JPH0387475A

JPH0387475A - 縦型駐車場

Info

Publication number: JPH0387475A
Application number: JP22326389A
Authority: JP
Inventors: Susumu Tsuruoka; 鶴岡　進; Osamu Tatsumi; 巽　治
Original assignee: Hazama Gumi Ltd
Current assignee: Hazama Ando Corp
Priority date: 1989-08-31
Filing date: 1989-08-31
Publication date: 1991-04-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明は縦型の駐車場に関する。

【従来の技術】

従来の縦型駐車場としては、地上に設置するいわゆるタ
ワーパーキング等の垂直ｖａｒｑ式立体駐車場が一般的
である。この立体駐車場は、チェーン等による縦長楕円
形の回転搬送装置を鉄塔に垂直に装架し、該回転搬送装
置に、自動車を載せるパレットを上下に一定の間隔をお
いて多数装着し、鉄塔の下端に車の出入口（入出庫口）
を設け、この出入口から自動車を車載台上に載せまたは
降ろすものである。

【発明が解決しようするｉ１！題】しかし、垂直ｖ８環式立体駐車場は、駐車収容スペース
以外に地上の設置スペースを比較的広くとり、用地が少
なくしかも地価が高騰している都市部では用地と経済性
の面で制約され、新規構築が困難な現状である。また、
概して回転搬送装置の構造が複雑で構築費が高く、しか
も−台の自動車を入出庫するにも全パレット、つまり収
容している全車を動かすことになるため、入出庫時間が
長くなるばかりでなくランニングコストや維持費が高く
つく等の問題があった。本発明は従来のこのような問題点を解決することを目的
とする。ｃｉｉｌ！ｌを解決するための手段】本発明の縦型駐車場は、縦長の筒形外壁によって囲繞さ
れる空間の中央にエレベータを設置し、該エレベータの
昇降台上にターンテーブルを、さらにその上に水平移動
手段を装着し、またエレベータの周囲に放射状に拡がる
駐車床部を上下多段に設けたものである。地下設置構造にする場合には、上記縦長の筒形外壁を例
えば連続地中壁工法等で横築する。

【作　　用】

このような駐車場によれば、自動車を各階の駐車床部に
複数台ずつ放射状に駐車させることができる。入庫の際
には、入出庫口で自動車をターンテーブル上に載せ、空
きスペースのある階の駐車床部までエレベータで搬送し
た後、ターンテーブルを回転させて空きスペースのある
方向へ向け、ターンテーブルから水平移動手段によって
空きスペースへ転載する。出庫はこれと逆に行う。

【実　施　例】

以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。第１図及び第２図において、円筒形の外壁１は鋼製パネ
ルによる連続地中壁工法により地中に構築され、地上に
開口した縦長空間（地下空間）２を囲繞形成している。なお、連続地中壁の外壁１はコンクリート製であっても
よい、、縦長空間２の中央には、地表の開口３から底部
４に至るエレベータ５が設置されている。このエレベー
タ５は、円筒形に配置されたエレベータ用空間６に、通
常のエレベータと同様に昇降台７を昇降自在に装着した
ものである。縦長空間２内にはまた、エレベータ５の周りにリング状
の駐車床部８が開口３から底部４にわたって上下多段に
設けられている。駐車床部８は外壁ｌと床支柱９との間
に水平に架設されている。各階の駐車床部８は、エレベータ５の周囲から外壁１に
向かって放射状に拡がり、自動車】０をそれぞれ複数台
ずつ放射状に載置できるように複数の駐車スペース１１
を円周方向に区画している。各駐車スペース１１の床面
には車止め１２が所定位置に固定されている。エレベータ５の昇降台７上には、第３図に示すようにタ
ーンテーブル１３が回転自在に装着されている。該ター
ンテーブル１３は昇降台７に取り付けられたモータ１４
によって回転される。ターンテーブル１３上には、第４
図に示すようにカタパルト（押出機）１５がガイド棒１
６に沿って摺動可能に装着され、また該ガイド捧１６の
両側に車案内レール１７が平行に設けられている。カタ
パル目５は、例えばウィンチモータ１８とシーブ１８ａ
間にエンドレスに張設されたワイヤ１９を移送すること
により移動される。ターンテーブル１３上にはトラバー
ス（水平移動台車）２０を搭載できるようになっている
。該トラバース２０は、ウィンチモータ１８を駆動する
とカタパルト１５によってターンテーブル１３上と駐車
床部８との間を往復移動される。カタパルト１５は、例
えば油圧によって上下に伸縮、すなわちターンテーブル
１３上のトラバース２ｏと連結する上方の作用位置と下
方に離れる退避位置との間を上下動できるようにもなっ
ている。自動重工Ｏの入出庫は次のように行う、開口３は入出庫
口になっており、入庫する際には第１図のように昇降台
７をこの開口３まで上昇させ、地上においてターンテー
ブル１３上のトラバース２ｏ上に自動車１０を載せた後
、第５図のように昇降台７を空き駐車スペース１１のあ
る階の駐車床部８まで下降させる。そして、第６図のよ
うにターンテーブル１３を回転させて自動車】Ｏを駐車
させようとする空き駐車スペース１１側へ向けた後、カ
タパル目５を上方へ移動させてトラバース２０と連結し
、該カタパルト１５を空き駐車スペースｌｌ側へ推進し
てトラバース２０を押進し、該トラバース２ｏを自動車
１゜とともにターンテーブル１３上から空き駐車スペー
ス１１へ転載する。駐車スペースｌｌ上に転載したドラ
バ、−ス２０は車止め１２に止めて不用意な移動を防止
しておく。なお、駐車スペースｌｌ上にトラバース２ｏが有るか否
か、従って駐車スペース１１に自動車１０が駐車してい
るか否かは図示しないがセンサにより各駐車スペース１
１ごとに検知される。出庫する際には、出庫しようとする自動車１０のある階
の駐車床部８へ昇降台７を移動させ、その自動車１０が
載せられているトラバース２０をカタパルト１５により
駐車スペース１１からターンテーブル１３上に転載した
後、昇降台７を開口３まで上昇させ、自動車１０をトラ
バース２０から降ろす。なお、昇降台７の昇降中、トラ
バース２０がターンテーブル１３上を移動しないように
該ターンテーブル１３には第３図に示すようにストッパ
２Ｉが設けられている。以上のような入出庫動作はコンピュータにより全自動的
に制御でき、入出庫に要する時間は従来の垂直Ｗｉ環式
立体駐車場に比べ短くなり、また単位面積当たりの駐車
量も多く、効率良く駐車できる。このような連続地中壁
による地下縦型駐車場は、地上に公園、道路等の施設や
建造物などが無い場合は勿論のこと、それらが有る場合
でもその地下に構築でき、地下の有効利用が図れる。なお、トラバース２０は、第７図のように駐車スペース
１１側からカタパルト２２で引くようにしてターンテー
ブル１３から駐車スペース１１へ転載するようにしても
よい。また、ターンテーブル１３と駐車スペース１１と
の間で自動車１ｏを転載する水平移動手段（または台車
）としては、上記のようなトラバース２０に限らず算盤
球状のコンベアのようなものでもよい。上記の実施例では外壁１を円筒形としたが、角筒形、六
角筒形等でもよく、その形態は限定されない、また、地
下ではなく地上に設置してもよい。この場合、建物の壁をそのまま本発明による縦型駐車場
の外壁とすることができる。

【発明の効果】

本発明の縦型駐車場によれば次のような効果がある。 ■　エレベータによる１台の昇降台で全車を入出庫でき
るので、入出庫に要する時間を従来の垂直循環式立体駐
車場に比べ短縮できるばかりでなく、ランニングコスト
や維持費も低減できる。 ■　入出庫装置が単純化され、またエレベータの周囲に
放射状にかつ階層的に駐車するので、構築費が割安にな
るとともに、少ないスペースで効率良く駐車できる。 ■　地下に設置する場合、外壁を連続地中壁工法により
簡単に構築でき、また地下を有効利用した収容台数の多
い効率性の高い縦型駐車場とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による縦型駐車場の一例の縦断面図、第
２図は同横断面図、第３図はエレベータ部分のｉ構を示
す側面図、第４図はその平面図、第５図はエレベータの
ターンテーブルから駐車スペースに自動車を転載する状
態の縦断面図、第６図はその部分拡大図、第７図はその
削剥を示す図である。ｌ・・・・・・外壁、２・・・・・・縦長空間、３・・
・・・・開口、５・・・・・・エレベータ、７・・・・
・・昇降台、８・・・・・・駐車床部、１０・・・・・
・自＃ｌＩ軍、１１・・・・・・駐車スペース、１３・
・・・・・ターンテーブル、２０・・・・・・トラバー
ス（水平移動手段）。

Claims

【特許請求の範囲】１、縦長の筒形外壁によって囲繞される空間の中央にエ
レベータを設置し、該エレベータの昇降台上にターンテ
ーブルを、さらにその上に水平移動手段を装着し、また
エレベータの周囲に放射状に拡がる駐車床部を上下多段
に設けたことを特徴とする縦型駐車場。２、前記縦長の筒形外壁を連続地中壁工法等により地下
に設けたことを特徴とする請求項１記載の縦型駐車場。