JPH038705B2 - - Google Patents
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- JPH038705B2 JPH038705B2 JP58197330A JP19733083A JPH038705B2 JP H038705 B2 JPH038705 B2 JP H038705B2 JP 58197330 A JP58197330 A JP 58197330A JP 19733083 A JP19733083 A JP 19733083A JP H038705 B2 JPH038705 B2 JP H038705B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/403—Cells and electrode assemblies
- G01N27/406—Cells and probes with solid electrolytes
- G01N27/407—Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は酸素イオン伝導性を示す固体電解質、
たとえばジルコニアを用いた酸素ガスセンサにお
いて、該センサの汚損状態を、該センサを設置状
態のまゝで簡単に検出する汚損検出方法に関す
る。
たとえばジルコニアを用いた酸素ガスセンサにお
いて、該センサの汚損状態を、該センサを設置状
態のまゝで簡単に検出する汚損検出方法に関す
る。
以下説明を簡明にするために酸素ガスセンサを
単にセンサと記すこともある。
単にセンサと記すこともある。
次に従来のセンサの汚損検出方法を説明する
が、そのためにまずセンサの動作原理を図面を参
照して説明する。
が、そのためにまずセンサの動作原理を図面を参
照して説明する。
第1図は公知のジルコニアを用いた酸素ガスセ
ンサの一例の概略縦断面図である。
ンサの一例の概略縦断面図である。
第1図において1はイツトリアで結晶構造を安
定化したジルコニア製で半球状の底部1aを有す
る管状の測定管、2は内部に空所2bを有し一端
2aが半球状に形成された磁器製の細管、3は磁
器製で半球状の底部3aを有する管状の保護管、
3bは保護管3の側面および底部3aにおいて管
壁を貫通して設けた貫通孔、4および5は白金製
の網状の電極、6はOリング、7はフランジ7a
を有する金属製の蓋、7bおよび7cは蓋7に設
けた貫通孔、8はパツキン、9は被測定ガス11
をとり囲んでいる炉壁、10は炉壁9の外部の大
気である。図において保護管3の開口端は、その
開口端が蓋7によつて塞がれるようにして蓋7に
接着剤を用いて気密に固定されていて、測定管1
は保護管3の内部に底部1aと3aとが対向する
ように、また細管2は測定管1の内部に端部2a
と底部1aとが対向するようにそれぞれ挿入さ
れ、電極4および5はそれぞれ端部2aと底部1
aとの間および底部1aと底部3aとの間に介在
させられている。細管2はその端部2aとは反対
側の端が図示していない手段によつて蓋7によつ
て端部2aの方に押されているので、この押圧力
によつて電極4,5および底部1aは底部3aに
押しつけられている。細管2と蓋7との間の接触
状態は気密となるように構成されているが、細管
2内の空所2bは蓋7の貫通孔7bを介して図示
していないポンプに連通している。Oリング6は
保護管3の内部と測定管1の内部とが該測定管1
の開口端を介して連通することを防止するように
保護管3と測定管1との間に気密に設けられてい
て、測定管1の内部は蓋7の貫通孔7cを介して
大気10に連通している。フランジ7aはパツキ
ン8を介して図示していないボルト等の手段によ
つて炉壁9に気密に固定されている。被測定ガス
11は本センサによつて検出されるべき酸素を含
んでいて、通常500℃程度以上の高温となつてい
る。
定化したジルコニア製で半球状の底部1aを有す
る管状の測定管、2は内部に空所2bを有し一端
2aが半球状に形成された磁器製の細管、3は磁
器製で半球状の底部3aを有する管状の保護管、
3bは保護管3の側面および底部3aにおいて管
壁を貫通して設けた貫通孔、4および5は白金製
の網状の電極、6はOリング、7はフランジ7a
を有する金属製の蓋、7bおよび7cは蓋7に設
けた貫通孔、8はパツキン、9は被測定ガス11
をとり囲んでいる炉壁、10は炉壁9の外部の大
気である。図において保護管3の開口端は、その
開口端が蓋7によつて塞がれるようにして蓋7に
接着剤を用いて気密に固定されていて、測定管1
は保護管3の内部に底部1aと3aとが対向する
ように、また細管2は測定管1の内部に端部2a
と底部1aとが対向するようにそれぞれ挿入さ
れ、電極4および5はそれぞれ端部2aと底部1
aとの間および底部1aと底部3aとの間に介在
させられている。細管2はその端部2aとは反対
側の端が図示していない手段によつて蓋7によつ
て端部2aの方に押されているので、この押圧力
によつて電極4,5および底部1aは底部3aに
押しつけられている。細管2と蓋7との間の接触
状態は気密となるように構成されているが、細管
2内の空所2bは蓋7の貫通孔7bを介して図示
していないポンプに連通している。Oリング6は
保護管3の内部と測定管1の内部とが該測定管1
の開口端を介して連通することを防止するように
保護管3と測定管1との間に気密に設けられてい
て、測定管1の内部は蓋7の貫通孔7cを介して
大気10に連通している。フランジ7aはパツキ
ン8を介して図示していないボルト等の手段によ
つて炉壁9に気密に固定されている。被測定ガス
11は本センサによつて検出されるべき酸素を含
んでいて、通常500℃程度以上の高温となつてい
る。
第1図のセンサは上述のように構成されている
ので被測定ガス11は貫通孔3bを介して保護管
3の内部に流入し直接にまたは電極5の網目を通
つて測定管1の外面に接触する。細管2の空所2
bには貫通孔7bに接続された図示していないポ
ンプから空気等の基準ガス12が一定圧力で吹き
こまれているので、この基準ガス12は電極4の
網目を通つて測定管1の内面に接触し貫通孔7c
を介して蓋7の外部へ流出する。この場合電極4
および5の部分における酸素ガスの分圧をそれぞ
れP1およびP2とすると、P1≠P2であれば分圧の
高い側から低い側へ酸素ガスが白金の触媒作用に
よつてイオンとなつて測定管1を構成するジルコ
ニア中を移動する。この結果電極4と5との間に
(1)式で示される起電力Eが発生する。
ので被測定ガス11は貫通孔3bを介して保護管
3の内部に流入し直接にまたは電極5の網目を通
つて測定管1の外面に接触する。細管2の空所2
bには貫通孔7bに接続された図示していないポ
ンプから空気等の基準ガス12が一定圧力で吹き
こまれているので、この基準ガス12は電極4の
網目を通つて測定管1の内面に接触し貫通孔7c
を介して蓋7の外部へ流出する。この場合電極4
および5の部分における酸素ガスの分圧をそれぞ
れP1およびP2とすると、P1≠P2であれば分圧の
高い側から低い側へ酸素ガスが白金の触媒作用に
よつてイオンとなつて測定管1を構成するジルコ
ニア中を移動する。この結果電極4と5との間に
(1)式で示される起電力Eが発生する。
E=RT/4Flnp1/p2 ………(1)
こゝにRは普遍ガス定数、Fはフアラデー定
数、Tは電極4と5との間の測定管の絶対温度で
ある。
数、Tは電極4と5との間の測定管の絶対温度で
ある。
(1)式においてR、FおよびP1は一定値である
からEはTおよびp2に依存する。したがつて起電
力Eを第1図においては図示していないリード線
を用いて電極4および5から蓋7の外部に取り出
し、図示していない受信部で受信して温度補正を
行なうことによつて分圧P2、すなわちこの分圧
に比例する被測定ガス11中の酸素の濃度が測定
されることになる。圧力P1は酸素ガスの分圧で
あるから、このような酸素ガスを含むものであれ
ば基準ガス12は空気以外のものであつても差し
支えない。
からEはTおよびp2に依存する。したがつて起電
力Eを第1図においては図示していないリード線
を用いて電極4および5から蓋7の外部に取り出
し、図示していない受信部で受信して温度補正を
行なうことによつて分圧P2、すなわちこの分圧
に比例する被測定ガス11中の酸素の濃度が測定
されることになる。圧力P1は酸素ガスの分圧で
あるから、このような酸素ガスを含むものであれ
ば基準ガス12は空気以外のものであつても差し
支えない。
以上が酸素ガスセンサの動作原理であるが、こ
のようなセンサを金属の表面処理等を行なう浸炭
炉や無酸化炉等に挿入して、それら炉内雰囲気の
酸素濃度の測定を行なうと、前記雰囲気中には大
量の炭素が含まれているので、時間の経過に伴つ
て固体状炭素いわゆるすすがセンサの電極5の部
分に蓄積する。また第1図に示したセンサを塵埃
の多い被測定ガス中に挿入すると、この塵埃が前
記と同様に電極5の部分に蓄積する。このように
すすや塵埃が電極5に蓄積すると電極5の網目は
目詰まり状態となるので、被測定ガスが電極5に
接している測定管1の部分に到達しにくくなり、
またこのセンサは通常電極4側の酸素分圧P1が
電極5側の酸素分圧P2よりも高い状態で使用さ
れるので、上記のような目詰まりが発生すると、
ジルコニア中をイオンとして移動して分子状とな
つて測定管1の外へ出た酸素が電極5と測定管1
との間に滞留してこの部分の酸素分圧が上昇し、
この結果該部分の分圧は被測定ガス中の酸素分圧
P2とは異なつた高い分圧となるのでセンサの発
生起電力は低下する。したがつてこのようにすす
や塵埃によつて電極5が汚損されたセンサでは応
答速度が遅くなり測定誤差が発生するということ
になる。
のようなセンサを金属の表面処理等を行なう浸炭
炉や無酸化炉等に挿入して、それら炉内雰囲気の
酸素濃度の測定を行なうと、前記雰囲気中には大
量の炭素が含まれているので、時間の経過に伴つ
て固体状炭素いわゆるすすがセンサの電極5の部
分に蓄積する。また第1図に示したセンサを塵埃
の多い被測定ガス中に挿入すると、この塵埃が前
記と同様に電極5の部分に蓄積する。このように
すすや塵埃が電極5に蓄積すると電極5の網目は
目詰まり状態となるので、被測定ガスが電極5に
接している測定管1の部分に到達しにくくなり、
またこのセンサは通常電極4側の酸素分圧P1が
電極5側の酸素分圧P2よりも高い状態で使用さ
れるので、上記のような目詰まりが発生すると、
ジルコニア中をイオンとして移動して分子状とな
つて測定管1の外へ出た酸素が電極5と測定管1
との間に滞留してこの部分の酸素分圧が上昇し、
この結果該部分の分圧は被測定ガス中の酸素分圧
P2とは異なつた高い分圧となるのでセンサの発
生起電力は低下する。したがつてこのようにすす
や塵埃によつて電極5が汚損されたセンサでは応
答速度が遅くなり測定誤差が発生するということ
になる。
このため従来汚損される可能性のあるセンサ
は、これを点検する際は設置場所から取り外して
目視によつて汚損状態を確認しているが、この取
り外しおよび取り付け作業はまことに煩わしく、
またセンサは仮りに取り外したとしても構造が第
1図のようになつているので、電極部5の汚損状
態の確認はセンサを分解して行なう必要があるた
めに、一層この汚損状態点検作業は作業効率の悪
いものであつた。
は、これを点検する際は設置場所から取り外して
目視によつて汚損状態を確認しているが、この取
り外しおよび取り付け作業はまことに煩わしく、
またセンサは仮りに取り外したとしても構造が第
1図のようになつているので、電極部5の汚損状
態の確認はセンサを分解して行なう必要があるた
めに、一層この汚損状態点検作業は作業効率の悪
いものであつた。
本発明は上述のような効率の悪い作業を行なう
必要のない酸素ガスセンサの汚損状態検出方法を
提供することを目的とする。
必要のない酸素ガスセンサの汚損状態検出方法を
提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本願の第1の方
法においては、 固体電解質式酸素ガスセンサが被測定ガス中に
配設された状態での前記酸素ガスセンサの第1出
力Epを測定保持し、 次に、その状態で酸素ガスセンサの被測定ガス
側電極部に点検用ガスを所定時間Ts流動させそ
の所定時間終了時における酸素ガスセンサの第2
出力Esを測定保持し、 所定時間Ts経過後直ちに点検用ガスの流動を
停止してから所定時間Tx経過した時点における
酸素ガスセンサの第3出力Exを測定し、 所定時間Txの間に酸素ガスセンサの出力が応
答変化する速度の指標としての所定の定数αと、
保持していた測定値EpとEsとを用いて、基準値
Ek=α(Ep−Es)+Esを演算し、 第3出力Exを基準値Ekと比較する。
法においては、 固体電解質式酸素ガスセンサが被測定ガス中に
配設された状態での前記酸素ガスセンサの第1出
力Epを測定保持し、 次に、その状態で酸素ガスセンサの被測定ガス
側電極部に点検用ガスを所定時間Ts流動させそ
の所定時間終了時における酸素ガスセンサの第2
出力Esを測定保持し、 所定時間Ts経過後直ちに点検用ガスの流動を
停止してから所定時間Tx経過した時点における
酸素ガスセンサの第3出力Exを測定し、 所定時間Txの間に酸素ガスセンサの出力が応
答変化する速度の指標としての所定の定数αと、
保持していた測定値EpとEsとを用いて、基準値
Ek=α(Ep−Es)+Esを演算し、 第3出力Exを基準値Ekと比較する。
また、本願の第2の方法においては、
固体電解質式酸素ガスセンサが被測定ガス中に
配設された状態での前記酸素ガスセンサの第1出
力Epを測定保持し、 次に、その状態で酸素ガスセンサの被測定ガス
側電極部に点検用ガスを所定時間Ts流動させそ
の所定時間終了時における酸素ガスセンサの第2
出力Esを測定保持し、 所定時間Ts経過後直ちに点検用ガスの流動を
停止してから所定時間Tx経過した時点における
酸素ガスセンサの第3出力Exを測定し、 所定時間Txの間に酸素ガスセンサの出力が応
答変化する速度の指標としての所定の定数αと、
保持していた測定値EpとEsとを用いて、基準値
Ek′=α(Ep−Es)を演算し、 前記の測定したExと保持していたEsとを用い
て、(Ex−Es)を演算し、 この(Ex−Es)を前記基準値Ek′と比較する。
配設された状態での前記酸素ガスセンサの第1出
力Epを測定保持し、 次に、その状態で酸素ガスセンサの被測定ガス
側電極部に点検用ガスを所定時間Ts流動させそ
の所定時間終了時における酸素ガスセンサの第2
出力Esを測定保持し、 所定時間Ts経過後直ちに点検用ガスの流動を
停止してから所定時間Tx経過した時点における
酸素ガスセンサの第3出力Exを測定し、 所定時間Txの間に酸素ガスセンサの出力が応
答変化する速度の指標としての所定の定数αと、
保持していた測定値EpとEsとを用いて、基準値
Ek′=α(Ep−Es)を演算し、 前記の測定したExと保持していたEsとを用い
て、(Ex−Es)を演算し、 この(Ex−Es)を前記基準値Ek′と比較する。
本願の第1、第2何れの方法においても、比較
結果α(Ep−Es)+Es−Exが正か負かによつて、
酸素ガスセンサの汚損状態を検出することにな
る。係数αは酸素ガスセンサの設計、時間Txが
一定とすると、酸素ガスセンサの応答速度の指標
と見做せるものであるが、酸素ガスセンサ、特に
その被測定ガス側電極部が汚損していると、酸素
ガスセンサの応答速度は見掛け上小さくなり、従
つて係数αも小さくなる。そこで、実験的に或い
は経験的に知られる酸素ガスセンサの汚損の限界
(これ以上汚損が進行した場合最早酸素ガスセン
サとしての所期の機能が果たされない限界)に基
づいて予め定められた係数αを用いておけば、仮
に、点検用ガスとして、第2出力Esが、Es<Epと
なるようなものを用いたとすれば、第1の方法に
おいて、α(Ep−Es)+Es−Exが、第2の方法に
おいて、α(Ep−Es)−(Ex−Es)が、負か正かに
よつて、即ちセンサ出力の回復が速いか遅いかに
よつて、その酸素ガスセンサが正常に動作してい
るか、それとも汚損状態に達しているかが検知さ
れる。
結果α(Ep−Es)+Es−Exが正か負かによつて、
酸素ガスセンサの汚損状態を検出することにな
る。係数αは酸素ガスセンサの設計、時間Txが
一定とすると、酸素ガスセンサの応答速度の指標
と見做せるものであるが、酸素ガスセンサ、特に
その被測定ガス側電極部が汚損していると、酸素
ガスセンサの応答速度は見掛け上小さくなり、従
つて係数αも小さくなる。そこで、実験的に或い
は経験的に知られる酸素ガスセンサの汚損の限界
(これ以上汚損が進行した場合最早酸素ガスセン
サとしての所期の機能が果たされない限界)に基
づいて予め定められた係数αを用いておけば、仮
に、点検用ガスとして、第2出力Esが、Es<Epと
なるようなものを用いたとすれば、第1の方法に
おいて、α(Ep−Es)+Es−Exが、第2の方法に
おいて、α(Ep−Es)−(Ex−Es)が、負か正かに
よつて、即ちセンサ出力の回復が速いか遅いかに
よつて、その酸素ガスセンサが正常に動作してい
るか、それとも汚損状態に達しているかが検知さ
れる。
次に本発明による酸素ガスセンサの汚損検出方
法を第2図および第3図を用いて説明する。
法を第2図および第3図を用いて説明する。
第2図は本発明による検出方法を適用できるよ
うにしたセンサの一実施例の概略縦断面図、第3
図は本発明の検出原理を説明するためのセンサの
応答特性である。第2図においては第1図と同一
の部分には同一の符号が付してある。
うにしたセンサの一実施例の概略縦断面図、第3
図は本発明の検出原理を説明するためのセンサの
応答特性である。第2図においては第1図と同一
の部分には同一の符号が付してある。
第2図において、7dは蓋7に設けた貫通孔
で、測定管1と保護管3とOリング6とでとり囲
まれた空所14に開口し、図示していないポンプ
に接続されている。図において、点検用ガス13
を図示していない前記ポンプを用いて被測定ガス
11の圧力よりも高い圧力で空所14に導入する
と、そのガス13の一部は貫通孔3bを通つて被
測定ガス11中に流出し残部は電極5の網目を通
つて該電極5の部分の測定管1に接触する。した
がつてこの場合電極5における点検用ガス13中
の酸素分圧が被測定ガス11中の酸素分圧より高
ければ、この時のセンサの発生起電力は(1)式から
明らかなように電極5に被測定ガス11が到達し
ている場合に比べて低下し、電極5における点検
用ガス13中の酸素分圧と電極4における基準ガ
ス12中の酸素分圧とが等しければセンサの発生
起電力は零になる。点検用ガス13としては、基
準ガス12に空気を用いる場合、通常空気を用い
るが空気以外の酸素含むガスを用いても差し支え
ない。
で、測定管1と保護管3とOリング6とでとり囲
まれた空所14に開口し、図示していないポンプ
に接続されている。図において、点検用ガス13
を図示していない前記ポンプを用いて被測定ガス
11の圧力よりも高い圧力で空所14に導入する
と、そのガス13の一部は貫通孔3bを通つて被
測定ガス11中に流出し残部は電極5の網目を通
つて該電極5の部分の測定管1に接触する。した
がつてこの場合電極5における点検用ガス13中
の酸素分圧が被測定ガス11中の酸素分圧より高
ければ、この時のセンサの発生起電力は(1)式から
明らかなように電極5に被測定ガス11が到達し
ている場合に比べて低下し、電極5における点検
用ガス13中の酸素分圧と電極4における基準ガ
ス12中の酸素分圧とが等しければセンサの発生
起電力は零になる。点検用ガス13としては、基
準ガス12に空気を用いる場合、通常空気を用い
るが空気以外の酸素含むガスを用いても差し支え
ない。
ここで、本発明の汚損検出原理を説明する。
第3図においてEはセンサの発生起電力、tは
経過時間、Tsは第2図において点検用ガス13
を一定圧力で空所14に導入し電極5の部分に流
動させた時間、t1およびt2はそれぞれ時間Tsの始
期および終期の時刻、Epは第2図においてセンサ
が被測定ガス11を測定している状態で点検用ガ
ス13を電極5の部分に流動させ始める前、すな
わち前記時刻Tsの直前におけるセンサの発生起
電力である。本例では第2図において電極4の部
分における基準ガス12中の酸素分圧P1が電極
5の部分における被測定ガス11中の酸素分圧
P2より高い測定状態で、前記のようにして点検
用ガス13を電極5に流動させたとき、該電極5
の部分における点検用ガス13中の酸素分圧が前
記分圧P2よりも高くなるように点検用ガス13
の組成ならびに空所14への導入圧力を選定して
いるので、前記時間Tsの終期t2においてはセンサ
の発生起電力は前記起電力Epよりも小さい値のEs
となつている。なお本例では、起電力Esが零にな
らないように点検用ガス13の組成ならびに空所
14への導入圧力と時間Tsとが選定されている。
Exは点検用ガスの流動を停止させた後時間Tx経
過後つまり時刻t3におけるセンサ起電力である。
点検用ガスの流動を停止させると、電極5におけ
るガスは徐々に点検用ガス13から被測定ガス1
1に置換されるので、センサ起電力Eは値Esから
時間の経過と共に上昇して値Epに達する。
経過時間、Tsは第2図において点検用ガス13
を一定圧力で空所14に導入し電極5の部分に流
動させた時間、t1およびt2はそれぞれ時間Tsの始
期および終期の時刻、Epは第2図においてセンサ
が被測定ガス11を測定している状態で点検用ガ
ス13を電極5の部分に流動させ始める前、すな
わち前記時刻Tsの直前におけるセンサの発生起
電力である。本例では第2図において電極4の部
分における基準ガス12中の酸素分圧P1が電極
5の部分における被測定ガス11中の酸素分圧
P2より高い測定状態で、前記のようにして点検
用ガス13を電極5に流動させたとき、該電極5
の部分における点検用ガス13中の酸素分圧が前
記分圧P2よりも高くなるように点検用ガス13
の組成ならびに空所14への導入圧力を選定して
いるので、前記時間Tsの終期t2においてはセンサ
の発生起電力は前記起電力Epよりも小さい値のEs
となつている。なお本例では、起電力Esが零にな
らないように点検用ガス13の組成ならびに空所
14への導入圧力と時間Tsとが選定されている。
Exは点検用ガスの流動を停止させた後時間Tx経
過後つまり時刻t3におけるセンサ起電力である。
点検用ガスの流動を停止させると、電極5におけ
るガスは徐々に点検用ガス13から被測定ガス1
1に置換されるので、センサ起電力Eは値Esから
時間の経過と共に上昇して値Epに達する。
しかして、まず、センサ起電力Epを測定保持す
る。つぎに、センサに対して点検用ガス13を流
動させ、所定時間経過後にその流動を停止させ、
その時点t2におけるセンサ起電力Esを測定保持す
る。そして、センサ起電力Ep,Esから汚損基準値
Ekを算出する。この基準値Ekはたとえば次式で
与えられる。
る。つぎに、センサに対して点検用ガス13を流
動させ、所定時間経過後にその流動を停止させ、
その時点t2におけるセンサ起電力Esを測定保持す
る。そして、センサ起電力Ep,Esから汚損基準値
Ekを算出する。この基準値Ekはたとえば次式で
与えられる。
Ek=α(Ep−Es)+Es (1)
第(1)式において、αは汚損の許容度および時間
Tx等が考慮されて経験的に決められる定数で、
通常0.5〜0.95の間の値が選定される。たとえば、
酸素ガスセンサの清浄時の90%応答が0.7秒であ
るとすると、α=0.9、Tx=0.7(秒)に設定され
る。その後、時間Tx経過後の時点t3におけるセン
サ起電力Exを測定し、基準値Ekと比較する。セ
ンサ起電力Exはセンサの汚損度によつて左右さ
れ、汚損が多ければ被測定ガス11が点検用ガス
13に代わつて電極5に接触するための拡散速度
が遅くなるので小さな値となり、一方、汚損が少
なければその拡散速度が速くなるので大きな値と
なる。従つて、時刻t2以後におけるセンサ起電力
Eは次式で表わされる。
Tx等が考慮されて経験的に決められる定数で、
通常0.5〜0.95の間の値が選定される。たとえば、
酸素ガスセンサの清浄時の90%応答が0.7秒であ
るとすると、α=0.9、Tx=0.7(秒)に設定され
る。その後、時間Tx経過後の時点t3におけるセン
サ起電力Exを測定し、基準値Ekと比較する。セ
ンサ起電力Exはセンサの汚損度によつて左右さ
れ、汚損が多ければ被測定ガス11が点検用ガス
13に代わつて電極5に接触するための拡散速度
が遅くなるので小さな値となり、一方、汚損が少
なければその拡散速度が速くなるので大きな値と
なる。従つて、時刻t2以後におけるセンサ起電力
Eは次式で表わされる。
E=Es+(Ep−Es)
{1−exp(−βt)} (2)
Ex=Es+(Ep−Es)
{1−exp(−βTx)} (3)
なお、βは汚損度によつて左右される因子で、
汚損が大きければ小さく、少なければ大きな値と
なる。しかして、時刻t3におけるセンサ起電力E
と汚損基準値Ekとの差は次式で示される。
汚損が大きければ小さく、少なければ大きな値と
なる。しかして、時刻t3におけるセンサ起電力E
と汚損基準値Ekとの差は次式で示される。
E−Ek=(Ep−Es)
{1−exp(−βt)−α} (4)
この第(4)式から、センサ起電力Eが基準値Ek
に一致する条件は次式で示される。
に一致する条件は次式で示される。
exp(−βt)=1−α=一定 (5)
この第(5)式から次のことがわかる。
〔〕 センサ起電力Eが基準値Ekに一致する条件
は時刻t1、t2におけるセンサ起電力Ep,Esに左
右されず、因子βと時間tとによつてのみ左右
される。
は時刻t1、t2におけるセンサ起電力Ep,Esに左
右されず、因子βと時間tとによつてのみ左右
される。
〔〕 因子βが大きければ、つまり汚損が少なけ
れば、短時間のうちにセンサ起電力Eは基準値
Ekに到達し、一方、因子βが小さければ、つ
まり汚損が大きければ、センサ起電力Eが基準
値Ekに到達するまでに要する時間tは長時間
を要する。
れば、短時間のうちにセンサ起電力Eは基準値
Ekに到達し、一方、因子βが小さければ、つ
まり汚損が大きければ、センサ起電力Eが基準
値Ekに到達するまでに要する時間tは長時間
を要する。
そこで、本発明は、時間tをTxに固定し、そ
の時間Tx後におけるセンサ起電力Exが基準値Ek
よりも大きいか小さいかを比較することによつ
て、センサの汚損状態を検出するようにしたもの
である。
の時間Tx後におけるセンサ起電力Exが基準値Ek
よりも大きいか小さいかを比較することによつ
て、センサの汚損状態を検出するようにしたもの
である。
なお、第(1)式における基準値Ekの設定は時刻t2
以後のセンサ起電力Eが時刻t1、t2におけるセン
サ起電力Ep,Esの差(Ep−Es)のα%まで時間
Tx後に回復するか否かをチエツクするという考
えに基づいている。従つて、基準値は次のように
も設定することができ、この場合にはこの基準値
Ek′とセンサ起電力Exから時刻t2におけるベース
分起電力Esを引いた値(Ex−Es)とを比較する。
以後のセンサ起電力Eが時刻t1、t2におけるセン
サ起電力Ep,Esの差(Ep−Es)のα%まで時間
Tx後に回復するか否かをチエツクするという考
えに基づいている。従つて、基準値は次のように
も設定することができ、この場合にはこの基準値
Ek′とセンサ起電力Exから時刻t2におけるベース
分起電力Esを引いた値(Ex−Es)とを比較する。
Ek′=α(Ep−Es) (6)
次に、本発明による方法を実施するための検出
回路について説明する。
回路について説明する。
第4図は本発明による第1の検出方法を実施す
るための信号処理回路のブロツク図である。第4
図において、20は第2図に示した酸素ガスセン
サを示し、このセンサ起電力はインピーダンス変
換器21を介して増幅器22に与えられる。増幅
器22の出力信号は測定に供される。一方、イン
ピーダンス変換器21の出力信号はスイツチ2
3,24を介して保持回路26,27に導かれ
る。保持回路26は後述するように時点t1(第3
図参照)におけるセンサ起電力Epを保持し、一方
保持回路27は時点t2におけるセンサ起電力Esを
保持する。両保持回路26,27の出力信号はポ
テンシヨメータ28の両端に導かれる。ポテンシ
ヨメータ28の摺動端子によつて、上述した定数
αが設定される。その摺動端子は保持回路29に
接続されており、従つて摺動端子つまり保持回路
29からはα(Ep−Es)なる信号が取出される。
この保持回路29の出力信号と保持回路27の出
力信号とは加算回路30に導かれ、この加算回路
30にて基準電圧Ekが算出される。
るための信号処理回路のブロツク図である。第4
図において、20は第2図に示した酸素ガスセン
サを示し、このセンサ起電力はインピーダンス変
換器21を介して増幅器22に与えられる。増幅
器22の出力信号は測定に供される。一方、イン
ピーダンス変換器21の出力信号はスイツチ2
3,24を介して保持回路26,27に導かれ
る。保持回路26は後述するように時点t1(第3
図参照)におけるセンサ起電力Epを保持し、一方
保持回路27は時点t2におけるセンサ起電力Esを
保持する。両保持回路26,27の出力信号はポ
テンシヨメータ28の両端に導かれる。ポテンシ
ヨメータ28の摺動端子によつて、上述した定数
αが設定される。その摺動端子は保持回路29に
接続されており、従つて摺動端子つまり保持回路
29からはα(Ep−Es)なる信号が取出される。
この保持回路29の出力信号と保持回路27の出
力信号とは加算回路30に導かれ、この加算回路
30にて基準電圧Ekが算出される。
Ek=α(Ep−Es)+Es
加算回路30の出力信号Ekは比較器31にて
時点t3におけるセンサ起電力Exと比較され、その
比較結果に基づいて警報器32によつてアラーム
信号が発信される。スイツチ23,24,25は
タイミング回路33によつて制御される。タイミ
ング回路33はさらに点検用ガスのポンプ34を
コントロールする。なお、36はタイミング回路
33の操作ボタン、35は点検用ガスの弁であ
る。
時点t3におけるセンサ起電力Exと比較され、その
比較結果に基づいて警報器32によつてアラーム
信号が発信される。スイツチ23,24,25は
タイミング回路33によつて制御される。タイミ
ング回路33はさらに点検用ガスのポンプ34を
コントロールする。なお、36はタイミング回路
33の操作ボタン、35は点検用ガスの弁であ
る。
第4図の回路の動作を第5図の信号波形図を参
照しながら説明する。第5図における信号ロ,
ハ,ニ,ホは第4図における信号ロ,ハ,ニ,ホ
に対応している。従つて、測定開始時において
は、スイツチ23,24は開成している。しかし
て、時点t1にて操作ボタン36を押すと、ポンプ
34が制御されて点検用ガス13を酸素ガスセン
サの電極5の部分に流動させると共に、スイツチ
23が開成され、従つてその時点t1におけるセン
サ起電力Epが保持回路26によつて保持される。
その後時間Tsが経過すると、ポンプ34が停止
されて点検用ガス13の流動が停止され、かつ、
スイツチ24が開成されて、その時点t2における
センサ起電力Esが保持回路27にて保持される。
このようにして、上述の如く、加算回路30によ
つて、Ek=α(Ep−Es)+Esなる基準値Ekが作成
される。さらに、時間Tx後、短時間スイツチ2
5が閉成され、その時点t3におけるセンサ起電力
Exが比較器31に導かれ、この比較器31にて
基準値Ekと比較される。基準値Ekよりもセンサ
起電力Exが小さい場合には、比較器31から出
力信号が発信されて警報器32が駆動され、アラ
ーム信号が発信される。このアラーム信号は音響
的あるいは光学的信号であつてもよい。このアラ
ーム信号によつて、酸素ガスセンサが許容以上に
汚損されていることを知ることができる。
照しながら説明する。第5図における信号ロ,
ハ,ニ,ホは第4図における信号ロ,ハ,ニ,ホ
に対応している。従つて、測定開始時において
は、スイツチ23,24は開成している。しかし
て、時点t1にて操作ボタン36を押すと、ポンプ
34が制御されて点検用ガス13を酸素ガスセン
サの電極5の部分に流動させると共に、スイツチ
23が開成され、従つてその時点t1におけるセン
サ起電力Epが保持回路26によつて保持される。
その後時間Tsが経過すると、ポンプ34が停止
されて点検用ガス13の流動が停止され、かつ、
スイツチ24が開成されて、その時点t2における
センサ起電力Esが保持回路27にて保持される。
このようにして、上述の如く、加算回路30によ
つて、Ek=α(Ep−Es)+Esなる基準値Ekが作成
される。さらに、時間Tx後、短時間スイツチ2
5が閉成され、その時点t3におけるセンサ起電力
Exが比較器31に導かれ、この比較器31にて
基準値Ekと比較される。基準値Ekよりもセンサ
起電力Exが小さい場合には、比較器31から出
力信号が発信されて警報器32が駆動され、アラ
ーム信号が発信される。このアラーム信号は音響
的あるいは光学的信号であつてもよい。このアラ
ーム信号によつて、酸素ガスセンサが許容以上に
汚損されていることを知ることができる。
第6図は本発明による第2の検出方法を実施す
るための信号処理回路のブロツク図である。この
第6図において、第4図の実施例と同一機能を有
する部分には同一符号が付されている。この実施
例においては、基準値Ek′はEk′=α(Ep−Es)に
て与えられており、それゆえ時点t3におけるセン
サ起電力Exからベース分起電力Esを差引いた値
(EX−Es)が基準値Ek′と比較されるようになつて
いる。値(Ex−Es)は減算回路37にて作成さ
れる。
るための信号処理回路のブロツク図である。この
第6図において、第4図の実施例と同一機能を有
する部分には同一符号が付されている。この実施
例においては、基準値Ek′はEk′=α(Ep−Es)に
て与えられており、それゆえ時点t3におけるセン
サ起電力Exからベース分起電力Esを差引いた値
(EX−Es)が基準値Ek′と比較されるようになつて
いる。値(Ex−Es)は減算回路37にて作成さ
れる。
以上に説明するように、本発明によれば、酸素
ガスセンサの被測定ガス側電極部に点検用ガスを
所定時間Ts流動させ、その後所定時間Tx後にお
けるセンサ起電力の回復状態から汚損度を判定す
るようにしたので、酸素ガスセンサを設置した状
態にてその汚損検出を行なうことができる。
ガスセンサの被測定ガス側電極部に点検用ガスを
所定時間Ts流動させ、その後所定時間Tx後にお
けるセンサ起電力の回復状態から汚損度を判定す
るようにしたので、酸素ガスセンサを設置した状
態にてその汚損検出を行なうことができる。
第1図は従来のジルコニア式酸素ガスセンサの
概略断面図、第2図は本発明による検出方法を実
施するための酸素ガスセンサ部の一例を示す概略
断面図、第3図は本発明の検出原理を説明するた
めのセンサ出力応答特性図、第4図は本発明によ
る第1の検出方法を実施するための信号処理回路
のブロツク図、第5図はその各部における信号波
形図、第6図は本発明による第2の検出方法を実
施するための信号処理回路のブロツク図である。 1……ジルコニア製測定管、4,5……電極、
11……被測定ガス、13……点検用ガス、20
……酸素ガスセンサ、26,27,29……保持
回路、28……ポテンシヨメータ、30……加算
回路、31……比較器、32……警報器、33…
…タイミング回路、37……減算回路。
概略断面図、第2図は本発明による検出方法を実
施するための酸素ガスセンサ部の一例を示す概略
断面図、第3図は本発明の検出原理を説明するた
めのセンサ出力応答特性図、第4図は本発明によ
る第1の検出方法を実施するための信号処理回路
のブロツク図、第5図はその各部における信号波
形図、第6図は本発明による第2の検出方法を実
施するための信号処理回路のブロツク図である。 1……ジルコニア製測定管、4,5……電極、
11……被測定ガス、13……点検用ガス、20
……酸素ガスセンサ、26,27,29……保持
回路、28……ポテンシヨメータ、30……加算
回路、31……比較器、32……警報器、33…
…タイミング回路、37……減算回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 固体電解質式酸素ガスセンサが被測定ガス中
に配設された状態での前記酸素ガスセンサの第1
出力Epを測定保持し、 次に、その状態で前記酸素ガスセンサの被測定
ガス側電極部に点検用ガスを所定時間Ts流動さ
せその所定時間終了時における前記酸素ガスセン
サの第2出力Esを測定保持し、 前記所定時間Ts経過後直ちに前記点検用ガス
の流動を停止してから所定時間Tx経過時におけ
る前記酸素ガスセンサの第3出力Exを測定し、 前記所定時間Txの間に前記酸素ガスセンサの
出力が応答変化する速度の指標としての所定の定
数αと、保持していた前記のEpとEsとを用いて、
基準値Ek=α(Ep−Es)+Esを演算し、 前記第3出力Exを前記基準値Ekと比較して、
前記酸素ガスセンサの汚損状態を検知する、こと
を特徴とする酸素ガスセンサの汚損検出方法。 2 固体電解質式酸素ガスセンサが被測定ガス中
に配設された状態での前記酸素ガスセンサの第1
出力Epを測定保持し、 次に、その状態で前記酸素ガスセンサの被測定
ガス側電極部に点検用ガスを所定時間Ts流動さ
せその所定時間終了時における前記酸素ガスセン
サの第2出力Esを測定保持し、 前記所定時間Ts経過後直ちに前記点検用ガス
の流動を停止してから所定時間Tx経過時におけ
る前記酸素ガスセンサの第3出力Exを測定し、 前記所定時間Txの間に前記酸素ガスセンサの
出力が応答変化する速度の指標としての所定の定
数αと、保持していた前記のEpとEsとを用いて、
基準値Ek′=α(Ep−Es)を演算し、 前記第3出力Exと保持していた前記Esとを用
いて、(Ex−Es)を演算し、 この(Ex−Es)を前記基準値Ek′と比較して、
前記酸素ガスセンサの汚損状態を検知する、こと
を特徴とする酸素ガスセンサの汚損検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58197330A JPS6089742A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 酸素ガスセンサの汚損検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58197330A JPS6089742A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 酸素ガスセンサの汚損検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6089742A JPS6089742A (ja) | 1985-05-20 |
JPH038705B2 true JPH038705B2 (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=16372666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58197330A Granted JPS6089742A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 酸素ガスセンサの汚損検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6089742A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4520427B2 (ja) * | 2006-05-15 | 2010-08-04 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサの評価方法及びガスセンサの評価装置 |
-
1983
- 1983-10-21 JP JP58197330A patent/JPS6089742A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6089742A (ja) | 1985-05-20 |
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