JPH0391578A - コーティング用組成物 - Google Patents

コーティング用組成物

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JPH0391578A
JPH0391578A JP22957389A JP22957389A JPH0391578A JP H0391578 A JPH0391578 A JP H0391578A JP 22957389 A JP22957389 A JP 22957389A JP 22957389 A JP22957389 A JP 22957389A JP H0391578 A JPH0391578 A JP H0391578A
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JP
Japan
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polymer
coating composition
photochromic
acrylic
weight
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JP22957389A
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Keiichiro Yamamoto
圭一郎 山本
Takashi Taniguchi
孝 谷口
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フォトクロミック性を有するコーティング用
組成物に関するものであり、シート、フィルムおよび布
帛等にコーティング可能である。
[従来技術] 従来、コーティング用組成物にフォトクロミック機能を
付与する方法として、ウレタン系塗料組成物にフォトク
ロミック性を有する化合物を含有させることを特徴とす
る技術が特開昭63−178193号公報に示されてい
る。
また、ヒドロキシ基を含有するフォトクロミック性物質
をエポキシ樹脂またはウレタン樹脂の前駆体と反応硬化
させることによって得られるフォトクロミック性材料が
特開昭63−51492号公報に開示されている。
[発明が解決しようとする課題] かかる有機フォトクロミック化合物を用いて実用上有用
なコーティング用組成物を得るためには、高分子樹脂マ
トリックス中に該フォトクロミック化合物を安定して含
有させることが要求される。
前述の特開昭63−178193号公報のコーティング
用組成物は、フォトクロミック化合物を単に樹脂中に分
散させているため、溶剤等によってマトリックスから該
フォトクロミック化合物が溶出したり、経時変化により
マトリックス中より該フォトクロミック化合物がブリー
ドアウトしたりするという問題があった。
また、特開昭63−51492号公報のフォトクロミッ
ク性材料においては、耐光性、発色濃度が低いといった
問題点を有していた。
本発明は、かかる従来技術の欠点を解消しようとするも
のであり、耐溶出性および耐ブリードアウト性に優れ、
かつ、耐光性、発色濃度に優れたフォトクロミック性を
有するコーティング用組成物に関するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために下記の構成を有す
る。
「イ、スピロオキサジン化合物を共有結合により含有し
てなり、かつ、炭素数が4以上、20以下のアルキル基
またはアルキレンオキサイド基を側鎖に有するポリマー ロ、アクリル系ポリマーおよび/またはウレタン系ポリ
マー ハ、有機溶媒 を少なくとも含有してなることを特徴とするコーティン
グ用組成物。
本発明のスピロオキサジン化合物は、分子中に重合や縮
合が可能な置換基を有し、共有結合によって他のモノマ
ーと反応し、重合体中に含有される。重合もしくは縮合
可能な置換基とは、ビニル基、アリル基、アクリル基、
メタクリル基、エポキシ基などの重合性置換基や水酸基
、メルカプト基、ハロゲンなどのような他成分と縮合反
応の可能な置換基などがあげられる。
かかる重合あるいは縮合可能な置換基を有するスピロオ
キサジン化合物としては、例えば、特開昭63−937
88号公報、特開昭63−199279号公報、特開昭
63−250380号公報などに記載の化合物を含めて
、l−(メタ)アクリロキシエチル−3,3−ジメチル
インドリノスピロナフトオキサジン、1−(メタ)アク
リルアミドエチル−3,3−ジメチルインドリノスピロ
ナフトオキサジン、1.3.3−トリメチル−9′−(
メタ)アクリロキシインドリノスピロナフトオキサジン
、l、 3.3− トリメチル−5′−(メタ)アクリ
ロキシメチルインドリノスピロナフトオキサジン、1、
3.3− )リフチル−91−ビニルベンゾイロキシイ
ンドリノスピロナフトオキサジン、1,3.3−)リフ
チル−6′−メタクリロキシスピロ[インドリン−2,
2’ −[2+1]フエナンスロ[9,10−bl (
1,4)オキサジンコ、l−イソプロピル−3,3,5
−)サメチル−9°−メタクリロキシスピロ[ベンズ(
g)インドリン−2,3’ −[3H]−ナフト[2,
ib ] (1,4)オキサジン1、l−ベンジル−3
,3−ジメチル−9′−メタクリロキシスピロ[ベンズ
(h)インドリン−2,3’ −[311]−ナフト[
2,l−b ] (1,4)オキサジン]、1−ベンジ
ル−3,3−ジメチル−6′−メタクリロキシスピロ[
ベンズ(g)インドリン−2,2′−フェナンス口[9
,1O−bl(1,4)オキサジンJ、t、3.3.4
−テトラメチル−61−メタクリロキシスピロ[ベンズ
(h)インドリン−2,2’ −[2H]−フェナンス
口[9,10−bl (1,4)オキサジン]などが挙
げられる。
本発明においてスピロオキサジン化合物が共有結合する
他成分(以下、共有結合モノマーとする)としては、前
記スピロオキサジン化合物と重合や縮合により共有結合
し得るモノマーであり、炭素数が4以上、20以下のア
ルキル基、あるいは炭素数が4以上、20以下のアルキ
レンオキサイド基を側鎖に有することが必要である。炭
素数が4以上のアルキル基またはアルキレンオキサイド
基を有することにより、ポリマーに優れた油溶性を付与
することができ、優れた耐光性、さらには高い発色濃度
を有するコーティング用組成物とすることができる。ま
た、炭素数が20を越えると、このポリマーを用いて得
られたコーティング被膜のタック性、フリー性の特性の
低下が大きくなる。
また、共有結合モノマーのすべてが、かかる置換基を有
する必要はなく、かかる炭素数が4以上、20以下のア
ルキル基またはアルキレンオキサイド基以外の置換基を
有するか、あるいは置換基を有さない七ツマ−を、共有
結合モノマーとして含んでいてもよい。全共有結合モノ
マーの30モル%以上においてかかる置換基を有するこ
とが、優れた耐光性、発色濃度を示す点で好ましい。
また、共有結合性モノマーとしては、アクリル系モノマ
ー、スチレン系モノマー、ジエン系モノマー、ビニル系
モノマー、ニトリル系モノマーなどが挙げられるが、中
でも、コーティング被膜の耐光性および耐久性の点でア
クリル系モノマーが好ましい。アクリル系モノマーとは
、アクリレートまたはメタアクリレートであり、炭素数
が4以上、20以下であるアルキル基あるいはアルキレ
ンオキサイド基を有するアクリル系モノマーの具体例と
しては、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ラ
ウリル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリ
レート、n−ステアリル(メタ)アクリレートおよびメ
トキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等
が挙げられる。
また、より耐光性、耐薬品性などを向上させる目的から
、ヒンダードアミノ基を有する(メタ)アクリルモノマ
ー、カルボキシル基含有(メタ)アクリルモノマー、ア
ミノ基含有(メタ)アクリルモノマー、アミド基含有(
メタ)アクリルモノマーなどを共重合させることが好ま
しい。
かかるスピロオキサジン化合物と共有結合モノマーとの
ポリマー化は、付加反応、ビニル重合などの方法によっ
て達成することが可能であるが、とくに反応の容易さ、
添加量コントロールの容易さなどの観点から、ラジカル
重合、特にビニル重合が好ましい。また、ビニル重合と
してはイオン重合、ラジカル重合、放射線重合など、種
々の方法が適用可能であるが、スピロオキサジン化合物
の分解を防止するという意味から、とくに、アゾビスイ
ソブチロニトリル等のアゾ系ラジカル開始剤によるラジ
カル重合が好ましく適用される。
また、本発明において、以上のスピロオキサジン化合物
を共有結合により含有してなる、前記置換基を有するポ
リマー(以下、イ成分という)中に含まれるスピロオキ
サジン化合物の含有量は、発色性、消色性の点から0.
 1重量%から80重量%であることが好ましく、より
好ましくは0゜5重量%から50重量%の範囲である。
また、本発明においてイ成分は、アクリル系ポリマーお
よび/またはウレタン系ポリマー(以下、口成分という
)、および有機溶媒(以下、ハ成分という)中に、溶解
させるか、あるいは、ポリマー微粒子の形態で分散され
た状態で使用することが可能であるが、ポリマー微粒子
として使用する際の、その粒子径としては、分散安定性
および均一な発色性を有する点から0. 1〜100μ
mの範囲であることが好ましい。かかる微粒子の製造方
法としては、分散重合による方法や、重合したポリマー
の機械的粉砕または分散化による微粒子などが挙げられ
る。
本発明においては、口成分であるアクリル系ポリマーお
よび/またはウレタン系ポリマーを用いることによって
、コーティング用組成物に、耐光性、造膜性を付与する
ことができる。
かかるアクリル系ポリマーを製造する方法としては、ラ
ジカル開始剤によるラジカル重合が好ましく適用され、
用いられるモノマーとしては、l)カルボキシル基含有
単量体、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸
、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸など: ■)ヒドロキシ基含有単量体、例えばヒドロキシエチル
アクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒド
ロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキ
シブチルメタクリレート、アリルアルコール、メタアリ
ルアルコールなど: ■)含窒素アルキルアクリレートもしくはメタクリレー
ト、例えばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレートなど: ■)重合性アミド、例えばアクリルアミド、メタクリル
アミドなど: ■)重合性ニトリル、例えばアクリロニトリル、メタク
リルニトリルなど: ■)アルキルアクリレートもしくはメタクリレート、例
えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチル
メタクリレート、2−エチルへキシルアクリレートなど
: ■)重合性芳香族化合物、例えばスチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレンなど: ■)α−オレフィン、例えばエチレン、プロピレン、な
ど: ■)ビニル化合物、たとえば酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニルなど: X)ジエン化合物、例えばブタジェン、イソプレンなど
: XI)イオン性基含有モノマー、例えばスチレンスルホ
ン酸ナトリウム、2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸、(3−スルホプロピル)−メタクリル
酸カリウム、N−(3−スルホプロピル)−N−メタク
リロキシエチル−N、 N−ジメチルアンモニウムベタ
インなど: が例示される。
開始剤としては有機アゾ化合物、有機過酸化物、あるい
はレドックス系開始剤などが挙げられる。
またラジカル重合は、一般的な溶液重合で行われ、用い
られる有機溶媒としては、通常の溶液重合で一般に用い
られている酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤
、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール
系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶
剤、エチルセロソルブ等のアルキレングリコールアルキ
ルエーテル系溶剤、トルエン等の芳香族系溶剤、ヘキサ
ン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶剤が例示される。
また、ウレタン系ポリマーとしては、通常用いられてい
る有機ジイソシアネートと高分子ジオールなどから得ら
れる末端にイソシアネート基を有するプレポリマーを鎖
伸長剤により鎖伸長するプレポリマー法により製造され
たもの、或いは有機ジイソシアネート、高分子ジオール
および鎖伸長剤を同時に反応させるワンショット法によ
り製造されたもの等、公知の方法により製造されたいず
れの化合物も適用できる。
高分子ジオールとしては、ポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテト
ラメチレングリコールなどのポリエーテルジオールを単
独あるいは混合し、或いは該ポリエーテルジオールとポ
リエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリ
プロピレンアジペート、ポリへキサメチレンアジペート
またはポリカプロラクトンなどのポリエステル、更には
これらの共重合タイプポリエステルジオールとを該ポリ
エーテルジオール成分が5%以上含有される様にブレン
ド、或いはポリエーテル・エステル共重合体としたもの
などが用いられる。
有機ジイソシアネートとしては、フェニレンジイソシア
ネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
−4,4′−ジイソシアネートなどの芳香族ジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネートなどの芳香脂肪族
ジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、トリエ
チレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ジ
イソシアネート、水添トリレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、水添ジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネートなどの脂環式ジイソシアネート
があるが、このうち実用上耐熱性、溶液安定性、引張強
力などの機械的特性の良い芳香族ジイソシアネートが好
ましく、ジフェニルメタン−44′−ジイソシアネート
が好ましく使用される。
また、イソホロンジイソシアネートなどの脂環式ジイソ
シアネートは無黄変タイプのポリウレタンが得られるの
で好ましい。
鎖伸長剤としては、水、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、l、4−ブタンジオールなどの低分子ジ
オール、エチレンジアミン、プロピレンジアミンなどの
脂肪族ジアミン、4.4’−ジアミノジフェニルメタン
、トリレンジアミンなどの芳香族ジアミン、ピペラジン
、1.2−又は1.4−ジアミノシクロヘキサン、4.
4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、イソホロンジ
アミンなどの脂環式ジアミン、エタノールアミン、ジェ
タノールアミン、アミノエチルエタノールアミンなどの
アルカノールアミン類、ヒドラジン類、コハク酸ジヒド
ラジッド、アジピン酸ジヒドラジッドなどのジヒドラジ
ッド類などがあるが、耐熱性の点でジアミン化合物が好
ましく、特に実用上4.4′−ジアミノジフェニルメタ
ンが好ましい。又耐光性の点で4.4’ −ジアミノジ
シクロヘキシルメタンがより好ましい。
もちろんこれらを単独或いは併用して用いてもよい。
上記ウレタン系ポリマーの製造は通常溶媒中で行われる
が、適当な溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ジメチルスルホキサイド、メチルエ
チルケトン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、酢酸エ
チル、トルエンなどがあり、なかでもジメチルホルムア
ミドが好ましく用いられる。
本発明のコーティング用組成物の耐溶剤性および耐久性
をさらに向上せしめる目的で、かかるアクリル系ポリマ
ーまたはウレタン系ポリマーを使用する際、メラミン、
エポキシ等を用いる一般に公知の方法により架橋硬化す
ることも好ましい。
本発明のコーティング用組成物中のイ成分の含有量は、
使用方法、発色濃度およびコスト等によって適宜決めら
れるものであるが、中でも、0゜5重量%以上、85重
量%以下の範囲であることが好ましい。0.5重量%未
満では、フォトクロミック特性として十分な発色濃度が
得難く、また85重量%を越えると口成分を使用する意
味がなくなり、また、コーティング用組成物のコストが
高くなる傾向がある。
また、本発明におけるハ成分の有機溶媒としては、前記
イ成分および口成分によって、例えば、エステル系溶媒
、ケトン系溶剤、炭化水素系溶剤、エーテル系溶剤およ
び必要に応じてアルコール系溶剤等の公知の溶剤から任
意に選択して使用することができる。
本発明組成物中には、これまでの成分以外にさらにあら
かじめ着色した色相を有し、光照射によって異なる色相
に変化せしめることを目的に、着色剤として顔料および
染料を添加することも可能である。そうすることにより
、より自由な色調が得られてファツション性の面から有
用である。これらの顔料および染料などは特に限定され
ることはなく、アゾ顔料、フタロシアニン系顔料、ニト
ロおよびニトロソ系顔料、分散染料、塩基性染料、酸性
染料、建染染料、媒染染料および天然染料等の有機顔料
および染料、黄土、バリウム黄、紺青、カドミウムレッ
ド、硫黄バリウム、酸化チタン、ベンガラ、鉄黒、水酸
化アルミニウム、炭酸カルシウム、カーボンブラック等
の無機顔料を単独あるいは混合して使用することができ
、その使用量はイ成分全量に対して0.0005重量%
〜3重量%の範囲がフォトクロミック性の効果が顕著と
なる点から好ましい。
さらに、本発明のコーティング組成物中には耐久性およ
び着色濃度向上を目的に、酸化防止剤、安定剤および増
感剤等を添加することも好ましい。
また、本発明のコーティング用組成物からなるコーティ
ング層の表面に、アクリル系またはウレタン系等のコー
ティング層を設けることにより、前記コーティング層に
おけるフォトクロミック特性の耐光性、耐久性および風
合いの改良を行うことも有効である。
本発明コーティング用組成物は各種基材上に被覆して使
用されるものであるが、基材としては無機ガラス、各種
プラスチック、例えばフィルム、成型物など、さらに布
帛や金属物品などが挙げられる。とくにフィルムや布帛
などの柔軟性があり、伸び縮みするような基材に適用さ
れる場合には、口成分としてウレタン系ポリマーを使用
することが好ましい。
[実施例] 以下に本発明の実施例を挙げるが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
実施例1 ラウリルメタクリレート45重量部、n−ブチルメタク
リレート45重量部、1,3.3−)リフチル−51−
メタクリロキシメチルスピロナフトオキサジン10重量
部の混合モノマーをトルエン100重量部中でアゾ系開
始剤を用いて80℃、10時間重合し、フォトクロミッ
ク性アクリルポリマー溶液を作製した。このフォトクロ
ミック性アクリルポリマー溶液50重量部と大日精化■
製ウレタンポリマー“NE−307′″50重量部とを
混合し、透明粘稠なコーテイング液を調製した。
該コーテイング液をバーコーターを用いてナイロン製布
帛の上に均一に塗布した後、80℃で乾燥してフォトク
ロミック性コーティングシートを作製した。このシート
は、UVランプまたは太陽光により紫外線を照射すると
最大吸収波長600nmを有する青色に発色し、すぐれ
た耐光性と耐洗濯性、特に発色濃度の点で良好な特性を
示した。
実施例2 実施例1で重合作製したフォトクロミック性アクリルポ
リマー溶液30重量部に日本バイエルウレタン■製ポリ
ウレタン“8054″70重量部を配合し、このコーテ
イング液をバーコーターを用いてナイロン布帛の上に均
一に塗布した後、予備乾燥した。
この上に、同ポリウレタン“8054”100重量部、
ブチル化メラミン3重量部およびパラトルエンスルホン
酸0.1重量部からなるオーバーコート液をバーコータ
ーを用いて塗布し、130℃3分間で硬化させた。
得られたフォトクロミック性コーティング布帛は、UV
ランプまたは太陽光により紫外線を照射すると最大吸収
波長600nmを有する青色に発色し、すぐれた耐久性
、耐光性および耐摩耗性を示した。
比較例1 大日精化■製ウレタンポリマー′″NE−307”98
重量部に1.3.3− )リフチルインドリノスピロナ
フトオキサジン2重量部を配合し、均一透明なコーテイ
ング液を調製した。ナイロン布帛上にバーコーターを用
いてこのコーテイング液を塗布した後、80℃で乾燥し
てフォトクロミック性コーティングシートを作製した。
得られたシートはUVランプまたは太陽光により紫外線
を照射すると短時間で深青色に発色し、良好なフォトク
ロミズムを示したが、保存中に該フォトクロミック化合
物がブリードアウトしたり、フォトクロミック特性の耐
洗濯性が悪いという問題点があった。
比較例2 実施例1において、メチルメタクリレート90重量部、
l、3.3−)リフチル−5′−メタクリロキシスピロ
ナフトオキサジン10重量部から得られる共重合ポリマ
ーをイ成分として用いる他は、すべて同様に実施してフ
ォトクロミック性コーティング層を有するナイロン製布
帛シートを作製した。該シートは、紫外線の照射で良好
な発色性を示すものの、発色濃度が薄く、商品特性とし
ては不十分であった。
[発明の効果] 本発明のフォトクロミック性を有するコーティング用組
成物は、スピロオキサジン化合物を油溶性ポリマー中に
共有結合により含有させ、かつ、該ポリマーが特定の置
換基を有することを特徴としており、このため耐久性、
耐溶剤性および耐洗濯性にすぐれ、特に発色時の濃度が
濃いといった特性を有する。
該コーティング用組成物を被覆したシート状物は、フォ
トクロ化合物がブリードアウトするなどの問題もなく、
衣料用、産業用、各種のファッション商品および玩具用
小物などとして有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イ、スピロオキサジン化合物を共有結合により含
    有してなり、かつ、炭素数が4以上、20以下のアルキ
    ル基またはアルキレンオキサイド基を側鎖に有するポリ
    マー ロ、アクリル系ポリマーおよび/またはウレタン系ポリ
    マー ハ、有機溶媒 を少なくとも含有してなることを特徴とするコーティン
    グ用組成物。
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