JPH04189519A - ホットランナー式射出成形装置 - Google Patents

ホットランナー式射出成形装置

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JPH04189519A
JPH04189519A JP31771190A JP31771190A JPH04189519A JP H04189519 A JPH04189519 A JP H04189519A JP 31771190 A JP31771190 A JP 31771190A JP 31771190 A JP31771190 A JP 31771190A JP H04189519 A JPH04189519 A JP H04189519A
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JP
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gate
temperature
coil
tip
resin
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JP31771190A
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English (en)
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Itsuo Shibata
柴田 逸雄
No Fukahori
深堀 納
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JIYUUOU KK
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JIYUUOU KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/2737Heating or cooling means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C33/02Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated heating or cooling means
    • B29C33/06Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated heating or cooling means using radiation, e.g. electro-magnetic waves, induction heating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • B29C45/78Measuring, controlling or regulating of temperature

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチック射出成修装置、特にホットランナ
−式射出成形装置に関するものである。
(従来の技術) ホットランナ−を大別すると、内部加熱方式と外部加熱
方式に区分される。内部加熱方式は加熱体の回りに溶融
した樹脂を流し、また逆に外部加熱方式は樹脂通路を外
部から加熱するものであるため、この構造上の違いによ
り特に外部加熱方式は圧力損失が少ない二と、また樹脂
の色替えが良いことが特徴とされている。
外部加熱方式の一般的なゲート近傍のノズル部の構造を
説明すると、第一図に示されるように、ノズル本体は中
心部に溶融した樹脂を流す樹脂通路を有し、ノズル先端
部はキャビティプレートに嵌合し、中心部にキャビティ
に樹脂を流入させるゲートを有するようになっている。
キャビティプレートはキャビティ内に充填された溶融樹
脂を冷却固化させるために常時低い温度に保たれている
ため、ノズル先端部のゲート温度は強力に冷却される状
態にある6通常成形においては、射出時にゲートを開口
させるためにゲート部の樹脂が溶融する温度に保たなけ
ればならないため、このゲート部の温度をいかに上げる
かが問題となっている。
(発明が解決しようとする課題) 従来技術ではノズル本体およびゲート部の加熱手段とし
て、従来シースヒーター等をノズル本体に密着して巻回
し、特に放熱量が多いゲート部近傍にこのシースヒータ
を密に巻回したものが知られている。二の加熱方式でゲ
ート部を加熱すると、シースヒータ自体の径が大きいた
めシースヒータの加熱源からゲートまでの距離が離れて
しまい、シースヒータ一部のノズル本体の温度を高温に
しないと、ゲート部の温度を射出時にゲート開口する温
度に上げることが出来ない欠点が有り、また成形樹脂の
劣化などの問題があり、この種のホットランナ−におい
ては性能を向上させるために、ゲート部を直接加熱する
ことが出来るような加熱手段の小型化の必要があった。
本発明は、ノズル本体を無理に加熱することなく、ゲー
トを開口する温度に加熱することが出来る加熱手段を提
供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の成形装置は、樹脂通路の少なくともゲート近傍
の部分が、高濁波誘導加熱で加熱し得る材料で成形され
たパイプ状部材によって成形されており、前記パイプ状
部材の周囲に高周波誘導加熱コイルを前記パイプ状部材
の先端のみ多重に巻回したコイル構造としたことを特徴
とするものである。前記多重巻きのコイルが前記パイプ
状部材の外表面に近い部分に巻かれた一重目のコイルと
、この一重目のコイルの巻数よる。ノ少なくゲートに近
い部分に巻いた二重目のコイルからなるようにしてもよ
い、高周波誘導加熱コイルを複数巻きにすることによっ
て、加熱源を小型化すなわちワット密度を高くすること
が出来、従って、ゲート部の直近に加熱源を配すること
が出来るので、ノズル本体の温度を無理に高くすること
なくゲート部の温度をゲート開口温度まで昇温する事が
出来る。
この点についてゲート部の温度分布の状態を図4に、従
来のコイル−重巻きと本発明のコイル二重巻きの計測結
果を示す。
この計測結果からも明らかなように、従来のコイル−重
巻きに比べ本発明のコイル二重巻きの方がノズル先端部
の温度が昇温し、同時にノズル本体の温度分布がフラッ
トに近い状態となり、温度に敏感なエンジニアリングプ
ラスチックス等の成形に最適である。
また、この計測時にはゲート温度が同温度となるように
従来のコイル−重巻きではノズルの設定温度を215℃
としているのに対し本発明のコイル二重巻きはノズルの
設定温度を200℃としたときのものである。この図か
ら、コイル−重巻きでは、ノズル本体の最高温度が約2
40℃近くもあるのに対し、コイル二重巻きでは約22
0℃であるので、コイル二重巻きを用いるとノズル本体
の樹脂の劣化の原因となる高い温度をかける事がなくな
る事が判る。また、例えばノズルゲート近傍の190℃
の温度が得られる位置はゲート先箋部より約6@mの位
置であるのに対し、本発明のコイル二重巻きではゲート
先端部より約3mmの位置であるので成形機動作に連動
させて、射出前にゲート温度を急上昇させてゲート部樹
脂を溶融させて射出し、射出後ゲート温度を急降下させ
てゲート部樹脂を固化させて型開きするいわゆる間欠加
熱動作においても、ゲート部の加熱源の加熱コイルが小
型化されゲート直近に配されているので、ゲート部の温
度を急上昇することが出来、サイクルタイムが短い、良
好な成形を行うことが出来る。
(作用) 高周波誘導加熱コイルの構造を多重としパイプ状部材の
最先端部に配置する事によりパイプ状部材の最先端部に
誘起される電磁波が著しく上昇し、パイプ状部材の最先
端部は短時間で発熱する。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第一図において本発明の一実施例のホットランナ−式射
出成形装置は4つのキャビティ12a 、 12b 、
12c 、 12dを有する金型lOを備えている。金
型lOは成形機(図示せず)の固定ダイプレートに固定
される固定側ハーフ14からなっており、移動側ハーフ
18が固定側ハーフ14に押圧されると、すなわち金型
10が閉じられると両ハーフ14.16の間に前記4つ
のキャビティ12a〜12dが形成されるようになって
いる。固定側ハーフ14は固定ダイプレートに取り付け
られる取付プレート18、断熱材20を挟んでその取付
プレート18に押圧固定されているマニホールドブロッ
ク22、および支持ブロック24を挟んでそのマニホー
ルドブロック22に押圧固定されているキャビティプレ
ート26からなっている。
キャビティプレート26は移動側ハーフ16側に開口す
る4つの凹部28a 、 28b 、 28c 、 2
8dを備えている。この4つの凹部28a〜28dは移
動側ハーフ16に設けられている4つのコアL7a 、
 17b 、 17C% 17dと共働して前記4つの
キャビティ12a〜12dを成形する。キャビティプレ
ート26のマニホールドブロック側には前記4つの凹部
28a〜28dとそれぞれ対向するように、マニホール
ドブロック側に開口する4つの凹部30a 、 30b
 、 30c 、 、30dが設けられている。また固
定側ハーフ14には成形機のノズル(図示せず)と各キ
ャビティ12a〜12dを各凹部3(la〜30dの底
面にそれぞれ成形されたゲート孔32a 、 32b 
、 32c 、 32dを介して接続する樹脂通路が形
成されている。この樹脂通路は成形機のノズルと直接つ
なげられる所謂スプル一部34aとマニホールドブロッ
ク22内で4つに分岐した所謂ランナ一部34bとから
なっており、そのランナ一部34bの各ゲート孔32a
〜32(iに隣接した部分はパイプ状のチップ36a 
、 36b 、 38c、36dによって形成されてい
る。各チップ36a〜36dの周囲には加熱コイル38
a 、 38b 、 38c 、 38dがそれぞれ巻
回されており、後に詳述するようにこの加熱コイル38
a〜38dに高周波電流を通すと各チップ36a〜36
dが発熱するようになっている。
前記マニホールドブロック22は適当な加熱手段(図示
せず)によって所望の温度まで加熱されるようになって
いる。
従来のホットランナ−式射出成形装置と同様に成形機の
ノズルから射出された溶融樹脂は前記樹脂通路を通って
各キャビティ12a〜12d内に充填される6通常、キ
ャビティプレート26および移動側ハーフ16は冷却さ
れており、各キャビティ12a〜12d内の樹脂が冷却
固化した後、移動側ハーフ16が後退せしめられて金型
が開かれる。このときキャビティ12a〜1’Zd内に
形成された製品は移動側ハーフ16のコア17a〜17
dにそれぞれ担われて固定側ハーフ14から除去される
各加熱コイル38a〜38dは中継ボックス40を介し
て互いに直列に高周波電力供給回路42に接続される。
電力供給回路42はAC電源からの交流を整流して直流
(WifI流)に変換する整流回路44、AC電源をオ
ン・オフする5SR(ソリッドステートリレー)45、
後述する温度制御回路52の制御の下に開閉(オン−オ
フ)を繰り返すスイッチング素子46、トランス48、
そのトランス48の一次側に並列に接続されたコンデン
サC1およびフィルター回路50からなっており、前記
トランス48の二次側に前記4つの加熱コイル38a〜
38dが直列に接続されるようになっている。温度制御
回路52は前記各チップ36a〜36dの先端部にそれ
ぞれ接触せしめられて各チップ38a〜36dの先端部
の温度を検出する4つの熱電対54a 、 54b 、
 54c 、 54dを備えている。その4つの熱電対
54a〜54dの出力は切換回路56によって順次増巾
回路58に入力され、増巾された後、A/D変換@11
60に入力される。
このA/D変換回路60によってデジタル信号に変換さ
れた各熱電対54a〜54dがらの温度情報は制開回路
62の制御の下に記憶回路64に記憶される。
制御回路62には更に設定温度入力回路66および温度
表示回路68が接続されている。設定温度入力回路66
は設定ダイヤル等によって選択されるチップ先端部の設
定温度を制御回路62に入力する。この設定温度は制御
回路62の制御の下に記憶回路64に記憶される。創製
回路62は記憶回路64に一旦記憶されていた各熱電対
54a〜54dからの温度情報、すなわちその時点での
4つのチップ38a〜384の先端部の温度を取り出し
て、演算回路70によって4つのチップ38a〜38d
の先端部の温度の平均値を求め、その平均値と前記設定
温度との差を求める。f!4御回路62はこの差の大き
さに応じて発振回路72を制御して発振回路72の出力
信号を変化させる6本実施例における電力供給回路42
においては周波数が所定の範囲内で低い程大きな電力が
加熱コイル38a〜38dに入るようになっており、制
御回路62は前記設定温度とチップ先端部の温度の平均
値との差が大きい程低い周波数で発振するように発振回
路72を制御する0本実施例では発振回路72は20K
 Hz 〜50K Hz ノ間で発振する。コノ発振回
路72の出力信号はドライブ回路74によって電流増巾
されて電力供給回路42の前記スイッチング素子46を
駆動する。このスイッチング素子46が発振回路72の
発振周波数に応じて開閉を繰り返すことによって前記ト
ランス48の一次側に高周波電流が流れ、トランス48
の二次、側に高周波電流が誘起され、トランス48の二
次側に直列に接続された前記4つの加熱コイル38a〜
38dに高周波電流が供給される。加熱コイル38a〜
38dに高周波電流が流れるとその加熱コイルが巻かれ
ている各チップ38a〜38dが電磁誘導によって発熱
する。もちろん、各チップ36a〜36dは高周波誘導
加熱で発熱し得る材料で形成されている必要がある。そ
のような材料としては種々のものが知られているが、当
業者には明らかなように、各チップ38a〜36dは高
温、高圧に耐えなければならないから、このような点も
考慮して材質を選択しなければならない、特に高温まで
加熱されても機械的強度が大きく、透磁率が大きく、し
かも透磁率の温度依存性の小さいものが望ましい、この
ような材料としては例えば熱間金型用の5KD−61,
62等がある。
前記温度制御回路52は各熱電対54a〜54dから入
力される各チップ36a〜36dの先端部の実際温度の
平均値と設定温度の比較を刻)繰り返し、前者の方が後
者より低い場合には両者の差が小さくなるにつれて発信
回路72の発信周波数を高くして行く、二の発信周波数
が高くなると、トランス48の一次側に流れる電流の周
波数も高くなり、したがって加熱コイル38a〜38d
に供給される電流の周波数も高くなって結局各加熱コイ
ル38a〜38dに供給される電力が小さくなる。すな
わち、温度制御回路52はチップの先端部の実際の温度
が設定温度より低い場合には、その差が大きいときには
大きな電力を加熱コイル38a〜38dに供給し、実際
の温度が設定温度に近づくにつれてその供給電力を小さ
くし、それによってチップ先端部の実際の温度を設定温
度に収束させる。逆に実際の温度が設定温度を上回った
場合には、その差が大きい程大きく供給電力を減するよ
うにして実際温度を設定温度に近づける。また前記温度
表示回路68はチップ先端部の実際温度、設定温度との
差等を表示する。このような高周波誘導加熱によってチ
ップを加熱する本実施例の装置においてはチップ36a
〜36d自体が発熱するのであるから、抵抗加熱ヒータ
ーからの熱伝達によってチップを加熱するのに比べて熱
的レスポンスが速く、リンギングや熱伝達に起因する遅
延がなく精度良くチップの温度を制御することができる
前記5SR45は制御回路62に接続されており、所定
の周期で開閉される0例えば0.5s e c毎にLO
m s e cだけ開かれる。すなわち制御回路62は
所定の周期でAC電源をオフすることによって電力供給
回路42からの出力を停止し、その間に熱電対54a〜
54dからの温度情報を記憶回路64に記憶させる。し
たがって熱電対54a〜54dの近傍において加熱コイ
ル38a〜38dによって発生される高周波磁界の影響
を受けずに熱電対54a〜54dの信号を読みとること
ができる。なお、5SR45を開く周期およびその時間
は特に上記例に限定されるものでなく適当に選択して差
し支えないが、その周期を余り長くすると、温度検出の
間隔が広くなりすぎて、特に熱的レスポンスの良い本実
施例の装置においては温度制式上望ましくない、また5
SR45を開く周期が短かすぎたり、あるいは開く時間
が長すぎたりすると、電力が加熱コイル38a〜38d
に供給される時間が短くなりチップ38a〜36dを所
望の温度まで加熱するのに時間がかかることになる。し
たがってこのような点を適切に考慮して5SR45を開
く周期および時間を決定するのが望ましい。
なお、5SR45としては制御回路62から開信号が入
ってもAC電源の電圧がゼロになる迄は開かず、逆に閉
信号が入ってもAC電源の電圧がゼロになる迄は閉じな
いゼロクロス盟のSSRを使用するのが望ましい。
支に、制御回路62は後に詳述するように成形機(図示
せず)からの信号に応答して各加熱コイル38a〜38
dに供給される電力を所定の時間だけ最大にする。
制御量#r62としては通常マイクロプロセサーが使用
されるが、上記のような開園を行うためのマイクロプロ
セサーの動作を第6i!lのフローチャートを参照して
説明する。
W46図において制御回路(マイクロプロセサー)62
はまずS ’S R45を開くとともに切換56を切り
換えて各熱電対45a =45dの出力TOを読み取り
、その平均[MToを演算する。 (ステップSL)次
にステップS2において設定温度STと平均値MToの
偏差Xを演算し、ステップS3においてその偏差Xが正
かどうか、すなわち設定温度STの方が平均値MToよ
り高いかどうかを判別する。
x>Oの場合にはモのXの絶対値に対応するα(≧0)
を制御量Cに加えて、発信回路72に出力する。 (ス
テップ34.S6 )x<Oの場合にはそのXの絶対値
に対応するα(≧0)を制御!ll値Cから減じて発信
回路72に出力する。 (ステップS5.36)次にス
テップS7において成形機から盟閉め開始信号が入力さ
れたかどうかを判別する。
盟閉め開始信号が入力されていない場合にはステップS
1に戻ってステップ81〜S7を繰り返す。
型閉め開始信号が入力されている場合は櫨イマーT1を
ONする。 (ステップS8)このタイマーT1は加熱
コイル38a〜38dに供給する電力を最大にするタイ
ミングを決定するものである。このタイマーT1がup
したら(ステップ39)、前記制装置Cを最大として発
信回路72に出力する。
(ステップS 10)これと開時にタイマーT2をON
する。(ステップ511)このタイマーT2は制御量C
を最大にしておく時間、すなわち最大電力を過熱コイル
38a〜38dに供給する時間を決定するものであり、
タイマーT2がupするまで制装置Cは最大に保たれる
0次にタイマーT2がupすると(ステップ512)制
御量Cが最小または零にされる。 (ステップ513)
次にステップS1において熱電対54a〜54dの出力
Toの平均値MTOが前記設定置STより下がったかど
うかが判別される。平均値MToが設定置STより高い
間は制御量Cは最小に保たれる。ここで平均値MT。
が設定置STより低くなるとステップS2に戻りて平均
[MToが設定置STに収束するように制御がなされる
なお、前述のようにタイマーT1は加熱コイル38a〜
38clに供給する電力を最大とするタイミングを決定
するものであり、タイマー72はその最大電力の持続時
間を決定するものであり、樹脂の種類、定常温度(前記
設定温度)、成形サイクル時間等を考慮して射出寸前に
ゲート孔近傍の樹脂が溶融して射出可能となるように設
定される。このように射出寸前に加熱コイル38a〜3
8dに大電流を供給して射出可能状態となるようにする
ことによって定常温度(設定温度)を、糸ひきゃ、はな
だれが生ぜず、しかもゲート詰まりも発生しないような
臨界的な温度より低く設定することができ、多少のゲー
トバランスのくずれもそれによって吸収することができ
るから温度の精度に対する要求が緩くなり、したがって
制御が楽になる。
なお、第6図に示すフローチャートにおいては、射出可
能状態とするためにl1iIIIItCを最大とするこ
とによって最大電力を加熱コイル38&〜38dに供給
するようになっているが、必らずしも最大電力を供給す
る必要はなく、所望の樹脂温の上昇が得られるだけの電
力を供給すればよい、この場合にはステップ310にお
いて制装置Cを最大とする替りに、それまでの制aat
cに所望の樹脂温上昇分に応じた値(α)を加えたもの
を制装置Cとして発信回路72に出力してやればよい。
また第6図のフローチャートにおいては成形機からの信
号を盟閉め開始信号としたが、成形サイクル中に一定タ
イミングで出力される信号であればどのような信号を利
用してもよいことは言う迄もない。
第2図は各チップ周辺の構造をチップ36&を例にとっ
て詳細に示すものである。
第2図に示すように、チップ38aはゲート孔近傍の樹
脂通路を形成する貫通孔80を備えたパイプ状の部材で
ある0貫通孔80は先端部(ゲート孔32a側)におい
て細くなってゲート孔32aとほぼ同じ径を有するよう
になっている。チップ36&の両端面には環状の突条8
2a 、 82bが設けられている。チップ36aはマ
ニホールドブロック22とキャビティプレート26の間
に押圧挟持されるようになっており、その際上記突条8
2a 、 82bが多少変形することによって押圧面か
らの樹脂洩れを防止するようになっている。もちろん他
のシール手段例えば0リングを用いて樹脂の洩れを防止
するようにしてもよい、また先端面の突条82bはチッ
プ36aとキャビティプレート26との接触面積を小さ
くしてチップ36aの先端部からキャビティプレート2
6に奪われる熱量を小さくするのにも役立つ、チップ3
6aの先端近傍には熱電対54aの先端を押し込む凹部
84が設けられている。加熱コイル38aおよび熱電対
54aは高周波遮へい効果を有する金属で形成されたケ
ース86内に収容されており、さらにその加熱コイル3
8aのリード線88aおよび熱電対54aのリード線8
8bはケース86に一体的に接続されたシールド間90
内を通って前記中継ボックス40まで延びている。加熱
コイル38aは導電性が良く、腐食に強い金属、例えば
銀、銀の合金、銅線等の心線とその上に被せられた絶縁
被覆からなっており、チップの大きさ等に応じて通常数
ターンからlO数ターンチップの周囲に巻回される。こ
の加熱コイル38aはチップ36aの先端のゲート部に
できるだけ近く2重巻きに密に配され、キャビティプレ
ートへ放熱し温度降下するゲート部の温度を、射出成形
時にゲート樹脂を射出できる温度に上昇させている。加
熱コイル38aの線径は1uが用いられ、加熱コイル3
8aを密に巻いても加熱コイル38a間でショートしな
いように加熱コイル線材の表面に耐熱性の絶縁被膜が用
いられている。
この絶縁被膜の厚みはゲート部と加熱コイルとの距離を
できるだけ短くするため仁、できるだけ薄く絶縁被膜を
設けるようにすることが望′ましい。
このように加熱コイル38aを2重巻きすることによっ
てチップ38a先端部の温度上昇を短時間で行うことが
できると同時に、チップ本体内部の温度分布を理想的な
フラッ、トな状態にでき、サイクルタイムの向上が図れ
る。また、温度分布の点を考慮した場合、第3図に示す
ようにチ・ツブ36aの言下部に加熱コイルを数回巻回
すことにより、チップ36a内部の温度分布はさらに良
好なフラットな状態を得られる。
チップ36aの後端部にはマニホールドブロック22か
らの熱伝達があシバ逆にチップ36aの先端部からはキ
ャビティプレート26によって熱が奪われるため、加熱
コイル38aはできるだけチップ36aの先端に 近い
位置巻き回して先端部にコイル38aからの磁束が集中
するようにするのが望ましい。
前記中継ボックス40は高周波電力供給回路42の前記
トランス48の二次側を接続するためのコネクター10
0、および前記各加熱コイル38a〜38dをspする
たメノコ*’)9−101. 102. 103. 1
04を備えている。コネクター1(11,102,10
3゜104は互いに直列にコネクター100に接続され
ている。跨ぐように(並列に)ゲートバランス調整用回
路を接続するためのゲートバランス調整用コネクター1
11. 112. 113. 114が接続されている
。このゲートバランス調整用コネクター111〜114
に適宜ゲートバランス調整用回路を接続することによっ
て僧々のチップ36a〜36dの温度を制褥することが
できる。第1図にはゲートバランス調整用コネクター1
11. 113を介して加熱コイル38a 、 38c
にそれぞれ並列にコンデンサー105を接続した例が示
されている。この場合、加熱コイル38a 、 38c
が巻かれているチップ38a 、 38cの温度が上昇
し、他の加熱コイル38b 、 38dが巻かれている
チップ36b 、 36dの温度が下がる。ゲートバラ
ンス調整用回路としてコンデンサーの替りにコイルもし
くは抵抗を使用すると、加熱コイル38a 、 38c
が巻かれているチップ36a 、 36dの温度が下が
り、他の加熱コイル38b 、 38dが巻かれている
チップ36b 、 38dの温度が上がる。すなわち、
コンデンサー、コイル、抵抗等のゲートバランス調整用
回路を加熱コイルに選択的に並列に接続することによっ
て、各加熱コイルへの電力の供給の配分を変えることが
でき、それによって直列に接続された複数の加熱コイル
38a〜38dによって発熱せしめられるチップ36a
〜36dの温度を別々に上下せしめられることができる
のである。つまり、何らかの要因によって温度が下がり
易いチップに巻かれている加熱コイルに他の加熱コイル
よりも大きな電力が供給されるように対応するゲートバ
ランス!II!1用コネクターにコンデンサーを接続し
てもよいし、逆に何らかの要因によって1度が他よりも
上がり易いチップに巻かれている加熱コイルに供給され
る電力が他の加熱コイルに供給される電力よりも小さく
なるように、その加熱コイルに対応するゲートバランス
調整用コネクターにコイルまたは抵抗を接続してもよい
、もちろん、コンデンサー、コイル、抵抗を適当に岨み
合わせて使用しても差し支えない、しかしながら、ゲー
トバランス調整用回路として抵抗を使用すると、電力損
が生じ、その点では他の2者の方が望ましい、言うまで
もなく、ゲートバランス調整用回路の作用はその素子の
値が大きい程大きい、したがってオペレーターが温度表
示を見たり、各ゲート孔での樹脂の状態を見たりして、
適当な値の素子を適当なゲートバランス調整用コネクタ
ーに接続するようにしてもよいし、予め異なる値の複数
のゲートバランス調整用回路を各加熱コイル毎に切換自
在に設けておき、チップ間の温度差に応じて適当な値の
素子を選択して接続するようにしてもよい。
さらに第5図に示すようにその切換を制御回路62の制
御の下に自動的に行なうようにしてもよい。
すなわち第5図に示す中継ボックス40aにおいて各ゲ
ートバランス調整用コネクターは6つの固定接点とその
6つの固定接点のうち1つに選択的に接触せしめられる
1つの可動接点とを備えたリレー 121. 122.
 123. 124からなっている。各リレー121〜
124の6つの接点のうち5つにはそれぞれ値の異なる
コンデンサーが接続されており、残りの1つの接点はオ
ープンになっている。各リレー121〜124は前記制
御回路62によって!1I118Cされるリレー駆動回
路125によって駆動されるようになっている。制御面
882は前記熱電対54&〜S4dから入力される4つ
のチップ38a〜36dの1度のバラツキに応じてリレ
ー121〜124を選択的に駆動して所望の値のコンデ
ンサーを対応する加熱コイル38a〜38dに並列に接
続するようにリレー駆動回路125を制御する。
なお、金型内に通されるリード線は実用1余り太くする
ことはできないが、電力供給回路からコイルまでの線路
の表皮効果を含めた抵抗ロスをできるだけ小さくするた
めに中継ボックス40までのラインにはできるだけ高周
波抵抗の小さい太い導線を使用し、中継ボックス40は
できるだけ金型に近い位置に配するのが望ましい。
さらに、加熱コイルの高温化を防止するようにした本発
明の他の実施例に係るチップ濁りの構造の例を第9EI
lに示す、この図の実施例においては、チップ36mは
上端にフランジ部93を有し、二のフランジ部q3より
下側の円筒部の外面94と加熱コイル38aとの間に犀
さ約1−程度の空気が充満した空気断熱層82が成形さ
れている。この加熱コイル38mは二の状態のまま充填
材91を介してケース86にし持され、ケース86の外
面はキャビティプレート26と接触している。
本実施例では、2重豐きにした例を説明したが、この重
ね巻きに関しては、使用するチップの形などにより3重
巻き、4重巻きでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の射出成形装置を示す概略図
、 第2図は第1図の装置の一部を詳細に示す断面図、 第3図は加熱コイルの巻き方の他の例を示す図、第41
!iはノズル本体の温度分布を示すグラフ第5図は第1
図の装置の変更例を示す図、第6図は第1図の装置の制
御回路の作用の一部を説明するためのフローチャート、 L2a〜12d、・・・キャビティ 32a〜32d・・・ゲート孔 38a 〜38d ・=チ ッ プ 38a〜38d・・・加熱コイル 42・・・・・・・・・・・・・・・高周波電力供給回
路45・・・・・・・・・・・・・・・5SR52・・
・・・・・・・・・・・・・温度制御回路38a〜38
d・・・熱電対 86・・・・・・・・・・・・・・・ケ − ス91・
・・・・・・・・・・・・・・充填材 ・92・・・・
・・・・・・・・・・・空気断熱層100〜104・・
・コネクター 105・・・・・・・・・・・・コンデンサー111〜
114・・・ゲートバランス調整用コネクター121〜
124・・・リ  レー 第1図 ・  ゝ52 =94 82a  80 第2図 第3図 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定側ハーフと移動側ハーフとからなり、両ハー
    フを閉じたときに形成される複数のキャビティと、その
    各キャビティと成形機のノズルとを接続し、各キャビテ
    ィに開口したゲート孔から各キャビティ内に溶融した樹
    脂を供給する樹脂通路とを備えた金型、および、その金
    型の樹脂通路を加熱してその樹脂通路内の樹脂を溶融状
    態に保つ加熱手段、からなるホットランナー式射出成形
    装置において、 前記樹脂通路の少なくともゲート近傍の部分が、高周波
    誘導加熱で加熱し得る材料で形成されたパイプ状部材に
    よつて形成されており、前記パイプ状部材の周囲に高周
    波誘導加熱コイルを備えており、前記高周波誘導加熱コ
    イルを前記パイプ状部材の先端部のみ多重に巻回したコ
    イル構造としたことを特徴とする成形装置。
  2. (2)前記多重に巻回したコイルが、前記パイプ状部材
    の外表面の近傍に巻回された一重目のコイルと、前記一
    重目のコイルより巻回数を少なくした二重目のコイルを
    、前記パイプ状部材のゲート近傍に配置したことを特徴
    とする特許請求範囲第1項記載の成形装置。
JP31771190A 1990-11-26 1990-11-26 ホットランナー式射出成形装置 Pending JPH04189519A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09304193A (ja) * 1996-05-21 1997-11-28 Natl Aerospace Lab 誘導又は誘電加熱中の温度計測システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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