JPH0383647A - インクジェット記録装置の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット記録装置の制御装置に関し、詳
しくは被記録体に付着したインクの乾燥を促進させるた
めの定着ヒータを制御する手段を備えたインクジェット
記録装置の制御装置に関すス 〔従来の技術〕 プリンタやファクシ泉すなどの記録装置は、記録方式に
より、サーマル式、ワイヤドツト式、インクジェット式
などに分けることができる。

このうち、インクジェット方式（インクジェット記録装
置）は、少なくとも１つの微細な吐出口を有する記録ヘ
ッドにインクを供給すると共に、印字データに基づいて
該吐出口に通じる液路に設けられたエネルギー発生体を
駆動し、該液路内のインクに膨張及び収縮を与えて吐出
口よりインク滴を飛翔させ、このインク滴を普通紙やプ
ラスチック薄板などのシートに付着させてドツトパター
ンを形成していくように構成されている。

シート（記録媒体）に付着したインクは、乾燥に時間を
要するため、表面が擦られると記録面が汚れ或いは他の
ものに付着するなどの不都合が生じる。これを改善する
ために、プラテンに定着ヒータ或いはランプ等の熱源を
配設し、常時通電させて加熱し、シート面のインクの乾
燥を促進させている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような従来の制御装置にあっては、記録装置の電
源がオンである間、熱源が常時オンになるため、電力を
無駄に消費すると共に、これに伴って装置が大型化し、
コストアップを招く不具合がある。

本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、定着用熱源の消費電力を低減し、小型化が図れるよう
にしたインクジェット記録装置の制御装置を提供するこ
とである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、記録ヘッドに対する印字信号の発生期間にの
み定着用ヒータの駆動を行う制御手段を設けるようにし
たものである。

また、定着用し−タに対する通電は、消費電力の低減を
徹底するために、間欠的に行うのが望ましい。

〔作用］ 上記のように構成することによって、印字動作時にのみ
定着用ヒータへの通電がなされる。１！Ｉち、必要時に
のみ通電が行われるので、消費電力を低減することがで
きる。

また、定着用ヒータの通電を間欠的に行うことにより、
デユーティ比に応じた通電がなされ、印字時にも消費電
力の低減がなされる。

〔実施例〕

以下、第１図〜第６図を参照して本発明を具体的に説明
する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明が適用されるインクジェット記録装置のヘッド部
の一例を示す模式的斜視図である。

第２図において、１は記録ヘッドに一体的に装着されて
プラテン（不図示）に巻付けられているシートの表面に
先端部が小間隔で対向配設されてシートに輻射熱を付与
する定着ヒータ、２は記録ヘッド３と定着ヒータ１との
間に介挿されてヒータ１の熱が記録ヘッドに伝熱されな
いようにする断熱層、３は複数の吐出口を備えてキャリ
ッジ４に搭載される記録ヘッド、４は記録ヘッド３を主
走査方向へ往復動させるキャリッジ、５けプラテン４に
平行配設されてキャリッジ４の移動を案内するキャリッ
ジ軸、６はヒータ１に電力を供給するリードワイヤ６Ａ
及び各吐出ロアに通じる各液路に設けられているエネル
ギー発生体（圧電振動子、発熱抵抗素子等）に印字信号
を印加するリードワイヤ６Ｂを一体化しているフレキシ
ブルケーブルである。

第２図において、記録時には、不図示の駆動機構によっ
てキャリッジ４がキャリッジ軸５に沿って移動する。記
録開始とともに記録ヘッド３に印字信号が印加され、同
時にヒータ１に駆動電圧が印加される。ヒータ１は加熱
され、その先端面よりシート面に輻射熱が付与され、記
録対象面が加熱される。一方、ヘッドのエネルギー発生
体に印字信号が与えられることによって、吐出ロアより
インク滴が吐出ならびに飛翔し、シートの表面にインク
滴が付着し、吸収される。印字の進行とともにキャリッ
ジ４は図示矢印方向へ移動するので、吸収直後のインク
は定着用ヒータ１によって加熱され、インクは急速に乾
燥する。

定着用ヒータｌは、第２図では印字方向に対し記録ヘッ
ド３の後段側に設けているが、第３図のように前段側に
設けることも、第４図のように両側にヒータ１ａとｌｂ
を設け、加熱能力を強力にすることもできる。

次に、第１図の構成について説明する。

１１は印字指令が与えられる入力部、１２はキャリッジ
４、ヒータ及びヘッドの各々を制御する印字制御部、１
３は印字制御部１２より与えられる制御内容に応してキ
ャリッジ４、ヒータ１（１ａ）、１ｂ及び記録ヘッド３
を駆動する駆動部である。

次に、第１図の構成における定着用ヒータの制御Ｂ様の
いくつかについて第５図〜第７図を参照して説明する。

第５図の制御例は、印字信号が与えられ（ＯＮ）て記録
ヘッド３が駆動されると同時に、印字信号に同期して定
着ヒータ１（又は定着ヒータ１ａとｌｂ）に通電し、印
字信号が無くなると同時に定着ヒータ１への通電を断つ
ようにされている。

このように、定着ヒータ１は、記録ヘッド３が動作して
いるときにのみ連続通電され、これ以外では装置の電源
がＯＮであっても通電されることが無いので、その分だ
け電力消費を低減することができる。

また、第６図の制御例は、第５図では通電期間には連続
通電を行っていたのに対し、印字信号のＯＮに同期して
定着用ヒータｌに通電が開始されるものの、記録ヘッド
の１文字分の吐出パルスがＯＮのときには定着用ヒータ
１への通電をＯＦＦにし、さらに吐出パルスがＯＦＦに
なると同時に定着用ヒータ定着用ヒータｌへの通電をＯ
Ｎにする動作を繰り返すようにしたものである。このよ
うな制御により、ヘッドのエネルギー発生体の駆動とヒ
ータ通電とがずれるので、装置の電源部に対する負荷を
分散させられるので、第５図の場合よりも電源の小型化
が可能になる。

さらに、第７図の制御例は、第６図の場合には印字信号
の立ち上がりに同期して定着用ヒータｌの通電開始を行
っていたのに対し、最初の吐出パルスの立下がりに同期
して通電開始が行われるようにしたところに特徴がある
。

また、前記制御のほか、定着用ヒータ１のＯＦＦタイ逅
ングを印字信号のＯＦＦのタイミングより遅延させ、シ
ート面のインクの乾燥が十分に行われるようにすること
もできる。

なお、第４図の構成においては、定着ヒータｌａと１ｂ
の通電を往路と復路で交互に行うようにすればよい。

さらに、ヒータ通電の周期を可変にすることにより、定
着用ヒータの温度制御、例えば、表面温度を設定温度値
に保持する制御を行うことができる。

第８図は本発明を適用したインクジェット記録装置の主
要構成を示す模式図である。

第８図において、１は定着用ヒータを、３は記録ヘッド
を、４はキャリッジを、５．５はキャリッジ軸を、６は
フレキシブルケーブルを、１５はインクタンクを、１６
は記録ヘッド３ヘインクを送帰給するインク供給チュー
ブを、それぞれ示す。

前記記録ヘッド３の吐出口から飛翔するインク滴を用紙
やプラスチ・ンク薄板等の記録媒体エフに着弾させなが
ら記録していく。

１８は前記記録媒体１７をバックアップするとともに紙
送りするためのプラテンを、１９は記録範囲外に配置さ
れ前記記録ヘッドのキャッピングおよび吐出回復を行な
うための回復系を、２０は記録装置の本体枠を構成する
側板を、それぞれ示す。

〔発明の効果〕 以上より明らかな如く、本発明によれば、記録ヘッドに
対する印字信号の発生期間にのみ定着用ヒータの駆動を
実行する制御手段を設けたので、定着用ヒータで消費さ
れる電力を低減し、記録装置の小型軽量化を図ることが
できる。

さらに、請求項２においては、定着用ヒータへの通電を
間欠的に行っているので、更に電力低減が可能になると
共に、電源部の負担を軽減できる。

さらにはデユーティ変化により温度制御を行うこともで
きる。

加えて、非記録時において、定着ヒータからの熱により
、吐出口近傍のインク溶媒が蒸発し吐出不良を引き起こ
すことを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明が適用されるインクジェット記録装置のヘッド部
の一例を示す模式的斜視図、第３図及び第４図はヘッド
部の他の２例を示す模式的斜視図、第５図、第６図及び
第７図は本発明におけるヒータ通電制御方法の３例を示
すタイミングチャート、第８図は本発明を適用するのに
好適なインクジェット記録装置を模式的に示す部分平面
図である。 １、ｌａ、ｌｂ・・・・・・・・・定着用ヒータ、３−
・・−・・−・・・記録ヘッド、４−・−・−・・−キ
ャリッジ、１１・・−・−・−・−人力部、１２−・−
・・−・・・印字制御部、１３・・・・−・・・・駆動
部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被記録体に付着したインクの乾燥を促進させるた
   めの定着用ヒータを備えたインクジェット記録装置にお
   いて、記録ヘッドに対する印字信号の発生期間にのみ前
   記定着用ヒータの駆動を実行する手段を設けたことを特
   徴とするインクジェット記録装置の制御装置。
2. （２）前記定着用ヒータに対する通電を間欠的に行うこ
   とを特徴とする請求項１に記載のインクジェット記録装
   置の制御装置。