、印刷機能、美
的機能等である。このうち剥離機能については、
成形工程中においてベースフイルムを剥離する必
要がある場合は、その剥離を容易するため設けら
れる機能であるが、成形時にベースフイルムも成
形樹脂と一体になるように構成する場合は不要な
機能である。保護機能は電磁波材料層を成形時の
溶融樹脂の熱に対して保護したり、成形後の電磁
波材料層を保護する機能である。このように上記
の各機能を有する樹脂層は、必要に応じ単層或い
は複層として形で電磁波材料層の上又は下に設け
られる。
また、転写フイルムとシート状もしくは板状の
合成樹脂とを成形前に接着せしめる必要がある場
合には、転写フイルムの最外層に接着機能を設け
る。あるいはこの接着機能をシート状もしくは板
状の合成樹脂面に予め設けておいてもよい。
次に、上記の構成よりなる転写フイルムを合成
樹脂面に載置又は接着する。接着するに際しては
必要な熱や圧力を適宜加えてもよい。又、接着し
た場合、ベースフイルムを剥離する構成である場
合には成形前あるいは成形後のいずれにおいて剥
離してもよい。
シート状もしくは板状の合成樹脂としては特定
されないが、成形物の機械的強度及び耐候性の優
れたものがよく、例えば不飽和ポリエステル、ポ
リ塩化ビニル、ポリオレフイン、ポリカーボネー
ト、ポリハロゲン化ビニリデン、フエノール樹
脂、等が好ましい。もちろんこれらはガラス繊
維、炭素繊維、岩綿、雲母その他の繊維状もしく
は針状のフイラーで強化されている複合体であつ
たもよい。
次にシート状もしくは板状の合成樹脂と転写フ
イルムの載置もしくは接着は真空成形、加圧成
形、真空加圧成形、圧縮成形等のいずれの方法も
適用することができる。このように転写フイルム
を載置もしくは接着したシート状もしくは板状の
合成樹脂を金型に載置し、シート状もしくは板状
の合成樹脂を金型に載置し、加熱成形を行う。加
熱と同時に圧力を加えてもよい。加熱とは50℃〜
350℃、特に好ましくは100℃〜200℃で行われる。
さて以上の操作をシート状不飽和ポリエステル
FRP(SMC)について説明すると、転写フイルム
をFRP上に載置した後、脱気に注意して加熱圧
縮成形され、転写フイルムが成形物面上に密着さ
せられる。成形後必要に応じてベースフイルムを
剥離してもよいし、もし剥離しない場合は不必要
な部分のベースフイルムを適当な時期に切断し除
去してやることが必要である。この成形物は成形
と同時に加熱硬化させられるか、成形後、別の工
程に移されて加熱硬化させられて成形製品にな
る。もちろん加熱による架橋を要しない熱可塑性
樹脂の場合には特別な硬化工程は不要である。こ
のようにして成形品の凹面上に美しい電磁波反射
材料層を形成させ、性能の優れたパラボラアンテ
ナリフレクターを得る。パラボラアンテナには各
種の形状のものがあるが、実用上必要であるとさ
れる湾曲度は転写フイルムを用いる上記のような
転写法によつて転写フイルムの断割を起こさずに
充分に耐えられる範囲の程度のものであることが
本発明者らの多くの実験から確かめられたのであ
る。
本発明の方法は、パラボラアンテナリフレクタ
ーの構造基体部分を成形する工程と電磁波反射材
料層を該構造基体部分に形成する工程とが短時間
で行われるためパラボラアンテナリフレクターの
生産性が非常によく、その作業性も優秀である。
更に形成された電磁波反射材料層は合成樹脂と一
体化しているから従来製品のごとく機能的に剥離
させることは困難で耐久性等の物性面でも優れて
いることが分かつた。
従つて、本発明は産業上利用価値の極めて高い
パラボラアンテナリフレクターの製造方法である
と確信しているのであるが、本発明の技術的内容
を更に明確にするため代表的な二、三の実施例に
ついて説明することにする。
実施例 1 ポリエステルフイルムよりなるベースフイルム
上にアクリル樹脂系剥離層、印刷パターン層、ア
ルミニウム真空蒸着層、アクリル樹脂系接着剤層
等を順次積層した構成からなる転写フイルムを不
飽和ポリエステル系のSMCシート(武田薬品工
業社製ポリマールマツト644−730)上に該転写フ
イルムの接着層が接する様に載置し、表面温度
200℃に加熱したシリコンロールにて押圧した後
該ベースフイルムを剥離し、適度の大きさに裁断
した。
次いで、該転写済SMCを成形用凹形金型に設
置し、圧縮成形するとともに所定のパラボラアン
テナリフレクター形に打抜き、そのままの形状を
保持したまま、200℃に加熱して、十分硬化せし
める。このようにして印刷パターン付の美麗なパ
ラボラアンテナリフレクターを得た。
実施例 2 ポリカーボネートフイルムよりなるベースフイ
ルム上にニツケルスパツタリング層、アクリル系
樹脂の共重合体アンカー層、ポリビニルエーテル
系樹脂接着剤層等を順次積層した構成からなるフ
イルムを、SMC用金型の受け型の成形面に、該
ベースフイルム面が下にして接着し、その上に
SMCシートを重ねた後150℃で加圧成形並びに打
抜きを行つた。ついでそのままの状態で180℃に
2時間保つて硬化を完了させた後冷却して取り出
した。このようにして得られた成形物表面には丈
夫な電磁波反射材料層が均一に形成され、美しい
パラボラアンテナリフレクターが得られた。
実施例 3 パターンを印刷したナイロンフイルムよりなる
ベースフイルム上にアルミニウム−マグネシウム
真空蒸着層、アルミニウム粉入りアクリレート塗
膜層、黒色インキ層、酢酸ビニル−塩化ビニル共
重合体樹脂層、アクリレート系樹脂接着剤層等を
順次積層した構成からなるフイルムを、SMCシ
ート上に該フイルムの接着層が接する様に載置
し、180℃の加熱シリコンロールにて押圧接着さ
せた後適度の大きさに裁断した。
次いで該フイルム付SMCシートを成形用金型
に設置し130℃にて圧縮成形し、ついで150℃で硬
化を行わせた後冷却した。
このようにして得られた成形物表面には丈夫な
電磁波反射材料層が均一に形成され、美しいパラ
ボラアンテナリフレクターが得られた。
実施例 4 ナイロンベースフイルム上にアクリル系樹脂剥
離層、印刷パターン層、アルミニウム真空蒸着
層、アクリル系樹脂接着剤層等を順次積層した転
写フイルムを、厚さ1mmのポリカーボネート板に
接着させ、100℃に加熱加圧して、転写した後、
該ベースフイルム面を下にして真空成形用金型に
入れて、190℃で所定の型に成形した後打ち抜い
た。冷却後ナイロンベースフイルムを剥がすこと
により、各色の印刷パターンを有する均一な電磁
波反射材料層がポリカーボネート曲板面に形成さ
れ、美しいパラボラアンテナリフレクターが得ら
れた。この方法に準じてポリカーボネート板の代
わりにポリ塩化ビニル板、ポリプロピレン板、等
を用いても各々の材質を有するパラボラアンテナ
リフレクターが同様に得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱成形可能なベースフイルム上に電磁波反射
    材料層を一構成層として含む層状の樹脂複合体を
    形成せしめてなる転写フイルムをシート状もしく
    は板状の合成樹脂面に載置した後両者を金型の形
    状に加熱成形することを特徴とするパラボラアン
    テナリフレクターの製造方法。 2 熱成形可能なベースフイルム上に電磁波反射
    材料層を一構成層として含む層状の樹脂複合体を
    形成せしめてなる転写フイルムをシート状もしく
    は板状の合成樹脂面に接着した後該接着物を金型
    の形状に加熱成形することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載のパラボラアンテナリフレク
    ターの製造方法。
JP8720484A 1984-04-28 1984-04-28 パラボラアンテナリフレクタ−の製造方法 Granted JPS60230704A (ja)

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JPH0334827A (ja) * 1989-06-30 1991-02-14 Royal Kogyo Kk リフレクタアンテナ用プラスチック成形体の製造方法
JPH04166310A (ja) * 1990-10-30 1992-06-12 Navitas Kk アンテナ用反射板の製造方法

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JPS60230704A (ja) 1985-11-16

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