JPH039825A - ホットランナー式射出成形装置のゲート温度自動設定方法及びその装置 - Google Patents

ホットランナー式射出成形装置のゲート温度自動設定方法及びその装置

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JPH039825A
JPH039825A JP14476689A JP14476689A JPH039825A JP H039825 A JPH039825 A JP H039825A JP 14476689 A JP14476689 A JP 14476689A JP 14476689 A JP14476689 A JP 14476689A JP H039825 A JPH039825 A JP H039825A
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JP
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temperature
gate
clogging
injection molding
resin
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JP14476689A
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Inventor
No Fukahori
深堀 納
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JIYUUOU KK
Original Assignee
JIYUUOU KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/78Measuring, controlling or regulating of temperature

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、プラスチック射出成形装置、特にホットラン
ナ−式射出成形装置のゲート温度自動設定方法及び装置
に関するものである。
(従来技術) 成形機のノズルと金型のキャビティをつなぐ樹脂通路内
に充填された樹脂、所謂ランナーをキャビティ内に充填
された樹脂(製品)とともに冷却固化して型開時に製品
とともに金型外に排出するようにした所謂コールドラン
ナー成形システムに対して、ランナーを溶融状態に保っ
たままキャビティ内の樹脂のみを冷却固化して金型外に
排出し、その溶融状態のランナーは次の成形サイクルに
おいてキャビティ内に充填するようにしたホットランナ
−式射出成形システムが知られている。
このようなホットランナ−式射出成形においては型開時
のゲート部の樹脂の「切れ」が問題となる。すなわち、
成形機のノズルから各キャビティのゲートに至るまでの
樹脂通路を外部から抵抗加熱ヒーターによって加熱して
樹脂を溶融状態に保つものが知られている。これは、該
樹脂通路のゲート孔に近い部分は、一般に冷却水によっ
て常に冷却されているキャビティプレートに近いために
、金型の開閉操作に伴なう温度変動が激しく、ゲート孔
付近の樹脂温度を一定に保つのが極めて困難であり、樹
脂温度が高過ぎて樹脂が糸をひいたり、樹脂が固化して
ゲート孔を詰まらせてしまって次の射出が不可能になる
というような問題があった。
また、樹脂温度が高過ぎると、型開中にゲート孔から樹
脂が漏”れ出す所謂「はなだれ」現象も起きる。
このような問題を解決するために、ゲート部分に機械的
な弁を設け、ゲート近傍の樹脂を溶融状態に保つのに充
分な熱を加えるとともに、型開時に前記弁を閉じて樹脂
の糸引きやはなだれを防止すようにした装置を開発され
た。
しかし周知のようにゲート近傍には高圧がかかるととも
に、前記弁は莫大な数の開閉を高速で繰り返さなければ
ならないために、故障が起きやすいという欠点がある。
また、複雑な構造の弁を使用するために装置が大きくな
るという欠点もある。
また、ゲート孔近傍の樹脂通路内に先の尖った発熱体を
ゲート孔に臨むように配し、型開時にはゲート孔内の樹
脂を積極的に冷却固化させて、型開時のゲート孔からの
樹脂製れないし、糸引きを防止するとともに、次のサイ
クルの射出直前に前記発熱体を高温に加熱してゲート孔
内の固化した樹脂を再溶融させ、射出が可能となるよう
にする所謂間欠熱方式のホットランナ−式射出成形装置
も知られている。
この装置においては、樹脂通路内にゲート内の固化した
樹脂を再溶融させるのに時間を要する発熱体が配される
ために、射出圧の減損が著しい。
特にガラス繊維入りの樹脂等による成形の際には、発熱
体の先端が破損したり、摩耗したりするといった種々の
問題がある。また、ゲート内の固化した樹脂を瞬時に再
溶融させるために発熱体先端に充分な熱を与えようとす
ると、発熱体の基部の方がどうしても先端より高温にな
るために、基部の周辺の樹脂が焦げたり分解したりする
という問題もある。
さらに、従来のホットランナ−式射出成形装置はいずれ
も抵抗加熱ヒーターからの熱伝達によって所望の加熱部
位、例えばゲート孔を加熱するようになっているため、
熱的なレスポンスが悪くその加熱部位を所望の温度に制
御するのが極めて困難である。特に、複数個のキャビテ
ィを備えた多数個取りの金型の場合には、各キャビティ
のゲート孔の温度を等しくすること、すなわちゲートバ
ランスの維持が極めて困難であった。また、抵抗加熱ヒ
ーターは自己抵抗発熱であるために断線が頻繁に起きる
という欠点がある。
上記のような事情に鑑みて本発明者は以前に複数のキャ
ビティを備えた金型の各ゲート孔付近の樹脂温を精度よ
く制御することができるとともに良好なゲートバランス
を維持することができ、従って弁の開閉、ゲート孔の間
欠加熱等複雑な機構を用いなくとも糸引、はなだれ、ゲ
ート詰まり等を起こすことなく良好な成形ができるよう
にしたホツトランナ−式射出成形装置を発明し、特許出
願した。
その特開昭60−18011号公報に係るホットランナ
−式射出成形装置においては、成形機のノズルと金型内
の各キャビティを接続する樹脂通路(一般にスプル一部
とランナ一部からなる。)の各キャビティのゲート孔に
隣接した部分が、高周波誘導加熱によって加熱し得る材
料で形成されたパイプ状部材によって形成される。その
各t4イブ状部材の周囲には高周波誘導加熱コイルが巻
回され、その加熱コイルは互いに直列に高周波電力供給
手段に接続される。また、その加熱コイルに供給される
電力を制御することによってパイプ状部材の温度を制御
する制御゛手段が設けられる。
前記加熱コイルに前記電力供給手段から高周波電流を供
給すると、前記パイプ状部材が電磁誘導によって発熱す
る。この電磁誘導による発熱によってパイプ状部材を加
熱するのは、抵抗加熱ヒーターからの熱伝達によって加
熱するのに比べて熱的レスポンプが良い。すなわち、ヒ
ーターからの熱伝導による場合にはパイプ状部材の温度
が所定の温度に達したときには、ヒーターはより高温に
なっていてヒーターへの通電が停止した後にもパイプ状
部材の温度が上昇し続けたり、パイプ状部材の温度が低
下したときにヒーターに通電を開始してもパイプ状部材
の温度が下がり続けるリンギング現象による遅延時間が
ある。誘導加熱による場合にはパイプ状部材自体が発熱
するのであり、しかも発熱速度も極めて速いから、リン
ギング現象が発生するおそれがなく、極めて良好に温度
制御ができる。
また、ヒーターからの熱伝導による場合はヒーターと被
加熱部材(パイプ状部材)の接触具合などによってその
被加熱部材の温度が大きく変化するのに対して、電磁誘
導による加熱の場合にはコイルと被加熱部材の間の微小
な位置関係はその被加熱部材の温度に殆ど影響を与えな
いため、各ゲート孔付近の樹脂温を精度良く制御するこ
とができ、またゲートバランスの維持も極めて容易にな
るという利点がある。
(発明が解決すべき問題点) ところで、従来の上記射出成形装置においては、ゲート
温度設定を厳密に行わなければならないが、これは試行
錯誤と操作者の勘に頼るところが多く、非常に長い時間
を要する問題があった。
本発明はこのような従来の射出成形装置の問題に鑑みな
されたものであって、ホットランナ−式射出成形装置の
ゲート温度を自動的に適切に設定する方法及び装置を提
供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明のホットランナ−式射出形成装置のゲート温度設
定方法の構成上の特徴とするところは、ゲート温度をゲ
ートつまりの生じない温度から一定温度間隔で下降させ
ながら成形を続け、ゲートつまりが生じた温度の一定度
間隔前の温度をゲート温度をゲート温度として自動的に
設定することである。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第1′図において本発明の一実施例のホットランナ−式
射出成形装置は、4つのキャビティ12a112b、1
2c、12dを有する金型10を備えている。金型10
は、成形機(図示せず)の固定グイプレートに固定され
る固定側ハーフ14と、移動グイプレートに固定される
移動側ハーフ16とから形成されている。移動側ハーフ
16が固定側ハーフ14へ移動されて押圧されると、す
なわち金型10が閉じられると、両ハーフ14.160
間に前記4つのキャビティ12a〜12dが形成される
ようになっている。
固定側ハーフ14は、固定グイプレートに取り付けられ
る取付はプレート18、断熱材20を挟んでその取付は
プレート18に押圧固定されているマニホールドブロッ
ク22、および支持ブロック24を挟んでそのマニホー
ルドブロック22に押圧固定されているキャビティプレ
ート26からなっている。
キャビティプレート26は、移動側ハーフ16側に開口
する4つの凹部28a、28b、28c。
28dを備えている。この4つの凹m28a〜28dは
、移動側ハーフ16に設けられている4つのコア17a
、17b、17c、17dと協働して前記4つのキャビ
ティ12a〜12dを形成する。キャビティプレート2
6のマニホールドブロック側には、前記4つの凹部28
a〜28dとそれぞれ対向するように、マニホールドブ
ロック20側に開口する4つの凹部30a、30b13
0C130dが設けられている。
また、キャビティプレート26の固定側ハーフ14には
、成形側のノズル(図示せず)と各キャビティ12a〜
12dを各凹部30a〜30bの底面にそれぞれ形成さ
れたゲー)32a、32b。
32C132dを介して接続する樹脂通路が形成されて
いる。この樹脂通路は、成形機のノズルと直接つなげら
れる所謂スプル一部34aと、マニホールドブロック2
2内で4つに分岐した所謂ランナ一部34bとからなっ
ている。
ランナ一部34bの各ゲート孔32a〜32dに隣接し
た部分は、パイプ状のチップ36a136b、36C1
36dによって形成されている。
各チップ36a〜36dの周囲には、加熱コイル38a
、38b、38c、38dがそれぞれ巻回されている。
後に詳述するように、この加熱コイル38a〜38dに
高周波電流を通すと各チップ36a〜36dが発熱する
ようになっている。前記マニホールドブロック22は、
適当な加熱手段(図示せず)によって所望の温度まで加
熱されるようになっている。
従来のホットランナ−式射出成形装置と同様に成形機の
ノズルから射出された溶融樹脂は、前記樹脂通路を通っ
て各キャビティ12a〜12d内に充填される。通常、
キャビティプレート26および移動側ハーフ16は冷却
されており、各キャビティ12a〜12d内の樹脂が冷
却固化した後、移動側ハーフ16が後退せしめられて金
型が開かれる。このときキャビティ12a〜12d内に
形成された製品は、移動側ハーフ16のコア17a〜1
7dにそれぞれ担われて固定側ハーフ14から除去され
る。
各加熱コイル38a〜38dは、中継ボックス40を介
して互いに直列に高周波電力供給回路42に接続される
。電力供給回路42は、AC電源からの交流を整流して
直流(脈流)に変換する整流回路14、AC電源をオン
・オフする5SR(ソリッドステートリレー)45、後
述する温度制御回路52の制御の下に開閉Xオン−オフ
)を繰り返すスイッチング素子46、トランス48、そ
のトランス48の一次側に並列に接続されたコンデンサ
C1およびフィルター回路50からなっており、前記ト
ランス48の二次側に前記4つの加熱コイル38a〜3
8dが直列に接続されるようになっている。
チップ36a〜36bの温度を制御する制御回路52、
前記各チップ36a〜36dの先端部にそれぞれ接触せ
しめられて各チップ36a〜36dの先端部の温度を検
出する4つの熱電対54a、54b、54c、54dを
備えている。
その4つの熱電対54a〜54dの出力は、切換回路5
6によって順次増幅回路58に人力され、増巾された後
、A/D変換回路60に人力される。
このA/D変換回路60によってデジタル信号に変換さ
れた各熱電対54a〜54dからの温度情報は、制御回
路62の制御の下に記憶回路64に出力される。
制御回路62には更に、設定温度入力回路66および温
度表示回路68が接続されている。設定温度入力回路6
6は、設定ダイヤル等によって選択されるチップ先端部
の設定温度を制御回路62に人力する。この設定温度は
制御回路62の制御の下に記憶回路64に記憶される。
制御回路62は記憶回路64に一旦記憶されていた各燃
電対54a〜54dからの温度情報、すなわちその時点
での4つのチップ38a〜38dの先端部の温度を取り
出して、演算回路70によって4つのチップ38a〜3
8dの先端部の温度の平均値を求め、その平均値と前記
設定温度との差を求める。
制御回路62は、この差の大きさに応じて発振回路72
を制御して発振回路72の出力信号を変化させる。本実
施例における電力供給回路42においては、周波数が所
定の範囲内で低い程大きな電力が加熱コイル38a〜3
8dに入るようになっている。制御回路62は、前記設
定温度とチップ先端部の温度の平均値との差が大きい程
低い周波数で発振するように発振回路72を制御する。
本実施例では発振回路72は20KHz〜50KHzの
間で発振する。この発振回路72の出力信号は、ドライ
ブ回路74によって電流増巾されて電力供給回路42の
前記スイッチング素子46を駆動する。このスイッチン
グ素子46が発振回路72の発振周波数に応じて開閉を
繰り返すことによって前記トランス48の一次側に高周
波電流が流れる。これによってトランス48の二次側に
高周波電流が誘起され、トランス48の二次側に直列に
接続された前記4つの加熱コイル38a〜38dに高周
波電流が供給される。
加熱コイル38a〜38dに高周波電流が流れると、そ
の加熱コイルが巻かれている各チップ36a〜36dが
電磁誘導によって発熱する。もちろん、各チップ36a
〜36dは高周波誘導加熱で発熱し得る材料で形成され
ている必要がある。
そのような材料としては種々のものが知られているが、
当業者には明らかなように、各チップ36a〜36dは
高温、高圧に耐えなければならないから、このような点
も考慮して材質を選択しなければならない。特に高温ま
で加熱されても機械的強度が大きく、透磁率が大きく、
しかも透磁率の温度依存性の小さいものが望ましい。こ
のような材料としては、工具鋼である例えば冷間金型用
の工具鋼である5KD−11等がある。
前記制御回路52は、各熱電対54a〜54dから入力
される各チップ36a〜36dの先端部の実際温度の平
均値と設定温度の比較を刻々繰り返し、前者の方が後者
より低い場合には両者の差が小さくなるにつれて発振回
路72の発振周波数を高くして行く。この発振周波数が
高くなると、トランス48の一次側に流れる電流の周波
数も高くなる。従って、加熱コイル38a〜38dに供
給される電流の周波数も高くなり、結局各加熱コイル3
8a〜38dに供給される電力が小さくなる。
すなわち、制御回路52は、チップ36a〜36dの先
端部の実際の温度が設定温度より低い場合には小さな電
力を、その差が大きいときには大きな電力を加熱コイル
38a〜38dに供給し、実際の温度が設定温度に近づ
くにつれてその供給電力を小さくする。こうすることに
よって、チップ先端部の実際の温度を設定温度に収束さ
せる。
逆に実際の温度が設定温度を上回った場合には、その差
が大きい程大きく供給電力を減するようにして実際温度
を設定温度に近づける。また、前記温度表示回路68は
、チップ先端部の実際温度、設定温度との差等を表示す
る。
このような高周波誘導加熱によってチップを加熱する本
実施例の装置においては、チップ36a〜36d自体が
発熱するのであるから、抵抗加熱ヒーターからの熱伝達
によってチップを加熱するのに比べて熱的レスポンスが
速<、リンギングや熱伝達に起因する遅延なく精度良く
チップの温度を制御することができる。制御回路62に
はまた、ゲート温度を自動的に設定するためのゲート温
度自動設定スイッチ200が接続されている。
前記5SR45は、制御回路62に接続されており、所
定の周期で閉塞される。例えば、Q、 5sec毎にl
 Q m5ecだけ開かれる。すなわち、制御回路62
は所定の周期でAC電源をオフすることによって電力供
給回路42からの出力を停止し、その間に熱電対54a
〜54dからの温度情報を記憶回路64に記憶させる。
従って、熱電対54a〜54dの近傍において、加熱コ
イル38a〜38dによって発生される高周波磁界の影
響を受けずに熱電対54a〜54dの信号を読み取るこ
とができる。
5SR45を開く周期およびその時間は、特に上記例に
限定されるものでなく、適当に選択して差し支えない。
しかし、その周期が余り長くなると、温度検出の間隔が
広くなり過ぎて、特に熱的レスポンスの良い本実施例の
装置においては温度制御上望ましくない。また、5SR
45を開く周期が短か過ぎたり、あるいは開く時間が長
過ぎたリすると、電力が加熱コイル38a〜38dに供
給される時間が短くなり、チップ36a〜36dを所望
の温度まで加熱するのに時間がかかることになる。従っ
て、このような点を適切に考慮して5SR45を開く周
期および時間を決定するのが望ましい。
なお、5SR45としては制御回路62から開信号が入
っても、AC電源の電圧がゼロになる迄は開かず、逆に
閉信号が入ってもAC電源の電圧がゼロになる迄は閉じ
ないゼロクロス型のSSRを使用するのが望ましい。
第3図は各チップ周辺の構造を、チップ36aを例にと
って詳細に示すものである。チップ36aはゲート孔近
傍の樹脂通路を形成する貫通孔80を備えたパイプ状の
部材である。貫通孔80は先端部(ゲート孔32a側)
において細くなって、ゲート孔32aとほぼ同じ径を有
するようになっている。
チップ36aの上面には0リングを81が配設され、樹
脂の洩れを防止するようになっている。
チップ36aの先端近傍には熱電対54aの先端を押し
込む凹部84が設けられている。加熱コイル38a゛の
リード線88 a右よび熱電対54aのリード線88b
は、前記中継ボックス40まで延びている。加熱コイル
38aは導電性が良く、腐食に強い金属、例えば銀、銀
の合金、銅線等の心線とその上に被せられた絶縁被覆か
らなっており、チップの大きさ等に応じて通常数ターン
から10数ターンチツプの周囲に巻回される。チップ3
6aの後端部には、マニホールドブロック22からの熱
電達がある、逆に、チップ36aの先端部からはキャビ
ティプレート26によって熱が奪われるため、加熱コイ
ル38aはできるだけチップ36aの先端に近い位置に
巻回して先端部にコイル38aからの磁束が集中するよ
うにするのが望ましい。
なお、チップ36aは工具鋼製であり、寸法を例示すれ
ば、全長が40mm、樹脂通路の最大径部が3.3叩φ
、中径部が2.0 mmφ、最小径部が1.6mmφで
、チップ36aの先端部の最小径端部が0、8 n+m
φである。
前記中継ボックス40は、高周波電力供給回路42の前
記トランス48の二次側を接続するためのコネクター1
00、および前記各加熱コイル38a〜38dを接続す
るためのコネクター101.102.103.104を
備えている。
コネクター101.102.103.104は互いに直
列にコネクター100に接続されている。
更に、各コネクター101.102.103.104を
跨ぐように(並列に)ゲートバランス調整用回路を接続
するためのゲートバランス調整用コネクター111.1
12.113.114が接続されている。このゲートバ
ランス調整用コネクター111〜114に適宜ゲートバ
ランス調整用回路を接続することによって個々のチップ
36a〜36dの温度を制御することができる。
第1図にはゲートバランス調整用コネクター111.1
13を介して加熱コイル38a、38cにそれぞれ並列
にコンデンサー105を接続した例が示されている。こ
の場合、加熱コイル38a138Cが巻かれているチッ
プ36a、36Cの温度が上昇し、他の加熱コイル38
b、38dが巻かれているチップ36b、36dの温度
が下がる。
ゲートバランス調整用回路としてコンデンサーの替りに
コイルもしくは抵抗を使用すると、加熱コイル3ga、
38cが巻かれているチップ36a、36Cの温度が下
がり、他の加熱コイル38b、38dが巻かれているチ
ップ36b136dの温度が上がる。すなわち、コンデ
ンサーコイル、抵抗等のゲートバランス調整用回路を加
熱コイルに選択的に並列に接続することによって、各加
熱コイルへの電力の供給の配分を変えることができ、そ
れによって直列に接続された複数の加熱コイル38a〜
38dによって発熱せしめられるチップ36a〜36d
の温度を別々に上下せしめられることができるのである
つまり、何らかの要因によって温度が下がり易いチップ
に巻かれている加熱コイルに他の加熱コイルよりも大き
な電力が供給されるように、対応するゲートバランス調
整用コネクターにコンデンサーを接続してもよい。逆に
何らかの要因によって温度が他よりも上がり易いチップ
に巻かれている加熱コイルに供給される電力が他の加熱
コイルに供給される電力よりも小さくなるように、その
加熱コイルに対応するゲートバランス調整用コネクター
にコイルまたは抵抗を接続してもよい。もちろん、コン
デンサー、コイル、抵抗を適当に組み合わせて使用して
も差し支えない。
しかしながら、ゲートバランス調整用回路として抵抗を
使用すると、電力損が生じ、その点では他の二者の方が
望ましい。言うまでもなく、ゲートバランス調整用回路
の作用は、その素子の値が大きい程大きい。従って、オ
ペレーターが温度表示を見たり、各ゲート孔での樹脂の
状態を見たりして、適当な値の素子を適当なゲートバラ
ンス調整用コネクターに接続するようにしてもよい。予
め異なる値の複数のゲートバランス調整用回路を各加熱
コイル毎に切換自在に設けておき、チップ間の温度差に
応じて適当な値の素子を選択して接続するようにしても
よい。
上記実施例の変形例として、加熱コイル38a〜38d
及び熱電対54a〜54dは、高周波遮へい効果を有す
る金属で形成されたケース86内に収容されるように構
成してもよい。
制御回路62としては、通常マイクロプロセッサ−が使
用される。上記の制御を行うためのマイクロプロセッサ
−の作動を第2図及び第4図を参照して説明する。
ステップS1において、ゲート温度自動設定スイッチ2
00をONにする。
ステップS2において、ゲート孔が完全に開口する高い
温度であるスタート設定温度を設定温度入力回路66に
よって入力する。
ステップS3において、10シヨツト成形し、チップ3
6a〜36dの設定温度を5℃低下させる。
ステップS4において、ゲートつまりが発生したか否か
判別する。ゲートつまりの検出は、(A)成形器からの
射出信号を受けた時から2秒間にチップ部36a〜36
dの温度が何度上昇したかによって検出する。例えば、
+5℃以上の温度上昇があればランナーがチップ部36
a〜36dを通過したのでありゲートつまりがなかった
と判別する。一方、+5℃未満の温度上昇であればゲー
トつまりがあったと判別する。
(B) 目視により行い、成形後ゲートを目視してゲー
トつまりを発見したら所定のパワーユニットのゲートつ
まり検出スイッチ(図示せず)をONにする。
等によって行う。ステップS4においてゲートつまりが
なかった判別された場合、ステップS3へ進む。
ステップS4において、ゲートつまりがあったと判別す
ると、ステップS5へ進む。ステップS5において、ゲ
ートつまりをした成形作動の前の成形作動のチップ36
a〜36dの設定温度を記憶する(以下、これを最低設
定温度という)。
ステップS6において、チップ36a〜36dの設定温
度を上記スタート設定温度に戻す。
ステップS7において、上記スタート設定温度で10シ
ヨツト成形する。
ステップS8において、ステップS4と同様にゲートつ
まりが発生したか否が判別する。ゲートつまりが発生し
た場合、ステップS7へ戻る。ゲートつまりが発生しな
かった場合、ステップS9へ進み、チップ36a〜36
dの設定温度を上記最低設定温度にする。ただし、この
最低設定温度にするとき、チップ36a〜36dが該最
低設定温度を超えてゲートつまり温度領域まで降下する
おそれがあるときはスタート設定温度から最低設定温度
まで徐冷する。
ステップS9において、第4図に示すように、成形機か
らのタイミング信号により、スタート信号から射出信号
までの時間TF %射出信号から次のスタート信号まで
の時間71 N及び1シヨツトサイクルの時間T (=
Tp +Ti )を求める。
ステップ310にて、第4図に示すように、TFを遅延
時間t、と加熱時間t2に分ける。時間t2の間は加熱
高周波出力が最大であり、チップ温度が急上昇する。t
z=0(秒)とする。
ステップSllにおいて、tlを0.2秒短縮し、t2
を0,2秒長くする。
ステップ512において、射出信号が発生された時にチ
ップ36a〜36dがゲートつまりを発生させない射出
適性温度になっているか否かを判別する。チップ36a
〜36dが該射出適正温度まで上昇していれば本間欠加
熱時間自動割出し手順が終了する。
ステップ312においてチップ36a〜36dが射出適
性温度になってないと判別されると、ステップ13へ進
む。ステップ13において、t2≧T、であるか否かを
判別する。t2≧T、ならば、チップ36a〜36dが
所定温度まで上昇することができず、所望の成形が不可
能となり、本間欠加熱時間自動割出し手順が終了し、そ
の他の場合、すなわちt2≦TpならばステップS14
へ進む。
ステップ314において、t3≧T、であるか否かを判
別する。t3はチップ36a〜36dの温度が射出信号
発生時のピーク値から設定温度に戻るまでの時間である
。t3≧T、ならば、チップ36a〜36dの温度が所
定温度まで下がる前記法のショットサイクルが開始され
、結果的にチップ温度が徐々に上昇することになるから
、本間欠加熱時間自動割出し手順が終了する。その他の
場合、すなわちt3<’r、ならばステップ315°へ
進む。
ステップ15において、ピーク温度−設定温度≧10℃
か否か判別する。ピーク温度−設定温度≧10℃ならば
、チップ温度の温度測定が正確に行われたと推定するこ
とができ、ステップS16へ進み、設定温度を10℃下
げてステップSllへ戻る。ピーク温度−設定温度く1
0℃ならばチップ温度の温度測定が正確に行われなかっ
たと判断され、ステップSllへ戻る。
(発明の効果) 本発明によれば、ホットランナ−式射出成形装置、特に
温度レスポンスが良好な電磁誘導加熱のポットランナー
式射出成形装置のゲート温度を自動的に適正温度に設定
でき、熟練をもたない作業者も効率的に成形作業を行う
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のホットランナ−式射出成形装
置の原理説明図と制御系のブロック図であり、第2図は
制御系の作動のフローチャート図、第3図はチップ及び
その付近の断面図、第4図はチップの加熱タイミングと
チップの温度の関係を示すグラフである。 12a〜12d・・・キャビティ 32a〜32d・・・ゲート孔 36a〜36d・・・チップ 38a〜38d・・・加熱コイル 42・・・高周波電力供給回路 45・・・5SR 52・・・温度制御回路 54a〜54d・・・熱電対 100〜104・・・コネクター 105・・・コンデンサー 111−114・・・ゲートバランス調を用コネクター 121〜124・・・リレー 俤3図81 ■、事件の表示 3.補正をする者 事件との関係 手続補正書 平成1年特許願第144766号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ホットランナー式射出成形装置のゲート温度設定
    方法において、 ゲート温度をゲートつまりの生じない温度から一定温度
    間隔で下降させながら成形を続け、ゲートつまりが生じ
    た温度の一温度間隔前の温度をゲート温度として自動的
    に設定することを特徴とするホットランナー式射出成形
    装置のゲート温度自動設定方法。
  2. (2)固定側ハーフと移動側ハーフとからなり、両ハー
    フを閉じたときに形成される少なくとも1つのキャビテ
    ィと、その各キャビティと成形機のノズルとを接続し、
    各キャビティに開口したゲート孔から各キャビティ内に
    溶融した樹脂を供給する樹脂通路とを備えた金型、およ
    び その金型の前記樹脂通路を加熱してその樹脂通路内の樹
    脂を溶融状態に保つ加熱手段、 からなるホットランナー式射出成形装置において、 ゲート温度をゲートつまりの生じない温度から一定温度
    間隔で下降させながら成形を続け、ゲートつまりが生じ
    た温度の一温度間隔前の温度をゲート温度として自動的
    に設定する制御回路を特徴とするホットランナー式射出
    成形装置のゲート温度自動設定装置。
JP14476689A 1989-06-07 1989-06-07 ホットランナー式射出成形装置のゲート温度自動設定方法及びその装置 Pending JPH039825A (ja)

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