JPH038384Y2 - - Google Patents

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JPH038384Y2
JPH038384Y2 JP1984083672U JP8367284U JPH038384Y2 JP H038384 Y2 JPH038384 Y2 JP H038384Y2 JP 1984083672 U JP1984083672 U JP 1984083672U JP 8367284 U JP8367284 U JP 8367284U JP H038384 Y2 JPH038384 Y2 JP H038384Y2
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JP
Japan
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masking
painted
painting
paint
bent portion
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JP1984083672U
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JPS61872U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車車体その他の被塗装物の塗装
面に部分塗装を行なう場合に用いる塗装用マスキ
ングに関する。
従来、例えば自動車車体にストライプ模様を塗
装する場合や、車体の一部を修理のために部分塗
装する場合等は、この部分塗装すべき部分以外の
部分にクラフト紙その他のマスキング材を貼り付
けて被覆し、該部分に塗料が付着するのを防止す
るを一般とし、かかるものでは、該マスキング材
を比較的広範囲に貼り付ける必要があることか
ら、該マスキング材が多量に必要なこと、及びそ
の貼り付作業や塗装後の除去作業に多くの時間を
要することから生産性が低下する不都合がある。
本考案は、そのような不都合を解消したマスキ
ングを提供することをその目的とするもので、マ
スキング本体を下端の折曲部と、該折曲部から起
立させた衝立状の遮蔽部とから成るものに形成
し、該折曲部に適宜の間隔を存して切り込みを入
れると共に、塗装部分側に向くマスキング本体の
表面にコーテイングを施したことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面につき説明する。
第1図乃至第4図を参照して、1は自動車車体そ
の他の被塗装物、2は該被塗装物1の塗装すべき
部分を示し、該部分2の周囲にマスキング本体3
を貼着して、該部分2への吹付塗装等の塗装に際
し、その塗料が飛散して該部分2外に付着するの
を防止するようにした。
該マスキング本体3は、第1図に示す如くその
下端の折曲部3aと、該折曲部3aから起立させ
た衝立状の遮蔽部3bとから成るもので、該マス
キング本体3を、例えば第2図乃至第4図に示す
ように該折曲部3aを外側にした状態、或るいは
第5図及び第6図に示すように内側にした状態で
塗装すべき部分2を囲うように湾曲させ、これを
該折曲部3aにおいて被塗装物1に貼着する。
この場合、該折曲部3aを、第3図及び第4図
に示すように別途用意した接着テープ4を用いて
該被塗装物1に貼着するようにし、或るいは第6
図に示す如く該折曲部3aの下面に両面接着テー
プ5を予め貼り付け、剥離紙を剥して該折曲部3
aを直接該被塗装物1に貼着し得るようにしても
良い。
尚、該折曲部3aには、該本体3を曲げ易くす
るために適当な間隔を存して切り込みを設けるも
のとし、かくて該本体3を例えば第2図及び第3
図に示すように該折曲部4aを外側にした状態で
該部分2の周囲に貼着するようにした。又、マス
キング本体3の折曲部3aの巾や、遮蔽部3bの
大きさは、塗料の種類、塗料のうすめ液の種類、
吹付の空気圧力、希釈割合、吹付ガンの種類等に
より決定されるもので、吹き付けられた塗料粒子
の性質による乾燥の速さと、飛散速度から塗料粒
子が乾燥に要する距離を想定し、安全率を見込ん
でその巾や大きさを決定する。
更に、マスキングに用いる材料としては、通常
のクラフト紙のままでも使用できるが、クラフト
紙の表面は、塗料粒子に比し微細な繊毛状のため
に該粒子の付着力が弱く、マスキング本体を除去
する際に乾燥した塗料粒子が塵となつて飛散し易
く、周囲を汚す恐れがある。この場合クラフト紙
の塗装側の表面にビニール等のコーテイングを施
すとその表面が平滑となり濡れ性が良くなるため
に吹き付けられた塗料粒子が付着し易く、塗装時
だけでなく乾燥後においても塗料粒子が飛散し難
く有利である。
(試験例1) 黒色に塗装された自動車のエンジンルーム横の
フエンダー部の当て傷の修理における部分塗装例
である。
該フエンダー部の損傷部分を叩き出し、ラツカ
ーパテをヘラ塗りし、乾燥させた後に水祇ぎして
平面を出し、135Kg/1包(1包は1100mm×800mm
×250枚)の茶クラフト紙で折曲部の巾20mm、遮
蔽部の大きさ120mm、長さ1200mmのマスキング本
体を形成し、該折曲部に50mm間隔で切り込みを設
け、これを第2図に示すような形状に湾曲させ
て、該折曲部において接着テープで該損傷部の周
囲に貼着し、黒色のラツカーをラツカーシンナー
で希釈した塗料を2気圧のエアースプレーガンに
より手吹き塗装を行ない自然乾燥させた後に、該
マスキング本体を除去した結果、該損傷部外に飛
散付着した塗料粒子は極僅かであつた。
(試験例2) メラミン系の塗料で吹付塗装され、焼付乾燥さ
れた自動車車体の側面に巾100mmのストライプ模
様を部分塗装する場合の例である。
該車体の側面に厚さ50ミクロン、巾20mmのポリ
エステルマスキングテープで見切りし、エンビコ
ートした120Kg/1包(1包は1100mm×800mm×
250枚)の茶クラフト紙で折曲部の巾20mm、遮蔽
部の大きさ130mmのマスキング本体を形成し、該
マスキング本体を、該折曲部においてその下面に
貼り付けた両面接着テープで前記マスキングテー
プ上に貼着し、焼付塗料用シンナーで希釈したメ
ラミン系の塗料を2気圧のエアースプレーガンで
吹付塗装し、指触乾燥の状態で該マスキング本体
を除去し、該車体を160℃の乾燥炉内で20分間焼
付乾燥を行ない、冷却後に該マスキングテープを
除去した結果、ストライプ模様外への塗料粒子の
飛散付着も殆どなく、良好な結果が得られた。
このように本考案によれば、マスキング本体を
下端の折曲部と、該折曲部から起立させた衝立状
の遮蔽部とから成るものに形成したもので、従来
のものに比し、マスキング材の使用量が比較的少
なくできるばかりでなく、その貼り付け作業や塗
装後の除去作業に要する時間を短縮できることか
ら生産性を向上させることができ、更に折曲部に
切り込みを入れるため、マスキング本体を塗装部
分の輪郭に合わせて自由に湾曲でき、而も塗装部
分側に向くマスキング本体の表面にコーテイング
を施すため、その表面が平滑になつて漏れ性が良
くなり、塗装粒子が該表面に付着し易くなつて乾
燥後も付着したままになり、マスキング本体を除
去する際に乾燥した塗料粒子がマスキング本体か
ら飛散して周囲を汚すといつた不具合も防止でき
る等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のマスキング本体の斜
視図、第2図はマスキング本体を湾曲させた状態
を示す斜視図、第3図はその使用状態の一例の線
図、第4図はその−線断面図、第5図はマス
キング本体の変形例の斜視図、第6図はその第4
図に相当する断面図である。 1……被塗装物、3……マスキング本体、3a
……折曲部、3b……遮蔽部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被塗装物の塗装面に部分塗装を行なう場合に用
    いるマスキングであつて、マスキング本体を下端
    の折曲部と、該折曲部から起立させた衝立状の遮
    蔽部とから成るものに形成し、該折曲部に適宜の
    間隔を存して切り込みを入れると共に、塗装部分
    側に向くマスキング本体の表面にコーテイングを
    施したことを特徴とする塗装用マスキング。
JP8367284U 1984-06-07 1984-06-07 塗装用マスキング Granted JPS61872U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8367284U JPS61872U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 塗装用マスキング

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8367284U JPS61872U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 塗装用マスキング

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Publication Number Publication Date
JPS61872U JPS61872U (ja) 1986-01-07
JPH038384Y2 true JPH038384Y2 (ja) 1991-02-28

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ID=30632512

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JP8367284U Granted JPS61872U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 塗装用マスキング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3996173B2 (ja) * 2005-07-29 2007-10-24 ヤマト株式会社 塗装用マスキング材
JP4693711B2 (ja) * 2006-06-30 2011-06-01 株式会社メイテック マスキング材
JP5216355B2 (ja) * 2008-02-15 2013-06-19 株式会社ソフト99コーポレーション 内外装用噴霧域調整台紙と包装用部材と内外装用噴霧方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6024469Y2 (ja) * 1981-11-30 1985-07-22 日本鋼管株式会社 塗料スプレダスト等付着防止棚

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Publication number Publication date
JPS61872U (ja) 1986-01-07

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