JPH0398967A - エレベータの呼び登録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、エレベータの音声による呼び登録を行うこ
とのできる呼び登録装置に関する。

（従来の技術） 従来、エレベータホールには一般に、昇り方向の呼び登
録ボタンと降り方向の呼び登録ボタンとが設置されてお
り、目的とする階床が現在いる階床よりも上であれば昇
り方向呼び登録ボタンを押さなければならなかった。し
たがって、荷物などを両手で持っているような場合には
、一旦、手に持っている荷物などを床に降ろしてから呼
び登録ボタンを操作しなければならず、またエレベータ
かご内に入っても同様に行先階ボタンを一旦荷物を降ろ
してから押さなければならず、不便なものとなっていた
。

このような問題点に鑑みて、近年、不特定話者の音声を
認識する音声認識技術が向上し、エレベータホールにマ
イクロホンを設置しておき、音声認識装置によって昇り
方向、降り方向、行き先階の呼び登録を可能とするエレ
ベータの呼び登録装置が提案されるようになってきてい
る。

この音声認識によるエレベータの呼び登録装置では、マ
イクロホンの前に人が立った時に、いつ発声して良いの
か、発声した後正しい呼び登録が行われたのかどうかが
はっきり認識できないために、例えば、「３階を登録し
ました」、「上方向の呼びを登録しました」、「もう一
度発声してください」などのメッセージをスピーカから
出力してエレベータ利用者に報知する対策が考えられて
いる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような対策をとった場合、エレベー
タホールのスピーカより出力される音声メッセージをエ
レベータホールのマイクロホンが入力し、その音声信号
またはその音声信号と他の雑音との合成信号により誤っ
た呼び登録を行ってしまうことがある問題点があった。

この発明は、このような開発途上のエレベータの呼び登
録装置における技術的課題を解決するためになされたも
ので、音声で認識した呼び登録結果を音声メッセージと
してスビーカのような音声出力手段から出力させると共
に、音声出力手段からの出力をマイクロホンが拾って音
声による誤登録を行なわないようにし、認識率を向上さ
せてサービスの向上が図れるエレベータの呼び登録装置
を提供することを目的とする。

［発明の構或］ （課題を解決するための手段） この発明は、利用者の発する音声を入力するマイクロホ
ンと、このマイクロホンからの入力音声をあらかじめ登
録されている音声と比較し、致する音声が見出だされる
時に当該登録音声に対応する呼び登録信号を発する音声
認識手段と、前記音声認識手段からの呼び登録信号を受
けて該当する登録情報を音声として出力する音声出力手
段と、利用者が前記マイクロホンの前方に存在している
ことを検出する人検出手段とを備えて成るエレベータの
呼び登録装置において、前記音声認識手段が、前記人検
出手段が人の存在を検出していない時、または前記音声
出力手段が音声出力している時に前記マイクロホンから
の音声入力の音声認識処理を禁止する機能を有するよう
にしたものである。

（作用） この発明のエレベータの呼び登録装置では、人検出手段
がマイクロホンの前に人が立っているのを検出した時に
、利用者からの呼び登録音声をマイクロホンで入力し、
音声認識手段によりあらかじめ登録されている音声と比
較し、一致のとれた音声を見出だした時に当該登録音声
に対応する呼び登録信号を発し、音声出力手段がこの呼
び登録信号を受けて該当する登録情報を音声として出力
して利用者に報知する。

一方、エレベータ制御装置側は、前記音声認識手段から
の呼び登録信号を受けてエレベータに当該呼びに対する
応答動作を行わせる。

さらに、人検出手段が人の存在を検出しない時には、マ
イクロホンに音声入力があったとしてもそれを雑音とし
て認識処理動作させず、また音声認識処理結果を音声出
力手段により音声出力している時にもマイクロホンから
の入力に文１して音声認識処理動作させず、誤動作を防
止する。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。

第２図はこの発明の一実施例の主要な要素の配置を説明
するためのエレベータホールの外観図である。同図にお
いて、エレベータホール１の正面にエレベータドア２が
あり、その上部にポジションインジケータ３が設けられ
、右側方にホール呼び登録ボタン４が設けられている。

また、ホール呼び登録ボタン４での登録の他に、音声認
識による登録を可能とするために、このホール呼び登録
ボタン４の上部にマイクロホン５が設けられ、さらにこ
のマイクロホン５の前方にあって呼び登録を行おうとす
る利用者が立つと予測される領域内に超音波を発して人
が存在しているかどうかを検出する人険出装置６が設け
られてぃる。なお、第２図において、この人検出装置６
が人を検出できる領域を人検出領域７として示してある
。

マイクロホン５の上方には、登録の状態および登録内容
を音声で報知するための音声出力手段としてスピーカ８
が設置されている。

第１図はこの発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図であり、マイクロホン５の音声入力信号５ａと、人検
出装置６の人検出信号６ａとが音声認識装置９に入力さ
れるようになっている。

この音声認識装置９の内部には音声データが登録されて
おり、人検出信号６ａが入力されたことと、音声出力信
号１ｌｂが入力されていないこととを条件として音声入
力信号５ａを取り込むと共に、入力音声と登録音声とが
一致するか否かを判定し、一致した時に呼び登録許可信
号９ａを呼び登録装置１０に与え、一致しない時には認
識不可信号９Ｃを音声出力装置１１に与える。

呼び登録装置１０は、呼び登録許可信号９ａの他に呼び
登録ボタン４の呼び登録信号４ａを受け、呼び登録信号
１０ａを音声出力装置１１に与えると共に、呼び登録信
号１０ｂを呼び登録ボタン４に与え、さらに呼び登録信
号１０ｃをエレベータ制御用計算機１２に与え、その呼
び登録消去信号１２ａによって呼び登録信号１０ａ，１
０ｂ，１０ｃを消去する。

音声出力装置１１は、これに呼び登録信号１０ａが入力
された時、または認識不可信号９Ｃが入力された時、音
声信号１１ａをスピーカ８に与えると共に認識停止信号
１ｌｂを音声認識装置９に与える。

なお、エレベータ制御用計算機１２は、エレベータ駆動
モータ１３を制御し、カウンタウェイト１４を有するエ
レベータかご１５を昇降、停止させるようになっている
。

次に、上記の構成のエレベータの呼び登録装置の動作に
ついて説明する。

第３図のフローチャートに示すように、エレベータ利用
者がエレベータホール１に来てマイクロホン５の前の人
検出領域７に立つと、人検出装置６がこれを検出して人
検出信号６ａを音声認識装置９に出力する（ステップ１
０１）。

音声出力装置１１は、呼び登録信号１０ａまたは認識不
可信号９Ｃが入力されると、スピーカ８に音声信号１１
ａを入力させて、スピーカ８より呼び登録音声メッセー
ジまたは登録不可音声メッセージを出力させる。そして
、この音声メッセージが出力されている間、認識停止信
号１ｌｂを音声認識装置９に出力する（ステップ１０２
）。

また、音声認識装置９は、人検出信号６ａを受け、かつ
認識停止信号１ｌｂを受けていない時、比較動作可能と
なり、マイクロホン５からの音声入力信号５ａが入力さ
れるのを待ち（ステップ１０３）、マイクロホン５から
の音声入力信号５ａが入力されると、すでに登録されて
いる音声と比較し、音声の一致があった場合には入力さ
れた音声入力信号５ａに対応した音声呼び登録許可信号
９ａを呼び登録装置１０に出力する（ステップ１０４，
１０５）。

呼び登録装置１０は、この呼び登録許可信号９ａを受け
て音声出力装置１１に呼び登録信号１０ａを出力するが
、音声出力装置１１はこの呼び登録信号１０ａが入力さ
れると、スビーカ８に音声信号１１ａを入力し、スビー
カ８より音声メッセージを出力させる（ステップ１０６
）。

つまり、マイクロホン５が１階のエレベータホール１に
設置されている場合に、１階の人検出装置６の検出領域
７に人が立ち、スピーカ８より音声メッセージが出力さ
れていない条件でマイクロホン５から音声認識装置９に
すでに登録されている音声「上」が入力されると、１階
昇り方向呼び登録の許可信号９ａが呼び登録装置１０に
入力され、呼び登録装置１０は１階昇り方向呼び登録信
号１０ａを音声出力装置１１に与え、音声出力装置１１
は音声信号１１ａをスピーカ８に与え、音声「上、呼び
登録しました」と発声する。

また、１階昇り方向呼び登録信号１０ｂを呼び登録ボタ
ン４に与え、昇り方向呼び登録灯を点灯させる。それと
同時に、呼び登録装置１０は、１階昇り方向呼び登録信
号１０ｃをエレベータ制御用計算機１２に与え、エレベ
ータかご１５を１階呼びに応答させる。

そして、エレベータかご１５が１階に応答すると、エレ
ベータ制御用計算機１２は、１階の昇り方向呼び登録消
去信号１２ａを呼び登録装置１０に出力し、呼び登録装
置１０はこの呼び登録消去信号１２ａを受けて、それま
で出力していた１階昇り方向呼び登録信号１０ａ，１０
ｂ，１０ｃの出力を停止し、１階の昇り方向呼び登録を
消去する。

前記ステップ１０１において、人検出装置６からの人検
出信号６ａが音声認識装置９に入力されていない時、ま
たはスピーカ８より音声メッセージが出力されていて音
声認識停止信号１ｌｂが音声認識装置９に入力されてい
る時には、この音声認識装置９はその比較動作を禁止さ
れ、マイクロホン５から音声入力信号５ａが与えられて
も、比較動作を行なわない（ステップ１０７）。

また、上記のステップ１０３において、マイクロホン５
から音声入力信号５ａが入力されない場合、またステッ
プ１０４においてマイクロホン５からの音声入力信号５
ａがあらかじめ登録された音声と一致しない場合、音声
による呼び登録は行われず、音声認識装置９より認識不
可信号９ｃが音声出力装置１１に出力され、音声出力装
置１１は音声信号１１ａをスビーカ８に与え、音声「登
録できません、もう一度登録してください」をスピーカ
８より出力する（ステップ１０８）。

このようにして、エレベータホール１の音声入力用マイ
クロホン５の前に人が立っているかどうかを人検出装置
６により検出し、スビーカ８より音声メッセージが出力
されているかどうか判断し、マイクロホン５の前に人が
立っていて、スビーカ５より音声メッセージが出力され
ていない時だけ、発声による呼び登録を行うことができ
るのである。

また、正しい呼び登録ができたかどうかを音声によりエ
レベータ利用者に知らせることができる。

この結果、この実施例では、認識率の向上が図れ、音声
による呼び登録の結果が分かりやすくなり、従来の装置
に比べて格段にサービスの向上が期待できる。

なお、この発明はエレベータホールにおける音声呼び登
録だけでなく、エレベータかご内でのかご呼び登録にも
等しく適用できるものであり、この場合には、利用者が
発声する行き先階を音声認識し、その認識したかご呼び
登録を音声出力している間は入力音声の音声認識を停止
する構成とする。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、音声による登録がなさ
れた時に登録の状態および登録内容を音声で報知するこ
とができ、しかも音声メッセージの出力中は音声認識を
行なわないようにしたので、自分の発声する音声に対し
て音声認識することにより発生する誤認識を防止するこ
とができ、認識率が向上し、サービスの向上が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の回路ブロック図、第２図
は上記の実施例のエレベータホールの外観を示す説明図
、第３図は上記の実施例の動作を説明するフローチャー
トである。 １・・・エレベータホール　２・・・エレベータドア４
・・・ホール呼び登録ボタン ５・・・マイクロホン　　　６・・・人検出装置８・・
・スピーカ　　　　　９・・・音声認識装置１０・・・
呼び登録装置　　１１・・，音声出カ装置１ｌｂ・・・
認識停止信号 １２・・・エレベータ制御用計算機

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 利用者の発する音声を入力するマイクロホンと、このマ
   イクロホンからの入力音声をあらかじめ登録されている
   音声と比較し、一致する音声が見出だされる時に当該登
   録音声に対応する呼び登録信号を発する音声認識手段と
   、 前記音声認識手段からの呼び登録信号を受けて該当する
   登録情報を音声として出力する音声出力手段と、 利用者が前記マイクロホンの前方に存在していることを
   検出する人検出手段とを備えて成るエレベータの呼び登
   録装置において、 前記音声認識手段が、前記人検出手段が人の存在を検出
   していない時、または前記音声出力手段が音声出力して
   いる時に前記マイクロホンからの音声入力の音声認識処
   理を禁止する機能を有することを特徴とするエレベータ
   の呼び登録装置。