JPH0410051B2 - - Google Patents

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JPH0410051B2
JPH0410051B2 JP15665779A JP15665779A JPH0410051B2 JP H0410051 B2 JPH0410051 B2 JP H0410051B2 JP 15665779 A JP15665779 A JP 15665779A JP 15665779 A JP15665779 A JP 15665779A JP H0410051 B2 JPH0410051 B2 JP H0410051B2
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signal
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lens
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカメラ等の光学装置における自動焦点
制御装置に関する。
従来、自動焦点制御装置には、撮像レンズの結
像作用光線を瞳分割する瞳分割光学系と、この瞳
分割光学系により瞳分割された結像作用光線を
各々受光し、この結像作用光線を各々光電変換し
て直列に出力するという測光動作を繰り返して行
う第1の光電素子群及び第2の光電素子群と、こ
の第2の光電素子群の出力信号と前記第1の光電
素子群の出力信号との相関度を前記第1の光電素
子群の出力信号と前記第2の光電素子群の出力信
号とを相対的にシフトしながら演算し、その相関
度の演算結果をデフオーカス信号とするデフオー
カス信号演算手段と、このデフオーカス信号演算
手段からのデフオーカス信号により前記撮像レン
ズを合焦位置へ移動させる撮像レンズ駆動手段と
を備え、前記第1の光電素子群及び第2の光電素
子群として電荷結合素子、いわゆるCCDを用い
てその積分時間をCCDの出力信号が被写体の照
度に影響されないように被写体の低照度時に長く
して制御するものがある。
しかし、この自動焦点制御装置では、CCDの
積分時間を被写体の低照度時に長くなるように制
御し、かつCCDの積分後の出力信号からデフオ
ーカス信号を演算するので、CCDの積分時間と、
CCDの出力信号からデフオーカス信号を演算す
る演算時間とが無視できなくなる程短くなくな
り、撮影レンズの結像作用光線からデフオーカス
信号を求めるという測距動作の時間が長くなる。
このため、測距動作中に撮影レンズを動かす
と、デフオーカス信号が誤差を含んだものとなる
ので、測距動作中は撮影レンズを止めておく必要
があり、ピント合わせに要する時間が長くかかつ
た。
本発明は、上記欠点を除去し、ピント合わせに
要する時間を短縮することができる自動焦点制御
装置を提供することを目的とする。
以下本発明について実施例をあげて図面を参照
しながら説明する。
第1図はカメラにおける撮影レンズ射出瞳分割
光学系による測距光学系の一例を示す。
コンデンサーレンズ11、微小レンズ群12か
らなる瞳分割光学系により撮影レンズ13の射出
瞳14が分割されて射出瞳14の一部14A,1
4Bを通過する撮影レンズ13の結像作用光線が
A群の微小な光電素子A1,A2,…AoとB群の微
小な光電素子B1,B2,…Boに対応して入射する。
これらの光電素子群A1〜Ao、B1〜Boは光電素子
A1と光電素子B1、光電素子A2と光電素子B2,…
光電素子Aoと光電素子Boがそれぞれ対になつて
おり、この対になつている2つの光電素子にはピ
ント検出面の同一場所に入射する光線のうち射出
瞳14の一部14A,14Bを通過する結像作用
光線が対応して入射する。光電素子A1〜Ao、B1
〜Boは広い被写体照度範囲に対応するために
CCD等からなる積分型光電素子により構成され、
入射光を光電変換して積分し直列に出力するとい
う測光動作を繰り返して行う。
各光電素子群A1〜Ao、B1〜Bo上に形成される
パターン,の位相ズレj′が0になつた2重像
合致時が合焦である。今、撮影レンズ13の焦点
がある位置にあつてパターン,が第3図a又
はbに示すようになつていたとすると、パターン
,の位相ズレj′(j′1,j′2)を検出すればそれ
よりデフオーカス量(撮影レンズ13の合焦位置
からのずれ量)eを知ることができる。j′は2次
元(平面)被写体の場合には第3図aのように1
つの値しかとらないが、3次元(立体)被写体の
場合には第3図bのように複数の値j′1,j′2をと
る。J′とeの関係は e∝j′/(2θF)=j′×F D=f/F≒2θF×f となる。但し、Fは測距F値であり、第4図に示
すようにDは測距射出瞳有効長であり、fは撮影
レンズ13の焦点距離であり、2θF(2θF1,2θF2
は合焦位置(合焦面P)から射出瞳14A,14
Bを見た角度である。デフオーカス量eは合焦面
Pから見たピント検出面PDまでの距離であり、
測距F値モードの切換によりFがF1かららF2
なつた場合位相ズレj′も変化する。例えば第4図
aから第4図bのようにデフオーカス量eが同一
値e1であつても測距F値がF1からF2に切換えられ
ると、j′がj′F1からj′F2に変化してしまう。そして

デフオーカス信号はj′より求められるので、測距
F値の変化によりj′が変化すればデフオーカス量
eが同一であつてもデフオーカス信号も変化して
しまう。第4図cに示すように測距F値により位
相ズレ量j′とデフオーカス量eとの関係が変化す
る。デフオーカス信号Vとデフオーカス量eとの
関係を第4図dのように一定にするには、前述の
関係式により例えばF2モードの時にデフオーカ
ス信号にF2/F1を掛けてデフオーカス信号とデ
フオーカス量eとの関係を測距F値の切換に影響
されないように補正してやればよい。このように
することにより第4図dのようにF2モードの時
もF1モードの時と同じデフオーカス信号対デフ
オーカス量の関係が得られる。
撮影レンズ13の焦点が任意の位置にある時に
光電素子群A1〜Ao、B1〜Boの出力信号よりJ′を
求めるには、光電素子群A1〜Aoの出力信号a1
aoと光電素子群B1〜Boの出力信号b1〜boとを一
組のメモリに数列として各々記憶し、その一方の
数列に対して他方の数列をシフトしてそれらの相
関度を検定すればよい。そして、これらの数列の
相関度を検定するには、演算式Y イ=Σ(ai−bi)
q又はY ロ=Σ{(ai−bi+1p−(ai+1−bip}を使用
することができる。但し、p=1,2,3,…で
あり、pが奇数の時にはY ロはY ロ=Σ{|ai−
bi+1p|ai+1−bip}とする。第3図に示す光電
素子群A1〜Ao、B1〜Boの出力信号の相関度を上
記演算式で演算した結果Y イ,Y ロを第6図に示
す。第3図a,bは被写体が2次元被写体の場合
[第6図a]についての演算結果を示し、第6図
c,dは2次元被写体の場合[第3図c]につい
ての演算結果を示す。被写体が3次元被写体の場
合被写体の遠近の構成に伴いj′が複数個発生する
が、演算結果Y イによると、それらの全部を検出
でき、演算結果Y ロによると、被写体の遠近分布
の比率に応じてその中間位置を検出できる。
j′に応じたデフオーカス信号Vとデフオーカス
量eとの関係は、測距時に撮影レンズ13を駆動
しなければ第5図の実線aのような関係にある
が、測距動作時に撮影レンズ13を駆動すれば誤
差が含まれることになり、つまり測距中の撮影レ
ンズ13の移動により真の値よりずれて第5図破
線bのようになつてしまう。このデフオーカス信
号の誤差は測距用CCDの積分時間中の撮影レン
ズ13の移動量Δe1による誤差ΔV1/αと、測距
用CCDの出力信号よりデフオーカス信号を算出
するのに要する時間中の撮影レンズ13の移動量
Δe2による誤差ΔV2である。ここに、αは撮影レ
ンズ13の速度変化により決まる値である。
すなわち、撮影レンズ13の移動中における測
距動作はCCDの積分中の動作と、デフオーカス
演算中の動作とに分けられる。今、撮影レンズ1
3が第5図のA点に対応する位置にあるとする
と、撮影レンズ13が移動しない場合には、誤差
のないデフオーカス信号Vaが得られる。撮影レ
ンズ13が移動する場合には、撮影レンズ13の
CCD積分中の動作で第5図のB点に対応する位
置まで移動し、デフオーカス信号演算中の動作で
第5図のC点に対応する位置まで移動したとする
と、CCD積分時間中の撮影レンズ移動量Δe1によ
るデフオーカス信号はA点に対するデフオーカス
信号Vaと、B点に対するデフオーカス信号Vb
の中間値Vdとなり、(Va−Vb)/α=Vd−Vb
ΔV1/αの誤差が生ずる。さらに、デフオーカス
信号はデフオーカス信号演算中における撮影レン
ズ13の移動量Δe2によりB点に対するデフオー
カス信号VbとC点に対するデフオーカス信号Vc
との差Vb−Vc=ΔV2の誤差が生ずる。
デフオーカス信号は撮影レンズ13を定速で駆
動しているる時には、第5図破線のようにΔe1
2+Δe2による誤差を含み、又Δe2=0と見なし
得ればΔe1/2による誤差を含む。このため、デ
フオーカス信号の演算値をV(これを測距デフオ
ーカス信号といい、第5図の場合のVd)、デフオ
ーカス信号の誤差のない値をV0(第5図の場合Vc
とすれば、 V0=V−(ΔV1/α+ΔV2) …(1) となる。
そこで、デフオーカス信号とデフオーカス量の
関係を第4図dのようにV=ke(kは比例定数)
とすると、(1)式は V0=V−k(Δe1/α+Δe2) …(2) となる。デフオーカス信号の演算値VとCCD積
分中の撮影レンズ13の移動量Δe1と、デフオー
カス信号演算中の撮影レンズ13の移動量Δe2
により(2)式に基づいて誤差のないデフオーカス信
号V0を算出して撮影レンズ13の移動制御を行
えばよい。このようにすることにより、撮影レン
ズ13を移動しながら測距を行うことができ、ピ
ント合わせに要する時間を短縮できる。
第7図は本発明の一実施例における電気回路を
示す。
光電素子A1〜Ao、B1〜Boは各一対の光電素子
のピツチが異なる複数組のものが設けられていて
これらがCCD25により構成されおり、その中
の1組のものがコントロール回路26からの信号
により測距モードに応じて選択されて測距F値が
切換えられる。CCD25はコントロール回路2
6により駆動され、複数組の光電素子A1〜Ao
B1〜Boに相当するホトセンサー群27で各入射
光を光電変換して積分し並列にシフトレジスタ2
8に転送して直列に出力する。CCD25におい
て上記選択された組の光電素子群の出力信号a1
ao、b1〜boはA/D変換器29によりデイジタル
信号に変換されてメモリ30,31に記憶され
る。この場合、メモリ30にはA群の光電素子
A1〜Aoの出力信号a1〜aoが記憶され、同時にメ
モリ31にB群の光電素子B1〜Boの出力信号b1
〜boが記憶される。メモリ30の出力信号はメモ
リ32に転送され、さらにメモリ33に転送され
る。メモリ31の出力信号はシフト回路34でコ
ントロール回路26からの信号によりシフトされ
てメモリ35に転送され、さらにメモリ36に転
送される。メモリ30〜33,35,36は信号
を同期して転送し、メモリ32,33,35,3
6は1ワード構成となつている。従つて、メモリ
33内の信号がa1であればメモリ32の内容は
ai+1となり、メモリ35,36の内容はbi+1-j
bi-jとなる。ここに、jはシフト回路34のシフ
ト量である。メモリ33,36の出力信号は差動
回路37で差がとられ、その出力信号が累乗回路
38でq乗されて積算回路39で積算されること
によつてY イ=Σ(ai−bi-jqなる演算が行われ
る。この演算は各シフト量jについて繰り返して
行われ、コントロール回路26はシフト量jを順
次に変化させて行く。ピーク検出回路40は積算
回路39の出力信号のピーク値近傍の第6図aの
ような値Yj(nio)-1,Yj(nio),Yj(nio)+1と、これらに
対応するシフト量j(nio)-1,j(nio),j(nio)+1を検出す
る。
一方、メモリ33,35の出力信号は差動回路
41で差がとられ、その出力信号が累乗回路42
でp乗される。また、メモリ32,36の出力信
号は差動回路43で差がとられ、その出力信号が
累乗回路44でp乗されて差動回路45で累乗回
路42の出力信号との差がとられる。そして、こ
の差動回路45の出力信号が積算回路46で積算
され、Y ロ=Σ{(ai−bi+1-jp−(ai+1−bi-jp}な
る演算がなされる。この演算は各シフト量jにつ
いて繰り返して行われる。ゼロクロス検出回路4
7は積算回路46の出力信号のゼロ近傍の第6図
bのような値Y j(≧0),Y j(≦0)と、これら
に対応するシフト量j (≧0),j (≦0)を検出
する。j′演算回路48はピーク検出回路40、ゼ
ロクロス検出回路47の出力信号よりj′と、Y イ
のピーク位置のj′、Y イの値(j′ イ,Y イj′)を
求め、ゼロクロス位置のj′の値j′ ロを求める。す
なわち、j′演算回路48はピーク検出回路40の
出力信号(j(nio)-1,Yj(nio)-1),(j(nio),Yj(nio)
),
(j(nio)+1,Yj(nio)+1)に対してはこれらより近似2
次曲線Y=Cj2+Dj+mを求めてそのピーク位置
のj′,Y イの値j′ イ(=−D/2C),Y イj′を算出
し、ゼロクロス検出回路47の出力信号{j (≧
0),Y j(≧0)},{j(0),Y j(≦0)}に対し
てはこれらを直線近似して j′ ロ=j ロ=j (≧0)−j(≧0)−j(≦0)/Yj(≧0)}−Yj
(≦0) を算出する。
j′ イは3次元被写体に対して複数の値をとる
が、遠方の被写体になるに従つてj′イ1> j′イ2
…>j′イNという具合にj′ イが小さい値をとるよう
にすると、j′ イの小さい方又は大きい方を選択し
て被写体の遠,近を優先させて合焦位置を検出す
ることが可能となる。また、Y イj′の値の最小
値をコントロール回路26で選択することにより
上記相関度が最も大きいj′ イを選択することがで
きる。j′ ロは3次元被写体に対して遠近被写体分
布の平均位置を示すので、測距モードとして例え
ば遠,近,平均の各重点モードを用意すれば、測
距モード設定部49からの各モード設定信号に応
じてコントロール回路26でj′を選択することに
よりいかなる被写体にも対応することができる。
この場合、コントロール回路26は遠重点モード
又は近重点モードが設定された時には、j′ イの小
さい方の値又は大きい方の値を選択し、平均重点
モードが設定された時には、j′ ロを選択し、通常
はY イj′の最小値に対応するj′ イを選択するこ
とになる。
ピーク検出回路40でピーク検出を行う時にシ
フト回路34で信号b1〜boをシフトする方向は信
号b1〜boを1回シフトさせることにより積算回路
39の出力信号Y イの傾きが判るので、コントロ
ール回路26でそれに基づいてシフト方向をシフ
ト量が少なくなるように決定することができる。
但し、3次元被写体の時は第6図cのようにY イ
のピーク値が1つにならないので、シフトを全量
行う必要がある。ゼロクロス検出回路47でゼロ
クロス検出を行う時は信号b1〜boをシフトしなく
ても(j=0でも)Y ロの正負によりコントロー
ル回路26でシフト方向をシフト量が少なくなる
ように決定することができる。
2回目以後の1回目とは違つた撮影レンズ位置
での測距時は撮影レンズ13を1回目の測距で合
焦方向へ移動させる限り必要なシフト量jは前回
のシフト量より大きくはならないので、最大シフ
ト量をコントロール回路26で決めることができ
る。このようにシフト方向、シフト量を決定する
ことにより演算速度を上げることができる。
上記演算の範囲ORは第8図のように信号b1
boがl−n≦j≦k−1の範囲でシフトされて信
号ak〜alに相対したものと、信号ak〜alとになつ
ている。シフト量jの最大値は使用レンズの最大
繰出し量に対応して決められ、通常|l−n|=
|k−1|である。
コントロール回路26はJ′演算回路48からの
上述の如く選択したJ′とF値モード設定部50か
らのF値モード信号よりデフオーカス信号を算出
してこのデフオーカス信号を(1)式の誤差を修正し
て表示装置51に表示させると共に減算カウンタ
ー52にセツトし、そのデフオーカス信号に応じ
てモーター駆動回路53に回転方向信号及び速度
信号を与えてモーター54を回転させ、撮影レン
ズ13を移動させる。パルス発生器55は撮影レ
ンズ13の移動量に比例した数のパルスを発生
し、このパルスにより減算カウンター52が減算
される。減算カウンター52が0になると、モー
ター駆動回路53に停止信号を送つてモーター5
4を停止させ、これにより撮影レンズ13が合焦
位置で停止する。なお、コントロール回路26は
F値モード設定部50からのF値モード信号によ
り上記(1)式の誤差修正を行う前に上記デフオーカ
ス信号を補正して(又はF値モード信号によりパ
ルス発生器55の周期を制御して)J′とeとの関
係をF値モード値の切換にかかわらず一定に制御
する。また、コントロール回路26はピント合わ
せ中には、警告装置56に警告表示を行わせる。
さらに、メモリ36の出力信号が積算回路57で
積算されて除算回路58により信号数で除算され
ることによりΣbi/iなる演算が行われ、被写体
の明るさが測定される。コントロール回路26は
除算回路58の出力信号によりCCD25の積分
時間を制御してCCD25の出力信号を被写体の
明るさの変化に対して安定化すると共に自動露出
回路59に測光信号を与えて露出量を演算させ、
その出力信号により露出制御を行う。
第9図は撮影レンズ位置とデフオーカス信号と
の関係を示す。デフオーカス信号は撮影レンズ1
3の停止時には、第9図破線のように誤差のない
真値Vとなるが、撮影レンズ13の移動中には第
9図実線Vのようになつて誤差ΔVが含まれる。
第10図は撮影レンズの移動線図である。デフ
オーカス信号を修正しない場合には、撮影レンズ
13が図示破線のように合焦位置を一度はオーバ
ーランしてしまつてピント合わせに時間が長くか
かるが、デフオーカス信号を修正した場合には、
撮影レンズ13が合焦をオーバーランすることが
なくなり、ピント合わせに要する時間が短縮され
る。
第11図は撮影レンズ13が等速で移動してデ
フオーカス信号演算時間が無視できる程短い場合
における上記コントロール回路26の処理フロー
の一部を示す。この場合、上記(2)式はΔe2=0,
α=2となるので、V0=V−kΔe1/2となる。
Δe1はCCD積分中の撮影レンズ13の移動量であ
り、ΔV1=kΔe1の関係でCCD積分中の撮影レン
ズ13の移動量に対応した測距デフオーカス信号
の差ΔV1に対応する。
以下、VS(=ΔV1)、F値モード信号による補
正後で誤差修正前の測距デフオーカス信号であつ
てCCD積分中の撮影レンズ13の移動量に対応
したものをVとして説明する。この場合、(2)式は V0=V−ΔV1/2=V−VS/2 …(3) となる。
コントロール回路26は、カメラにおいて、レ
リーズボタンが押されることにより第11図に示
す処理フローを行うが、まず、撮影レンズ移動量
に対応するデフオーカス信号VSをリセツトして
撮影レンズ13が停止した状態にてCCD25を
駆動してその積分を開始させ、上述の測距を行わ
せてこの測距で得られたデフオーカス信号(測距
値)VをV′とする。次に、コントロール回路2
6は、そのデフオーカス信号V′が0であるか否
かを判断してデフオーカス信号V′が0であれば
撮影レンズ13が合焦位置にあるから、次のボデ
イレリーズへ飛ぶ。また、コントロール回路26
は、デフオーカス信号V′が0でなければ次の測
距の為にCCD25を駆動してその積分を開始さ
せ、デフオーカス信号V′の極性を判別して撮影
レンズ移動量に対応するデフオーカス信号VS
デフオーカス信号V′の極性に応じて+1又は−
1してその結果により減算カウンタ52及びモー
ター駆動回路53を制御することによつて撮影レ
ンズ13の繰り出し又は繰り込みを行わせる。次
に、コントロール回路26は、V′=Vであつて
測距値に変化がないか否かを判断してV′=Vで
ある場合には新しい測距値が入つてきていないか
ら、V′=VSになるまで減算カウンタ52及びモ
ーター駆動回路53を制御して撮影レンズ13を
上述と同様に移動させて行く。そして、コントロ
ール回路26は、V′=VSになると、撮影レンズ
13が合焦位置に達したものとして最初のステツ
プに戻り、上述と同様に次のボデイレリーズへ飛
ぶ。
また、コントロール回路26は、新しい測距値
が入つてきてV′≠Vになれば、その測距値は撮
影レンズ13が移動中のものであるから、(3)式よ
りV−VS/2なる誤差の修正を行つてV′とする。
そして、コントロール回路26は、そのデフオー
カス信号V′が0であるか否かを判断してデフオ
ーカス信号V′が0であれば撮影レンズ13が合
焦位置にあるから、最初のステツプに戻つて上述
のように次のボデイレリーズへ飛ぶ。また、コン
トロール回路26は、デフオーカス信号V′が0
でなければ次の測距の為にCCD25を駆動して
その積分を開始させ、デフオーカス信号V′の極
性を判別して撮影レンズ移動量に対応するデフオ
ーカス信号VSをデフオーカス信号V′の極性に応
じて+1又は−1し、その結果により減算カウン
タ52及びモーター駆動回路53を制御すること
によつて撮影レンズ13の繰り出し又は繰り込み
を行わせる。次いで、コントロール回路26は、
V′+VS/2=Vであつて次の測距値が入つてき
たか否かを判断し、つまり、上述の測距による次
の新しい測距値Vを上記リセツト前のVSにより
誤差修正したものとV′とが等しくなつて次の新
しい測距値が入つてきたか否かを判断し、次の新
しい測距値が入つてこない場合には、V′=VS
なるまで同様にデフオーカス信号V′の極性を判
別して撮影レンズ移動量に対応するデフオーカス
信号VSをデフオーカス信号V′の極性に応じて+
1又は−1し、その結果により減算カウンタ52
及びモーター駆動回路53を制御することによつ
て撮影レンズ13を移動させて行く。そして、コ
ントロール回路26は、V′=VSになつた場合に
は最初のステツプに戻つて上述のように次のボデ
イレリーズへ飛ぶ。また、コントロール回路26
は、次の新しい測距値が入つてきた場合にはその
測距値に対して上述の誤差修正のステツプに戻
り、新しい測距値にV−VS/2なる誤差の修正
を行つてV′とする。
なお、上記実施例において、第1図の測距光学
系の代りに第2図に示すような測距光学系を用い
ることができる。この測距光学系では、射出瞳1
4の一部14Aを通過した結像作用光線がハーフ
ミラー15、プリズム16、結像レンズ17を介
して光電素子A1〜Aoに入射し、射出瞳14の一
部14Bを通過した結像作用光線がハーフミラー
15で反射されてプリズム18、結像レンズ19
を介して光電素子B1〜Boに入射する。
以上のように本発明によれば、第1の光電素子
群及び第2の光電素子群の各回の測光動作中に、
デフオーカス信号演算手段からの測距デフオーカ
ス信号より、第1の光電素子群及び第2の光電素
子群の積分中における撮影レンズの移動量に対応
したデフオーカス信号の差を撮影レンズの速度変
化により決まる値で除算した値を誤差として引く
ので、測距動作中は撮影レンズを止めておく必要
がなくなり、ピント合わせに要する時間を短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は測距光学系の各例を示す正
面図、第3図乃至第6図は本発明を説明するため
の図、第7図は本発明の一実施例の電気回路を示
すブロツク図、第8図乃至第10図は本発明を説
明するための図、第11図は上記実施例における
コントロール回路の処理フローの一部を示すフロ
ーチヤートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 撮影レンズの結像作用光線を瞳分割する瞳分
    割光学系と、この瞳分割光学系により瞳分割され
    た結像作用光線を各々受光しこの結像作用光線を
    各々光電変換して積分して直列に出力するという
    測光動作を前記撮影レンズの停止時及び移動中に
    繰り返して行う第1の光電素子群及び第2の光電
    素子群と、この第2の光電素子群の出力信号と前
    記第1の光電素子群の出力信号との相関度を前記
    撮影レンズの停止時及び移動中に前記第1の光電
    素子群の出力信号と前記第2の光電素子群の出力
    信号とを相対的にシフトしながら演算しこの相関
    度の演算を繰り返してこの演算結果から測距デフ
    オーカス信号を求めるデフオーカス信号演算手段
    と、前記第1の光電素子群及び前記第2の光電素
    子群の各回の測光動作中に、前記デフオーカス信
    号演算手段からの測距デフオーカス信号より、前
    記第1の光電素子群及び第2の光電素子群の積分
    中における撮影レンズの移動量に対応したデフオ
    ーカス信号の差を前記撮影レンズの速度変化によ
    り決まる値で除算した値を誤差として引く修正手
    段と、この修正手段からの修正デフオーカス信号
    により前記撮影レンズを合焦位置へ移動させる撮
    影レンズ駆動手段とを備えたことを特徴とする自
    動焦点制御装置。
JP15665779A 1979-10-31 1979-12-03 Automatic focus control device Granted JPS5678823A (en)

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