JPH041020Y2 - - Google Patents

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JPH041020Y2
JPH041020Y2 JP1986066942U JP6694286U JPH041020Y2 JP H041020 Y2 JPH041020 Y2 JP H041020Y2 JP 1986066942 U JP1986066942 U JP 1986066942U JP 6694286 U JP6694286 U JP 6694286U JP H041020 Y2 JPH041020 Y2 JP H041020Y2
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engine
suspension
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truck
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、FF型車輌のエンジン着脱作業を行
う際に使用して便利なエンジンアツセンブリの保
持装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来より、FF型車輌のフロントサスペンシヨ
ンとして、ストラツト型サスペンシヨンが多く使
用されている。
このFF型車輌のストラツト型フロントサスペ
ンシヨンは、エンジンから岐出されるドライブシ
ヤフトの先端にシヨツクアブソーバを内臓したス
トラツトの下端が立設されるようにして構成され
ている。
ところで、このような構造からなるストラツト
型フロントサスペンシヨン機構を備えた車両を修
理工場において修理する場合、この種の車両は前
記のようにサスペンシヨンストラツトの下端がド
ライブシヤフトを介してエンジンと接続されてい
るために、従来の後輪駆動車のように、エンジン
のみを車体から取り外すことができず車体からエ
ンジンを取り外す際には、必ずサスペンシヨンと
エンジンとが一体に付設されたままの形で取り外
さなければならない。即ち、車体からサスペンシ
ヨン付のエンジンを取り外す際には、車体のフロ
ント部エンジン下面に台車を挿入して、エンジン
を支えた状態でストラツトと車体との接続部を外
し、次に車体をチエーンブロツクなどで吊り上げ
てサスペンシヨン及びエンジンと車体との接続を
解放する。この場合、サスペンシヨンストラツト
における車体との接続部が解放されると、ストラ
ツト自体は下端のドライブシヤフトとの連結部の
みで立設状態を維持しなければならないが、本来
ドライブシヤフトとストラツトの連結部というの
は、ストラツトのみを独自にしつかりと立設して
おくような連結構造とはなつていない。そのた
め、ストラツトと車体との接続部が解放される
と、ストラツト自体は倒れてしまつて、ドライブ
シヤフトにねじれなどの不当な力を与えることと
なり、ドライブシヤフトとエンジンとのシール部
分が損傷してもオイルもれが生じたり、ストラツ
ト自体が損傷するという問題点がある。
このような理由から、従来では修理工場などに
おいてFF型車両のエンジンを車体から取り外す
場合及び修理後に車体に取り付ける場合には、一
人の作業車が両側のストラツトを倒れないように
保持しながら、別の一人の作業者が車体昇降のた
めのチエーンブロツク操作を行うというように、
必ず二人の作業員が細心の注意を払つて着脱作業
を行わなければならず、そのために作業能率及び
安全性の面から改善されるべき問題点を有してい
た。
〔問題点の解決手段〕
本考案は、FF型車両のように、エンジンとサ
スペンシヨンとの組み合わせからなるアツセンブ
リ機構を車体に対して着脱する際の、前述のよう
な従来における問題点を解決するために、エンジ
ンを支える台車にサスペンシヨンとの組み合わせ
からなるエンジンアツセンブリ機構全体を具合よ
く保持できるようにした台車型保持装置の改良に
関するものである。
本考案は、前述のような問題点を解決するため
の手段として、エンジンを支持する台車の両側端
に対して、夫々水平方向に伸縮自在に装着された
支持部材と、これらの支持部材上に高さ方向に伸
縮自在に立設された左右一対の支柱と、これらの
支柱の上端に水平方向に回転自在なるように設け
られた保持腕とを設けたことを特徴とするもので
あり、エンジンの着脱作業に際して前記支柱及び
保持腕とによりサスペンシヨンストラツトを安定
よく支持でき、これによつて作業の能率化と安全
性の確保とが図れるようにしたものである。
〔作用〕
この考案に係るアツセンブリ保持装置は、エン
ジンを車体から取り外す際、台車をエンジン下面
に配設してエンジンを支えると共にサスペンシヨ
ンストラツトの車体接続部を解放する前に、台車
に付設された支柱及び保持腕によつてストラツト
の一部を保持し、この状態でストラツトの車体接
続部を外すことにより、サスペンシヨンストラツ
トとエンジンとの一体性が維持された形でチエン
ブロツクなどによつて車体を吊り上げ、車体とエ
ンジンとの取り外し作業を能率的に行うことがで
きる。
〔実施例〕
次に、本考案に係るエンジンアツセンブリ保持
装置の好適な実施例を添付図面により説明すれ
ば、第1図乃至第3図に示すように、本考案のア
ツセンブリ保持装置1は、エンジンAを載架する
台車3と、この台車3に着脱自在に装着されるサ
スペンシヨン保持機構2とから構成されている。
前記サスペンシヨン保持機構2は、所定間隔を
置いて平行に配置した2本のスリーブパイプ7
a,7bの両端部をL形鋼からなる接続梁8a,
8bにより一体に連結した矩形状フレーム4と、
このフレーム4の両側端に夫々水平方向に伸縮自
在に装着された支持部材9a,9bと、これらの
支持部材9a,9bの外端上に立設された支柱5
a,5bと、これらの支柱5a,5bの上端に水
平方向に突設された回転自在なサスペンシヨンス
トラツトBの保持腕6a,6bとから構成されて
いる。
前記支持部材9a,9bは、前記フレーム4に
おけるスリーブパイプ7a,7bの両端開口部に
夫々摺動自在に遊挿された2本の平行なパイプ1
6と、これらのパイプ16の先端を一体に連結す
る連結片17とからなつており、これらの連結片
17の両端部下面に夫々キヤスター10が設けら
れている。
また、支持部材9a,9bの外端上に立設され
る支柱5a,5bは、下方の管状支柱5a,5b
と該管状支柱5a,5b内に夫々摺動かつ回転自
在に遊挿された縦杆11とからなつており、これ
らの縦杆11は、所定間隔を置いて貫通開設した
複数個の係止孔14と、これらの係止孔14のう
ち、いずれかの高さ位置にある係止孔14に係止
ピン15を挿通することにより前記管状支柱5
a,5bに対する高さ位置の調整が行えるように
なつている。
更に、前記サスペンシヨンストラツトBの保持
腕6a,6bは、前記縦杆11の上端に水平方向
に突出するように設けられた腕杆12と、これら
の腕杆12の先端に固定された略C字形の支持環
とからなつている。
一方、台車3は、前記フレーム4における接続
梁8a,8b間に載置される長さLを有するが、
幅Wはフレーム4の両スリーブパイプ7a,7b
の間隔Dよりも大きくなつていて、スリーブパイ
プ7a,7bの外側に位置する該台車3の四隅下
面に夫々キヤスター18が取付けられている。こ
の台車3は、第1図及び第3図に示すように、前
記両側支持部材9a,9bのキヤスター10によ
り移動可能なフレーム4の接続梁8a,8bの間
上に、必要に応じて着脱可能な状態で載置される
が、該台車3の幅Wはフレーム4の間隔Dよりも
大きいので、これら台車下面のキヤスター18
は、いずれもフレーム4の外側に位置する形で確
実に床面上に接地する。そのため該台車3上にエ
ンジンを載置した際に、その荷重を台車3のキヤ
スター18でも支えて、前記支持部材9a,9b
のキヤスター10と共に、エンジンアツセンブリ
全体の移動を円滑に行うことができる。
第4図及び第5図は別の実施例を示している。
この実施例の保持装置では、キヤスター18によ
つて移動できる台車30の内部両側端部分に、前
記実施例のスリーブパイプ7a,7bに相当する
スリーブ31が設けられていて、これらの各スリ
ーブ31内に支柱5a,5bの支持部材9a,9
bが摺動自在なるように遊挿されるようになつて
いる。なおこの実施例の場合では、支持部材9
a,9bが台車30の内部に挿入支持されている
ので、前記実施例のように該支持部材9a,9b
自体にキヤスターを設ける必要はない。なお図中
32は台車30の表面に張つた緩衝用ラバーであ
る。
上記の構成からなる保持装置を使用するに際し
ては、台車3もしくは30を吊上げられた車体の
エンジン下面部分に移動し、サスペンシヨンスト
ラツトBの間隔に応じて支柱5a,5bの支持部
材9a,9bをフレーム4もしくは台車内スリー
ブ31から均等に引出し、支柱5a,5bの位置
をストラツトBの位置に合わせる。同時に保持腕
6a,6bにおける支持環13の高さ位置が、ス
トラツトBに対する適切な位置となるように縦杆
11の係止孔14と係止ピン15との係合関係を
調整して、支柱5a,5bに対する該縦杆11の
高さ位置わ合わせる。またその時腕杆12に先端
の支持環13が、ストラツトBに対して適切な向
きで装着できるように腕杆12も適宜の位置に回
動し、支持環13によつてストラツトBの中央部
材から上方部分の適宜な箇所を保持し、台車3も
しくは30によりエンジンAが支持されると共
に、両ストラツトBが支柱5a,5bにより確実
にその立設状態を維持できるようにする。
このように装置全体をエンジンアツセンブリに
セツトした状態としてから、ストラツトBの上端
の車体との接続部及びエンジンと車体との接続部
を解放し、車体を再び吊上げて、サスペンシヨン
とエンジンとが一体に組合わされた形のエンジン
アツセンブリを、そつくり本案装置上に保持した
まま車体外に取外し移動する。
車体もしくはエンジンの修理が終了したのち、
このエンジンアツセンブリを再び車体にセツトす
る場合には、同様にしてストラツトBを支柱5
a,5bによつて保持した状態で、台車を車体下
面に移動して取付け作業を行う。
〔効果〕
以上に述べたように、本案に係るエンジンアツ
センブリ保持装置は、FF型車輌におけるエンジ
ンを支持する台車の両側端に該エンジンと連結状
態にあるサスペンシヨンストラツトを保持するた
めの保持腕付き支柱を伸縮自在なるように設けた
ので、エンジンを車体と着脱する際に、サスペン
シヨンストラツトが該保持腕付支柱によつて倒れ
ないよう保持した状態でその着脱作業を行える。
従つて従来におけるこの種の作業のように、一人
の作業員が車体とエンジンとの着脱を行う際に、
別の一人がストラツトを倒れないように保持して
おく、というような二人掛りの作業を解消でき、
一人の作業員による着脱作業と運搬作業処理を可
能とし、作業能率と安全性の向上を期待できる。
また保持腕付支柱がストラツトを、車体との着
脱時及び保管時において、常に倒れることがない
ように保持しておくので、ストラツトの倒れ、回
動などによつて、エンジンとドライブシヤフトと
の適正な接続関係に支障を与えることによるオイ
ル洩れ、或いはサスペンシヨン機構の破損などの
惧れを解消することができる。更に保持腕と支柱
とからなるサスペンシヨン保持機構は、横方向に
対する伸縮、高さ方向に対する伸縮、回転などの
調整が自由に行えるようになつているので、各種
FF型車輌用エンジンアツセンブリの着脱作業に
使用することができる。なお、前記実施例では本
考案の保持位置をFF型車輌におけるフロントサ
スペンシヨンとエンジンとの組合わせからなるエ
ンジンアツセンブリ機構の保持に使用した場合に
ついて述べたが、本装置をFF型車輌のリヤサス
ペンシヨン機構を保持するためのものに利用する
ことも可能であり、また前記実施例に限定される
ものではなく、例えば台車の所定位置に操向用ハ
ンドルを設けて運搬を楽に行えるようにするな
ど、本考案の精神を逸脱しない範囲内において
種々の改良をなし得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサスペンシヨン保持装置
の好適な実施例を示す斜視図、第2図は第1図に
示すサスペンシヨン保持装置の使用状態を示す斜
視図、第3図は第1図に示すサスペンシヨン保持
装置の−線断面図、第4図並びに第5図は
夫々本考案に係るサスペンシヨン保持装置の別の
実施例を示す正面図と斜視図である。 1……アツセンブリ保持装置、2……サスペン
シヨン保持機構、3,30……台車、4……フレ
ーム、5a,5b……支柱、6a,6b……保持
腕、7a,7b……スリーブパイプ、8a,8b
……接続梁、9a,9b……支持部材、10,1
8……キヤスター、11……縦杆、12……腕
杆、13……支持環、14……係止孔、15……
係止ピン、16……パイプ、17……連結片、3
1……スリーブ、32……ラバー、A……エンジ
ン、B……ストラツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンを載置するための移動可能な台車
    と、この台車の両側端に装着された前記エンジ
    ンのサスペンシヨン保持機構とからなり、この
    サスペンシヨン保持機構は、前記台車の両側端
    に対して夫々水平方向に伸縮自在に装着された
    支持部材と、これらの支持部材の外端上に夫々
    高さ方向に伸縮自在に立設された支柱と、前記
    夫々の支柱上端に水平方向に突設された回転自
    在なサスペンシヨンストラツトの保持腕とから
    なることを特徴とするFF型車両用エンジンア
    ツセンブリの保持装置。 (2) 支柱を立設するための支持部材が、台車フレ
    ームを形成する平行なスリーブパイプ内に夫々
    摺動自在に遊挿された2本の平行な平行なパイ
    プと、これらの平行なパイプの先端を連結する
    連結片とからなり、これらの連結片の両端部材
    下面にキヤスターを備えている請求項1に記載
    のFF型車両用エンジンアツセンブリの保持装
    置。 (3) 保持腕が、支持部材上に立設された管状の支
    柱と、この支柱内に上下動および回転可能に挿
    入された縦杆と、この縦杆の上端に水平方向に
    突出された腕杆と、この腕杆の一端に取りつけ
    られた略C字形の支持環とからなつている請求
    項1に記載のFF型車両用エンジンアツセンブ
    リの保持装置。
JP1986066942U 1986-05-06 1986-05-06 Expired JPH041020Y2 (ja)

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