JPH0399777A - アーク溶接用電源装置 - Google Patents

アーク溶接用電源装置

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JPH0399777A
JPH0399777A JP23775389A JP23775389A JPH0399777A JP H0399777 A JPH0399777 A JP H0399777A JP 23775389 A JP23775389 A JP 23775389A JP 23775389 A JP23775389 A JP 23775389A JP H0399777 A JPH0399777 A JP H0399777A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、直流電源の出力をスイッチング素子により断
続して調整しアーク負荷に供給するアーク溶接用電源装
置に関するものであり、特に低電流と高電流とを周期的
にくりかえして溶接部に供給するパルスアーク溶接およ
び短絡とアーク発生とをくりかえす短絡移行式アーク溶
接に適した電源装置に関するものである。
〈従来の技術〉 上記のような目的のためのアーク溶接用電源装置として
は溶接性能をより向上させるために出力電流を高速で制
御する必要がある。この目的を達成するために最近直流
電源をスイッチング素子によって0N−OFF制御し、
−旦高周波交流に変換した後に変圧器を介して整流した
り、高速スイッチングによりチョッパ制御するものが提
案されている。
第6図はこれらの一種であるフォワードコンバータ方式
の従来の装置の例を示す接続図である。
同図において101は直流電源であり、通常は商用交流
電源を整流して直流出力側にコンデンサを並列接続して
平滑している。l02a、 1021)は変圧器の1次
巻線103pと直列に接続されたスイッチング用トラン
ジスタであり、104a、 104bはこのスイッチン
グトランジスタ102aまたは102bと変圧器の1次
巻線103pとの各直列回路に並列に接続されたダイオ
ードであり、その極性は図示のように各トランジスタ1
02a、 102bの導通方向とは逆の極性に定められ
ている。103は変圧器であり、前述の1次巻線103
pおよび2次巻線103sを有しており、トランジスタ
102a、 102bの0N−OFFの周波数に適した
特性のものである。105は出力整流用ダイオード、1
06はトランジスタ102a、 102bがOFFとな
ったときに出力電流を持続し平滑するための還流用ダイ
オード、107は還流用ダイオード106とともに出力
平滑回路を構成する直流リアクトルである。
108は図示しない送給機構によって送給される消耗性
の電極、109は被溶接物であり、110は溶接アーク
を示す。また111は出力電流の基準信号Irを出力す
る基準信号設定回路であり、112は基準信号設定回路
111の出力Irと溶接電流検出回路113の出力1a
とを比較し差信号によって定まる時間幅でトランジスタ
102a、 102bを所定の周波数で0N−OFF制
御して所望の出力を得るための制御回路であり、公知の
PWM(パルス幅)変調回路が使用される。
同図の装置において、制御回路113から所定のデユー
ティのパルス列がトランジスタLOZa、 102bに
供給されると各トランジスタはその都度導通し、直流電
源101から変圧器103の1次巻線103pに電流が
流れる。変圧器103の1次・2次巻線の極性を図中・
印のようにしておくと1次巻線103pに流れる電流に
よってダイオード105、直流リアクトル107、電極
108、被溶接物109、変圧器103の2次巻線10
3sの順路で電流が流れて次第に増加してゆくとともに
リアクトル107には電磁エネルギが蓄えられてゆく。
トランジスタ102a、 102bが遮断するとりアク
ドル107に蓄えられていた電磁エネルギーは還流ダイ
オード1.08を通して電極108および被溶接物10
9に供給されて溶接電流が継続する。このとき変圧器1
03の1次巻線103pには先と同方向の減衰する電流
がダイオード104a。
直流電源101、ダイオード104b、 1次巻線10
3pの順路で流れて先のトランジスタ導通期間中に変圧
器103の鉄心に発生した磁束をリセットする。このよ
うに動作する第6図の従来装置は、トランジスタ102
a、 102b、変圧器103.ダイオード104a。
104b、 105 、108からなるフォワードコン
バータによって構成されたDC/DO変換回路であり、
トランジスタの動作周波数を高くすることによって、出
力の制御をきめ細かく高速に行わんとするものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記の従来装置を消耗性電極を用いたアーク溶接に用い
るときには次のような問題点がある。
即ち、高電流出力の状態から低電流出力に移行さすべく
基準信号1rを低い値に変化させると、Ia>Irとな
ってトランジスタ102a、 l−02bは完全に遮断
されることになるが、これまでにリアクトル107に蓄
えられていた電磁エネルギーによって還流用ダイオード
106を通して出力電流raはほぼもとの電流値と同じ
値の電流が流れ続ける。
この電流はりアクドル107のインダクタンスと電極1
08、アーク110、被溶接物109からなるアーク負
荷とによって定まる時定数に従って次第に減少してゆく
ことになる。出力電流の変化を高速にするにはこの電流
の立下り時間を短かくする必要があるが、このためには
直流リアクトル107のインダクタンスを小さくしなけ
ればならない。しかし、直流リアクトルのインダクタン
スを小さくすると出力平滑のための時定数も短かくなる
ので平滑な出力を得るためには、DC/DC変換回路の
動作周波数を高く設定しなければならず、このためにス
イッチング損失が増加して効率の低下を招き、また高速
スイッチング用のトランジスタを用意することが必要に
なるなどコスト高となる。さらにリアクトル107のイ
ンダクタンスを小さくすると負荷短絡が発生したときの
出力電流の増加率が大きくなって過電流保護が難しくな
り、大容量の素子を採用せざるを得なくなるなどの問題
がある。
さらに、消耗性電極を用いるアーク溶接においては、溶
接のスタート時および溶接中において電極と被溶接物と
が短絡することがある。このとき短絡部は電源からの出
力電流により加熱溶融されるとともに供給される電流に
よるピンチ力によって細く絞られ、ついには短絡部が破
断し、アークに移行する。この短絡現象は、消耗性電極
を用いてかつ高電流と低電流とを交互にくりかえして供
給するパルスアーク溶接においては、頻繁に発生するも
のであり、特に高速溶接時においてアンダーカットやハ
ンピングビードのような溶接欠陥を防止せんとして比較
的低い溶接電圧と溶接電流とを用いて行う短絡移行式パ
ルスアーク溶接とよばれる溶接法を実施するときには高
頻度で発生する。
この短絡移行式アーク溶接法は、アークの発生中に消耗
電極の先端に次第に溶滴が成長し、これがついには被溶
接物に接触・短絡する。このとき溶融金属の表面張力に
よって溶滴の大部分が被溶接物側に移行するが、残りは
溶接電流によるピンチ効果によって溶滴が強く絞られる
結果、短絡部が切断されてアークが再生される工程をく
りかえすものである。このような短絡移行式アーク溶接
に高電流と低電流とを交互にくりかえして供給するパル
スアーク溶接用電源を用いるときには、消耗電極および
被溶接物の溶融は主として高電流時に発生するアークに
よって行なわれ、溶滴が被溶接物に短絡するほど充分に
成長した頃に低電流に切りかえるように溶接条件が選定
されることが多い。
そしてこのようにして発生した短絡は溶滴の表面張力に
よる移行と溶接電流のピンチ力によって破断されてアー
クが再生することになるが、この短絡からアーク再生に
至る間に大きな電流が流れると短絡した溶融金属が吹き
飛ばされてスパッタとなる。
これに対して、高電流期間は基準信号Ipの継続期間の
設定によって任意に変更できるが、基準信号1rをIp
からIbに切りかえて後に高電流から低電流期間に至る
漸減時間は出力回路のインダクタンスに依存するもので
あるので設定によつて調整できない装置に固有のものと
なる。それ故、短絡移行式のパルスアーク溶接において
もこの電流減衰時間を短かくすることが要求される。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、スイッチング素子を用いて直流電源の出力を
所望のアーク溶接用電力に変換するDC/DC変換回路
を有するアーク溶接用電源装置において、出力回路の直
流インダクタンスに蓄積された電磁エネルギーを出力電
流指令の低下時に一旦コンデンサに吸収した後に直流電
源側に回生ずることによって電流の減少速度を可及的に
高速としたものである。
く作 用〉 本発明においては、出力電流の立下るべき時に、それ以
前に直流リアクトルに蓄えられていた電磁エネルギーを
強制的に他に移転させるので、特別に高速の素子や大容
量の素子を用いることなく、またアーク溶接に適した電
流の立上り時定数を保ちながら電流の立下りを急速にす
ることができるので、スパッタの発生を極力低減するこ
とができるものである。
〈実施例〉 第1図は、本発明を2石式フォワードコンバータを用い
たDC/DC変換回路に適用したときの例を示す接続図
である。同図において1は交流電力源であり、通常は三
相または単相の商用交流電源である。2は交流電力源1
を整流して直流電力を得る整流回路であり、交流電力源
1に対応した公知の回路方式のものが用いられる。3は
整流回路2の出力を平滑するとともに後述する本発明の
動作によって回生される電力を蓄えるためのコンデンサ
であり、整流回路2に含まれる場合は省略できる。この
交流電力源1、整流回路2およびコンデンサ3は直流電
源を構成している。この直流電源としては図示のものの
他に直流発電機や蓄電池等の電力源を用いることができ
る。4a、4bはスイッチング用トランジスタ、5a、
5bはダイオード、7は変圧器であり1次巻線7pおよ
び2次巻線7sを有する。ここでダイオード5aは図示
のようにトランジスタ4aと1次巻線7pとの直列回路
に並列に逆極性で接続され、ダイオード5bは同様にト
ランジスタ4bと1次巻線7pとの直列回路に並列に接
続されており、トランジスタ4a、4b、ダイオード5
a、5b、変圧器7はフォワードコンバータを構成して
おり、その動作は第6図に示した従来装置と同様である
。6 a s6bはトランジスタ4a、4bの逆電圧保
護用ダイオード、8は変圧器7の2次巻線7Sの出力を
整流するためのダイオード、9はトランジスタ4a、4
bがOFFとなる期間において直流リアクトルIOの蓄
積エネルギーを放出して出力電流を持続させるための還
流ダイオード(フライホイールダイオード)である。1
0は直流リアクトルであり還流回路を構成しているダイ
オード9とともに出力電流の平滑回路を構成している。
11は直流リアクトル10に磁気結合された2次巻線で
あり、12はサイリスクのような単方向性のスイッチン
グ素子、13はスイッチング素子12に直列にして2次
巻線11に接続されたコンデンサである。14はコンデ
ンサ13の端子電圧を昇圧し直流電源に回生ずるための
1 DC/DCコンバータである。15はDC/DCコンバ
ータの出力側に設けられた逆阻止用ダイオードである。
16は分流器や直流変流器などを利用した溶接電流(出
力電流)検出器であり、溶接電流Iaに対応した電圧を
出力する。17は溶接電流を設定するための基準信号設
定回路、18は比較器であり基準信号設定回路17の出
力Slと出力電流検出器1Gの出力s2とを比較し誤差
信号Δv(−sl−sz)を出力する。19は誤差信号
Δ■を入力とし入力信号に応じたパルス幅の駆動信号S
3を出力するPWM変調回路であり、この信号S3によ
ってトランジスタ4a、4bが0N−OFF制御される
。20は誤差信号Δ■と接地電位とを比較し△v<Oの
期間はハイレベル信号を出力する比較器であり、出力電
流が過剰で立下るべき期間を検出する。この比較器20
の出力はスイッチング素子12に供給されてこれを導通
させる。21は図示を省略した送給機構によって自動送
給される消耗性電極、22は被溶接物、23は溶接アー
クである。
第1図の実施例の動作を第2図の線図とともに2 説明する。第2図において、(a)は基準信号S1、(
b)は出力電流1a即ち検出器16の出力S2、(C)
は誤差信号Δ■、(d)は比較器20の出力s4、(e
)はPWM変調回路19の出力s3をそれぞれ示してい
る。第2図(a)に示すように基準信号S1が時刻t=
tlに低い値め11から高い値のIhに変更されたとす
ると、それまで平衡状態であったためにわずかの値ΔV
Oであった誤差信号ΔVはΔv LrI h   I 
J!にまで急変し、これによってPWM変調回路19は
最大幅に近いパルス幅の駆動信号s3を出力し、これに
よってトランジスタ4a。
4bの導通時間率が急増して変圧器7の出力電圧の平均
値が増加する。この出力電圧の急増によって出力電流は
直流リアクトル10およびアーク負荷等の出力回路の時
定数に従って漸増してゆく。このとき比較器20は人力
信号Δ■がsl >szのために正(Δv〉0)である
ので出力信号S4はローレベルのままであり、したがっ
てスイッチング素子12は遮断状態にあり、直流リアク
トル10はその2次巻線が存在しないときと同じリアク
タンスを呈する。出力電流が増加するに従って誤差信号
ΔVは減少し、Io岬Irに達すると誤差信号ΔVはP
WM変調回路19を含むフィードバック回路の増幅率に
よって定まる小さな正の値ΔVOになって平衡状態とな
る。次に時刻t=t2において基準信号slが■1から
Ihに戻ると誤差信号ΔV””5l−82は負となり、
これによってPWM変調回路19は出力パルス幅か零と
なってトランジスタ4a、4bを完全遮断状態に保つこ
とになる。
この結果、変圧器7の出力電圧は零になるが、期間t1
からt2の間に直流リアクトル10に蓄えられていた電
磁エネルギーによって電流はダイオド9を通って流れ続
けることになる。しかし、このとき誤差信号Δ■は負で
あるので比較器20はハイレベル信号を出力し、スイッ
チング素子12を導通させる。またリアクトル10に結
合された2次巻線11には電流■0が減少する方向に変
化するためにこれを妨げる方向の電圧が発生し、直流リ
アクトル10と2次巻線11の各極性を図示の・印のよ
うに決定しておけば、図示の極性のスイッチング素子か
導通することによって、リアクトル10の蓄積エネルギ
ーが磁気結合を介して2次巻線■1に移行し、これがコ
ンデンサC1に蓄えられることになる。このためリアク
トル10の蓄積エネルギーは急速にコンデンサC1に移
行し、この結果溶接回路に流れる電流Ioは急激に減少
することになる。
出力電流Ioが減少してI o 躊I J!となると、
sl→s2となって誤差信号ΔV≧0となって平衡する
。このとき信号s4はローレベルとなり、スイッチング
素子12はコンデンサCIの充電電圧によって逆バイア
スされて遮断する。一方、コンデンサCIに充電された
エネルギーはDC/DCコンバータ14にて昇圧されて
コンデンサ3.即ち直流電源に回生される。
なお、コンデンサCIの充電エネルギーは、出力電流が
低下して安定した後に抵抗器等を通して放電させてもよ
いが、上記実施例のように直流電源に回生ずる方が電力
効率を高めることができるので有利である。
第3図に本発明を高電流と低電流とを交互にく5 りかえし供給するパルスアーク溶接用電源装置に適用し
たときの実施例を示す。同図において1ないし23は第
1図の実施例と同機能のものに同n号を付しである。こ
のうち直流リアクトル10と2次巻線IIとは単巻変圧
器を構成しており、共通の巻線24の一部によって構成
している。25は低電流時の溶接電流を設定するための
第1の基準信号設定回路、26は高電流時の溶接電流を
設定するための第2の基準信号設定回路、27は高電流
と低電流とのくりかえし周波数を設定するための鋸歯状
波または三角波spを発生する発振回路、28は高電流
期間と低電流期間との割合を定めるための時間比率設定
回路であり直流電圧vpを出力する。29は比較器であ
り、発振回路27の出力spと時間比率設定回路28の
出力vpとを比較し、sp<vpの期間は高電流期間T
pとしてハイレベル信号を出力し残りの期間は低電流期
間Tbとしてローレベル信号を出力する。この発振回路
27、時間比率設定回路28、比較器29はパルス幅制
御回路であり高低谷電流期間を定める時間設定回路を構
成してい6 る。この時間設定回路としては図示のものの他にマルチ
バイブレータのパルス幅を可変にしたものでもよいのは
もちろんである。30は第1および第2の基準信号設定
回路25.26の各出力信号Ib。
Ipと比較器29の出力信号とを入力とし、期間Tb中
はIbを、また期間Tp中はIpを出力する信号合成回
路であり、例えば信号1pを比較器29の出力信号のハ
イレベル時(Tp時)に導通させるアナログスイッチと
、信号1bを比較器29の出力信号のローレベル時(T
b時)に導通させるアナログスイッチと、両アナログス
イッチの出力を加算して出力信号slとする加算器とに
よって構成することができる。
第3図の実施例の動作を第4図の線図にて説明する。第
4図(a) 、 (b)に示すように時間比較設定回路
28の設定値vpに応じて、vp>spの期間は比較器
29の出力はハイレベル信号(Tp切期間となり、vp
<spの期間はローレベル信号(Tb期間)となる。こ
の比較器29の出力によって信号合成回路30は入力信
号のIpまたはIbを切替えて基準信号s1として比較
器18に供給する。
比較器18はこの入力信号s1と出力電流検出器16の
出力信号s2とを比較し差信号Δv−s1s2を得てP
WM変調回路19に供給し、PWM変調回路19はこの
誤差信号に応じたパルス幅の導通駆動信号s3を第4図
(g)のように出力しトランジスタ4a、4bを導通さ
せる。これによって出力電流Ioは第4図(d)に示す
ように基準信号IpおよびIbに対応した値になるよう
変化する。
このとき、出力電流Ioの立上りは、リアクトル10の
2次巻線11に接続されたスイッチング素子が遮断のま
まであるので直流リアクトル10に2次巻線がないとき
と同じ時定数で増加する。一方溶接電流の立下り時には
信号合成回路の出力信号s1がIpから低い値のIbに
変化すると誤差信号Δv=sl −s2 <Qとなって
比較回路20の出力信号がハイレベルとなり、これによ
ってスイッチング素子12が導通ずる。この結果、Tp
期間中に直流リアクトル10に蓄えられていた電磁エネ
ルギーは単巻変圧器構造となっている2次巻線を介して
コンデンサ13に移行する。これによって溶接回路への
出力電流は急速に減少しI o ”F I bとなった
ところでΔV≧0となって平衡することになる。
第5図に本発明の別の実施例を示す。同図の装置は、本
発明を直列トランジスタによるチョッパ式シリーズレギ
ュレータ方式の電源装置に適用したときの例を示すもの
であり、第1図および第3図のフォワードコンバータ方
式に代えて直列トランジスタ31を設けである。また直
流リアクトル10の2次巻線11の出力回路に接続され
るスイッチング素子としてはトランジスタ33と逆阻止
用ダイオード35とからなる自己消弧形スイッチング素
子を用いている。なお32および35は各スイッチング
用トランジスタの保護用に逆並列に接続されたダイオー
ドである。その他の要素は第1図および第3図に示した
実施例と同機能のものに同符号を付しである。
同図の装置において出力電流検出器16の出力S2は基
準信号設定回路s1と比較器IBにて比較され誤差信号
ΔVがPWM変調回路19に供給されて9 スイッチング用トランジスタ31の導通時間率が決定さ
れる。この誤差信号ΔVはまた比較器20にも供給され
、Δv>Qの間はローレベル信号Δvく0の間はハイレ
ベル信号がトランジスタ33に供給される。それ故、基
準信号設定回路17の設定値が一定の場合やアーク23
が正常に発生しているときにはΔV≧0であるのでトラ
ンジスタ33は導通せず、出力電流は直流リアクトル1
0に2次巻線が設けられていないときと同じ時定数に従
って変化する。これに対して基準信号設定回路17の設
定値が急減したときや電極21と被溶接物22とが短絡
して負荷が急減したときには過渡的にs2 >sl と
なり、誤差信号Δv<Qとなる。このときPWM変調回
路は出力電流過剰のためスイッチング用トランジスタ3
1の導通時間率を零にし、また比較器20はハイレベル
信号をトランジスタ33に供給してこれを導通させる。
この結果、直流リアクトル10に蓄えられていた電磁エ
ネルギーは磁気結合により2次巻線11を介してコンデ
ンサ13に移行し、これによって出力電流Ioは急速に
減少する。出力型0 流の減少によって81≧82となると再びトランジスタ
33は遮断となり、出力電流の変化の時定数ももとにも
どる。
なお、上記各実施例に示した以外に本発明は直流電源の
出力をブリッジ形やプッシュプル形などのインバータに
よって高周波交流に変換した後に変圧器にて適宜電圧変
換しこの変圧器出力を整流して直流出力を得る方式のア
ーク溶接電源にも適用できるのはもちろんである。
〈発明の効果〉 」−記のように本発明の装置は動作するので、直流リア
クトルのインダクタンスを小さくすることなく出力電流
の低下速度を速くすることが可能となる。この結果、ス
パッタの発生を低減でき、またアークの安定性も確保で
きるのみならず、装置が簡単安価にでき、さらに電力効
率も改善できるなど多くの効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す接続図、第2図は第1図
の実施例の装置の動作を説明するための線図、第3図は
本発明の別の実施例を示す接続図、第4図は第3図の実
施例を説明するための線図、第5図は本発明のさらに別
の実施例を示す接続図、第6図は従来の装置の例を示す
接続図である。 1・・・交流電源、     2・・・整流回路、3・
・・コンデンサ、 4a、4b、31・・・スイッチング用トランジスタ、
5a、 5b、 [ia、 6b、  8. 9.15
.32.34 35・・・ダイオード、 10・・・直流リアクトル、  11・・・2次巻線、
12・・・スイッチング素子、 13・・・コンデンサ
、14・・・DC/DCコンバータ、 16・・・出力
電流検出器、17・・・基準信号設定回路、 18.2
0・・・比較回路、I9・・・PWM変調回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、直流電源の出力を直列スイッチング素子によって断
    続して調整する方式のアーク溶接用電源装置において、
    前記スイッチング素子と負荷との間に直列接続された直
    流リアクトルと、前記直流リアクトルに磁気結合する2
    次巻線と、前記2次巻線に接続されたコンデンサと出力
    電流の立下り時に導通するスイッチング素子とからなる
    直列回路と、前記コンデンサの充電エネルギーを前記直
    流電源に回生するDC/DC変換回路とを具備したアー
    ク溶接用電源装置。 2、前記直流リアクトルの2次巻線は1次巻線と絶縁さ
    れた巻線である請求項1に記載のアーク溶接用電源装置
    。 3、前記直流リアクトルの2次巻線は1次巻線と巻線の
    一部または全部を共有する単巻変圧器を構成している請
    求項第1項に記載のアーク溶接用電源装置。
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