JPH0383788A - クリーンルーム用エレベータ設備 - Google Patents
クリーンルーム用エレベータ設備Info
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- JPH0383788A JPH0383788A JP21980389A JP21980389A JPH0383788A JP H0383788 A JPH0383788 A JP H0383788A JP 21980389 A JP21980389 A JP 21980389A JP 21980389 A JP21980389 A JP 21980389A JP H0383788 A JPH0383788 A JP H0383788A
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- Japan
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- hoistway
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- clean
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Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、多層階に配置され相互に人、物を運搬できる
ようにしたクリーンルームの空気圧とこれに隣接して設
けられた昇降路の空気圧の差圧制御によりクリーンルー
ムを超清浄空間に維持するクリーンルーム用エレベータ
設備に関する。
ようにしたクリーンルームの空気圧とこれに隣接して設
けられた昇降路の空気圧の差圧制御によりクリーンルー
ムを超清浄空間に維持するクリーンルーム用エレベータ
設備に関する。
近年、半導体のチップの集積度が高くなるにつれて、半
導体製造工場におけるクリーンルームの清浄度も高くす
ることが要求されている。工場内にクリーンルームを多
層階にレイアウトした場合、多層階のクリーンルーム間
を人や物を運ぶためのエレベータが設置されるが、クリ
ーンルームとエレベータの連絡の際にも、クリーンルー
ム内へ昇降路から塵埃が入り込むことを防止しクリーン
ル−ムの清浄度を高く維持する必要がある。
導体製造工場におけるクリーンルームの清浄度も高くす
ることが要求されている。工場内にクリーンルームを多
層階にレイアウトした場合、多層階のクリーンルーム間
を人や物を運ぶためのエレベータが設置されるが、クリ
ーンルームとエレベータの連絡の際にも、クリーンルー
ム内へ昇降路から塵埃が入り込むことを防止しクリーン
ル−ムの清浄度を高く維持する必要がある。
かかるクリーンルーム間に設置されたクリーンルーム用
エレベータ設備として、第4図に示すものが知られてい
る。
エレベータ設備として、第4図に示すものが知られてい
る。
図において、lは昇降路で、この昇降路lは密閉構造に
構成され、その昇降路1の壁面IAには防塵塗装が施さ
れている。昇降路1内の天井付近にはエレベータ機械室
2が設けられ、このエレベータ機械室2内には巻上機3
からなる昇降手段が設置され、この巻上機3は電動機3
Aにより回転・逆回転する。この巻上機3から繰り出し
たワイヤ4の一端にはケージ5が吊り下げられられ、こ
のケージ5は巻上機3等により昇降自在となる。
構成され、その昇降路1の壁面IAには防塵塗装が施さ
れている。昇降路1内の天井付近にはエレベータ機械室
2が設けられ、このエレベータ機械室2内には巻上機3
からなる昇降手段が設置され、この巻上機3は電動機3
Aにより回転・逆回転する。この巻上機3から繰り出し
たワイヤ4の一端にはケージ5が吊り下げられられ、こ
のケージ5は巻上機3等により昇降自在となる。
また、エレベータ機械室2には差圧ダンパー6からなる
空気排出口が設けられている。
空気排出口が設けられている。
上述のケージ5の天井5への上側には送風機7と超高性
能フィルタ8とが配設され、送風機7と超高性能フィル
タ8とは、ケージ5の床5Bの付近から天井5Aに至る
ダクト9の途中に設けられており、ケージ5内の空気は
床5Bの近くからダクト9内に吸い込まれ、超高性能フ
ィルタ8により濾過された後、天井5Aからケージ5内
の内部空間に吹き付けられ、空気は矢印で示すように循
環する。従って、ケージ5内は超清浄空間に維持される
。
能フィルタ8とが配設され、送風機7と超高性能フィル
タ8とは、ケージ5の床5Bの付近から天井5Aに至る
ダクト9の途中に設けられており、ケージ5内の空気は
床5Bの近くからダクト9内に吸い込まれ、超高性能フ
ィルタ8により濾過された後、天井5Aからケージ5内
の内部空間に吹き付けられ、空気は矢印で示すように循
環する。従って、ケージ5内は超清浄空間に維持される
。
10は建屋内の一階に設置されたクリーンルーム、11
は二階に設置されたクリーンルーム、12は三階に設置
されたクリーンルームで、各クリーンルーム10,11
.12の左側側面にはそれぞれ扉10A、IIA、12
Aが取り付けられ、扉10A、IIA、12Aはそれぞ
れ昇降路1内に臨んでいる。各クリーンルーム10.1
1.12の右側側面にはそれぞれ循環空調機13,14
゜15が設けられ、天井部分にはHEPAフィルタから
なる超高性能フィルタ16,17.18が設けられ、超
高性能フィルタ16.17.18の上には圧力チャンバ
16A、17A、18Aが配置され、底部には多孔構造
の床10B、IIB、12Bが設けられている。
は二階に設置されたクリーンルーム、12は三階に設置
されたクリーンルームで、各クリーンルーム10,11
.12の左側側面にはそれぞれ扉10A、IIA、12
Aが取り付けられ、扉10A、IIA、12Aはそれぞ
れ昇降路1内に臨んでいる。各クリーンルーム10.1
1.12の右側側面にはそれぞれ循環空調機13,14
゜15が設けられ、天井部分にはHEPAフィルタから
なる超高性能フィルタ16,17.18が設けられ、超
高性能フィルタ16.17.18の上には圧力チャンバ
16A、17A、18Aが配置され、底部には多孔構造
の床10B、IIB、12Bが設けられている。
各クリーンルーム10,11.12内の空気は循環空調
機13,14.15から圧力チャンバ16A、17A、
18Aを介して超高性能フィルタ16.17.18に導
かれ、超高性能フィルタ16.17.18により濾過さ
れ、再び、各クリーンルーム10,11.12内に戻る
ように循環している。この循環する空気により、各クリ
ーンルーム10,11.12内は密閉した状態では超清
浄空間に維持される。
機13,14.15から圧力チャンバ16A、17A、
18Aを介して超高性能フィルタ16.17.18に導
かれ、超高性能フィルタ16.17.18により濾過さ
れ、再び、各クリーンルーム10,11.12内に戻る
ように循環している。この循環する空気により、各クリ
ーンルーム10,11.12内は密閉した状態では超清
浄空間に維持される。
各循環空調機13.14.15にはそれぞれ外温機19
.20.21が連結しており、これ等の外温機19.2
0.21から循環空調機13.14.15を介して各ク
リーンルーム10,11゜12内に外気が取り込まれる
。その際、外温機19.20.21で外気の除加湿、加
熱冷却及び除塵が行なわれる。
.20.21が連結しており、これ等の外温機19.2
0.21から循環空調機13.14.15を介して各ク
リーンルーム10,11゜12内に外気が取り込まれる
。その際、外温機19.20.21で外気の除加湿、加
熱冷却及び除塵が行なわれる。
しかして、各外温機19,20.21からクリーンルー
ム10.11.12内にそれぞれ外気を送って、第5図
に示すように、クリーンルーム10.11.12内の空
気圧Pctを、昇降路1内の空気圧P0より高くし、こ
の差圧を利用して各クリーンルーム10,11.12か
ら空気を昇降路1内に流し、さらに、昇降路1内の空気
圧PEIを大気圧Poより高くし、昇降路1内の空気を
差圧ダンパー6を介して大気中に排出させて、昇降路1
から各クリーンルーム10.11.12への逆流を防ぎ
、クリーンルーム10.11.12内を常時、超清浄空
間に維持しようとしている。
ム10.11.12内にそれぞれ外気を送って、第5図
に示すように、クリーンルーム10.11.12内の空
気圧Pctを、昇降路1内の空気圧P0より高くし、こ
の差圧を利用して各クリーンルーム10,11.12か
ら空気を昇降路1内に流し、さらに、昇降路1内の空気
圧PEIを大気圧Poより高くし、昇降路1内の空気を
差圧ダンパー6を介して大気中に排出させて、昇降路1
から各クリーンルーム10.11.12への逆流を防ぎ
、クリーンルーム10.11.12内を常時、超清浄空
間に維持しようとしている。
従来におけるクリーンルーム用エレベータ設備において
は、清浄度の低い昇降路1から清浄度の高い各クリーン
ルーム10,11.’12への逆流を防ぐため、各クリ
ーンルーム10.11.12の空気圧と昇降路1の空気
圧との間に大きな差圧を設定する必要があり、外温機1
9,20.21からクリーンルーム10.11.12内
に大量の外気を取り込み、昇降路1に排出していた。
は、清浄度の低い昇降路1から清浄度の高い各クリーン
ルーム10,11.’12への逆流を防ぐため、各クリ
ーンルーム10.11.12の空気圧と昇降路1の空気
圧との間に大きな差圧を設定する必要があり、外温機1
9,20.21からクリーンルーム10.11.12内
に大量の外気を取り込み、昇降路1に排出していた。
しかしながら、ケージ5の昇降の際、ケージ5の移動に
伴うピストン効果により昇降路1内の空気が圧縮されて
空気圧はPI!(第5図図示)となリ、この空気圧pH
がクリーンルーム10.11゜12内の空気圧Pctよ
り高くなる場合がある。かかる場合、昇降路1内の空気
がクリーンルーム10、il、12へ逆流してクリーン
ルーム10゜11.12内の清浄度の高い空気を汚染す
ることになる。
伴うピストン効果により昇降路1内の空気が圧縮されて
空気圧はPI!(第5図図示)となリ、この空気圧pH
がクリーンルーム10.11゜12内の空気圧Pctよ
り高くなる場合がある。かかる場合、昇降路1内の空気
がクリーンルーム10、il、12へ逆流してクリーン
ルーム10゜11.12内の清浄度の高い空気を汚染す
ることになる。
ここで、昇降路1内の空気を清浄に保てば、昇降路1か
らクリーンルーム10,11.12内に空気が逆流して
も、クリーンルーム10,11゜12内の空気の汚染を
軽減することができるが、従来、例えば特開昭63−8
184号公報において、クリーンルームから差圧を利用
して昇降路内へ空気を流すことにより昇降路内の空気を
清浄にするように述べられているものの、単に、クリー
ンルームから昇降路内に空気を流しただけでは昇降路内
の空気の清浄度を向上させるには不充分である。また、
少しでも、昇降路内の清浄度を高める必要性から、クリ
ーンルームから昇降路への排気量が多かった。
らクリーンルーム10,11.12内に空気が逆流して
も、クリーンルーム10,11゜12内の空気の汚染を
軽減することができるが、従来、例えば特開昭63−8
184号公報において、クリーンルームから差圧を利用
して昇降路内へ空気を流すことにより昇降路内の空気を
清浄にするように述べられているものの、単に、クリー
ンルームから昇降路内に空気を流しただけでは昇降路内
の空気の清浄度を向上させるには不充分である。また、
少しでも、昇降路内の清浄度を高める必要性から、クリ
ーンルームから昇降路への排気量が多かった。
なお、第4図において、昇降路lからクリーンルーム1
0.11.12への空気の逆流を防止するため、昇降路
lと各クリーンルーム10,11゜12との間にそれぞ
れエレベータ前室を配置し、ケージ5の扉とエレベータ
前室の扉の開閉のインターロックをとり、このエレベー
タ前室を介して人、物の運搬を行なうことにより、クリ
ーンルーム10.11.12と昇降路1とを直接連絡で
きないようにすることもできるが、かかる場合には、エ
レベータ前室を配置することを余儀なくされ、また、ケ
ージ5の扉とエレベータ前室の扉の開閉のインターロッ
クをとらなければならず、制御装置等も必要となり、好
ましくない。
0.11.12への空気の逆流を防止するため、昇降路
lと各クリーンルーム10,11゜12との間にそれぞ
れエレベータ前室を配置し、ケージ5の扉とエレベータ
前室の扉の開閉のインターロックをとり、このエレベー
タ前室を介して人、物の運搬を行なうことにより、クリ
ーンルーム10.11.12と昇降路1とを直接連絡で
きないようにすることもできるが、かかる場合には、エ
レベータ前室を配置することを余儀なくされ、また、ケ
ージ5の扉とエレベータ前室の扉の開閉のインターロッ
クをとらなければならず、制御装置等も必要となり、好
ましくない。
そして、クリーンルーム10,11.12の空気圧P0
を昇降路1内の空気圧P、より高くするため、外凋機1
9.20.21によりクリーンルーム10.11.12
内に取り込まれる外気補給量が多大となっているが、こ
の外気を、クリーンルーム10,11.12内での温湿
度条件と同じにするため、外調機19.20.21で、
除加湿。
を昇降路1内の空気圧P、より高くするため、外凋機1
9.20.21によりクリーンルーム10.11.12
内に取り込まれる外気補給量が多大となっているが、こ
の外気を、クリーンルーム10,11.12内での温湿
度条件と同じにするため、外調機19.20.21で、
除加湿。
加熱冷却及び除塵が行なわれ、その熱エネルギー使用量
は、クリーンルーム10.11.12で使用される熱エ
ネルギーの過半に達し、多大な熱エネルギーを浪費して
いる。
は、クリーンルーム10.11.12で使用される熱エ
ネルギーの過半に達し、多大な熱エネルギーを浪費して
いる。
さらに、ケージ5の昇降の際、高圧となった昇降路l内
の空気圧Po(第5図図示)よりもクリーンルーム10
.11.12の空気圧を上げてPctにすれば、上述し
た昇降路1からクリーンルーム10,11゜12への逆
流を防止することができるが、クリーンルーム10.1
1.12で空気を加圧するための外気の補給量をいたず
らに増加させることになり、その熱エネルギー使用量が
増加する。
の空気圧Po(第5図図示)よりもクリーンルーム10
.11.12の空気圧を上げてPctにすれば、上述し
た昇降路1からクリーンルーム10,11゜12への逆
流を防止することができるが、クリーンルーム10.1
1.12で空気を加圧するための外気の補給量をいたず
らに増加させることになり、その熱エネルギー使用量が
増加する。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもの
で、その目的は、昇降路内の空気がクリーンルーム内に
逆流しても超清浄空間であるクリーンルーム内の空気の
汚染を軽減し、且つ、クリーンルームへの外気補給量を
少なくし、多大な熱エネルギーの浪費量を少なくするク
リーンルーム用エレベータ設備を提供することである。
で、その目的は、昇降路内の空気がクリーンルーム内に
逆流しても超清浄空間であるクリーンルーム内の空気の
汚染を軽減し、且つ、クリーンルームへの外気補給量を
少なくし、多大な熱エネルギーの浪費量を少なくするク
リーンルーム用エレベータ設備を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、超清浄空間に維
持されるケージを、昇降路のエレベータ機械室に設けた
昇降手段により昇降自在に昇降路内に配置し、この昇降
するケージを介して多層階に配置されたクリーンルーム
内の空気圧を、外調機からクリーンルーム内に外気を補
給して昇降路内の空気圧より高くし、この差圧を利用し
てクリーンルームから空気を昇降路内に流すことにより
クリーンルーム内を超清浄空間に維持するクリーンルー
ム用エレベータ設備において、前記クリーンルーム用と
してその天井に設けられている超高性能フィルタ上の圧
力チャンバから前記昇降路に至る間に、吸込口が昇降路
内に開口するとともに吹出口が圧力チャンバ内に開口す
るダクトを配設し、このダクトのエレベータ機械室内の
部分に、送風機及び超高性能フィルタを設けたものであ
る。
持されるケージを、昇降路のエレベータ機械室に設けた
昇降手段により昇降自在に昇降路内に配置し、この昇降
するケージを介して多層階に配置されたクリーンルーム
内の空気圧を、外調機からクリーンルーム内に外気を補
給して昇降路内の空気圧より高くし、この差圧を利用し
てクリーンルームから空気を昇降路内に流すことにより
クリーンルーム内を超清浄空間に維持するクリーンルー
ム用エレベータ設備において、前記クリーンルーム用と
してその天井に設けられている超高性能フィルタ上の圧
力チャンバから前記昇降路に至る間に、吸込口が昇降路
内に開口するとともに吹出口が圧力チャンバ内に開口す
るダクトを配設し、このダクトのエレベータ機械室内の
部分に、送風機及び超高性能フィルタを設けたものであ
る。
本発明においては、昇降路内では、ダクトの吸透口から
塵埃を含んだ空気がダクト内に吸引され、この空気は送
風機により昇降路内の超高性能フィルタに導かれて濾過
され、清浄度が高くなり、この清浄度の高い空気がダク
トの吹出口から圧力チャンバ内に吹き出され、クリーン
ルームの天井に設けた超高性能フィルタに導かれてさら
に濾過される。この空気はクリーンルーム内の降下気流
となり、クリーンルームの扉の隙間等から昇降路内に流
出し、再び、ダクトの吸込口から吸い込まれる。このよ
うにして、昇降路とクリーンルームとの間に、これらを
循環する循環気流が形成され、従って、昇降路内の空気
の清浄度が高くなる。
塵埃を含んだ空気がダクト内に吸引され、この空気は送
風機により昇降路内の超高性能フィルタに導かれて濾過
され、清浄度が高くなり、この清浄度の高い空気がダク
トの吹出口から圧力チャンバ内に吹き出され、クリーン
ルームの天井に設けた超高性能フィルタに導かれてさら
に濾過される。この空気はクリーンルーム内の降下気流
となり、クリーンルームの扉の隙間等から昇降路内に流
出し、再び、ダクトの吸込口から吸い込まれる。このよ
うにして、昇降路とクリーンルームとの間に、これらを
循環する循環気流が形成され、従って、昇降路内の空気
の清浄度が高くなる。
このため、クリーンルームからの清浄度の高い空気だけ
で、昇降路内の清浄度を高める必要が無くなり、従来例
に比してクリーンルームから昇降路への流出量を減らす
ことができる。
で、昇降路内の清浄度を高める必要が無くなり、従来例
に比してクリーンルームから昇降路への流出量を減らす
ことができる。
また、昇降路内とクリーンルーム内との間に、これらを
循環する循環気流が形成されているので、クリーンルー
ム内の空気圧が昇降路内の空気圧より必ず高くなり、昇
降路内の空気圧が減圧され、昇降路内をケージが昇降す
る際、ケージの移動に伴なうピストン効果により昇降路
内の空気が圧縮されても、昇降路内の空気圧がクリーン
ルームの空気圧より低く保たれ、昇降路内の空気がクリ
ーンルームへ逆流することが防止される。
循環する循環気流が形成されているので、クリーンルー
ム内の空気圧が昇降路内の空気圧より必ず高くなり、昇
降路内の空気圧が減圧され、昇降路内をケージが昇降す
る際、ケージの移動に伴なうピストン効果により昇降路
内の空気が圧縮されても、昇降路内の空気圧がクリーン
ルームの空気圧より低く保たれ、昇降路内の空気がクリ
ーンルームへ逆流することが防止される。
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図、第2図は本発明の実施例に係るクリーンルーム
用エレベータ設備を示し、このクリーンルーム用エレベ
ータ設備は従来例におけるクリーンルーム用エレベータ
設備と比して、以下に述べるように昇降路内の構造が相
違しており、本実施例では、従来例と重複する部分につ
いては説明を省略し、従来例と相違する部分についての
み説明する。なお、従来例と同−構成部品については従
来例と同一の符号を付している。
用エレベータ設備を示し、このクリーンルーム用エレベ
ータ設備は従来例におけるクリーンルーム用エレベータ
設備と比して、以下に述べるように昇降路内の構造が相
違しており、本実施例では、従来例と重複する部分につ
いては説明を省略し、従来例と相違する部分についての
み説明する。なお、従来例と同−構成部品については従
来例と同一の符号を付している。
第1図において、昇降路1から、各クリーンルーム10
,11.12の上に位置する圧力チャンバ16A、17
A、18Aに至る間に、ダクト31が配設されている。
,11.12の上に位置する圧力チャンバ16A、17
A、18Aに至る間に、ダクト31が配設されている。
このダクト31は、昇降路lの壁面IAの垂直部分に沿
って底部IBの付近から上方に走り、エネルギー機械室
2を通り、さらにその壁面IAの垂直部分に沿って下降
し、その一部はクリーンルーム10の上の圧力チャンバ
16Aに至り、その一部はクリーンルーム11の上の圧
力チャンバ17Aに至り、その一部はクリーンルーム1
2の上の圧力チャンバ18Aに至る。
って底部IBの付近から上方に走り、エネルギー機械室
2を通り、さらにその壁面IAの垂直部分に沿って下降
し、その一部はクリーンルーム10の上の圧力チャンバ
16Aに至り、その一部はクリーンルーム11の上の圧
力チャンバ17Aに至り、その一部はクリーンルーム1
2の上の圧力チャンバ18Aに至る。
このダクト31には昇降路1内に開口する2つの吸込口
32.32が設けられ、その内の1つは昇降路1内の底
部IBの付近に位置し、他の1つは昇降路l内のエレベ
ータ機械室2の下付近に位置している。また、ダクト3
1には、上記の圧力チャンバ16A、17A、18A内
にそれぞれ開口する3つの吹出口33A、33B、33
Cが設けられている。
32.32が設けられ、その内の1つは昇降路1内の底
部IBの付近に位置し、他の1つは昇降路l内のエレベ
ータ機械室2の下付近に位置している。また、ダクト3
1には、上記の圧力チャンバ16A、17A、18A内
にそれぞれ開口する3つの吹出口33A、33B、33
Cが設けられている。
そして、このダクト31のエレベータ機械室2内の部分
に、送風機34及び超高性能フィルタ35が設けられて
いる。
に、送風機34及び超高性能フィルタ35が設けられて
いる。
しかして、本実施例においては、各外調機19゜20.
21からクリーンルーム10.11.12内にそれぞれ
外気を送って、第2図に示すように、クリーンルーム1
0.11.12内の空気圧を、昇降路1内の空気圧pi
sより高くしてPclとし、この差圧を利用して各クリ
ーンルーム10,11゜12から空気を昇降路1内に流
し、さらに、昇降路1内の空気圧P。を大気圧P0より
高くし、昇降路1内の空気を差圧ダンパー6を介して大
気中に排出させている。
21からクリーンルーム10.11.12内にそれぞれ
外気を送って、第2図に示すように、クリーンルーム1
0.11.12内の空気圧を、昇降路1内の空気圧pi
sより高くしてPclとし、この差圧を利用して各クリ
ーンルーム10,11゜12から空気を昇降路1内に流
し、さらに、昇降路1内の空気圧P。を大気圧P0より
高くし、昇降路1内の空気を差圧ダンパー6を介して大
気中に排出させている。
一方、昇降路1内では、ダクト31の吸込口32.32
から塵埃を含んだ空気がダクト31内に吸引され、この
空気は送風機34により超高性能フィルタ35に導かれ
て濾過され、清浄度が高くなり、この清浄度の高い空気
がダクト31の吹出口33A、33B、33Gから圧力
チャンバ16A、17A、18A内に吹き出され、クリ
ーンルーム10,11.12の天井に設けた超高性能フ
ィルタ16,17.18に導かれてさらに濾過される。
から塵埃を含んだ空気がダクト31内に吸引され、この
空気は送風機34により超高性能フィルタ35に導かれ
て濾過され、清浄度が高くなり、この清浄度の高い空気
がダクト31の吹出口33A、33B、33Gから圧力
チャンバ16A、17A、18A内に吹き出され、クリ
ーンルーム10,11.12の天井に設けた超高性能フ
ィルタ16,17.18に導かれてさらに濾過される。
この空気はクリーンルーム10.IL 12内の降下
気流となり、クリーンルーム10,11,12の扉10
A、IIA、12Aの隙間等から昇降路1内に流出し、
再び、ダクト31の吸込口32.32から吸い込まれる
。このようにして、昇降路1とクリーンルーム10,1
1.12との間に、これらを循環する循環気流が形成さ
れ、従って、昇降路1内の空気の清浄度が高くなる。
気流となり、クリーンルーム10,11,12の扉10
A、IIA、12Aの隙間等から昇降路1内に流出し、
再び、ダクト31の吸込口32.32から吸い込まれる
。このようにして、昇降路1とクリーンルーム10,1
1.12との間に、これらを循環する循環気流が形成さ
れ、従って、昇降路1内の空気の清浄度が高くなる。
このため、クリーンルーム10,11.12からの清浄
度の高い空気だけで昇降路1内の清浄度を高める必要が
無くなり、従来例に比してクリーンルーム10.11.
12から昇降路1への流出量を減らすことができる。
度の高い空気だけで昇降路1内の清浄度を高める必要が
無くなり、従来例に比してクリーンルーム10.11.
12から昇降路1への流出量を減らすことができる。
また、昇降路1内とクリーンルーム10,11゜12内
との間に、これらを循環する循環気流が形成されている
ので、クリーンルーム10,11゜12内の空気圧は昇
降路1内の空気圧より必ず高くなり、上述のように、第
2図に示すように、昇降路1内の空気圧が減圧されてP
。となっている。
との間に、これらを循環する循環気流が形成されている
ので、クリーンルーム10,11゜12内の空気圧は昇
降路1内の空気圧より必ず高くなり、上述のように、第
2図に示すように、昇降路1内の空気圧が減圧されてP
。となっている。
従って、昇降路1内をケージ5が昇降する際、ケージ5
の移動に伴なうピストン効果により昇降路1内の空気が
圧縮されても、昇降路1内の空気圧はpa4となり、こ
の空気圧P、はクリーンルームto、ti、12の空気
圧Petより低く保たれ、昇降路1内の空気がクリーン
ルーム10.11゜12へ逆流することが防止される。
の移動に伴なうピストン効果により昇降路1内の空気が
圧縮されても、昇降路1内の空気圧はpa4となり、こ
の空気圧P、はクリーンルームto、ti、12の空気
圧Petより低く保たれ、昇降路1内の空気がクリーン
ルーム10.11゜12へ逆流することが防止される。
以上の如き構成によれば、昇降路1内とクリーンルーム
10.11.12内との間に、これらを循環する循環気
流が形成されているので、昇降路1内の空気は、超高性
能フィルタ35及び各クリーンルーム10.11.12
上の超高性能フィルタ16.17.18により全体に亘
って清浄化される。従って、何らかの原因により昇降路
1内の空気圧がクリーンルーム10.11.12内の空
気圧より高(なり、昇降路l内の空気が超清浄空間であ
るクリーンルーム10.11.12内に逆流しても、ク
リーンルーム10.11.12内の空気が汚染する度合
を少なくすることができる゛。
10.11.12内との間に、これらを循環する循環気
流が形成されているので、昇降路1内の空気は、超高性
能フィルタ35及び各クリーンルーム10.11.12
上の超高性能フィルタ16.17.18により全体に亘
って清浄化される。従って、何らかの原因により昇降路
1内の空気圧がクリーンルーム10.11.12内の空
気圧より高(なり、昇降路l内の空気が超清浄空間であ
るクリーンルーム10.11.12内に逆流しても、ク
リーンルーム10.11.12内の空気が汚染する度合
を少なくすることができる゛。
また、上述のように昇降路1内からクリーンルーム10
,11.12への空気の逆流を防止するため、従来例で
述べたエレベータ前室を設ける必要もなく、ケージ5の
扉とエレベータ前室の扉の開閉のインターロックを不要
にすることができる。
,11.12への空気の逆流を防止するため、従来例で
述べたエレベータ前室を設ける必要もなく、ケージ5の
扉とエレベータ前室の扉の開閉のインターロックを不要
にすることができる。
さらに、上述のように昇降路1内の空気は循環し、清浄
化されるので、昇降路1内から差圧ダンパー6を介して
大気中へ逃げる排気量を少なくすることができ、従って
、クリーンルーム1O111,12から昇降路1への流
出量を減らすことができ、ひいては、クリーンルーム1
0,11.12で空気を加圧するための外気の補給量を
減らし、熱エネルギーの消費を減少させることができる
。
化されるので、昇降路1内から差圧ダンパー6を介して
大気中へ逃げる排気量を少なくすることができ、従って
、クリーンルーム1O111,12から昇降路1への流
出量を減らすことができ、ひいては、クリーンルーム1
0,11.12で空気を加圧するための外気の補給量を
減らし、熱エネルギーの消費を減少させることができる
。
そして、上述のように、昇降路1からクリーンルーム1
0゜11.12への空気の逆流があっても、クリーンル
ーム10,11.12内の空気が汚染する度合を少なく
することができるものの、昇降路1からクリーンルーム
10,11.12への逆流は防止するのが好ましく、昇
降路1内をケージ5が昇降する際、ケージ5の移動に伴
なうピストン効果により昇降路1内の空気が圧縮された
場合、上述のように昇降路1内の空気圧が減圧されてい
るので、昇降路1内の圧縮された空気圧P!4がクリー
ンルームの空気圧PCIより低く保たれ、昇降路l内の
空気がクリーンルーム10.11゜12へ逆流すること
が防止される。ひいては、従来例のように高圧となった
場合の昇降路内の空気圧P0(第5図図示)よりも、ク
リーンルーム10.11.12の空気圧を上げる必要が
なくなり、クリーンルーム10.11.12で空気を加
圧するための外気の補給量を減らすことができる。
0゜11.12への空気の逆流があっても、クリーンル
ーム10,11.12内の空気が汚染する度合を少なく
することができるものの、昇降路1からクリーンルーム
10,11.12への逆流は防止するのが好ましく、昇
降路1内をケージ5が昇降する際、ケージ5の移動に伴
なうピストン効果により昇降路1内の空気が圧縮された
場合、上述のように昇降路1内の空気圧が減圧されてい
るので、昇降路1内の圧縮された空気圧P!4がクリー
ンルームの空気圧PCIより低く保たれ、昇降路l内の
空気がクリーンルーム10.11゜12へ逆流すること
が防止される。ひいては、従来例のように高圧となった
場合の昇降路内の空気圧P0(第5図図示)よりも、ク
リーンルーム10.11.12の空気圧を上げる必要が
なくなり、クリーンルーム10.11.12で空気を加
圧するための外気の補給量を減らすことができる。
なお、本実施例においては、ダクト31の吸込口32は
ダクト31の複数個所に設けられているが、1個所でも
良く、3個所以上とすることもできる。また、本実施例
においては、吸込口32の設置個所は、昇降路1内の底
部IB付近及びエネルギー機械室2の下付近となってい
るが、かかる個所に限定されることはない。
ダクト31の複数個所に設けられているが、1個所でも
良く、3個所以上とすることもできる。また、本実施例
においては、吸込口32の設置個所は、昇降路1内の底
部IB付近及びエネルギー機械室2の下付近となってい
るが、かかる個所に限定されることはない。
また、本実施例においては、クリーンルームは1階から
3階までの各階にそれぞれ設置されているが、クリーン
ルームを設置する階としてかかる例に限定されず、少な
くとも2つの階があれば足り、例えば1階と3階のみに
設置することもてきる、また、4階以上の建屋のクリー
ンルームにも本発明を適用することができる。
3階までの各階にそれぞれ設置されているが、クリーン
ルームを設置する階としてかかる例に限定されず、少な
くとも2つの階があれば足り、例えば1階と3階のみに
設置することもてきる、また、4階以上の建屋のクリー
ンルームにも本発明を適用することができる。
さらに、本実施例においては、昇降手段の例として、巻
上機3を例に挙げて説明しているが、昇降手段としてこ
れに限定されることなく、例えば他に油圧シリンダを使
用することもできる。
上機3を例に挙げて説明しているが、昇降手段としてこ
れに限定されることなく、例えば他に油圧シリンダを使
用することもできる。
加えて、送風機34を可変風量式送風機とすると、昇降
路1内のケージ5の昇降に伴って昇降路l内の空気が圧
縮され高圧になった場合、直ちに循環風量を増加させ、
昇降路・1内の空気圧をクリンルーム10.11.12
の空気圧より低く保つとともに、ケージ5の停止時には
循環風量を最小とすることができる。
路1内のケージ5の昇降に伴って昇降路l内の空気が圧
縮され高圧になった場合、直ちに循環風量を増加させ、
昇降路・1内の空気圧をクリンルーム10.11.12
の空気圧より低く保つとともに、ケージ5の停止時には
循環風量を最小とすることができる。
第3図はエレベータ機械室2の内部の変形例を示すもの
で、ダクト31の送風機34と超高性能フィルタ35と
の間から補助ダクト41が分岐し、この補助ダクト41
からエレベータ機械室2内に空気が排出され、電動機3
Aの冷却が行なわれる。
で、ダクト31の送風機34と超高性能フィルタ35と
の間から補助ダクト41が分岐し、この補助ダクト41
からエレベータ機械室2内に空気が排出され、電動機3
Aの冷却が行なわれる。
また、この補助ダクト41の途中に、エレベータ機械室
2内に設けた温度センサ42からの信号により自動的に
開閉するダンパー43が介装され、このダンパー43の
作動により、エレベータ機械室2内の空気温度に応じて
ダンパー43の開度を調整して空気の排気量を最小にす
ることができる。
2内に設けた温度センサ42からの信号により自動的に
開閉するダンパー43が介装され、このダンパー43の
作動により、エレベータ機械室2内の空気温度に応じて
ダンパー43の開度を調整して空気の排気量を最小にす
ることができる。
以上述べたように、本発明によれば、昇降路内とクリー
ンルーム内との間に、これらを循環する循環気流が形成
されているので、昇降路内の空気は、昇降路内の超高性
能フィルタ及び各クリーンルーム上の超高性能フィルタ
により全体に亘って清浄化される。従って、昇降路内の
空気が超清浄空間であるクリーンルーム内に逆流しても
、クリーンルーム内の空気が汚染する度合を少なくする
ことができる。
ンルーム内との間に、これらを循環する循環気流が形成
されているので、昇降路内の空気は、昇降路内の超高性
能フィルタ及び各クリーンルーム上の超高性能フィルタ
により全体に亘って清浄化される。従って、昇降路内の
空気が超清浄空間であるクリーンルーム内に逆流しても
、クリーンルーム内の空気が汚染する度合を少なくする
ことができる。
さらに、上述のように昇降路内からクリーンルームへの
空気の逆流を防止するため、従来例で述べたエレベータ
前室を設ける泌要もなく、ケージの扉とエレベータ前室
の扉の開閉のインターロックを不要にすることができる
。
空気の逆流を防止するため、従来例で述べたエレベータ
前室を設ける泌要もなく、ケージの扉とエレベータ前室
の扉の開閉のインターロックを不要にすることができる
。
加えて、上述のように、昇降路内から大気中へ逃げる排
気量が少なくなり、従って、クリーンルームから昇降路
への流出量を減らすことができ、ひいては、クリーンル
ームで空気を加圧するための外気の補給量を減らし、熱
エネルギーの消費を減少させることができる。
気量が少なくなり、従って、クリーンルームから昇降路
への流出量を減らすことができ、ひいては、クリーンル
ームで空気を加圧するための外気の補給量を減らし、熱
エネルギーの消費を減少させることができる。
そして、上述のように、昇降路からクリーンルームへの
空気の逆流があっても、クリーンルーム内の空気が汚染
する度合を少なくすることができるものの、昇降路から
クリーンルームへの逆流は防止するのが好ましく、昇降
路内をケージが昇降する際、ケージの移動に伴なうピス
トン効果により昇降路内の空気が圧縮された場合、上述
のように昇降路内の空気圧が減圧されているので、昇降
路内の圧縮された空気圧がクリーンルームの空気圧より
低く保たれ、昇降路内の空気がクリーンルームへ逆流す
ることが防止される。ひいては、従来例のように高圧と
なった場合の昇降路内の空気圧よりも、クリーンルーム
の空気圧を上げる必要がなくなり、クリーンルームで空
気を加圧するための外気の補給量を減らすことができる
効果を奏する。
空気の逆流があっても、クリーンルーム内の空気が汚染
する度合を少なくすることができるものの、昇降路から
クリーンルームへの逆流は防止するのが好ましく、昇降
路内をケージが昇降する際、ケージの移動に伴なうピス
トン効果により昇降路内の空気が圧縮された場合、上述
のように昇降路内の空気圧が減圧されているので、昇降
路内の圧縮された空気圧がクリーンルームの空気圧より
低く保たれ、昇降路内の空気がクリーンルームへ逆流す
ることが防止される。ひいては、従来例のように高圧と
なった場合の昇降路内の空気圧よりも、クリーンルーム
の空気圧を上げる必要がなくなり、クリーンルームで空
気を加圧するための外気の補給量を減らすことができる
効果を奏する。
第1図は本発明の実施例に係るクリーンルーム用エレベ
ータ設備の構成図である。 第2図は第1図の昇降路内の空気圧とクリーンルーム内
の空気圧の関係を特に示す説明図である。 第3図は本実施例のエレベータ機械室の内部の変形例を
示す説明図である。 第4図は従来におけるクリーンルーム用エレベータ設備
の構成図である。 第5図は従来における昇降路内の空気圧とクリーンルー
ム内の空気圧の関係を特に示す説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1・・・昇降路 2・・・エレベータ機械室 3・・・巻上機 5・・・ケージ 10.11.12・・・クリーンルーム16,17.1
8・・・超高性能フィルタ16A、17A、18A・・
・圧力チャンバ19.20.21・・・外調機 31・・・ダクト 32・・・吸込口 33A、33B、33C・・・吹出口 34・・・送風機 35・・・超高性能フィルタ。 籐 諷 第 図 第 図 第
ータ設備の構成図である。 第2図は第1図の昇降路内の空気圧とクリーンルーム内
の空気圧の関係を特に示す説明図である。 第3図は本実施例のエレベータ機械室の内部の変形例を
示す説明図である。 第4図は従来におけるクリーンルーム用エレベータ設備
の構成図である。 第5図は従来における昇降路内の空気圧とクリーンルー
ム内の空気圧の関係を特に示す説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1・・・昇降路 2・・・エレベータ機械室 3・・・巻上機 5・・・ケージ 10.11.12・・・クリーンルーム16,17.1
8・・・超高性能フィルタ16A、17A、18A・・
・圧力チャンバ19.20.21・・・外調機 31・・・ダクト 32・・・吸込口 33A、33B、33C・・・吹出口 34・・・送風機 35・・・超高性能フィルタ。 籐 諷 第 図 第 図 第
Claims (1)
- (1)超清浄空間に維持されるケージを、昇降路のエレ
ベータ機械室に設けた昇降手段により昇降自在に昇降路
内に配置し、この昇降するケージを介して多層階に配置
されたクリーンルーム内の空気圧を、外調機からクリー
ンルーム内に外気を補給して昇降路内の空気圧より高く
し、この差圧を利用してクリーンルームから空気を昇降
路内に流すことによりクリーンルーム内を超清浄空間に
維持するクリーンルーム用エレベータ設備において、前
記クリーンルーム用としてその天井に設けられている超
高性能フィルタ上の圧力チャンバから前記昇降路に至る
間に、吸込口が昇降路内に開口するとともに吹出口が圧
力チャンバ内に開口するダクトを配設し、このダクトの
エレベータ機械室内の部分に、送風機及び超高性能フィ
ルタを設けたことを特徴とするクリーンルーム用エレベ
ータ設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21980389A JPH0796431B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | クリーンルーム用エレベータ設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21980389A JPH0796431B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | クリーンルーム用エレベータ設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0383788A true JPH0383788A (ja) | 1991-04-09 |
JPH0796431B2 JPH0796431B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=16741286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21980389A Expired - Lifetime JPH0796431B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | クリーンルーム用エレベータ設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0796431B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009113930A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Murata Mach Ltd | 鉛直循環搬送設備 |
WO2023233496A1 (ja) * | 2022-05-31 | 2023-12-07 | 三菱電機株式会社 | 二酸化炭素回収装置、二酸化炭素回収方法、および二酸化炭素回収システム |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
LU91175B1 (fr) * | 2005-06-13 | 2006-12-14 | Airflowcontrol S A | Procédé et système d'économie d'énergie dans un bâtiment avec ascenseur |
DE202016101528U1 (de) * | 2016-03-21 | 2016-09-20 | BlueKit Factory GmbH | Aufzugsschachtbelüftung und - entrauchung |
DE202016101527U1 (de) * | 2016-03-21 | 2016-09-20 | BlueKit Factory GmbH | Aufzugsschachtbelüftung und -entrauchung |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP21980389A patent/JPH0796431B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009113930A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Murata Mach Ltd | 鉛直循環搬送設備 |
US8388296B2 (en) | 2007-11-07 | 2013-03-05 | Murata Machinery, Ltd. | Vertical carousel and vertical transportation method using the vertical carousel |
WO2023233496A1 (ja) * | 2022-05-31 | 2023-12-07 | 三菱電機株式会社 | 二酸化炭素回収装置、二酸化炭素回収方法、および二酸化炭素回収システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0796431B2 (ja) | 1995-10-18 |
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