JPH0393762A - 4‐ハロゲノ‐2‐アルコキシイミノ‐3‐オキソ脂肪酸の製造方法 - Google Patents

4‐ハロゲノ‐2‐アルコキシイミノ‐3‐オキソ脂肪酸の製造方法

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JPH0393762A
JPH0393762A JP1229013A JP22901389A JPH0393762A JP H0393762 A JPH0393762 A JP H0393762A JP 1229013 A JP1229013 A JP 1229013A JP 22901389 A JP22901389 A JP 22901389A JP H0393762 A JPH0393762 A JP H0393762A
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halogeno
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oxo fatty
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Tsutomu Tani
力 谷
Kazuo Maruhashi
和夫 丸橋
Tsutomu Miyagawa
力 宮川
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
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Wako Pure Chemical Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C249/00Preparation of compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton
    • C07C249/04Preparation of compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton of oximes
    • C07C249/12Preparation of compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton of oximes by reactions not involving the formation of oxyimino groups

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セファロスポリン系抗生物質の合成中間体と
して有用な4−ハロゲノ−2−アルコキシイミノ−3−
オキソ脂肪酸の新規な製造方法に関する。
[発明の背景] 4−ハロゲノ−2−アルコキシイミノ−3−オキソ脂肪
酸は、セファロスボリン系抗生物質の7位アミノ基にア
シル基を導入するに際して使用される重要な中間体であ
る。
例えば、現在、主要な修飾基となっている2ー(2−ア
ミノー1,3−チアゾール−4−イル)−2−メトキシ
イミノアセチル基は、主として以下の2種の方法で導入
されるが、いずれも4−ハロゲノ−2ーメトキシイミノ
−3−オキソ酪酸を中間体としている。即ち、第一の方
法は4−ハロゲノ−2−メトキシイミノー3−オキソ酪
酸とチオ尿素との閉環反応によって2−(2−アミノー
1,3−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
酢酸を合成し、そのアミノ基を保護したのち,aクロリ
ド体等の反応性誘導体に導き,セファロスポリン核の7
位アミノ慕とアミド結合を形成せしめる方法(特開昭5
3−103493号公報)であり、第二の方法は閉環反
応とアミド化反応の順序を逆にしたもので、4−ハロゲ
ノ−2−メトキシイミノ−3−オキソ酪酸の反応性誘導
体でセファロスポリン核の7位アミノ基を予めアミド化
しておき、これにチオ尿素を作用させて閉環反応する方
法(特開昭54−98795号、61−143389号
公報)である。
また,他に、上記の2−(2−アミノー1,3−チアゾ
ール−4−イル)−2−メトキシイミノアセチル基のア
ミノ基を水酸基に変換した2−(2−ヒドロキシ−1.
3−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノアセ
チル基もセファロスボリン系抗生物質の修飾基として使
用されるが,その場合においても,チオ尿素の代りにチ
オカルバミン酸エステルを作用させるのみで、4−ハロ
ゲノ−2−メトキシイミノー3−オキソ酪酸が中間体と
して同様に使用される。
このように4−ハロゲノ−2−アルコキシイミノー3−
オキソ脂肪酸は,セファロスボリン系抗生物質の製造に
おいて極めて重要な中間体であるが、その工業的製法に
関しては未だ改良すべき点が多い。
例えば、特開昭54−98795号公報には2−メトキ
シイ主ノー3−オキソ酪酸を直接臭素化して4−ブロモ
ー2−メトキシイミノ−3−オキソ酪酸を合成する方法
が開示されているが,原料の2−メトキシイミノー3−
オキソ酪酸は通常メチルエステル又はエチルエステルと
して得られるので臭素化反応前に水酸化アルカリ等を使
用して加水分解をしなければならず、操作が煩雑である
。また、二の2−メトキシイミノー3−オキソ酪酸は、
目的物である4−ブロモー2−メトキシイミノ−3−オ
キソ酪酸とは異なり.i離酸の形では不安定であるため
、エステル分解反応時又はその後の単離操作中に種々の
分解を受け易く、純度の高い4−ブロモ2−メトキシイ
ミノー3−オキソ酪酸を収率よく得るのが困難である。
一方、このような問題点のうち,後者に関しては、2−
メトキシイミノー3−オキソ酪酸の分解を防止する方法
として、特開昭56−145290号公報に,そのta
rt−ブチルエステルをトリフルオロ酢酸中でエステル
分解して遊m酸にし、トリフルオロ酢酸を留去後,#酸
及び臭化水素酸中で臭素を作用させ、4−ブロモー2−
メトキシイミノー3−オキソ酪酸を製造する方法が開示
されている。
この方法は、酸性下ではtert.−ブチルエステルの
Lert.−ブチル基が、イソブチレンとして脱離する
ことを利用して,加水分解によらずにTiFtJ酸を得
ることにより、水による過度の分解を防止しようとする
ものである.しかしながら,この方法は毒性及び腐食性
の強いトリプルオロ#酸を使用する点,及びそのトリプ
ルオロ#酸を留去するため不安定な2−メトキシイミノ
ー3−オキソ酪酸を加熱処理しなければならない点等に
llIffmがあり、且つ、依然として、操作の煩雑さ
も解消されていない。
[発明の目的] 本発明は、従来法の上記した如き問題点を解決し、簡便
に、且つ、収率よく4−ハロゲノ−2−アルコキシイミ
ノ−3−オキソ脂肪酸を製造する方法を提供することを
目的とする. [発明の構成] 本発明は一般式CI] (式中,RIは水素原子,直鎖状又は分岐状のアルキル
基,環状アルキル基,アリール基又はアラルキル基を表
わし、R2は,置換基を有していてもよい直鎖状又は分
岐状のアルキル基,!!換碁を有していてもよい環状ア
ルキル基,置換基を有していてもよいアリール基又は置
換基を有していてもよいアラルキル基を表わし,R3は
3級アルキル基を表す。) で示される2−アルコキシイミノ−3−オキソ脂肪酸エ
ステルに、エーテル系溶媒中又はエーテル系溶媒と他の
不活性有機溶媒との混合溶媒中で、ハロゲン化剤を作用
させることにより、エステル結合の分解と4位炭素のハ
ロゲン化を1ポットで行うことを特徴とする、一般式[
11コ \ OR2 (式中、Xはハロゲン原子を表わし.R’,R2は前記
と同じ。)で示される4−ハロゲノ−2−アルコキシイ
ミノ−3−オキソ脂肪酸の製造方法の発明である。
即ち、本発明者らは,脂肪酸の3級アルキルエステルが
酸により分解される際、3級アルキル碁がアルコールで
はなくアルケンとしてymmすること,及びアルケンは
ハロゲンとの付加反応で即座にアノレキレンジハライド
になることに着目し、脂肪酸の3級アルキルエステルに
ハロゲン化剤を直接作用させれば、一部脱離したアルケ
ンが順次アルキレンジハライドに変化することにより、
アルケンの生或、即ち、アルキル基の脱離を促進し、ハ
ロゲン化反応とエステル分解反応が同時に進行するので
はないかと考え、鋭意研究を重ねた結果,エーテル系溶
媒中又はエーテル系溶媒と他の不活性有機溶媒との混合
溶媒中で2−アルコキシイξノ−3−オキソ脂肪酸の3
級アルキルエステルに直接ハロゲン化剤を作用させた場
合には、遊離脂肪酸を単離することなく1ボット、且つ
、1工程で4−ハロゲノ−2・アルコキシイミノ−3一
オキソ脂肪酸が得られることを見出し、本発明を完或す
るに至った。
以下,本発明の構或を詳しく説明する。
本発明で用いられる一般式[1]におけるRlとしては
、水素原子,例えば,メチル基,エチル基,プロビル基
,イソプロビル基, tert−プチル基,オクチル基
,ドデシル基等のアルキル基,例えば、シクロプロピル
基,シクロペンチル基,シクロヘキシル基等の環状アル
キル基,例えば、フエニル基,トリル基,キシリル基,
ナフチル基等のアリール基、例えば、ベンジル基,フェ
ネチル基等のアラルキル基等が挙げられ、R2としては
、例えば,メチル基,メトキシメチル基,メチルチオメ
チル基,エチル基,イソプロビル基, tert〜ブチ
ル基,オクチル基,ドデシル基等の置換又はfWtm換
のアルキル基、例えば、シクロプロビル基,シクロペン
チル基,シクロヘキシル基,4−メチルシクロヘキシル
基等の置換又は無置換の環状アルキル基,例えば、フェ
ニル基,4−クロロフェニル基,2−メトキシフェニル
基,トリル基,キシリル基,ナフチル基等の置換又は無
置換のアリール基、例えば,ベンジル基,4−クロロベ
ンジル基,2−メトキシベンジル基,フェネチル基等の
置換又は無置換のアラルキル基等が挙げられ、R′3と
しては,例えば, L:ert−ブチル基, tart
−アミルJJ,t;ert−ヘキシル基等の3級アルキ
ル基が挙げられる。
本発明で用いられるエーテル系溶媒としては、例えば、
ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジイソプロビル
エーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル等を
挙げることができ、特にジイソプロビルエーテルが好ま
しい。
また、エーテル系溶媒との混合溶媒として用い得る不活
性有機溶媒としては、2−アルコキシイミノ−3−オキ
ソ脂肪酸エステルを溶解し、且つ、エステル分解反応及
びハロゲン化反応を阻害しない溶媒であればいずれにて
もよく、例えば、四塩化炭素,クロロホルム,ジクロロ
メタン,1.2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水
素、ベンゼン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素
、n−ペンタン,n−ヘキサン,シクロペンタン,シク
ロヘキサン等の直鎖状又は環状の飽和炭化水素等が挙げ
られるが、特にハロゲン化炭化水素が好ましく、それら
とエーテル系溶媒との混合比は、反応に支障がない程度
にエーテル系溶媒が存在していればよい。
本発明で用いられるハロゲン化剤としては、例えば、塩
素,臭素,沃素等のハロゲン分子、塩化スルフリル,臭
化スルフリル等のハロゲン化スルフリル等が挙げられる
が,特に塩素又は臭素が好ましい. 本発明に於で原料として用いられる一般式[1]で示さ
れる2−アルコキシイミノ−3−オキソ脂肪酸エステル
は,例えば、対応する3−オキソ脂肪酸エステルに氷酢
酸中で亜硝酸ナトリウムを作用させて,2−ヒドロキシ
イミノ−3−オキソ脂肪酸エステルとし,これに塩基性
物質の存在下に、ジアルキル硫酸、アルキルハライド等
のアルキル化剤を作用させることにより容易に合或し得
るので、そのようにして合威したものを用いれば足りる
本発明の製造法は、例えば、以下の如くして容易に実施
される. 即ち、まず,一般式[!]で示される2−アルコキシイ
ミノ−3−オキソ脂肪酸エステルを2〜5倍、好ましく
は2〜3倍のエーテル系溶媒又はエーテル系溶媒を含有
する混合溶媒に溶解し、−30〜80℃、好ましくは−
10〜40℃で,原料エステルに対して1.5〜3モル
のハロゲン化剤を約1〜4時間を要して攪拌下に滴下す
る。その後同温度又は室温で2〜25時間攪拌した後、
水洗、分液して水溶性の副生成物を除去する。この際、
目的物が水層に溶解するのを防止するため,目的物を抽
出し得る非水溶性溶媒を更に追加する等は任意である.
このようにして得られた有機層を適当な乾燥剤で処理し
て、要すれば、減圧下に溶媒を留去すると、目的物であ
る4−ハロゲノ−2−アルコキシイミノ−3−オキソ脂
肪酸を主威分とする残液がペースト状又は油状物として
得られる。
この残液からの目的物の単離操作は、常法に従って行わ
れ、目的物が固体の場合には、キシレン等からの再結晶
により、また、液体の場合には、原料や不純物を選択的
に溶解する溶媒、例えば、n−ヘキサン等でヂカンテー
ションすることによりなされる。
以下に実施例を挙げるが,本発明はこれら実施例により
何等限定されるものではない。
[実施例] 実施例1 (1)2−メトキシイミノー3−オキソ酪W1tert
−ブチルの合成 アセト#fitert−ブチル3 1.6g(0.2モ
ル)を氷酢酸31.6gに溶解し,これに水30mlに
亜硝酸ナトリウム15.2g(0.22モル)を溶かし
た溶液をO〜5℃で2時間を要して滴下し、室温で1時
間攪拌した.反応終了後,水100ml及びジクロロメ
タン100mlを加え、攪拌、静置後分液して水層を除
去した。得られた2−ヒドロキシイミノー3−オキソ酪
酸tert−ブチルのジクロ口メタン溶液に,冷却下、
炭酸カリウム4 1.5 g(0.3モル)を加え、ジ
メチル硫酸27.8g(0−22モル)を20℃で2時
間を要して滴下し,更に同温度でl時間攪拌した.反応
終了後、反応液を水150+1で洗浄し,無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後,溶媒を減圧留去して、2−メト
キシイミノー3−オキソ酪酸tert−ブチル38.O
g(収率95%)を淡黄色油状物として得た。
(2〉4−ブロモー2−メトキシイミノー3−オキソ酪
酸の合成 2−メトキシイミノー3−オキソ酪酸tert−ブチル
20.1g(0.1モル)をジイソプロビルエーテル5
0mlに溶解し、臭素3 2.0 g(0.2モル)を
0〜5℃で1時間30分を要して滴下し,同温度で2時
間攪拌した.反応終了後、水25■lを加えて攪拌、洗
浄し、水溶性の副生成物を除いた.有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後.溶媒を減圧下に留去し、残液をキ
シレン50elから結晶化させて4−ブロモー2−メト
キシイミノー3−オキソ酪酸9.5 g(収率42.4
%)を白色結晶として得た. 融点:76〜78℃ N M R ( CDCI 3 ) :δppm 4.
21(3H,s,−OCILa), 4.38(211
,s,BrCJl,−Co−) − 10.59(1B
,s, −COOII)IR(κBr) : 2930
, 1735.17!0, 1595. 1045am
−’実施例2 (I)2−メトキシイ文ノー3−オキソー4−フェニル
酪酸term−ブチルの合或 実施例1において、アセト酢酸tert−ブチル31.
6g (0.2モル)の代りに、3−オキソー4ーフェ
ニル酪#t.ert−ブチル46.8g(0−2モル)
を使用し、それ以外は実施例1の(1)と全く同様にし
て反応及び後処理を行い,2−メトキシイミノー3−オ
キソー4−フェニル酪酸tert−ブチル50.9g(
収率92%)を淡黄色油状物として得た。
(2)4−ブロモー2−メトキシイミノ−3−オキソー
4−フエニル酪酸の合戒 2−メトキシイミノー3−オキソー4−フェニル酪11
2jert−ブチル2 7.7 g(0.1モル)をジ
イソプロビルエーテル50mlに溶解し,臭素32.0
g(0.2モル)をO〜5℃で1時間50分を要して滴
下した後,同温度で2時間攪拌した。反応終了後,水2
5ffl1を加えて攪拌、洗浄し、水溶性の副生或物を
除去した。
以下,実施例1の(2)と同様に処理して4−ブロモー
2−メトキシイミノー3−オキソー4−フェニル酪酸1
5.7g.(収率44.1%)を白色結晶として得た。
実施例3 (l)2−ペンジルオキシイミノ−3−オキソ酪酸te
rt−ブチルの合成 アセト#atert−ブチル31.6g(0−2モル)
を使用し、実施例lの(1)と同様にして、2−ヒドロ
キシイミノー3−オキソ酪酸tert−ブチルのジクロ
ロメタン溶液を得た.これに冷却下、炭酸カリウム4 
1.5 g<0.3モル)を加え、臭化ベンジル34.
2g(0.2モル)を15〜20℃で2時間を要して滴
下し,更に30〜35℃で10時間攪拌した.反応終了
後、水150mlを加えて洗浄、分液したジクロロメタ
ン溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留
去し,2−ペンジルオキシイくノー3−オキソ酪酸ta
rt−ブチル41.5g(収率93%)を淡黄色油状物
として得た。
(2)2−ペンジルオキシイ主ノー4−ブロモー3−オ
キソ酪酸の合成 2−ペンジルオキシイξノ−3−オキソ酪fitert
−ブチル2 7.7 g(0.1モル)をジイソプロビ
ルエ一テル50mlに溶解し,臭素32.0g(0.2
モル)をO〜5℃で1時間30分を要して滴下し、同温
度で2時間攪拌した.反応終了後,水25mlを加えて
攪拌、洗浄し,水溶性の副生或物を除去した。
以下、実施例1の(2)と同様に処理し、2−ペンジル
オキシイミノ−4−ブロモー3−オキソ酪酸15.4g
を淡黄色飴状物として得た。分析の結果,目的物の純度
は96.3%であった(net収率41.5%). N M R (CDCI 3) :δpp+s 4.3
0(2H,s,BrCIL2−), 5.36(211
ess−QC,thcaHs)* 7.33(5H,s
,−C6Jb−), 9.18(Ill,s,−Coo
旦) I R (neat) : 3020, 1740,1
720, 1800. 1020011−’実施例4 2−メトキシイミノー3−オキソ酪酸tert−ヘキシ
ル22.9 g(0.1モル)をジイソプ口ビルエーテ
ル50mlに溶解し、臭素3 2.0 g(0.2モル
)を0〜5℃で1時間30分を要して滴下し、同温度で
2時間攪拌した.反応終了後、水25mlを加えて攪拌
、洗浄し、水溶性の副生或物を除去した。
以下、実施例1の(2)と同様に処理し、4−ブロモー
2−メトキシイミノー3一オキソ酪酸9.7g(収率4
3.3%)を白色結晶として18た。
実施例5 2−メトキシイξノ−3−オキソ酪酸tert−ブチル
20.1 g(0.1モル)を1.4−ジオキサン50
II+1に溶解し,臭素32.0g(0.2モル)を0
〜5℃で1時間30分を要して滴下し、20℃で20時
間攪拌した。反応終了後,飽和食塩水25ffl1及び
】,2−ジクロロエタン50mlを加えて!ll拌し、
静置後これを分液して水層を除去した。有81/Iを更
に水25mlで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
、1,2−ジクロロエタンを減圧下に留去し、lpU渣
をキシレン50mlから結晶化させて4−ブロモー2−
メトキシイミノ−3−オキソ酪酸9.2g(収率41.
1%)を白色結晶として得た。
実施例6 2−メトキシイξノ−3−オキソ酪酸tert−ブチル
20.1 g(0.1モル)をジイソプロビルエーテル
25II+1及び1,2−ジクロ口エタン25mlに溶
解し、臭素3 2.0 g(0.2モル〉をO〜5℃で
1時間30分を要して滴下し、同温度で2時間攪拌した
反応終了後,水25mlを加えて攪拌、洗浄し、水溶性
の副生或物を除去した。
以下,実施例1の(2)と同様に処理し、4−ブロモー
2−メトキシイミノー3−オキソ酪酸1 0.4 g(
収率46.4%)を白色結晶として得た。
実施例7 2−メトキシイミノー3−オキソ酪酸しcrt−プチル
20.lg(0.1モル)をジイソプロビルエーテル1
0ml及びクロロホルム40mlに溶解し,臭素32.
0g(0−2モル)をO〜5℃で1時間30分を要して
滴下し、同温度で2時Ila攪拌した。反応終了後、水
25m1を加えて攪拌、洗浄し、水溶性の副生威物を除
去した。
以下,実施例1の(2)と同様に処理し、4−ブロモー
2−メトキシイミノー3−オキソ酪i10.2g(収率
45.5%)を白色結晶として得た。
実施例8 2−メトキシイミノー3−オキソ酪酸tert−ブチル
20.1 g(0.1モル)をジイソプロビルエーテル
50mlに溶解し,塩素ガス32.0g(0.45モル
)をO〜5℃で4時間を要して導入した。導入終了後、
水30mlを加えて攪拌,洗浄し、水溶性の副生威物を
除去した。
次いで、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後,溶媒
を減圧下に留去し,残渣にn−ヘキサン60ffllを
加えて不純物を抽出、除去した.残存するn−ヘキサン
を減圧下に留去して,4−クロロー2−メトキシイミノ
−3−オキソ酪酸1 2.8 gを黄色油状物として得
た。分析の結果、目的物の純度は95.2%であった(
net収率67.9%).N M R (CDCI 3
) :δpp+s 4.17(3B,s,−OCIII
), 4.61(21{,S,CICLICO−)− 
8.53(IH,bs,−Coon)I R(neat
) : 3000. 1730. 1705, 160
0. 1040C11−’実施例9 2−メトキシイミノー3−オキソ酪酸tert−ブチル
20.1 g(0.1モル)をジイソプロピルエーテル
50mlに溶解し、塩化スルフリル27.0g(0.2
モル)をO〜5℃で1時間30分を要して滴下し、25
〜30℃で25時間攪拌した。反応終了後、水25口1
を加えて攪拌、洗浄し、水溶性の副生或物を除いた。
次いで、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒
を減圧下に留去し、残液にn−ヘキサン60mlを加え
て不純物を抽出、除去した。残存するn−ヘキサンを減
圧下に留去して、4−クロロ−2−メトキシイミノ−3
−オキソ酪酸1 0.1 gを黄色油状物として得た。
分析の結果、目的物の純度は88.7%であった( n
et収率49.9%).[5@明の効果コ 本発明は,2−アルコキシイミノ−3−オキソ脂肪酸エ
ステルを原料とする4−ハロゲノ−2−アルコキシイ主
ノー3一オキソ脂肪酸のm造において、これまで,夫々
独立した工程としてなされてきたエステル分解反応とハ
ロゲン化反応とを1ポット、且つ,1工程で行うことに
より、製造工程の簡略化と未ハロゲン化脂肪酸の分解の
防止を実現し、m易かつ高**の製造を可能にした点に
顕著な効果を奏するものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、R^1は水素原子、直鎖状又は分岐状のアルキ
    ル基、環状アルキル基、アリール基又はアラルキル基を
    表わし、R^2は、置換基を有していてもよい直鎖状又
    は分岐状のアルキル基、置換基を有していてもよい環状
    アルキル基、置換基を有していてもよいアリール基又は
    置換基を有していてもよいアラルキル基を表わし、R^
    3は3級アルキル基を表す。) で示される2−アルコキシイミノ−3−オキソ脂肪酸エ
    ステルに、エーテル系溶媒中又はエーテル系溶媒と他の
    不活性有機溶媒との混合溶媒中で、ハロゲン化剤を作用
    させることにより、エステル結合の分解と4位炭素のハ
    ロゲン化を1ポットで行うことを特徴とする、一般式[
    II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (式中、Xはハロゲン原子を表わし、R^1、R^2は
    前記と同じ。)で示される4−ハロゲノ−2−アルコキ
    シイミノ−3−オキソ脂肪酸の製造方法。
  2. (2)一般式[ I ]及び一般式[II]におけるR^1
    が水素原子であり、かつ、R^2がメチル基である請求
    項1に記載の4−ハロゲノ−2−アルコキシイミノ−3
    −オキソ脂肪酸の製造方法。
  3. (3)一般式[ I ]におけるR^3が、tert−ブ
    チル基である請求項1又は2に記載の4−ハロゲノ−2
    −アルコキシイミノ−3−オキソ脂肪酸の製造方法。
  4. (4)エーテル系溶媒がジイソプロピルエーテルである
    請求項1から3のいずれかに記載の4−ハロゲノ−2−
    アルコキシイミノ−3−オキソ脂肪酸の製造方法。
  5. (5)不活性有機溶媒がハロゲン化炭化水素である請求
    項1から4のいずれかに記載の4−ハロゲノ−2−アル
    コキシイミノ−3−オキソ脂肪酸の製造方法。
  6. (6)ハロゲン化剤が塩素又は臭素である請求項1から
    5のいずれかに記載の4−ハロゲノ−2−アルコキシイ
    ミノ−3−オキソ脂肪酸の製造方法。
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