JPH0399040A - オクタヒドロジメタノナフタレン環含有化合物の製造方法 - Google Patents

オクタヒドロジメタノナフタレン環含有化合物の製造方法

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JPH0399040A JP23658689A JP23658689A JPH0399040A JP H0399040 A JPH0399040 A JP H0399040A JP 23658689 A JP23658689 A JP 23658689A JP 23658689 A JP23658689 A JP 23658689A JP H0399040 A JPH0399040 A JP H0399040A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオクタヒドロジメタノナフタレン環を有する化
合物の製造方法に関する。
本発明の方法によシ製造される化合物は各種の構造材料
、機能材料として有用な高分子化合物の原料化合物とし
て用いられる。
〔従来の技術〕
従来,  1, 2, 3, 4, 4a, 5, 8
. 8&−オクタヒド口−1,4:5,8−ジメタノナ
フタレン−2.3−ジカルボン酸ジエステルから誘導さ
れるベルヒドロ−1.4:5.8−ジメタノナフタレン
−2.3−ジカルボン酸ジエステル筐たはベルヒドロ−
1,4:5,8−ジメタノナフタレン−2,3−ジメタ
ノールを原料に用いて得られるポリエステルはガラス転
移温度が高く、寸法安定性に優れ,写真用フイルムのべ
一スなどに用いられることが知られている(米国防衛特
許第896,033号明細9I釦よびジャーナル・オブ
・ボリマー・サイエンス:ボリマー・ケミストリイ●エ
デイショ7 ( Journal of Polyme
r Science: Polymer Chemis
try Edition ) , 1 0巻、3191
頁(1972年)参照)。これらの文献には、フマル酸
ジエチルとシクロペンタジエンからディールス− 7 
ルf − ( Diels − Alder )反応に
より1, 2, 3, 4. 4B,5, 8. 8a
−オクタヒドO−1,4:5,8−ジメタノナフタレン
−2.3−ジカルボン酸ジエチルヲ得る方法が開示され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
フマル酸ジエテルとシクロベンタジエンカラ1.2, 
3, 4. 4&, 5, 8. 8a − ,tクタ
ヒドO− 1,4 : 5,8 −ジメタノナフタレン
ー2.3−ジカルボン酸ジエステルを製造する上記の方
法は、反応温度180℃で18時間という長い反応時間
を要し,かつその生或物を二重結合の水添反応に付する
ことにより得られたベルヒドロー1,4:5,8−ジメ
タノナフタv:y−2.3−ジカルボン酸ジエステルの
収率ハ僅か22%と低いことが知られている。また本発
明者らの検討によれば,後記の比較例1から明らカナよ
ウニ.上記の条件下でノ1. 2, 3, 4. 4&
, 5, 8.8a−オクタヒドロー1.4:5.8−
ジメタノナフタレン−2.3−ジカルボン酸ジエテルの
収率は23多と極めて低い。このように,従来提案され
ている方法では反応を長時間行う必要があり,かつ目的
とする化合物の収率が低い。
本発明の目的は、オクタヒド口ジメタノナフタレン骨格
を有するジカルボン酸ジアルキルエステル捷たはその原
料となる無水物を工業的に有利に製造するための方法を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、5−ノルボルネン−2
.3−ジカルボン酸ジアルキルエステルとシクロベンタ
ジエン管たぱジシクロペンタジエンを200℃〜250
℃の範囲の温度で反応させることを特徴とする1, 2
, 3, 4. 4a. 5, 8. 8& − オク
タヒドロ−1,4:5.8−ジメタノナフタレン−2.
3−ジカルボン酸ジアルキルエステルの製造方?1、h
よび5−ノルボルネンー2.3−ジカルボン酸無水物と
シクロペンタジエン筐たはジシクロベンタジエンを20
0℃〜250℃の範囲の温度で反応させることを特徴と
する1, 2, 3, 4, 4a, 5, 8. 8
&−オクタヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレ
ン−2,3一ジカルボン酸無水物の製造方法を提供する
ことによって達或される。
5−ノルボルネンー2.3−ジカルボン酸ジアルキルエ
ステルが有するアルキル基としては,炭素数1〜8のア
ルキル基が好ましく、その具体例としては次のものが挙
げられる。
CH3 1 −CH3,  −CH2CH3 ,  −CH2CH2
CH3、 −CHさH3 CH3   C,H3 −Q{2(CH2)2CH3 ,  −CH2−(!:
H  −C−CH3とH3   さH3 CH3 −CH2(CH2)3CH3 ,  −CH2−C−C
H3 ,εH3 −CH2 (CH2)4 CH3    − CH2 
(CH2)5CH3CHzCH3 − Cf−12 CH (CH2 )3 CH35−ノ
ルポルネンー2,3−ジカルボン酸ジアルキルエステル
はトランス体、7ス体筐たはそれらの混合物であっても
よい。昔だ,5−ノルボルネンー2.3−ジカルボン酸
ジアルキルエステルとしては1種の化合物であってもよ
いし,2種以上の化合物の混合物であってもよい。一方
%5−ノルボルネンー2,3−ジカルボン酸無水物はエ
ンド体、エキソ体捷たはそれらの混合物であってもよい
本発明の方法においては,シクロペンタジエン筐たはジ
シクロペンタジエンの使用量はシクロペンタジエンに換
算した量で5一ノルボルネンー2,3−ジカルボン酸ジ
アルキルエステル1たrri5−ノルボルネンー2.3
−ジカルボン酸無水物(以下,これらを7ルポルネンジ
カルボン酸誘導体と総称することがある)に対して等モ
ル量以上が好1しい。その使用量はシクロペンタジエン
に換算した量でノルボルネンジカルボン酸誘導体に対し
て1〜4モル倍の範囲がより好ましく、1〜2モル倍の
範囲が特に好ましい。シクロペンタジエン塘たはジシク
ロペンタジエンの使用量がノルボルネンジカルボン酸誘
導体に対して等モル量より少ない場合はs 1, 2,
 3, 4, 4a, 5, 8. 8a−オクタヒド
口−1,4:5.8−ジメタノナフタレン−2.3−ジ
カルボン酸ジアルキルエステル咬たは1, 2, 3,
 4, 4a, 5, 8,8a−オクタヒド口−1,
4:5,8−ジメタノナフタレン−2,3−ジカルボン
酸無水物(以下.これらをオクタヒド口ジメタノナフタ
レンジカルボン酸誘導体と総称することがある)の収率
が低下することから好筐しくない。一方、その使用量が
例えば6モル倍を超えて多い場合に(儂、シクロペンタ
ジエントノルボルネンジカルボン酸誘導体の2対1の付
加生或物,すなわち1, 2, 3, 4, 4a, 
5, 8, 8a, 9,9a, 1 0, 1 08
−ドデカヒドel−1,4: 5,8:9,10−トリ
メタノアントラセンー2.3−ジカルボン酸ジアルキル
エステル筐たは1, 2, 3, 4. 4&, 5,
 8, 8a, 9,9a, 10. 10&−ドデカ
ヒド口−1,4 : 5.8 : 9.1 0−トリメ
タノアントラセンー2,3−ジカルボン酸無水物の生或
量が増える結果,オクタヒドロジメタノナフタレンジカ
ルボンrf!S導体の収率が低下し,さらにシクロベン
タジエンオリゴマ−の生或量が増えるために反応液の粘
度の上昇1たは沈殿物生或が起こる結果、反応操作が困
唯になる場合があり好ましくない。
本発明の方法にpいては,反応温度が反応速度かよびオ
クタヒドロジメタノナフタレンジカルボン酸誘導体の収
率に大きな影響を与える。反応は200℃〜250℃の
範囲の温度で行われる。反応温度は200℃〜240℃
の範囲が好tL<,210℃〜240℃の範囲がよう好
筐しい。反応温度が250℃を超えて高い場合には,生
或したオクタヒド口ジメタノナフタレンジカルボン酸誘
導体が重合!たは分解により消費され、1た原料である
シクロペンタジエン璽たはジシクロペンタジエンが重合
するため、その損失が大となる。一方、反応温度が20
0℃よりも低い場合には、反応速度が著しく低下し,か
つ目的とするオクタヒド口ジメタノナフタレンジカルボ
ン酸誘導体の収率が低下する。
反応は溶媒の不存在下で行うことも可能であるが、適当
な反応溶媒の存在下で行うのがオクタヒド口ジメタノナ
フタレンジカルボン酸誘導体の収率が良好となる点で好
ましい。反応溶媒としてはペンセン,トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素;ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族
炭化水素;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等
のエーテル;メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール等のアルコール:塩化メテレン、クロロホル
ム等のノ・ロゲン化炭化水素;N,N−ジメチルホルム
アミド、H−メチルビロリドン等の含窒X化合物などが
用いられるが、これらのうちで芳香族炭化水素、脂肪族
炭化水素pよびエーテルがオクタヒド口ジメタノナフタ
レンジカルボン酸誘導体の収率が良好となる点で好筐し
く,特に芳香族炭化水素が好筐しい。反応溶媒は通常、
全原料化合物に対して0. 1〜loo重t倍の範囲の
量で用いられる。反応溶媒の使用量は全原料化合物に対
して0.2〜50重景倍の範囲が好寸し<,0.2〜1
0重量倍の範囲がよう好ましい。反応溶媒の使用量が0
. 1重量倍より少ない場合には、オクタヒド口ジメタ
ノナフタレンジカルボン酸誘導体の収率が低下すること
があり、iたその使用量が100重葉倍を超える場合に
は、反応速度が低下することがあり,いずれの場合も好
筐しくない。反応時間は通常約10分間ないし15時間
、好1しくは10分間ないし10時間、より好lしくは
30分間ないし10時間の範囲である。
本発明の方法にかける反応は通常のディールスーアルダ
ー反応の場合に準じて行うことができる。
すなわち、耐圧の反応容器にノルボルネンジカルボン酸
誘導体,シクロペンタジエン渣たぱジシクロペンタジエ
ン、および必要に応じて適当な反応溶媒を仕込み,所定
の温度に加熱して反応させる。
反応は空気中で行うこともできるが、窒素.アルゴン.
二酸化炭素等の不活性ガス中で行うのが好1しい。反応
は回分式または連続式のいずれで行ってもよく、機械的
攪拌下に行うのが好支しい。
なか,本発明の方法の温度条件下ではジシクロベンタジ
エンは容易にシクロペンタジエンに分解して反応するこ
とから,必ずしもシクロベンタジエンを原料として用い
る必要性は交い。反応終了後、反応混合物からのオクタ
ヒド口ジメタノナフタレンジカルボン酸誘導体の単離は
、反応混合物を蒸留するか、筐たは使用する反応溶媒の
種類によつては反応混合物から析出するオクタヒドロジ
メタノナ7タレンジカルボン酸誘導体を濾別することに
より行われる。
本発明の方法にpいては,原料のノルボルネンジカルボ
ン酸誘導体の立体異性体比と生成物のオクタヒドロジメ
タノナ7タレンジカルボン酸誘導体のそれとが異なる場
合がある。これは逆ディールスーアルダー反応によって
生或するマレイン酸誘導体が熱異性化反応を起こし、そ
れがふたたびディールスーアルダー反応を受けるためと
思われるが、これが原因で生成物の収率が低下すること
はない。
本発明の方法により得られーるオクタヒト゜ロジメタノ
ナフタレンジカルボン酸誘導体を二重結合の水添反応に
付することによりベルヒドローl,4:5.8−ジメタ
ノナフタレン−2.3−ジカルボン酸ジアルキルエステ
ルtfcuペルヒドロー1,4:5,8−ジメタノナフ
タレン−2.3−ジカルボン酸無水物(以下.これらを
ベルヒド口ジメタノナフタレンジカルボン酸誘導体と稔
称することがある)が製造され,このベルヒドロジメタ
ノナフタレンジカルボン酸誘導体を還元反応に付するこ
とによりベルヒドロー1.4:5.8−ジメタノナフタ
レン−2.3−ジメタノールが製造される。1た,適当
な触媒の存在下.例えば銅一クロム触媒の存在下、加圧
水素雰囲気中で反応させることにょ夛,ベルヒド口−1
.4:5,8−ジメタノナフタレン−2.3一ジメタノ
ールを直接製造することもできる。こうして得られたベ
ルヒドロジメタノナフタレンジカルボン酸誘導体または
ベルヒドロ−1.4:5.8−ジメタノナフタレン−2
.3−ジメタノールは公知の方法に従って各種の構造材
料,機能材料として有用なポリエステル、ボリカーポネ
ートtた(dポリエステルカーボネートに容易に誘導す
ることができる。筐だ,オクタヒド口ジメタノナフタレ
ン誘導体はビニル重合により単独重合体となり,壕た二
重結合を有する他の化合物、例えば、無水マレイン酸,
酢酸ビニル、アクリロニトリル等と共重合体を形成する
ことも可能である。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例によって何ら制限されるものではな
い。
実施例l 電磁攪拌装債を備えた内容17lのオートクレーフ゛に
5−ノルボノレネンーエンド−2。3−ジカルボン酸f
M水物1 2 3 ? ( 0.7 5モル)、ジシク
ロペンタジエン65f(0.49モル)′j?よびp−
キシレン30 0fを仕込み,窒素ガスで系内金置換し
た。
次いで,オートクレープの内温を21 00に昇温し,
同温度で攪拌下に4時間反応させた。反応混合物から減
圧蒸留により%1, 2, 3, 4. 4&, 5,
 8. 8a −オクタヒド口−1.4:5.8−ジメ
タノナフタレンーシス−2.3−ジカルボン酸無水物7
 5 f ’kmfcoガスクロマトグラフィーによる
分析の結果、このものはエキソ体と工冫ド体の混合物で
あり、そのエキソ体とエンド体のモル比は30対70で
あった。5−ノルボルネンー2.3−ジカルボン酸無水
物に基づく収率は43%であった。
実施例2 実施例1で用いたオートクレープに5−ノルボルネンー
トランス−2.3−ジカルボン酸ジブテル221F(0
.75モル),シシクロペンタジエン90F(0.68
モル)jrよびp−キシレン3QQS’を仕込み、窒素
ガス系内を置換した。次いで、オートクレープの内温を
220℃に昇温し、同温度で攪拌下に3時間反応させた
。反応混合物を減圧蒸留に付することにより、1, 2
, 3, 4, 4a, 5, 8, 8a −オクタ
ヒド口−1.4:5.8−ジメタノナフタレンートラン
ス−2.3−ジカルボン酸ジブチル186Vを得た。5
−ノルボルネンートランス−2.3−ジカルボン酸ジプ
チルに基づく収率は52%であった。
実施例3 実施例1で用いたオートクレープにエンド−5一ノルボ
ルネンーシス−2,3−ジカルボン酸ジェテル17’l
(0.75モル).ジシクロペンタジェン70F(0.
53モル)会よびp−キシレン3002を仕込み、窒素
ガスで系内を置換した。次いで,オートクレープの内温
を215℃に昇温し、同温度で攪拌下に5時間反応させ
た。反応混合物を減圧蒸留に付することによ.!7、1
, 2, 3, 4. 4&, 5, 8. 8a一オ
クタヒド口−1.4:5.8−ジメタノナフタレン−2
,3−ジカルボン酸ジエチル100fを得た。
ガスクロマトグラフィーによる分析の結果,このものは
シス体とトランス体の混合物であり、そのシス体とトラ
ンス体のモル比は76対24であった。エンド−5−ノ
ルボルネンーシス−2.3−シカルボン酸ジエチルに基
づく収″4は44%であった0 比較例1 実施例1で用いたオートクレープに7マル酸ジエチル1
29F(0。75モル)、ジシクロペンタジエン189
f(1.43モル)シよびp−キシレン300ノを仕込
み、窒素ガスで系内を置換した。
次いで、オートクレープの内温を180℃に昇温し,同
温度で攪拌下に3時間反応させた。反応終了後、反応混
合物を減圧蒸留に付すことにより、1, 2, 3, 
4, 4a, 5, 8. 8&−オクタヒド口−1.
4:5.8−ジメタノナフタレンートランス−2.3−
ジカルポン酸ジエテル14Fを得た。フマル酸ジエチル
に基づく収率ぱ6%であった。なか,反応時間を20時
間にする以外は上記と同様にして反応シよび蒸留を行っ
たところ,この場合の1. 2, 3, 4. 4&,
5, 8. 8a−オクタヒドロー1,4:5,8−ジ
メタノナフタレンートランス−2.3−ジカルボン酸シ
エチルの収率は23嘩であった。
参考例l 内容1jのフラスコに実施例1で得られた1,2,3,
 4, 4a, 5, 8, 8a − オクタヒドl
’−1.4:5.8−ジメタノナフタレンーシス−2.
3−ジカルボン酸無水物75F(0.33モル)釦よび
メタノール300dを入れ.塩化水素ガスを通じ、還流
下に2時間攪拌した。中和後,反応混合物を濃縮し,白
色粉末772を得た。1H−NMRスペクトルを測定し
た結果,この粉末は1, 2, 3, 4. 4a, 
5, 8. 8&−オクタヒ}”a−1,4:5,8−
ジメタノナフタレンーシス−2.3−ジカルボン酸ジメ
チルであることが確認された。
実施例1で使用したオートクレープに上記の白色粉末7
72、1,4−ジオキサン400slシよび銅−クロム
触媒4Fを仕込み、系内を水素ガスで十分ft!換した
のち、水素ガスを250気圧仕込み、200℃で20時
間攪拌した。冷却後,反応混合物を取り出し、触媒を濾
別したのち,1.4−ジオキサンを除去した。残渣をア
セトンより再結晶することにより,白色結晶51Fを得
た。得られた結晶の1H−NMRスペクトルは次の通り
であり、この結晶Hペルヒドロ−1.4:5.8−ジメ
タノナフタレンーシス−2,3−ジメタノールであるこ
とが確かめられた。
0.8 〜2.0 ppm: 1 2 H2.0〜2.
3ppm:  4H(/ルボルナンi格橋頭位のプロト
ン) 3.o 〜3.8 ppm:  6H (#l!原子に
結合LICメfレン基のプロトン釦よび水 酸基のプロトン) 〔発明の効果〕 本発明の方法によれば、従米提某されている方法に比し
て短い反応時間でかつ艮好な収率で1,2,3, 4,
 4a, 5, 8, 8a−オクタヒド口−1.4:
5.8−ジメタノナフタレン−2.3−ジカルボン酸誘
導体が製造される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸ジアルキ
    ルエステルとシクロペンタジエンまたはジシクロペンタ
    ジエンを200℃〜250℃の範囲の温度で反応させる
    ことを特徴とする1,2,3,4,4a,5,8,8a
    −オクタヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレン
    −2,3−ジカルボン酸ジアルキルエステルの製造方法
    。 2、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物と
    シクロペンタジエンまたはジシクロペンタジエンを20
    0℃〜250℃の範囲の温度で反応させることを特徴と
    する1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒド
    ロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレン−2,3−ジ
    カルボン酸無水物の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005023746A1 (ja) * 2003-09-03 2007-11-01 日立化成工業株式会社 ノルボルネン又はノルボルナン構造を有するジカルボン酸若しくはその誘導体の立体異性体を分離する方法

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