JPH0384033A - 特にセラミック繊維を得るためのポリシラザンの架橋方法 - Google Patents

特にセラミック繊維を得るためのポリシラザンの架橋方法

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JPH0384033A
JPH0384033A JP2209373A JP20937390A JPH0384033A JP H0384033 A JPH0384033 A JP H0384033A JP 2209373 A JP2209373 A JP 2209373A JP 20937390 A JP20937390 A JP 20937390A JP H0384033 A JPH0384033 A JP H0384033A
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polysilazane
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fibers
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triorganosilyl
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JP2209373A
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Pascal Barthelemy
パスカル・バルテルミ
Charles Bobichon
シャルル・ボビション
Jean-Jacques Lebrun
ジャンジャック・ルブラン
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Rhone Poulenc Chimie SA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ポリシラザンの架橋方法に関する。
この発明はまた、応用として、こうして架橋されたポリ
シラザンを炭化珪素及び(又は)窒化珪素を主体とする
セラミック材料の製造に使用することに関する。
[従来の技術及び課題] 炭化珪素及び(又は)窒化珪素を主体とする、充填材を
含有する又は含有しないセラミック製品を、ポリシラザ
ンタイプ、特にオルガノポリシラザン又はオルガノポリ
(ジシリル)シラザンタイプの先駆体化合物の熱分解に
よって製造するという技術思想は、従来の多くの文献及
び特許に記載されている。
オルガノポリシラザン及びオルガノポリ(ジシノル)シ
ラザン(以下、単にポリシラザンと称する)はモノマー
、オリゴマー及びポリマー(環状又は線状)の形状並び
に樹脂状ポリマーの形状で存在する周知の物質である。
これらポリシラザンは多種の方法に従って広範な出発物
質から製造することができる。
このようなポリマー経由法の利点は特に、この種の化合
物が成形可能であるということ、より特定的には熱分解
後に5iiN4. Si C,S i NC又はこれら
の混合物から作られたセラミック物品を繊維、フィルム
、コーチングフィルム又は多少とも薄いコーチングの形
で得るために成形可能であるということにある。
実際、繊維の形のポリシラザンの用途は恐らくそれらの
主要な利点の1つとなっている。
現在の典型となっている図式に従えば、ポリシラザンは
(それらが初めに固体状にある場合には随意に軟化させ
た後に)それ自体周知の任意の方法によって、特にダイ
に通す押出によって連続繊維に紡糸され、この繊維は次
いで特にそれらの熱的及び(又は)機械的挙動を改善す
る目的で処理され、そして次いで熱分解して最終的に所
望のセラミック繊維を得る。
この熱分解の前の繊維の処理は、硬化、不融性化又は架
橋処理等様々に称されるが、シラザンポリマーを伴う経
路でセラミック繊維を製造するためのあらゆる方法の必
須の工程となっている。
現在、ポリシラザン繊維の硬化は物理的方法(光や放射
線の照射)又は熱化学的方法のいずれかに依存している
より特定的に繊維の架橋に適用されている周知の方法の
中では、特に次の特許に記載されたようなものを挙げる
ことができる: ・米国特許第3.853,567号 (これは、 ・室温〜ポリマーの軟化温度の範囲で不活性且つ(又は
)湿った雰囲気下での熱処理、・空気、酸素、S等のよ
うな慣用の化学酸化剤を用いたポリマーの酸化、 ・Al2Cj2.のようなルイス酸による処理を教示し
ている); ・ヨーロッパ特許第206,449号 (これは、蒸気を用いた架橋及び続いての750℃から
それ以上の温度の熱分解を教示している): ・ヨーロッパ特許第245.047号 (これは、気体状塩化チエニルを用いる架橋を教示して
いる); ・ヨーロッパ特許第259,944号 (これは、紫外線照射によるビニル基含有ポリシラザン
、メルカプト官能基含有化合物及び光開始剤の架橋を教
示している); ・フランス国特許第2.611.208号(これは、紫
外線照射を好ましくは光開始剤若しくは加硫剤の存在下
で用いるか、又は電子ビームを用いるかのいずれかのポ
リシラザンの架橋を教示している。用いられるポリシラ
ザンは必ず、ジハロジオルガノシランと共にα、ω−ビ
ス(ハロジオルガノシリル)エタンのジシラザンによる
アミツリシスから得られたものである)。
化学的酸化を用いる架橋方法は、セラミック繊維中に大
量の酸素を導入するという大きな欠点を持ち、これは一
般的に、物理化学的特性、特にその機械的特性をはっき
りと変化させる。
照射を用いた架橋方法は実施するのが微妙であり且つ経
費がかかる。これらは一般的に、高価格の特別なポリシ
ラザンを必要とする。
さらに、繊維の用途においては、例えば前述のヨーロッ
パ特許第245.047号によって示されたように、工
業的方法においてポリマー状繊維は、紡糸及び架橋の後
に、随意としての別の処理を実施する前に、そしていず
れにしても最終の熱分解処理を実施する前に、一般的に
巻き取られる。
架橋された繊維は巻き取り且つ次いで巻き出すことがで
きるように適切な機械的特性を示さなければならず、特
に架橋された繊維は困難なく巻き取り、巻き出し、そし
て再び巻き取ることができるように、粘着性であっては
ならないということは明白である。
上記の既知の方法は、次の組合せ特性を示す架橋された
ポリシラザン繊維を得ることができない: ・紡織繊維の特性、即ち損傷なく巻き取り且つ巻き出し
することができ、続いて困難なく取扱い且つ熱分解する
ことができるという特性;・セラミック繊維としての低
い、一般的に8重量%より低い酸素含有率; ・好適なセラミック収率及びセラミック化した後の好適
な物理化学的特性。
[発明の目的] 本発明の目的は正に、上記の組合せ特性を持つポリシラ
ザンの架橋方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この目的及び他の目的は、本発明によって達成される。
本発明は実際、ポリシラザンを有効量の少なくとも1種
のトリフルオルメタンスルホン酸トリオルガノシリルと
接触させること(これを工程(a)と称する)を含むこ
とを特徴とするポリシラザンの架橋方法に関する。
本出願人は、全く思いがけずそして驚くべきことに、こ
のような処理(その実施上の適用条件は以下により詳細
に記載する)によって、セラミック化前に5%より低い
低酸素含有率(これは良好な不融性及び不溶性を与える
)を持つ特に架橋された構造を示すポリシラザンを得る
ことができるということを明らかにすることができた。
さらに、処理された繊維は「紡織可能性質」又はj紡織
可能晶質1を示す。
本発明に従えば、用語r紡織可能性質」又はr紡織可能
品質1とは、不融性にするための処理後に一方で繊維が
互いに又はリールに付着せずに巻き取り且つ巻き出しす
ることができ、他方で繊維の構成フィラメントが互いに
接着せずにそれらの独自性を維持する繊維を意味するも
のとする・しかしながら、本発明の他の特性、局面及び
利点は、以下の記載及び本発明の用途に関する非限定的
な具体例からさらにより明確になるであろう。本明細書
において、百分率及び部は特に記載がない限り重量によ
るものである。
本発明の方法に従って架橋させることのできる出発のオ
ルガノポリシラザンはそれ自体周知の化合物であり、容
易に製造することができる。特に、 (a)次式(1): %式%() (式中、Xはハロゲンであり、 基Rは同一であっても異なっていてもよく、水素、随意
にハロゲン化された直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基、
シクロアルキル基、アリール基(例えばフェニル及びナ
フチル基)、アリールアルキル又はアルキルアリール基
、アルケニル基(例えばビニル若しくはアリル基)並び
にアルキニル基(例えばエチニル若しくはプロピニル基
)から選択され、 aはOll、2又は3である) の少なくとも1種のオルガノハロシランと、 (b)NH,又はNH基を少なくとも1個有する有機化
合物又はオルガノシリル化合物(例えばアンモニア、第
1又は第2アミン、シリルアミン、アミド、ヒドラジン
、ヒドラジド等)との間の任意の反応生成物を用いるこ
とができる。
式(1)においてRが表わすアルキル基の例としては、
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル及びオクチル基を挙げることができる。シ
クロアルキル基の例としては、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル及びシクロヘプチル基を挙げることができる。
アリールアルキル基の例としては、ベンジル及びフェニ
ルエチル基を挙げることができる。アルキルアリール基
の例としては、トリル及びキシリル基を挙げることがで
きる。
オルガノハロシランは単独で使用することも混合物とし
て使用することもできる。オルガノハロシランの例とし
ては、以下のものが挙げられる:CH−HSiC12、
H−3LC1* 、 (CHs)−H3iC1、H3i
C1i、(Cth)zsiclg 、(CHs)ssi
cl。
CHsSiClz、5iC14,(co3)*5z(c
oact)t、(CHx)ssicHxcl 、 CH
sSi(CHiCl)s、(C−Hs)zstclt、
(CsHi) (CHs)SiC1*。
Cl1H6SIC13、(CHs)(C)IiCHi)
SIC1□、(CHi) (CHz”CH)SiC1t
、(CH,) 、 (CH2=CH) 5iC1゜((
:aHs)a(CHa:CI()SiC1、(C−Hs
)(CHz:CH)SLClz、(CH,) (C−H
−) (CH−:CH,)SiC1。
前記のオルガノポリシラザンの合成1こ使用することの
できる、N Hx又はNH基を少なくとも1個有する化
合物の例としては、以下のものが挙げられる:アンモニ
ア、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、シ
クロプロピルアミン、ヒドラジン、メチルヒドラジン、
エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、アニリン、メチルアニリン、ジフェニ
ルアミン、トルイジン、グアニジン、アミノグアニジン
、尿素、ヘキサメチルジシラザン、ジフェニルテトラメ
チルジシラザン、テトラフエニルジメチルジシラザン、
テトラメチルジビニルジシラザン、ジメチルジフェニル
ジビニルジシラザン及びテトラメチルジシラザン。
反応終了時に得られるオルガノポリシラザンにはより特
定的には次のものが包含される=1、次式二 HtN(R−3iNH)pSiRaNHz      
  (II )及び R,5iNH(R,5iNH) 1SiR−(III 
)(式中、Rは式(I)について前記した意味を持ち、 p及びp’ 1〜1000の範囲、−殻間には3〜30
0の範囲の整数である) に相当する線状ポリマー (式(II)のポリマーは、ジオルガノジクロルシラン
をアンモニアと接触させることによって製造することが
でき、式(m)のポリマーは、アンモニアをトリオルガ
ノクロルシラン又はトリオルガノクロルシランとジオル
ガノジクロルシランとの混合物と反応させることによっ
て製造することができる(フランス国特許第1,086
,932号及び米国特許第2.564゜674号を参照
されたい)。
一般に、オルガノハロシランと有機アミンとの反応は米
国特許第3.853.567号及び同第3、892.5
83号に記載されており、オルガノハロシランとジシラ
ザンとの反応はベルギー国特許第888.787号に記
載されている。) ;2、次式: %式%) (式中、nは3〜10の範囲であり、一般的にはnは3
.4であり、 Rは式(I)について前記した意味な持つ) に相当する環状ポリマー (これらは特に英国特許第881,178号に記載され
ている。); 3、式R55iNHo、 s、RJiNH,R31NH
+、s及びSL (NH) mのものから選択される単
位から成る樹脂状ポリマー (これらは、対応するオルガノクロルシラン又はこれら
シランの混合物をアンモニアと、好ましくは有機溶媒中
で接触させることによって有利に製造される(フランス
国特許第1.379,243号、同第1,392,85
3号及び同第1.393,72.8号を参照されたい)
)。
本発明の方法に従って架橋させることのできる出発のオ
ルガノポリ(ジシリル)シラザンもまたそれ自体周知の
化合物であり、容易に製造することができる。これらは
特に、 (a) N Hs又はNH基を少なくとも1個有する有
機化合物又はオルガノシリル化合物(例えばアンモニア
、第1又は第2アミン、シリルアミン、アミド、ヒドラ
ジン、ヒドラジド等)と (b)次式: %式%() (式中、基Rは同一であっても異なっていてもよく、前
記と同じ意味を持ち、 bは0.1,2又は3であり、 Cは011又は2であり、 Xはハロゲン、一般的には塩素である)の少なくとも1
種のオルガノハロジシランとを作用させることによって
製造することができる。
式(V)の化合物の例としては、次のものを挙げること
ができる: (CH−)aclsisi(CHs)−CI。
(C)Is) *Cl5iSiCHiC1i、C)ls
chsisicHsclg。
ポリ(ジシリル)シラザンの合成に用いることのできる
、NH,又はNH基を少なくとも1個有する化合物の例
としては、オルガノへロモノシランのアミツリシスの場
合に前記したのと同じ化合物を挙げることができる。
一般に、ハロジシランとアンモニアとの随意としてのハ
ロシランの存在下における反応は、ヨーロッパ特許第7
5.826号に記載されている。ハロジシランとジシラ
ザンとの反応は、フランス国特許第2,497,812
号に記載されている。
最後に、ヨーロッパ特許第75,826号に記載された
ように、オルガノポリ(ジシリル)シラザン−シラザン
は前記のアミノ誘導体と式(■)及び式(V)のハロゲ
ン化化合物の混合物とを反応させることによって製造す
ることができる。
アンモニアから製造される出発のポリシラザンは一般的
にアンモノリシス生成物と称され、前記のようなアミノ
化合物から製造される出発のポリシラザンはアミツリシ
ス生成物と称され、従ってこれはアンモノリシス生成物
を包含する。
もちろん、前記のアミツリシス反応から得られたポリシ
ラザンをさらに、このアミツリシス生成物の性状に応じ
て重合及び(又は)共重合及び(又は)分子転位を引き
起こすための周知の接触処理にかけたものを出発のポリ
シラザンとして用いることもでき、これは、得られるポ
リシラザンがそれらの可融性及び有機溶媒中での溶解性
を維持することを保証しながらそれらの分子量をさらに
増大させるためのものである。
このような接触処理の実施条件は特に以下の特許に記載
されている:特開昭54−93100号、米国特許第3
,007,886号、同第3,187,030号及びフ
ランス国特許第2,577.933号。
また、ヨーロッパ特許第296.028号に記載された
ような、溶媒中でアルカリ金属、特にナトリウムの存在
下で塩素化シランと塩素化ジシラザンとを重縮合させる
ことによって得られるシラン−シラザンコポリマー、又
はこのコポリマーの好ましくは不活性雰囲気下で250
〜550℃の範囲の温度において実施される熱分解によ
って得られるポリカルボシラザンを出発のポリシラザン
として用いることもできる。
この操作は好ましくは=S 1−NH−基を1分子につ
き少なくとも1個有する出発のポリシラザンについて実
施される。
トリフルオルメタンスルホン酸トリオルガノシリル(こ
れは以下においては架橋剤とも称する)は好ましくは次
式; (式中、基Rは同一であっても異なっていてもよく、1
価の炭化水素基を表わす) に相当する。式(A)の化合物は、トリフルオルメタン
スルホン酸と対応するハロトリオルガノシランとの反応
によって得ることができる。
用いることのできる基Rの例としては、1〜12個の炭
素原子を有する直鎮状又は分枝鎖状のアルキル基、3.
3.3−1−リフルオルブロビル基、フェニル基及びビ
ニル基を挙げることができる。
トリフルオルメタンスルホン酸トリメチルシリルを用い
るのが特に推奨される。
出発のポリシラザンと架橋剤との間の接触は、それ自体
周知の任意の方法で実施することができる。
架橋剤は、液体又は気体の形状で用いることができる。
さらに、前記のような架橋剤の有効量とは、ポリシラザ
ンを適切に架橋させてこれを実質的に不融性且つたいて
いの通常の有機溶媒(ペンタン、ヘキサン、トルエン、
ベンゼン等)中に不溶性にするのに充分な量を意味する
。処理すべきポリマーの重量に関して計算して0.1〜
15重量%、好ましくは0.5〜5重量%の式(A)の
架橋剤を用いることが推奨される。
処理を実施する温度及びその期間は広範囲に変化し得て
、硬化させるべきポリシラザンの種類及び架橋剤の使用
量に依存する。一般に、この期間は処理温度に関係する
。この温度が高ければ高いほど処理期間を短くすること
ができ、重要なことは全ての場合において実質的に不融
性且つ不溶性状態で終了することである。この処理の際
、操作は一定温度で実施することもでき、温度を変えな
がら実施することもできる。
実施上、この温度は一般的に周囲温度〜硬化させるべき
ポリシラザンの軟化温度の範囲である。
この温度は、好ましくは50℃〜硬化させるべきポリシ
ラザンの軟化温度より僅かに低い温度の範囲である。
処理期間は臨界的ではないので、温度に応じて数分間〜
数時間まで変化し得る。
本発明に従う架橋方法の第1の好ましい具体例(特に続
いての架橋した繊維又は薄層の製造に好適なもの)に従
えば、出発のポリシラザンをまず初めに所望の形(即ち
セラミック化後に得ることが望まれる物品の形)に変化
させ、次いでそれに含浸させるべき架橋剤と接触させる
。この場合、架橋剤は液体又は気体の形状を取ることが
できるが、気体の形状が好ましい。
この後者の場合、架橋剤は純粋な状態で用いることもで
き、また例えばアルゴンガス(若しくは他の任意の希ガ
ス)又は窒素のような不活性ガス中に希釈して用いるこ
ともできる。
さらにこの場合、操作は一般的に大気圧下で実施される
が、もちろんそれより低い又は高い圧力も除外されない
。さらに、ポリシラザンと架橋剤との間の接触は静的で
あっても動的であってもよく、即ち例えばヨーロッパ特
許第245.047号に記載された装置を用、いてパー
ジしながら実施することもできる。
本発明に従う架橋方法の第2の具体例に従えば、出発の
ポリシラザンへの架橋剤の添加は、2種の化合物を塊状
で又は有機溶媒中で直接混合することによって実施する
ことができる。
もちろん、この第2の方法は用いられる架橋剤が出発の
ポリシラザンに対して室温において実質的に不活性であ
る場合、即ち架橋剤をポリシラザンと接触させることに
よってポリシラザンの物理化学的特性、特にその融点又
は軟化点がごく僅か又は全く変化しない場合に限り真に
有益である。
この場合、こうして得られる組成物は室温において実質
的に安定な性質を有するので、続いてのポリシラザンの
成形(特に押出操作の場合)を妨害しない。より正確に
は、この場合にこうして得られる組成物はフィラメント
、繊維、コーチングフィルム、基体上のコーチング又は
、成形若しくは他の物品のような最も広範な形状に転化
させることができ、これらは次いで架橋される(この場
合、この架橋は加熱することによって、特に押出ダイの
出口で加熱することによって開始される)。前述のよう
に、このような組成物は架橋及び熱分解の後にセラミッ
ク繊維を得るために巻き取り又は巻き出し可能な繊維に
転化させるのに有用である。さらに、これらは特にSi
C%Si Oa、5isN4.84 C等から成るセラ
ミック繊維用のマトリックスとして用いることができる
。さらにより単純には、これらはまたセラミック粉末を
製造するのに用いることもできる。
もちろん、架橋させるべき出発のポリシラザンがさらに
充填材、好ましくはSt Oa 、 5iaN4、St
 C,BN、B* Os t B4 C,AI N。
Altos 、 A14CI 、 Ti N%Ti O
,、Zr Oa 、Zr C及びvo3等から選択され
る充填材を含有していてよいということは明白である。
さらに、与えられた用途にとって必要ならば一般的に、
当該ポリシラザンと相溶性の有機溶媒、例えばベンゼン
、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、イソプロピル
エーテル、エチルエーテル、ジクロルメタン又はクロル
ベンゼンを添加することによってそれらの粘度を調節す
ることができる。
本発明に従う架橋処理の終わりに、随意に成形されたポ
リシラザンが回収され、これは不融性であり且つたいて
いの通常の有機溶媒、特にヘキサン中に不溶性である。
こうして硬化されたポリシラザンは次いで慣用の周知の
方法で、SiC%S isN 4又はそれらの混合物の
形に転化させるための熱分解熱処理にかけることができ
る。
より特定的には、硬化されたボI)シラザンで被覆若し
くは含浸された基体又は硬化されたポリシラザンから作
られた繊維は、即座に又は後に、完全なセラミック化が
得られるまで真空下若しくは加圧下又は不活性若しくは
反応性(例えばNH,)雰囲気下で実施される熱分解に
かけることができる。
熱分解の温度は一般的に800〜1.600℃の範囲、
好ましくは950〜1.400℃の範囲である。
このセラミック化は、当業者に周知の方法、特に前記の
特許に記載された方法に従って実施される。
本発明の好ましい別の態様に従えば、トリフルオルメタ
ンスルホン酸トリオルガノシリルによる処理の工程(a
)の前又は後に、ポリシラザンを(i)式 X−C−X
   の化合物 及び (ii)式 X−C−の官能基を少なくとも2個持つ化
合物 (これら式中、Xはハロゲン原子を表わす)から選択さ
れる有効量の少なくとも1種の化合物と接触させて成る
追加の処理の工程(b)を実施することが推奨される。
この架橋処理は、本出願人によるフランス国特許第2,
640,982号の主題を形成する。本発明に従えば、
トリフルオルメタンスルホン酸トリオルガノシリルによ
る処理の前にこの追加の処理を実施することが推奨され
る。
特に前記したようなポリシラザンの架橋に用いることの
できる式 X−C−X   の化合物及び式X−Cの官
能基を少なくとも2個持つ化合物はそれぞれオキシハロ
ゲン化炭素及び酸ポリハロゲン化物の一般的な部類に含
まれるので、これらもまた当技術分野において周知の化
合物である。
便宜上、これら全ての化合物(オキシハロゲン化物及び
ポリハロゲン化物)を以下においては架橋剤と称する。
好ましいオキシハロゲン化炭素はオキシ塩化炭素であり
、これはホスゲンという名称でも知られている。
好ましい酸ポリハロゲン化物は酸ポリ塩化物である。後
者の物質は通常、例えば五塩化燐又は三塩化燐を対応す
るポリカルボン酸と反応させることによって得られる。
架橋剤が酸塩化物タイプの官能基をより多く含むほど、
反応の終了時に得られるポリシラザン組成物はより多く
架橋され、そして、前述のようにこの架橋剤は初めから
酸塩化物タイプの官能基を少なくとも2個有していなけ
ればならないということが理解される。
本発明に従う架橋方法において用いることのできる酸ポ
リ塩化物の中では、純粋に例として、下記の酸のポリ塩
化物を挙げることができる:・脂肪族ジカルボン酸、例
えば 蓚酸 マロン酸 琥珀酸 グルタル酸 アジピン酸 2.4−ジメチルアジピン酸 ピメリン酸 スペリン酸 アゼライン酸 セバシン酸 ドデカンニ酸 フマル酸 マレイン酸 メチルイミノニ酢酸 3−ジメチルアミノヘキサンニ酸; ・シクロアルカンジカルボン酸、例えば1.4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸 3−ジメチルアミノ−1,2−シクロペンタンジカルボ
ン酸; ・芳香族二酸、例えば フタル酸 イソフタル酸 テレフタル酸 フェニレンニ酢酸 1.5−ナフタリンジカルボン酸 1.6−ナフタリンジカルボン酸 4.4゛−ジフェニルジカルボン酸 3.3゛−ジフェニルジカルボン酸 ビス(4−ヒドロキシカルボニル)フェニルエーテル ビス(3−ヒドロキシカルボニル)フェニルエーテル) 4.4°−ジヒドロキシカルボニルジフェニルスルホン 3.3°−ジヒドロキシカルボニルジフェニルスルホン
; ・ピリミジン又はイミダゾールジカルボン酸;・ヒドロ
キシポリカルボン酸、特にヒドロキシジカルボン酸又は
ヒドロキシトリカルボン酸、例えば りんご酸 拘楊酸 タルトロン酸・ ポリヒドロキシポリカルボン酸、 酒石酸; 例えば ・アミノジカルボン酸及びそれらの対応するアミド、例
えば アスパラギン酸 アスパラギン グルタミン酸 グルタミン。
脂肪族ジカルボン酸の二塩化物、特に炭化水素主鎖の長
さが18個の炭素原子を越えず、好ましくは8個の炭素
原子を越えないものが架橋剤としてとくに好適である0
本発明に従えば、次式:の4酸ジクロリドを用いること
が特に推奨される。
工程(b)を実施するのに用いることのできる架橋剤の
量及び工程(b)の実施条件はトリフルオルメタンスル
ホン酸トリオルガノシリルの場合に前記した工程(a)
についてのものと全く同じであり、この後者の架橋剤に
関して前記したことは随意の架橋剤(i)及び(ii)
の場合にも適用できる。
この追加の処理の工程(b)は好ましくは先に実施され
、この工程は特に繊維を製造する場合に推奨される。こ
れは、得られる繊維が優れた紡織可能特性、低い(−殻
間にセラミック化後に8重量%より低い)酸素含有率を
有するようにすることができ、非常に良好な機械的特性
を示すセラミック繊維をもたらす。
式(A)の化合物による処理の工程(a)並びにそれに
続いての又はその前の随意としての式(i)及び(ii
)の化合物による処理の工程(b)の後に、随意に繊維
を300〜400℃における熱処理(好ましくは繊維を
室温から300〜400℃の最大温度にゆっくり加熱し
、次いで室温(25℃)に戻すことによる処理)から成
る工程(c)にかけることが推奨される。
この昇温は、5〜50時間の期間をかけて有利に実施す
ることができる。
この熱処理は、架橋された繊維の酸素含有率を増大させ
ることなくその機械的特性をさらに改善し、従って破断
の危険性を制限しながらそのセラミック化を実施するこ
とを可能にする。
この熱分解は真空下又はアンモニアを随意に含有する不
活性雰囲気下で、750℃〜l・600℃の温度におい
て、l又は連続的な2以上の平坦域をもって段階で行な
われる。得られるセラミックを構造化して機械的特性を
改善するためには、熱分解の最後の平坦域の温度は好ま
しくは1. OOO℃〜l、 600℃の範囲である。
セラミックが繊維の形状にある場合に繊維の機械的特性
を改善するためには、本出願人によるフランス国特許第
2,631,334号の教示に従って、この繊維を熱分
解の後に弗化水素酸と接触させることもまた有利である
このセラミック化された繊維の追加の処理により、下記
の結果を同時に得ることができる:・まず1表面不純物
、特に、例えばシリカのような表面酸化物層の除去。
・次に、繊維上に最初から存在する重大な表面の欠陥の
実質的な除去、 ・最後に繊維の破断応力の著しい改善。
この弗化水素酸は好ましくは液状溶液の形で用いられる
が、もちろん気体状弗化水素酸を使用することも除外さ
れない。
さらに、この液状溶液は好ましくは水溶液である。
この場合、この溶液中のHF酸の希釈率は有利には5〜
30容量%の範囲、好ましくは約10容量%である。
処理時間は広範囲に変化し得て、即ち数分間〜数時間の
範囲、特に5分間〜5時間の範囲の期間に及んでよい、
しかしながら、所望の結果に到達するには一般的に5〜
60分間の範囲の処理時間で充分である。
最後に、この処理を実施する温度については、これは周
囲温度〜100℃の範囲であってよいが、好ましくは2
0〜30℃の範囲、さらに好ましくは約25℃である。
一般に、濃度、時間及び温度の3つの独立したパラメー
ターの調節は、処理が強すぎる(HFが濃厚すぎ且つ(
若しくは)温度が高すぎる)又は長ずざると繊維が損傷
し、その内部の特性が変化する(密度の低下、点蝕の発
生、形状の変化他)ことがあるという事実を考慮して決
定される。
実施上、本発明に従うこの処理は、完全に平滑で且つき
れいな表面の出現が認められたらすぐに停止される。
本発明に従うセラミック繊維は、HFで処理してもしな
くても、8%より低く、6%より低いことさえある酸素
含有率を有する。この低い酸素含有率は、1.000〜
1.500℃の利用温度におけるそれらの熱化学的安定
性を増大させる。この熱安定性は従来技術の架橋方法に
よって得られていない。
ガラス、金属又はセラミックマトリックス複合材料中で
は繊維−マトリックス界面の特性が大きな重要性を有す
るということが一般的に周知であるという事実を考える
と、本発明に従って処理された繊維は、このようなガラ
ス、金属又はセラミックマトリックス複合材料用の補強
剤として大きな用途を有する。
[実施例] 以下の実施例は本発明の範囲を限定することなく本発明
を例示するものである。
これらの実施例においては、ASTM規格D3a79−
75と同様の方法に従って単位フィラメントについて弾
性率E (GPa)を測定した。
破断応力σ。(MPa)(これは引張強さとも称される
)は、ASTM規格D3a79−75と同様の方法に従
って長さ10mmの単一のフィラメントについて測定し
た。
示されるabの値は、無作為に取り出した30個の試験
片についての算術平均を取ることによって得られるもの
である。
E及びσゎの測定には、番号717DS−5のNewt
onsセンサーを備えたEr1chsen  (■)張
力計を用いた。この装置は、コンピューター補助されて
おり、毎分1mmの引張速度を持つ。
[: まず、次のようにして出発のポリシラザンを製造した: 機械的撹拌機、ガス流入管及び凝縮器を備えた二重ジャ
ケット付きの3J2の反応器中でイソプロピルエーテル
1.1℃の存在下でCH35zC1s 0.85モルと
(CH,)2SiC1! 0.59モルとの混合物のコ
アンモノリシスを実施する。まず、イソプロピルエーテ
ル中のこの混合物を3℃に冷却し、NH3ガスを導入し
ながらこの温度に保った。N Hsの導入流量は毎秒約
6m℃であり、この添加は6時間行なった。試験終了後
、生成した塩化アンモニウムを焼結ガラス(平均孔径:
10μm)上で炉別し、ポリシラザンの透明溶液を回収
した。次いでこの溶液を濃縮し、次いでフランス国特許
第2.577.933号に記載の実施条件に従ってトリ
フル酸(triflic acid)で処理した。
次いでこの溶液を蒸発(溶媒の除去)させた。
こうしてポリシラザンが回収された。このポリシラザン
の軟化温度は130℃だった(Koffler台を用い
て測定)。
次いでこのポリシラザンを直径21μmのフィラメント
250本を含有する繊維の形で押出成形することによっ
て紡糸し、次いでこの繊維を巻き取った。
こうして製造したポリシラザン糸26.5 gの巻取り
物を、温度プログラム装置を備え且つ乾燥窒素でパージ
したオーブン中に不活性雰囲気下において装入した。2
回の連続パージ(真空、次いで窒素)の後に、乾燥窒素
流で運ばれる塩化オキサリル0.312g(糸の重量の
1.2%)を25℃において導入し、下記の加熱サイク
ルを開始させた: 1:25℃から120℃  :毎時5℃2:120℃か
ら300℃ :毎時3℃3:300℃における平坦域=
4時間 4:25℃への戻し    :毎時25℃。
120℃からそれ以上に昇温しでいる間に、常に乾燥窒
素流中で約7時間かけて、トリフルオルメタンスルホン
酸トリメチルシリル(TfoSiMes)0.6625
g(糸の重量の2.5%)を導入した。
プロセスの間の架橋剤の損失を酸性官能基の連続測定に
よって監視した。これは約2.5%だった。
この処理の終了時に1次の特性を持つ繊維の巻取り物が
回収された: ・白色; ・完全に巻き出し可能; ・繊維の構成フィラメント間の接着を何ら示さない均質
な紡織可能性質; ・不融性(軟化温度Ts>300℃);・酸素含有率=
4%; ・σ。= 25 M P a ; ・E=1.2GPa; 架橋された繊維の巻取り物の重量損失は一2%だった。
赳ユニ 手順は下記の点を除いて正確に例1の通りである: ・出発材料はポリマー28.3gを含有する巻取り物で
ある; ・繊維を下記の加熱サイクルにかけた:25℃から27
5℃  :毎時5℃ 275℃における平坦域=4時間 25℃への戻し    :毎時25℃。
・加熱サイクルの開始時に25℃において30分かけて
(COCI)a O,522g (1,85%)を導入
した; ・100℃から140℃までの昇温の間に8時間かけて
TfoSiMe、 0.934 g (3,3%)を導
入した。
処理後に、白色の不融性繊維の巻取り物が得られた。こ
れは紡織可能性質であり、巻き出しすることができ、そ
して3.7%の酸素含有率を有していた。
・a b = 22 M P a ; −E=1.30Pa。
例]、: 手順は下記の点を除いて正確に例1の通りである: ・出発材料はポリマー73.2gを含有する巻取り物で
ある; ・繊維を下記の加熱サイクルにかけた:25℃から12
0℃  :毎時6℃ 120℃から275℃ :毎時3℃ 275℃における平坦域:4時間 25℃への戻し    :毎時25℃。
(COCI)、 0.89 g (1,2%)及びTf
oSiMe。
1.34g(1,8%)は例1におけるのと同様に導入
した。
紡織可能性質であり、巻き出しすることができ、そして
3.0%の酸素含有率を有する繊維が得られた。
この不融性繊維は下記の機械的特性を示した:・平均直
径φ=21μm; ・σゎ” 20 M P a : ・E=1.26GPa; ・破断点伸びE / B = 2.7%。
この巻き取られた繊維を第3の処理(下記の加熱サイク
ル)にかけた: 25℃〜250℃の昇温 :毎時20℃250℃〜40
0℃の昇温:毎時2℃ 25℃への戻し     :毎時25℃。
この繊維は3.1%の酸素含有率を有していた。
この繊維は下記の特性を有していた: 1φ=21μm; ・σ。= 50 M P a ; ・E=1.3GPa; ・E/B=8%。
4:セラミック : 例1〜3に従って得られた繊維を窒素流中で1、 OO
0℃まででセラミック化した。セラミック収率Yc及び
酸素含有率(0%)を記録した。
得られた結果を下記の表1にまとめる。
園互: 例1の操作手順に従って製造した、架橋剤を含有しない
ポリシラザン糸33.2 gの巻取り物を、温度プログ
ラム装置を備え且つ乾燥窒素でパージしたオーブン中に
不活性雰囲気下において装入した。
2回の連続パージ(真空、次いで窒素)の後に、乾燥窒
素流で運ばれるTfoSiMes O,697g(糸の
重量の2.1%)を25℃において導入し、下記の加熱
サイクルを実施した: 1:25℃から300℃  :毎時5℃2:300℃に
おける平坦域=4時間 3:25℃への戻し    :毎時25℃。
この処理の終了時に、次の特性を持つ繊維の巻取り物が
回収された: 白色; 完全に巻き出し可能; フィラメント間の接着を何ら示さない均質な紡織可能性
質; 不融性(Ts>300℃); 酸素含有率=2.5%。
この繊維は下記の特性を有していた: ・ σ。 =20MPa ・ E=1.3GPa。
例」−二 手順は下記の点を除いて正確に例1の通りである: ・出発材料はポリマー30gを含有する巻取り物である
; ・繊維を下記の加熱サイクルにかけた:25℃から12
0℃  :毎時5℃ 120℃から350℃ :毎時3℃ 350℃における平坦域:4時間 25℃への戻し    :毎時25℃:・’((:0C
I)t o、 51 g (1,7%)及びTfoSi
Me30.72g(2,4%)を導入した。
紡織可能性質であり、巻き出しすることのできる繊維が
得られた。
得られた繊維を窒素流中で1,000℃まででセラミッ
ク化し、次いで窒素流中で1,250℃又は1.350
℃のいずれかにおいて構造化させた。得られた繊維の特
性は下記の通りである:・1.250℃におけるもの: ・a b  =  1.9 20 M P a  ;・
 E=  1 80GPa。
・1.350℃におけるもの: ・ a、=1.200MPa  ; −E=200GPa。
フランス国特許第2,631,334号の実施条件に従
って、これらの繊維を濃度4%の希釈溶液中で弗化水素
酸で30分間処理した。
特性は下記の通りである; ・1.250℃におけるもの: フィラメントの直径:14.1um; −ah =2.250MPa; −E=182GPa。
・1.350℃におけるもの: ・フィラメントの直径:13.3μm;・a−=1.8
25MPa ; −E=200GPa。
手続補正書 平成2年9月26日

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリシラザンを有効量の少なくとも1種のトリフ
    ルオルメタンスルホン酸トリオルガノシリルと接触させ
    る工程(a)を含むことを特徴とするポリシラザンの架
    橋方法。
  2. (2)トリフルオルメタンスルホン酸トリオルガノシリ
    ルが次式; ▲数式、化学式、表等があります▼(A) (式中、基Rは同一であっても異なっていてもよく、1
    〜12個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状のアル
    キル基、3,3,3−トリフルオルプロピル基、フェニ
    ル基及びビニル基から選択される) に相当することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. (3)Rがメチルであることを特徴とする請求項2記載
    の方法。
  4. (4)接触を室温〜ポリシラザンの軟化温度の範囲の温
    度において実施することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の方法。
  5. (5)接触を実施する際にトリフルオルメタンスルホン
    酸トリオルガノシリルが気体状であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. (6)接触を実施する前にポリシラザンを所望の形、特
    に繊維又は薄層の形にすることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の方法。
  7. (7)少なくとも1種のトリフルオルメタンスルホン酸
    トリオルガノシリルと接触させる工程(a)の前又は後
    に、ポリシラザンを (i)式 ▲数式、化学式、表等があります▼の化合物 及び (ii)式 ▲数式、化学式、表等があります▼の官能
    基を少なくとも2個持つ化合物 (これら式中、Xはハロゲン原子を表わす)から選択さ
    れる有効量の少なくとも1種の化合物と接触させる工程
    (b)をさらに含むことを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の方法。
  8. (8)ジカルボン酸二塩化物を用いることを特徴とする
    請求項7記載の方法。
  9. (9)工程(b)を室温〜ポリシラザンの軟化温度の範
    囲の温度において実施することを特徴とする請求項7及
    び8のいずれかに記載の方法。
  10. (10)化合物(i)又は(ii)の化合物が気体状で
    あることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の
    方法。
  11. (11)工程(b)を工程(a)の前に実施することを
    特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の方法。
  12. (12)工程(a)及び随意としての(b)によって架
    橋されたポリシラザンを最高温度300〜400℃にお
    いて熱処理することを特徴とする請求項1〜11のいず
    れかに記載の方法。
  13. (13)請求項1〜12のいずれかに記載の方法に従っ
    て架橋されたポリシラザンを熱分解して成ることを特徴
    とする、SiC及び(又は)Si_3N_4を主体とす
    るセラミック製品の製造方法。
  14. (14)請求項13記載の方法によって得られる繊維で
    あって、この繊維を弗化水素酸、好ましくは水溶液状の
    弗化水素酸と接触させたことを特徴とする前記繊維。
JP2209373A 1989-08-10 1990-08-09 特にセラミック繊維を得るためのポリシラザンの架橋方法 Pending JPH0384033A (ja)

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