JPH10309810A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10309810A
JPH10309810A JP12061997A JP12061997A JPH10309810A JP H10309810 A JPH10309810 A JP H10309810A JP 12061997 A JP12061997 A JP 12061997A JP 12061997 A JP12061997 A JP 12061997A JP H10309810 A JPH10309810 A JP H10309810A
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JP
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ink
carriage
preliminary ejection
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Application number
JP12061997A
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English (en)
Inventor
Koichi Ikeda
浩一 池田
Akihiro Yamashita
昭裕 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ等の出力機器として使用される
インクジェット記録装置において、印字速度の低下を生
じることなくノズルの予備吐出を行い、安定した品質の
印字出力を行うことが可能なインクジェット記録装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 記録ヘッド部17,18などを搭載した
キャリッジ20を移動させながらノズル24,25から
インクを吐出して印字を行うインクジェット記録装置に
おいて、記録ヘッド部17,18による印字位置を判別
する印字位置判別手段9,10と、記録ヘッド部17,
18のノズル24,25からの予備吐出を行う位置を判
別する予備吐出位置判別手段11,12などを備えるこ
とにより、印字速度の低下を生じることなく、ノズル2
4,25の目詰まりを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス用コンピ
ュータやパーソナルコンピュータなどの出力印字に用い
られるインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置に装備さ
れている記録ヘッドは、図13に示すような構造であ
る。図13は従来のインクジェット記録装置の記録ヘッ
ド部の断面構造を示す図であり、この図13において、
46は導電性インク、47は導電性インク46で満たさ
れたインク室、48は導電性インク46を収容するイン
クタンク、49,50は導電性インク液面下に配置され
た一対の電極、51は導電性インク46を吐出するノズ
ル、52はノズル51から吐出されるインク滴、53は
記録紙、54は電源、55は電源54のスイッチを示し
ている。
【0003】ここで、従来の記録ヘッドの動作状態につ
いて説明する。図13において、スイッチ55をオンす
ると、一対の電極49,50間に電圧が印加され、電極
49,50間の導電性インク46に電流が流れ、このと
き発生するジュール熱によって電極49,50先端間に
位置する導電性インク46の一部が気化する。そして、
気化された導電性インク46の蒸気は、ノズル51から
記録紙53に向かってインク滴52を吐出するのに十分
な圧力を発生するまで膨張する。
【0004】このように、従来の記録ヘッドは、スイッ
チ55によって電極49,50に印加する電圧を制御す
ることで、任意のインク滴52を記録紙53に向かって
吐出し、所望の印字を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の記録ヘッドにおいては、印字動作中に長い時間
印字を行わないノズルが乾燥してインクの粘度などが変
化し、インク滴の吐出性能が劣化するのを防ぐため、任
意の時間毎にノズルからインクの予備吐出を行っている
が、予備吐出を行うことにより印字速度が低下するとい
う問題がある。
【0006】例えば、複数の記録ヘッドの予備吐出を行
う場合、各記録ヘッド毎に予備吐出用のインク受けにイ
ンクを吐出するので、ある記録ヘッドの予備吐出を行っ
て、次の記録ヘッドの予備吐出を行うとき、予備吐出の
ために一旦キャリッジを停止してから、次の位置に移動
する必要がある。すなわち、予備吐出のたびにキャリッ
ジを停止させなければならないため、キャリッジの移動
速度を速くすることができず、このことが印字速度を低
下させる原因となっている。
【0007】本発明は従来の問題点を解決するもので、
印字速度を低下させることなく、安定した品質の印字出
力を行うことが可能な記録ヘッドを備えたインクジェッ
ト記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、インクを収納可能なインク流路とインク流
路に形成されたインク吐出用のノズルとインク流路内の
インクをノズルから吐出させるインク吐出手段とを有す
るインク吐出部を搭載したキャリッジを移動させながら
ノズルからインクを吐出させ、ノズルに対向する位置に
ある被記録媒体に印字するインクジェット記録装置にお
いて、ノズルによる印字位置を判別する印字位置判別手
段と、ノズルからの予備吐出を行う位置を判別する予備
吐出位置判別手段とを備えたものである。
【0009】これにより、キャリッジの移動を停止する
ことなく、ノズルの予備吐出を行うことが可能となるた
め、印字速度を低下させることなく、安定した品質の印
字出力を行うことのできるインクジェット記録装置が得
られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、インクを収納可能なインク流路と前記インク流路に
形成されたインク吐出用のノズルと前記インク流路内の
インクを前記ノズルから吐出させるインク吐出手段とを
有するインク吐出部を搭載したキャリッジを移動させな
がら前記ノズルからインクを吐出させ、前記ノズルに対
向する位置にある被記録媒体に印字するインクジェット
記録装置において、前記ノズルによる印字位置を判別す
る印字位置判別手段と、前記ノズルからの予備吐出を行
う位置を判別する予備吐出位置判別手段とを備えたこと
を特徴としたものであり、印字領域外の所定の場所で、
加速状態、減速状態を含むキャリッジの移動中にノズル
の予備吐出を行うことにより、印字速度の低下を生じる
ことなく、ノズルの目詰まりを防止するという作用を有
する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、前記印
字位置判別手段と前記予備吐出位置判別手段とを有する
インク吐出部を複数備えたものであり、インク吐出部ご
とにノズルの予備吐出を行うことにより、特に、複数の
インク吐出部を有するカラーインクジェット記録装置に
おいて、印字速度の低下を生じることなく、それぞれの
ノズルの目詰まりを防止するという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、前記イ
ンク吐出手段が、インク流路内のインクを加圧する圧電
素子と、前記圧電素子に電圧を供給する給電手段を備え
たものであり、印字速度の低下を生ずることなくノズル
の目詰まりを防止することができ、圧電素子を用いてイ
ンクを吐出させるので、高速印字が可能で、また、ヘッ
ドの寿命が長いという作用を有する。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、前記イ
ンク吐出手段が、前記インク流路内に配置された少なく
とも一対の電極と、前記電極間に電圧を印加する給電手
段を備えたものであり、印字速度の低下を生ずることな
くノズルの目詰まりを防止することができ、インク自体
を加熱するので、低いエネルギーでインクを吐出させる
ことができるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、前記イ
ンク吐出手段が、前記インク流路内に配置された発熱素
子と、前記発熱素子に電流を供給する給電手段を備えた
ものであり、印字速度の低下を生ずることなくノズルの
目詰まりを防止することができ、構造が簡単であるの
で、安価で小型なヘッドを構成することができるという
作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図12を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態によ
るインクジェット記録装置の制御部を示すブロック図で
あり、図2は同インクジェット記録装置のキャリッジ部
を示す概略図である。
【0016】図1において、1は装置全体を制御するC
PU、2は装置全体を制御するための制御データを格納
するROM、3は外部の印字データ源(図示せず)から
転送される印字データを格納するRAM、4はモータ駆
動回路、5はキャリッジモータ、6はモータ駆動回路、
7は搬送モータ、8は位置カウンタ、9,10は印字位
置判別手段、11,12は予備吐出位置判別手段であ
る。
【0017】また、13,15はデータ転送回路、1
4,16は吐出パルス発生回路、17,18は記録ヘッ
ド部、19は位置センサ、20は記録ヘッド部17,1
8と位置センサ19を搭載するキャリッジである。
【0018】一方、図2において、21はキャリッジ
軸、22はキャリッジモータ5で駆動されるキャリッジ
ベルト、23は予備吐出インク受け、24,25はイン
ク吐出用のノズルである。
【0019】さらに、図3は本発明の第1の実施の形態
によるインクジェット記録装置の記録ヘッド部を示す概
略図であり、この図において、26はデータ受信回路、
27,28はANDゲート、29,30はドライバ、3
1,32は導電性インクに通電するための一対の電極、
33は導電性インクで満たされた圧力室、34はインク
吐出用のノズルである。
【0020】図4は本発明の第1の実施の形態によるイ
ンクジェット記録装置の印字動作を示すタイミングチャ
ートであり、以下、このタイミングチャートを用いて記
録ヘッド部17,18の印字動作について説明する。
【0021】RAM3に1行分の印字データが格納され
ると、CPU1はモータ駆動回路4を制御してキャリッ
ジモータ5で駆動されたキャリッジベルト22により、
記録ヘッド部17,18を搭載したキャリッジ20を、
キャリッジ軸21に沿って図2のX方向に移動させる。
【0022】キャリッジ20がX方向に移動すると、キ
ャリッジ20に搭載された位置センサ19からの信号に
よって、位置カウンタ8がキャリッジ20の位置をカウ
ントする。
【0023】そして、図4において、記録ヘッド部17
が印字開始位置である位置Aに到達するまでキャリッジ
20が移動すると、印字位置判別手段9は印字許可信号
aをLレベルからHレベルへ変化させる。
【0024】これによって、RAM3に格納されている
印字データがデータ転送回路13を介して信号cとして
出力され、記録ヘッド部17のデータ受信回路26へ転
送される。このとき、予備吐出位置判別手段11の予備
吐出許可信号bはLレベルである。
【0025】印字許可信号aがHレベルのとき、吐出パ
ルス発生回路14から、期間t1(例えば30μs)の
間、位相180°の高周波数(例えば1MHz)のパル
ス信号d,eが出力される。
【0026】位置Aにおいて、図3に示すノズル34か
らインク滴を吐出して印字を行おうとすると、対応する
データ受信回路26の印字データ信号fがHレベルであ
るので、AND回路27,28の出力信号g,hには、
信号d,eがそのまま出力される。そして、電極31,
32にはドライバ29,30の出力i,jによって、期
間t1の間、位相180°の高周波数(例えば1MH
z)の電圧V1(例えば30V)が印加される。
【0027】この電圧印加によって、電極31,32間
の導電性インクに交流電流が流れ、導電性インクが発
熱、沸騰して、そのとき発生する圧力によってノズル3
4からインク滴が吐出し、印字が行われる。
【0028】次に、キャリッジ部20が移動して、次の
位置B(位置Aと位置Bの距離は印字解像度であり、こ
こでは、例えば、600dpi=42μmとする)に到
達すると、位置Bは印字領域であるので、印字位置判別
手段9はHレベルの印字許可信号aのままである。
【0029】したがって、RAM3に格納されている印
字データがデータ転送回路13を介して、信号cとして
出力され、記録ヘッド部17のデータ受信回路26へ転
送される。このとき、予備吐出位置判別手段11の予備
吐出許可信号bはLレベルである。
【0030】印字許可信号aがHレベルの時、吐出パル
ス発生回路14から、期間t1(例えば30μs)の
間、位相180°の高周波数(例えば1MHz)のパル
ス信号d,eが出力される。位置Bにおいて、図3に示
すノズル34からインク滴を吐出しないとすると、対応
するデータ受信回路26の印字データ信号fがLレベル
であるので、AND回路27,28の出力信号g,hは
Lレベルである。
【0031】よって、ドライバ29,30の出力i,j
はLレベルであり、電極31,32間の導電性インクに
は電流が流れないので、導電性インクが発熱、沸騰する
ことはなくインク滴が吐出せず、印字は行われない。
【0032】位置B以降においても、以上と同様に繰り
返して印字を行い、位置Cで1行分の印字が終了する
と、位置Dにおいて、印字位置判別手段9は印字許可信
号aをHレベルからLレベルへ変化させる。そして、C
PU1はモータ駆動回路6を制御して搬送モータ7を駆
動して、記録紙を1行分改行する。
【0033】また、記録ヘッド部18も同様にして、印
字位置判別手段10によって、データ転送回路15、吐
出パルス発生回路16を制御して、印字データを記録ヘ
ッド部18へ転送し、任意のノズルに対応するドライバ
を駆動して、インクの吐出を行う。
【0034】記録ヘッド部17,18などを搭載したキ
ャリッジ20が、このような動作を繰り返すことによ
り、記録紙への印字を行う。
【0035】図5は本発明の第1の実施の形態によるイ
ンクジェット記録装置の予備吐出動作を示すタイミング
チャートであり、以下このタイミングチャートを用い
て、記録ヘッド部17,18の予備吐出動作について説
明する。
【0036】印字中に任意の行数(例えば、10行)の
印字を終了すると、CPU1は予備吐出インク受け23
が設置された位置までキャリッジ20を移動させる。キ
ャリッジ20が、位置Dよりも離れている位置Eに到達
すると、予備吐出位置判別手段11は、予備吐出許可信
号bをLレベルからHレベルへ変化させる。
【0037】これによって、予備吐出データがデータ転
送回路13を介して信号cとして出力され、記録ヘッド
部17のデータ受信回路26へ転送される。ここでは、
記録ヘッド部17の全てのノズル24から予備吐出を行
うので、予備吐出データは全てHレベルとなる。このと
き、印字位置判別手段9の出力信号aはLレベルであ
る。
【0038】予備吐出許可信号bがHレベルになると、
吐出パルス発生回路14から、期間t1(例えば30μ
s)の間、位相180°の高周波数(例えば1MHz)
のパルス信号d,eが出力される。このとき、データ受
信回路26の印字データ信号fがHレベルとして出力さ
れ、AND回路27,28の出力信号g,hには、信号
d,eがそのまま出力される。
【0039】そして、電極31,32間にはドライバ2
9,30の出力i,jによって、期間t1の間、位相1
80°の高周波数(例えば1MHz)の電圧V1(例え
ば30V)が印加される。この電圧印加により電極3
1,32間の導電性インクに交流電流が流れ、導電性イ
ンクが発熱、沸騰して、そのとき発生する圧力によって
インク滴が吐出し、予備吐出が行われる。
【0040】続いて、キャリッジ20が移動して、次の
位置Fに到達した時点においても予備吐出位置判別手段
11の予備吐出許可信号bはHレベルが保持されるた
め、位置Eの場合と同様に予備吐出が行われる。以下、
位置Gに到達するまで同様に予備吐出が続行される。
【0041】次に、キャリッジ20が移動して位置Hに
到達すると、予備吐出位置判別手段11の予備吐出許可
信号bがLレベルとなる。一方、吐出パルス発生回路1
4からの出力d,eはLレベルで、ドライバ29,30
の出力i,jもLレベルであり、電極31,32間の導
電性インクには電流が流れないため、導電性インクが発
熱、沸騰することはなく、予備吐出は行われない。
【0042】さらに、図6を用いて、キャリッジ20に
搭載された記録ヘッド部17,18の移動およびノズル
24,25の予備吐出動作について説明する。
【0043】図6(a)に示すように、キャリッジ20
が位置Eに到達すると、予備吐出位置判別手段11から
の予備吐出許可信号bに従って予備吐出を行うが、記録
ヘッド部17のノズル24から吐出したインク滴35
は、記録ヘッド部17に対向して設置された予備吐出用
インク受け23に飛翔する。
【0044】このとき、キャリッジ20はX方向に移動
を続けるが、予備吐出位置判別手段11から出力される
予備吐出許可信号bに従って、記録ヘッド部17のノズ
ル24は、図6(b)の位置Gまでの各位置で予備吐出
を行う。ここで、印字解像度600dpi=42μmの
記録ヘッド部17のノズル24が、例えば、100回の
予備吐出を行うとすると、このときのキャリッジ20の
移動距離は4.2mm(=42μm×100)であるた
め、予備吐出用インク受け23の幅L2は、例えば、5
mm程度でよい。
【0045】図6(a)において、記録ヘッド部17の
ノズル24と記録ヘッド部18のノズル25の距離L1
を、例えば、12.7mmとすると、図6(a)〜図6
(c)に示す位置E,G,Hにおいては、記録ヘッド部
18のノズル25が予備吐出用インク受け23に対向す
る位置まで到達していないため、予備吐出は行われな
い。
【0046】次に、図6(d)に示すように、キャリッ
ジ20が位置Iに到達すると、予備吐出位置判別手段1
2からの予備吐出許可信号に従って、記録ヘッド部18
のノズル25から予備吐出用インク受け23にインク滴
35を吐出させる。このとき、キャリッジ20はX方向
に移動を続けるが、予備吐出位置判別手段12からの予
備吐出許可信号に従って、記録ヘッド部18のノズル2
5は、図6(e)の位置Jまでの各位置で予備吐出を続
行する。
【0047】記録ヘッド部18のノズル25が位置Jで
の予備吐出を終了すると、キャリッジ20は印字を再開
するために印字領域の位置へ移動していくが、この場
合、キャリッジ20は、予備吐出用インク受け23の位
置を再度、逆方向に移動することとなるため、その際
に、図6(a)〜(e)と逆の手順で再度、ノズル2
4,25の予備吐出を行うようになっている。
【0048】ここで、図7(a)〜(e)を用いて、キ
ャリッジ20が前述したX方向と逆方向に移動する場合
のノズル24,25の予備吐出動作について説明する。
【0049】図7(a)に示すように、キャリッジ20
が位置Jに到達すると、記録ヘッド部18のノズル25
は予備吐出位置判別手段12からの予備吐出許可信号に
従って予備吐出を行うが、ノズル25から吐出したイン
ク滴35は、記録ヘッド部18に対向する位置にある予
備吐出用インク受け23に飛翔する。
【0050】このとき、キャリッジ20はX方向と逆方
向へ移動を続けるが、予備吐出位置判別手段12からの
予備吐出許可信号に従って、記録ヘッド部18のノズル
25は図7(b)に示す位置Iまでの各位置で予備吐出
を続行する。
【0051】一方、図7(c)に示す位置においては、
記録ヘッド部17,18のノズル24,25はいずれも
予備吐出用インク受け23に対向する位置にないため、
どちらも予備吐出を行わない。
【0052】次に、図7(d)に示すように、キャリッ
ジ20が位置Gに到達すると、予備吐出位置判別手段1
1からの予備吐出許可信号aに従って、記録ヘッド部1
7のノズル24から予備吐出用インク受け23に向かっ
てインク滴35の吐出が開始される。このあと、キャリ
ッジ20はX方向と逆方向に移動を続けるが、予備吐出
位置判別手段11からの予備吐出許可信号aに従って、
記録ヘッド部17のノズル24は図7(e)に示す位置
Eに到達するまでの各位置において予備吐出を行う。
【0053】以上のように、任意の行数の印字後に、印
字領域外に設置された予備吐出用インク受け23の前を
キャリッジ20を移動させながら、記録ヘッド部17,
18のノズル24,25から予備吐出を行うため、記録
ヘッド部17,18ごとにキャリッジ20を停止して予
備吐出を行う必要がなくなり、従来、予備吐出に要して
いた時間を短縮することができる。
【0054】また、各記録ヘッド部毎に予備吐出を行う
ことができるので、複数の記録ヘッド部を有する場合に
おいても、予備吐出用インク受け23を小型化すること
ができ、インクジェット記録装置の小型化を図ることが
可能である。
【0055】(実施の形態2)図8は本発明の第2の実
施の形態によるインクジェット記録装置の制御部を示す
ブロック図、図9は同記録ヘッド部の概略図である。
【0056】図8において、1は装置全体を制御するC
PU、2は装置全体を制御するための制御データを格納
するROM、3は外部の印字データ源(図示せず)から
転送される印字データを格納するRAM、4はモータ駆
動回路、5はキャリッジモータ、6はモータ駆動回路、
7は搬送モータ、8は位置カウンタ、9,10は印字判
別手段、11,12は予備吐出位置判別手段である。
【0057】また、13,15はデータ転送回路、1
4,15は吐出パルス発生回路、17,18は記録ヘッ
ド部、19は位置センサ、20は記録ヘッド部17,1
8と位置センサ19とを搭載したキャリッジであり、キ
ャリッジ20の構造、機能などは図2に示すキャリッジ
と同様である。
【0058】一方、図9において、26はデータ受信回
路、36はANDゲート、37はドライバ、38は圧電
素子、39はインクで満たされた圧力室、40はノズル
である。
【0059】以下、図10のタイミングチャートを用い
て、記録ヘッド部17,18の印字動作について説明す
る。
【0060】RAM3に1行分の印字データが格納され
ると、CPU1はモータ駆動回路4を制御しキャリッジ
モータ5を駆動してキャリッジベルト22により、記録
ヘッド部17,18を搭載したキャリッジ20をキャリ
ッジ軸21に沿って図2のX方向へ移動させる。キャリ
ッジ20が移動すると、キャリッジ20に搭載される位
置センサ19からの信号により、位置カウンタ8がキャ
リッジ20の位置をカウントする。
【0061】そして、図10において、記録ヘッド部1
7が印字開始位置の位置Aに到達すると、印字位置判別
手段9は印字許可信号aをLレベルからHレベルへ変化
させる。これによって、RAM3に格納されている印字
データがデータ転送回路13を介して信号lとして出力
され、記録ヘッド部17のデータ受信回路26へ転送さ
れる。このとき、予備吐出位置判別手段11の予備吐出
許可信号bはLレベルである。
【0062】印字許可信号aがHレベルのとき、吐出パ
ルス発生回路14から期間t2(例えば20μs)のパ
ルス信号mが出力される。位置Aにおいて、図9のノズ
ル40からインク滴を吐出させて印字を行うとすると、
対応するデータ受信回路26の印字データ信号fがHレ
ベルであるため、AND回路36の出力信号nにはパル
ス信号mがそのまま出力される。
【0063】そして、圧電素子38にはドライバ37の
出力oによって、期間t2の間、例えば、40Vの電圧
V2が印加される。この電圧印加により圧電素子38が
変位し、そのときに発生する圧力によってインク滴が吐
出し、印字が行われる。
【0064】次に、キャリッジ20が移動して、次の位
置B(位置Aと位置Bの距離は印字解像度であり、ここ
では、例えば、600dpi=42μmとする。)に到
達すると、位置Bは印字領域であるので、印字位置判別
手段9はHレベルの印字許可信号aのままである。
【0065】したがって、RAM3に格納されている印
字データはデータ転送回路13を介して信号lとして出
力され、記録ヘッド部17のデータ受信回路26へ転送
される。このとき、予備吐出位置判別手段11の予備吐
出許可信号bはLレベルのままである。
【0066】印字許可信号aがHレベルのとき、吐出パ
ルス発生回路14から、期間t2のパルス信号mが出力
される。位置Bにおいて、図9のノズル40からインク
滴を吐出させないとすると、対応するデータ受信回路2
6の印字データ信号fがLレベルであるので、AND回
路36の出力信号nはLレベルである。
【0067】したがって、ドライバ37の出力oはLレ
ベルであり、圧電素子38には電圧が印加されないの
で、圧電素子38は変位せず、インク滴の吐出は行われ
ない。
【0068】すなわち、印字は行われない。位置B以降
も、これと同様の動作を繰り返して印字を行い、位置C
で1行分の印字が終了すると、位置Dにおいて、印字位
置判別手段9は印字位置許可信号aをHレベルからLレ
ベルへ変化させる。そして、CPU3はモータ駆動回路
6を制御して、搬送モータ7を駆動して、記録紙を1行
分改行する。
【0069】また、記録ヘッド部18も、同様に、印字
判別手段10によって、データ転送回路15、吐出パル
ス発生回路16を制御して、印字データを記録ヘッド部
18へ転送し、任意のノズルに対応するドライバを駆動
して、吐出を行う。
【0070】記録ヘッド部17,18が、このような動
作を繰り返すことにより、記録紙への印字を行う。
【0071】次に、図11のタイミングチャートを用い
て、図8に示す記録ヘッド部17,18の予備吐出動作
について説明する。
【0072】印字中に任意の行数(例えば、10行)の
印字を終了すると、CPU1は、予備吐出インク受け2
3が設置された位置までキャリッジ20を移動させる。
キャリッジ20が位置Dよりも離れた位置Eに到達する
と、予備吐出位置判別手段11は、予備吐出許可信号b
をLレベルからHレベルへ変化させる。
【0073】これによって、予備吐出データがデータ転
送回路13を介して、信号lとして出力され、記録ヘッ
ド部17のデータ受信回路26へ転送される。ここで
は、記録ヘッド部17の全てのノズルから予備吐出を行
うこととするので、予備吐出データは全てHレベルとな
る。このとき、印字位置判別手段9の出力信号aはLレ
ベルである。
【0074】予備吐出許可信号bがHレベルとなると、
吐出パルス発生回路14から、期間t2(例えば、20
μs)のパルス信号mが出力される。このとき、データ
受信回路26の印字データ信号fがHレベルとして出力
され、AND回路36の出力信号nには、信号mがその
まま出力される。
【0075】そして、圧電素子38には、ドライバ37
の信号oによって、期間t2の間、例えば、40Vの電
圧V2が印加される。この印加電圧により、圧電素子3
8が変位するため、そのとき発生する圧力によってイン
ク滴が吐出し、予備吐出が行われる。
【0076】続いて、キャリッジ20が移動して次の位
置Fに到達しても、予備吐出位置判断手段11の予備吐
出許可信号bはHレベルであるため、位置Eの場合と同
様に予備吐出が行われ、以下、位置Gまで同様に予備吐
出が続行される。
【0077】次に、キャリッジ20が移動して、位置H
に到達すると、予備吐出位置判別手段11の予備吐出許
可信号bがLレベルとなる。一方、吐出パルス発生回路
14からの出力mはLレベルのままであり、ドライバ3
7の出力nもLレベルで、圧電素子38は変位をしない
ので、インク滴が吐出せず、予備吐出は行われない。
【0078】ここで、予備吐出の動作は、実施の形態1
における図6(a)〜(e)および図7(a)〜(e)
と同様であり、任意の行数の印字後に印字領域外の予備
吐出用インク受け23の前をキャリッジ20を移動させ
て、記録ヘッド部17,18の予備吐出を行うので、記
録ヘッド部17,18ごとに予備吐出のためにキャリッ
ジ20を停止させる必要がなくなり、予備吐出に要する
時間を短縮することができる。
【0079】また、各記録ヘッド部17,18ごとに予
備吐出を行うことができるので、予備吐出用インク受け
23を小型化することができ、インクジェット記録装置
を小型化することが可能となる。
【0080】(実施の形態3)図12は第3の実施形態
の記録ヘッド部の概略図である。なお、第3の実施形態
のインクジェット記録装置のキャリッジ部は実施の形態
1における図2と同様であり、同インクジェット記録装
置の制御部のブロック図は実施の形態2における図8と
同様である。
【0081】図12において、26はデータ受信回路、
41はANDゲート、42はドライバ、43は発熱素
子、44はインクで満たされた圧力室、45はノズルを
示している。
【0082】以下、図10のタイミングチャートを用い
て、第3の実施形態のインクジェット記録装置の印字動
作について説明する。
【0083】RAM3に1行分の印字データが格納され
ると、CPU3はモータ駆動回路4を制御しキャリッジ
モータ5を駆動して、キャリッジベルト22により、記
録ヘッド部17,18を搭載したキャリッジ20をキャ
リッジ軸21に沿って、図2のX方向に移動させる。キ
ャリッジ20が移動すると、キャリッジ20に搭載され
た位置センサ19からの信号により、位置カウンタ8が
キャリッジ20の位置をカウントする。
【0084】そして、図10において、記録ヘッド部1
7が印字開始位置である位置Aに到達すると、印字位置
判別手段9は、印字許可信号aをLレベルからHレベル
へ変化させるので、RAM3に格納されている印字デー
タがデータ転送回路13を介して、信号lとして出力さ
れ、記録ヘッド部17のデータ受信回路26へ転送され
る。このとき、予備吐出位置判別手段11の予備吐出許
可信号bはLレベルである。
【0085】印字許可信号aがHレベルのとき、吐出パ
ルス発生回路14から、期間t2(例えば、20μs)
のパルス信号mが出力される。位置Aにおいて、図11
のノズル45からインク滴を吐出して印字を行うとする
と、対応するデータ受信回路26の印字データ信号fが
Hレベルであるので、AND回路41の出力信号pには
信号mがそのまま出力される。そして、発熱素子43に
はドライバ42の出力qにより、期間t2の間、例え
ば、40Vの電圧V2が印加される。この電圧印加によ
って発熱素子43に電流が流れ、発熱素子43が発熱
し、発熱素子43に接するインクを加熱、沸騰させ、そ
のとき発生する圧力によってインク滴が吐出し、印字が
行われる。
【0086】続いて、キャリッジ20が移動して、次の
位置B(位置Aと位置Bの距離は印字解像度であり、こ
こでは、例えば、600dpi=42μmとする。)に
到達すると、印字領域であるため、印字位置判別手段9
はHレベルの印字許可信号aのままである。これによっ
て、RAM3に格納されている印字データがデータ転送
回路13を介して、信号lとして出力され、記録ヘッド
部17のデータ受信回路26へ転送される。このとき、
予備吐出位置判別手段11の予備吐出許可信号bはLレ
ベルである。印字許可信号aがHレベルのとき、吐出パ
ルス発生回路14から、期間t2のパルス信号mが出力
される。
【0087】位置Bにおいて、図11のノズル45から
インク滴を吐出させないとすると、対応するデータ受信
回路26の印字データ信号fがLレベルであるので、A
ND回路41の出力信号pはLレベルである。したがっ
て、ドライバ42の出力qはLレベルであり、発熱素子
43には電圧が印加されないので発熱素子43は発熱せ
ず、インク滴が吐出されないため、印字は行われない。
【0088】位置B以降も、このような動作を繰り返し
て印字を行い、位置Cで1行分の印字が終了すると、位
置Dにおいて、印字位置判別手段9は印字許可信号aを
HレベルからLレベルへ変化させる。そして、CPU1
はモータ駆動回路6を制御して、搬送モータ7を駆動し
て、記録紙を1行分改行する。
【0089】また、記録ヘッド部18も同様にして、印
字判別手段10によって、データ転送回路15、吐出パ
ルス発生回路16を制御して、印字データを記録ヘッド
部18へ転送し、任意のノズルに対応するドライバを駆
動して、吐出を行う。
【0090】記録ヘッド部17,18が、このような動
作を繰り返すことにより、記録ヘッド部17,18が、
記録紙への印字を行う。
【0091】次に、図11のタイミングチャートを用い
て、第3の実施の形態のインクジェット記録装置の予備
吐出動作について説明する。
【0092】印字中に任意の行数(例えば、10行)の
印字を終了すると、CPU1は予備吐出用インク受け2
3へ、キャリッジ20を移動させる。キャリッジ20が
位置Dよりも離れた位置Eに到達すると、予備吐出位置
判別手段11は予備吐出許可信号bをLレベルからHレ
ベルへ変化させる。これによって、予備吐出データがデ
ータ転送回路13を介して、信号lとして出力され、記
録ヘッド部17のデータ受信回路26へ転送される。こ
こでは、記録ヘッド部17の全てのノズルから予備吐出
を行うので、予備吐出データは全てHレベルとなる。こ
のとき、印字位置判別手段9の出力信号aはLレベルで
ある。
【0093】予備吐出許可信号bがHレベルとなると、
吐出パルス発生回路14から、期間t2(例えば、20
μs)のパルス信号mが出力される。このときデータ受
信回路26の印字データ信号fがHレベルとして出力さ
れ、AND回路41の出力信号pには信号mがそのまま
出力される。そして、発熱素子43にはドライバ42の
出力qによって、期間t2の間、例えば、40Vの電圧
V2が印加される。
【0094】この電圧印加によって、発熱素子43に電
流が流れ、発熱素子43が発熱し、発熱素子43に接す
るインクを加熱、沸騰させ、そのとき発生する圧力によ
りインク滴を吐出させて、予備吐出を行う。
【0095】続いて、キャリッジ20が移動して、次の
位置Fに到達すると、予備吐出位置判別手段11の予備
吐出許可信号bはHレベルであるため、位置Eの場合と
同様に予備吐出が行われる。以下、キャリッジ20が位
置Gに至るまで、同様にして予備吐出が行われる。
【0096】キャリッジ20が移動して位置Hに到達す
ると、予備吐出位置判別手段11の予備吐出許可信号b
がLレベルとなり、吐出パルス発生回路14からの出力
mはLレベルのままであり、ドライバ42の信号qもL
レベルで、発熱素子43には電圧が印加されないので、
インク滴は吐出せず、予備吐出は行われない。
【0097】予備吐出の動作は、実施の形態1の図6
(a)〜(e)、図7(a)〜(e)と同様であり、任
意の行数を印字した後、印字領域外の予備吐出用インク
受け23の前をキャリッジ20を移動させて、記録ヘッ
ド部17,18の予備吐出を行う。この場合、記録ヘッ
ド部17,18ごとに、キャリッジ20を停止して、予
備吐出を行う必要がないため、予備吐出に要する時間を
短縮することができる。
【0098】また、各記録ヘッド17,18ごとに予備
吐出を行うことができるため、予備吐出用インク受け2
3を小型化することができ、これによって、インクジェ
ット記録装置の小型化を図ることが可能である。
【0099】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、加速状態、減速状態を含むキャリッジの移動中
にノズルの予備吐出を行うことにより、印字速度の低下
を生じることなく、ノズルの目詰まりを防止し、印字品
質の向上という有利な効果が得られる。
【0100】請求項2に記載の発明によれば、カラーイ
ンクジェット記録装置のように複数のインク吐出部を有
するインクジェット記録装置において、印字速度の低下
を生じることなく、ノズルの目詰まりを防止するととも
に、装置の小型化を図ることができるという有利な効果
が得られる。
【0101】請求項3に記載の発明によれば、インク吐
出手段が圧電素子などで構成されるため、印字速度の低
下を生じることなく、ノズルの目詰まりを防止するとと
もに、圧電素子を用いてインクを吐出するので、高速印
字が可能で、ヘッドの寿命が長くなるという有利な効果
が得られる。
【0102】請求項4に記載の発明によれば、インク吐
出手段が少なくとも一対の電極などで構成されるため、
印字速度の低下を生ずることなく、ノズルの目詰まりを
防止し、インク自体を加熱するので、低いエネルギーで
インクを吐出させることができるという有利な効果が得
られる。
【0103】請求項5に記載の発明によれば、インク吐
出手段が発熱素子などで構成されるため、印字速度の低
下を生ずることなく、ノズルの目詰まりを防止し、構造
が簡単であるので、安価で小型のヘッドを構成すること
ができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置の制御部を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置のキャリッジ部を示す概略図
【図3】本発明の第1の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置の記録ヘッド部を示す概略図
【図4】本発明の第1の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置の印字動作を示すタイミングチャート
【図5】本発明の第1の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置の予備吐出動作を示すタイミングチャート
【図6】本発明の第1の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置の予備吐出動作時のキャリッジの位置図
【図7】本発明の第1の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置の予備吐出動作時のキャリッジの位置図
【図8】本発明の第2の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置の制御部を示すブロック図
【図9】本発明の第2の実施の形態によるインクジェッ
ト記録装置の記録ヘッド部を示す概略図
【図10】本発明の第2及び第3の実施の形態によるイ
ンクジェット記録装置の印字動作を示すタイミングチャ
ート
【図11】本発明の第2及び第3の実施の形態によるイ
ンクジェット記録装置の予備吐出動作を示すタイミング
チャート
【図12】本発明の第3の実施の形態によるインクジェ
ット記録装置の記録ヘッド部を示す概略図
【図13】従来のインクジェット記録装置の記録ヘッド
部の断面構造を示す図
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4,6 モータ駆動回路 5 キャリッジモータ 7 搬送モータ 8 位置カウンタ 9,10 印字位置判別手段 11,12 予備吐出位置判別手段 13,15 データ転送回路 14,16 吐出パルス発生回路 17,18 記録ヘッド部 19 位置センサ 20 キャリッジ 21 キャリッジ軸 22 キャリッジベルト 23 予備吐出用インク受け 24,25,34,40,45,51 ノズル 26 データ受信回路 27,28,36,41 AND回路 29,30,37,42 ドライバ 31,32,49,50 電極 33,39,44 圧力室 35,52 インク滴 38 圧電素子 43 発熱素子 46 導電性インク 47 インク室 48 インクタンク 53 記録紙 54 電源 55 スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを収納可能なインク流路と前記イン
    ク流路に形成されたインク吐出用のノズルと前記インク
    流路内のインクを前記ノズルから吐出させるインク吐出
    手段とを有するインク吐出部を搭載したキャリッジを移
    動させながら前記ノズルからインクを吐出させて前記ノ
    ズルに対向する位置にある被記録媒体に印字するインク
    ジェット記録装置において、前記ノズルによる印字位置
    を判別する印字位置判別手段と、前記ノズルからの予備
    吐出を行う位置を判別する予備吐出位置判別手段とを備
    えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】前記インク吐出部を複数備えたことを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記インク吐出手段が、インク流路内のイ
    ンクを加圧する圧電素子と、前記圧電素子に電圧を供給
    する給電手段を備えたことを特徴とする請求項1,2記
    載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】前記インク吐出手段が、前記インク流路内
    に配置された少なくとも一対の電極と、前記電極間に電
    圧を印加する給電手段を備えたことを特徴とする請求項
    1,2記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】前記インク吐出手段が、前記インク流路内
    に配置された発熱素子と、前記発熱素子に電流を供給す
    る給電手段を備えたことを特徴とする請求項1,2記載
    のインクジェット記録装置。
JP12061997A 1997-05-12 1997-05-12 インクジェット記録装置 Pending JPH10309810A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6481815B1 (en) 1999-10-20 2002-11-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet printer and its preliminary driving method
US6652065B2 (en) 2001-06-07 2003-11-25 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and control method therefor
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JP2016043495A (ja) * 2014-08-19 2016-04-04 キヤノン株式会社 記録装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体

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