JPH0388061A - 日本語入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワードプロセッサ等の仮名文字列を入力し
て漢字混じりの文字列として表示する日本語入力装置に
関する。

〔従来の技術〕

一般に、上述のような日本語入力装置は、入力した仮名
文字列を漢字混じりの文字列に変換して文書を作成する
装置である。

従来の日本語入力装置は、変換した漢字にルビを振りた
い時には、その漢字を指定して読み仮名を入力するとル
ビが表示されるものであった。

そして、通常の日本語入力装置は漢字１文字の長さに対
してルビが２文字納まるようになっているので、読みが
３文字以上の漢字についてはその漢字の前か後のいずれ
かにスペースを挿入する操作を行なってルビの長さとほ
ぼ一致させ、ルビ振りに該当しない文字にそのルビがは
み出さないようにしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上述のような日本語入力装置では、ルビを
振る漢字を指定して再びその読みを入力しなければなら
ないので操作に手間のかかるものであった。

また、ルビを振る漢字の読みが３文字以上の時には、そ
の都度ルビの長さとほぼ一致させるために漢字の前か後
や複数の漢字の間にスペースを挿入しなければならなか
った。

そのため、漢字のルビ振り作業が煩雑で時間のかかるも
のになり文書作成の効率が悪くなるという問題があった
。

この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、日本
語入力装置による漢字のルビ振り作業を自動的に行なっ
て文書作成の効率を向上させることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記の目的を達成するため、第１図の機能ブ
ロック図に示すように、読み入力手段Ａによって入力さ
れた仮名文字列を仮名漢字変換手段Ｂによって漢字仮名
混じりの文字列に変換して表示手段Ｃに表示する日本語
入力装置において、ルビ変換キーＤと、読み入力手段Ａ
による入力時あるいは仮名漢字変換手段Ｂによる修正変
換可能時にルビ変換キーＤが押されると、変換後の漢字
に変換前の読みによって単語ごとにルビを振る自動ルビ
振り手段Ｅと、そのルビ振りの際にルビの文字数がルビ
を振る漢字の文字数の２倍を越える場合は、その漢字の
前か後あるいは複数の漢字の間にスペースを挿入してそ
のスペースを含む漢字の長さをルビの長さとほぼ一致さ
せるスペース挿入手段Ｆを設けたものである。

〔作　用〕

この発明による日本語入力装置は、読み入力手段Ａによ
って仮名文字列が入力されると仮名漢字変換手段Ｂが漢
字仮名混じりの文字列に変換して表示手段Ｃに表示する
。

そして、読み入力時あるいは仮名漢字変換手段Ｂによる
修正変換可能時にルビ変換キーＤが押されると、自動ル
ビ振り手段Ｅが単語ごとに変換後の漢字に変換前の読み
によってルビを振り、そのルビの文字数がルビを振る漢
字の文字数の２倍を越える場合に、スペース挿入手段Ｆ
がその漢字の前か後あるいは複数の漢字の間にスペース
を挿入してルビの長さとスペースを含む漢字の長さをほ
ぼ一致させるので、漢字にルビを振るために読みを入力
したり、ルビの長さとほぼ一致させるために漢字の前や
後にスペースを入力したりする操作が不要となる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を第２図以降の図面に基づいて
具体的に説明する。

第２図は、この発明の一実施例である日本語入力装置の
構成を示すブロック図である。

この日本語入力装置は、キーボード１．処理装置２．ハ
ードディスク装置（ＨＤＤ）　３．フロッピディスク装
置（ＦＤＤ）４．表示装置５からなり、処理装置２はマ
イクロコンピュータにより実現される。

キーボード１は、文字、数字キーやカーソル移動キー、
スペースキー及び漢字変換キー、ルビ変換キーを含む各
種の機能指示キー等を備えた入力装置であり、数字、記
号の入力と共に、仮名人力。

ローマ字入力等による仮名文字列の入力、その仮名文字
列を漢字混じりの文字列に変換する指示の入力２文字列
中の漢字に自動ルビ変換の指示の入力、その他文書作成
に係わる各種機能の指示入力等を司る。

すなわち、キーボード１は第１図の読み入力手段Ａとル
ビ変換キーＤの役割りを果たす。

処理装置２は、内部にＣＰＵとＲＯＭ、ＲＡＭ等のメモ
リを備えて、この日本語入力装置全体の制御を司ると共
に、ＲＯＭに常駐のプログラムとハードディスク装置か
ら読み出してＲＡＭに格納したプログラムによってＣＰ
Ｕが次の各種の処理等を行なって文書を作成する。

すなわち、仮名文字列を漢字混じりの文字列に変換する
処理、変換した漢字に自動的にルビを振る処理、ルビ数
が漢字数の２倍を越える場合にスペースを漢字の前か後
又は複数漢字の間に挿入する処理、及びその他種々の文
書作成に係わる処理を行なう。

従って、処理装置２は第１図の仮名漢字変換手段Ｂと自
動ルビ振り手段Ｅとスペース挿入手段Ｆの機能を実現す
る。

ＨＤＤ”５は、ハードディスクによる記憶装置であり、
入力された仮名文字列を漢字に変換する処理等の文書作
成に係わる各種の実行プログラムを格納すると共に、作
成された文書のデータ及び文書形式等の編集データ等を
記憶する。

ＦＤＤ４は、フロッピディスクによる記憶装置であって
作成された文書のデータ及びその編集データ等を記憶す
る。

表示装置５は、ＣＲＴやＬＣＤ等のデイスプレィ装置で
あり、入力された仮名文字列とその仮名文字列を漢字混
じりの文字列に変換することによって作成される文書を
表示すると共に、その文書作成中の操作者に対する種々
のメツセージ等も表示する。

すなわち、この表示装置５は第１図の表示手段Ｃの機能
を果たす。

次に、第３図のフローチャートによって第２図の日本語
入力装置による漢字の自動ルビ変換の処理について説明
する。

始めに、仮名文字列入力時または仮名文字列を漢字に変
換してその漢字がなお修正変換可能の時に自動ルビ変換
の命令が入力されると、ルビ振り対象の漢字の接頭語や
送り仮名等の仮名文字を除外して、残りの漢字の文字数
をカウントする。

そして、漢字変換前の読みであるルビの文字数をカウン
トすると、その文字数を漢字の文字数を２倍した値と比
較する。

この比較によって、ルビの文字数の方が少ないか同数で
あればそのまま漢字に対するルビ振りの位置を決定した
後表示して処理を終了する。

もし１文字数の比較によってルビの文字数の方が多い時
は挿入するスペースの数と位置を決定する。つまり、漢
字数の２倍を越えたルビの文字数分のスペースを漢字数
が１つならその前後に、漢字数が複数ならその前後また
は漢字の間のいずれかに挿入する。

そして、スペースを挿入したら漢字変換前の読みによる
ルビ振りの位置をスペースを含んだ漢字の長さに合わせ
て決定した後、表示して処理を終了する。

第４図及び第５図は、第３図のフローチャートの処理に
よる自動ルビ変換実行時の表示例を示す図である。

第４図は、表示装置５の画面５ａに表示された漢字混じ
りの文字列の一例である。

この文字列は仮名人力によづて入力した仮名文字列が漢
字に変換されて、その漢字修正を単語単位で行なえる状
態にある。

ここで、漢字修正が「拝啓」から順次行なわれて「慶び
」にカーソルが移動した時（この「慶び」の部分が反転
表示される）、ルビを振るためにルビ変換キーを押下す
ると、第３図のフローチャートの処理により、「慶び」
から送り仮名の「び」を除外してカウントした漢字数「
１」を２倍した「２」と、その読みである「よろこび」
から「び」を除いてカウントしたルビ数「３」を比較す
るとルビ数の方が工つ多いから、第５図に示すように「
慶Ｊと「びノの間にルビ１文字分の半角スペースを挿入
して、その上部にルビ「よろこ」を振る。

このようにして、漢字のルビが隣のルビ振りに該当しな
い文字まではみ出てしまう時は、そのはみ出るルビ分の
スペースを自動的に挿入して間隔を開けてからルビを振
るので、煩雑な操作をせずに漢字のルビ振りを行なえる
。

なお、上記の例では入力した仮名文字列の漢字を修正変
換する際にルビ変換キーを押下するようにしたが、仮名
文字入力の前に押下するとそれ以後に変換される漢字に
自動的にスペースの挿入とルビ振りがなされるようにし
てもよい。

また、ルビが振られる位置とスペースの挿入位置は自動
的に最適位置が決定される。

第６図にルビを振った漢字とスペースを挿入してルビを
振った漢字の一例を示す。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明による日本語入力装置は、
入力した漢字にルビを振る際にルビ変換キーを押下すれ
ば、自動的に漢字変換前の読みによってルビを振り、さ
らに漢字からはみ出す文字数のルビについては、その漢
字の前か後又は複数の漢字の間にスペースを挿入してか
らルビを振るので、漢字にルビを振るための煩雑な作業
が不要となり文書作成の効率を向上させることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による日本語入力装置の基本的構成を
示す機能ブロック図、 第２図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第３図は第２図の日本語入力装置が行なう漢字の自動ル
ビ変換の処理を示すフロー図、 第４図及び第５図は第３図のフローチャートの処理によ
る自動ルビ変換による表示例の図。 第６図は第２図の日本語入力装置によってルビを振った
漢字とスペースを挿入してルビを振つた漢字の一例を示
す説明図である。 １・・・キーボード　　２・・・処理装置３・・・ハー
ドディスク装置（ＨＤＤ）４・・・フロッピディスク装
置（ＦＤＤ）５・・・表示装置 図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　読み入力手段と仮名漢字変換手段と表示手段とを備
   え、前記読み入力手段によつて入力された仮名文字列を
   前記仮名漢字変換手段によつて漢字仮名混じりの文字列
   に変換して前記表示手段に表示する日本語入力装置にお
   いて、 ルビ変換キーと、前記読み入力手段による入力時あるい
   は前記仮名漢字変換手段による修正変換可能時に前記ル
   ビ変換キーが押されると、単語ごとに変換後の漢字に変
   換前の読みによるルビを振る自動ルビ振り手段と、 該手段によつてルビを振る際にルビの文字数がルビを振
   る漢字の文字数の２倍を越える場合に、その漢字の前か
   後あるいは複数の漢字の間にスペースを挿入してそのス
   ペースを含む漢字の長さをルビの長さと略一致させるス
   ペース挿入手段とを設けたことを特徴とする日本語入力
   装置。