JPH0410201B2 - - Google Patents

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JPH0410201B2
JPH0410201B2 JP63048430A JP4843088A JPH0410201B2 JP H0410201 B2 JPH0410201 B2 JP H0410201B2 JP 63048430 A JP63048430 A JP 63048430A JP 4843088 A JP4843088 A JP 4843088A JP H0410201 B2 JPH0410201 B2 JP H0410201B2
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sleeve
wire
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guide
guide nozzle
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material

Landscapes

  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Winding Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高周波コイル等のコイル部品の巻線
工程において用いられる巻線装置に係り、特に線
材ガイドノズルを有する巻線装置とその装置によ
る巻線方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第16図において、10はチヤツク20に挟持
されたコイル部品である。コイル部品10は複数
の端子12が植設されたベース14と、このベー
ス14に固着されたボビン16を備えている。
このようなコイル部品10のボビン16に線材
40を巻回し、さらにその端末を端子12に巻き
つける工程においては、第17図にも示すような
線材供給用を孔32を有するガイドノズル30を
備えた巻線装置が従来から用いられている。ガイ
ドノズル30の先端34の内側の角36及び外側
の角38は、丸みをもたせて曲面にしてあり、線
材40を傷つけないようになされている。この種
の細いガイドノズル30は2本の端子12の間の
ような狭い部分にも線材40を容易に誘導できる
ので、コイル部品の小型化に伴つて自動巻線装置
で広く用いられるようになつてきている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、ガイドノズルを備えた自動巻線装置で処
理される線材40は細いのでも直径が50〜60μm
程度であつた。しかし、巻線作業の高速化と特性
上の要求に対応するために、線材40は次第に細
くなる傾向にあり、最近では直径が20〜40μmの
極細の線材の使用も検討されている。
ところが、第16図のように線材40の端部を
固定しておき、特に下方への動きを交えながらガ
イドノズル30を高速で横方向に移動すると、線
材40は表面が強くこすられると同時に引つ張ら
れて緊張し、一時的に延びた状態となる。このた
め、引つ張り強度の小さい極細線を使用すると、
ガイドノズル30を大きく移動したときガイドノ
ズル30の先端34で急角度に折り曲げられた部
分で線材の断線が多発する問題がある。したがつ
て直径が40μm以下の極細線を従来のこの種の巻
線装置に適用するのは無理であつた。
本発明は、狭い部分への線材の誘導が容易なガ
イドノズル方式の特長を残しながら、極細線の巻
線も可能な巻線装置とその装置による巻線方法を
提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、先端部分が環状をした略円筒形のス
リーブをガイドノズルの長手方向に沿つて移動自
在にガイドノズルの外側に取付け、スリーブの先
端をガイドノズルの先端よりも後退した第1の位
置からガイドノズルの先端よりも前進した第2の
位置まで移動可能にするとともに、ガイドノズル
から引き出した線材を、スリーブとガイドノズル
からなる線材誘導部の先端で側方に押し曲げたと
き、スリーブの先端が第1の位置にあるときより
も第2の位置にあるときの方が、曲げられた部分
の線材が描く円弧の半径が大きくなるようにした
巻線装置の構成を特徴とする。
また本発明は、ボビンと端子を備えたコイル部
品に巻線を施す方法において、線材を挟持可能な
クランパーをコイル部品から離れた位置に設け、
ボビン及び端子への線材の巻きつけはガイドノズ
ルをスリーブの先に突出させた状態で行い、コイ
ル部品とクランパーとの間のガイドノズルの移動
はスリーブの先端をガイドノズルよりも先に突出
させた状態で行う巻線方法を特徴とする。
〔実施例〕
第1図〜第13図は本発明の一実施例に係るも
のである。なお、上述の第16図と第17図に示
したものと対応する部分には、これらの図におい
ても同一符号を付して説明する。
第1図及び第2図において、1は第1図の矢印
XYZ方向に移動自在な基体、50は基体1に固
定されたノズルホルダーである。ノズルホルダー
50にはエアシリンダ2の本体及び複数のガイド
ノズル30が固定してある。ノズルホルダー50
に対向させて設けたスリーブホルダー60は、エ
アシリンダ2のピストン3(第2図)に固定して
あり、このピストン3の動きに応じてノズルホル
ダー50に対し上下動するようにしてある。スリ
ーブホルダー60には、ガイドノズル30に対応
して複数のスリーブ70が固定してあり、スリー
ブ70の孔の中にそれぞれガイドノズル30が挿
入してある。スリーブ70は、スリーブホルダー
60と共にエアシリンダ2によつて上下動され、
第1図のようにスリーブホルダー60が上昇した
位置にあるときは、ガイドノズル30がスリーブ
70よりも下方に突出する。一方、第2図のよう
にスリーブホルダー60がノズルホルダー50に
対して下降した位置にあるときは、スリーブ70
の先端(下端)がガイドノズル30よりも下まで
下降するようにしてある。ガイドノズル30とス
リーブ70からな線材誘導部5は、基体1に固定
されているので基体1やノズルホルダー50、ス
リーブホルダー60と共に第1図の矢印XYZ方
向に移動自在となつている。
複数のチヤツク20(第1図では図示を省略)
はそれぞれコイル部品10を挟持しており、コイ
ル部品10から離れた位置には線材40を挟んで
保持するクランパー80が設けてある。クランパ
ー80は、全体が上下動自在になされており、第
3図に示すような筒体82と筒体82内を滑動自
在な押圧子84とを備えている。クランパー80
は、筒体82の上面と押圧子84の下面で線材4
0を挟示することができる。押圧子84が図示し
ないバネで筒体82に対して常に下方に付勢され
ているのでクランパー80は通常閉じており、押
圧子84が図示しないエアシリンダ等で押し上げ
られたときだけ開くようになされている。
図示しない巻枠から繰り出された線材40は、
ローラー4に案内されて方向を転じた後、ガイド
ノズル30の孔の中を通り、端部がクランパー8
0によつて保持された状態にある。
第4図は、ガイドノズル30とスリーブ70と
からなる線材誘導部5の一組を取り出して拡大し
た図である。スリーブ70は、ガイドノズル30
が挿入される孔72を有し、すくなくとも先端7
4の部分が環状をしたほぼ円筒形になされる。ス
リーブ70は、前述のエアシリンダ2によつて駆
動されるスリーブホルダー60の動きに伴い、ガ
イドノズル30に対しその長手方向に沿つて移動
自在にしてある。そしてすでに述べたように、ス
リーブ70の移動幅はスリーブ70の先端74
が、ガイドノズル30の先端34よりも後退(上
昇)した実線の位置から、ガイドノズル30の先
端34よりも前進(下降)した一点鎖線で示す位
置までの間を移動できる範囲としてある。ガイド
ノズルの先端34の角36,38と同様に、スリ
ーブ70の先端の角76,78も曲面にしてあ
り、しかもスリーブの角76,78の曲面の曲率
半径はガイドノズルの角36,38の曲面の曲率
半径よりも大きく選んである。
なお、本実施例のスリーブ70は下部にテーパ
ーを設けて先細の形状にしてあるが、このテーパ
ーは必ずしも設けなくてもよい。また、スリーブ
70の先端の角76と角78を共通の曲面で連続
させ、断面が半円形になるようにしたが、第5図
のように先端74を平面とし、それぞれの角76
及び角78に別々の曲面を形成してもよい。
次に、この巻線装置を用いてコイル部品10に
巻線する方法について説明する。
まず第6図のように、巻線の済んでいないコイ
ル部品10をチヤツク20に供給し、線材40の
端部42をクランパー80で保持する。このとき
線材誘導部5は、図示しない基体1などと共にチ
ヤツク20から離れてクランパー80の近くにあ
る。また、スリーブホルダー60は下降した位置
にあり、スリーブ70の先端74がガイドノズル
30よりも下方に突出した状態にある。
次に、このまま線材誘導部5をコイル部品10
の上に移動してからスリーブ70を上昇させ、第
7図のようにガイドノズル30の先端34をスリ
ーブ70の先端74よりも下方に突出させる。そ
して端子12の周りに線材誘導部5を回転させ
て、線材40を所定の端子12の根元に巻きつけ
る。
端子12への線材40の巻きつけが終了した
ら、第8図のように、クランパー80を閉じたま
ま下降させる。すると、線材40は緊張してその
端部42が細い端子12によつて強く押し曲げら
れて延び、端子12の根元で切断される。この不
要になつた線材の端部42はクランパー80を開
いてエアーで吹き飛ばすなどして除去される。
次いで第9図のように、今度はチヤツク20を
回転させて線材40をボビン16に巻きつける。
このとき、線材40をボビン16に整列して巻く
ためには、線材誘導部5をチヤツク20の回転に
同期させて図の左右方向に移動するか、あるいは
線材誘導部5をボビン16から少し離れた位置に
固定して、ガイドノズル30から繰り出される線
材40がボビン16上の線材40によつて自然に
誘導されるようにすればよい。
ボビン16への巻線を終えたならば、第10図
のようにガイドノズル30を突出させたまま、先
に線材40を巻きつけた端子12の奥に位置して
いる第2の端子の横まで移動し、この端子の周り
にガイドノズル30を回転させて、その根元に線
材40を巻きつける。
このようにして、コイル部品10への巻線が終
了したら、第11図のようにスリーブ70を再び
下降させてその先端部74がガイドノズル30よ
りも下方に突出した状態にするとともに、クラン
パー80を開いて待機させる。
次いで、第12図のように開いたクランパー8
0の周りに線材誘導部5を略一回転させてから、
クランパー80を閉じ、さらに第13図のように
クランパー80を下降させると、端子12に巻き
ついた側の線材の端部42は緊張して前と同様に
端子の根元で切断される。このとき線材誘導部5
側の線材40は、クランパー80が下がつた分だ
け繰り出されるので切れることはない。
この後、巻線の済んだコイル部品10をチヤツ
ク20から開放して次工程に送り、新たなコイル
部品10をチヤツク20に供給すれば、第6図の
状態に戻る。したがつて、以上の動作を繰り返す
ことによつて、連続した巻線処理が行えることに
なる。
以上述べたように本発明の巻線方法は、ボビン
及び端子への線材の巻きつけなど、ガイドノズル
30の動きの小さい作業はガイドノズル30をス
リーブ70の先に突出させた状態で行い、コイル
部品とクランパーとの間の移動など、動く距離が
大きくしかも高速で行われるガイドノズル30の
移動はスリーブ70の先端部をガイドノズル30
よりも先に突出させた状態で行うものである。
上記実施例ではガイドノズル30及びスリーブ
70の先端の角にそれぞれ曲面を形成し、ガイド
ノズル30の角の曲面の曲率半径よりもスリーブ
70の角の曲面の曲率半径を大きくしている。し
たがつて第14図のように、線材誘導部5から引
き出された線材40が側方に曲げられたとき、線
材40の折れ曲がり角度が緩やかになり線材誘導
部5の先端との接触面積も大きくなるので、線材
40の折れ曲がり部分44に作用する力は分散さ
れ緩和される。
なお、本発明はガイドノズル30の角36,3
8の曲面の曲率半径よりもスリーブ70の角7
6,78の曲面の曲率半径を大きくした構成には
必ずしも限定されない。例えば、ガイドノズルの
角36,38の曲面とスリーブの角76,78の
曲面の曲率を同じにした場合でも、第15図のよ
うにスリーブ70をガイドノズル30よりも僅か
に突出させれば線材40の折れ曲がり角度が緩や
かになり、ガイドノズル30単独の場合よりも断
線を生じにくい構造となる。
〔発明の効果〕
本発明の構成及び巻線方法によれば、高速で線
材を誘導する際に線材が線材誘導部の先端で急角
度に折り曲げられることがないので、線材に過大
な張力が加わるのを防止でき、極細線であつても
断線の少ない巻線処理が可能となる。
また、対向して配置した一対のノズルホルダー
とスリーブホルダーに、それぞれ多数のガイドノ
ズルとスリーブを取付けることにより、多数のコ
イル部品の同時巻線方式をとることができる。さ
らに、ガイドノズルは先端の直径が0.8mm前後と
細く、精密な加工が必要なために高価でしかも変
形しやすい部品であるが、本発明に構成によれば
ガイドノズルが肉厚のスリーブで被われて保護さ
れる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第13図は本発明の一実施例に係るも
ので、第1図は巻線装置の概略の構成を示す斜視
図、第2図は同装置の側面図、第3図はクランパ
ー部分の正面図、第4図は線材誘導部の拡大正面
断面図、第5図はスリーブの他の実施例を示す正
面断面図、第6図〜第13図は巻線方法を説明す
るための工程図、第14図は線材誘導部の正面断
面図、第15図は線材誘導部の他の実施例を示す
正面断面図、第16図は従来の巻線装置の一部の
斜視図、第17図はガイドノズルの拡大正面断面
図である。 2……エアシリンダ、5……線材誘導部、10
……コイル部品、12……端子、16……ボビ
ン、30……ガイドノズル、32……孔、34…
…先端、36,38……角、40……線材、50
……ノズルホルダー、60……スリーブホルダ
ー、70……スリーブ、72……孔、74……先
端、76,78……角。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 線材供給用の孔を有するガイドノズルを備え
    た巻線装置において、先端部分が環状をした略円
    筒形のスリーブの孔内にガイドノズルを挿入し、
    ガイドノズルの先端よりも後退した第1の位置か
    らガイドノズルの先端よりも前進した第2の位置
    までスリーブの先端を移動自在にするとともに、
    ガイドノズルの孔を通して引き出した線材を、該
    スリーブと該ガイドノズルからなる線材誘導部の
    先端で側方に押し曲げたとき、スリーブの先端が
    第1の位置にあるときよりも第2の位置にあると
    きの方が、線材誘導部の先端で押し曲げられた部
    分の線材が描く円弧の半径が大きくなるようにし
    たことを特徴とする巻線装置。 2 ガイドノズル及びスリーブの先端の角にそれ
    ぞれ曲面を形成し、スリーブの曲面の曲率半径を
    ガイドノズルの曲面の曲率半径よりも大きくした
    請求項1の巻線装置。 3 対向して配置された一対のノズルホルダーと
    スリーブホルダーを備え、エアシリンダ本体と複
    数のガイドノズルを該ノズルホルダーに固定し、
    該エアシリンダのピストンと複数のスリーブを該
    スリーブホルダーに固定し、各々のスリーブにそ
    れぞれ対応するガイドノズルを挿入してなる請求
    項1又は請求項2の巻線装置。 4 請求項1又は請求項2又は請求項3の巻線装
    置によつてボビンと端子を備えたコイル部品に巻
    線する方法において、線材を挟持可能なクランパ
    ーをコイル部品から離れた位置に設け、ボビン及
    び端子への線材の巻きつけはスリーブの先端を第
    1の位置に保持した状態で行い、コイル部品とク
    ランパーとの間の線材誘導部の移動はスリーブの
    先端を第2の位置に保持した状態で行うことを特
    徴とする巻線方法。
JP63048430A 1988-03-01 1988-03-01 巻線装置とその装置による巻線方法 Granted JPH01222421A (ja)

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