JPH0387584A - 冷蔵庫の脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ〉産業上の利用分野 本発明はオゾンによる臭気成分の酸化分解にて脱臭を行
う冷蔵庫の脱臭装置に関する。

〈口）従来の技術 従来此種冷蔵庫では貯蔵食品力〕ら発生する臭気による
使用者の不快感や、他の食品への臭い移りを防止するた
めに脱臭器が用いられるが、近来では飽和による交換が
不要なオゾンを用いた脱臭器が使用されている。この脱
臭器は通常オゾン発生器と、有害な残留オゾンの流出を
防止するためのオゾン分解触媒を有している。

（八〉発明が解決しようとする課題 斯かるオゾンによる脱臭器では、残留オゾンの流出を確
実に防止するために、実開昭６４−１６５８３号公報の
如く空気の吸込口と排出口の双方に対応してオゾン分解
触媒を設けなければならない、ここでオゾンは空気より
も分子量が大きいため特開昭６４−６６７１号公報の如
く吸込口を上方にし、排出口を下方にすればオゾンは下
方に流下するため単一の触媒でも可能となる。しかし乍
ら、斯かる公報の如く冷却器からの冷気の流出側に脱臭
器が存在すると、この冷気は一４°Ｃ〜−１８°Ｃ等の
低温であり、−−Ｘでオゾン分解触媒は低温やは分解効
率が低下する。

そこで、例えば特開昭６２−１０２０７１号公報の如く
仕切壁内に形成した冷蔵室からの冷気戻り通路内に配置
し、比較的温度の高い（＋３°Ｃ程）冷気中に晒すこと
が望ましいが、前述の如く脱臭器の吸込口と排出口を上
下に形成すると、上下に冷気通路が必要となり上下寸法
が犬となり、仕切壁自体の厚みを大きくしなければなら
なくなり、庫内の有効容積を狭める問題が生じていた。

本発明は斯かる問題点を解決することを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は冷凍室と冷蔵室を区画する仕切壁内に形成した
冷蔵室からの冷気戻り通路内に脱臭器を配設した冷蔵庫
の脱臭装置において、この脱臭器はケース内にオゾン発
生器及びオゾン分解触媒を有し、冷気戻り通路の冷気流
の上流側に位置するケース上面に吸込口を、冷気流の下
流側に位置するケース側面に排出口をそれぞれ形成し、
オゾン分解触媒を排出口に対応して設けたものである。

０）作用 本発明によれば比重の大きい残留オゾンは吸込口から流
出せず側方のオゾン分解触媒へと向う。

又、オゾン分解触媒も比較的温度の高い冷気に晒される
から分解効率も低下しない、更に脱臭器の少なくとも上
方に通路を設ければ良いので仕切壁の厚みの拡大を最少
限に抑えられる。

（へ）実施例 次に図面にて実施例を説明する。第１図は冷蔵庫（１〉
の概略縦断面図を示しており、断熱箱体（２）の庫内は
断熱性の仕切壁〈３〉によって上下に区画され、上方を
冷凍室（４〉、下方を冷蔵室〈５〉としている、冷凍室
（４）の背方には冷却器（６〉が縦設されて冷凍室（４
〉内とは区画板（７）にて仕切られており、冷却器（６
）によって冷却された冷気は、その上方に設置した送風
機（８）によって吸引され、冷凍室（４〉へ仕吐出口（
９〉より、又、冷蔵室（５）へは冷気吐出通路（１０〉
を介して複数の吐出口（１１〉より供給される。各室（
４）　、　（５）内を循環して室内を冷却した冷気は仕
切壁り３〉前部の上下面に形成した吸引口（１２）　、
　（１３）より吸引され、仕切壁（３）内に上下に区画
して構成された冷凍室（４）側の冷気戻り通路（１４）
及び冷蔵室（５）側の冷気戻り通路（１５）をそれぞれ
通過して冷却器（６）の吸込側に帰還する循環を行う、
　（１６）は圧縮機である。

冷蔵室（５）側の冷気戻り通路（１５〉内には脱臭器〈
１７〉が配置されている。第２図にこの脱臭器（１７〉
部分の拡大縦断面図を示す、　（１９）及び〈２０）は
仕切壁（３）に内蔵される成形断熱材であり、冷気戻り
通路（１５）はこの成形断熱材（１９）　、　（２０）
間に構成される。脱臭器（１７）は硬質樹脂製のケース
（２１）内に無声放電によるオゾン発生器（２２）、こ
のオゾン発生器（２２〉の高電圧発生装置（２３）、及
びハニカム構造のオゾン分解触媒（２４）を収納して構
成されている。ケース（２１〉上面（２１ａ）の吸引口
（１３〉側には吸込口（２６〉が穿設され、冷気戻り通
路（１５）の吸引口（］３〉側の部分（１５ａ）は吸引
口（１３〉から−旦上昇して吸込口〈２６〉に連通され
ている。一方、ケース（２１）の冷却器〈６〉側の側面
（２１ｂ＞には排出口（２７〉が穿設され、オゾン分解
触媒（２４〉はこの排出口（２７）の内側に対応して設
けられている。排出口（２７）は冷気戻り通路（１５）
の冷却器（６）側の部分（１５ｂ）に連通せられる。

高電圧発生装置（２３〉には図示しない給電路によって
給電され、オゾン発生器（２２〉においては例えば圧縮
機（１６〉及び送風機（８〉と同期して電極間に無声放
電が発生している。送風機〈８〉の運転によって第２図
中矢印の如く吸引口〈１３〉より吸引された冷蔵室＜５
〉内の冷気は吸込口（２６〉よりケース＜２１）内に侵
入してオゾン発生器（２２〉に至る。ここで冷気中の酸
素がオゾン（Ｏｌ）に変化し、同じく冷気中の臭気成分
と混合されて反応し、臭気成分が酸化され無臭化される
。この様にして脱臭された冷気と残余のオゾンはオゾン
分解触媒（２５〉を通過して排出口（２７）より冷気戻
り通路（１５〉に戻され冷却器（６）に吸引されるが、
残余のオゾンはオゾン分解触媒（２５）にて酸素（Ｏ２
）に分解されるので、有害なオゾンが排出口（２７）よ
り排出されることはない、又、オゾン発生器（２２〉に
至る冷気は冷蔵室（５）内を循環して最も臭気成分を多
く含んだものであるから、脱臭が効率良く行える。更に
、オゾン分解触媒（２４）　、　（２５）は低温では分
解効率が低下するが、戻り通路（１５）内の冷気温度冷
蔵室（５）に略等しい＋３°Ｃ以上であるから、残留オ
ゾンの分解も効率良く行える。

ここで送風機（８〉が停止するとケース（２１〉内の残
留オゾンは吸込口（２６）側から流出しようとするが、
オゾンは空気よりも分子量が大きく比重が重いためケー
ス（２１）内に沈殿する。一方吸込口（２６〉は上方に
あるためそこからは出られず、側方のオゾン分解触媒（
２４〉に向い、そこで酸素に分解されるので、この場合
もオゾンがケース（２１）外に流出することがない。従
って吸込口（２６）にオゾン分解触媒を設ける必要はな
い、更に排出口（２７）ｊ士ケース（２１）の側面（２
１ｂ）に形成しているので、冷気戻り通路（１５〉の冷
却器（６）側の部分（１５ｂ）をケース（２１）下方に
形成する必要がなく、それによって仕切壁（３）の厚み
の拡大を最少限に抑制できる。

（ト）発明の効果 本発明によれば脱臭器は仕切壁内の冷気戻り通路に配設
されるので、貯蔵室内に配置する場合に比して庫内有効
容積を狭めない、又、脱臭は臭気を多く含んだ戻り冷気
に晒されるので脱臭が効率良く行えると共に、冷気は冷
蔵室からの比較的温度の高いものであるので、オゾン分
解触媒の分解効率も向上する。

特に本発明では脱臭器の吸込口はケース上面にあるので
残留オゾンが吸込口より逆流出せず、従ってオゾン分解
触媒も排出口側のみ設ければ済む、更に排出口はケース
側面にあるので脱臭器の下方に冷気戻り通路を形成する
必要がなく、仕切壁の厚みを小さくすることができ、庫
内有効容積に悪影響を及ぼさない様にすることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は冷蔵庫の概略縦断面図、第２図は脱臭装置部分
の拡大断面図である。 （３）・・・仕切壁、　（４）・・・冷凍室、　（５）
・・・冷蔵室、　（６〉・・・冷却器、　（８）・・・
送風機、　（１５〉・・・冷気戻り通路、　（１７）・
・・脱臭器、　（２１）・・・ケース、（２２）・・・
オゾン発生器、　＜２４）・・・オゾン分解触媒、（２
６）・・・吸込口、　　（２７）・・・排出口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、冷凍室と冷蔵室を区画する仕切壁内に形成した冷蔵
   室からの冷気戻り通路内に脱臭器を配設したものにおい
   て、この脱臭器はケース内にオゾン発生器及びオゾン分
   解触媒を有し、前記冷気戻り通路の冷気流の上流側に位
   置する前記ケース上面に吸込口を、前記冷気流の下流側
   に位置する前記ケース側面に排出口をそれぞれ形成し、
   前記オゾン分解触媒を前記排出口に対応して設けたこと
   を特徴とする冷蔵庫の脱臭装置。