JPH038999Y2 - - Google Patents

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JPH038999Y2
JPH038999Y2 JP2267284U JP2267284U JPH038999Y2 JP H038999 Y2 JPH038999 Y2 JP H038999Y2 JP 2267284 U JP2267284 U JP 2267284U JP 2267284 U JP2267284 U JP 2267284U JP H038999 Y2 JPH038999 Y2 JP H038999Y2
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temperature
holder
internal circuit
lead wire
electronic thermometer
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JP2267284U
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 ≪考案の分野≫ この考案は、感温素子を備えて体温を電子的に
測る電子式体温計の改良に関する。
≪従来技術とその問題点≫ 従来この種の電子式体温計としては、第1図に
示すように、筒型の合成樹脂製ホルダの先端部に
アルミニウムキヤツプ2の開口部を嵌め込み、感
温素子としてサーミスタ3を樹脂4でモールドし
た感温部品5を、アルミニウムキヤツプ2内に充
填材6を介して固定するとともに、サーミスタ3
からのリード線7をホルダ1の中空部8を通して
内部回転9に接続してなる構造を有している。
なお符号10はホルダ1の中空部8内に充填さ
れた充填材である。
このように構成された電子式体温計にあつて
は、検温する際に被検者の被服とアルミニウムキ
ヤツプ2との間に静電気による放電が生じると、
放電電流がサーミスタ3のリード線7を介して内
部回路9へ流れ、内部回路9の破損を招き易い難
点がある。
そのために、検温不能や正確な検温を確保でき
なくなる問題点があり、近年特に、内部回路9の
回路素子としてC−MOSICなどを用いることが
多いので、静電気による破壊を防ぐ対策が要望さ
れている。
≪考案の目的≫ この考案はこのような状況の下でなされたもの
で、静電気が生じても内部回路の破壊を防止する
ことの可能な電子式体温計の提供を目的とする。
≪考案の構成と効果≫ すなわち本考案は、樹脂製ホルダの先端部に金
属製キヤツプを取り付け、感温素子をモールドし
てなる感温部品をそのキヤツプ内に充填材を介し
て固定し、その感温部品の感温素子から導出され
たリード線を前記ホルダ内を通して内部回路基板
に接続し、その感温部品の外周に導電性被膜を形
成するとともに、この被膜から導出されたアース
用リード線を前記ホルダ内を通して前記内部回路
基板のアースへ接続したものである。
このような構成によれば、たとえ静電気による
放電が生じても感温素子が導電性被膜によつて覆
われているため、キヤツプからの放電電流がその
導電性被膜およびその被膜のリード線を介して内
部回路のアース側へ直接流れるから、内部回路内
の素子の破壊を防止することができる。その結
果、電子式体温計による検温不能や誤つた検温の
発生を防ぐことができる。
≪考案の実施例≫ 以下、本考案の詳細を説明する。なお、従来例
と共通する部分には同一の符号を付す。
第2図および第3図は本考案の電子式体温計の
一実施例を示す縦断面図および分解斜視図であ
る。
両図において、合成樹脂製のホルダ1の先端外
周部には段部11が形成され、この段部11にア
ルミニウムキヤツプ2の開口部が嵌められてアル
ミニウムキヤツプ2がホルダ1の先端部に固定さ
れている。
このアルミニウムキヤツプ2内には感温部品1
2が接着材(充填材)6によつて固定されてい
る。この感温部品12は第4図に示すように、円
板状のチツプ型サーミスタ3を樹脂4によつてモ
ールドするとともに、そのモールドされた樹脂4
外周に銀ペースト13を塗布して形成されてお
り、サーミスタ3からリード線7が導出されると
ともに、銀ペースト13からもダミー導線14が
導出されている。
それらリード線7はホルダ1の中空部8を通つ
て第5図に示すような内部回路9に接続されてお
り、銀ペースト13から延びるダミー導線14も
同様に中空部8を通つて内部回路9の基板アース
に直接接続されている。ホルダ1の中空部8内は
接着材10が充填されている。
なお、内部回路9はサーミスタ3からの信号を
演算して体温を表示する公知のものである。
このように構成された電子式体温計において、
検温する際に被服とアルミニウムキヤツプ2の間
で静電気による放電が生じると、放電電流はアル
ミニウムキヤツプ2、銀ペースト13、ダミー導
線14を介して内部回路9基板のアースに直接流
れるので、内部回路9内の素子の破損を防止する
ことができる。
上述の実施例においては、サーミスタ3をモー
ルドする樹脂4の外周に銀ペースト13を塗布し
たが、本考案にあつてはこれに限らず例えば導電
性の金属メツキ等を施しても本考案の目的達成が
可能であり、サーミスタ3の代りに白金等の感温
素子を用いることも可能である。
さらに、本考案の電子式体温計は、感温部品1
2からのリード線7や銀ペースト13からのダミ
ー導線14を接続する内部回路9を、ホルダ1の
基部内に収納して構成することも可能であるし、
ホルダ1とは別体の構成としてケーブルを用いて
接続する場合にも応用することができる。
以上説明したように本考案の電子式体温計は静
電気に起因する内部回路の破損を防止し、検温不
能や不正確な検温の発生を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子式体温計を示す縦断面図、
第2図および第3図は本考案の電子式体温計の一
実施例を示す縦断面図および分解斜視図、第4図
は第2図に示す感温部品の断面図、第5図は第2
図の内部回路を示す図である。 1……ホルダ、2……金属性キヤツプ(アルミ
ニウムキヤツプ)、3……感温素子(サーミス
タ)、4……樹脂、5,12……感温部品、6…
…充填材(接着材)、7……リード線、9……内
部回路、13……導電性被膜(銀ペースト)、1
4……アース用リード線(ダミー導線)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 樹脂製ホルダの先端部に取り付けられた金属製
    キヤツプと; 前記キヤツプ内に充填材を介して固定され、か
    つ感温素子をモールドしてなる感温部品とを備
    え; 前記感温部品内の感温素子から導出されたリー
    ド線を、前記ホルダ内を通して内部回路基板に接
    続してなる電子式体温計において; 前記感温部品の外周に導電性被膜を形成すると
    ともに、この被膜から導出されたアース用リード
    線を、前記ホルダ内を通して前記内部回路基板の
    アースへ接続してなることを特徴とする電子式体
    温計。
JP2267284U 1984-02-20 1984-02-20 電子式体温計 Granted JPS60135638U (ja)

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JP2267284U JPS60135638U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 電子式体温計

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Publication Number Publication Date
JPS60135638U JPS60135638U (ja) 1985-09-09
JPH038999Y2 true JPH038999Y2 (ja) 1991-03-06

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