JPH0393593A

JPH0393593A - 光情報記録媒体

Info

Publication number: JPH0393593A
Application number: JP1232296A
Authority: JP
Inventors: Tatsuya Sakaeda; 栄田　辰也
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1989-09-07
Filing date: 1989-09-07
Publication date: 1991-04-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は光記録分野に使用することのできる改善された
光情報記録媒体に関する．〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕これま
で、光情報記録媒体として基板上に低敵点金属または低
融点金属と誘電体とからなる記録層を設けたものなどが
提案されているが、これらは保存性が悪い，分解能が低
い，記録密度が低い、製造条件が難しくコスト高になる
などの欠点を有する．そこで，最近になって記録層とし
て金属薄膜に代えて有機色素薄膜を使用することが提案
されている．この有機色素薄膜は融点、分解温度が低く
、熱伝導率も低いので高感度，高密度化の可能性がある
こと，また膜形成がコーティングにより可能なため量産
性が高く、低コスト化が期待できるなどの利点がある．従来、前記有機色素薄膜として，シアニン色素やメロシ
アニン色素等のポリメチン化合物の被膜を用いることは
知られている．しかし、このような色素で構或された記
録層は、熱及び光安定性に劣り、保存性に難点がある上
，再生劣化しやすいという欠点がある．本発明は、熱及び光安定性にすぐれ，再生劣化の改善さ
れたボリメチン化合物を含有する記録層を有する光情報
記録媒体を提供することを目的とする．〔課題を解決するための手段〕上記目的は，光情報記録媒体における記録層中に下記一
般式（１）で表わされる化合物を含有させることにより
達成される．一般式（！）：（上記式中，Ｍは，ニッケル、パラジウム、白金又は銅
を表わす．Ｘ，，Ｘ，，Ｙ，，Ｙ，は、水素、ハロゲン、アルキル
基，ジアルキルアミノ基、アルコキシ基，アリール基又
はアシル基を表わし、Ｘ，，Ｘ，は他の芳香族環と縮合
していてもよい．Ａは、陽イオンを表わす．ｎは、１００００以下の整数である．）本発１’ＪＪの
光情報記録媒体は，基本的には基板上にポリメチン化合
物を主成分とする有機色素及び前記一般式（！）で表わ
される化合物からなる記録層を設けることにより構成さ
れるが、必要に応じて基板と記録層との間に下引き層を
あるいは記録層の上に保護層を設けることができる．ま
た，このようにして構威された一対の記録媒体を記録）
ｄを内側にして他の基板と空間を介して密封したエアー
サンドインチ構造にしてもよくあるいは保昂層を介して
接着した密着サンドインチ（貼合せ）構造にしてもよい
．次に，本発明の光情報記録媒体を構或する材料および各
層の必要特性について具体的に説明する．（１）基板基板の必要特性としては基板側より記録再生を行う場合
のみ使用レーザー光に対して透明でなければならず，記
録側から行う場合は透り』である必要はない．基板材料
としては例えばポリエステル、アクリル樹）指、ボリア
ミド、ポリカーボネート樹脂，ポリオレフイン樹脂、フ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂，ポリイミドなどのプラス
チック、ガラス、セラミックあるいは金属などを用いる
ことができる．なお，基板の表面にはアドレス信号などのプレフォーマ
ットや案内溝のプレグループが形或されていてもよい．（２）記録層記録層はレーザー光の照射により何らかの光学的変化を
生じさせその変化により情報を記録できるもので、その
主成分がポリメチン化合物を土成分とする有機色素から
なり、さらに前記一般式（■）で表わされる化合物が含
有されている．記録特性及び安定性の向上のため，前記
一般式（１）で表わされる化合物は２種以上組合せて用
いてもよい．ボリメチン化合物には、ポリメチン色素，
シアニン色素，メロシアン色素、クロコニウム色素、ピ
リリウム色素，スクアリリウム色素、アズレン色素等が
包含され、その具体例としては．例えば，特開昭５８−
１９４５９５号公報等に記載されているものがある．本発明の記録媒体における記録層には，記録特性及び安
定性向上のために、必要に応じ，他の染料，例えば，フ
タロシアニン系，テトラヒドロコリン系、ジオキサジン
系，トリフェノチアジン系，フェナンスレン系，シアニ
ン（メロシアニン）系、アントラキノン（インダンスレ
ン〉系，キサンテン系，トリフェニルメタン系、クロコ
ニウム系、ビリリウム系，スクアリリウム系，トリフェ
ニルアミン系、アズレン系染料や、金属又は金屈化合物
，例えば、Ｉｎ，Ｓｎ，Ｔｅ，Ｂｉ，ｉ，Ｓｅ，ＴｅＯ
２，ＳｎＯ，Ａｓ，Ｃｄ等を混合分散させてもよく．ま
た積層してもよい。記録層には，その他、高分子材料も
しくは低分子材料，保存安定剤（金属鉗体、フエノーノ
レ系イし合物）、分散剤、難燃剤，滑剤　’ＩＩｆ塑剤
等を含有させることができる．記録Ｊｃ１７の）模ＰＩ
は１００入〜１０ｐ一、好ましくは２００人〜２μ一で
ある。記録ノｎの形成方法としては、蒸着、ＣＶＤ法，
スパツター法の他，溶剤塗工法，例えば、浸漬コーティ
ング，スプレーコーティング、スピナーコーティング、
ブレードコーティング、ローラコーティング、カーテン
コーティング等を川いることができる。

（３）ド引き層下引きＪｆｌは（ａ）接着性の向上、（ｂ）水又はガス
などのバリャー，（Ｃ）記録Ｒクの保イｊ安定性の向上
及び（ｄ）反射率の向上，（ｅ）溶剤からの基板の保謹
、（ｆ）プレグループの形成などを目的として使用され
る。（．）の１−１的に対しては高分子材科、例えば、
アイオノマー樹脂，ポリアミド樹脂、ビニル系樹脂、天
然樹脂、天然高分子，シリコーン、液状ゴムなどの種々
の高分子物質及びシランカップリング剤などを川いるこ
とができ、（ｂ）及び（ｃ）の目的に対しては上記高分
子材料以外に無機化合物，例えば，　ＳｉＯ，，ＭｇＦ
，，ＳｉＯ，ＴｉＯ，，ＺｎＯ，ＴｉＮ，ＳｉＮなど，
金属または半金属，例えば．　Ｚｎ，Ｃｕ，ＳｅＮｉ，
Ｃｒ．Ｇａ，Ｓｓ，Ａｕ，Ａｇ，ｉなどを川いることが
できる．また，（ｄ）の目的に対しては金属、例えば、
Ａｊｌ，Ａｇ等や，金属光沢を有する有機薄膜，例えば
、メチン染料，キサンテン系染料等を用いることができ
，（ｅ）及び（ｆ）の目的に対しては、紫外線硬化樹脂
、熱硬化樹脂、熱可塑性樹脂等を用いることができる．
（４）保護層保護層は，（ａ）記録層をその傷，ホコリ、汚れ等から
保護する，（ｂ）記録層の保存安定性の向上、（ｃ）反
射率の向上等を目的として使用される．これらの目的に
対しては、前記下引き層に示した材料を用いることがで
きる．さらに下引き層や保護層に対しても、前記一般式
（！）で表わされる化合物を含有させることができる．本発明において，前記下引き層及び保護層には、記録層
の場合と同様に，安定剤、分散剤，難燃剤、滑剤，帯電
防止剤，界面活性剤、可塑剤等を含有させることができ
る．本発明においては、ポリメチン化合物の耐光性改良のた
めに、記録層中に前記一般式（１）で表わされる化合物
を用いる．ボリメチン化合物と上記化合物は重量比で３
０：７０−９９：ｌ、好ましくは６０：４Ｇ〜９５：５
の割合で用いられる．次に本発明で用いるのに好ましい化合物の具体例を示す
．化合物例表−１〔実施例〕以下に実施例をあげて本発明をさらに説明するが，本発
明はこれら実施例のみに限定されるものではない。

（実施例１）厚さ１．２ａｍのポリメチルメタクリレート（ＰＭＭＡ
）板（直径１３０ａａ）上にアクリル系フォトポリマー
により深さ２０００人、半値幅０．４ｐｍ、ピッチ１．
６μのらせん状案内溝を設けた基板上に、下記色素（Ａ
）と前記化合物例＆ｌとを１００：１５の重量比で１，
２−ジクロルエタン溶液としてスピナー塗布して厚さ約
８００人の記録層を形成し、記録媒体を得た．（実施例
２）実施例ｌにおいて、前記化合物例ＮＱ１の代わりに前記
化合物例＆２を用いた以外は同様にして記録媒体を得た
．（実施例３）実施例ｌにおいて、上記色素（Ａ）の代わりに下記色素
（Ｂ）を用い、前記化合物例Ｎａｌの代わりに前記化合
物例Ｎｎ５を用いた以外は同様にして記録媒体を得た。

（実施例４）実施例ｌにおいて、上記色素（Ａ）の代わりに下記色素
（Ｃ）を用い、前記化合物例Ｎｃｉｌの代わりに前記化
合物例ＮＱ５を用いた以外は同様にして記録媒体を得た
。

（実施例５）実施例ｌの基板と同様の案内溝形状を有するスタンパー
を用い、射出成形によりポリカーボネート基板を得た．
その上に下記色素（Ｄ）及び前記化合物例＆４を１００
：１２の重量比でメタノール／ｌ，２−ジクロルエタン
（重量比８：２）に溶解させた後、その溶液をスビナー
塗布して厚さ約８００人の記録層を形或し，記録媒体を
得た．（比較例１）実施例ｌにおいて色素のみの記録層とし、記録媒体を得
た．（比較例２）実施例５において色素のみの記録層とし、記録媒体を得
た．（比較例３）実施例４において色素のみの記録層とし、記録媒体を得
た．前記のようにして得た各記録媒体に、波長７９０開の半
導体レーザー光を基板側より記録周波数１．２５ＭＩｌ
ｚ．線速２．ｌｍ／ｓｅｃで情報を書込み，再生し、そ
の再生波形のスペクトル解析（スキャニングフィルター
，バンド幅３０Ｋ｝Ｉｚ）を行い、反射率及びＣ／Ｎを
測定した．さらに、この同じ記録媒体にＩＫＩＩのタン
グステン光を２０時間、距ｆｉ３０ａｍから連続照射し
て再生劣化加速試験を行った後の反射率及びＣ／Ｎを測
定した．この場合、反射率は基板側からの平行光により
測定した。

以上の測定結果を次表に示す。

−Ａ−２〔発明の効果〕

Claims

【特許請求の範囲】

（１）基板上に直接又は下引き層を介してポリメチン化
合物を主成分とする有機色素を含む記録層を設けさらに
必要に応じて保護層を設けてなる光情報記録媒体におい
て、前記記録層中に下記一般式（ I ）で表わされる化
合物を含有させたことを特徴とする光情報記録媒体。一般式（ I ）： ▲数式、化学式、表等があります▼ （上記式中、Ｍは、ニッケル、パラジウム、白金又は銅
を表わす。Ｘ＿１、Ｘ＿２、Ｙ＿１、Ｙ＿２は、水素、ハロゲン、
アルキル基、ジアルキルアミノ基、アルコキシ基、アリ
ール基又はアシル基を表わし、Ｘ＿１、Ｘ＿２、は他の
芳香族環と縮合していてもよい。Ａは、陽イオンを表わす。ｎは、１００００以下の整数である。）