JPH039457Y2 - - Google Patents

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JPH039457Y2
JPH039457Y2 JP1985016540U JP1654085U JPH039457Y2 JP H039457 Y2 JPH039457 Y2 JP H039457Y2 JP 1985016540 U JP1985016540 U JP 1985016540U JP 1654085 U JP1654085 U JP 1654085U JP H039457 Y2 JPH039457 Y2 JP H039457Y2
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JP
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opening
hood
seal
fixing part
peripheral
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JP1985016540U
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JPS61132119U (ja
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両屋根に開口部を形成し、この開
口部を覆う開閉自在な幌を設け、その開放時、採
光や換気を得るようにした幌式サンルーフ装置の
シール構造に関する。
(従来の技術) 従来、幌式サンルーフ装置において、車両屋根
に開口部を形成し、この開口部の周辺にガイドレ
ールを備えた開口周辺材を取付け、ガイドレール
に沿つて前後に移動自在に支持された幌で開口部
を開閉自在に覆う構造のものがあつた。例えば西
ドイツ特許第913739号に示される如くである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記西ドイツ特許第913739号に
示される構造によれば、開口周辺材の周辺固定部
が開口部の周辺に単に上側より取付け固定されて
いるだけであり、車両屋根上面と周辺固定部下面
間より雨水が浸入するおそれがあつた。また幌と
車両屋根間は、閉鎖状態で、幌の外周縁が車両屋
根上面に当接しているだけであり、車両走行時に
おいて特に風圧を受け易い幌前側で幌下面を伝つ
て幌と開口周辺間の間隙から雨水等が浸入するお
それが大であつた。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、雨水等の
浸入防止を図つた幌式サンルーフ装置のシール構
造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) その技術的手段は、車両屋根1に開口部2を設
け、この開口部2の周辺1aに上側より開口周辺
材11外周部の周辺固定部11Aを載置状として
取付け、この開口周辺材11上に開口部2を覆う
幌10を設け、幌10は前部に前カバー10aを
有し、前カバー10a側を前後に移動させて開口
部2を開閉自在とした幌式サンルーフ装置におい
て、前記周辺固定部11Aの下面に凸条部41が
周方向に沿つて形成されていると共に、周辺固定
部11Aの外周縁に沿つて断面略V字嵌合状に装
着されて車両屋根1上面に当接されるアウターシ
ール材26と、周辺固定部11A上面の周方向に
沿つて当接されるインナーシール材33とが設け
られ、 前記アウターシール材26は、その先端を外方
に延出させると共に、該シール材26の上面に閉
鎖状態で幌10の前カバー10a下面に当接され
るシールリツプ27を周方向に沿つて突設され、 前記インナーシール材33は、周辺固定部11
A上面に当接され、かつ周方向に沿う下シールリ
ツプ35と、閉鎖状態の幌10の前カバー10a
下面側に当接され、かつ周方向に沿う上シールリ
ツプ36とが断面V字状で外側方突出状に形成さ
れてなる点にある。
(作用) 幌10が第2図の状態から第4図のように開口
部2を塞ぐと、幌10の前カバー10aの下面側
は外方でアウターシール26のシールリツプ27
に当接し、一方、内方でインナーシール33の上
シールリツプ36に当接して、内外両シール2
6,33による二重のシールによつて、車両走行
時における風雨の侵入を防止する。このさいアウ
ターシール26のリツプ27を介して外方に延出
された先端部分は屋根1面に圧接される。また、
周辺固定部11Aの凸条部41はアウターシール
26を局部的に圧着させ、雨水等の車室内への侵
入を防止する。また、車両走行時は前カバー10
aの前縁や左右縁が強風でめくれ上り、強風がイ
ンナーシール33に向つて進入するが、該シール
33の両リツプ35,36は上下に拡開し、リツ
プ35,36の先端は周辺固定部11Aと幌10
下面に強く密接して、更に内部への侵入を防止す
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図乃至第6図において、1は車両屋根
で、開口部2が形成され、この開口部2の周辺1
aには開口周辺材11が嵌設され、前カバー10
a、後カバー10bを有する幌10が前後に摺動
して開閉するように構成されている。
そして、開口周辺材11の側部においては、ガ
イドレール部11Cが形成されれていて、ここに
スライダー14が駆動部13によつて駆動される
ケーブル13aにより摺動されるように設けら
れ、スライダー14のピン14aは、前カバー1
0aに固着されたブラケツト15にさらに固着さ
れたカム部材16のカム溝と係合し、これら各部
材はガイドレール部11Cの内方および上面を適
宜シユー17等でもつて移動し、これによつて、
幌10の前後への摺動とともに、閉鎖時の締切り
を行なう締切り装置12としている。
また、幌10の閉鎖、開放への移動とともに、
開放時に後部に折りたたむために、幌10の下方
に各部材が設けられていて、前カバー10aとと
もに、ガイドレール部11Cを摺動する摺動部材
21に設けられた横骨材22と、これに連結され
た連結部材23によつて保持された浮上骨材24
が設けられていて、その作用を完全にしている。
開口周辺材11は車両屋根1の開口部2の周辺
1aに上側より載置状として固定される外周部の
周辺固定部11Aと、周辺固定部11Aの内周側
で下向き凹状とされた雨樋部11Bとを一体に備
えた押し出し成型材よりなり、左右両側にあつて
は、さらにガイドレール部11Cが一体に押し出
し成型されている。
そして、周辺固定部11Aの外周縁に沿つて断
面略V字状のアウターシール材26が上下両側よ
り嵌合状に装着された状態で周辺1aの上側より
載置状として取付ボルト4、カラー5、ナツト6
等で固着されており、ここにアウターシール材2
6の下部は周辺固定部11Aによつて車両屋根1
上面に圧着され、周辺固定部11A下面と車両屋
根1上面間をシールする。またアウターシール材
26は、その先端を外方に延出させると共に、そ
の上面側には、閉鎖状態で幌10の前カバー10
a下面側の前および左右両側に当接されるシール
リツプ27が周方向に沿つて突設されており、前
カバー10a下面側において幌10下面と周辺固
定部11A上面間をシールし、幌10下面を伝つ
て雨水等の浸入を阻止している。
前記取付ブルト4の頭部は、周辺固定部11A
に一体に形成した取付溝30に挿入されて保持さ
れ、また、雨樋部11Bの下部における取付溝3
1も同じ構造のものでで、これは、車両のルーフ
サイドレールと、図示しないブラケツトで固定さ
れるためにある。
33はインナーシール材で、周辺固定部11A
上面の内端縁側に上方開放状に形成されたシール
溝34内に基部が装着されており、インナーシー
ル材33は周辺固定部11A上面に当接される下
シールリツプ35が周方向に沿つて外側方突出状
に設けられると共に、閉鎖状態で幌10下面側に
当接される上シールリツプ36が周方向に沿つて
外側方突出状に設けられている。なお、詳しくは
前記リツプ35とリツプ36がシール材33から
断面V字状に外側方へ突出状に設けられている。
そして、上下のシールリツプ35,36によつて
幌10側と周辺固定部11A側とのシールを行な
い、前記アウターシール材26とともに二重シー
ル構造を形成している。
また幌10の開閉操作時にはインナーシール材
33から浸入した雨水等は内方側の雨樋等11B
に入り、開口周辺材11に適宜設けられた図示し
ない排水パイプにより車外に排水される。
ガイドレール部11Cは外側方側に向つて開口
するガイドレール38が備えられており、ガイド
レール38には、上記スライダー14、ブラケツ
ト15、カム部材16等よりなる締切り装置12
のシユー17等が摺動し、この内側方側には上下
2つのケーブル溝39,40が形成されていて、
一方のケーブル溝39には駆動用のケーブル13
aが挿入されていて、スライダー14に連結さ
れ、他方のケーブル溝40にはこのアイドル側の
ケーブル13aが摺動される。
そして、上記した締切り装置12におけるスラ
イダー14のピン14aは、カム部材16のカム
溝と係合し、カム部材16自体はブラケツト15
に固着されていて、その上部では、前カバー10
aの固着部材18と高さ調整可能なボルト19、
ナツト20等で固着されている。
前記周辺固定部11Aの下面には下方へ向つて
突出した突条部41が周方向に沿つて形成されて
おり、この突条部41によつて前記アウターシー
ル材26を局部的に圧着し、車両屋根1上面との
シール性をより良好とするよう構成されている。
なお、開口周辺材11は前後および両側部を合
せて一体とし、車両屋根1の開口部2の周辺1a
に嵌着されている。
(考案の効果) 本考案の特殊構成を有するアウターシール材2
6によつて、該シール材26の下部側が周辺固定
部11Aによつて車両屋根上面に圧着され、該シ
ール材26の取付けが簡単に行なえると共に周辺
固定部11A下面と車両屋根上面間を良好にシー
ルできる。またシール材26上面に突設されたシ
ールリツプ27が前カバー10a下面側で当接さ
れているため、車両走行時において特に風圧を受
け易い幌前側における前カバー10aの下面と周
辺固定部上面間も良好にシールできる利点があ
る。
また、本考案の特殊構成を有するインナーシー
ル材33によつて、周辺固定部11A上面と幌1
0の前カバー10a下面間が良好にシールされ、
前記アウターシール材26とインナーシール材3
3の内外二重シール構造によつて完全なシールが
可能となつた。
特に、本考案のアウター側でのアウターシール
材26のシールリツプ27と周辺固定部11A下
面に設けた凸条部41との協同作用によるシール
効果と、またインナー側へのインナーシール材3
3の断面V字状に配置され外側方突出状の上、下
シールリツプ35,36の強風等による開拡作用
にもとづくシール効果、と相まつて従来の欠点を
解消したものとして優れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部断
面正面図、第2図は全体の断面側面図、第3図は
車両屋根の外観斜視図、第4図は開口周辺材の側
部の断面図、第5図は同前部の断面図、第6図は
同後部の断面図である。 1…車両屋根、1a…周辺、2…開口部、10
…幌、10a…前カバー、11…開口周辺材、1
1A…周辺固定部、26…アウターシール材、2
7…シールリツプ、33…インナーシール材、3
5…下シールリツプ、36…上シールリツプ、4
1…凸条部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両屋根1に開口部2を設け、この開口部2の
    周辺1aに上側より開口周辺材11外周部の周辺
    固定部11Aを載置状として取付け、この開口周
    辺材11上に開口部2を覆う幌10を設け、幌1
    0は前部に前カバー10aを有し、前カバー10
    a側を前後に移動させて開口部2を開閉自在とし
    た幌式サンルーフ装置において、前記周辺固定部
    11Aの下面に凸条部41が周方向に沿つて形成
    されていると共に、周辺固定部11Aの外周縁に
    沿つて断面略V字嵌合状に装着されて車両屋根1
    上面に当接されるアウターシール材26と、周辺
    固定部11A上面の周方向に沿つて当接されるイ
    ンナーシール材33とが設けられ、 前記アウターシール材26は、その先端を外方
    に延出させると共に、該シール材26の上面に閉
    鎖状態で幌10の前カバー10a下面に当接され
    るシールリツプ27が周方向に沿つて突設され、 前記インナーシール材33は、周辺固定部11
    A上面に当接され、かつ周方向に沿う下シールリ
    ツプ35と、閉鎖状態の幌10の前カバー10a
    下面側に当接され、かつ周方向に沿う上シールリ
    ツプ36とが断面V字状で外側方突出状に形成さ
    れてなることを特徴とする幌式サンルーフ装置の
    シール構造。
JP1985016540U 1985-02-07 1985-02-07 Expired JPH039457Y2 (ja)

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JP1985016540U JPH039457Y2 (ja) 1985-02-07 1985-02-07

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JP1985016540U JPH039457Y2 (ja) 1985-02-07 1985-02-07

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JPS61132119U JPS61132119U (ja) 1986-08-18
JPH039457Y2 true JPH039457Y2 (ja) 1991-03-08

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ID=30503405

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JP1985016540U Expired JPH039457Y2 (ja) 1985-02-07 1985-02-07

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57121925A (en) * 1981-01-19 1982-07-29 Suzuki Motor Co Ltd Sun-roof of car

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57121925A (en) * 1981-01-19 1982-07-29 Suzuki Motor Co Ltd Sun-roof of car

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JPS61132119U (ja) 1986-08-18

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