JPH04100934A - ループ毛羽を有するフアンシーヤーン - Google Patents

ループ毛羽を有するフアンシーヤーン

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JPH04100934A
JPH04100934A JP21775290A JP21775290A JPH04100934A JP H04100934 A JPH04100934 A JP H04100934A JP 21775290 A JP21775290 A JP 21775290A JP 21775290 A JP21775290 A JP 21775290A JP H04100934 A JPH04100934 A JP H04100934A
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yarn
loop
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thin
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隆雄 宮崎
Masakatsu Okumura
奥村 正勝
Toshiyuki Tokunaga
敏幸 徳永
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ループ毛羽数の多い部分は濃染性で太く、一
方、ループ毛羽数の少ない部分は淡染性で細く、長手方
向に毛羽形態、染着性が異なった部分をランダムに有し
、布帛に際立った形態変化と色調斑及び紡績糸様の風合
を同時に付与することができるループ毛羽を有するファ
ンシーヤーンに関するものである。
(従来の技術) 従来、糸条に流体攪乱処理を施すことによって得られる
ファンシーヤーンは数多く提案されている (例えば、
特公昭63−14102号公報、特公昭6316490
号公報等)。
これらのファンシーヤーンは、いずれもエアージェット
ノズルへ供給する糸条のオーB−フィード率を間歇的に
増大させて局部的に繊度の大きな大系部を形成し、スラ
ブ糸となすものであり、その目的は、形態斑による表面
効果を狙ったものであるが、糸条全体にループ毛羽が均
一に存在するので、これらは際立った意匠効果に乏しい
ものであった。
また、特公平2−10246号公報では、太さ斑を有す
る糸条に流体攪乱処理を施して得られるファンシーヤー
ンが提案されているが、この糸条にも。
糸条全体にループ毛羽が均一に存在するので、太さ斑が
ループ毛羽で消失し、意匠効果が小さいものであった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記のような単純な形態斑によるファンシー
ヤーンの欠点を解消し、濃染性を示す太い糸条部分にル
ープ毛羽を多量に存在させることによって、際立った形
態斑と色調斑及びふくらみ感のある風合を付与すること
のできるループ毛羽を有するファンシーヤーンを提供す
ることを技術的課題とするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち1本発明は、熱可塑性マルチフィラメントから
なる太さ斑を有するループ毛羽ヤーンであって、細い糸
条部分Aと太い糸条部分Bとを交互に有し、糸条部分B
は糸条部分Aに比べてループ毛羽が多く、かつ濃染性で
構成する単フィラメントはすべて太く、糸条部分Aは淡
染性で構成する単フィラメントはすべて細いことを特徴
とするループ毛羽を有するファンシーヤーンを要旨とす
るものである。
以下2本発明の詳細な説明する。
本発明のループ毛羽を有するファンシーヤーンは、熱可
塑性マルチフィラメントからなる太さ斑を有する糸条で
あり、糸条の長手方向に、淡染性を示し、ループ毛羽の
比較的少ない細い糸条部分Aと、濃染性を示し、ループ
毛羽の多い太い糸条部分Bとを交互に有している。した
がって、糸条部分Bがスラブ部を構成することとなり、
スラブ部が太くて濃染性を示し、かつループ毛羽が多数
存在しているので、この糸条を製編織して得られる布帛
に際立ったスラブ形態と色調風を付与することができる
。さらに、糸条部分Aにもループ毛羽が存在するため、
布帛に紡績糸様の手触風とふくらみ感を付与することが
できる。
第1図は9本発明のループ毛羽を有するファンシーヤー
ンの一実施態様を示す昏略側面図であり。
Aは細い糸条部分、Bは太い糸条部分である。Bの糸径
DBとAの糸径DAとの比DB/DAは1.5以上が好
ましい。Bの糸径がAの糸径の1.5倍以上であれば、
Bの部分がスラブ部としてより明瞭に視認することがで
きる。また、糸条部分Bには。
糸条部分Aより多数のループ毛羽が存在しているが、好
ましくは毛羽密度差を20個/m以上にすることにより
、意匠効果をより向上させることができる。毛羽密度差
が20個/m未満になると、ループ毛羽によるスラブ効
果が少なくなる。
このように、ループ毛羽がBの部分により多く存在して
いること、糸径が太いこと、さらに濃染性を示すことに
よって、Bの部分をスラブ部として際立たせることがで
きる。
また1本発明のファンシーヤーンでは、糸条部分Bを構
成する単フイラメント径dBが糸条部分Aを構成する単
フイラメント径dAに比べてすべて大きく、単フィラメ
ントの糸径比dB/dAが1.1以上であることが好ま
しい。単フィラメントの糸径比が1.1以上であれば、
単フィラメントの太いものの集合体であるBの部分を、
Aの部分に比べてループ発現後においてより太くするこ
とができ。
また、染色性も明瞭な濃染性が得られる。
本発明において、糸径とは、ループ毛羽で形成される糸
条外径(毛羽の頂点間を顕微鏡を用いて測定)を測定し
た値の平均値をいい、各部任意の20個所以上の値を計
測して算出する。
また9毛羽密度差とは、顕微鏡下で、A、Bそれぞれ任
意の20個所の中央付近の5cm間に存在するループ毛
羽数を目視して計測して1m当たりのループ毛羽数に換
算した。Bとへのループ毛羽数の差である。
次に9本発明のループ毛羽を有するファンシャーンの製
造法の一例について説明する。
延伸可能な熱可塑性マルチフィラメントを用いて延伸す
るに際して、熱延伸部分と冷延伸部分とを交互に形成さ
せることによって、熱延伸部分の単フィラメントを冷延
伸部分の単フィラメントより細くする。その後、得られ
た糸条に流体撹乱処理することによって1本発明のルー
プ毛羽を有するファンシーヤーンを得ることができる。
熱延伸部と冷延伸部とを交互に形成させるた約には2例
えば、複屈折率(△n)が20X10−3〜80X 1
0−3の高配向ポリエステル未延伸糸あるいは複屈折率
(△n)が18X10−3〜40X10−3の高配向ナ
イロン未延伸糸等の熱可塑性高配向未延伸系の長手方向
に間歇的に熱遮蔽効果のある液体を付着させ、ヒータに
非接触状態で熱延伸すればよい。このときの延伸倍率は
、太さ斑が最も強く得られる延伸倍率を選定すべきであ
り、概ね糸条の自然延伸比程度が好ましく、熱処理温度
は、糸速100m/minでは、150〜250℃が好
ましい。延伸時に、液体が付着していない部分が熱延伸
され、単糸繊度が細く淡染性化される。また、液体によ
って熱が遮蔽された部分には延伸作用が及ばず、供給系
(高配向未延伸糸)のままの単糸繊度であり、濃染性を
示す。
このようにして単フイラメント自体に長手方向に太細斑
を形成させた後、流体攪乱処理を施して。
フィラメントの交絡によってループ毛羽を形成させる。
この流体攪乱処理において、液体付着部のフィラメント
は繊度が太く、質量が大であるた約。
流体撹乱中のフィラメントの慣性が強く働き、流体撹乱
効果が極めて大となり、液体残存効果とも相まって強い
交絡が得られるとともにループ毛羽量も多くなり、細い
糸条部分と比べて大きな形態の差異を付与することがで
きる。
上記の製造法において、糸条部分Aと糸条部分B間で濃
淡染着性が付与される理由は、延伸された糸条部分Aは
配向結晶性が進み、染料吸尽率が低下して淡染性となり
、一方、Bの部分は延伸作用が少なく、大径のまま配向
結晶化されず、このだと染料吸尽率も高く、濃染性とな
るものである。
また、流体攪乱処理に使用する流体噴射ノズルとしては
、ループ形成能の点から、噴出流による糸条推進力をも
つタスラン系のノズルが好ましく用いられる。
次に9本発明のファンシーヤーンの製法例を第2図によ
り説明する。
第2図において、供給糸条1は、フィードローラ2によ
って間歇水付域に供給される。間歇水付装置は、パルス
モータの往復運動により駆動する糸振りガイド3.水付
用回転ローラ4及び水槽5からなっている。
間歇水付域で水を間歇的に付与された供給糸条1は、非
接触式ヒータ6で延伸熱処理され、第1デリベリローラ
7を経て流体撹乱処理装置8によって流体攪乱処理が施
され、ローラ4に接した部分がBとなり、接しない部分
がAとなり、第2デリベリローラ9を経て捲取ローラ1
0により捲取チーズ11として捲取られる。
(実施例) 次に1本発明を実施例により具体的に説すする。
実施例1 高速紡糸して得た複屈折率(Δn)が51X 10−3
のポリエステル高配向未延伸糸110d/36fを、第
2図に示す加工工程に従って、第1表の条件で加工した
第    1    表 すなわち、まず上記の条件で糸条に液体を間歇的に付与
した後、非接触状態で延伸熱処理した。
延伸熱処理された糸条は、糸条の長手方向に大部と細部
を交互に有し、かつフィラメント間において大部と細部
の位相が揃った糸条であった。
次いで、流体撹乱処理装置によって流体攪乱処理を施し
たが、細部より大部の方に多くのループ毛羽が形成され
、明瞭な太さ斑が得られた。
得られたファンシーヤーンの物性を第2表に示す。
第    2    表 かつ、濃染された部分がランダムに配置されて明瞭なス
ラブ効果を呈し、ループ毛羽によるふくらみ感もあるも
のであった。
実施例2 高速紡糸して得た複屈折率(△n)が36.5X 10
−3のナイロン6高配向未延伸糸80d/24fを、第
2図に示す加工工程に従って、第3表の条件で間歇水付
処理及び熱延伸を行った後、流体撹乱処理を施て本発明
のファンシーヤーンを得た。
得られた糸条を用いて、経糸密度95本/2.54cm
緯糸密度84本/2.54cmの平紐・織に製燻シ、得
られた織物を通常のポリエステル染色処方によって。
染料としてレゾリンブルーFBL(バイエル社製)1、
5%o、 w、 f、を用いて染色し、製品に仕上げた
得られた織物には、太くてループ毛羽が多く。
第 表 第    4    表 得られたファンシーヤーンは、第4表のような物性を示
すものであった。
得られた糸条を用いて、経糸密度86本/2.54cm
緯糸密度80本/2.54cmの平組織に製織し、得ら
れた織物を通常のポリアミド染色処方に従い、染料とし
てナイロサンプルーFL(サンド社製)1%o、 w、
 f、を用いて染色し、製品に仕上げた。
得られた織物には、長さが5〜20cmでランダムに変
化したスラブ部が存在して明瞭なスラブ柄を呈し1手触
感もふっくらとしたものであった。
(発明の効果) 本発明のファンシーヤーンは、上述したようにスラブ部
を構成する糸条の単糸繊度が太く濃染性を示し、またル
ープ毛羽も多く存在するた杓1毛羽形態斑と濃淡染着性
差及びフィラメントの太さ炎効果が複合され、スラブ部
が明瞭で際立った形態を呈するとともに、糸条全体にル
ープ毛羽が存在するた約、ふくらみ感のある風合を布帛
に付与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明のループ毛羽を有するファンシーヤー
ンの一実施態様を示す概略側面図、第2図は1本発明の
ファンシーヤーンの製法例を示す概略工程図である。 A:細い糸条部分   B:太い糸条部分1:供給糸条
     3:糸振りガイド4:水付用回転ローラ 5
:水 槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性マルチフィラメントからなる太さ斑を有
    するループ毛羽ヤーンであって、細い糸条部分Aと太い
    糸条部分Bとを交互に有し、糸条部分Bは糸条部分Aに
    比べてループ毛羽が多く、かつ濃染性で構成する単フィ
    ラメントはすべて太く、糸条部分Aは淡染性で構成する
    単フィラメントはすべて細いことを特徴とするループ毛
    羽を有するフアンシーヤーン。
JP2217752A 1990-08-17 1990-08-17 ループ毛羽を有するフアンシーヤーン Expired - Lifetime JP3046043B2 (ja)

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