JPH0389836A - 無刷子電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用エアコン等の送風ファン駆動源として用
いられる無刷子電動機に関するものである。

従来の技術 近年、家庭用エアコン等空調機器においては、コンプレ
ッサの能力を制御することが主流になりつつある。そし
てこれに伴い、熱交換機への送風量も幅広く多段的に調
整することが要求され、これらの要望を満たすものとし
て従来使われていたファンの駆動源であった誘導電動機
に代わって速度調整が容易な無刷子電動機を直流電源で
運転する方法が採用されつつある。

一方この種の無刷子電動機に対して軽薄短小化への要望
は強いものがある。この無刷子電動機の駆動方法として
、モータ部と駆動回路部とを樹脂モールド中に一体的に
埋設する方法があり、この例として特願昭６０−９００
５３号がある。

以下図面を参照しながら、上述した従来例について説明
する。

第４図は特願昭６０−９００５３号記載の無刷子電動機
の固定子巻線組立て状態図である。

図において、固定子鉄心１は鉄板の積層で構成され、鉄
心絶縁２が鉄心１との一体成形又は、成形品の鉄心への
挿入により形成されている。鉄心絶縁２の施された鉄心
１の歯部１ａに対して巻線３が巻装されている。この時
、鉄心絶縁２のシュラウド部２ａ、２ｂは巻線が崩れる
のを防止し、同時にシュラウド部２ａの内径面にはセン
サ固定台８の挿入のための溝２ｃが設けられている。−
方プリント基板４はその外周に巻線引っ掛は溝４ａや巻
線端巻き付突起４ｂを有しながらも略ドーナツ状に形成
してあり、これに対して、ドライバＩＣ５，パワートラ
ンジスタアレイ６ａ及び６ｂの主要３部品が略等分ピッ
チで略放射状に配置されている。

ホール素子を利用した位置センサ７は電気角１２０度の
ピッチとなる様成形されたセンサ固定台８に挿入されセ
ンサ固定台８と共にプリント基板４に装着される。

又、小信号トランジスタ９や固定抵抗器１０゜ジャンパ
線１１．コンデンサ１２等もそれぞれプリント基板４を
巻線済みの固定子鉄心１に装着した時、巻線３やシュラ
ウド部２ａ、２ｂに接触あるいは干渉しない位置に装着
される。

プリント基板４には樹脂成形時に金型内でプリント基板
４を定位置に保持するとともに、成形後の電動機組立時
に通しボルトあるいはリベット等を挿通ずるための穴を
成形する金型ビンを挿通する為の穴４ｃが設けられてい
る。

更にプリント基板４には電源供給のためのリード線群１
３も取り付けられており、樹脂成形時にリード線群１３
を熱と圧力から保護するための目出ブツシュ１４がリー
ド線群１３に固定される。

この時、日出ブツシュ１４とプリント基板４の干渉を防
止し、口出ブツシュ１４の位置を決める為にプリント基
板４に位置決め溝４ｄが設けられるとともに鉄心絶縁２
との位置決め用の穴４ｅも設けられる。

以上の様に構成した巻線済の固定子鉄心１と部品装着済
のプリント基板４は、第５図の巻線完成側面図に示すよ
うにシュラウド部と隣のシュラウド部との間にトライバ
ＩＣ５やパワートランジスタアレイ６ａ、６ｂが位置し
、シュラウド部の軸方向先端がプリント基板面に当接さ
れる様に組合されて固定巻線完成品１５となる。

第６図はこの状態の斜視図で、巻線端３ａはプリント基
板４の巻線引っ掛は溝４ａに引っ掛けたあと、巻線端巻
付突起４ｂに巻付けられ、半田等で導電固定されている
。第６図においてはプリント基板面のプリント配線及び
駆動回路用部品リード穴等は図示していない。

固定子巻線完成品１５は樹脂成形され固定子となる。

発明が解決しようとする課題 以上のような従来例において、プリント基板４はコスト
上の問題から紙基材エポキシ基板等を採用しているが、
最近の金属ベース基板の普及と、モータの性能向上の要
望等により、放熱特性のすぐれたアルミベース基板に表
面実装用駆動回路部品を搭載して、回路基板の小型化を
計るケースが多くなっている。ところが、金属ベース基
板を用いる場合、駆動巻線のコイルエンド部と金属ベー
ス基板上の駆動回路とを接続するには、従来例における
方法では、巻線引っ掛は溝４ａや巻線端巻き付は突起４
ｂに追加の絶縁処理を実施する必要がある。又、絶縁処
理のバラツキにより信頼性。

特性の問題もあり、大幅なコストアップとなっている。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、駆動巻線
と金属ベース基板との短絡による駆動回路のショートな
どのトラブルを防ぎ、駆動巻線の巻線端と金属ベース基
板上の駆動回路との接続を容易にするものである。

課題を解決するための手段 本発明は、前記従来例の問題点を解決する為に次の様な
手段を講する。

すなわち、複数のスロットを有する環状の固定子鉄心と
、前記固定子鉄心歯部に絶縁層を介して施した駆動巻線
と、駆動回路部品と巻線接続用端子とを装着した金属ベ
ース基板とを備え、前記駆動巻線の巻線端と前記巻線接
続用端子とを電気的に接続してなるものである。

作用 以上の構成によれば、金属ベース基板に設けた巻線接続
用端子は駆動巻線の巻４１！：４を金属ベース基板に接
触することなく接続し、かつ機械的にも強固に固定され
る。したがって、駆動巻線と金属ベース基板との短絡に
よる駆動回路のショートによるトラブルを防ぐことがで
きる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。なお、上記従来例の構成と同一機能部品は同一
番号を付し、その説明を省略する。

第１図は本発明の実施例の無刷子電動機の固定子巻線組
立状態図である。

第１図において金属ベース基板４ｅの一方の面上には、
絶縁層を介してプリント配線が形成されており、そのプ
リント配線上にドライバＩＣ５や位置センサ７やその地
表面実装用駆動回路部品と巻線接続用端子１６が搭載さ
れている。

樹脂封止部１７にはパワートランジスタなどのベアチッ
プ部品が実装されている。

以上の巻線済み固定子鉄心１と部品装着済みの金属ベー
ス基板４ｅは、第２図の巻線完ｔｉ、側面図に示すよう
にシュラウド部の軸方向先端が金属ベース基板の駆動回
路部品搭載面に当接される様に組合されて固定子巻線完
成品１５となる。

第３図はこの状態の斜視図で、巻線端３ａは金属ベース
基板４ｅの巻線接続用端子１６に引っ掛けた後、巻き付
けられ、半田等で導電固定されている。以上のような構
成にすることにより、駆動巻線のコイルエンド部と金属
ベース基板との短絡もなく、駆動回路のショートによる
トラブルを防ぐことが出来、金属ベース基板上の駆動回
路と駆動巻線との信頼性の高い接続が得られる。そして
、この固定子巻線完成品１５は電気絶縁性を有する熱硬
化性樹脂で成形される。

発明の効果 以上のように本発明は、複数のスロットを有する環状の
固定子鉄心と、前記固定子鉄心歯部に絶縁層を介して施
した駆動巻線と、駆動回路部品と巻線接続用端子板とを
装着した金属ベース基板とを備え、前記駆動巻線のコイ
ルエンド部と前記巻線接続用端子板とを半田接続してな
る構成により、駆動巻線の巻線端と金属ベース基板との
短絡もなく、駆動回路のショートによるトラブルも防げ
、金属ベース基板上の駆動回路と駆動巻線との接続も信
頼性の高いものが得られ、優れた無刷子電動機を実現で
きるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における無刷子電動機の固定子
巻線組立状態図である。第２図は本実施例における巻線
完成側面図、第３図は斜視図、第４図は従来例における
固定子巻線組立状態図、第５図は巻線完成側面図、第６
図は斜視図である。 １・・・・・・鉄心、１ａ・・・・・・歯部、２・・・
・・・鉄心絶縁、３・・・・・・駆動巻線、４ｅ・・・
・・・金属ベース基板、５・・・・・・ドライバＩＣ１
１６・・・・・・巻線接続用端子。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のスロットを有する環状の固定子鉄心と、前
   記固定子鉄心歯部に絶縁層を介して施した駆動巻線と、
   駆動回路部品と巻線接続用端子とを接着した金属ベース
   基板とを備え、前記駆動巻線の巻線端と前記巻線接続用
   端子とを電気的に接続してなる無刷子電動機。
2. （２）駆動回路部品と巻線接続用端子とを金属ベース基
   板の同一面上に面実装してなる請求項１記載の無刷子電
   動機。
3. （３）電気絶縁性を有する熱硬化性樹脂で前記固定子鉄
   心と、駆動巻線及び金属ベース基板とを一体的に成形固
   化してなる請求項１記載の無刷子電動機。