JPH039022A - 多気筒内燃機関の吸気装置 - Google Patents

多気筒内燃機関の吸気装置

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JPH039022A
JPH039022A JP14069589A JP14069589A JPH039022A JP H039022 A JPH039022 A JP H039022A JP 14069589 A JP14069589 A JP 14069589A JP 14069589 A JP14069589 A JP 14069589A JP H039022 A JPH039022 A JP H039022A
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resonant
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Yasuaki Asaki
泰昭 浅木
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、多気筒内燃機関において、吸気系内の吸気圧
力変動を制御することにより、前記機関の体積効率の向
上を図るようにした、吸気装置、特にその共鳴チャンバ
集合部の改良に関するものである。
(2)従来の技術 多気筒内燃機関の吸気装置において、各気筒を吸気行程
が連続しない気筒群に分割し、各気筒群をそれぞれマニ
ホールドで各別の共鳴チャンバに連通ずるとともに、各
共鳴チャンバの上流に接続する共鳴通路を合流させて大
気に開放することにより共鳴過給系を構成し、吸気干渉
を生じない気筒間の吸気圧力変動が共振する共鳴効果を
利用して機関の体積効率を高めるようにしたものは既に
種々提案されている。
ところで、上記共鳴過給効果は共鳴通路の長さや共鳴チ
ャンバの容積によって決定される特定の固有振動数に機
関の吸気弁の開閉タイミングがマツチングした場合に高
い過給効果が得られるが、機関の回転速度が変化して前
記マツチングが外れると充分な過給効果が得られないと
いう問題かある。このために、吸気系の固有振動数を可
変とし、機関の広い回転域において共鳴過給効果を得よ
うとしたものが既に種々提案されている(例えば、特開
昭62−210219号公報参照)。
上記吸気装置は、吸気系に設けられる共鳴チャンバの上
流に長短2木の共鳴通路が接続されており、切換弁によ
って機関の低速回転域では上記長い側の共鳴通路を共鳴
チャンバに接続し、高速回転域では短い側の共鳴通路を
共鳴チャンバに接続することにより、吸気系の固有振動
数を可変として機関の広い回転域において共鳴過給効果
を得るようになっている。
(3)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の吸気装置は、各共鳴チャンバ
について長短2本の共鳴通路を必要とするため、吸気系
全体の構造が複雑化かつ大形化するという問題点を有し
ている。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、共鳴チ
ャンバと共鳴通路、および前記共鳴通路の長さを可変と
する開閉弁を合理的にレイアウトすることにより、コン
パクトかつ製造が容易な多気筒内燃機関の吸気装置を提
供することを目的とすものである。
B8発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明によれば、前記目的達成のため、上流側からスロ
ットル弁、一対の共鳴通路、一対の共鳴チャンバ、各共
鳴チャンバを吸気行程が連続しない気筒群にそれぞれ各
別に接続する吸気マニホールド、および機関の運転状況
に応じて前記共鳴通路の長さを可変とするようにした開
閉弁とが設けられる多気筒内燃機関の吸気装置において
、前記共鳴通路と前記共鳴チャンバを隔壁を介して併設
で該隔壁に開閉弁を設け、該開閉弁を開放制御すること
により前記共鳴通路を共鳴チャンバに短絡することを第
1の特徴とする。
また本発明は前記第1の特徴に加えて、互いに重ね合わ
された上面開放の下部集合ボックスと、下面開放の上部
集合ボックスと、両集合ボックスの開放面を仕切って隔
壁を構成する板状のバルブユニットとを備え、前記一方
の集合ボックスに前記一対の共鳴チャンバを、前記他方
の集合ボックスに前記一対の共鳴通路を形成するととも
に、前記バルブユニットに前記開閉弁を設けたことを第
2の特徴とする。
(2)作 用 前記第1の特徴によれば、機関の低速運転域では開閉弁
の閉弁制御により共鳴通路の下流端と共鳴チャンバの上
流端とが連通し、機関の低速運転域においてマツチング
する低い固有振動数を有する比較的長い共鳴過給系が構
成される。また機関の高速運転域では開閉弁の開弁制御
により共鳴通路が共鳴チャンバに短絡し、機関の高速運
転域においてマツチングする高い固有振動数を有する比
較的短い共鳴過給系が構成される。
このとき、一対の共鳴通路と一対の共鳴チャンバが共通
の隔壁で仕切られて形成されるので吸気系をコンパクト
に構成することが可能となり、しかも前記隔壁が開閉弁
のハウジングを兼ねるので該開閉弁のための特別のハウ
ジングを設ける必要がなくなり、吸気系の構造の簡略化
と製造コストの低減が可能となる。
また本発明の第2の特徴によれば、上面開放の下部集合
ボックスと下面開放の上部集合ボックスと両集合ボック
スの開放面を仕切る板状のバルブユニットを互いに重ね
合わせ、一方の集合ボックスに一対の共鳴チャンバを、
前記他方の集合ボックスに一対の共鳴通路を形成すると
ともに、前記バルブユニットに開閉弁を設けたので、共
鳴チャンバ、共鳴通路および開閉弁がコンパクトに一体
化されるだけでなく、開閉弁の組付けが容易になって吸
気系の一層の構造の簡略化と製造コストの低減が可能と
なる。
(3)実施例 以下、図面により本発明を■型6気筒内燃機関に実施し
た場合の実施例について説明する。
第1〜5図は本発明の第1実施例を示すもので、第1図
は本発明装置を備えたV型6気筒内燃機関の要部縦断面
図、第2図はそのシリンダブロックの平面図、第3図は
、第1図■−■線に沿う拡大部分平面図、第4図は、第
3図IV−IV線に沿う断面図、第5図は、第4図V−
■線に沿う断面図である。
第l、2図において、前記6気筒内燃機関の機関本体E
は、互いに7字型に配設される一対の左。
右機関ブロックBl、Brを備えており、左、右機関ブ
ロックBj2.Brは、それぞれシリンダブロック1j
2.Irと、そのデツキ面に接合されるシリンダヘッド
2ffi、2rとを備えており、左側シリンダブロック
Ilには3つの左側気筒3!が直列に形成され、また右
側シリンダブロック1rにも、3つの気筒3rが直列に
形成されている。
左側の3つの気筒3!は吸気行程の連続しない、すなわ
ち後述の吸気弁10がオーバラップしない左側気筒群C
lを構成し、また右側の3つの気筒00 3rも吸気行程の連続しない、すなわち後述の吸気弁1
0がオーバラップしない右側気筒群Crを構成している
前記左、右気筒3l、3rには、それぞれ通常のように
ピストン4が摺動自在に嵌合され、これらのピストン4
はコンロッド5を介してクランク軸6に連動される。ま
た前記左、右シリンダヘッド24!、2rには、それぞ
れピストン4に対面する燃焼室7および該燃焼室7に連
通ずる吸、排気ポート8,9が形成され、各吸気ボート
8には、該ポート8が開閉する吸気弁10がそれぞれ設
けられ、また各排気ポート9には、該ポート9を開閉す
る排気弁11がそれぞれ設けられる。そして吸、排気弁
10.11は従来公知の動弁機構12により所定のタイ
ミングを以て開閉作動される。
前記左、右シリンダヘッド24!、2rO複数の吸気ボ
ート8には、後に詳述する吸気系Inが接続され、また
左、右シリンダヘッド21.2rの複数の排気ポート9
には従来公知の排気系(図示せず)が接続される。
次に第2〜5図を参照して前記吸気系Inの構成を詳細
に説明すると、この吸気系Inは前記左右シリンダブロ
ックIJ2.lr間の■空間C内に配設され、エアクリ
ーナAcと、このエアクリーナAcの出口に接続される
吸気通路Piと、該吸気通路Piの下流端に接続される
、左、右一対の共鳴チャンバCr−l、Cr−rを有す
る共鳴チャンバ集合ボックスBgと、前記左、右シリン
ダブロックll′、、lrの、吸気ボート8が開口され
る端面に接合されて前記左、右共鳴チャンバCr−l′
、、  Cr、−rと、右、左気筒群Cr、Cj2とを
それぞれ連通する後述の吸気マニホールドMiとよりな
る。
前記吸気通路Piは、第3図に示すようにエアクリーナ
Acに連なる吸気通路14の下流端にスロットルボディ
15が一体に接続して構成される。
吸気通路14はエアクリーナAcからの吸気を吸入すべ
く中空筒状に形成され、スロットルボディ15は前記吸
気通路14との接続部の下流において左右の分岐通路1
81.18rに2又に分岐している。そして再分岐通路
18jl!、18rの内部には共通の操作部19によっ
て開閉制御されるスロットル弁20l、2Orが設けら
れる。スロットルボディ15の下流端には共鳴チャンバ
集合ボックスBgがボルト16を以て一体に接続される
前記共鳴チャンバ集合ボックスBgは、第4゜5図から
明らかなように、前記スロットルボディ15に接続する
概略直方体状の上面開放の下部集合ボックス21.と、
後述する吸気マニホールドMiと一体に形成される概略
直方体状の下面開放の上部集合ボックス21□と、両集
合ボックス213− II、21゜の開放面にその上下両面が気密に被着され
て隔壁を構成する板状のバルブユニット22よりなり、
これら3つの部材は上下に積層された状態でボルト23
で組立てられる。
第3〜5図から明らかなように前記共鳴チャンバ集合ボ
ックスBHの下部集合ボックス211は機関のクランク
軸6方向、すなわち該ボックス8g内を流れる吸気の流
れ方向に沿って延びる互いに並列する左右の共鳴通路2
5C25rに仕切られており、この左右の共鳴通路25
Il、25rの上流端には前記スロットルボディ15の
左右の分岐通路1B12,18rの下流端がそれぞれ連
通している。また上部集合ボックス212は隔壁24に
よって互いに並列する左、右共鳴チャンバCr−j2.
Cr−rに仕切られており、一方の共鳴チャンバCr−
1は前記一方の共鳴通路251の一上部に、他方の共鳴
チャンバCr−rは前記他方14− の共鳴通路25rの上部に位置している。
前記バルブユニット22には、左、右共鳴チャンバCr
−l、Cr−rの上流端を対応する共鳴通路25j2,
25rの下流端にそれぞれ連通する左右の流入ポー)2
6l′、、26rと、この左、右共鳴チャンバCr−l
、Cr−rと共鳴通路25l′、、25rとを前記流入
ポート261.26rの手前で短絡する左右の弁口27
j2,27rが開口する。さらにバルブユニット22に
は、前記左右の弁口27l、、27rを開放して左、右
共鳴チャンバCr−II、 Cr−rと共鳴通路25l
、、25rとを短絡可能な開閉弁28l、28rが設け
られる。すなわちバルブユニット22には、共通のアク
チュエータ29によって回転駆動される左右2本の弁軸
30l、、30rが前記流入ボート26ffi、26r
および弁口27l、27rの中央部を貫通するように軸
支されており、この弁軸302゜30rには、前記弁口
27l、27rに設けられる矩形板状の弁体31a、3
1bがビス32を以て固着される。このアクチュエータ
29は機関の運転状態に応じて作動制御され、前記開閉
弁281.28rを開閉制御するようになっており、例
えば機関の低速運転時には開閉弁2Bl、28rを閉成
し、またその高速運転時には開閉弁284!。
28rを開放制御する。
前記左側共鳴チャンバCr−j2. Cr−rの上壁に
は、その長手方向に沿ってそれぞれ3つの長円形状をな
す左、右排出ポー)34l、34rが開口される。そし
て左側共鳴チャンバCr−2の3つの排出ポート342
は、後述する吸気マニホールドMiを介して左側共鳴チ
ャンバCr−1とは反対側に位置する右側シリンダブロ
ック1rの3つの気筒3r(吸気順序が連続しない)に
それぞれ連通され、同じく右側共鳴チャンバCr−rの
3つの排出ポート34rは、後述する吸気マニホールド
Miを介して右側共鳴チャンバCrrとは反対側に位置
する左側シリンダブロック12の3つの気筒32(吸気
順序が連続しない)にそれぞれ連通される。
前記吸気マニホールドMiは第l、5図に示すように上
方に凸に彎曲する6本の第1〜第6分配管351〜35
6が左、右共鳴チャンバCr−1゜Cr−rの長手方向
と略直交する方向に一体に並設されて交互に逆方向に交
差して左右にのびており、これらのうち一つ置きの3つ
の第2.第4および第6分配管35□、354および3
56の上流端は左側共鳴チャンバCr−1の3つの排出
ポート34j2にそれぞれ連通されたのち前記共鳴チャ
ンバCr−1と反対側にのびてそれらの下流端が右側シ
リンダブロック1rの3つの気筒3rにそれぞれ連通さ
れ、また残りの、一つ置きの3つ7− の第1.第3および第5分配管35..353および3
5.の上流端は右側共鳴チャンバCr−rの3つの排出
ポート34rにそれぞれ連通されたのち前記共鳴チャン
バCr−rと反対側にのび、それらの下流端が左側シリ
ンダブロックllの3つの気筒3lにそれぞれ連通され
る。
第1図に示すように第1〜第6分配管35.〜35、の
下流端の土壁にはそれぞれ燃料噴射ノズル36が設けら
れる。
次に前記第1実施例の作用について説明する。
機関の運転状態に応じてアクチュエータ29が作動制御
され、たとえばその低速運転状態では開閉弁28C28
rが第3〜5図実線に示すように閉弁制御されてその弁
口271.27rを閉じたときは、左、右共鳴チャンバ
Cr−l、Crrと対応する共鳴通路2542.25r
間の連通が遮断される。この状態では気筒群別の分岐通
路18 8L18rと、気筒群別の共鳴通路25/!、25rと
、気筒群別の左、右共鳴チャンバCr−j2゜Cr−r
と、気筒群別の左、右分配管35.,352.353,
354,355.35− とからなる2系統の吸気系、
すなわら各3つの気筒3j2゜3rからスロットルボデ
ィ15の出口に至る吸気干渉の生じない2系統の共鳴過
給吸気系が構成される。そしてその吸気系の長さは比較
的長く、しかも共鳴チャンバCr−4!、  Cr−r
の容積は、前記共鳴過給系の固有振動数が機関の低速回
転域での各吸気弁10の開閉周期と略一致するように設
定されているため、共鳴過給効果が有効に発揮されて機
関の低速回転域での体積効率が高められる。
機関が高速運転状態になると、アクチュエータ29が作
動して左、右の開閉弁2Bl、28rが開弁制御され、
これまで流入ボー)261.26rを介して連通してい
た左、右共鳴チャンバCr42、Cr−rと共鳴通路2
5C25rが弁口27C27rを介して短絡する。これ
により前記共鳴通路25l′、、25rの実質的な長さ
が減少するとともに、この共鳴通路25L  25rが
共鳴チャンバCr−l、Cr−rの一部となって該共鳴
チャンバCr−l、Cr−rの実質的な容積が増加し、
共鳴過給系の固有振動数が機関の高速回転域での各吸気
弁10の開閉周期と略一致するように高まり、共鳴過給
効果が有効に発揮されて機関の高速回転域での体積効率
が高められる。
上述のように、共鳴チャンバ集合ボックスBgに設けた
左、右共鳴チャンバCr−42,Cr−rと共鳴通路2
54,25rを開閉弁28l、28rを介して短絡・遮
断することにより、機関の低速から高速に至る幅広い運
転状態において高い体積効率を得ることができる。そし
て、共鳴チャンバ集合ボックスBgを上下に積層した上
部集合ボックス21□、下部集合ボックス21−l、お
よびバルブユニット22から構成し、前記上部集合ボッ
クス21□に左、右共鳴チャンバCr−l、Cr−rを
、下部集合ボックス21.に共鳴通路25l、25rを
形成するとともに、バルブユニット22に流入ポート2
6l、26rと開閉弁2842.28rを設けたので、
この共鳴チャンバ集合ボックスBgを極めてコンパクト
に形成することができ、しかもその製造コストを削減す
ることができる。
次に第6図を参照して本発明の第2実施例について説明
する。
第6図は、前記第3図と同じ吸気系の断面図であり、そ
の図中前記第1実施例と同一符号は同一部材を示してい
る。
この第2実施例においては先の実施例における 1 − 左、右共鳴チャンバCr−l、Cr−rと共鳴通路25
l、25rを短絡する左右の開閉弁28!。
28rを、それぞれ2個の開閉弁28l、、28r +
  : 2811 z 、28 r tに分割するとと
もに、開閉弁28j21.28r+をアクチュエータ2
91で回転駆動される弁軸30jL 、30r+に、開
閉弁282□、28rzをアクチュエータ292で回転
駆動される弁軸301z、30rzにそれぞれ装着して
いる。
この実施例によれば、機関の低速回転域では先の実施例
と同様に全ての開閉弁28L、28r;28lz、28
rzが閉鎖され、該低速回転域での体積効率が高められ
る。・そして機関の中速回転域では、一方のアクチュエ
ータ29.を駆動して流入ポート26l、26rに近い
側の開閉弁28L、28r+を開弁制御する。これによ
り前記共鳴通路25l、25rの実質的な長さが僅22
22 かに減少するとともに、この共鳴通路25fi、25r
の一部が共鳴チャンバCr−l、Cr−rの一部となっ
て該共鳴チャンバCr−l、cr−rの実質的な容積が
僅かに増加し、共鳴過給系の固有振動数が機関の中速回
転域での各吸気弁10の開閉周期と略一致するように高
められる。更に機関の高速運転域では両アクチュエーク
29.,29□を駆動して、先の実施例と同様に全ての
開閉弁28l+ 、28r+  ;28j22,28r
zが開放され、該高速回転域での体積効率が高められる
このようにして、上記第2実施例によれば共鳴過給系の
固有振動数が3段階に切換えられるため、低速運転域か
ら高速運転域までの広い範囲で共鳴過給効果が有効に発
揮されて機関の体積効率が高められる。
次に第7,8図を参照して本発明の第3実施例について
説明する。
第7.8図は、前記第3.4図と同じ吸気系の断面図で
あり、その図中前記第1実施例と同一符号は同一部材を
示している。
この第3実施例は内部にスロットルバルブ20′を備え
たスロットルボディ15′の下流に接続される共鳴チャ
ンバ集合ボックスBgが、集合ボックス本体211′と
その上面を覆う蓋体21□′より構成され、その内部は
クランク軸6の長手方向に沿って延びる仕切壁24′で
左右に仕切られている。前記仕切壁24’ の左右には
隔壁を構成する一対のバブユニット22l’ 、22r
’ が前記集合ボックス本体21.′と蓋体21□′に
上下から挟まれた状態で装着されており、この左。
右バルブユニット22ffi’ 、22r’ と前記仕
切壁24′間に一対の共鳴通路25j2’、25rが形
成されている。左、右バルプユニツ)22J2’22r
′の外側には左、右共鳴チャンバCr−1゜Cr−rが
形成され、両共鳴チャンバCr−j2゜Cr−rと共鳴
通路251’ 、25r’の下流端はバルブユニッl−
22l、’ 、22r’ に形た流入ポート26l’ 
、26r’を介して連通している。
バルブユニッl−22l′、’   22r’にはそれ
ぞれ弁口27l’ 、27r’が開口しており、この弁
口27l’ 、27r’ にはアクチュエータ29′に
接続された開閉弁28Il’ 、28r’が開閉在に装
着されている。この開閉弁28r’、28!′は先の実
施例における開閉弁28N、28rと同一の構造を有し
ており、バルブユニット2242’、22r’ に形成
した弁口2’l!’、27r′を貫通する弁軸30l’
 、30r’に矩形状の弁体31ffi’、31r’が
ビス32’を以て固着された構造を有している。
この実施例によれば、機関の低速運転域で開閉弁284
!’ 、28r’が閉鎖され、左、右共鳴通5 25l、’   25 r’ はその全長を介して左、
右共鳴チャンバCr−l′、、  Cr−rに連通する
。これにより通路長さが長く固有振動数の小さい共鳴過
給吸気系が構成されて機関の低速回転域での体積効率が
高められる。
機関が高速運転状態になると、アクチュエータ29が作
動して左、右の開閉弁28l、’、28r′が開弁制御
され、これまで流入ボート26l′26r′を介して連
通していた左、右共鳴チャンバr−l、,Cr−rと共
鳴通路2FM!’、25r′が弁口211’ 、27r
’ を介して短絡して前記共鳴通路25戸、25r’の
実質的な長さが減少するとともに、この共鳴通路25l
′、25r′が共鳴チャンバCr−l、Cr−rの一部
となって該共鳴チャンバCr−l′、、 Cr−rの実
質的な容積が増加し、機関の高速回転域での体積効率が
高められる。
6 そしてこの第3実施例においても、共鳴通路25” +
  25 r’ 、共鳴チャンバCr−l、Crr、バ
ルブユニット22C,22r’ 、および開閉弁28f
’ 、28r’の合理的レイアウトにより、吸気系の構
造の簡略化とコンパクト化が可能となる。
C1発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴によれば、対の共鳴通
路と一対の共鳴チャンバが共通の隔壁で仕切られて形成
されるので吸気系をコンパクトに構成することが可能と
なり、しかも前記隔壁が開閉弁のハウジングを兼ねるの
で該開閉弁のための特別のハウジングを設ける必要がな
くなり、吸気系の構造の簡略化と製造コストの低減が可
能となる。特に、スペースの関係で共鳴通路の上流側に
該共鳴通路相互を連通または遮断する開閉弁を装着する
ことができない場合に本発明を適用すれば有効である。
また本発明の第2の特徴によれば、上面開放の下部集合
ボックスと下面開放の上部集合ボックスと両集合ボック
スの開放面を仕切る板状のバルブユニットを互いに重ね
合わせ、一方の集合ボックスに一対の共鳴チャンバを、
前記他方の集合ボックスに一対の共鳴通路を形成すると
ともに、前記バルブユニットに開閉弁を設けたので、共
鳴チャンバ、共鳴通路および開閉弁がコンパクトに一体
化されるだけでなく、開閉弁の組付けが容易になって吸
気系の一層の構造の簡略化と製造コストの低減が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明の第1実施例を示すもので、第1図
は本発明装置を備えた■型6気筒内燃機関の要部縦断面
図、第2図はそのシリンダブロックの平面図、第3図は
第1図■−■線に沿う拡大部分平面図、第4図は、第3
図■−■線に沿う断面図、第5図は、第4図■−V線に
沿う断面図、第6図は本発明の第2実施例を示すもので
、第3図と同じ吸気系の断面図、第7.8図は、本発明
の第3実施例を示すもので、第7図は第3図と同じ吸気
系の断面図、第8図は第4図と同じ吸気系の断面図であ
る。 Cβ、Cr・・・気筒群、Cr−l、Cr−r・・−左
。 右共鳴チャンバ、Mi・・・吸気マニホールド、20l
、20r;20′・・・スロットル弁、211・・・下
部集合ボックス、21□・・・上部集合ボックス、22
H22l、’ 、22r’ ・・・バルブユニット(隔
壁)、254!、25r;25l、’   25r’・
・・共鳴通路、2Bl、28r ;25jl!’  2
5r’・・・開閉弁  9−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]上流側からスロットル弁(20l、20r;20
    ′)、一対の共鳴通路(25l、25r;25l′、2
    5r′)、一対の共鳴チャンバ(Cr−l、Cr−r)
    、各共鳴チャンバ(Cr−l、Cr−r)を吸気行程が
    連続しない気筒群(Cl、Cr)にそれぞれ各別に接続
    する吸気マニホールド(Mi)、および機関の運転状況
    に応じて前記共鳴通路(25l、25r;25l′、2
    5r′)の長さを可変とするようにした開閉弁(28l
    、28r;28l′、28r′)とが設けられる多気筒
    内燃機関の吸気装置において、 前記共鳴通路(25l、25r;25l′、25r′)
    と前記共鳴チャンバ(Cr−l、Cr−r)を隔壁(2
    2;22l′、22r′)を介して併設して該隔壁(2
    2;22l′、22r′)に開閉弁(28l、28r;
    28l′、28r′)を設け、該開閉弁(28l、28
    r;28l′、28r′)を開放制御することにより前
    記共鳴通路(25l、25r;25l′、25r′)を
    共鳴チャンバ(Cr−l、Cr−r)に短絡することを
    特徴とする多気筒内燃機関の吸気装置。 [2]互いに重ね合わされた上面開放の下部集合ボック
    ス(21_1)と、下面開放の上部集合ボックス(21
    _2)と、両集合ボックス(21_1、21_2)の開
    放面を仕切って前記隔壁を構成する板状のバルブユニッ
    ト(22)とを備え、前記一方の集合ボックスに前記一
    対の共鳴チャンバ(Cr−l、Cr−r)を、前記他方
    の集合ボックスに前記一対の共鳴通路(25l、25r
    )を形成するとともに、前記バルブユニット(22)に
    前記開閉弁(28l、28r)を設けたことを特徴とす
    る請求項[1]記載の多気筒内燃機関の吸気装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60122571U (ja) * 1984-01-27 1985-08-19 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷間始動装置
JPS61125630U (ja) * 1985-01-24 1986-08-07
JPS62101821A (ja) * 1985-10-29 1987-05-12 Honda Motor Co Ltd 多気筒エンジンの吸気装置

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