JPH038628B2 - - Google Patents

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JPH038628B2
JPH038628B2 JP58091821A JP9182183A JPH038628B2 JP H038628 B2 JPH038628 B2 JP H038628B2 JP 58091821 A JP58091821 A JP 58091821A JP 9182183 A JP9182183 A JP 9182183A JP H038628 B2 JPH038628 B2 JP H038628B2
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JP
Japan
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magnetic
magnetic heads
head
signal
magnetic head
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JP58091821A
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JPS59216386A (ja
Inventor
Koichi Ikata
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP58091821A priority Critical patent/JPS59216386A/ja
Publication of JPS59216386A publication Critical patent/JPS59216386A/ja
Publication of JPH038628B2 publication Critical patent/JPH038628B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/78Television signal recording using magnetic recording
    • H04N5/782Television signal recording using magnetic recording on tape
    • H04N5/783Adaptations for reproducing at a rate different from the recording rate

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ヘリカルスキヤン方式のビデオテー
プレコーダ(以下、VTRと略称する)に関する
もので、標準モード(たとえば2時間モード)お
よび長時間モード(たとえば6時間モード)共、
ノイズレスの多倍速再生機を提供するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 近年、VTRは、記録時間の長時間化、多機能
化、小型化およびコストダウンの方向で開発がど
んどん進められている。記録時間の長時間化によ
り、近年では、標準モード(2時間モード)と長
時間モード(6時間モード)のどちらかをユーザ
ーの好みにより自由に選択して記録できるVTR
がほとんどである。しかし、記録された磁気テー
プを再生する場合、特に多倍速再生やスチル、ス
ローモーシヨン再生を行なう場合、長時間モード
では可能であるけれど、標準モードでは不可能で
あるとか、あるいは、標準モードおよび長時間モ
ード共可能であるけれど、多倍速再生時には数本
のノイズバーが発生し、スチル再生はフレーム再
生で画像ブレを生じるとか今一つ満足できるもの
ではなかつた。
また、互いにアジマス角度の異なる2つの主磁
気ヘツドの近傍にそれぞれアジマス角度の異なる
2つの補助磁気ヘツドを設けることにより、画像
ぶれのないフイールドスチル再生や標準モードで
のノイズバーのない多倍速再生を実現する手段が
知られている。しかし標準モードおよび長時間モ
ード共ノイズバーのない多倍速再生を実現する装
置は提案されていない。
以下図面を参照しながら、従来の2つの主磁気
ヘツドおよび2つの補助磁気ヘツドによりノイズ
レスの多倍速再生を行なつた場合について説明す
る。
第1図は、従来の磁気ヘツドの配置および再生
信号増幅の構成を示す図である。第2図は、標準
モードの記録トラツクパターンおよび5倍速再生
を行なつた時のヘツド軌跡を示す図と、その時の
それぞれの磁気ヘツドの再生信号を示す図であ
る。第3図は長時間モードの記録トラツクパター
ンおよび9倍速再生を行なつた時のヘツド軌跡を
示す図と、その時のそれぞれの磁気ヘツドの再生
信号を示す図である。
第1図Aは、磁気ヘツドの配置を示す図であり
回転シリンダ1にはそれぞれアジマス角度が異な
る標準モード用の磁気ヘツドM1およびM2のほ
かに、両磁気ヘツドと同一回転平面内に、かつ両
磁気ヘツドM1,M2の近傍に、長時間モード用
の磁気ヘツドS1およびS2が配置されている。
そして、第1図Bに示す如く、磁気ヘツドM1の
近傍に配置された磁気ヘツドS1のアジマス角度
は磁気ヘツドM2と同一であり、磁気ヘツドM2
の近傍に配置された磁気ヘツドS2のアジマス角
度は、磁気ヘツドM1と同一である。標準モード
用の磁気ヘツドM1およびM2と長時間モード用
の磁気ヘツドS1およびS2のトラツク幅は、そ
れぞれの時間モードのトラツクピツチと同一と
し、高さ調整を簡単にするために、トラツク端を
そろえている。また、磁気ヘツドの回転平面の外
周における磁気ヘツドM1と磁気ヘツドS1との
距離および磁気ヘツドM2と磁気ヘツドS2との
距離は、磁気テープ上に記録された水平同期信号
間の距離をHとするとnH(nは正の整数)とす
る。この距離をHの整数倍とするのは、再生時の
磁気ヘツド出力信号の切換による水平同期信号の
間隔の乱れを防ぐためである。
次に従来例の構成について第1図Cを用いて説
明する。第1図Cにおいて、回転シリンダ1に設
置された標準モード用の磁気ヘツドM1およびM
2と長時間モード用の磁気ヘツドS1およびS2
で再生された信号は、それぞれロータリトランス
R1,R2,R3およびR4を介してM1および
M2の再生信号は、ヘツド増幅器2へ、S1およ
びS2はヘツド増幅器3へ入力される。10は回
転シリンダ1の回転に同期したヘツドスイツチン
グ信号の入力端子で、ヘツド増幅器2および3に
入力される。このヘツドスイツチング信号により
それぞれ磁気ヘツドM1およびM2と磁気ヘツド
S1およびS2の再生信号の選択を行なう。ヘツ
ド増幅器2の出力信号は、エンベロープ検波回路
5および切換スイツチ8へ入力される。同様にヘ
ツド増幅器3の出力信号は、エンベロープ検波回
路6および切換スイツチ8へ入力される。エンベ
ロープ検波回路5で、標準モード用磁気ヘツドM
1およびM2の再生信号のエンベロープ検波を行
ない、エンベロープ検波回路6で長時間モード用
磁気ヘツドS1およびS2の再生信号のエンベロ
ープ検波を行なう。エンベロープ検波回路5およ
び6の出力信号は、それぞれコンパレータ7のマ
イナス(−)端子およびプラス(+)端子に入力
されている。コンパレータ7の出力は、エンベロ
ープ検波回路5の出力信号がエンベロープ検波回
路6の出力信号に比べて大きいときはLowレベ
ル、逆にエンベロープ検波回路5の出力信号がエ
ンベロープ検波回路6の出力信号に比べて小さい
時はHighレベルとなる。コンパレータ7の出力
が切換スイツチ8に接続されており、標準モード
用磁気ヘツドM1およびM2と長時間モード用磁
気ヘツドの再生信号の大きい方を再生信号出力端
子9に出力するように切換スイツチ8の切換えを
行なう。
11はモード制御信号入力端子であり、モード
制御信号がエンベロープ検波回路5および6に入
力されている。このモード制御信号により、通常
再生などのようにエンベロープ比較を必要としな
い時に、エンベロープ検波回路5および6の出力
を制御して、たとえば長時間モードの通常再生の
時は、モード制御信号により、エンベロープ検波
回路5の出力をLowレベルとし、エンベロープ
検波回路6の出力をHighレベルとする。したが
つてコンパレータ7の出力はHighレベルとなり、
切換スイツチ8を切り換えて、長時間モード用磁
気ヘツドS1およびS2の再生信号を再生信号出
力端子9に出力する。後述する長時間モードの多
倍速再生も同様の構成で長時間モードの磁気ヘツ
ドS1およびS2の再生信号を再生信号出力端子
9に出力する。
次に第1図のように構成された従来例において
標準モードの5倍速再生および長時間モードの9
倍速再生を行なつた時の動作について第2図およ
び第3図を用いて説明する。
第2図において、aは標準モード用磁気ヘツド
M1およびM2で記録された記録トラツクパター
ンを繰り返し配置した状態を示し、横軸の1目盛
が1フイールドの時間を示し、同時にヘツドスイ
ツチング信号のタイミングをも示す。縦軸は磁気
テープ移動量を示し、その1目盛が記録時あるい
は通常再生時1フイールド時間に磁気テープが走
行するトラツクピツチ量を示している。アジマス
記録であるため、磁気ヘツドM1で記録したトラ
ツクは、磁気ヘツドM2で再生することはできな
い。また同様に磁気ヘツドM2で記録したトラツ
クは、磁気ヘツドM1で再生することはできな
い。第2図aにおいて磁気ヘツドM1で記録した
トラツクをL、磁気ヘツドM2で記録したトラツ
クをRで示している。また、Lトラツクは長時間
モード用磁気ヘツドのS4で、RトラツクはS3
で再生することができる。第2図aの太線は、5
倍速再生を行なつた時の標準モード用磁気ヘツド
のM1およびM2のヘツド軌跡を表わしており、
破線は長時間モード用磁気ヘツドS1およびS2
のヘツド軌跡を表わしている。第2図bがヘツド
スイツチング信号であり、ヘツドスイツチング信
号がHighの期間は磁気ヘツドM1およびS1よ
り再生信号が得られ、ヘツドスイツチング信号が
Lowの期間は磁気ヘツドM2およびS2より再
生信号が得られる。第2図cが5倍速再生を行な
つた時の、標準モード用磁気ヘツドM1およびM
2で再生した再生エンベロープ波形であり、第1
図cのヘツド増幅器2の出力信号である。このま
まの信号で再生画像を出力したならば、再生エン
ベロープ波形の低下したところがノイズバーにな
る。第2図dが長時間モード用の磁気ヘツドS1
およびS2で再生した再生エンベロープ波形であ
り、第1図cのヘツド増幅器3の出力信号であ
る。第2図cおよびdの再生エンベロープ波形を
第1図cの例えば周知のダイオード検波回路から
なるエンベロープ検波回路5および6を通してコ
ンパレーター7でエンベロープ比較を行ない、切
換スイツチ8を切換ることにより再生信号出力端
子9に第2図eの再生信号を得る。このことによ
り、標準モードの5倍速再生においてノイズバー
の発生しない良好な再生画像を得る。なお第2図
の再生エンベロープ波形c,d、およびeにまた
がる線はエンベロープ比較による切換位置を示
す。
次に長時間モードの9倍速再生を行なつた場合
について第3図を用いて説明する。
第3図において、aは長時間用磁気ヘツドS1
およびS2で記録された記録トラツクパターンを
繰り返し配置した状態を示し、第2図aと同様に
横軸の1目盛が1フイールドの時間を示し、同時
にヘツドスイツチング信号のタイミングをも示
す。縦軸は磁気テープ移動量を示し、その1目盛
が記録時あるいは通常再生時1フイールド時間に
磁気テープが走行するトラツクピツチ量を示して
いる。アジマス記録であるため、磁気ヘツドS1
で記録したトラツクは、磁気ヘツドS2で再生す
ることはできない。また同様に磁気ヘツドS2で
記録したトラツクは、磁気ヘツドS1で再生する
ことはできない。第3図aにおいて磁気ヘツドS
1で記録したトラツクをR、磁気ヘツドS2で記
録したトラツクをLで示している。また、Rトラ
ツクは標準モード用磁気ヘツドM2で、Lトラツ
クはM1で再生することができる。第3図aの太
線は9倍速再生を行なつた時の長時間モード用磁
気ヘツドS1およびS2のヘツド軌跡を表わして
おり、破線は標準モード用磁気ヘツドM1および
M2のヘツド軌跡を表わしている。bはヘツドス
イツチング信号である。cが9倍速再生を行なつ
た時の長時間モード用磁気ヘツドS1およびS2
で再生した再生エンベロープ波形で、第1図cの
ヘツド増幅器3の出力信号である。dが標準モー
ド用磁気ヘツドM1およびM2で再生した再生エ
ンベロープ波形で第1図cのヘツド増幅器2の出
力信号である。標準モード用磁気ヘツドM1およ
びM2のトラツク幅は、長時間モードの記録トラ
ツクよりも広いため数本のトラツクにまたがつて
走査する。そのために第3図dに斜線で示すよう
に、1本のトラツクの再生信号に対して隣々接の
トラツクの信号も同時に再生し、クロストークノ
イズとなる。斜線部が多いほどクロストークノイ
ズも多い。したがつて標準モードの5倍速再生の
ように、標準モード用磁気ヘツドで再生した再生
エンベロープ波形と、長時間モード用磁気ヘツド
で再生した再生エンベロープ波形をエンベロープ
比較することができない。また、かりに第3図c
およびdにまたがる直線で示すように、長時間モ
ード用磁気ヘツドS1およびS2で再生した再生
エンベロープ波形cの低下した期間を何らかの方
法で検出し、標準モード用磁気ヘツドM1および
M2で再生した再生エンベロープ波形dに切り換
えたとしても、その期間の再生エンベロープ波形
dは、クロストークノイズが多くて良好な再生画
像を得ることができない。
以上説明したように、従来、標準モード用磁気
ヘツドと長時間モード用磁気ヘツドを近接して設
置した構成において多倍速再生を行なつた場合、
標準モードでは良好な再生画を得ることができる
けれど、長時間モードでは良好な再生画を得るこ
とができないという問題点を有していた。
発明の目的 本発明の目的は、標準モードおよび長時間モー
ドにおける多倍速再生において、良好な再生画を
得るビデオテープレコーダを提供することであ
る。
発明の構成 本発明のビデオテープレコーダは、記録時、磁
気テープを定められた第1または第2の速度(た
だし、第1の速度>第2の速度)で定速走行可能
とし、かつ互いにアジマス角度の異なる第1およ
び第2の磁気ヘツドを回転基板の180゜の位置に設
け、かつアジマス角度が前記第1の磁気ヘツドと
異なり前記第2の磁気ヘツドと同一の第3の磁気
ヘツドおよび、アジマス角度が前記第2の磁気ヘ
ツドと異なり前記第1の磁気ヘツドと同一の第4
の磁気ヘツドを、それぞれ前記第1および第2の
磁気ヘツドの近傍に回転ヘツド基板の180゜の位置
に設け、かつ前記第1の速度で記録するときは、
前記第1および第2の磁気ヘツドを用い、前記第
2の速度で記録するときは、第3および第4の磁
気ヘツドを用いるように構成されたヘリカルスキ
ヤン型のビデオテープレコーダであつて、再生
時、上記第2の速度で記録された磁気テープを多
倍速再生するときに、上記第3および第4の再生
信号が低下した期間を検出する検出手段と、上記
期間を水平同期信号を単位として、上記第1およ
び第2の磁気ヘツドの再生信号に切換える切換手
段とを具備し、前記第3および第4の磁気ヘツド
の再生信号が最小となる時に前記第1および第2
の磁気ヘツドの隣々接トラツクのクロストークが
最小となるように、それぞれの磁気ヘツドのトラ
ツク幅の中心をそろえるように設置し、かつ前記
第1および第2の磁気ヘツドのトラツク幅を同一
とし、前記第3および第4の磁気ヘツドのトラツ
ク幅を同一として構成したものであり、これによ
り、標準モードの多倍速再生はもちろん、長時間
モードの多倍速再生においても、良好な多倍速再
生画を得ることができるものである。
実施例の説明 以下、本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第4図は本発明の一実施例における磁気ヘツド
の配置および再生信号処理系のブロツク構成を示
す図である。なお第1図と同一の構成要素につい
ては同一の符号を付した。第4図において、Aは
磁気ヘツドの配置を示す図であり、回転シリンダ
1には、アジマス角度が異なる標準モード用の磁
気ヘツドM1およびM2のほかに、第1図Aと同
様に長時間モード用磁気ヘツドS1およびS2が
配置されている。
第1図Bに示すごとく、標準モード用の磁気ヘ
ツドM1およびM2のと長時間モード用磁気ヘツ
ドS1およびS2のヘツド相対高さを、トラツク
幅の中心がそろうように設定し、トラツク幅はそ
れぞれの時間モードのトラツクピツチと同一にし
ている。
磁気ヘツドM1とM2とは互いに180゜離れてい
る。磁気ヘツドS1とS2も互いに180゜離れてい
る。
また、磁気ヘツドの回転平面の外周における磁
気ヘツドM1と磁気ヘツドS2との距離および、磁
気ヘツドM2と磁気ヘツドS2との距離は、磁気
テープ上に記録された水平同期信号間の距離をH
とするとnH(nは正の整数)とする。この距離を
Hの整数倍とするのは、再生時の磁気ヘツド出力
信号の切換えによる水平同期信号の間隔の乱れを
防ぐためである。
次に本発明の一実施例の構成について第4図C
を用いて説明する。第4図Cにおいて回転シリン
ダ1に設置された標準モード用の磁気ヘツドM1
およびM2と長時間モード用の磁気ヘツドS1お
よびS2で再生された信号は、それぞれロータリ
トランスR1,R2,R3およびR4を介して、
磁気ヘツドM1およびM2はヘツド増幅器2へ、
磁気ヘツドS1およびS2はヘツド増幅器3へ入
力される。10は回転シリンダ1の回転に同期し
たヘツドスイツチング信号の入力端子で、ヘツド
増幅器2および3に入力される。このヘツドスイ
ツチング信号により、それぞれ磁気ヘツドM1お
よびM2と磁気ヘツドS1およびS2の再生信号
の選択を行なう。ヘツド増幅器2の出力信号は、
エンベロープ検波回路5および切換スイツチ8へ
入力される。同様にヘツド増幅器3の出力信号
は、エンベロープ検波回路6および切換スイツチ
8へ入力される。エンベロープ検波回路5の出力
信号は切換スイツチ12を経てコンパレータ7へ
入力されている。切換スイツチ12のもう一方の
入力端子には直流電圧を供給する直流電源13が
接続されている。エンベロープ検波回路6の出力
信号がコンパレータ7のもう一方の端子に入力さ
れている。標準モードの多倍速再生においては、
第1図Cの従来例と同様にコンパレータ7でエン
ベロープ検波回路5とエンベロープ検波回路6の
出力信号を比較して、再生信号の大きい方を検出
する。11はモード制御信号入力端子であり、モ
ード制御信号がエンベロープ検波回路5,6およ
び切換スイツチ12に入力される。コンパレータ
7の出力信号は、D型フリツプフロツプ回路19
のD入力端子に供給される。D型フリツプフロツ
プ回路19の出力端子Qの出力信号は切換スイツ
チ8および切換スイツチ17に供給されている。
切換スイツチ8の出力信号は再生信号出力端子9
を経て映像信号復調器14に入力される。映像信
号復調器14の出力信号は、同期分離回路15、
遅延線16および切換スイツチ17に供給され
る。同期分離回路15の出力信号が上記D型フリ
ツプフロツプ回路19のCP入力端子に供給され
る。遅延線16の出力信号は上記切換スイツチ1
7のもう一方の端子に供給される。18は再生映
像信号出力端子であり、切換スイツチ17の出力
信号が供給される。
次に本実施例において長時間モードの10倍速再
生を行なつた場合の動作について第5図を参照し
て説明する。第5図において、aは長時間モード
用磁気ヘツドS1およびS2で記録された記録ト
ラツクパターンを繰り返し配置した状態を示し、
横軸の1目盛が1フイールドの時間を示し、同時
にヘツドスイツチング信号のタイミングをも示
す。縦軸は磁気テープ移動量を示し、その1目盛
が記録時あるいは通常再生時1フイールド時間に
磁気テープが走行するトラツクピツチ量を示して
いる。アジマス記録であるため、磁気ヘツドS1
で記録したトラツクは、磁気ヘツドS2で再生す
ることはできない。また、同様に磁気ヘツドS2
で記録したトラツクは磁気ヘツドS1で再生する
ことはできない。第5図aにおいて磁気ヘツドS
1で記録したトラツクをR、磁気ヘツドS2で記
録したトラツクをLで示している。またRトラツ
クは標準モード用磁気ヘツドM2で、Lトラツク
はM1で再生することができる。第3図aの太線
は10倍速再生を行なつた時の長時間モード用磁気
ヘツドS1およびS2のヘツド軌跡を表わしてお
り、破線は、標準モード用磁気ヘツドM1および
M2のヘツド軌跡を表わしている。bはヘツドス
イツチング信号である。cが10倍速再生を行なつ
た時の長時間モード用磁気ヘツドS1およびS2
で再生した再生エンベロープ波形で、第4図Cの
ヘツド増幅器3の出力信号である。dが標準モー
ド用磁気ヘツドM1およびM2で再生した再生エ
ンベロープ波形で第4図Cのヘツド増幅器2の出
力信号である。標準モード用磁気ヘツドM1およ
びM2のトラツク幅TW1は、長時間モードの記
録トラツクTP2よりも広いため数本のトラツク
にまたがつて走査する(ただしTW1≦3×TP2
とするので同一アジマスのトラツクは2本以内)。
そのために第5図dに斜線で示すように、1本の
トラツクの再生信号に対して隣々接のトラツクの
信号も同時に再生し、クロストークノイズとな
る。斜線部が多いほどクロストークノイズも多
い。この場合、標準モード用磁気ヘツドM1およ
びM2で再生した再生エンベロープ波形dは長時
間モード用磁気ヘツドS1およびS2で再生した
再生エンベロープ波形cよりも常に大きいため、
標準モードの多倍速再生のようにエンベロープ比
較を行なうことはできない。したがつて、長時間
モードの多倍速再生の時、モード制御信号入力端
子11の入力信号により、切換スイツチ12を直
流電源13側に切換え、この直流電圧と、長時間
モード用磁気ヘツドS1およびS2で再生された
再生エンベロープ波形cをエンベロープ検波回路
6でエンベロープ検波した波形を比較することに
より、再生エンベロープ波形Cの出力信号が低下
した期間をコンパレータ7により検出することが
できる。コンパレータ7の出力信号がD型フリツ
プフロツプ19に入力される。D型フリツプフロ
ツプ19のCP端子には再生された水平同期信号
(後述する)が入力されているため、Q出力端子
には、水平同期信号で同期のとれたコンパレータ
7の出力信号が得られる。このQ出力端子の出力
信号で切換スイツチ8を切り換えることにより、
再生信号出力端子9には、第5図eに示すよう
に、長時間モード用磁気ヘツドS1およびS2で
再生した再生エンベロープ波形cの低下した期間
を、標準モード用磁気ヘツドM1およびM2で再
生した再生エンベロープ波形dで補なつた再生エ
ンベロープ波形eが得られる。この補なう期間
は、D型フリツプフロツプ回路19を用いて水平
同期信号でタイミングを取つているため、再生画
像にはその切換ノイズは生じない。再生信号出力
端子9のノイズバーのない出力信号eは映像復調
回路14に入力され、映像信号に変換される。こ
の映像信号復調回路14は、良く知られているよ
うに、輝度信号復調系と搬送色信号復調系とで成
り立つている。輝度信号復調系はFM変調された
輝度信号を復調し、搬送色信号復調系は再生され
た低域搬送色信号からジツタを除去して、色副搬
送周波数が約3.57945MHzの搬送色信号に変換す
る。このように復調された映像信号は水平同期信
号分離回路15、遅延線16、および切換スイツ
チ17に供給される。同期信号分離回路15によ
り水平同期信号が分離される。遅延線16では標
準モード用磁気ヘツドM1およびM2と長時間モ
ード用磁気ヘツドS1およびS2の時間差だけ映
像信号が遅延される。この時間差は、固定遅延量
で、磁気ヘツドM1およびM2か磁気ヘツドS1
およびS2のどちらか一方に対応する再生信号を
遅延する。切換スイツチ17の制御はD型フリツ
プフロツプ回路19のQ出力端子の出力信号で行
なう。また、磁気ヘツドM1およびM2と磁気ヘ
ツドS1およびS2で再生された映像信号の水平
同期信号差を検出して、この検出信号により可変
遅延線を制御して補正を行なつても良い。遅延線
16は映像信号を低歪率で遅延させるため、ガラ
ス遅延線あるいはチヤージ・カプルド・デバイス
(CCD)などの半導体を用いた半導体遅延線が用
いられる。そして映像信号出力端子18にノイズ
バーのない再生映像信号が連続して得られる。
以上のように本実施例によれば、標準モード用
磁気ヘツドと長時間モード用磁気ヘツドのトラツ
ク幅の中心をそろえることにより、長時間モード
用磁気ヘツドの再生信号が最も低下した時が標準
モード用磁気ヘツドの再生信号がクロストークノ
イズが最も少なくて良いという関係となる。した
がつて長時間モードの多倍速再生時に長時間モー
ド用磁気ヘツドの再生エンベロープの低下した期
間を検出し、この期間を標準モード用磁気ヘツド
の再生信号で補うことにより、ノイズバーがなく
クロストークノイズの少ない良好な多倍速再生画
を得ることができる。また、本実施例において標
準モード用および長時間モード用の磁気ヘツドの
トラツク幅をトラツピツチと同一としたが、長時
間モード用のトラツタ幅をトラツクピツチより広
く設定しても良い。このことにより長時間モード
用磁気ヘツドの再生エンベロープ波形の低下する
期間が短かくなるため、結果として補なうための
標準モード用磁気ヘツドの再生信号のクロストー
クノイズが少なくなる。また1本のトラツクの再
生信号に対する隣々接トラツクのクロストーク量
は約−10dB以下であれば再生画面上問題ない。
したがつて、長時間モード用磁気ヘツドの再生信
号が低下した期間、補うための標準モード用磁気
ヘツドの再生信号のクロストークノイズ量が約−
10dB以下であれば良いため、この範囲内であれ
ば、標準モード用磁気ヘツドと長時間モード用磁
気ヘツドのトラツク幅の中心が、若干ずれていて
も良い。
また、長時間モード用磁気ヘツドの再生信号の
低下した期間の検出は、本実施例ではエンベロー
プ検波と一定直流電圧の比較により行なつたが、
もちろん本実施例の方法に必らず、たとえばドロ
ツプアウト信号検出信号でおきかえても良いし、
エンベロープ検波波形のピーク検出を行ない、エ
ンベロープ検波波形がピーク検出電圧に対して一
定レベル以下になつた期間を検出するようにして
も良い。また、逆転方向の多倍速再生も同様の構
成により行なうことができる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、標
準モード用磁気ヘツドと長時間モード用磁気ヘツ
ドを設置したヘリカルスキヤン型のビデオテープ
レコーダであつて、それぞれのトラツク幅の中心
をそろえて、標準モード用の磁気ヘツドのトラツ
ク幅を、長時間モードのトラツクピツチの3倍に
等しいか、あるいはそれ以下とし、長時間モード
の多倍速再生時、長時間モード用磁気ヘツドの再
生信号の低下した期間を検出し、この期間を水平
同期信号のタイミングで、標準モード用磁気ヘツ
ドの再生信号で補なうように構成することによ
り、従来不可能であつた標準モードおよび長時間
モード共、ノイズバーがなくクロストークノイズ
も少ない多倍速再生画を得ることができる。さら
に再生信号の切換時における水平同期信号の差
を、遅延線を用いて補正することにより、ノイズ
やスキユーのない高品位の多倍速再生画を得ると
いう優れた特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のビデオテープレコーダのヘツド
構成の配置および再生信号処理系を表わすブロツ
ク構成図、第2図は第1図の従来構成における標
準モードの5倍速再生を説明するための図、第3
図は第1図の従来構成における長時間モードの9
倍速再生を説明するための図、第4図は本発明の
ビデオテープレコーダのヘツド構成の配置および
再生信号処理系を表わすブロツク構成図、第5図
は第4図の本発明の実施例における長時間モード
の10倍速再生を説明するための図である。 M1,M2……標準モード用磁気ヘツド、S
1,S2……長時間モード用磁気ヘツド、1……
回転シリンダ、2,3……ヘツド増幅器、5,6
……エンベロープ検波回路、7……コンパレー
タ、8,12,17……切換スイツチ、14……
映像信号復調器、15……同期分離回路、16…
…遅延線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録時に磁気テープを定められた第1または
    第2の速度(ただし、第1の速度>第2の速度)
    で定速走行可能とし、かつ互いにアジマス角度の
    異なる第1および第2の磁気ヘツドを回転基板の
    180゜の位置に設け、かつアジマス角度が前記第1
    の磁気ヘツドと異なり前記第2り磁気ヘツドと同
    一の第3の磁気ヘツドおよび、アジマス角度が前
    記第2の磁気ヘツドと異なり前記第1の磁気ヘツ
    ドと同一の第4の磁気ヘツドを、それぞれ前記第
    1および第2の磁気ヘツドの近傍に回転ヘツド基
    板の180゜の位置に設け、かつ前記第1の速度で記
    録するときは、前記第1および第2の磁気ヘツド
    を用い、前記第2の速度で記録するときは、前記
    第3および第4の磁気ヘツドを用いるように構成
    されたヘリカルスキヤン型のビデオテープレコー
    ダであつて、再生時、前記第2の速度で記録され
    た磁気テープを多倍速再生するときに、前記第3
    および第4の磁気ヘツドの再生信号が低下した期
    間を検出する検出手段と、前記期間を水平同期信
    号を単位として、前記第1および第2の磁気ヘツ
    ドの再生信号に切換える切換手段とを具備し、前
    記第3および第4の磁気ヘツドの再生信号が最少
    となる時に前記第1および第2の磁気ヘツドの
    隣々接トラツクのクロストークが最少となるよう
    に、それぞれの磁気ヘツドのトラツク幅の中心を
    そろえるよう設置し、かつ前記第1および第2の
    磁気ヘツドのトラツク幅を同一とし、前記第3お
    よび第4の磁気ヘツドのトラツク幅を同一とした
    ことを特徴とするビデオテープレコーダ。 2 第1および第2の磁気ヘツドのトラツク幅
    TW1は第3および第4の磁気ヘツドに比べて広
    く、かつ第2の速度のトラツクピツチをTP2とす
    ると、TW1≦3×TP2とすることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のビデオテープレコー
    ダ。 3 第3および第4の磁気ヘツドの再生信号が低
    下した期間、第1および第2の磁気ヘツドの再生
    信号で補なつて得る映像信号の切換え時の水平同
    期信号の差を検出する手段からの検出信号により
    上記映像信号の遅延量を制御するようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のビデオ
    テープレコーダ。
JP58091821A 1983-05-24 1983-05-24 ビデオテ−プレコ−ダ Granted JPS59216386A (ja)

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