JP3590157B2 - 電子体温計用プリント基板、それを用いた電子体温計、及びその製造方法 - Google Patents

電子体温計用プリント基板、それを用いた電子体温計、及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、サーミスタを感温素子とし、体温計測部、体温演算部、表示部をプリント基板上に搭載し、体温を計測する電子体温計にあって、この基板にサーミスタを装着してなる電子体温計用プリント基板、それを用いた電子体温計、及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子体温計としては、腋下温度、口内舌下温度、直腸温度、鼓膜温度等の計測用が実用に供されている。特に腋下温度による体温計測は、体温計測の一般的手技として日本に広く普及している。
【0003】
しかし、腋下温度は、腋下に温度センサ部を挿入し、密着させた皮膚温度を計測するため計測時間が長くなるという問題がある。近年、昇温率をもとに平衡温度を予測する平衡温度予測電子体温計がこの欠点を補う方法として実用に供されている。
【0004】
また、これらの平衡温度予測電子体温計は、直腸温度計測用、腋下温度計測用、口中舌下温度計測用に用いられている。
【0005】
中でも口中舌下温度計測は、口腔内の湿潤した舌下にプロ−ブを挿入して計測するため液中計測に近く、腋下温度計測に比べ体温を短時間で計測できる長所があり、データの再現性も良い。
【0006】
従来、口中舌下温度計に用いる温度センサの感温素子としては価格が安く、出力感度が大きく、抵抗値が各種選定できる感温素子としてサーミスタが使われている。このサーミスタは、ビードサーミスタ、チップサーミスタ等製造手法の違いにより種々のものがあるが、ビードサーミスタのようにサーミスタを電気絶縁物(ガラス、樹脂等)で被覆して、一対の長尺のリード線をラジアル方向に出した構造のものが一般的である。
【0007】
このような口中舌下温度計では、リード線を引き伸ばし、その端部を電気部品を実装したプリント基板に半田付けし、プリント基板と共に電子体温計の筺体に挿入し、金属製のキャップが被冠された先端部に熱伝導性の良好なエポキシ樹脂等の接着剤を流し込んでサーミスタを封じ込めて感温部を形成する。
【0008】
このサーミスタ1にあっては、1対のリード線3は、その先端部をモールドし終端部をラジアル方向に開放して伸びている。このため、終端部ではリード線3の開き具合が一定に保てないこと、更にはリード線が途中屈曲したり変形してその終端部の長さが一致しないために、リード線の終端部の半田付け作業を自動化することが困難であり、手作業に依存せざるを得ないという問題があった(図5)。
【0009】
また、サーミスタ1に用いるリード線3は、銅、銅系合金、アルミニウム、アルミニウム系合金、鉄等を素材とする細経の導線であるが、筺体8を貫通するリード線は屈曲しやすく変形しやすい。このため、エポキシ樹脂を充填した金属キャップ9にサーミスタ先端を挿入する際、サーミスタ1のリード線3が屈曲し、その結果、金属キャップ9内でのサーミスタ1の位置がばらついたり、ある場合はサーミスタ1が金属キャップ9の内壁に接触したり、金属キャップ9の手前でリード線3が絡みついて挿入ができない等の問題があり、電子体温計としての熱応答特性のばらつく原因となっていた(図6)。
【0010】
一方、図4に示すように、プリント基板本体2の一端を細長く延設した延設部2aを設け、エッチングにより表面に平行する二本のリード部を設け、その先端2cに感温素子としてチップサーミスタ1を面実装したものは、筺体部8に電子部品を実装したプリント基板本体2をプロ−ブリード線としても使用できるので極めて経済的であり、他の電子部品同様にサーミスタ1の自動搭載を可能としている。
【0011】
更にエポキシ樹脂を金属キャップ9に充填し、筺体8の開口部8bに金属キャップ9を嵌合しても、プリント基板本体2の延設部2aの形状が強固であるためビードサーミスタのようにリード線が屈曲することがなく、打ち抜き成形により製作されたプリント基板は、長さ寸法が正確で組み立てた体温計の熱応答特性のばらつきが少ないという特徴を有する。
【0012】
しかしながら、サーミスタ1がプリント基板本体2の延設部2aの先端表面に実装(面実装)されるものでは、片面にサーミスタ1が盛り上がる形状になり、先端の細い金属キャップ9はサーミスタ1の端部に接触し絶縁不良を起こすという問題があり、金属キャップ9を大きく形成せざるを得なかった。
【0013】
また、電気的絶縁性を確保するためサーミスタ1の外側にはプリント基板本体2に面実装後シリコーンゴム等による電気絶縁処理剤を塗布していたが、絶縁処理のため電子体温計としてのサーミスタの熱応答特性が十分でないという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来例で示したように、従来の体温計プロ−ブは、実装時のリード線の屈曲によるサーミスタ固定位置のばらつきが起こり、熱応答特性が一定せず、手作業によるプリント基板への半田付け作業のために作業の自動化が阻害され、製品コストが上昇する問題があった。
【0015】
また、プリント基板上にチップサーミスタを面実装する場合においては、電気絶縁処理剤を塗布し、更に形状の大きい金属キャップにエポキシ樹脂を充填し、プリント基板上のサーミスタを挿入するので、実装後の電子体温計の熱応答特性が十分でないという問題点があった。
【0016】
本発明は、上記の欠点を改善するためになされたものであって、感温プロ−ブの熱応答特性に優れ、感温プロ−ブの個々の熱応答特性のばらつきを抑えた電子体温計用プリント基板及びそれを用いた電子体温計ならびにそれらを安価、大量に製造する電子体温計の製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の電子体温計用プリント基板は、電子部品を搭載し、リード線が設けられたプリント基板本体と、プリント基板本体よりも狭い幅で該プリント基板本体の一方の長手方向に所定長延設された延設部とからなり、電子体温計の金属キャップに差し込まれる延設部先端に感温素子を係合するための凹状の切欠形状の係合部設けられ、該係合部に該感温素子が係合されたとき延設部先端は該感温素子より突き出すよう形成されていることを特徴とするものである。 上記目的を達成するため、本発明の電子体温計は、本体部、長手方向に本体部よりも小径に所定長一体的に延設され、開口部を有する小径延設部、表示窓部、小径延設部と反対側の本体部に設けられた開口端部とからなる筐体と、筐体内に設けられた電子体温計用プリント基板と、開口部を被冠する金属キャップ、開口端部を被冠するキャップと、からなる電子体温計であって、該電子体温計用プリント基板は、電子部品を搭載し、リード線が設けられたプリント基板本体と、該プリント基板本体よりも狭い幅で該プリント基板本体の一方の長手方向に所定長延設された延設部とからなり、該金属キャップに差し込まれる延設部先端に感温素子を係合するための凹状の切欠形状の係合部設けられ、該係合部に該感温素子が係合されたとき延設部先端は該感温素子より突き出すよう形成されていることを特徴とするものである。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の電子体温計の製造方法は、電子部品を搭載し、リード線が設けられたプリント基板本体からプリント基板本体よりも狭い幅で一方の長手方向に所定長延設された延設部先端凹状の切欠形状の係合部に、延設部先端が感温素子より突き出すように該感温素子を嵌合させる工程と、リード線と感温素子とを接続部材を介して電気的に接続させる工程と、プリント基板を筐体の開口端部から挿入する工程と、該感温素子を備えた延設部先端部が突出した先端開口部を、液状樹脂が注入された金属キャップにより被冠する工程と、液状樹脂を固化させる工程と、開口端部をキャップにて被冠する工程と、からなることを特徴とするものである。
【0019】
なお、半田付作業の自動化を図るために、この係合部は、凹状の切欠形状にすることが好ましい。
【0020】
また、感温素子の位置決めを容易にし、かつ、半田付作業の自動化を図るために、この係合部に感温素子が嵌合されて固定されることが好ましい。
【0021】
また、半田付作業の自動化を図るために、感温素子とリード線とを電気的に接続する接続部材は、片面を金属面、他面を電気絶縁性フィルムのラミネート構造とし、金属面を感温素子の電極部及び該リード線と向かい合わせにして、電極部及びリード線とを溶接することにより電気的に接続させることが好ましい。
【0022】
また、感温素子の熱応答特性のばらつきを抑え、かつ、応答感度を高めるために、電子体温計を構成するプリント基板本体の延設部に感温素子を設け、体温を計測する電子体温計にあって、延設部の先端部間に凹状係合部を設け、プリント基板内の計測回路よりのリード部をプリント基板表裏面の延設部の凹状係合部の手前まで設けることが好ましい。
【0023】
また、感温素子の熱応答特性のばらつきを抑え、かつ、応答感度を高めるとともに、半田付作業の自動化を図るために、凹状係合部に、幅を凹状係合部と略同一とし厚さをプリント基板本体の厚さと略同一とし、長さを凹状係合部の長さと等しいか略短尺とする略直方体形状のチップサーミスタに厚さ方向の対極面に一対の電極を形成し、電極には金属箔の一端を溶接し、他端を電極より同一方向に突出させる一対のリード線を設けたサーミスタをプリント基板の凹状係合に突出するリード線よりプリント基板表裏面と平行になるように嵌合させ、サーミスタリード線とプリント基板電極部を互いに重なる部分を半田付け等により溶接することが好ましい。
【0024】
また、半田付けの自動化及び製造工程を容易にするために、サーミスタに設けられた電極面から延びるリード線とプリント基板上に設けられたリード線をつなぐ接続は、背面に接着剤を介し電気絶縁性高分子フィルムを接着したものを用いることもでき、この場合、電気絶縁性高分子フィルム上に設けられた金属膜からなる電極面を溶接してプリント基板上に設けられたリード線と電気的に接続するのでこの高分子フィルムは電極面より同等か大きい寸法である電気的な接続部材を使用することが好ましい。
【0025】
また、半田付けの自動化及び製造工程を容易にするために、サーミスタに設けられた電極面から延びるリード線とリード線の接着は、フラックスを含有するクリーム半田による半田付け、半田箔を電極面とリード線の界面に挿入したもの等による半田付けはリフロー炉により溶融接着することが好ましい。
【0026】
【実施例】
以下、添付図面を参照しつつ、実施例に係わるサーミスタ(感温素子)を搭載した電子体温計用プリント基板、それを用いた電子体温計、ならびに電子体温計の製造方法について詳細に説明する。
【0027】
(実施例1)
図1は、本発明の1つの実施例を示すサーミスタを搭載したプリント基板を示す図であり、図1(a)はその斜視図、図1(b)はその長手方向の断面図、図1(c)はその平面図、図1(d)は、電気接続用部材(リード線)及び電極面を備えたサーミスタを示す斜視図である。
【0028】
図2は、図1に示すプリント基板を搭載した電子体温計の外観斜視図であり、図3は、そのA−A′断面図である。
【0029】
図1、図2、図3において、本発明の感温素子として用いるサーミスタ1は、電子回路を搭載するプリント基板本体2の一方の長手方向にプリント基板本体2よりも狭い幅で所定長延設された延設部2aの先端部2cの凹状の切欠を有する係合部(嵌合部)2dに挿入され、嵌合される。
【0030】
なお、プリント基板本体2をガラスエポキシ樹脂等の電気絶縁材料で形成することにより、サーミスタ1が金属キャップ7と電気的に導通することを防止できる。
【0031】
この後、厚さ方向に形成された一対の金属箔状の電極面4a,4bから一体的に延設されたリード線3a′,3b′を、延設部2aの裏表(上下)面にそれぞれ設けられたリード線3a,3bにそれぞれ重ね合わせ、半田付け等により電気的に接続する。
【0032】
先端部2cは、嵌合されたサーミスタ1より若干突き出して形成することにより、サーミスタ1が金属キャップ7と電気的に導通することを防止できる。
【0033】
上記プリント基板本体2を電池6、液晶表示部5とともに筺体8に挿入し、先端部2cは液状のエポキシ樹脂などの合成樹脂を充填したステンレス製の金属製キャップ9と嵌合する。
【0034】
その後、開口端部8aは、プラスチック製キャップ(電池蓋)7を嵌め込んで体温計を完成するものである。このとき、キャップ7と開口端部8aは、液密性を有するようにすることが好ましい。
【0035】
筐体8は、ABS樹脂、SBS樹脂などの耐衝撃性を有する熱可塑性樹脂が好ましく使用される。また、好ましくは顔料などを使用して不透明性を有している。液晶表示部5に対応する表示窓部(不図示)の位置には、スチレン樹脂などの透明性熱可塑性樹脂を2色成形、溶剤接着等により、筐体8に固着してもよい。
【0036】
サーミスタ1は、MnO ,NiO、CoOを適宜配合し混合分散させた後、金型でほぼ円板に成形し、1200℃前後で60分程度焼結したものを0.6mmの厚さに研磨して、銀電極を該円板の上下面に印刷塗布後、700℃、10分で焼き付けたものをサーミスタの素材とした。係合部2dと幅をほぼ同一に形成するために、ダイヤモンド刃でほぼ直方体形状(幅、長さ、厚さをそれぞれ0.5mm,0.5mm,0.6mmの寸法)に切りだしたものを感温素子としてのチップサーミスタとした。
【0037】
さらにチップサーミスタ1には、幅0.3mm、長さ1.0、厚さ0.03mmの銅箔をサーミスタ1のほぼ中央部にクリーム半田を介して長さ方向に一端面をサーミスタ1の端部と一致させて電極部4a,4bとし、他端をサーミスタ1より延設させ、この延設部を裏表(上下)一対のリード線3a′,3b′として形成した。
【0038】
サーミスタの熱応答特性を向上させ、熱応答特性のばらつきを抑え、かつ、半田付けの自動化を図るために、感温素子としてのサーミスタ1は実質的な直方体構造のチップサーミスタとし、対向する裏表(上下)一対の面にそれぞれ貴金属電極面を蒸着法、または焼付け法等により形成したものであり、さらに、クリーム半田を介してその電極面は更に銅または銅合金箔の一端がサーミスタ1の一端とほぼ一致する位置なるように形成し、他端はプリント基板上に設けられた、サーミスタを嵌合する方向に延設された裏表(上下)一対のリード線3a,3bと接続するように延設されている。
【0039】
体温計測に必要な電子回路を実装(搭載)したプリント基板本体2は、一方向の長手方向に所定長延設した、幅1.5mm、厚さ0.6mmの延設部2aを有し、さらに一体的にその先端部2cまで延設される。この延設部2aには温度計測用の計測部より伸びる幅0.3mm、厚さ0.05mmのリード線3a,3bが延設部2a裏表(上下)面の幅方向の中心部に設けられている。この先端部2cには幅方向に幅0.5mm、長さ0.6mmの凹状の切欠を、打ち抜き成形により形成した凹状係合部2dが設けられている。
【0040】
上記サーミスタ1を、プリント基板本体2の裏表に設けられたリード線3a,3bと電極面4a,4bから一体的に延設された1対のリード線3a′.3b′が互いに重なり合うまで係合部2dに挿入して嵌合した。この状態において、サーミスタ1は係合部2dから突出しない。
【0041】
リード線の重なり部分4cは予め延設部2aのリード線3a,3bの重なり面にクリーム半田を印刷により形成しておき、重なり部分4cに上から荷重をかけつつ遠赤外加熱炉の上をコンベアーで通し、半田を溶融接着させた。
【0042】
電子体温計は、サーミスタ1を延設部2aの先端部2cの嵌合部2dに嵌合したプリント基板2に電源スイッチ(不図示)、液晶表示部5、圧電ブザー(不図示)を取り付けて筺体8に開口端部8aより挿入し、筺体8の先端開口部8bから突出した先端部2cは、液状エポキシ樹脂を充填した内径1.75mm、外径2.05mm、長さ8mmの一端部分を閉じた円筒状ステンレス鋼製金属キャップ9に差し込み、さらに金属キャップ9を筺体8に嵌合して組み立てた。
【0043】
筺体8は金属キャップ9を嵌合した先端部8cを下にして静置し、エポキシ樹脂を反応硬化させた。硬化後、電子体温計の筐体8の開口端部8aより電池6を挿入し、プラスチック製キャップ(電池蓋)7を嵌め込んで電子体温計を作成した。電池6としては、マンガン電池、銀電池、アルカリ電池、太陽電池等を使用することができる。なお、電池6は、筐体8への挿入前に予めプリント基板2上に搭載しておいてもよい。
【0044】
作成された電子体温計について、室温(25℃)で、大気雰囲気中で37℃に保持した水槽に素早く先端部8cを差し込んで飽和温度に到達する時間を計測した。
【0045】
サンプルは30本用意して同様の計測を繰り返した。その結果、飽和温度到達時間は平均25秒で、そのばらつき公差は±4秒であった。
【0046】
また、平均的熱応答特性を示すサンプル5本を用意して口中舌下温度を計測して評価したところ飽和温度に到達する時間は平均31秒で、そのばらつき公差は±2秒であった。
【0047】
なお、サーミスタの熱応答特性を向上させ、ばらつきを抑えるために、プリント基板の凹状係合部の幅W1は延設したプリント基板の延設部の先端の幅W2との関係に於いて、W2−W1≧0.1mmを満たし、溝の長さL2はサーミスタの長さL1との関係に於いて L2≧L1、またプリント基板の厚さt2はサーミスタの厚さt1との関係に於いてt2≒t1にするとよい。
【0048】
そのリード線3a′,3b′の幅W3は、特に限定されるものではないが、サーミスタ1の幅W4と略同一〜1/2程度に形成することが好ましく最小0.1mm以上にするとよい。
【0049】
また、サーミスタの熱応答特性を向上させ、ばらつきを抑え、かつ、半田付けの自動化を図るために、電極面4a,4bの長さを0.3mm以上とし、その電極面から延設されたリード線3a′,3b′の長さは、プリント基板2上のリード線3a,3bと重なり合う部分が0.3mm以上となるように形成することが好ましい。
【0050】
同様の目的から、リード線3a,3bの長さの最大値は、サーミスタの長さ以内とし、また、その厚さは20μm〜0.2mmとし、材質としては、銅等の良電気伝導性の金属薄膜(金属箔)であることが好ましい。
【0051】
(実施例2)
図7は、リード線(電気接続用部材)及び電極面をその表面に備えた絶縁性高分子材料を備えたサーミスタを示す斜視図である。
【0052】
表面に幅0.3mm,長さ1mm,厚さ0.025mmの銅箔3a″,3b″が設けられた幅0.5mm,長さ1mm、厚さ0.025mmのポリイミドフィルム(絶縁性高分子フィルム)4a′,4b′を、サーミスタ(実施例1と同様のサーミスタ寸法)を介して銅箔面3a″,3b″が対向するようにし、この銅箔の一端がサーミスタ1の一端とほぼ一致するように裏表に貼り合わせたサーミスタ(図1(e))を用いた以外は、実施例1と同様の方法でプリント基板を作成した。
【0053】
このプリント基板を用いて実施例1と同様に電子体温計として組立て、口中舌下温度を計測して評価したところ飽和温度に到達する時間は平均で30秒で、ばらつき公差は±3秒であった。
【0054】
(実施例3)
実施例1の金属キャップ9を内径高さ1mm、幅1.75mm、コーナーの半径が0.5mm、肉圧0.2mmの楕円形状で一端を閉じたステンレス鋼製金属キャップ9を使用して、これに液状エポキシ樹脂を注入し、実施例1の基板先端部を挿入し、ステンレス鋼製金属キャップ9を筐体8に嵌合させて電子体温計を作成した。
【0055】
これを実施例1と同様に、口中舌下温度を計測して評価したところ飽和温度に到達する時間は平均で28秒で、ばらつき公差は±2秒であった。
【0056】
(実施例4)
実施例1の金属キャップ9をステンレス鋼からアルミニウムに変えて同様にエポキシ樹脂をキャップ9に充填し、先端部2cをアルミニウム製キャップ9に挿入し、これを筺体8に嵌合させて電子体温計を作成した。なお、キャップ9の形状は実施例1と同様とした。
【0057】
これを実施例1と同様に口中舌下温度を計測して評価したところ飽和温度に到達する時間は平均で30秒で、ばらつき公差は±3秒であった。
【0058】
(実施例5)
図8は、銅箔からなるリード線及び電極面(寸法:幅0.3mm、長さ1mm、厚さ0.025mm)をその表面に備えた絶縁性高分子材料を備えたサーミスタを示す斜視図である。実施例1のサーミスタと同一形状、実施例3の絶縁性高分子材料と同一の材料(寸法:幅0.5mm,長さ0.8mm、厚さ0.025mm)を用いている。絶縁性高分子材料(ポリイミドフィルム)の端部をサーミスタ1の端部から0.2mm内側に設けた点が異なる。このサーミスタ1を実施例2と同様にしてサーミスタを備えたプリント基板を作成した。
【0059】
このプリント基板を用いて実施例2と同様に電子体温計として組立て、口中舌下温度を計測して評価したところ飽和温度に到達する時間は平均で30秒で、ばらつき公差は±3秒であった。
【0060】
(比較例1)
体温計測に必要な電子回路を実装したプリント基板本体2の延設部2aは、一方の長手方向に延設し幅1.5mm、厚さ0.6mmの延設部2aを有し、延設部2aには片面に温度計測用の計測部より延設する幅0.2mm、厚さ0.05mmの平行して延設する2本のリード線3a,3bが基板上面の中心部を間隔を0.3mm幅で、延設部先端まで伸びる。その先の先端部に幅0.5mm、長さ0.5mm、厚さ0.6mmのサーミスタ1を半田付けにより取り付けた。サーミスタ1は金属製キャップ9との絶縁性を得る目的で、プリント基板上からシリコーンワニスを厚さ0.1mmに塗布焼付けした。
【0061】
これを内径2.2mm,肉厚0.15mm、長さ9mmのステンレス製金属キャップに液状エポキシ樹脂を注入し、実施例1同様に筺体に嵌合し電子体温計を作成した。
【0062】
作成した電子体温計は室温(25℃)大気中より37℃に保持した水槽に素早く先端部を差し込んで飽和温度に到達する時間を計測した。
【0063】
その結果、飽和温度到達時間は平均65秒で、そのばらつき公差は±8秒であった。
【0064】
また、口中舌下温度を計測して評価したところ飽和温度に到達する時間は平均80秒で、そのばらつき公差は±15秒であった。
【0065】
(比較例2)
体温計測に必要な電子回路を実装したプリント基板本体2から長手方向の一方向に延設された延設部2aより伸びる一対の半田付け端子を設ける。半田付け端子にはビード直径1.5mmのエポキシ樹脂で被覆され、直径0.2mmの半田メッキ銅線からなる長さ50mmの2本のリード線が平行に伸びるビードサーミスタのリード線端子を半田付けにより取り付けた。
【0066】
これを内径2.2mm,肉厚0.15mm、長さ9mmのステンレス製金属キャップに液状エポキシ樹脂を注入し、実施例1同様に筺体に嵌合し電子体温計を作成した。
【0067】
筺体8は金属キャップ9を嵌合した先端部8cを下にして静置し、エポキシ樹脂を反応硬化させた。硬化後体温計後端より電池を挿入し、電池蓋をはめ込んで電子体温計を作成した。
【0068】
作成した電子体温計は室温(25℃)で、大気雰囲気で37℃に保持した水槽に素早く先端部を差し込んで飽和温度に到達する時間を計測した。
【0069】
その結果、飽和温度到達時間は平均70秒で、そのばらつき公差は±23秒であった。
【0070】
口中舌下温度を計測して評価したところ飽和温度に到達する時間は平均75秒で、そのばらつき公差は±30秒であった。
【0071】
また、作成した体温計を分解し熱応答特性のばらつきを解析したところ、上述の従来例で示したのと同様に、いずれもリード線3a,3bが屈曲したり、撚れてしまったものであり、このようなサーミスタ1はリード線3a,3b間あるいは金属製キャップ9とサーミスタ1間の電気的絶縁性が低下しており、電子体温計が誤動作する原因となっていた。
【0072】
なお、実施例としては、口中舌下温度計の例を示したが、これらの実施例に限定されるものではなく、直腸温度計用、腋下温度計用にも適用することができる
【0073】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明に従った電子体温計用プリント基板は、電子部品を搭載し、リード線が設けられたプリント基板本体と、プリント基板本体よりも狭い幅で該プリント基板本体の一方の長手方向に所定長延設された延設部とからなり、電子体温計の金属キャップに差し込まれる延設部先端に感温素子を係合するための凹状の切欠形状の係合部設けられ、該係合部に該感温素子が係合されたとき延設部先端は該感温素子より突き出すよう形成されていることを特徴とするものであるので、リード線の屈曲がなく、感温素子(サーミスタ)と金属キャップとの電気的な導通が防止でき、感温素子(サーミスタ)の熱応答速度が速く、精度の高い電子体温計用のプリント基板として適用できる。
【0074】
本発明に従った電子体温計は、本体部、長手方向に本体部よりも小径に所定長一体的に延設され、開口部を有する小径延設部、表示窓部、小径延設部と反対側の本体部に設けられた開口端部と、からなる筐体と、筐体内に設けられた電子体温計用プリント基板と、開口部を被冠する金属キャップ、開口端部を被冠するキャップと、からなり、電子体温計用プリント基板は、電子部品を搭載し、リード線が設けられたプリント基板本体と、プリント基板本体よりも狭い幅で該プリント基板本体の一方の長手方向に所定長延設された延設部とからなり、該金属キャップに差し込まれる延設部先端に感温素子を係合するための凹状の切欠形状の係合部設けられ、該係合部に該感温素子が係合されたとき延設部先端は該感温素子より突き出すよう形成されていることを特徴とするので、リード線の屈曲がなく、感温素子(サーミスタの位置決めが容易で、感温素子(サーミスタ)と金属キャップとの電気的な導通が防止でき、感温素子(サーミスタ)の熱応答速度が速く、製品間にばらつきの少ない、精度の高い電子体温計が得られる。
【0075】
さらに、本発明に従った電子体温計の製造方法は、電子部品を搭載し、リード線が設けられたプリント基板本体から該プリント基板本体よりも狭い幅で一方の長手方向に所定長延設された延設部先端凹状の切欠形状の係合部に、延設部先端が感温素子より突き出すように該感温素子を嵌合させる工程と、リード線と感温素子とを接続部材を介して電気的に接続させる工程と、プリント基板を筐体の開口端部から挿入する工程と、該感温素子を備えた延設部先端部が突出した先端開口部を、液状樹脂が注入された金属キャップにより被冠する工程と、液状樹脂を固化させる工程と、該開口端部をキャップにて被冠する工程と、からなることを特徴とするので、リード線の屈曲がなく、感温素子(サーミスタの位置決めが容易で、半田付などの作業が自動化でき、製造コストの低減化が図られ、感温素子(サーミスタ)と金属キャップとの電気的な導通が防止でき、感温素子(サーミスタ)の熱応答速度が速く、精度の高い電子体温計が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1に係わるサーミスタを搭載する電子体温計用のプリント基板を示す図である。
【図2】図1のプリント基板を挿入し、製作した電子体温計の外観斜視図である。
【図3】本願発明の実施例1に係わる電子体温計の実装断面図である。
【図4】比較例1に記載の従来のサーミスタをプリント基板上に表面実装した電子体温計の断面図である。
【図5】比較例2に記載のビードサーミスタをプリント基板の端子部分にリード線を介して接続した電子体温計の長手方向断面図である。
【図6】従来例の電子体温計の長手方向断面図である。
【図7】本願発明の実施例2に係わるサーミスタを示す斜視図である。
【図8】本願発明の実施例5に係わるサーミスタを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…サーミスタ、2…プリント基板、3…リード部、4…金属箔(リード線)、5…液晶表示部、6…電池、7…プラスチック製キャップ、8…体温計筺体、9…金属製キャップ

Claims (6)

  1. 電子体温計用のプリント基板であって、該プリント基板は、電子部品を搭載し、リード線が設けられたプリント基板本体と、該プリント基板本体よりも狭い幅で該プリント基板本体の一方の長手方向に所定長延設された延設部とからなり、電子体温計の金属キャップに差し込まれる延設部先端に感温素子を係合するための凹状の切欠形状の係合部設けられ、該係合部に該感温素子が係合されたとき延設部先端は該感温素子より突き出すよう形成されていることを特徴とする電子体温計用プリント基板。
  2. 本体部、長手方向に該本体部よりも小径に所定長一体的に延設され、開口部を有する小径延設部、表示窓部、該小径延設部と反対側の本体部に設けられた開口端部と、からなる筐体と、該筐体内に設けられた電子体温計用プリント基板と、該開口部を被冠する金属キャップ、該開口端部を被冠するキャップと、からなる電子体温計であって、該電子体温計用プリント基板は、電子部品を搭載し、リード線が設けられたプリント基板本体と、該プリント基板本体よりも狭い幅で該プリント基板本体の一方の長手方向に所定長延設された延設部とからなり、該金属キャップに差し込まれる延設部先端に感温素子を係合するための凹状の切欠形状の係合部設けられ、該係合部に該感温素子が係合されたとき延設部先端は該感温素子より突き出すよう形成されていることを特徴とする電子体温計。
  3. 電子体温計の製造方法であって、電子部品を搭載し、リード線が設けられたプリント基板本体から該プリント基板本体よりも狭い幅で一方の長手方向に所定長延設された延設部先端凹状の切欠形状の係合部に、延設部先端が感温素子より突き出すように該感温素子を嵌合させる工程と、該リード線と該感温素子とを接続部材を介して電気的に接続させる工程と、該プリント基板を筐体の開口端部から挿入する工程と、該感温素子を備えた延設部先端部が突出した先端開口部を、液状樹脂が注入された金属キャップにより被冠する工程と、該液状樹脂を固化させる工程と、該開口端部をキャップにて被冠する工程と、からなることを特徴とする電子体温計の製造方法。
  4. 該延設部先端の厚さが該感温素子の厚さがほぼ同じであることを特徴とする請求項1に記載の電子体温計用プリント基板。
  5. 該係合部に該感温素子が嵌合されて固定されていることを特徴とする請求項1または4に記載の電子体温計用プリント基板。
  6. 該感温素子と該リード線とを電気的に接続する接続部材は、片面を金属面、他面を電気絶縁性フィルムのラミネート構造とし、該金属面を該感温素子の電極部及び該リード線と向かい合わせにして、該電極部及び該リード線とを溶接することにより電気的に接続させたことを特徴とする請求項1,4,5のいずれかに記載の電子体温計用プリント基板。
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