JPH0398515A - ツル植物支持体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、アサガオ、ツタ、ツルムラサキ等を栽培する
際にツルを絡ませてこれを支持する支持体、特に鉢体で
栽培する際に使用する支持体の構造に関するものである
。

［従来の技術コ ツル植物は、元来は他の植物の茎や樹幹、或いは岩や地
上にかかって長く伸びて繁殖するものである。これを栽
−培する場合には、こうした茎や樹幹等に代わるものと
して、支柱や棚或いは網等が支持体として使用される。

またツル植物は、地上高く伸びてゆく割には根が弱いこ
とが多いので、移動させることを前提とする鉢植えには
不向きであって、余程強い支持体を設けられなければ、
地面に直接植えるべきだと言える。

［発明が解決しようとする課Ｒ］ しかし、ツル植物を鉢植えすることが容易であれば、ツ
タやツルムラサキ等葉の美しいツル植物を鉢植えとして
屋内に置くことができることになり斬新なものとなる。

しかし現在使用されている支持体は、１本ずつ土中に差
し込む支柱タイプのものも、支柱を複数並列させたもの
を横方向に固定した柵タイプのものもいずれも、鉢を移
動させる場合などに、土中にある根と、支持体に付着し
ている茎等の部分とがグラグラして植物を傷めてしまう
という問題があった。

更に、地面に直接植えて栽培するのと異なり鉢植えの場
合、戒長に応じて植え替えを行なう必要がある場合が多
い。その場合、自立して或長ずる植物と異なりツル植物
は、葉部分が支持体に絡まっているため、支持体と根部
分を同時にうまく取ってやらないと、ツル部分で千切れ
たり、茎が折れる等種々の問題があってなかなか植え替
えが困難である。

そこで、ツル植物を鉢植えするのに適した支持体の出現
が待たれていた。

［課題を解決するための手段］ そこで本発明者は、上記諸点に鑑み鋭意研究の結果遂に
本発明ツル植物支持体を威したものであり、その特徴と
するところは、下端側がＬ字形に折曲しており、且つ剛
性が大きいものである点にある。

ここで「ツル植物」とは、上方に伸長したり水平方向に
広がってゆくのに、他物に依存する必要のある植物を指
す。自然界においては、この「他物」は地表や岩、樹幹
などであり、従って栽培時の支持体はこうした他物の代
用であると言える。

「Ｌ字形」とは、支持体を立てる方向（鉛直方向）に対
してほぼ直角に折曲されている形状を指すものであるが
、実際には、折曲点を有していない（即ち湾曲によって
鉛直方向から水平方向に方向を変える）もの、角度が正
確に直角ではないもの、丁字形のもの等についてもこの
「Ｌ字形」の概念に含むものとする。また、Ｌ字の鉛直
部分は一部は土中に入りほとんどは外に出ている部分で
あり、水平部分は全て土中に存在することとなる部分で
あるが、それらのそれぞれの長さについては限定するも
のではない。即ち、鉛直部分については植生する植物の
種類や戒長の度合に依るものであり、また水平部分につ
いてもこれを入れる植木鉢の大きさによる限定を受ける
からである。但し、使用する植木鉢が予め決まった大き
さであるならば、本発明支持体は、その植木鉢の内壁面
及び底面にできるだけ沿うような形状とし、且つ接触さ
せて使用するのが好ましいとは言える。何故ならば、鉛
直部分が植木鉢の内壁面に接触し、水平部分が底面に接
触する、即ち本発明支持体を植木鉢内部に嵌め込むよう
な形で入れると、土を入れた時の植木鉢と支持体はより
一体的なものとなって風等に対する安定性が向上するこ
ととなるからである。更に、鉛直部分を植木鉢の内壁面
に接触させることは、支持体の上上に出ている部分が鉢
の片方に寄ることを意味するが、支持体にツルや葉が繁
り１枚の壁状となった時に土の表面や植物の根元がよく
見えるので、栽培管理（潅水や施肥など）が行ない易い
という副次的な効果をもたらすことになる。なお、支持
体の植木鉢内面への接触は、支持体の形状が植木鉢内面
形状に沿うもの以外に、Ｌ字の折曲位置付近に突起を設
けたものや鉛直部分の適宜位置に突起を設けたものなど
によっても良い（実施例において詳述）。

「剛性が大きい」とは、支持体に依存して成長するツル
植物を支えると共に、上記「Ｌ字形」を保持する能力が
高いことを意味する。これは下端側折曲部分の開度が多
少の外力では変化しにくいだけの大きさの剛性を具備す
ることにより、支持体が植木鉢に対して傾く場合に根と
葉が相対的な位置関係を変えて威育に支障を来すような
ことが無くなることになる。

なお、支持体自体の形状は、下端側がＬ字形に折曲して
いる点を除けば、他の構造については従来の剛性のある
支持体と異なるものではない。従って、単に１本の棒状
金属体であっても、板状体のものであっても、棒状金属
体を並列させた如き形状のものであっても良いとする。

本発明に係るツル植物支持体は、下端側がＬ字形に折曲
しているも９であるので、植木鉢に土を入れツル植物を
植えた後に設置することは面倒であるので、土を入れる
作業時に予め設置しておくのが望ましい。従って、当該
ツル植物の性質を理解しておき支持体の広さや大きさを
決定すべきであると言える。また、鉢植植物は一般にそ
の戒長に応じて植え替えを行なうのでその点にも留意す
るようにする。植え替え作業自体は、支持体下端側のＬ
字の水平部分の存在により、根と茎等との位置関係を保
ったまま植木鉢から取り出し易いので、存外に容易な作
業となる。

［実施例］ 以下図面に示す実施例に基づいて本発明を更に詳細に説
明する。

第１図は、本発明に係るツル植物支持体１　（以下「本
発明支持体１」という）の実施例の一つを示すものであ
り、図より明らかなように間隔の広い簀子状とした複数
本の筋材２の下端側を一様に折曲させ、側面視Ｌ字形と
なったものである。

第２図（ａ）　（ｂｌは、本発明支持体１を実際に使用
する状態の一例を概略的に示すものである。

まず植木鉢３（直方体形状のもの）に本発明支持体１を
入れて立て、次いで土４を入れる．（同図（ａ）） そしてここに種や苗木を植える。（図示せず）成育した
ツル植物は、その根や葉、ツル等が本発明支持体１に絡
んで、しっかりした鉢物が完成する。また、本発明支持
体１は、絡んだ葉やツルによって覆われ、１枚の壁のよ
うな外観を呈することになる。（同図（ｂ）） 植え替えの際には、本発明支持体１を手等で揺すってや
り、固くなった±４を植木鉢３から剥がすような形でツ
ル植物５を植木鉢３から取り出すようにする。

なお、図示した本発明支持体１は、植木鉢３の内部の大
きさや形状に沿うものではなく、グラつきやズレは、土
４を入れることによって防止されるものであるが、植木
鉢３内面の長さに沿うようにすれば固定はより堅固にな
る。第３図（ａ）　（ｂ）はそうした例を示すものであ
り、Ｌ字の水平部分の長さが植木鉢の底の幅にきっちり
と嵌るようにし、鉛直部分も植木鉢３の内壁面に沿うよ
うにしたもの（同図（ａｌ）、植木鉢上端付近に接当す
る部分に曲げ加工によって得られる突起１１を設け更に
■５字折曲部分に同じく曲げ加工によって得られる突起
１２を設けたもの（同図（ｂ））が示されている。

いずれにせよ本発明支持体１は、植木鉢３の内面と、上
端付近（Ａで示すゾーン）及び底面の両端（Ｂ，Ｃで示
す部分〉で接触すると保持効果は非常に高い。しかし、
この３点ともが接触せず例えばＡとＣの２点で接触する
ようにしたものであっても相当の効果がある。

第４図は、本発明の更に他の実施例を示すものであり、
ツル植物を係止させるのに第１図の如き筋材を使用せず
、ネット６を採用した例である。

このようなネットタイプのものを使用するのか、或いは
筋材タイプのものその他を使用するのかはについては、
ツル植物のツルの性質に依るものであろうかと思慮され
る。

［発明の効果］ 以上詳細に説明したように、本発明に係るツル植物支持
体は、下端側がＬ字形に折曲しており、且つ剛性が大き
いものであることを特徴とするものであり、以下述べる
如き種々の効果を有する非常に高度な発明である。

■　下端側がＬ字形に折曲しているので、土をかぶせた
後は容−易には抜けることはないし、また倒れることも
少ない． ■　下端側がＬ字形に折曲しているので、植木鉢に対し
て振動するような場合（例えば誤って支持体の上端付近
に水平方向に力をかけたような場合）、根を有する土共
々振動することとなって植物を傷めにくい。

■　植え替えの際に、Ｌ字形の水平部分が、根とその回
りの土を、葉部分を絡ませた支持体と一緒に取り出すこ
とになって扱い易い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るツル植物支持体の実施例の一つを
示す斜視図、第２図（ａ）　（ｂ）は本発明支持体の使
用方法を示す共に概略断面図、第３図（ａｌ　（ｂ）は
本発明の他の実施例を示すどちらも概略断面図、そして
第４図は本発明の更に他の実施例を示す斜視図である。 １・・・・・・ツル植物支持体 ２・・・・・・筋材 ３・・・・・・植木鉢 ４・・・・・・土 ５・・・・・・ツル植物 ６・・・・・・ネソト ｌ１・・・・・・突起 １２・・・・・・突起

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、下端側がＬ字形に折曲しており、且つ剛性が大きい
   ものであることを特徴とするツル植物支持体。