JPH0399891A - 用紙後処理装置 - Google Patents

用紙後処理装置

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JPH0399891A
JPH0399891A JP23710289A JP23710289A JPH0399891A JP H0399891 A JPH0399891 A JP H0399891A JP 23710289 A JP23710289 A JP 23710289A JP 23710289 A JP23710289 A JP 23710289A JP H0399891 A JPH0399891 A JP H0399891A
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JP
Japan
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pin
paper
copy paper
roller
chuck
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Pending
Application number
JP23710289A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Morii
森井 伸行
Masatoshi Hosoi
細井 正敏
Yoshihide Sugiyama
吉秀 杉山
Yuji Ueno
植野 裕二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ソータの各ピンに排出された用紙束(コピー
紙束)をステイプラでステイブルする(緻じる)機能を
有する用紙後処理装置に関する。
〔従来の技術〕
上下方向に複数段配列されたソータの各ピンに排出され
た用紙束をステイプラでステイプルする用紙後処理装置
は種々提案されている。
この場合、ステイプラは、ピンの側方に上下移動可能に
設けられ、かつ各ピンに対応する位置で停止するように
構成されている。
そして従来装置においては、ステイプル動作時、各ピン
に対応する所定位置で停止しているスティプラを用紙束
に向かって水平に移動させ、相対的に用紙束をステイプ
ル位置に移動させるか、あるいはピンをステイプラに向
かって水平に移動することにより用紙束をステイブル位
置に移動させ、ステイブル動作を行っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ピンを移動させる型式の装置においては
、ピンを移動させることによって予め揃えられている用
紙束がずれる不具合があった。
またステイプラを水平移動させる型式の装置においては
、機構が複雑になり過ぎる欠点がある他、ステイプル位
置にばらつきが生じ易いという問題もあった。
本発明の目的は、ステイプル位置を常に一定にし、ステ
イブラフ質を確保することができる用紙後処理装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、ステイプラとソータとで構成される用紙後
処理装置において、ソータ上の用紙束をステイプラに引
き寄せる用紙引寄せ装置を設け、さらにステイブラと用
紙引寄せ装置を固定する板状のブラケットをソータの各
ピンの所定位置に案内するために、ピンに対して起立し
て設けられたブラケットとスライド軸を備えることによ
って達成される。
〔作用〕
ステイプラは、ピンに対して起立して設けられたブラケ
ットとスライド軸によってピンに対して常に一定した位
置に移動し、一方、用紙引寄せ装置はピン方向に水平移
動して用紙束を把持し、ステイプル位置まで用紙束を引
き寄せる。このためステイプル位置が常に一定になる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は用紙後処理装置全体の一実施例を示す正面図で
あって、機器本体の一例である複写機より排出されたコ
ピー紙の受入口Aには入口ガイド板101,102が設
けられ、入口ガイド板101.102に続いてコピー紙
を搬送するため切換爪103が設けられている。切換爪
103より上側の経路は、入口ガイド板101、ガイド
板110.114、搬送コロ108、従動コロ109、
排出コロ111、従動コロ115およびブルーフトレイ
116が設けられた土産送部100となっており、また
切換爪103より下側の経路は斜向部ガイド板205、
斜向部従動ガイド板217、下搬送部ガイド板308、
従動ガイド板309゜310、斜向部受入コロ201、
斜向コロ202、斜向部排出コロ203、従動コロ21
4,216、球215、搬送コロ301.302、従動
コロ305.306を通り偏向部B経路に続く斜向部2
00となっている。
前記偏向部B経路の各ピン350に対応する位置には偏
向爪312および偏向部排出コロ304が各々設けられ
ており、偏向部排出コロ304とコピー縦送り経路を挟
んで従動コロ307が圧接している。前記搬送コロ10
8、排出コロ111はブルーフモータ117により駆動
され、また斜向部受入コロ201、斜向コロ202、斜
向部排出コロ203、搬送コロ301,302、および
偏向部排出コロ304はドライブモータ313により駆
動される。
第2図は第1図の本実施例の平面図であって、ピン35
0の群の側方には後述するステイブラフ段であるステイ
ブラフ01と、ステイブラフ01までコピー紙を寄せる
装W(チャッキング部)615と、ステイブラフ01お
よびチャッキング部615を各ピン350まで移動する
上下移動機構で構成されるステイプラ装置(綴じ手段)
700が配置されている。
また、ステイプラ装置700が配置される反対側のピン
350の群の側方には、ステイプルする前のコピー紙を
揃える揃え手段をなす後述する揺動軸502と、このt
g動軸502部分をコピー紙のサイズに合った場所に移
動させる装置で構成される揺動装置500が配置されて
いる。
前記ステイプラ装置700が配置されている側のピン3
50近傍にコピー紙の揃えをする手段である寄せコロ装
置550が配置されている。
本実施例のソータは、第1図のように20ピンのソータ
であり、ピンセンサ321,323と、排紙センサ32
2,324が上下に各々設けられている。これらのセン
サ321.323,322゜324はLEDとホトトラ
ンジスタからなる透過式の光学検知センサである。コピ
ー紙が排出されたかどうかを検出する作動を行うのが排
紙センサ322.324であり、またピン350にコピ
ー紙が存在するか否かを判別する作動を行うのがピンセ
ンサ321.323である。
第3図は土産送部100の詳細を示す正面図、第4図(
a)は土産送部100の詳細を示す側面図であって、複
写機本体より排出されたコピー紙はガイド板101,1
02にガイドされ切換爪103まで搬送される。この切
換爪103はリンク104,105,106を介し切換
ソレノイド(SQL)107に連結されており、ソレノ
イド107のオフにてコピー紙を主搬送部100の下方
に設けである斜向部200へ、またソレノイド107の
オンにて土産送部100内にそれぞれ送り込むように作
動する。
前記ソレノイド107のオンにて切換爪103が作動し
、土産送部100内にガイドされたコピー紙は切換爪1
03のすぐ上部に設けられた搬送コロI08へ送られる
。搬送コロ108はEPDMまたはクロロプレンゴムに
て構成され、かつ板バネ等の作用を受けて従動コロ10
9が押圧しており、搬送力を得ている。これらの搬送コ
ロ108と従動コロ109の組合わせにて構成された搬
送装置は縦に3列並んでいて、コピー紙を順次上方に搬
送している。この搬送装置にてコピー紙はガイド板10
1とガイド板110の間を通り排出コロ111のところ
まで搬送され、ブルーフトレイ116へ排出される。
前記カイト板110には上述した従動コロ109および
切換爪103が取付けられており、第4図(b)に示す
ガイド板110部分の平面図のように奥側のピン112
を中心に回転開放するようになっている。このガイド板
110を回転開放することで切換爪103、あるいは従
動コロ109が開放され、この部分における紙詰まり等
の処理を容易にしている。
3列縦に並んだ搬送コロ108と従動コロ109にて搬
送されたコピー紙はガイド板101,114にてガイド
され、排出コロ111のところまで搬送される。排出コ
ロ111の材質も搬送コロ108と同様にEPDMまた
はクロロプレンゴムにて構成されており、排出コロ11
1の従動コロ115も搬送コロ108の従動コロ109
と同様に板バネ等にて押圧されて排出力を有している。
排出コロ111まで搬送されてきたコピー紙は排出コロ
111と従動コロ115の作用で第1図に示すブルーフ
トレイ部116に排出されることになる。ブルーフトレ
イ部116は第1図のようにソート用ピン350の位置
より本体側に近づけている。これは操作者側により近づ
けたことを意味し、操作者がコピー紙を見易い、取り易
い等の操作性向上と共にコピー紙の搬送距離を少しでも
短くすることにもなり、排出するまでの時間の短縮化に
もなっている。またこのブルーフトレイ部116は外装
体である上カバーの一部を兼ねることで専用にブルーフ
トレイを設けなくてもよい。
第5図は主搬送部100の駆動系を示す説明図であって
、主搬送部100は単独にモータ117を設けており、
その駆動力をギヤ130,131を介しタイミングベル
ト118にて搬送コロ108と排出コロ111の軸にそ
れぞれ固定されたタイミングブーl7119,120に
伝達し、搬送コロ108と排出コロ111を駆動をして
いる構成である。
また、上述した主搬送部100の特徴としては本体排出
部から切換爪IO3の間に搬送用のコロを設けていない
ことである。これはブルーフトレイ部116の使用モー
ド時は主搬送部100の駆動モータ117、およびソレ
ノイド107を作動させるだけでコピー紙を搬送し、ピ
ン350を使用するモード時は主搬送部100の駆動モ
ータ117、およびソレノイド107は電源を供給しな
くてもよいように構成させたものであり、効率的に電源
を供給するような構成になっている。
この主搬送部100はユニット化され容易に着脱可能に
なっており、例えば第6図に示す主搬送部100の他の
実施例を示す正面図のように、入口部A1を変えたユニ
ットUを装着することで複写機本体の排出位置が違う場
合でも、このユニットUの交換のみで、この後処理装置
を使用できる。
なお、第6図において第1図と共通部材には共通符号を
付した。
次に、第1図における斜向部200をより具体的に説明
する。
斜向部200は、複写機本体より排出されたコピー紙が
中央基準である場合に、搬送路中にて手前端面基準へ変
更するためのユニットであり、第1図に示すように、切
換爪103より下方の垂直部に位置している。このよう
に垂直搬送路を利用するのは、装置全体を小型化し省ス
ペース化する目的である。
複写機より排出されたコピー紙はソートまたはスタック
等のピン350使用モード時に切換爪103に導かれて
、下方の斜向部受入コロ201へ送り込まれる。斜向部
受入コロ201にはEPDM、またはクロロブレンゴム
にて構成され、かつ板バネ等にて従動コロ214が押圧
されており、搬送力を得ている。
第7図は斜向コロ202部分の側面図であって、基準ガ
イド204へ向けてコピー紙が搬送されるように約25
°〜30”傾斜させた斜向コロ2゜2が2本配置されて
いる。この斜向コロ202も斜向部受入コロ201と同
様にEPDMまたはクロロブレンゴムにて構成されてい
る。
従動コロとして第8図に示す拡大断面図のように圧縮ス
プリング218にて加圧された球215を使用し、コピ
ー紙の回転方向に対する自由度を増すとともに基準ガイ
ド204へ当たる場合のコピー紙の座屈等を防止してい
る。この斜向コロ202にて基準ガイド204まで斜め
に搬送されたコピー紙は斜向部排出コロ203へ送られ
る。この斜向部排出コロ203は、次搬送路への搬送を
確実にするものであり、材質は斜向部受入コロ201と
同じである。
第8図において、従動用法ケース219と押さえ部材2
20と圧縮スプリング218との構成にて垂直搬送路に
おける従動用の球215の加圧を行っている。
上記搬送コロの搬送方向速度■は、斜向部受入コロ20
1の速度V1#斜向コロ202の速度V2〈斜向部排出
コロ203の速度V、とする。但し斜向コロ202の速
度Vtは下方搬送方向成分のため、Vz =Vza×C
O3θであり、実施例ではv0=V、のため、V、=V
ffcos θとなっている。
また、上記各搬送コロにおける搬送力Fの関係は、斜向
部受入コロ201の搬送力F、>斜向コロ202の搬送
力F2#斜向部排出コロ2o3の搬送力F3とする。こ
のように斜向部受入コロ201の搬送力F、のみを大き
くするのはコピー紙の先端が斜向コロ202へ送り込ま
れても、後端が斜向部受入コロ201を抜けるまで斜向
を防止し、斜向のタイミングを一定に保つことが目的で
ある。また斜向部排出コロ203の搬送力F、を斜向コ
ロ202の搬送力F、と同等にするのは斜向の搬送距離
に余裕を持たせるためである。
次に斜向部200の各搬送コロの駆動方法を示す。
第9図は斜向部200の駆動系を示す説明図である。第
7.9図において、斜向部排出コロ203の軸に固定さ
れたタイミングプーリ210より入力された駆動力は両
歯タイミングベル!−213を介して斜向部受入コロ2
01の軸に固定されたタイミングブーI7206へ伝達
され、斜向部受入コロ201が駆動力を得ている。
第10図は駆動伝達部分の拡大正面図であり、第7.1
0図において斜向コロ202は軸を斜めに傾ける必要が
あるため、ハスバギャ209およびハスバギャ部208
aとタイミングブーり部208bとが一体となったアイ
ドラ208を介して両歯タイミングベルト213より駆
動力を得ている。
第11図はコピー紙の斜向動作を示す説明図であり、同
図には斜向時のコピー紙の理想的な動きを示しである。
すなわち、コピー紙Pの後端が斜向部受入コロ201を
放れた時点で斜向が始まり、基準ガイド204に端面が
突き当たって斜向が終了し、斜向部排出コロ203にて
直進搬送が行われることになる。
第12図は基準ガイド204部分の一部断面図であり、
本実施例では、基準ガイド204は斜向部従動ガイド板
217に対向する斜向部駆動側ガイド仮205ヘビス止
めにて固定している。
斜向部200より送り出されたコピー紙は、第1図の下
搬送ガイド板308および従動ガイド板309.310
にガイドされ、搬送コo301゜302、および従動コ
ロ305,306にて偏向部Bへ送られる。偏向部Bは
偏向部排出コロ3゜4、および従動コロ307、従動ガ
イド板311、偏向爪312にて構成され、各偏向爪3
12は個々にソレノイドにて作動可能となっている。指
定されたモード条件に応じて偏向爪312をソレノイド
により開閉させて各ピン350ヘコピ一紙を導き、積載
させている。
第13図は揺動装置の概略を示す斜視図、第14図は揺
動装置とピンとの関係を示す平面図、第15図は揺動装
置の側面図であって、各ピン350の一側縁部にはピン
フェンス450がそれぞれ立設されているとともに、こ
のピンフェンス450が設けられている縁部と直交関係
にある他側縁部にピン後端立上がり部508が立設され
ている。
また前記ピンフェンス450が設けられている縁部と反
対側の縁部には長六部511が設けられている。
この長六部511は、第14図のようにピン後端立上が
り部508からの距離aが、ピンフェンス450とピン
後端立上がり部508からの距離すと、ピンフェンス4
50の幅Cの間で前記ピンフェンス450に向かって所
定長さにわたり延在するように設けられている。
本実施例においては、3寸法を125〜140mmの間
においている。これは実験の結果、3寸法が125mm
以下の場合は、A3などの大サイズのコピー紙Pの時に
第16図のピンの平面図に示すようなモーメントを加え
てしまい、良好な寄せを行うことができないことが分か
り、また3寸法が140mm以上の場合は85横などの
小サイズのコピー紙Pの時に第17図のピンの平面図に
示すようなモーメントを加えてしまうため、良好な寄せ
を行うことができないことが分かったためであり、この
ために3寸法を125mm〜140mmの間にした。
また第13〜15図において、各ピン350に設けられ
ている各長穴部511内を上下方向に突き通すようにし
て横断面丸形状をなす揺動軸502が立設されている。
この揺動軸502は用紙束の端面部に当接して位置揃え
を行うためのものであり、揺動軸502の表面には高摩
擦部材ゴム。
スポンジ、紙やすり、サンドブラストの処理や接着処理
が施されている。また、揺動軸502は第15図のよう
に板バネ503a、503bによる弾性により必要以上
の力がコピー紙束にかかり、コピー紙に傷やしわが寄っ
たり、モータに過負荷がかからないようになっている。
第18図はコピー紙と揺動軸502の作用を示す説明図
であって、コピー紙が上方にカールしていると揺動軸5
02で揃えを行おうとしても第18図の説明図の■から
■の状態のようにすべって上に行こうとするだけで充分
な揃えを行うことができないので、揺動軸502表面の
高摩擦部材によりコピー紙のすべりを押さえて確実にピ
ンフェンス450までコピー紙を届かせ揃えを良好に行
うようにしている。
さらに前記揺動軸502の上端部および下端部は、第1
3図、15図のように、ホルダー504a、504bの
凹部の中に入っており、前記ピン350の上方領域およ
び下方領域には前記長六部511の延在方向とほぼ同方
向に延びるタイミングベルト507aおよび507bが
それぞれ配置されている。そしてこれら各タイミングベ
ルト507a、507bの凹部に対してホルダー504
a、504bの凸部が入り込んで固定されている。
前記各タイミングベルト507a、507bがそれぞれ
掛けられているプーリ509.510.512のうちプ
ーリ509と512は上下方向に延在されるように設け
られている駆動軸514の両端部にそれぞれ固定されて
いる。下側タイミングベルl−507bはサイズ移動モ
ータ515の出力軸に設けられたプーリ512に掛けら
れている。
揺動軸502のサイズによる移動はサイズ移動モータ5
15に与えるパルス数により管理している。
ある用紙サイズに対しサイズ移動モータ515により揺
動軸502は排出されてくるコピー紙と一定の間隔を置
いた所に停止する(本実施例では10mm)。排出が終
了しコピー紙がピン後端立上がり部508に落下すると
同時に揺動軸502をコピー紙側に動かしコピー紙端面
よりある一定の喰込み量(本実施例では5 m m )
を持つようにパルスにより管理されている。
揺動軸502はコピー紙を押し終えて戻る時に、−時コ
ピー紙サイズ幅にて停止させた後、定位置に戻す方式や
、揺動軸502の動くスピードを可変する方式により一
度揃ったコピー紙が紙の腰によりピンフェンス450か
ら再び離れてしまうのを防止する。
コピー紙束は揺動軸502によりピンフェンス450側
に押し付けられ、その結果コピー紙束の一側端面部の位
置揃えが行われる。他側端面部の位置揃えのピンフェン
ス450と直交するピン立上がり部508にコピー紙を
突き当て、揃えを行う1手段としてピン350の傾斜を
利用してコピー紙を落下させる方式を使用している。
ピン350は、用紙揃えおよびステイブルを良好に行う
ための種々の工夫がされている。
第19図は、ピン350の取付時の状態を示す説明図で
あって、ピン主角度部401に対しピン準角度部402
.403は緩やかになっている。
ピン主角度部401をある所定の角度に設定(本実施例
では30’)すると、排紙されたコピー紙がスタックさ
れて行くにつれ、徐々にコピー紙が座屈し始める。これ
は薄紙にて顕著にあられれる〔第20図に示したコピー
紙座屈発生状態(A部分)参照〕。ピン準角度部403
は上述したコピー紙の座屈発生を、コピー紙の重さをピ
ン準角度部403の部分である程度支えることで防止す
ることができる。本実施例ではピン準角度部403の角
度は15°である。ただし、ピン主角度部401の長さ
が短く、ピン準角度部403の長さが長いとピン準角度
部402の部分でコピー紙の重さを支え過ぎて、コピー
紙が落下しない場合が発生する。よってピン主角度部4
01とピン準角度部403の長さは適当な長さである必
要があり、ピン主角度部は300mm程度、ピン準角度
部は80mm程度がよい。
また、ピン準角度部402はフェイスカール対策用に設
けられている。第21図に示したピン準角度部402を
持たない場合のフェイスカールを呈するコピー紙のスタ
ック状況を第22図に示しタヒン準角度部402を持つ
場合のフェイスカールを呈するコピー紙のスタック状況
を比較すると、第21図の0部と第22図のd部の差が
示されている。第21図の0部はコピー紙束Pがピン3
50上より離れ浮いているが、第22図中の0部ではコ
ピー紙束Pはピン350上から余り離れていない。これ
は第21図の形状より、第22図の形状の方がフェイス
カールを呈するコピー紙束Pに対して、より多い枚数を
スタックできるということを示している。本実施例では
ピン準角度部402は156で、長さは20mm程度で
ある。
第23図はピン350の全体を示す正面図、第24図は
ピン350の平面図であって、ピン350の下側に出て
いる凸部411はコピー紙のカール押さえ用である。ピ
ン350上へ排出されたコピー紙は一方向に揃えられる
が、カールが大きいコピー紙は、ピン350側方に設け
られたピンフェンス450を乗り越えたりして揃え性を
悪(する。前記凸部411はコピー紙のカール等を押さ
え、良好に揃えが行えるように設置されている。
第25図はカール押さえがあるピン350の一部断面図
、第26図はカール押さえがないピン350の一部断面
図であって、図中のコピー紙における■、■、■の状態
はコピー紙の揃えが行われた時の経時的な状態を段階的
に示している。
第24図において、412,413.414は、ピン固
定用の把手である。
第27図はピン350の側面図であり、取付状態を示す
。同図において、430a、430bは側板を示し、4
31a、431bはピン受は台を示す。ピンフェンスF
側のピン受は台431aにてピン350を固定し、もう
片側のピン受は台431bはピン350と僅かな間隙を
持ちながら支えるだけになっている。ピンフェンスF側
を固定することでステイプルの位置がばらつかないよう
にできる。またピン受は台431b側に設けられた僅か
な間隙は、ピン350の熱膨張を吸収できるようにして
いる。
第24図において511は揺動軸502が用紙サイズに
合わせて移動するための長大である。ピンリブ415a
は、コピー紙の落下性を良(するために設けられている
。コピー紙がピン350上に積載された時、ピン350
がたわむのを防ぐためにピンリブ415b、415c、
415eのコピー紙取出し用の切欠きに近い部分は、他
リブの高さよりも高くなっている。コピー紙がたわむと
、コピー紙の落下性が著しく悪化する。また第13図の
揺動軸502により揺動した場合、たわんだコピー紙は
腰が無いために揺動されても揃え精度が出ないことがあ
る。ピン350のリブ415fは排出されたコピー紙が
揺動軸用の長穴部511に潜り込まないように考慮され
ている。
第28図は揺動軸用の長穴部511付近のリブ415f
の一部の断面図であって、リブ415fはピン350の
上下に突出しており、積載されるべきコピー紙が下に潜
り込まないようにと同時に上位ピンの切欠部へ入り込ま
ないようにしている。
前記リブ415fの配置もコピー紙サイズの端面よりl
Qmm中に入った付近に設定していて、特に長穴部41
0に入り易い用紙の端面を確実にガイドするよう考慮し
ている。
また、第28図中でピン350上側のリブ415fの形
状が片側になだらかな三角形状を形成しているのは、チ
ャッキングしてきたコピー紙束Pを後述するステイプル
した後、排出した時に排出されたコピー紙がリブ415
fに引っ掛からないようにガイドするためである。前記
リブ415fは第23図のピン後端立上がり部508付
近では、例えば第29図に示すように上下リブとも低い
リブ41!M、415hになっており、長穴部511ま
で徐々に高くしている。これは積載枚数を多く確保する
ために行っている。また第24図のピンリブ415gは
、リブ位置についてはリブ415fに倣っている。この
リブはコピー紙の落下性を良くするために設けられてい
る。
第24図に図示されている切欠部416は、チャッキン
グ部がピン350上に揃えられたコピー紙をチャックす
るための切欠部である。
第24図の417部分は、第30図のピン350の一部
を示す側面図に示されるように、ピン350の他面より
も下に落ち込んでいる。この417部分は、小サイズ紙
取り出し用に設けられたものである。コピー紙取出し用
の切欠き422をさらに深くすれば、417部分は不必
要となるが、その場合、ピン350の強度が極度に悪化
する。
417部分は、ピン強度を保持させていることと、小サ
イズ紙取出し時に、そのコピー紙を取り易くすることに
おいて役立っている。また第24図の418は排紙コロ
用の切欠きである。
第31図は排出コロ304とピン後端立上がり部508
との位置関係を示す説明図であって、aは90″よりや
や大きな角度を持っている。b部は直線部となっており
、0部は曲線形状となっている。排出コロ304は前記
0部と同一面上に位置するのではなく、0部よりも排紙
方向側に突出している。第31図に示すピン後端立上が
り部508の形状は、フェイスカールにおける揃え精度
に関して効果を示す。しかしながらフェイスカールにて
スタック枚数が増してくると、コピー紙束Pがピン立上
がり部420よりも高(積載して、第32図に示される
ような“後端のり上げ”Xが発生してしまう。本実施例
では、フェイスカールに効果を示すピン後端立上がり部
508の形状と、排出コロ304をピン350内へ突出
させることを組み合わせることで、フェイスカールの揃
え精度に効果を上げ、且つ突出させた排出コロ304で
コピー紙をかき落とすことで前記“後端のり上げ”X等
の不具合を防止させている。
第23図の419と第24図の421は、ピン補強のた
めに設けられているリブである。また、さらに落下によ
る揃えではコピー紙の種類により揃え精度が十分に出な
いことがある。これを補うために寄せコロ装置550を
設けている。
第33図は寄せコロ装置550の正面図、第34図は平
面図であって、寄せコロ装置550は偏向部排出コロ3
04の軸340に取付けた寄せコロホルダー331に保
持された従動軸332に寄せコロ333が取付いている
。また偏向部排出コロ304に駆動プーリ334が固定
され、従動軸332に画定された従動プーリ335と丸
ベルト336により連動して寄せコロ333が駆動され
る。駆動プーリ334と従動プーリ335は106の傾
きを持っており、寄せコロ333はコピー紙を斜めに寄
せることにより、前記ピンフェンス450とピン後端立
上がり部508の両側面における揃えを行うことができ
る。
第35図はコピー紙Pと寄せコロ333との関係を示し
た説明図であって、偏向部排出コロ304と従動コロ3
07により搬送されてきたコピー紙Pは指定されたピン
350に偏向爪312が開くことにより排出される。こ
の時、寄せコロ333はピン350より5〜7mm離れ
ており、この寄せコロ333の上部をコピー紙Pが排出
されていく (■の状態)。コピー紙Pの後端は排出時
の速度によりピン後端立上がり部508より20〜30
mm飛び出す。寄せコロ333の中心はピン後端立上が
り部508より15mm離れ、かつピンフェンス450
より20mm1れていて、寄せコロ333の上に落下し
たコピー紙Pは寄せコロ333によりピン350上にか
き落とされる。ピン350に落下したコピー紙Pはピン
350の傾斜によりピン後端立上がり部508へと導か
れ、寄せコロ333の下部へ潜り込む(■の状態)。
その後、コピー紙P後端がピン後端立上がり部508に
接する位のタイミングで既述したように揺動軸502を
動かし、コピー紙Pをピンフェンス450に突き当てて
揃えを行う。その後、第36図の寄せコロ装置550の
設置状態を示す正面図のように、ソレノイド342を引
くことにより、ブラケット337を上方に引き上げ、第
33図の穴部338に入り込んでいるピン339が上が
り、軸340を中心に寄せコロホルダー331が反時計
方向に回転し、寄せコロ333がピン350上へ落下す
る。そして寄せコロ3330回転によりコピー紙をピン
後端立上がり部508とピンフェンス450に突き当て
て揃えを行う。これらの揺動と寄せコロ333の作動時
間は次のコピー紙が排出されるくる前、もしくは寄せコ
ロ333とピン350の間に入る前に終了しているよう
に設定されている。そして次のコピー紙も同様に紙揃え
が行われいく。
前記寄せコロ333によりコピー紙をピンフェンス45
0とピン後端立上がり部508に突き当てるが、あまり
コピー紙を寄せる力が強いと、コピー紙Pが第3.7図
に示すように座屈してしまうので、寄せコロ333の搬
送力はコピー紙Pを一枚搬送でき、突き当たった後はス
リップするように設定されている。このため、第38図
に示すように寄せコロ333の低摩擦部材333aの一
部に高摩擦部材333bが寄せコロ333の円周よりも
突出するように設けられている。また第39゜40図の
寄せコロ333の正面図のように複数個の高摩擦部材3
33bを設けても良い。さらに寄せコロ333に適度の
摩擦部材を設け、コロ圧を設定することにより上記と同
様の効果を得ることができる。
上述のようにして位置揃えが行われたコピー紙束は後述
するステイプル動作などの各種後処理が実行された後に
第14図の矢印X方向に取り出される。この取り出し方
向には取り出しの支障となるものは何ら存在しないので
コピー紙取り出し動作は容易に行われることとなる。
次にステイプラ装置700について説明する。
第41図はステイプラ装置700の斜視図、第42図は
ステイブラ装置の平面図、第43図は軸受部分の正面図
であって、多段にわたって設けられたコピー紙堆積用の
前記ピン350の側部に、ステイブラ装置700が配置
されている。このステイプラ装置700においては、ス
テイブラフ。
lおよび用紙引き寄せ装置615が、板状のブラケット
703の上部に取り付けられ、それぞれ固定されている
。ステイブラフ01は、図示を省略した各ピン上に堆積
された仕分は後のコピー紙束のそれぞれに対して、ステ
ィブルを打ち込むものであり、用紙引き寄せ装置615
は前記各ピン上のコピー紙束を把持して、はぼ水平に移
送させるものである。前記ブラケット703の一端が上
方向に曲がった部分に、ブラケット703aが取付けら
れており、ブラケット703aに第42.43図に示す
軸受704が嵌着し、第43図の止め輪705で固定さ
れている。軸受704を第41図のベース706と上板
707に取付けたホルダー708および709にセット
されたスライド軸710に通す。ブラケット711に設
けた軸712および713にコロ714および715が
設けられ、このコロ714および715がブラケット7
16を挾むようになっている。
さらにピン350の側部に沿ってほぼ平行に駆動ベルト
717が立設されている。この駆動ベルト717は前記
ブラケット703aと取付板718に挟み込まれねじ止
め固定されている。
前記駆動ベルト717は上下方向に所定間隔離して配置
されたプーリ719a、719bの間に掛は渡されてい
る。そして駆動モータ720の出力軸に固定されたプー
リ721および動力伝達ベルト722を介してプーリ7
23に伝わり、同軸上に固定された駆動歯車724、こ
の駆動歯車724に噛み合わされる歯車725を順に介
して、支軸726の一端部に固定された駆動プーリ71
9aに対して回転駆動力が伝達されるようになっている
。このような駆動力伝達機構によって、前記駆動ベルト
717が搬送駆動され、それにより前記ステイブラフ0
1および用紙引寄せ装置615の上下方向の移送動作が
行われるようになっている。
さらにまた、前記ブラケット711上に、位置センサ7
27が取付けられ、ブラケット716を前記位置センサ
727が挟むようにして設けられている。前記ブラケッ
ト716には、位置を表示する穴716aが各ピン位置
に対応するようにして所定間隔をなして形成されている
。このような位置検知機構によって前記ステイブラフ0
1および用紙引寄せ装置615が各ピンの設置位置に停
止されるように制御される。
第41図における突起728とセンサ729は、ブラケ
ッl−703の上限位置を決めるためのものであり、突
起728がセンサ729の中に入ると、モータ720で
の上昇を停止する。
第44図はステイブラフ置700の動きを分かり易くす
るための説明図であり、ピン350上に排出されたコピ
ー紙Pとチャック部731の動きとステイブラフ01の
位置を説明する。
ピン350上に排出されたコピー紙Pは、730dで示
すような位置に排出される。その後、既述した揺動装置
にてピンフェンス450に当接する位置に備えられる。
その後、コピーが終了し、ステイプルが開始されると、
チャック部620は一点鎖線の位置620bから他の一
点鎖線の位置620cに移動し、チャック部620を閉
じてコピー紙Pを挟み、実線の位置620aにて停止す
る。この動作によりコピー紙Pは730fの位置まで移
動し、ステイブラフ01によりピン350上で、ある枚
数のコピー紙Pがスティブルされる。
その後、前と逆の動作を行い、コピー紙Pは730dの
位置に戻される。これで1つのピン350に対する仕事
が終了し、次のピン350へ行き、この動作を繰り返す
。それらの動作の詳細についてはこの後で説明する。
第45図は用紙引寄せ装置615の正面図、第46図、
第47図、第48図は用紙引寄せ装置615の作動状態
の正面図であって、ピン350上のコピー紙束Pを把持
するチャック部620と、このチャック部620をほぼ
水平方向に往復移動させる往復移動機構640とを備え
ている。前記チャック部620において、基板621に
対して一対の揺動レバー上622と揺動レバー下624
とが揺動自在に取付けられており、この揺動レバー上6
22と揺動レバー下624がソレノイド626により作
動されることによってチャック上623と、チャック下
625とがコピー紙束Pを把持するように作動する。
往復移動機構640には、枠体641にチャック部スラ
イド用の軸642が固定されており、この軸642に基
板621が固定された軸受629が係合されており、こ
の軸642にガイドされ、チャック部620が往復移動
する。また、枠体641には、前記チャック部620を
コピー紙束P側に進退せしめるタイミングベルト643
が設けられている。前記チャック部620とタイミング
ベルト643は基板621のアーム部621aにて固定
されている。タイミングベルト643の両端にはプーリ
644.645が固定されており、一方のプーリ644
はステッピングモータ646に取付けられている。前記
ステッピングモータ646の出力によりプーリ644が
回転し、タイミングベルト643が移動する。タイミン
グベルト643の移動により、アーム部621aを介し
てタイミングベルト643に固定されたチャック部62
0が往復移動するようになっている。前記枠体641に
は位置センサ650が設置されており、また前記基板6
21には検知対象として検知板630が立設されており
、この位置センサ650により前記チャック部620の
ホームポジションを検知している。
このような構成を有する実施例において、ステイプルモ
ードが開始されると、まず第41図に示す駆動ベルト7
17によってステイブラフ01および用紙引寄せ装置6
15が一体的に上下動され、第45図に示されるように
、ステイブラフ01および用紙引寄せ装置615がステ
イプルを打ち込むべきコピー紙束Pを堆積する所定のピ
ン350に向かって移送され、第41図の位置センサ7
27からの信号に基づいて所定のピン350に近接する
位置に停止される。この時にはソレノイド626はオフ
されており、したがって両揺動レバー622.624お
よびチャック623,625が開放状態に置かれている
次に、ステッピングモータ646が所定量回転し、タイ
ミングベルト643を移動させ、チャック部620をコ
ピー紙束Pに向かって往動させる。
ステッピングモータ646の回転速度を変えることによ
り、チャック部620の移動時の速度制御を行っている
。本実施例の場合、チャック部620が揃え済みのコピ
ー紙束Pをチャック623゜625で把持し、ステイブ
ラフ置まで復動する時のスタート時に徐々に加速し、停
止時に徐々に減速することにより、揃え済みのコピー紙
が加減速時の慣性によりばらつくことを防いでいる。同
じ距離を同じ時間内で動く場合、慣性力の最大値が最も
小さいのが等加速度運動であるため、本実施例の場合、
等加速度で加減速しでいる。
そしてチャック623,625がコピー紙束Pを把持可
能な位置(第47図)まで移動されると、そこで停止さ
れそれと同時にソレノイド626がオンされる。ソレノ
イド626のオンによってチャック623,625が第
46図に示されるように閉じられ、チャック623,6
25にコピー紙束Pの端縁部分が把持される。この時の
動きを、さらに具体的に説明する。すなわち、ソレノイ
ド626がオンすると、ソレノイド626に掛止したス
プリング627によりレバー628を引き、レバー62
8と係合されたレバー上622が支点622aを中心に
し反時計方向に回動し、チャック上623が下がる。ま
たレバー下624はレバー上622との接触部624C
を有しており、レバー上622の動きが伝わり、レバー
624が軸624aを中心にし、時計方向に回動し、チ
ャック下625が上がり、チャック上、下623,62
5によりコピー紙束Pを把持する。チャック上623と
チャック下625の定位置からの移動量はレバー628
の回転支点と力点4作用点の長さにより決まる。本実施
例の場合、チャックの移動量を比率で表すと第46図に
示すように、チャック上623の場合、作用点622b
と支点622aとの距離は92mm、力点622Cと回
転支点623aとの距離は33mmとしであるから、9
2:33=2.79 : 1であり、チャック下625
の場合、作用点624bと軸624aとの距離は26m
m、力点624Cと軸624aとの距離は33mmであ
るから移動量の比率は、26:33#0.79:1とな
り、チャック上623とチャック下625の移動量の比
率は2.79 : 0.79=3゜53:1となる。す
なわちチャック上623が3゜5下に動くと、チャック
下625が1上に動くことになる。またチャック上62
3とチャック下625で挟むチャック力はソレノイド6
26に取付けられたスプリング627の力で決まる。チ
ャック上623とチャック下625で挟むコピー紙Pの
枚数が多くなるにつれ、スプリング627が長くなり、
チャック力が高くなるように考慮しており、チャック力
不足によるずれ等の不具合を無くしている。
また、チャック623.625によってコピー紙の隅の
一点のみを把持していると、紙引寄せ時の慣性で、第4
9図に示すようにコピー紙Pにモーメントが加わり、コ
ピー紙Pがピン350上で斜向してしまい、ステイプル
位置がばらつく問題があるため、第50図に示すように
チャック623.625を分岐して、コピー紙Pの複数
箇所を把持し、慣性によるモーメントが加わってもコピ
ー紙Pが斜向しないようにしても良い。
次に、ステッピングモータ646の逆転によりチャック
部620は、コピー紙束Pを把持したまま第48図に示
されるように元の位置に復動され、それによって、コピ
ー紙束Pがほぼ水平方向に平行移動されてステイブラフ
01側に引寄せられる。
そしてコピー紙束Pの端縁部分がステイブル可能な位置
まで移送されると、そこで停止する。その後ステイブラ
フ01によりコピー紙束Pの端縁部分に対してステイブ
ルの打ち込みが行われることとなる。
ステイブラフ作が終了すると、ステッピングモータ64
6が正転し、チャヅク部620が前進し、ステイブラフ
みのコピー紙Pをピン350上に戻した後、ソレノイド
626がオフする。それにより今まで閉じていたチャッ
ク上623とチャック下625が開くことになる。その
後、再度ステッピングモータ646の逆転によりチャッ
ク部620は所定の位置まで後退する。その後、ステイ
ブラフ01および用紙引寄せ装置615は次のピン35
0に向かって下方に移送され、そこで上述した動作と同
様のステイプル動作が繰り返し実行される。
第51図は紙揃え機構部分の正面図、第52図第53図
は祇揃え機構の作動状態の正面図であって、第51図に
示されるように、各ピン350における前記ステイブラ
フ01側に対面される端縁部分には、コピー紙束Pの紙
揃えを行うピンフェンス450が前記ピン350から立
上がるようにして設けられている。このピンフェンス4
50の下端縁部分は、ピン350の下面側に沿って設け
られた支軸451に回転自在に取付けられており、これ
によりピンフェンス450が第52図に示される開放位
置まで傾倒されるようになっている。
前記支軸451の両端部分は、ピン350の両端縁部分
に下方に向かって形成された軸受片部456により回転
自在に支承されている。また前記支軸451には巻きば
ね452が装着されている。
この巻きばね452の両巻き端部分は、ピン350の下
面側およびピンフェンス450の背面側にそれぞれ当接
されて係止されており、巻きばね452の回転力によっ
てピンフェンス450が立上がり方向の付勢力を受ける
ようになっている。
さらに前記ピンフェンス450は、フェンス傾倒部材を
介して前記ステイブラフ01の上下動にしたがって開放
されるようになっている。このフェンス傾倒部材は、前
記支軸451側に取り付けられたフェンス可動板453
と、ステイブラフ01側に設けられたフェンス解除板4
54とからなっている。
前記フェンス可動板453はピンフェンス450の一片
部分450aに扇状に開かれた孔へ一部が入っており、
フェンス可動板453が下方向に回動されると、ピンフ
ェンス450の一片部450aの扇状の孔の下部が当接
され、これによりピンフェンス450がフェンス可動板
453にしたがって(頃(到されるようになっている。
またフェンス可動板453が上方向に回動される場合に
は、これがピンフェンス450側には接触されることな
く離間するようにして回動されるため、フェンス可動板
453は自由回動されることとなる。
また、前記フェンス解除板454のコロ454aは、フ
ェンス可動板453に接触する位置まで延出されており
、ステイブラフ01の上下動時にフェンス可動板453
に接触して、フェンス可動板453を回動させるように
なっている。
このような実施例における装置では、まずソート動作が
行われる場合には、第51図に示されるように、前記ピ
ンフェンス450は巻きばね452の回転力によって立
上がり位置に維持されており、ソート動作によってピン
350上に排出されたコピー紙Pの端縁部が前記ピンフ
ェンス450に当接して紙揃えが行われるようになって
いる。
このソート動作が終了すると、上述したステイブラフ0
1が下降を始め、ステイブラフ01側のフェンス解除板
454のコロ454aが、ピン350側のフェンス可動
板453に接触される。そして、フェンス可動板453
が第52図に示されるように下方位置に回動される。こ
のフェンス可動板453の回動に伴ってピンフェンス4
50が巻きばね452の回転力に抗して傾倒され、これ
によりピン350が開放される。このときピンフェンス
450およびフェンス可動板453は、第52図−点鎖
線で表されるピン350の面位置Aより下方側位置まで
押し下げられている。そしてこの状態で上記実施例で述
べたようなステイプル動作が実行される。
ステイプル動作が終了されてコピー紙束Pがピン350
の元の位置に戻されるのと同時にステイブラフ01が次
のピン350に向かって下方に移動される。そしてこの
ステイブラフ01の下降動作によってフェンス解除板4
54がフェンス可動板453側から離脱されると、巻き
ばね452の回転力によってピンフェンス450が立上
がり、元の位置に戻される。このようなピン350の開
放動作およびステイプル動作は、ソートされたピン35
0の全てに対して行われる。
全てのコピー紙束Pに対してステイプルが行われると、
ステイブラフ01は、上昇されて最上位のホームポジシ
ョンに戻される。ホームポジションは最上位に配置され
ている1段目のピン350よりさらに上側に位置されて
いる。このステイブラフ01の戻り時に、ステイブラフ
01側のフェンス解除板454がフェンス可動板453
に下方向側から接触されるが、この場合にはフェンス可
動板453は第53図に示されるように上方に向かつて
空転状態で逃げ回動され、したがってピンフェンス45
0は何ら回動されることはない。ステイブラフ01の上
昇動作によって、ステイブラフ01側のフェンス解除板
454がフェンス可動板453側から離脱されると、フ
ェンス可動板453は自重によって第51図に示される
元の位置に戻される。
第54図は紙揃え機構の他の実施例を示す正面図であっ
て、ピンフェンス450側にフェンス可動板453を受
ける弾性体455が設置されている。このような実施例
においては、ステイブラフ01の戻り時において、フェ
ンス可動板453が上方に向かって空転状態で逃げ回動
されると、フェンス可動板453が上記弾性体455側
に当接されて受けられ、その弾性体455のたわみ反発
力によって、フェンス可動板453が元の位置に戻され
るようになっている。
第55図はピンフェンス450の他の実施例ヲ示す斜視
図、第56図は第55図の実施例の平面図、第57図は
同実施例の作動状態の斜視図、第58図は同実施例の作
動状態の平面図であって、第55.56図において、フ
ェンス460は各ピン350に押当てられ全ピン350
の紙揃えを1枚板で行うようにしている。前記フェンス
460は上下端の回転支点460aおよび460bで回
転自在に取付けられている。回転支点460bにはギヤ
460Cを有しており、ギヤ460Cにはギヤ461が
噛合されており、ギヤは駆動モータ462により駆動さ
れる。
コピー紙の揃えを行う時、フェンス460は第55.5
6図に示すようにピン350と向かい合って紙揃えを行
う。ソートを全て終了しステイプルを行う時はフェンス
450は第57.58図に示すように約90″回転し、
ピン350から離れ、コピー紙Pをステイブラフ置まで
移動できるようになっている。
第59図は本実施例における制御系のブロック図であっ
て、本制御系は制御手段であるCPO300を中尤弓こ
ROM801、RAM802、■10ボート803,8
06、クロックタイマコントローラ804 (以下、C
TCと略す)、ユニバーサルアシンクロナスレシーバト
ランシーバ805(以下、UARTと略す)にて構成さ
れるマイクロコンピュータ制御システムである。
プログラムを書き込んだROM801により随時RAM
802を利用しつつ、後述するセンサスイッチ(SW)
群からの信号をI10ボート806を介して受け、I1
0ポート803、CTC804の出力により各種ドライ
バ808,809゜810.811,812、相信号生
成部813.5SR807を介し後述する各負荷を制御
している。また複写機とはレシーバ814、ドライバ8
15を介しUART805により、光ファイバ(図示せ
ず)にて接続し、各ステータス、指示信号のやりとりを
行っている。
前記センサ、スイッチ群(入力系)の具体的部材として
は、入口センサ、排紙センサ、ピンセンサ321,32
3、排紙センサ322.324、パルスジェネレータ、
カバーSW、D I PSW。
サイズホームセンサ501、上下ホームセンサ729、
上下位置センサ727、チャックホームセンサ650、
針有無センサ、紙有無センサ、ステイプルホームセンサ
等がある。
また、負荷(出力系)としてはソータモータ(ACモー
タ)313、切換SQL 107、偏向SQL群、チャ
ックSQL 626、寄せ5OL342、ブルーフモー
タ(DCモータ)117、ステイブルモータ(DCモー
タ)、サイズ移動モータ(ステッピングモータ)515
、上下移動モータ(ステッピングモータ)720.チャ
ックモータ(ステッピングモータ)646等がある。
複写機とやりとりしている信号のうち複写機からソータ
のステイプラ装置700に送られてくる信号には、ソー
タ始動信号、複写機排紙信号、ステイプル開始信号、ス
テイブル終了信号、システムリセット信号、サービスコ
ールリセット信号(S、Cリセット)、ステータス要求
信号、モード信号、サイズ信号、排出ピン指示信号等が
あり、ステイプラ装置700から複写機に送る信号とし
ては、機種認識信号、トレイ紙有信号、スタックオーバ
ー(8号、ピンオーバー信号、カバーオープン信号、針
無信号、JAM信号、ステイプル不可信号、排紙信号、
WAIT信号、BUSY信号、モード終了信号、ステイ
プルカウント信号、異常信号等がある。
以下、本発明の実施例の動作と制御をフローチャートに
したがって説明する。
第60図は本実施例の全体動作のフローチャートであっ
て、まず複写機から送られるモード信号を受信しくステ
ップ1−1) 、コピー開始後、サイズ信号を受信しく
ステップ1−2)、続いてソータ始動信号を受信する(
ステップ1−3)。この受信でモード信号よりソータモ
ータ(ソート。
スタック時)またはブルーフモータ(ブルーフ。
割込時)をオンする。
まず、ブルーフモード(ステップ1−4)について説明
する。第1図のブルーフモータ117をオン(ステップ
1−5)した後、第3図の切換5OL107をオン(ス
テップ1−6)L、排紙信号を受信すると(ステップ1
−7)、入口ガイド102より搬入(ステップ1−8)
されたコピー紙を上部のブルーフトレイ116に排出す
るようにする(ステップ1−9)。コピー紙排出後、排
紙信号を複写機に送信しくステップ1−10)、搬入さ
れたコピー紙が排紙完了したことを知らせる。以下、コ
ピー終了するまでこの動作を繰り返す(ステップ1−1
1)。この時、コピー紙のジャム検出(フローチャート
には記載せず)は当然行っている。コピー終了後は、切
換SQL 107、ブルーフモータ117をオフしくス
テップ1−12)、次のコピー作動まで待機している。
次にソート、スタックモードについて説明する。
第1図のソータモータ313をオンした後(ステップ1
−13)、サイズ信号などにより揺動可。
不可を判断し、揺動可の場合は(ステップ1−14)、
受は取ったサイズ信号に該当する位置へ第13図の揺動
軸502を移動させる(ステップ115)。次に複写機
からコピー紙が排出される時に、その排出するコピー紙
の排出先ピン指示信号と排出信号が複写機より送信され
る(ステップ1−16)。排出先のピン350の確定は
前記排出信号を受信したことにより行う(ステップ11
7)。次に複写機からコピー紙が搬入される(ステップ
1−18)。搬入後、入口センサがオンし、この人口セ
ンサのオンよりタイミングをとって前記排出先ピン指示
信号により決められた偏向ソレノイド(S Q L)を
オンしくステップll9)、コピー紙をピン350へと
導く。コピー紙が排出された時(ステップ1−20)、
複写機に排紙信号を送信しくステップ1−21)、ピン
350上へ確実に排紙したことを複写機に知らせる。こ
の信号により複写機は次の排出先やジャムのりカバリ−
後の排出先などを決めている。コピー紙が排出されピン
350上に載り、コピー紙の動作が落ち着くまでの適当
な時間経過後(例えば300 m s後;ステップ1−
22)、第13図のサイズ移動モータ515をオンさせ
揺動軸502を動かすことにより(ステップ1−23)
、排出方向に対し垂直方向(横)への祇揃えを行う、な
お、揺動軸502を動かすタイミングは、コピー紙の後
端を排紙センサ322,324にて検出し、それを基準
に行っている(ステップ1−24)。
前記揺動動作終了後、コピー紙がカールしていたり、表
面に傷、折れがあったり、静電気を多大に帯びたりして
、稀にピン350の端部まで、またピンフェンス450
まで到達しないコピー紙がある。それを強制的に端部ま
で寄せる作業を行う。
このため、揺動軸502が移動すると同時に寄せSQL
 342をオンしくステップ1−25)、回転する寄せ
コロ333が紙の上面に接触し、カールを押さえるとと
もに強制的に端部に寄せる(一定時間=200ms;ス
テップ1−26)。
この寄せコロ333は各ピン350毎についており、動
作は寄せ5QL342により全てが一斉に下がる。この
動作を終了後、寄せ5OL342をオフ(ステップl−
27)する。
以上の動作をコピー排出毎に行い、紙揃え(ソート)が
施されていく (ステップ1−28)。このようにして
ソートが終了すると、ソータモータ313がオフ(ステ
ップ1−29)L、ステイブル作動がなされる。ステイ
プル開始信号を受信すると(ステップ1−30)、ステ
イブラ装置700が作動しくステップ1−31)、積載
されたコピー紙へのステイプルを行う。ステイブル作動
が終了すると(ステップ1−32)、ステイブラ装置7
00と揺動軸502はホームポジションへ移動する(ス
テップ1−33)。
第61図は紙揃え作動を説明するフローチャート、第6
2図(a)〜(d)は揺動軸の作動を示す説明図であっ
て、揺動軸502は上述したようにサイズ信号に基づい
た位置(本実施例ではコピー紙の排出される揺動軸50
2側の端面より10mmの位置)に予め停止している。
これは排出されるコピー紙Pが揺動軸に当たってジャム
、祇折れなど起きないような位置である〔第62図(a
)〕。コピー紙が排出され、300 m s後、揺動動
作により祇揃えを行う。
まず、サイズ移動モータ515 (ステッピングモータ
)を揺動軸502が25mm紙に近づくよう、すなわち
CCW方向へ15mm相当分のパルス数だけ相信号をI
10ボート803より出力し、定電圧ドライバ811に
よりドライブし、揺動軸502を移動させる〔ステップ
2−1;第62図(b)〕。この時のスピードは500
ppsであり、コピー紙Pにしわ、傷、折れなど不具合
を生じさせないスピードであれば良い。この動作により
ピン350上に排出されたコピー紙Pは、ピンフェンス
450に5mm分過分送りにより押し付けられることに
なる。この過分押し付けはコピー紙Pの長さのばらつき
および確実な寄せを達成するためのものであり、5mm
でなくても適当な値で良い。
コピー紙Pを押し付けた後、−度停止している(本実施
例では50m5;ステップ2−2)。これはコピー紙P
の落ち着き、およびサイズ移動モータ515の正/逆回
転切換用であり、特に必要ではなく待たなくても良い。
その後、揺動軸502が5mm紙から遠ざかるよう、す
なわちCW力方向5mm相当分のパルス数だけ移動させ
る〔ステップ2−3;第62図(C)〕。この時のスピ
ードは300ppsであり、コピー紙Pの過分寄せによ
り戻るスピードより遅く、コピー紙Pのコシによる戻り
により、−旦揃えたのが乱れないようなスピードであれ
ば良い。
また5mm戻って停止することにより、紙幅に一致した
ところに揺動軸502が逆側のピンフェンスの役割を果
たし、さらに50 m s停止していることで(ステッ
プ2−4)、コピー紙Pが確実に揃えられることになる
。その後、揺動軸502は次のコピー紙の排出に備え、
最初の位置に戻り〔ステップ2−5;第61図(d)〕
、停止する(ステップ2−6)。この時のスピードは次
のコピー紙の排出に間に合うスピード以上であれば良い
ところで、ピン350へのコピー紙のスタック枚数がス
テイプル可能枚数(本実施例では30枚)を超えた後は
、排紙されたコピー紙に対してのステイプルを禁止する
と共に、ソーティングの妨げになる揺動を止め、揺動軸
502をホームポジションへ退避させている。
以下に、この動作を第63図のフローチャートにしたが
って説明する。
ピン350上のコピー紙の積載枚数は、先頭ピンへコピ
ー紙が排出するとき(ステップ3−1)にカウントする
ことにより(ステップ3−2)検知する。先頭ピンの排
紙カウント値がステイプル可能枚数を越えたと判断した
時(ステップ33)、揺動動作および寄せコロ動作を中
止しくステップ3−4)、前記揺動軸502をホームポ
ジションへ退避させ(ステップ3−5)、以後、排紙さ
れたコピー紙に関して紙揃えを行わない。また同時に以
前に排出したコピー紙に関してもステイブル禁止(ステ
ップ3−6)とする。
ステイブル動作を第64図(a)〜第64図(11のフ
ローチャートにしたがって説明する。ソート終了後、ピ
ン上にコピー紙が載っている場合に、複写機からステイ
ブル開始信号が送信され、この信号を受信し、シーケン
スカウンタを0とする(ステップ4−1)ことから動作
を開始する。まず、ホームポジションにあるステイプラ
装置700をステイプルを施す先頭ピンへ移動させる(
ステップ4−2)。ステイプラ装置700が先頭ピンに
移動した後は、第64図(dl中に記載されているステ
イブル動作シーケンスカウンタの値に基づき動作を進め
ていく。ステイプラ装置700が先頭ピンに移動終了し
た時、ステイプルシーケンスカウンタの値はOから1に
セットされる(ステップ4−3)。
ステイプルシーケンスカウンタの値が1の時(ステップ
4−4)は、第64図山)のように、チャックモータ(
ステッピングモータ)646をオンしくステップ4−5
)、第45図のチャック部620を前進させる。移動量
はステッピングモータであるので、移動量に相当するパ
ルス数により決まる(ステップ4−6)。またこの時の
移動量はチャック部620がホームポジション(チャッ
クホームセンサ650がオンの位W)から、ピン350
上のコピー紙束をチャックできるまでの量である。チャ
ック部620の前進を終了すると(ステップ4−7)、
ステイブルシーケンスカウンタへ2をセットしくステッ
プ4−8)、次へ動作を進める。
ステイブルシーケンスカウンタの値が2の時は、第64
図(C1のように、チャック5OL626をオンしくス
テップ4−9)、これによりコピー紙束のチャックを行
う。そしてステイプルシーケンスがウンタヘ3をセット
しくステップ4−10)、次へ動作を進める。
ステイプルシーケンスカウンタの値が3の時は、第64
図(dlのように、タイマをスタートさせ(ステップ4
−11)状態を0.2秒間保持し、0.2秒経過後(ス
テップ4−12)、タイマをストップさせ(ステップ4
−13)、ステイプルシーケンスカウンタへ4をセット
しくステップ4−14)、次へ動作を進める。
ステイブルシーケンスカウンタの値が4の時は第64図
(1141のように、チャックモータ646をオンしく
ステップ4−15)、チャック部620をホームポジシ
ョンへ移動させる。チャック部620のホーム移動終了
を検知するチャックホームセンサ650がオンしくステ
ップ4−16)、チャツク部620のホームポジション
移動終了し、チャックモータ646を停止する(ステッ
プ4−17)。そしてステイプルシーケンスカウンタへ
5をセットしくステップ4−18)、次へ動作を進める
。この時チャックモータ646のスピードは、チャック
したコピー紙束がずれないよう均等加速度運動をしてい
る。本実施例では6ooppsからスタートし2000
ppsまでスローアップして行っている。
ステイブルシーケンスカウンタの値が5の時は、第64
図(flのように、第48図の紙有無センサ675の出
力を確認しくステップ4−19)、紙有りの時はステイ
プルモータをオンしくステップ4−20)、コピー紙束
の綴じ動作を行う。綴じ動作終了をステイプルホームセ
ンサ650により検知しくステップ4−21) 、ステ
イプル動作を終了しくステップ4−22)、ステイブル
シーケンスカウンタへ6をセットしくステップ4−23
)、次へ動作を進める。紙有無センサ675の出力が祇
無である時は、ステイプルの綴じ動作を行わすチャック
5OL626をオフしくステップ4−24)、ステイブ
ルシーケンスカウンタを8にセットシ(ステップ4−2
5)、次の動作に移る。
ステイプルシーケンスカウンタの値が6の時は(ステッ
プ4−26)、第64図(幻のように、ステイプルされ
たコピー紙束をピン350に戻すため、再びチャックモ
ータ646を前進させる(ステップ4−27)。設定パ
ルス分だけ送った後(ステップ4−28)、チャックモ
ータ646をストップしくステップ4−29)、チャッ
ク5OL626をオフしくステップ4−30)、コピー
紙束のチャックアーム622.624を開放する。
その後タイマをスタートしくステップ4−31)、チャ
ック5OL626応答時間0.2秒をみたあと(ステッ
プ4−32)、タイマをストップしくステップ4−33
)、ステイプルシーケンスカウンタを7にセットしくス
テップ4−34)、次の動作に移る。
ステイプルシーケンスカウンタの値が7の時は、第64
図fh)のように、下のピンに移動するためにチャック
部620がピン350に当たらない程度まで動かす。こ
れにより1ピン当たりのチャックしてからステイブル終
了するまでの時間が短縮でき、システム生産性が上がる
。つまりチャックモータ646をスタートさせ(ステッ
プ4−35)、前記設定パルス分後進させ(ステップ4
−36)、後進動の後、チャックモータ646をストッ
プする(ステップ4−37)。その後、ステイプルシー
ケンスカウンタを8にする(ステップ4−38)。
ステイプル終了、すなわちステイプルシーケンスカウン
タが8の時は、第64図(i)のように、上下移動モー
タ720をオンさせ(ステップ4−39)、ステイプラ
装置700を上昇させる。そして上下ホームセンサ72
9がオンしたところで(ステップ4−40)、上下移動
モータ720をオフさせる(ステップ4−41)。その
後、ステイブルシーケンスカウンタを0とする(ステッ
プ4−42)。
上述のステイプルシーケンスカウンタOから8までの動
作がステイプル終了するまで行われる。
その後サイズ移動モータ515をオンさせて、サイズホ
ームセンサ501がオンしたところで、サイズ移動モー
タ515をオフさせる。前記ステイプル装置700のホ
ーム移動と揺動軸502の移動は同時でも、あるいは順
序が本実施例と逆でも良い。
次に、上下移動のスローアップ・スローダウンの機能を
説明する。この機能は、上下移動開始時移動スピードを
徐々に上げ、設定した値に達したところで定速移動させ
、また上下移動停止時、停止するピン位置の手前から移
動スピードを徐々に下げ、設定した値に達したところで
定速移動させ、停止ピン位置で停止させるものである。
第65図はスローアップ・スローダウンを説明するフロ
ーチャートであって、l m s毎にコールされるサブ
−ルチンにおいて、上下移動モータ720のオン後(ス
テップ5−1) 、スローアップ動作が終了していなけ
れば(ステップ5−2)、サブルーチンコール毎にスロ
ーアップカウンタが1カウントアツプする(ステップ5
−3)。そのスローアップカウンタの値に基づき徐々に
スピードが増加するよう設定(ステップ5−4)したR
OM801内スピ一ドデータ群の中からスピードデータ
をCTC804にセットする(ステップ55)。こ0C
TC804からセットされたスピードデータに基づいた
周波数を発生し、第59図の相信号生成部813へ送ら
れる。相信号生成部813から相信号が定電流ドライバ
812へ送られ、上下移動モータ720がスピードデー
タに対応した回転数で動作する。
スローアップカウンタがある設定した値に達した時(ス
テップ5−6)、スローアップを終了しくステップ5−
7)、上下移動モータ720はその後一定の回転数で動
作する。
一定時間後、スローダウン動作が開始しくステップ5−
8)、サブルーチンコール毎にスローダウンカウンタが
1カウントアツプする(ステップ5−9)。そのスロー
ダウンカウンタの値に基づき、徐々にスピードが減少す
るように設定(ステップ5−10)したROM801内
スピ一ドデータ群の中から、スピードデータをCTC8
04にセットする(ステップ5−11)。このCTC8
04から、セットされたスピードデータに基づいた周波
数を発生し、相信号生成部813へ送られる。相信号生
成部813から相信号が定電流ドライバ812へ送られ
、上下移動モータ720がスピードデータに対応した回
転数で動作する。
スローダウンカウンタがある設定した値に達した時(ス
テップ5−12)、スローダウンを終了しくステップ5
−13)、上下移動モータ720はその後、一定の回転
数で動作する。停止するピンにステイプラが達した時、
上下移動モータ720がオフして停止し、スローアップ
カウンタとスローダウンカウンタがクリアされる(ステ
ップ5−14)。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、スティブラはブ
ラケットとスライド軸によってガタなく上下動し、用紙
引寄せ装置がピン方向に水平移動し、用紙をステイプル
位置まで引き寄せるので、用紙の常に同じ個所をステイ
プルすることができ、綴じ品質を確保することが可能な
用紙後処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による用紙後処理装置の一実施例の正面
図、第2図は同実施例の平面図、第3図は上搬送部の正
面図、第4図(a)は上搬送部の側面図、第4図(b)
は上搬送部のガイド板部分の平面図、第5図は上搬送部
の駆動系の説明図、第6図は上搬送部の他の実施例を示
す正面図、第7図は斜向コロ部分の側面図、第8図は従
動用球部分の拡大断面図、第9図は斜向部の駆動系の説
明図、第10図は駆動伝達部分の拡大正面図、第11図
は斜向部を示す説明図、第12図は基準ガイド部分の一
部断面図、第13図は揺動装置の斜視図、第14図は揺
動装置とピンとの関係を示す平面図、第15図は揺動装
置の側面図、第16図、第17図はピンとコピー紙の関
係を説明するための平面図、第18図はコピー紙と揺動
軸の作用を示す説明図、第19図はピンの取付時の状態
を示す説明図、第20図はコピー紙の座屈を示す説明図
、第21図。 第22図はスタック状況の違いを説明するための説明図
、第23図はピンの正面図、第24図はピンの平面図、
第25図、第26図はカール押さえの違いを説明するた
めの説明図、第27図はピンの側面図、第28図、第2
9図はリプの一部の断面図、第30図はピンの一部の側
面図、第31図は排出コロと立上がり部との位置関係を
示す説明図、第32図は後端のり上げを説明するための
説明図、第33図は寄せコロ装置の正面図、第34図は
寄せコロ装置の平面図、第35図はコピー紙と寄せコロ
との関係を示した説明図、第36図は寄せコロ装置の設
置状態を示す正面図、第37図は寄せコロによるコピー
紙の寄せを説明する説明図、第38図、第39図、第4
0図は寄せコロの他の実施例を示す正面図、第41図は
スティプラ装置の斜視図、第42図はステイプラ装置の
平面図、第43図は軸受部分の正面図、第44図はステ
イブラ装置の作動を説明するための説明図、第45図は
用紙引寄せ装置の正面図、第46図、第47図、第48
図は用紙引寄せ装置の作動状態の正面図、第49図、第
50図はコピー紙のピン上での動きを説明するための説
明図、第51図は祇揃え機構部分の正面図、第52図、
第53図は祇揃え機構の作動状態の正面図、第54図は
紙揃え機構の他の実施例を示す正面図、第55図はピン
フェンスの他の実施例を示す斜視図、第56図は第55
図の実施例の平面図、第57図は第55図の実施例の作
動状態の斜視図、第58図は第55図の実施例の作動状
態の平面図、第59図は制御系のブロック図、第60図
は本実施例の全体動作のフローチャート、第61図は紙
揃え作動のフローチャート、第62図は揺動軸の作動を
示す説明図、第63図は揺動軸の退避作動のフローチャ
ート、第64図はステイプル動作のフローチャート、第
65図はスローアップ・スローダウン作動のフローチャ
ートである。 350・・・ソータピン、615・・・用紙引寄せ装置
、700・・・ステイプラ装置、701・・・ステイブ
ラ、703゜ 6・・・ブラケット、 O・・・スライ ド 軸。 第2図 第3図 0j 第4図 (G) 第4図 (b) 第5図 1(X3 とU/ 第 図 第10図 第13図 第15図 ¥18図 第19図 第20図 第23図 6bす (t+ ) 惰24図 第25図 第37図 第38図 第39図 第40図 第42図 第43図 第44図 620 第45図 第46図 第49図 第50図 第51図 第56図 第58図 第57図 ’+#b 第63図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ステイプラとソータとで構成される用紙後処理装置に
    おいて、ソータ上の用紙束をステイプラに引き寄せる用
    紙引寄せ装置を設け、さらにステイプラと用紙引寄せ装
    置を固定する板状のブラケットをソータの各ピンの所定
    位置に案内するために、ピンに対して起立して設けられ
    たブラケットとスライド軸を備えたことを特徴とする用
    紙後処理装置。
JP23710289A 1989-09-14 1989-09-14 用紙後処理装置 Pending JPH0399891A (ja)

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JP23710289A JPH0399891A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 用紙後処理装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5764262A (en) * 1980-08-21 1982-04-19 Xerox Corp Copying machine and method of forming one set of bound copy shets
JPS631854B2 (ja) * 1981-05-21 1988-01-14 Shaautsudo Medeikaru Co

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