JPH0399899A - 加熱押圧型転写材の製造方法 - Google Patents
加熱押圧型転写材の製造方法Info
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- JPH0399899A JPH0399899A JP23910489A JP23910489A JPH0399899A JP H0399899 A JPH0399899 A JP H0399899A JP 23910489 A JP23910489 A JP 23910489A JP 23910489 A JP23910489 A JP 23910489A JP H0399899 A JPH0399899 A JP H0399899A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、転写材のうち加熱押圧型転写材に関するもの
である。
である。
(従来の技術)
転写材には感圧性接着剤を用いる圧着型転写材(例えば
特公昭43−10538号)と感熱性接着剤を用いる加
熱押圧型転写材(例えば特公昭31−4316号)があ
る。本発明は、加熱押圧型転写材に関するものである。
特公昭43−10538号)と感熱性接着剤を用いる加
熱押圧型転写材(例えば特公昭31−4316号)があ
る。本発明は、加熱押圧型転写材に関するものである。
従来の加熱押圧型転写材の構成差に用法についての概略
を説明する。その−は、例えば実公昭555334号公
報に示すように剥離紙の剥離面に、各種調合した熱溶融
性インキを以て図柄、模様、文字或はこれを組合せた図
案N(以下単に図案層という)を印刷しこれを乾燥した
型式のものである。
を説明する。その−は、例えば実公昭555334号公
報に示すように剥離紙の剥離面に、各種調合した熱溶融
性インキを以て図柄、模様、文字或はこれを組合せた図
案N(以下単に図案層という)を印刷しこれを乾燥した
型式のものである。
その二は、例えば持分昭和31−4316号公報に示す
ように剥離紙の剥離面に特殊インキを以て図案層を印刷
し、この図案層の面に熱可塑性合成樹脂溶剤を塗布して
乾燥し、上記図柄層と熱可塑性合成樹脂溶剤を融着して
、上記熱可塑性樹脂溶剤を以て熱可塑性合成樹脂接着層
を形成した型式のものがある。
ように剥離紙の剥離面に特殊インキを以て図案層を印刷
し、この図案層の面に熱可塑性合成樹脂溶剤を塗布して
乾燥し、上記図柄層と熱可塑性合成樹脂溶剤を融着して
、上記熱可塑性樹脂溶剤を以て熱可塑性合成樹脂接着層
を形成した型式のものがある。
そして、その用法は、その−に掲げた型式の加熱押圧型
転写材は熱溶融性インキを以て形成した図案層形成面を
、その二に掲げた型式の加熱押圧型転写材は熱可塑性合
成樹脂接着層面をシャツ等の生地に合せ、加熱押圧器具
で加熱押圧する。そして、その加熱押圧によってその−
に掲げた型式の加熱押圧型転写材は、その図案層を形成
する熱融着性インキが熔融して、その図案層をシャツ等
の生地面に融着する。その二に掲げた型式の加熱押圧型
転写材は熱可塑性合成樹脂接着層が溶融し、熔融接着剤
を以て特殊インキで形成した図案層をシャツ等の生地面
に融着する。そして、いずれも図案層をシャツ等の生地
面に融着後、剥離紙とシャツ等の生地面をひきはがすこ
とによって、シャツ等の生地面に、前記インク層から成
る図案層を転写するというものである。
転写材は熱溶融性インキを以て形成した図案層形成面を
、その二に掲げた型式の加熱押圧型転写材は熱可塑性合
成樹脂接着層面をシャツ等の生地に合せ、加熱押圧器具
で加熱押圧する。そして、その加熱押圧によってその−
に掲げた型式の加熱押圧型転写材は、その図案層を形成
する熱融着性インキが熔融して、その図案層をシャツ等
の生地面に融着する。その二に掲げた型式の加熱押圧型
転写材は熱可塑性合成樹脂接着層が溶融し、熔融接着剤
を以て特殊インキで形成した図案層をシャツ等の生地面
に融着する。そして、いずれも図案層をシャツ等の生地
面に融着後、剥離紙とシャツ等の生地面をひきはがすこ
とによって、シャツ等の生地面に、前記インク層から成
る図案層を転写するというものである。
そして、加熱押圧型転写材の剥離紙については、剥離紙
の剥離面に形成する図案層形成剤としてのインクとの関
係でいろいろなものが開発されている。又剥離紙の剥離
面に形成する図案層形成剤としてのインクについても、
転写された図案層がシャツ等の生地の伸縮性になじむよ
ういろいろなものが開発されている。
の剥離面に形成する図案層形成剤としてのインクとの関
係でいろいろなものが開発されている。又剥離紙の剥離
面に形成する図案層形成剤としてのインクについても、
転写された図案層がシャツ等の生地の伸縮性になじむよ
ういろいろなものが開発されている。
しかし、従来の加熱押圧型転写材による図案層の転写は
、前記したように図案層を形成するインク層を転写する
ものであり、従ってシャツ等の生地面に転写される図案
層は平面的で立体感を呈するものでなかった。
、前記したように図案層を形成するインク層を転写する
ものであり、従ってシャツ等の生地面に転写される図案
層は平面的で立体感を呈するものでなかった。
本発明者は、シャツ等の生地面に生地の伸縮に調和し、
且つ立体感をもつ厚手の図案層を転写する加熱押圧型転
写材を作ろうとして、各種合成樹脂の中から塩化ビニー
ルが柔軟性をもつという特性に着目して、剥離紙に塩化
ビニールを主成分とする溶剤を以て、シルクスクリーン
印刷法並びに厚手の型紙を以て捺染の手法により厚手の
図案層を剥離紙面に形成し、その図案層の上に粉末の熱
可塑性合成樹脂接着剤を散布し、これを上記図案層面に
固着した加熱押圧型転写材を作り、これを以て常法に従
って、シャツ等の生地に、上記図案層の転写を試みたが
、塩化ビニールの耐熱性が低いため、加熱押圧によって
図案層が変形し、所期の目的を達成することができなか
った。
且つ立体感をもつ厚手の図案層を転写する加熱押圧型転
写材を作ろうとして、各種合成樹脂の中から塩化ビニー
ルが柔軟性をもつという特性に着目して、剥離紙に塩化
ビニールを主成分とする溶剤を以て、シルクスクリーン
印刷法並びに厚手の型紙を以て捺染の手法により厚手の
図案層を剥離紙面に形成し、その図案層の上に粉末の熱
可塑性合成樹脂接着剤を散布し、これを上記図案層面に
固着した加熱押圧型転写材を作り、これを以て常法に従
って、シャツ等の生地に、上記図案層の転写を試みたが
、塩化ビニールの耐熱性が低いため、加熱押圧によって
図案層が変形し、所期の目的を達成することができなか
った。
(発明が解決しようとする課題)
本発明者は、ゴム、シリコーン樹脂、シリコーンゴムが
凝縮後も柔軟性に冨み、しかも耐熱性に優れていること
に着目し、上記塩化ビニールに代えて、ゴム、シリコー
ン樹脂、シリコーンゴムの溶剤に可塑剤耐寒剤、耐微剤
、界面活性剤、架橋剤、着色剤その他を混入して厚手の
図案を形成できる印刷適性をもち、しかも、凝縮させて
も弾性を失なわないよう調合したゴム、シリコーン樹脂
、シリコーンゴム等を主成分とする溶剤(以下これをシ
リコーンゴムを主成分とする溶剤と略称する)を以て剥
離紙面に厚手の図案層を形成し、この図案層に粉末の熱
可塑性合成樹脂接着剤を散布して、加熱乾燥して前記シ
リコーンゴムを主成分とする溶剤を凝縮して厚手の図案
層とし、該図案層に粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を融
着した熱可塑性合成樹脂接着層を形成した加熱押圧型転
写材を作り、この加熱押圧型転写材を以てシリコーンゴ
ムを主成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層を転写し
ようとした。しかし、シリコーンゴムを生成分とする溶
剤を凝縮した厚手の図案層の面と、いわゆる熱可塑性合
成樹脂接着剤とはなじまず、上記図案層面に散布した粉
末の熱可塑性合成樹脂接着剤を熔融させても、溶融した
粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤から成る熱可塑性合成樹
脂接着層は一体化することはできず本発明者が期待した
ような加熱押圧型転写材を造ることができなかった。
凝縮後も柔軟性に冨み、しかも耐熱性に優れていること
に着目し、上記塩化ビニールに代えて、ゴム、シリコー
ン樹脂、シリコーンゴムの溶剤に可塑剤耐寒剤、耐微剤
、界面活性剤、架橋剤、着色剤その他を混入して厚手の
図案を形成できる印刷適性をもち、しかも、凝縮させて
も弾性を失なわないよう調合したゴム、シリコーン樹脂
、シリコーンゴム等を主成分とする溶剤(以下これをシ
リコーンゴムを主成分とする溶剤と略称する)を以て剥
離紙面に厚手の図案層を形成し、この図案層に粉末の熱
可塑性合成樹脂接着剤を散布して、加熱乾燥して前記シ
リコーンゴムを主成分とする溶剤を凝縮して厚手の図案
層とし、該図案層に粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を融
着した熱可塑性合成樹脂接着層を形成した加熱押圧型転
写材を作り、この加熱押圧型転写材を以てシリコーンゴ
ムを主成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層を転写し
ようとした。しかし、シリコーンゴムを生成分とする溶
剤を凝縮した厚手の図案層の面と、いわゆる熱可塑性合
成樹脂接着剤とはなじまず、上記図案層面に散布した粉
末の熱可塑性合成樹脂接着剤を熔融させても、溶融した
粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤から成る熱可塑性合成樹
脂接着層は一体化することはできず本発明者が期待した
ような加熱押圧型転写材を造ることができなかった。
本発明は、特公昭36年第4786号、同53年356
19号、同56年第45388号、実公昭55年第74
13号をはじめとする各公報に開示され、現在これらの
発明、考案を基礎として相当に開発が進んでいる植毛転
写の技術を応用して、剥離紙の剥離面にシルクスクリー
ン印刷法或は図案を打ち抜いた打ち抜き型版をもって捺
染方式で行う塗り込み方式でシリコーンゴムを主成分と
する溶剤を以て上記型板の図案打ち抜き部にシリコーン
ゴムを主成分とする溶剤を塗り込んで厚手の図案層を造
り、この図案層に短繊維を植設し、この短繊維を介在物
として、その上に熱可塑性合成樹脂接着剤層を前記図案
層と一体成形した加熱押圧型転写材を作ろうとするもの
である。
19号、同56年第45388号、実公昭55年第74
13号をはじめとする各公報に開示され、現在これらの
発明、考案を基礎として相当に開発が進んでいる植毛転
写の技術を応用して、剥離紙の剥離面にシルクスクリー
ン印刷法或は図案を打ち抜いた打ち抜き型版をもって捺
染方式で行う塗り込み方式でシリコーンゴムを主成分と
する溶剤を以て上記型板の図案打ち抜き部にシリコーン
ゴムを主成分とする溶剤を塗り込んで厚手の図案層を造
り、この図案層に短繊維を植設し、この短繊維を介在物
として、その上に熱可塑性合成樹脂接着剤層を前記図案
層と一体成形した加熱押圧型転写材を作ろうとするもの
である。
(課題を解決するための手段)
剥離紙の剥離加工面に、シリコーンゴムを主成分とする
溶剤をもって、所望の図案層を捺染の手法即ち、図案を
打ち抜いた打ち抜き型板の図案打ち抜き部に塗り込んで
シルク印刷法により厚手に形成し、該図案層の面に極短
の短繊維、粉体を静電植毛法をもって該図案層通りに植
設した後、これを乾燥して、或は乾燥しないで、該図案
層の面に該図案層通りに短繊維を植毛した植毛体を形成
し、該植毛体に植設された短繊維上に熱可塑性合成樹脂
溶剤を塗布、或は粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を散布
付着し、これを加熱乾燥して、上記熱可塑性合成樹脂溶
剤或は粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を上記短繊維に融
着して、これを転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接
着剤層とし、上記図案層に短繊維を介在させて熱可塑性
合成樹脂接着剤層を積層した一体層を剥離紙面に形成し
たものである。
溶剤をもって、所望の図案層を捺染の手法即ち、図案を
打ち抜いた打ち抜き型板の図案打ち抜き部に塗り込んで
シルク印刷法により厚手に形成し、該図案層の面に極短
の短繊維、粉体を静電植毛法をもって該図案層通りに植
設した後、これを乾燥して、或は乾燥しないで、該図案
層の面に該図案層通りに短繊維を植毛した植毛体を形成
し、該植毛体に植設された短繊維上に熱可塑性合成樹脂
溶剤を塗布、或は粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を散布
付着し、これを加熱乾燥して、上記熱可塑性合成樹脂溶
剤或は粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を上記短繊維に融
着して、これを転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接
着剤層とし、上記図案層に短繊維を介在させて熱可塑性
合成樹脂接着剤層を積層した一体層を剥離紙面に形成し
たものである。
(作 用)
上記構成の加熱押圧型転写材により、常法によって転写
を行うときは、シリコーンゴムを主成分とする溶剤を凝
縮した厚手の図案層を植毛短繊維を介在させて一体層と
して形成した熱可塑性合成樹脂接着剤層の働きによりシ
ャツ等の布地に転写できる。
を行うときは、シリコーンゴムを主成分とする溶剤を凝
縮した厚手の図案層を植毛短繊維を介在させて一体層と
して形成した熱可塑性合成樹脂接着剤層の働きによりシ
ャツ等の布地に転写できる。
(実施例)
第1工程として、剥離紙の剥離面にシリコーンゴムを主
成分とする溶剤を以て、捺染の手法即ち図案を打ち抜い
た打ち抜き型板の図案打ち抜き部に塗り込んで或はシル
クスクリーン印刷法により、図案層を厚手に形成する。
成分とする溶剤を以て、捺染の手法即ち図案を打ち抜い
た打ち抜き型板の図案打ち抜き部に塗り込んで或はシル
クスクリーン印刷法により、図案層を厚手に形成する。
この剥離紙 は、シリコーンゴムを主成分とする溶剤に
よる図案層を形成することができ、且つ、その図案層が
剥離紙面で凝縮した厚手の層としたとき、この厚手の層
を転写時に剥離紙から剥離できる性質をもっているもの
を選択する。従って、普通の剥離紙は、シリコーンゴム
をコーティングしているので、これにシリコーンゴムを
主成分とする溶剤を以て図案層を形成し、該図案層を剥
離紙面で加熱乾燥によって凝縮したときは剥離紙と前記
図案層の剥離性能は阻害されるのでこれは用いない。又
剥離紙は転写時の加熱により、熔融或は変形するもので
あってはならないこと勿論である。
よる図案層を形成することができ、且つ、その図案層が
剥離紙面で凝縮した厚手の層としたとき、この厚手の層
を転写時に剥離紙から剥離できる性質をもっているもの
を選択する。従って、普通の剥離紙は、シリコーンゴム
をコーティングしているので、これにシリコーンゴムを
主成分とする溶剤を以て図案層を形成し、該図案層を剥
離紙面で加熱乾燥によって凝縮したときは剥離紙と前記
図案層の剥離性能は阻害されるのでこれは用いない。又
剥離紙は転写時の加熱により、熔融或は変形するもので
あってはならないこと勿論である。
第2工程として上記手法によって形成した厚手の図案層
を形成するシリコーンゴムを主成分とする溶剤が固まら
ないうちに静電植毛法により、厚手の図案層面に極短の
短繊維、粉体の先端を突入させた状態で短繊維、粉体(
以下単に極短の繊維という)を植設する。
を形成するシリコーンゴムを主成分とする溶剤が固まら
ないうちに静電植毛法により、厚手の図案層面に極短の
短繊維、粉体の先端を突入させた状態で短繊維、粉体(
以下単に極短の繊維という)を植設する。
第3工程としてこれを乾燥して、厚手の図案層を形成す
るシリコーンゴムを主成分とする溶剤を凝縮させて、極
短の短繊維の先端を前記シリコーンゴムを主成分とする
溶剤を凝縮した厚手の図案層面に突入させた状態でしっ
かりと固定した植毛体とする。
るシリコーンゴムを主成分とする溶剤を凝縮させて、極
短の短繊維の先端を前記シリコーンゴムを主成分とする
溶剤を凝縮した厚手の図案層面に突入させた状態でしっ
かりと固定した植毛体とする。
第4工程として凝縮された前記厚手の図案層に植設固定
された短繊維の上に常法により、例えばシルクスクリー
ン印刷法により熱可塑性合成樹脂溶剤を以て図柄印刷層
を形成する。
された短繊維の上に常法により、例えばシルクスクリー
ン印刷法により熱可塑性合成樹脂溶剤を以て図柄印刷層
を形成する。
第5工程として、これを乾燥し、前記熱可塑性合成樹脂
溶剤を以て形成した図柄印刷層を植設短繊維に融着させ
て転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接着層とし、こ
れを以て上記厚手の図案層に短繊維を植設した植毛体と
熱可塑性合成樹脂接着層とを上記短繊維を介して一体層
として形成した加熱押圧型転写材とする。上記転写接着
層としての熱可塑性合成樹脂接着層を作る別の手段とし
て上記第4工程の手段に代えて粉末の熱可塑性合成樹脂
接着剤を常法の手段によって上記植設した極短の短繊維
に散布付着する。その常法の手段とは、植設短繊維上に
粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を付着しやすいような手
段、例えば植設短繊維上に接着剤を塗布するなどの手段
を講じ、その塗布面に粉末の熱可塑性合成樹脂を散布付
着させることである。場合によっては、上記接着剤の塗
布手段を省略して粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を上記
植設短繊維上に直接散布付着する。そして、植設短繊維
以外の余分の個所に散布した粉末の熱可塑性合成樹脂接
着剤を取り除く。
溶剤を以て形成した図柄印刷層を植設短繊維に融着させ
て転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接着層とし、こ
れを以て上記厚手の図案層に短繊維を植設した植毛体と
熱可塑性合成樹脂接着層とを上記短繊維を介して一体層
として形成した加熱押圧型転写材とする。上記転写接着
層としての熱可塑性合成樹脂接着層を作る別の手段とし
て上記第4工程の手段に代えて粉末の熱可塑性合成樹脂
接着剤を常法の手段によって上記植設した極短の短繊維
に散布付着する。その常法の手段とは、植設短繊維上に
粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を付着しやすいような手
段、例えば植設短繊維上に接着剤を塗布するなどの手段
を講じ、その塗布面に粉末の熱可塑性合成樹脂を散布付
着させることである。場合によっては、上記接着剤の塗
布手段を省略して粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を上記
植設短繊維上に直接散布付着する。そして、植設短繊維
以外の余分の個所に散布した粉末の熱可塑性合成樹脂接
着剤を取り除く。
この作業終了後、前記した第5工程としての加熱乾燥を
行う。この加熱乾燥により、前記した粉末の熱可塑性合
成樹脂接着剤は前記図案層に植設固定された短繊維に融
着して転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接着層とし
て固着する。これによって剥離紙にシリコーンゴムを主
成分とする溶剤を凝縮した図案層の上に植毛した極短の
短繊維を介して転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接
着層を固着した加熱押圧型転写材とすることができる。
行う。この加熱乾燥により、前記した粉末の熱可塑性合
成樹脂接着剤は前記図案層に植設固定された短繊維に融
着して転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接着層とし
て固着する。これによって剥離紙にシリコーンゴムを主
成分とする溶剤を凝縮した図案層の上に植毛した極短の
短繊維を介して転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接
着層を固着した加熱押圧型転写材とすることができる。
更にこの加熱押圧型転写材を作るに当っては場合によっ
ては、前記第3工程としての乾燥工程は省略してもよい
。前記第3工程を省略した場合でも第5工程の加熱乾燥
を行うことによって第1゜2工程を経た素材に第3工程
の工程を経た植毛体としての性質を付与することができ
るからである。
ては、前記第3工程としての乾燥工程は省略してもよい
。前記第3工程を省略した場合でも第5工程の加熱乾燥
を行うことによって第1゜2工程を経た素材に第3工程
の工程を経た植毛体としての性質を付与することができ
るからである。
この加熱押圧型の転写材を以てシャツ等の生地に図柄転
写を行うには常法の手段に従って転写を行えばよい。
写を行うには常法の手段に従って転写を行えばよい。
即ち、上記加熱押圧型の転写材の熱可塑性合成樹脂接着
層を固着した面と、シャツ等の生地を合せ、加熱押圧器
具で加熱押圧する。この加熱押圧で、上記転写接着層と
しての熱可塑性合成樹脂接着剤層はシャツ等の生地面で
熔融し、且つ、前記シリコーンゴムを主成分とする溶剤
を凝縮したことにより形成された厚手の図案層に固定さ
れた植設短繊維を圧縮して植設短繊維をシャツ等の生地
面に融着する。これが冷却すると、上記シャツ等の生地
面と植設短繊維の両者を強固に接着することになる。こ
の状態はまた、上記短繊維を固着したシリコーンゴムを
主成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層の面をシャツ
等の生地面に接着した上記植設短繊維を以てこれをシャ
ツ等の生地面に接着したことになる。その後、剥離剤を
シャツ等の生地面からひき剥がすことによって、シャツ
等の生地面に本来転写できないとされていたシリコーン
ゴムを主成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層がいわ
ば、上記厚手の図案層に植設された短繊維を圧縮した介
在物として熱可塑性合成樹脂接着層によって転写される
ことになる。この転写操作としての加熱押圧手段に対し
、シリコーンゴムを主成分とする溶剤は耐熱性が優れて
いるので、その厚手の図案層は加熱押圧により変形しな
い。
層を固着した面と、シャツ等の生地を合せ、加熱押圧器
具で加熱押圧する。この加熱押圧で、上記転写接着層と
しての熱可塑性合成樹脂接着剤層はシャツ等の生地面で
熔融し、且つ、前記シリコーンゴムを主成分とする溶剤
を凝縮したことにより形成された厚手の図案層に固定さ
れた植設短繊維を圧縮して植設短繊維をシャツ等の生地
面に融着する。これが冷却すると、上記シャツ等の生地
面と植設短繊維の両者を強固に接着することになる。こ
の状態はまた、上記短繊維を固着したシリコーンゴムを
主成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層の面をシャツ
等の生地面に接着した上記植設短繊維を以てこれをシャ
ツ等の生地面に接着したことになる。その後、剥離剤を
シャツ等の生地面からひき剥がすことによって、シャツ
等の生地面に本来転写できないとされていたシリコーン
ゴムを主成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層がいわ
ば、上記厚手の図案層に植設された短繊維を圧縮した介
在物として熱可塑性合成樹脂接着層によって転写される
ことになる。この転写操作としての加熱押圧手段に対し
、シリコーンゴムを主成分とする溶剤は耐熱性が優れて
いるので、その厚手の図案層は加熱押圧により変形しな
い。
更に、別な転写接着層の製造方法がある。即ち、前記第
2工程を経た後、第3工程を経て、或はこれを経ないで
前記第4工程の変形として、植設短繊維上に架橋剤を混
入した熱可塑性合成樹脂溶剤(自己架橋型のものを含む
)を捺染法、シルクスクリーン印刷法等で塗布し、その
上に粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を散布付着させた後
、前記第5工程の加熱乾燥を行う。
2工程を経た後、第3工程を経て、或はこれを経ないで
前記第4工程の変形として、植設短繊維上に架橋剤を混
入した熱可塑性合成樹脂溶剤(自己架橋型のものを含む
)を捺染法、シルクスクリーン印刷法等で塗布し、その
上に粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤を散布付着させた後
、前記第5工程の加熱乾燥を行う。
この操作により、上記した架橋剤を混入した熱可塑性合
成樹脂溶剤は、植設短繊維としっかりと固着した架橋層
となり、上記粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤は架橋層面
で溶融し、これと一体となった熱可塑性合成樹脂接着層
となる。この構成は、剥離紙面に、シリコーンゴムを主
成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層に短繊維を介し
て架橋層で裏打ちされた転写接着層としての熱可塑性合
成樹脂接着層から成る一体の積層体が形成された加熱押
圧型転写材となる。
成樹脂溶剤は、植設短繊維としっかりと固着した架橋層
となり、上記粉末の熱可塑性合成樹脂接着剤は架橋層面
で溶融し、これと一体となった熱可塑性合成樹脂接着層
となる。この構成は、剥離紙面に、シリコーンゴムを主
成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層に短繊維を介し
て架橋層で裏打ちされた転写接着層としての熱可塑性合
成樹脂接着層から成る一体の積層体が形成された加熱押
圧型転写材となる。
これを以での転写法は、上記したところと同じであるが
、転写された厚手の図案層はいわば、シャツ等の生地面
に、架橋層に裏打ちされた転写ということになり、この
架橋層は本来熱可塑性合成樹脂を素材としているもので
あるからシャツ等の生地面の伸縮性になじみ、これに積
層された厚手の図案層は、シャツ等の生地面の伸縮をじ
かにうけることなくこの架橋層により多少緩和されてう
けることになるのでこの架橋層を設けることは厚手の図
案層の無理な伸縮を阻止する保護層を設けたことと同じ
ことになる。
、転写された厚手の図案層はいわば、シャツ等の生地面
に、架橋層に裏打ちされた転写ということになり、この
架橋層は本来熱可塑性合成樹脂を素材としているもので
あるからシャツ等の生地面の伸縮性になじみ、これに積
層された厚手の図案層は、シャツ等の生地面の伸縮をじ
かにうけることなくこの架橋層により多少緩和されてう
けることになるのでこの架橋層を設けることは厚手の図
案層の無理な伸縮を阻止する保護層を設けたことと同じ
ことになる。
以上説明したように本発明の態様として、第一に前例に
挙げた加熱押圧型転写材は剥離紙面に、シリコーンゴム
を主成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層とその層に
介在物である短繊維を介在させた転写接着層としての熱
可塑性合成樹脂接着層を一体に積層した図柄積層体を形
成した加熱押圧型転写材となり、第二に後側に挙げた加
熱押圧型転写材は剥離紙面に、シリコーンゴムを主成分
とする溶剤を凝縮した厚手の図案層と、その層に介在物
である短繊維を介在させ且つ、架橋層によって裏打ちさ
れた転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接着層を一体
に積層した図案積層体を形成した加熱押圧型転写材を形
成することができる。
挙げた加熱押圧型転写材は剥離紙面に、シリコーンゴム
を主成分とする溶剤を凝縮した厚手の図案層とその層に
介在物である短繊維を介在させた転写接着層としての熱
可塑性合成樹脂接着層を一体に積層した図柄積層体を形
成した加熱押圧型転写材となり、第二に後側に挙げた加
熱押圧型転写材は剥離紙面に、シリコーンゴムを主成分
とする溶剤を凝縮した厚手の図案層と、その層に介在物
である短繊維を介在させ且つ、架橋層によって裏打ちさ
れた転写接着層としての熱可塑性合成樹脂接着層を一体
に積層した図案積層体を形成した加熱押圧型転写材を形
成することができる。
更に、剥離紙の他の変型として、不織布、その他のシー
ト基材にベンジンその他の溶剤で稀釈したワックスを塗
布して乾燥したものを使用することがある。これを用い
る場合は、転写時の加熱温度を高温に設定しなければな
らないとき、即ち、前に説明した剥離紙では充分な耐熱
適性が得られないときに特に有効である。
ト基材にベンジンその他の溶剤で稀釈したワックスを塗
布して乾燥したものを使用することがある。これを用い
る場合は、転写時の加熱温度を高温に設定しなければな
らないとき、即ち、前に説明した剥離紙では充分な耐熱
適性が得られないときに特に有効である。
このシート基材に浸透性のある紙を用いたときは、ベン
ジンその他の溶剤で稀釈したワックスを塗布し、これを
浸透させて乾燥したときは、該剥離紙は強靭なものとな
り、且つ、その面にシリコーンゴムを主成分とする溶剤
による厚手の図案層の印刷が可能となり、しかも、これ
が剥離可能となる。
ジンその他の溶剤で稀釈したワックスを塗布し、これを
浸透させて乾燥したときは、該剥離紙は強靭なものとな
り、且つ、その面にシリコーンゴムを主成分とする溶剤
による厚手の図案層の印刷が可能となり、しかも、これ
が剥離可能となる。
この剥離紙を以て、前記した要領に従って加熱押圧型の
転写材を作り、この加熱押圧型の転写材を以て前記した
要領で転写を行うと転写時の加熱押圧で、剥離紙を構成
するワックスが熔融し、剥離紙に形成したシリコーンゴ
ムを主成分とする溶剤を以て形成した厚手の図案層は剥
離しやすくなる。
転写材を作り、この加熱押圧型の転写材を以て前記した
要領で転写を行うと転写時の加熱押圧で、剥離紙を構成
するワックスが熔融し、剥離紙に形成したシリコーンゴ
ムを主成分とする溶剤を以て形成した厚手の図案層は剥
離しやすくなる。
尚、本発明を実施するに当たり、捺染方式を採用すると
きは、型紙(図案打ち抜き版)を第2工程終了後にとっ
てもよし、第3工程終了後にとってもよし、第4工程終
了後にとってもよし、第5工程終了後にとってもよい。
きは、型紙(図案打ち抜き版)を第2工程終了後にとっ
てもよし、第3工程終了後にとってもよし、第4工程終
了後にとってもよし、第5工程終了後にとってもよい。
(効 果)
本発明によればこれまではシリコーンゴムを主成分とす
る溶剤を素材とした加熱押圧型の転写材ができないとさ
れていた課題を解決し、シリコーンゴムを主成分とする
柔軟な且つ厚みのある図案層を転写法によってシャツ等
の生地面に転写することができる。
る溶剤を素材とした加熱押圧型の転写材ができないとさ
れていた課題を解決し、シリコーンゴムを主成分とする
柔軟な且つ厚みのある図案層を転写法によってシャツ等
の生地面に転写することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)剥離紙の剥離面に、シリコーンゴムを主成分とする
溶剤をもって、所望の図案層を印刷法により形成し、該
図柄層の面に極短の短繊維、粉体を植設した後、これを
乾燥し、或は乾燥しないで上記図案層に短繊維を植設し
た植毛体を形成し、該植毛体に植設された短繊維上に、
熱可塑性合成樹脂溶剤を、上記図案層どうりに塗布した
後乾燥して、該植設された短繊維上に上記溶剤から成る
熱可塑性合成樹脂接着層を上記図案層と同一図案として
上記図案層に積層した一体層として剥離紙面に形成する
ことを特徴とする加熱押圧型転写材の製造方法。 2)上記植毛体に植設された短繊維上に形成する熱可塑
性合成樹脂接着剤層を、熱可塑性合成樹脂粉末を常法に
より散布付着させた後、これを加熱乾燥して上記短繊維
に融着して固着させてなることを特徴とする特許請求の
範囲第1に記載した加熱押圧型転写材の製造方法。 3)上記植毛体に植設された短繊維上に、形成される熱
可塑性合成樹脂接着剤層を、上記短繊維上に架橋剤を以
て調合した熱可塑性合成樹脂溶剤を塗布し、その塗布面
に熱可塑性合成樹脂粉末を散布付着させた後、これを加
熱乾燥して、これを上記短繊維に架橋層と一体となった
熱可塑性合成樹脂接着層として固着させてなることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載した加熱押圧型転
写材の製造方法。 4)剥離紙を、紙その他の基材にワックスを塗布して乾
燥して剥離紙としたことを特徴とする特許請求の範囲第
1、2、3項に記載した加熱押圧型転写材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23910489A JPH0399899A (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 加熱押圧型転写材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23910489A JPH0399899A (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 加熱押圧型転写材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0399899A true JPH0399899A (ja) | 1991-04-25 |
Family
ID=17039867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23910489A Pending JPH0399899A (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 加熱押圧型転写材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0399899A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5286805A (en) * | 1976-01-14 | 1977-07-19 | Toyo Metalizing | Mat oriented transfer sheet |
JPS5422217A (en) * | 1977-07-15 | 1979-02-20 | Hideaki Nishimura | Method of copying onto metal film without anchor coating |
JPS5865086A (ja) * | 1981-10-10 | 1983-04-18 | 株式会社松井色素化学工業所 | 短繊維植毛転写捺染シ−トの製造法 |
JPS5876291A (ja) * | 1981-10-31 | 1983-05-09 | Tokyo Houraishiya:Kk | 植毛転植材 |
-
1989
- 1989-09-14 JP JP23910489A patent/JPH0399899A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5286805A (en) * | 1976-01-14 | 1977-07-19 | Toyo Metalizing | Mat oriented transfer sheet |
JPS5422217A (en) * | 1977-07-15 | 1979-02-20 | Hideaki Nishimura | Method of copying onto metal film without anchor coating |
JPS5865086A (ja) * | 1981-10-10 | 1983-04-18 | 株式会社松井色素化学工業所 | 短繊維植毛転写捺染シ−トの製造法 |
JPS5876291A (ja) * | 1981-10-31 | 1983-05-09 | Tokyo Houraishiya:Kk | 植毛転植材 |
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