JPH0321886B2 - - Google Patents

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JPH0321886B2
JPH0321886B2 JP55145622A JP14562280A JPH0321886B2 JP H0321886 B2 JPH0321886 B2 JP H0321886B2 JP 55145622 A JP55145622 A JP 55145622A JP 14562280 A JP14562280 A JP 14562280A JP H0321886 B2 JPH0321886 B2 JP H0321886B2
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JP
Japan
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signal
focus
lens
image
data
Prior art date
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JP55145622A
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English (en)
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JPS5770503A (en
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Mitsuo Eguchi
Nobuyuki Ichino
Yoshiki Kikuchi
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Mamiya Camera Co Ltd
Original Assignee
Mamiya Camera Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mamiya Camera Co Ltd filed Critical Mamiya Camera Co Ltd
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Priority to US06/267,447 priority patent/US4382665A/en
Publication of JPS5770503A publication Critical patent/JPS5770503A/ja
Publication of JPH0321886B2 publication Critical patent/JPH0321886B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一眼レフレツクスカメラ、シネカ
メラ、ビデオカメラ等の撮影装置において自動焦
点調節(オートフオーカス)を実現するための自
動焦点調節装置に関する。
写真撮影における重要なる調節要素は、ピント
合せと露出決定であるが、近年のエレクトロニク
スの発達と共に、露出調節はほとんど自動化され
つつあり、露出値の誤りによる不良写真は少なく
なつてきた。
これに反して、ピント調節の自動化は未だ不充
分な状態であり、一部、短焦点35mm初心者向カメ
ラも出現してはいるものの、精度、レンズ交換の
不可、長焦点レンズが使えない事等、未だ理想的
な状態にはない。
また、シネカメラ等においては、近年サウンド
化が進む中で、特に、音とピントの両方を撮影者
が管理しつつ撮影を行うのは非常に無理があり、
焦点調節の自動化が切望されて来ている。
さらに、ビデオカメラ等においては、撮影に対
する諸要求は極めて多い。例えば構図、人物の動
き、背景に対する配慮等の値に其のモニターシス
テムが小型の白黒テレビであるため、実際の天然
色画像の色配分等は、撮影者が常に経験を頼りに
配慮しつつ調整しなければならない要素のひとつ
である。
近年、露出関係は漸次自動化されて、撮影者の
負担は軽くなつては来たが、小型のモニターフア
インダーで正確なる焦点調節を行うのは至難の技
であり、自動焦点調節装置はこの分野においても
最も望まれているものである。
ビジトロニツクモジユール方式、赤外線方式、
超音波方式等によるカメラのオートフオーカス装
置が商品化されているが、いずれも撮影光学系を
通過する光束によつて合焦位置を検出する方式
(以下「TTL方式」という)ではないため、次の
ような欠点を有し、上述の如き各種撮影装置用の
理想的な自動焦点調節装置を提供できるものでは
ない。
(1) パララツクスがある。
(2) 従つて、ピント合せをしようとしている部分
をフアインダ上に明示できない。
(3) ズームレンズのような焦点距離が広範囲に可
変できるレンズを装着した撮影装置、例えばビ
デオカメラ、シネカメラ等やレンズ交換可能な
一眼レフカメラ等に適用するのには大きな無理
がある。
(4) 精度がよくない。
このような点に鑑み、本発明者等は、一眼レフ
レツクスカメラ、シネカメラ、ビデオカメラ等の
広範囲の撮影装置に適したTTL方式による理想
的な自動焦点調節方法を発明した(特願昭55−
3233号)。
そして、上記発明を実施した自動焦点調節装置
は、撮影装置における撮影光学系の異る部分を通
過した光束による被写体像の強度分布を夫々画像
信号として検出する強度分布検出手段と、該手段
によつて検出された各画像信号を記憶して両信号
の関係を少しづつ相対移動させながらその移動毎
に両信号の相関をとり、その相関出力のピーク位
置によつて撮影装置のピント状態を検出し、その
ピーク位置が合焦時の位置でない時には前記撮影
光学系のレンズを合焦方向へ移動させるための駆
動方向信号を出力する信号処理回路と、該信号処
理回路から前記駆動方向信号が出力されている間
前記レンズをその指定方向へ移動させるレンズ駆
動装置とを備えている。
ところがこのような自動焦点調節装置付カメラ
で、例えば格子状の被写体を撮影するような場合
には、相関出力のピークが何回も現われ、あるい
は非常にコントラストの低い被写体を撮影する場
合には連続的に高い相関出力が現われ、いずれに
しても相関出力のピーク位置によるピント状態の
検出ができなくなる場合がある。
この発明は上述のような場合にレンズが往復動
を繰り返してハンチングを起したり、合焦位置を
検出できないため不定状態になつたりするのを防
止することを目的とする。
そのためこの発明は、撮影光学系の異る部分を
通過した光束による被写体像の強度分布を夫々画
像信号として検出する強度分布検出手段と、該手
段によつて検出された各画像信号をそれぞれ記憶
する画像信号記憶手段と、該手段によつて記憶さ
れた二つの画像両信号の関係を少しずつ相対移動
させながらその移動毎に両信号の相関をとる相関
器と、その相関出力のピーク位置を検出するピー
ク位置検出手段と、該手段によつてピーク位置が
検出された時の前記相関器による2つの画像信号
の相対移動量から前記撮影装置のピント状態を検
出し、前記ピーク位置が合焦時の位置でない時に
は前記撮影光学系のレンズを合焦方向へ移動させ
るための駆動方向信号を出力する手段と、該手段
から前記駆動方向信号が出力されている間前記レ
ンズをその指定方向へ移動させるレンズ駆動装置
とを備えた自動焦点調節装置において、 前記相関器による1回のピント状態検出動作中
は前記相関出力が所定以上の高いレベルになつた
回数をカウントし、そのカウント値が予め設定し
た値になつた時には前記駆動方向信号を無効にす
ると共に警告表示を行なう調節不能検知回路を設
けた自動焦点調節装置のハンチング防止装置を提
供するものである。
したがつて、このハンチング防止装置を備えた
自動焦点調節装置は、撮影光学系の異なる部分を
通過した各光束による画像信号を記憶すると、そ
れをメモリ上で相対的に移動させながら相関出力
のピーク位置を検出することにより、合焦状態に
するためのレンズの移動方向を直ちに判別して合
焦方向へレンズを駆動して、短時間で高精度な合
焦状態を得ることができる。
そして、そし被写体が等間隔の格子状であつた
り、極めてコントラストが低いような場合には、
相関器による1回のピント状態検出動作中の相関
出力が何回も、あるいは殆ど高いレベルになつて
しまうため、ピント状態を検出できなくなるが、
そのような場合には調節不能検知回路がそれを検
知してレンズを移動させるための駆動方向信号を
無効にすると共に警告表示を行なうので、撮影レ
ンズは前回のピント状態検出動作による合焦位置
に留まり、ハンチングを起こしたり不定状態にな
つたりすることはなく、その警告表示を見て手動
で合焦させることもできる。
また、この自動焦点調節装置のハンチング防止
装置は、一眼レフカメラ、シネカメラ、ビデオカ
メラ等の自動焦点調節装置に好適であり、特にシ
ネカメラやビデオカメラに適用すれば、パンニン
グ撮影を行なうような場合に、その移動途中に上
述のような格子状あるいはコントラストの低い被
写体が存在してもピンボケになるようなことがな
く、好ましい映像が続けて得られるという大きな
効果を奏する。
以下添付図面を参照してこの発明の内容を説明
するが、先ず第1図乃至第7図によつて、この発
明を実施すべき自動焦点調節装置における合焦位
置の検出原理について簡単に説明する。
第1図はレンズ1が被写体Σの像Σ′を結像して
いる様子を示し、被写体Σの一点Pから出てレン
ズ1上の右半部の点Aを通過した光線も、左半部
の点Bを通過した光線も像Σ′上の点P′に集る。
ここで、レンズ1上の点Aを通過する光線によ
る結像のみを考察するために、第2図に示すよう
にアパーチヤ2aを有するブレード2を設けたと
仮定する。そうすると、合焦位置の像Σ′に対し
て、ピントはずれαの位置の像Σ′αはY軸の正方
向にシフトし、ピントはずれβの位置の像Σ′βは
Y軸の負方向にシフトする。
同様に、ブレード2を第3図のように設けたと
仮定して、レンズ1上の点Bを通過する光線によ
る結像のみを考察すると、合焦位置の像Σ′に対し
て、ピントはずれαの位置の像Σ′αはY軸の負方
向にシフトし、ピントはずれβの位置の像Σ′βは
Y軸の正方向にシフトする。
また、同時に、ピントはずれ位置α,βでは像
の高周波成分が失われ、像がぼけてコントラスト
が低下する。
さて、この像の強度分布を取り出すために、第
4図に示すようにY軸方向に光センサアレイ(以
下「センサアレイ」という)3を配置する。
今、被写体の強度分布が第5図に示すようにな
つていたとすると、合焦位置にセンサアレイ3を
置けば、前述したレンズ1の点Aを通過した光束
による像(以下単に「Aによる像」という)も、
レンズ1の点Bを通過した光束による像(以下単
に「Bによる像」という)も第6図に示すよう
に、第5図の被写体の強度分布と相似でその位置
も全く同じものになる。
しかし、第2、第3図におけるピントはずれα
の位置にセンサアレイ3を置いたとすると(セン
サアレイの位置は同じでも撮影レンズ1がセンサ
アレイ3に近づきすぎているとそうなる)、像の
高周波成分が消失すると共に、第7図に示すよう
にAによる像はY軸の正方向に、Bによる像はY
軸の負方向にずれる。
今、光軸に対して点AとBが等距離であるとす
れば、Aによる像とBによる線のずれは、大きさ
が等しく方向は反対になる。したがつて、合計さ
れたずれδは一方によるずれの2倍になる。
また、第2、第3図におけるピントはずれβの
位置にセンサアレイ3を置いたとすると(撮影レ
ンズ1がセンサアレイ3から離れすぎている場
合)、同様なずれδが生ずるが、ずれの方向が逆
になる。
したがつて、Aによる像に対してBによる像が
Y軸の負方向にずれていれば、レンズ1をセンサ
アレイ3から遠ざける方向に、又Y軸の正方向に
ずれていれば近づける方向に夫々移動させれば、
センサアレイ3が合焦面に近づくことになる。そ
こで、センサアレイ3をフイルム面(撮像面)と
共役な位置に配置すれば、この2つの像のずれ方
向を検出することによつて合焦に到る撮影レンズ
の駆動方向を見出すことができる。
次に、この原理を応用した自動焦点調節装置の
概要を第8図によつて説明する。
この自動焦点調節装置は、図示のように、撮影
装置における撮影光学系の異る部分を通過した光
束による被写体像の強度分布を夫々画像信号とし
て検出する強度分布検出部10と、それによつて
検出された画像信号を処理して撮影装置のピント
状態を検出し、非合焦状態にあるときには撮影光
学系のレンズを合焦方向へ移動させるための駆動
方向信号を出力する信号処理回路20と、その駆
動方向信号が出力されている間撮影光学系のレン
ズをその指定方向へ移動させるレンズ駆動装置3
0と、ピント状態を表示する表示器40とからな
つている。
強度分布検出部10では、撮影光学系を構成す
るフオーカスレンズ11の右半部を通過した光束
による被写体像をレンズ15Aにより、左半部を
通過した光束による被写体像をレンズ15Bによ
つて、夫々センサアレイ16Aとセンサアレイ1
Bの各受光面に結像させる(実際には合焦時に
のみ各センサアレイ16A,16Bの受光面上に正
しく結像する)。
センサアレイとしては、蓄積モード型のイメー
ジセンサアレイである例えば一次元のCCDイメ
ージセンサアレイを使用し、センサドライバ17
によつて被写体輝度情報に応じて電荷蓄積時間を
制御されて、被写体輝度によつてレベルが変化し
ない画像信号(各受光点の明暗に応じた信号)と
して各被写体像の強度(濃度)分布を検出してシ
リアルに出力する。
信号処理回路20は、先ず、センサアレイ16
,16Bによつて検出した各画像信号を二値化器
21A,21Bに入力して“1”“0”の2値信号
に変換し、夫々メモリ22A,22BにAデータ
(撮影レンズの右半部を通過した光束による被写
体像の強度分布データ)及びBデータ(撮影レン
ズの左半部を通過した光束による被写体像の強度
分布データ)として一時記憶する。
そして、このメモリ22A,22Bに記憶したA
データとBデータの関係を少しずつ相対移動させ
ながらその移動毎に相関器23によつて相関をと
り、ピーク検知器24によつて相関出力のピーク
位置を検知する。駆動方向検出器25はピーク検
知器24によつて検出したピーク位置がAデータ
とBデータとの相対移動を何回行つた位置である
かによつて、合焦、非合焦のピント状態及び非合
焦時には合焦させるためにフオーカスレンズ11
を移動させるべき方向に判別し、それによつて合
焦時には合焦信号を、非合焦時には駆動方向信号
を出力する。
シーケンスコントローラ26は、センサドライ
バ17によるセンサアレイ16A,16Bの画像信
号出力タイミングと同期させて、信号処理回路2
0の各部の動作を制御する回路であり、マイクロ
コンピュータを用いることができる。
レンズ駆動装置30は、ドライバ回路31とモ
ータ32と、このモータの回転を直線運動に変換
してフオーカスレンズ11を矢示P又はQ方向に
移動させるギア機構33とからなる。そして、駆
動方向検出回路25から駆動方向信号が出力され
ている間、ドライバ回路31はその指定方向に従
つてモータ32を右回転又は左回転させ、ギア機
構33を介してフオーカスレンズ11を矢示P又
はQ方向に移動させる。そして駆動方向検出器2
5から合焦信号が出力されるとモータ32に制動
を加えてフオーカスレンズ11の移動を停止させ
る。
表示器40はドライバ31に入力される駆動方
向信号又は合焦信号に応じて、前ピン、後ピン、
合焦等を例えば発光色の異なる発光ダイオード
(LED)の点灯により表示する。
次に、この自動焦点調節装置の各部について具
体的に説明する。
先ず、強度分布検出部10の光学系について、
ズームレンズを使用するスチールカメラ、シネカ
メラ、又はビデオカメラ等の撮影装置に適用した
場合の例を第9図によつて説明する。
フオーカスレンズ11と変倍レンズ12と結像
レンズ13によつて撮影光学系として3群のズー
ムレンズを構成しており、変倍レンズ12と結像
レンズ13の間では合焦時平行光線になるように
してある。各レンズ11,12,13はいずれも
図を簡単にするために1枚のように示してある
が、実際には夫々複数のレンズによつて構成され
ていることは勿論である。
このようなズムレンズの変倍レンズ12と結像
レンズ13の間にハーフミラー面14aを有する
プリズム分光器14を介挿し、撮影光束の一部を
下方へ導く。そして、結像レンズ13と等価な検
出用レンズ15A,15Bを配置すると共に、フオ
ーカスレンズ11に対してフイルム面Fと共役な
位置にセンサアレイ16A,16Bを配設する。
このようにして、フオーカスレンズ11の右半
部を通る光束Aによる被写体像をレンズ15A
よつてセンサアレイ16A上に結像させ、フオー
カスレンズ11の左半部を通る光束Bによる被写
体像をレンズ15Bによつてセンサアレイ16B
に結像させる。なお、18は両光束が干渉しない
ようにするために設けた遮光板である。
このようにすれば、ブレードのような可動部材
を使用せずに光束Aによる像と光束Bによる像の
強度分布をセンサアレイ16A,16B(実際には
1個のセンサアレイ16を半分づつ使用する)に
よつて同時に検出することができる。
なお、第8図によつても説明したように、第9
図におけるフオーカスレンズ11もモータ32に
よつてラツク・ピニオン等のギア機構33を介し
て矢示P又はQ方向に移動されて焦点調節がなさ
れるようになつている。
次に、センサドライバ及び信号処理回路につい
て説明する。
第10図はデータ検出部のブロツク図である。
センサアレイ16は256ビツトの受光エレメン
トを持ち、一半部の128ビツトで第9図の光束A
による像の強度分布を検知し、他半部の128ビツ
トで光束Bによる像の強度分布を検知する。すな
わち、第8、第9図におけるセンサアレイ16A
と16Bを1個のセンサアレイにしたものである。
このセンサアレイ16は、光−周波数変換回路
41によつて蓄積時間を制御されるセンサドライ
バ17によつて駆動される。
104はローパスフイルタ、105はアンプで
あり、21はアンプ105から出力される画像信
号を各ビツトごとに二値化する二値化器であり、
第8図の二値化器21A,21Bに相当する。
シフトレジスタ107およびコントロールロジ
ツク回路108はマイクロコンピュータを用いて
信号処理を行うためのスピード変換部を構成して
おり、シフトレジスタ107はセンサアレイ16
の256ビツトのデータをストアできるように256ビ
ツトのものを用いる。また、Dはデータ、STは
スタート信号、CLKはクロツク入力であるが、
RDYWは第11図に示すように、スタート信号
STが“1”でセンサアレイ16からのデータ転
送完了後“1”になるレデイ信号RDYが“0”
の時にのみ“0”になり、それ以外の時には
“1”になる信号である。
センサドライバ17及び光−周波数変換回路4
1は例えば第12図に示すように構成されてい
る。
光−周波数変換回路41は、コンデンサC1
抵抗R1、及びフオトセル45を時定数素子とす
る発振回路46からなり、入射光量γに応じて周
波数が変化する矩形波信号Sγを出力する。した
がつて、この矩形波信号Sγの周期Tは、入射光
量γが多い程短かくなり、入射光量γが少ない程
長くなる。
この矩形波信号Sγの例えば立下りでワンシヨ
ツトマルチ42をトリガし、第13図イに示すよ
うな周期Tで一定パルス幅のシフトパルスφxを
出力する。このシフトパルスφχの周期TがCCD
イメージセンサアレイ16における電荷の蓄積時
間になる。
発振器43は例えば2MHzの周波数の発振出力
をクロツク発生回路44に入力し、そこで、互に
逆相の2相クロツクである第13図ロ及びハに示
す転送クロツクφ1,φ2とリセツトクロツクφR
センサアレイ16に出力する。
センサアレイ16は、上述のシフトパルスφx、
転送パルスφ1,φ2、及びリセツトパルスφRによ
つて駆動されて、受光像の強度分布に応じた信号
を順次出力する。
第14図は二値化器21の一例を示す回路図で
あり、オペアンプ47とダイオードD2、抵抗R2
R3、コンデンサC2からなる回路によつて入力信
号Sνのピークをホールドして第15図に破線で
示すような信号Vcを得る。これを、オペアンプ
48と抵抗R4〜R6からなる増幅回路によつて適
当に増幅して比較電圧Vrefを得る。そして、オ
ペアンプ49による比較器によつて、入力信号
Sνを比較電圧Vrefと比較して第15図ロに示す
ように、Sυ≧Vrefの時“1”を、Sν<Vrefの時
“0”の二値化出力Dνとして出力する。
そこで、第10図に戻つて、後述するシーケン
スコントロール部(第23図)からスタート信号
STがコントロールロジツク回路108に入力す
ると(第8図のシーケンスコントローラ26はこ
のシーケンスコントロール部とコントロールロジ
ツク回路を含んでいる。)、被写体輝度に応じた電
荷蓄積時間T(第13図参照)でセンサアレイ1
6に蓄積した像の強度分布を示す画像信号を出力
させ、ローパスフイルタ104、アンプ105を
介して二値化器21に入力して二値化し、順次
256ビツトのシフトレジスタ107に転送する。
この256ビツトのデータの転送が完了すると信
号RDYWが“1”になる。
第16図は、シフトレジスタ107にストアさ
れたデータを、光束Aによるデータ(Aデータ)
DAと光束Bによるデータ(Bデータ)DBとに振
り分けて揃えるシフトレジスタ部のブロツク図で
ある。
このシフトレジスタ部は、Aデータ用の128ビ
ツトのシフトレジスタ110(第8図のメモリ2
Aに相当する)、Bデータ用の128ビツトのシフ
トレジスタ111(第8図のメモリ22Bに相当
する)と、マルチプレクサ112,113及びセ
レクタ114,115からなる。
マルチプレクサ112は、後述するシーケンス
コントロール部(第23図)からの信号SELA
が“1”の時は入力データDをセレクタ114へ
出力し、信号SELAが“0”の時は入力データ
Dをセレクタ115へ出力する。
セレクタ114,115は、夫々後述するシー
ケンスコントロール部からの信号CNTが“1”
の時はマルチプレクサ112から入力されるデー
タDA,DBをシフトレジスタ110,111へ出
力し、信号CNTが“0”の時は夫々シフトレジ
スタ110,111の出力側(out)から送出さ
れたデータを入力側(in)へ戻すように切換わ
る。
マルチプレクサ113は、後述する、クロツク
発生部(第22図)からのクロツクパルス
CLKOUTを入力し、信号SELAが“1”の時
はシフトレジスタ110及び後述する相関器12
0(第17図)へクロツクパルスCLKAを出力
し、信号SELAが“0”の時はシフトレジスタ
111及び相関器120へクロツクパルスCLKB
を出力する。
そこで、先ず信号CNTが“1”で、信号
SELAが“1”になり、第10図のシフトレジ
スタ107にストアされたデータDがマルチプレ
クサ112、セレクタ114を介してシフトレジ
スタ110へ転送される。クロツクパルス
CLKOUTが128パルス入力することによつてシ
フトレジスタ107の前半128ビツトのAデータ
DAがシフトレジスタ110へ転送される。
次に、信号SELAが“0”になり、その後の
128パルスの入力によつてシフトレジスタ107
の後半128ビツトのBデータDBがシフトレジスタ
111へ転送される。
このようにして、シフトレジスタ110,11
1に128ビツトづつのAデータDAとBデータDB
揃えた後、信号CNTが“0”になり、セレクタ
114,115が夫々各シフトレジスタ110,
111の出力側から送出されたデータを入力側へ
戻すように切換わる。そして、その後のクロツク
パルスCLKA,CLKBによつてシフトレジスタ1
10,111から所要のデータが後述する相関器
120へ送出される。
第17図は第8図の相関器23とピーク検知器
24に相当する相関位置検出部のブロツク図であ
り、相関器120、電流−電圧変換器(I−V変
換器)121、サンプル・ホールド回路122、
ピークデイテクタ123、ORゲート124、及
びカウンタ125によつて構成されている。
相関器120は、例えばTRW社より市販され
ているTC1004Jを用いる。これは、第18図に示
す様に2個の64ビツトのシフトレジスタ120A
120Bと、その対応する各ビツトごとの排他的
論理和をとるEX−OR回路G1〜G64と、その各出
力を抵抗r1〜r64を介して加算して電流値による
出力を得る回路とからなる。そして、シフトレジ
スタ120AのAデータとシフトレジスタ120B
のBデータとが一致する程多くのEX−OR回路
の出力が“0”になり、出力電流I0が増加する。
この出力電流I0を電流−電圧変換器121で電圧
に変換して相関出力を得る。
ここで、第19図を参照して、第16図のシフ
トレジスタ110,111から、この相関器12
0内のAデータ用のレジスタ120A及びBデー
タ用のレジスタ120Bへのデータ転送動作につ
いて説明する。
この例では、スプリツトイメージによつて互い
に反対方向にずれた2つの像を合せて合焦させる
動作と同様に、第16図のシフトレジスタ11
0,111にストアしたAデータDAとBデータ
DBのうち、互に反対側から半分づつのデータを
順に1ビツトづつ逆方向へずらしながら相関を検
知する。
すなわち、最初に第19図に斜線を施して示す
ように、シフトレジスタ110の左半分の64ビツ
トのデータと、シフトレジスタ111の右半分の
64ビツトのデータを夫々相関器のシフトレジスタ
120A,120Bに転送して相関をとる。
そのため、この第1回目の相関検出時には、シ
フトレジスタ110及び120Aに128パルスの
CLKAを与え、シフトレジスタ111及び120
には64パルスのCLKBを与える。
シフトレジスタ110に128パルスのCLKAが
入力すると、全てのデータがシフトレジスタ12
Aに送出されると共に再び戻されて初めと同じ
状態でAデータをストアする。シフトレジスタ1
20Aは64ビツトしかないので、前半の64ビツト
分のデータは押出されてなくなり、後半の64ビツ
ト分のデータ、すなわち第19図に斜線を施した
部分のAデータのみがストアされることになる。
一方、シフトレジスタ111に64パルスの
CLKBが入力すると、第19図に斜線を施した右
半分の64ビツトのBデータがシフトレジスタ12
Bに転送される。そして、シフトレジスタ11
1内では当初左半分にあつたデータが右半分に、
当初右半分にあつたデータが左半分にストアされ
た状態になる。
次に、第2回目の相関検出時には、シフトレジ
スタ110に127パルスのCLKAを、シフトレジ
スタ111に1パルスのCLKBを与える。
すると、シフトレジスタ120Aには、第19
図に仮想線で示すようにシフトレジスタ110に
おける前回より1ビツト右へずれた64ビツト分A
データが転送される。また、シフトレジスタ12
Bにはシフトレジスタ111における前回より
1ビツト左へずれた64ビツト分のBデータが転送
された状態になる。
このようにして、2回目以降の各相関検出時に
はシフトレジスタ110及び120Aへは127パル
スのCLKAを送り、シフトレジスタ111及び1
20Bへは1パルスのCLKBを送つて、64回の相
関検出を行うことにより、第19図に斜線を施し
て示した部分から互に1ビツトづつ反対方向にず
らして、全く反対の状態になるまでの全ての相関
をとることができる。
そして、32回目の相関検出時が、第19図に破
線で示すようにシフトレジスタ110と111の
いずれも中央付近の同じ64ビツト分のAデータと
Bデータとの相関が検知されることになり、この
時に相関器120の出力が最大になれば合焦状態
である。それよりずれたところで相関出力が最大
になれば、それだけピントがずれていることにな
る。
そこで、第17図に戻つて、各回の相関検出時
の相関器120からの出力電流を、I−V変換器
121によつて電圧に変換し、サンプル・ホール
ド回路122及びピークデイテクタ123へ入力
する。
相関器120内のシフトレジスタ120A,1
20Bのデータが揃つて相関をとる毎に、後述す
るシーケンスコントロール部(第23図)からの
サンプリング信号S/が“1”になり、サンプ
ルホールド回路122にI−V変換器121から
の相関出力としての電圧信号をサンプリングし、
サンプル値が体のホールド値より高い時はホール
ド値を更新し、前のホールド値より低い時には前
のホールド値をそのままホールドする。
したがつて、第20図に実線で示すように各回
のサンプル値が変化したとすると、ホールド値は
サンプル値の上昇中はそれに追従するが、一度ピ
ークがあると、それ以後はそのピークを越えるサ
ンプル値があるまで破線で示すようにそのピーク
値をホールドしている。
ピークデイテクタ123は、このサンプルホー
ルド回路122のホールド値とI−V変換器12
1からの入力信号値(第20図のサンプル値に相
当する)とを比較し、ホールド値より入力信号値
の方が大きい時にはピーク出力を“1”にする。
それによつて、ORゲート124を介してカウン
タ125をリセツトする。
そのため、カウンタ125は第20図に示すよ
うに、相関出力がピークになるまでリセツトされ
続け、ピーク以後はサンプリング信号S/をカ
ウントするが、先のピーク値以上の相関出力があ
ると再びリセツトされ、64回のサンプリングすな
わち相関検出が終了した時、最大のピーク以後の
カウント値が保持されている。これを相関位置デ
ータとして出力する。
なお、このカウンタのカウント値はスタート信
号STが“1”になつた時、すなわちセンサアレ
イ16にデータの蓄積を開始してからシフトレジ
スタ110,111にデータが転送されるまでの
間もリセツトされる。
第21図は第8図の駆動方向検出器25以降の
回路部分に相当するモータドライブ及び表示部の
ブロツク図であり、ラツチ回路130、駆動方向
検出器であるマグニチユードコンパレータ(デジ
タル比較器)131、表示器40の発光ダイオー
ド(LED)及びモータ32のドライバ31等か
らなる。
ラツチ回路130は前述のカウンタ125のカ
ウント値として出力される相関位置データを、後
述するシーケンスコントロール部(第23図)か
らの信号STRBが“1”になつた時にラツチす
る。
マグニチユードコンパレータ131は32にセツ
トされ、それとラツチ回路130にラツチされた
相関位置データ(これをNとする)とを比較し、
N>32ならば出力aを“1”にし、N<32ならば
出力bを“1”にし、N=32ならば出力cを
“1”にする。この出力aとbが駆動方向信号、
cが合焦信号である。
LED及びモータのドライバ31はこの駆動方
向信号aが“1”のときは例えばモータ32を右
回転させると共に、前ピンを表示する発光ダイオ
ードL1を点灯し、駆動方向信号bが“1”のと
きは例えばモータ32を左回転させると共に、後
ピンを表示する発光ダイオードL2を点灯させる。
このモータ32の回転により第9図のフオーカ
スレンズ11がギア機構33を介して合焦し得る
方向へ駆動される。そして、合焦するとマグニチ
ユードコンパレータ131の合焦信号cが“1”
になるので、モータ32にブレーキをかけると共
に、合焦を表示する発光ダイオードL3を点灯さ
せる。
モータ駆動中も上述のシーケンスが繰返し行わ
れ、シネカメラやビデオカメラでは常に被写体の
動きを追つて焦点調節を行う。スチールカメラの
場合には合焦を表示するLEDが点灯した後シヤ
ツタをレリーズすればよい。
オート・マニユアル切換スイツチ134をオフ
にしておけばモータ32は回転せず、いずれかの
発光ダイオードのみが点灯し、ピントのチエツク
を行つて手動によつて合焦させることができる。
第22図はクロツク発生部のブロツク図で、予
め数値のプリセツト値(n)をラツチするラツチ
回路140、カウンタ141、クロツク発振器1
42、ワンシヨツトマルチ143、ラツチ回路1
40とカウンタ141の対応するビツト夫々の排
他的論理和をとるEX−OR回路群144、その
各EX−OR回路のオアをとるOR回路145、及
びANDゲート146とからなる。
前述の各部の動作に必要な数のクロツクパルス
CLKOUTを送出するために、その必要な数をプ
リセツト値として後述するシーケンスコントロー
ル部から与え、信号BGNが“1”になるとその
立上りでワンシヨツトマルチ143がトリガさ
れ、ラツチ回路140がそれをラツチすると共に
カウンタ141がリセツトされる。
その時点からOR回路145の出力が“1”に
なり、クロツク発振器142からのクロツクパル
スがANDゲート146を通つて出力されると共
に、カウンタ141がそのパルス数をカウントす
る。
そして、カウンタ141のカウント値がラツチ
回路140にラツチされたプリセツト値(n)と
等しくなつた時、EX−OR回路群144の各出
力が全て“0”になる。したがつてOR回路14
5の出力が“0”になり、ANDゲート146を
閉じ、クロツクパルスの送出を停止する。すなわ
ち、プリセツト値と同数のクロツクパルスが送出
されることになる。
なお、クロツクパルス送出中はOR回路145
の出力、すなわち信号BSYが“1”になつてい
るので、後述するシーケンスコントロール部(第
23図)のシーケンスの進行を停止させている。
以上説明した各部の動作は、第23図に示すシ
ーケンスコントロール部によつて制御される。
このシーケンスコントロール部は、4MHzの発
振器150、その出力を4分周するカウンタによ
る分周器151、その4分周されたパルスをカウ
ントするカウンタ152、そのカウント値によつ
てアドレスされるリード・オンリー・メモリ
(ROM)153、及びこのROM153の出力デ
ータをラツチする7ビツトのラツチ回路154,
155等からなる。
ROM153には、0番地から順次この装置の
シーケンス制御に必要な各動作信号のデータ及び
前述のクロツク発生部へ与えるプリセツト値のデ
ータが、夫々8ビツトのメモリの7ビツトを使つ
て記憶され、残りの1ビツトにはラツチ回路15
4又は155を選択するための信号EXHが記憶
されている。各動作信号RST,ST,BGN,
SELA,CNT,S/,STRBは夫々7ビツ
トのうちの1ビツトづつに“1”又は“0”とし
て記憶されている。
カウンタ152のカウント値によつてこの
ROM153のアドレスが指定され、そのアドレ
スのデータが読み出される。そして、信号EXH
が“1”ならばANDゲート156が開き、AND
ゲート159の出力が“1”になるタイミング
で、読み出されたデータがラツチ回路154にラ
ツチされる。信号EXHが“0”のときは、イン
バータ158の出力が“1”になつてANDゲー
ト157が開き、読み出されたデータがラツチ回
路155にラツチされる。
ところで、カウンタ152がカウントアツプし
てから、ROM153の出力に新らたに指定され
たアドレスのデータが完全に出揃うのに幾分時間
を要する。そこで、発振器150からの4MHzの
パルス信号CK1を分周器で4分周したパルス信号
CK4の立下りでカウンタ152をカウントアツプ
し、そのパルス信号CK4と4MHzのパルス信号の
アンドをAND回路159でとつて、その出力が
“1”になつた時、すなわちパルス信号CK4の半
周期後にラツチ回路154又は155をストロー
ブするようにしてある。
なお、前述した信号RDYWが“0”の時、す
なわち第10図のデータ検出部においてセンサア
レイ16に電荷の蓄積を開始してからデータをシ
フトレジスタ107へ転送し終る迄の間はAND
ゲート160を閉じる。また、前述のクロツク発
生部からの信号BSYが“1”で、その反転信号
BSYが“0”の時もANDゲート160を閉じ、
カウンタ152をカウントアツプしないようにし
てシーケンスの進行を停止させる。
信号RSTが“1”になるとワンシヨツトマル
チ161の出力が短時間“0”になり、反転入力
のOR回路162を介してカウンタ152をリセ
ツトする。また、通電開始時にもイニシヤルリセ
ツト回路163のg点がローレベル“0”になる
ので、反転入力のOR回路162を介してカウン
タ152をリセツトする。
ところで、このような自動焦点調節装置を備え
たカメラで格子状あるいは縞状の被写体を撮影し
ようとすると、第17図の相関器120の相関出
力をI−V変換器121で電圧信号に変換した相
関出力VSは、第24図イに示すようにピークが
何回も現われ、ピーク位置によるピント状態の検
出ができなくなる。
また、コントラストが非常に低い被写体の場合
には相関出力VSが第24図ロに示すように連続
的に高いレベルになり、明瞭なピークが現われな
くなる。
このような場合には、第21図のマグニチユー
ドコンパレータ131から出力される駆動方向信
号a又はb、合焦信号cはでたらめなものとな
り、合焦位置から大きくずれたり、ハンチングを
起したりして撮影画像がはなはだしく悪くなる恐
れがある。
そこで、この発明は、上記のような場合にはい
ずれも相関出力が高いレベルになる割合が多くな
ることに着目し、相関出力があるレベル以上にな
るサンプル回数をカウントし、そのカウント値が
予め設定した値になつたときには、マグニチユー
ドコンパレータ131から出力される駆動方向信
号a,bを無効にしてモータを停止させると共
に、警告表示を行うようにしたものである。
第25図はこの発明の実施例を示すブロツク図
であり、第17図及び第21図と同一部分には同
一符号を付してある。
相関器120の出力をI−V変換器121で電
圧信号に変換した相関出力VSを比較器51に入
力し、可変抵抗器VRによつて予め設定された基
準電圧Vrと比較する。
この基準電圧Vrは、例えばAデータとBデー
タとが90%一致した時の相関出力VSに相当する
電圧にする。このような基準電圧Vrと相関出力
VSとの関係は第24図イ,ロに示すようになる。
比較器51は、VS<Vrの時は出力がローレベ
ル“0”で、VS≧Vrになると出力をハイレベル
“1”にする。それによつて、例えばAデータと
Bデータとが90%以上一致した時にANDゲート
52を開き、サンプルホールド用おクロツクパル
スS/を通過させてプリセツト・カウンタ53
に入力する。
プリセツト・カウンタ53は、クロツクパルス
S/が入力するとそれをカウントし、そのカウ
ント値が予め設定されたプリセツト値(例えば
16)に達すると出力を“1”にする。
それによつて、インバータ54の出力が“0”
になると共に、トランジスタ55がオンして
LED56を点灯させ、自動焦点調節不能である
ことを警告表示する。これらによつて、調節不能
検知回路50を構成している。
なお、カウンタのプリセツト値を変更する必要
がなければ、プリセツト・カウンタに代えて、所
望のカウント値までカウントできるカウンタを用
い、その最上位ビツトを出力としてもよい。
一方、マグニチユードコンパレータ131から
出力する駆動方向信号a,b及び合焦信号cは
夫々ANDゲート57,58,59を介してドラ
イバ31に入力するようにし、このANDゲート
57,58,59はいずれも調節不能検知回路5
0の出力すなわちインバータ54の出力SGによつ
て制御される。
したがつて、プリセツトカウンタ53のカウン
ト値がプリセツト値に達するとANDゲート57,
58,59が閉じ、駆動方向信号a,b、合焦信
号cはいずれもドライバ31に入力できなくな
る。すなわち信号a,b,cのいずれかが出力さ
れていても無効になる。
それによつて、モータ32は停止したままにな
り、フオーカスレンズ11(第9図)は移動しな
い。また、合焦信号cもドライバ31に入力しな
いようにしたのは、合焦していないのに合焦信号
が出てモータ32にビレーキがかかることがない
ようにし、LED56の点灯により自動焦点調節
不能であることが表示されたときには手動で合焦
させることができるようにするためである。
以上説明した実施例では、撮影光学系の異なる
部分を通過する被写体像の強度分布をいずれも撮
影像とは異なる位置に導出して1次元のCCDイ
メージセンサアレイについて検出したが、2次元
の撮像素子を用いて撮影像を電気信号に変換する
ビデオカメラにおいては、2つの強度分布信号の
うち少くとも一方を撮影画像信号から抽出した
り、あるいは撮像素子のブランキング部を利用し
て検出することができる。
また、ズームレンズを使用しないカメラにおけ
る自動焦点調節装置にも同様に適用し得ることは
勿論である。
以上説明したように、この発明によれば、先に
本発明者等が発明した自動焦点調節装置におい
て、格子状あるいは縞状の被写体を撮影したり、
被写体のコントラストが極めて低い場合等に撮影
レンズがハンチングを起したり不定状態になつた
りすることを防止すると共に、自動焦点調節不能
であることを表示するので、直ちに手動で合焦さ
せることができ、撮影画像が見苦しくならないで
済む。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、この発明を適用する自動
焦点調節装置の原理を説明するための光路図であ
る。第4図は、被写体像の強度分布を検出するた
めの撮影レンズとブレードとセンサアレイの配置
図である。第5図は、被写体の強度分布を示す図
である。第6図は、合焦時のAによる像及びBに
よる像の強度分布を示す図である。第7図は、ピ
ントはずれ時の第6図と同様な図である。第8図
は、この発明を適用すべき自動焦点調節装置の基
本構成を示すブロツク図である。第9図は、第8
図の強度分布検出部の光学系の一具体例を示す光
路図である。第10図は、同じくデータ検出部の
一例を示すブロツク図である。第11図は、第1
0図の信号ST,RDYとRDYWの関係を示すロ
ジツク回路図である。第12図は、第10図にお
ける光−周波数変換回路及びセンサドライバの一
例を示すブロツク回路図である。第13図イ〜ニ
は、第12図の各出力パルスの波形図である。第
14図は、第10図における二値化器の一例を示
す回路図である。第15図イ,ロは、第14図の
二値化器の動作説明のための波形図である。第1
6図は、シフトレジスタ部のブロツク図である。
第17図は、相関位置検出部のブロツク図であ
る。第18図は、第17図における相関器の具体
例を示すブロツク回路図である。第19図は、第
16,17図のシフトレジスタ部と相関器内のシ
フトレジスタの動作を説明するための説明図であ
る。第20図は、相関位置検出部の動作を説明す
るための線図である。第21図は、モータドライ
バ及び表示部のブロツク図である。第22図はク
ロツク発生部のブロツク図である。第23図は、
シーケンスコントロール部のブロツク図である。
第24図イ,ロは、被写体が格子状又は縞状の場
合とコントラストが低い場合の相関出力の例を示
す曲線図である。第25図は、この発明の実施例
を示すブロツク図である。 10……強度分布検出部、11……フオーカス
レンズ、12……変倍レンズ、13……結像レン
ズ、14……プリズム分光器、15A,15B……
検出用レンズ、16A,16B,16……CCDフオ
トセンサアレイ(センサアレイ)、17……セン
サドライバ、20……信号処理回路、30……レ
ンズ駆動装置、31……ドライバ、32……モー
タ、33……ギア機構、40……表示器、50…
…調節不能検知回路、51……比較器、52,5
7〜59……ANDゲート、53……プリセツ
ト・カウンタ、56……警告表示用LED、13
1……マグニチユードコンパレータ(駆動方向検
出器)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撮影装置における撮影光学系の異る部分を通
    過した光束による被写体像の強度分布を夫々画像
    信号として検出する強度分布検出手段と、該手段
    によつて検出された各画像信号をそれぞれ記憶す
    る画像信号記憶手段と、該手段によつて記憶され
    た2つの画像両信号の関係を少しずつ相対移動さ
    せながらその移動毎に両信号の相関をする相関器
    と、その相関出力のピーク位置を検出するピーク
    位置検出手段と、該手段によつてピーク位置が検
    出された時の前記相関器による2つの画像信号の
    相対移動量から前記撮影装置のピント状態を検出
    し、前記ピーク位置が合焦時の位置でない時には
    前記撮影光学系のレンズを合焦方向へ移動させる
    ための駆動方向信号を出力する手段と、該手段か
    ら前記駆動方向信号が出力されている間前記レン
    ズをその指定方向へ移動させるレンズ駆動装置と
    を備えた自動焦点調節装置において、 前記相関器による1回のピント状態検出動作中
    に前記相関出力が所定以上の高いレベルになつた
    回数をカウントし、そのカウント値が予め設定し
    た値になつた時には前記駆動方向信号を無効にす
    ると共に警告表示を行なう調節不能検知回路を設
    けたことを特徴とする自動焦点調節装置のハンチ
    ング防止装置。
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