JPH0392061A - 公衆電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、公衆電話機に係り、特にセンタへのアラーム
レポートの再発呼方式の改良に関する。

［従来の技術］ 現在、コイン式やカード式、あるいはコインとカードの
併用式等の種々の公衆電話機が様々な場所に設置され、
広く利用されている。これらの公衆電話機は、電話線に
より、例えば地域毎に設けられたセンタに接続され、管
理されている。

この場合、第５図に示すように、一つのセンタ１により
管理される公衆電話機２は多数存在するため、センタ１
と公衆電話機２とは、交換ａＩｌ３を介して接続される
ようになっている。

ところで、センタ１と各公衆電話機２との間には、各種
データの交換が行なわれている。これは、次の３ＦＪ類
に分けられる。即ち、第１は、公衆電話機２内で発生し
た事故や故障等を、センタ１に自動的に報告するアラー
ムレポートと呼ばれる、各公衆電話機２からセンタ１へ
の一方向（アップ方向）データ通信である。第２は、セ
ンタ１から各公衆電話機２の使用状態等を検出するデー
タポーリングと呼ばれる、センタ１から各公衆電話機２
へさらには各公衆電話機２からセンタ１への両方向のデ
ータ通信である。そして、第３は、センタ１から各公衆
電話機２に対して、種々のデータ変更、例えば電話料金
の変更等を行なわせるために、公衆電話機２内のメモリ
（図示せず）に新しいデータを設定するデータダウンロ
ーディングと呼ばれるセンタ１から各公衆電話機２への
一方向（ダウン方向）データ通信である。

ここで、従来の公衆電話機２に於いては、前述のアラー
ムレポートは、次のようにして行なわれていた。即ち、
第６図に示すように、アラーム検知手段４によって、何
かセンタ１へ報告すべきアラームの発生が検知されたな
らば、アラーム自動送出手段５は、センタ１を自動的に
ダイヤルすることにより、通話ライン（電話線）６を介
してそのアラームをセンタ１に送出する。センタ１は、
このアラームを受けると、その内容を解読して、適当な
対応を取る。

ところが、センタ１は、回線収容数に限りがあり、従っ
て回線ビジーの場合には、アラーム自動送出手段５から
のダイヤリングに応じられない場合がある。このような
場合には、アラーム自動送出手段５は、所定時間経過後
に再びそのアラームを送出するために、センタ１をダイ
ヤリングする。

この動作が、再発呼と呼ばれている。

各公衆電話機２に於ける再発呼は、以下のようにして行
なわれる。即ち、センタ１が回線ビジーのためにアラー
ム自動送出手段５からのダイヤリングに応じられない場
合や、あるいはセンタ１がダイヤリングに応じたとして
も、正しくアラームが伝えられなかった場合には、セン
タ１から所定の応答信号が得られない。よって、相手応
答確認手段７によって、この応答信号の有無を検出する
ことにより、アラームの再発呼が必要か否かが判断され
ることができる。従って、センタ１から所定の応答信号
が得られなかった場合には、相手応答確認手段７は、ア
ラーム自動送出手段５に相手不応答信号Ａを送出すると
共に、タイマ８に計時開始信号Ｂを供給する。しかして
、アラーム自動送出手段５は、相手応答確認手段７から
の相手不応答信号Ａを受けた後、タイマ８からのタイム
アップ信号Ｃの供給に応じて、再びセンタ１をダイヤリ
ングしてアラームを送出する、即ち再発呼を行なう。但
しここで、相手応答確認手段７は、アラーム自動送出手
段５からのダイヤリング開始信号Ｄに応じて、その動作
を開始するものとする。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、このような再発呼方式を採用した公衆電話機
２では、タイマ８は、所定時間即ち一定時間の待機時間
しか設定できないため、緊急にセンタ１に報告しなけれ
ばならないアラームであっても、また緊急度の低いアラ
ームであっても、アラーム自動送出手段５からは、常に
一定時間経過毎にしかアラームの再発呼が行なわれなか
った。

つまり、発生したアラームの緊急度に係わらず、一定時
間毎にしかアラームを送出できなかったため、緊急度の
高いアラームを早くセンタ１に通報できなかった。

本発明は、上記の課題に鑑みて成されたもので、発生し
たアラームの緊急度に応じて待機時間を可変するように
し、以て緊急度の高いアラームを早くセンタに報告でき
る公衆電話機を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するために、本発明による公衆電話機で
は、 公衆電話機内に、複数の緊急度を有する複数のアラーム
のいずれかが発生した時、それを検知するアラーム検知
手段と、 公衆電話機から離隔した位置のセンタに自動的にダイヤ
ルして前記アラーム検知手段で検知された前記アラーム
を断続的に送出することにより、前記アラームを前記セ
ンタに報告するアラーム自動送出手段と、 前記センタからの応答信号に応じて、前記センタが前記
アラームを受けたかどうかを判断する応答確認手段と、 前記応答確認手段によって前記センタが前記アラームを
受けていないと判断された時、外部より設定可能な設定
可能待機時間を計時することにより、前記アラーム自動
送出手段の次のアラーム送出までの待機時間を決定する
タイマと、前記複数の緊急度のそれぞれに応じた複数の
待機時間が予め設定されている待機時間設定手段と、前
記アラーム検知手段で検知された前記アラームの緊急度
を検出し、その緊急度に応じて前記待機時間設定手段か
ら前記待機時間の一つを選択することにより、その選択
された待機時間を前記設定可能待機時間として前記タイ
マに設定する待機時間選択手段とを備えている。

［作用］ 従って、発生したアラームの緊急度に応じてアラーム自
動送出手段の待機時間が可変されることができ、特に緊
急度の高いアラームの場合には、タイマに設定される設
定可能待機時間を短くしてアラーム自動送り出し手段に
頻繁にセンタをダイヤルさせるので、センタにつながる
確率が高くなる。よって、本発明の公衆電話機によれば
、緊急度の高いアラームをセンタに早く通報できるよう
になる。

Ｃ実施例］ 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。

第１図は、本発明の第１の実施例の構成を示す図である
。同図に於いて、従来と同様のものは同じ参照番号を付
し、その説明を省略する。即ち、本実施例の公衆電話機
２は、従来の構成に加えて、可変の計時時間つまり可変
の待機時間を設定可能なタイマ１８と、そのタイマ１８
に選択的に設定される複数の待機時間が予め記憶設定さ
れている待機時間設定手段１つと、その待機時間設定手
段１つに記憶設定されている複数の待機時間の一つを、
アラーム検知手段４で検知したアラームの緊急度に応じ
て選択して、タイマ１８に設定するための待機時間選択
手段２０とを備えるものである。

ここで、待機時間設定手段１つに記憶設定されている複
数の待機時間の個数ｎは、アラーム検知手段４で検知さ
れるアラームの緊急度のグレードの個数に対応している
。しかしながら、各アラームに対応して、細かく設定さ
れていても良いことは勿論である。

第２図は、そのようなアラーム検知手段４で検知される
アラームの例を示している。アラームには、大きく分け
て、破壊や盗難等の外的要因と、故障や事故診断結果等
の内的要因と、その他の要因の３種類がある。緊急度は
、外的要因が最も高く、内的要因、その他の要因の順に
なっている。

外的要因によるアラームとしては、例えば、金庫の盗難
を知らせるアラーム、公衆電話機のケースの扉がこじ開
けられたこと知らせるアラーム、メモリ等を含むユニッ
トを外されたこと、つまりユニットの盗難を知らせるア
ラーム、送受話器が切断されたことを知らせるアラーム
等である。これらのアラームは、センタの係員以外に、
例えば警察等にも通報しなければならないような事件的
なアラームであり、よって非常に緊急を要するものであ
る。

これに対して、内的要因によるアラームは、警察等に通
報する必要はないが、その公衆電話機２の使用が不可能
となったことを知らせるアラームテアルため、なるべく
早くセンタに通知すべきアラームである。この内的要因
によるアラームとしては、例えば、ＲＡＭ等のメモリ異
常やその他の電気回路系等のユニット異常を知らせるア
ラーム、自己診断により発見されたその他の異常を知ら
せるアラーム、金庫が満杯となったことを知らせるアラ
ーム等がある。

また、その他の要因によるアラームは、すぐに公衆電話
機２の使用不可能に通じるものではないので、それほど
緊急度を必要としないアラームでなっている。このその
他の要因によるアラームとしては、例えば、故障復旧を
知らせるアラーム、金庫がまもなく一杯になることを知
らせるアラーム、定期清掃等のメンテナンス終了を知ら
せるアラーム等がある。

次に、上記第１図の構成の公衆電話機２の動作を説明す
る。

即ち、アラーム検知手段４は、何かセンタ（図示せず）
へ報告すべきアラームの発生を検知したならば、そのア
ラームの内容を待機時間選択手段２０に供給する。待機
時間選択手段２０は、その供給されたアラームの内容に
対応する緊急度を検出する。そして、その緊急度に応じ
た待機時間を、待機時間設定手段１９に記憶設定された
複数の待機時間の中から選択し、適当な待機時間をタイ
マ１８に設定する。

また、アラーム検知手段４によって検知されたアラーム
の内容は、アラーム自動送出手段５にも供給される。こ
のアラーム自動送出手段５は、センタを自動的にダイヤ
ルすることにより、通話ライン（電話線）６を介してそ
のアラームをセンタに送出する。センタは、このアラー
ムを受けると、その内容を解読して、適当な対応を取る
。

ここで、センタが回線ビジーのためにアラーム自動送出
手段５からのダイヤリングに応じられない場合や、ある
いはセンタがダイヤリングに応じたとしても、正しくア
ラームが伝えられなかった場合には、センタから所定の
応答信号が得られない。よって、相手応答確認手段７は
、この応答信号の有無を検出することにより、アラーム
の再発呼が必要か否かを判断する。センタから所定の応
答信号が得られなかった場合には、相手応答確認手段７
は、アラーム自動送出手段５に相手不応答信号Ａを送出
すると共に、タイマ１８に計時開始信号Ｂを供給する。

しかして、アラーム自動送出手段５は、相手応答確認手
段７からの相手付応答信号Ａを受けた後、タイマ１８か
らのタイムアップ信号Ｃの供給に応じて、再びセンタを
ダイヤリングしてアラームを送出する、即ち再発呼を行
なう。

ここで、タイマ１８には、前述したようにして発生した
アラームの緊急度に応じた待機時間が設定されている。

従って、アラーム自動送出手段５による再発呼は、緊急
度に応じた待機時間の後に行なわれる。つまり、緊急度
の高いアラームの場合には、短い待機時間の後再発呼が
行なわれ、緊急度の低いアラームの場合には、長い待機
時間の後に再発呼される。

一般には、単位時間当りの再発呼の数が多いほど、即ち
待機時間が短いほど、センタとつながる確率が高くなる
。従って、緊急度の高いアラームが早くセンタに通報さ
れることとなる。

第３図は、マイクロコンピュータを用いて実現した本発
明の第２の実施例の構成を示す図である。

即ち、公衆電話機２の通話回路２１は、センタ１の交換
機３と通話ライン６を介して接続されている。情報受信
回路２２及び情報送信回路２３は、この通話回路２１を
介して、センタ１との情報通信を行なう。情報受信回路
２２で受信された情報は、一時記憶され、制御回路２４
に送出される。

また、情報送信回路２３に対する送信情報は、この制御
回路２４より出力される。

ｍｌ御回路２４は、入出力装置（Ｉ／Ｏ）２５、中央処
理装置（ＣＰＵ）２６、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）
２７、読み書き可能なメモリ（ＲＡＭ）２８で構成され
テイル。Ｒ　Ｏ　Ｍ　２　７　＋．：は、ＣＰＵ２６の
動作手順に加えて、前述したような第１乃至第ｎの待機
時間が記憶されている。

また、ＲＡＭ２８は、タイマの一部として利用されるレ
ジスタＴを含む。

そして、種々の検出器を含むアラーム検知回路２つが、
制御回路２４のＩ／Ｏ２５に接続されている。

次に、このような構成の公衆電話機２の動作を、第４図
（ａ）及び（ｂ）に示すようなフローチャートに従って
説明する。

先ず、アラーム検知回路２つは、アラームを検知すると
、そのアラームの情報をＩ／Ｏ２５を介してＣＰＵ２６
に供給する。ＣＰＵ２６は、このアラームの情報を受け
ると（ステップＳ１）、そのアラームの緊急度を判断す
る。

即ち、先ずアラームの緊急度が第１の待機時間に相当す
る第１のグレードであるか否かを判断し（ステップＳ２
）、第１の待機時間に相当する第１のグレードでないと
判断したならば、次に第２のグレード、第３のグレード
と言うように、順に比較していく。こうして、第（ｎ−
１）の待機時間に相当する第（ｎ−１）のグレードまで
比較する（ステップＳ３）。

こうして比較していく途中で、アラームの相当するグレ
ードが見いだされたならば、そのグレードに対応する待
機時間をＲＯＭ２７から読み出してＲＡＭ２８のレジス
タＴに設定する。例えば、ステップＳ２に於いて、アラ
ームが第１の待機時間に相当する第１のグレードである
と判断されたならば、ＲＯＭ２７に記憶された第１の待
機時間を読み出し、それをＲＡＭ２８のレジスタＴに設
定する（ステップＳ４）。同様に、ステップＳ３に於い
て、アラームが第（ｎ−１）の待機時間に相当する第（
ｎ−１）のグレードであると判断されたならば、ＲＯＭ
２７に記憶された第（ｎ　−　１）の待機時間を読み出
し、それをＲＡＭ２８のレジスタＴに設定する（ステッ
プＳ５）。また、ステップＳ３に於いてＮＯ１つまり第
１乃至第（ｎ　−１）の何れの待機時間に相当するグレ
ードでないと判断されたならば、アラームが第ｎの待機
時間に相当する第ｎのグレードであると判断して、ＲＯ
Ｍ２７に記憶された第ｎの待機時間を読み出し、それを
ＲＡＭ２８のレジスタＴに設定する（ステップＳ６）。

こうして、ＲＡＭ２８のレジスタＴに適当な待機時間が
設定されたならば、ＣＰＵ２６は、Ｉ　／Ｏ　２　５．
情報送信回路２３，及び通話回路２１を介して、通話ラ
イン６にセンタ１へのダイヤル信号及びアラーム情報を
送出する（ステップＳ７）。次に、ＣＰＵ２６は、通話
回路２１．情報受信回路２２，及びＩ／Ｏ２５を介して
受けたセンタ１からの応答信号を判断する（ステップＳ
８）。センタ１から所定の応答信号が得られなかった場
合には、ＣＰＵ２６は、ＲＡＭ２８のレジスタＴの値を
読み出し、その値を内部レジスタＡに設定する（ステッ
プＳ９）。そして、内部レジスタＡの値を「１」デクリ
メン卜し（ステップＳ１０）、その結果の値が「０」に
なったか否かを判断する（ステップＳ１１）。「０」に
なっていなければ、ステップＳ９に戻り、再び内部レジ
スタＡの値を「１」デクリメントする。また、「０」に
なったならば、上記ステップＳ７に戻って、アラームの
再発呼を行なう。

このようにして、ＣＰＵ２６は、発生したアラームの緊
急度のグレードに応じた待機時間をＲＯＭ２７から読み
出してＲＡＭ２８のレジスタＴに格納する。次に、セン
タへアラームを送出し、センタから所定の応答が帰って
こなかった時に、レジスタＴに格納された待機時間を読
み出して、その待機時間を計時する。そして、タイムア
ップした時、センタへアラームを再発呼する。センタか
ら所定の応答が帰ってくるまで、レジスタＴに格納され
た待機時間の計時及びアラームの再発呼を繰り返す。

即ち、発生したアラームの緊急度に応じた待機時間がレ
ジスタＴに設定されるので、再発呼は、緊急度に応じた
待機時間の後に行なわれる。つまり、前述した第１の実
施例と同様に、緊急度の高いアラームの場合には、短い
待機時間の後再発呼が行なわれ、緊急度の低いアラーム
の場合には、長い待機時間の後に再発呼される。従って
、緊急度の高いアラームの場合には、単位時間当りの再
発呼の数が多くなるので、センタとつながる確率が高く
、そのアラームが早くセンタに通報されることとなる。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明の公衆電話機では、発生し
たアラームの緊急度に応じた待機時間がタイマあるいは
レジスタに設定されるので、再発呼が、緊急度に応じた
待機時間の後に行なわれるようになり、よって、緊急度
の高いアラームの場合には、短い待機時間の後再発呼が
行なわれ、単位時間当りの再発呼の数が多くなるので、
センタとつながる確率が高くなり、緊急度の高いアラー
ムを早くセンタに通報することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の公衆電話機の構成を示すブ
ロック図、第２図はアラームの種類を説明する図、第３
図は本発明の第２の実施例の公衆電話機の構成を示すブ
ロック図、第４図（ａ）及び（ｂ）は第３図の公衆電話
機の動作を説明するための一連のフローチャート、第５
図はセンタと公衆電話機の関係を示す図、第６図は従来
の公衆電話機の構威を示す図である。 １・・・センタ、２・・・公衆電話機、３・・・交換機
、４・・・アラーム検知手段、５・・・アラーム自動送
出手段、６・・・通話ライン、７・・・相手応答確認手
段、１８・・・タイマ、１つ・・・待機時間設定手段、
２０・・・待機時間選択手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 公衆電話機内に、複数の緊急度を有する複数のアラーム
   のいずれかが発生した時、それを検知するアラーム検知
   手段と、 公衆電話機から離隔した位置のセンタに自動的にダイヤ
   ルして前記アラーム検知手段で検知された前記アラーム
   を断続的に送出することにより、前記アラームを前記セ
   ンタに報告するアラーム自動送出手段と、 前記センタからの応答信号に応じて、前記センタが前記
   アラームを受けたかどうかを判断する応答確認手段と、 前記応答確認手段によって前記センタが前記アラームを
   受けていないと判断された時、外部より設定可能な設定
   可能待機時間を計時することにより、前記アラーム自動
   送出手段の次のアラーム送出までの待機時間を決定する
   タイマと、 前記複数の緊急度のそれぞれに応じた複数の待機時間が
   予め設定されている待機時間設定手段と、前記アラーム
   検知手段で検知された前記アラームの緊急度を検出し、
   その緊急度に応じて前記待機時間設定手段から前記待機
   時間の一つを選択することにより、その選択された待機
   時間を前記設定可能待機時間として前記タイマに設定す
   る待機時間選択手段とを具備することを特徴とする公衆
   電話機。