JPH0383428A - ループ型光データ通信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光通信回線が断障害となったときデータの折
り返しを行うループ型光データ通信システムに関するも
のである。

［従来の技術］ 従来、局間には２本の光フアイバケーブル、または２芯
の光フアイバケーブルを必要とし、一方のケーブルは通
常の光データの伝送に用いられ、このケーブルに断障害
が発生したとき他方のケーブル、すなわち迂回路用予備
回線に切り替えて伝送を行うものとなっている。

次に、従来のループ型光データ通信システムのの構成図
を第３図に示す。同図において、ｌａ。

１　ｂは光信号を電気信号に変換するＯ／Ｅ部、２ａ、
２ｂは電気信号を光信号に変換するＥ１０部、３は通常
回線用の光フアイバケーブル、４は障害時の迂回用予備
回線の光フアイバケーブル、Ａ−Ｅはターミナル局であ
る。そして、各ターミナル局Ａ〜Ｅは、すべて同様な構
成となっている。すなわち、２つのＯ／Ｅ部Ｏおよび２
つのＥ１０部から構成されている。

次に、第４図はこの従来のループ型光データ通信システ
ムが×印で示されるようにターミナル局Ｃおよびターミ
ナル局り間において故障した場合のデータの流れを説明
する説明図である９なお。

図中の矢印はデータの流れを示している。そして、この
ときターミナル局Ｃおよびターミナル局りにおいては、
それぞれループバック機能が働きこれらの局内でそれぞ
れ入力したデータを折り返す。すなわち、ターミナル局
Ｃ，Ｄ間が障害となってターミナル局Ｃからターミナル
局りにデータを送信できないために、ターミナル局Ｃで
は予備回線の光フアイバケーブル４を使用してデータを
折り返す、そして、この折り返されたデータは、ターミ
ナル局Ｂ、ターミナル局Ａ、ターミナル局Ｅを経由して
ターミナル局りに到達する。なお、このときターミナル
局Ｃとターミナル局り間では、予備回線４を含め２本の
光フアイバケーブルは使用できない。

こうして、ターミナル局Ｃ，Ｄ間で断障害が発生したと
き、ターミナル局りでは光信号の断を検出し、“局りで
光入力断”の情報をターミナル局Ｅに送信する光信号の
中に挿入して送信するとともにループバック機能を働か
せループバックを行う。また、ターミナル局Ｃでは、タ
ーミナル局Ｅ、Ａ、Ｂを介して受信した光信号の中から
“局りで光入力断”の情報を検出して自局内でループバ
ック機能を働かせる。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来のループ型光データ通信システムは、迂回
路用予備回線を含めて２本の光フアイバケーブルが必要
となり、高価になるという問題があった。また、光フア
イバケーブルに断障害が発生すると、即時にループバッ
ク機能が働かず、かつその障害区間は迂回されてその区
間の光フアイバケーブルは２本共に使用できなくなり効
率が悪いという問題もあった。

［課題を解決するための手段］ このような課題を解決するために本発明のループ型光デ
ータ通信システムは、光データ信号の方向性を識別して
この光データ信号の分離および結合を行うとともにこの
光データ信号の断検出を行う方向性結合器を備えたもの
である。

［作用］ ターミナル局間の光通信回線が断障害になると、方向性
結合器から送出される断信号を検出して即時にループバ
ック機能を働かせターミナル局間以外の光通信回線に迂
回させる。この結果、障害時の迂回路として用いられる
予備回線をこのターミナル局間以外の障害となっていな
い光通信回線と共用できる。

［実施例］ 次に、本発明について図面を参照して説明する。

第を図は本発明のループ型光データ通信システムの一実
施例を示すブロック図である。同図は、第３図の従来の
ループ型光データ通信システムに対して光フアイバケー
ブル４を除去し、光データ信号の方向性を識別してこの
光データ信号の分離および結合を行うとともにこの光デ
ータ信号の断検出してそれぞれのターミナル局Ａ−Ｅに
入力断信号を送出する方向性結合器５ａ〜５ｊを設けた
ものである。

そして、例えばターミナル局Ａがターミナル局Ｅからの
光信号を受信する場合には、次のように動作する。すな
わち、光フアイバケーブル３を介するターミナル局Ｅか
らの光データ信号は、方向性結合器５ａにより分離され
てターミナル局Ａ内の０７Ｅ部１ａに送出され、Ｏ／Ｅ
部１ａではこの光データ信号を電気信号に変換する。こ
の電気信号に変換されたデータは、このターミナル局Ａ
の内部で処理され、この処理された結果のデータをＥ１
０部２ｂに送出する。そして、Ｅ１０部２ｂではこの電
気信号のデータを光データ信号に変換して方向性結合器
５ｂに送出し、方向性結合器５ｂではこのターミナル局
Ａからの光データ信号を光フアイバケーブル３に送出し
、この結果この光データ信号はターミナル局Ｂに送信さ
れる。

また、ターミナル局Ａがターミナル局Ｂからの光信号を
受信する場合も同様に動作する。すなわち、ターミナル
局Ｂからの光データ信号は、方向性結合器５ｂにより分
離されてターミナル局Ａ内のＯ／Ｅ部ｌｂに送出され、
Ｏ／Ｅ部ｌｂではこの光データ信号を電気信号に変換す
る。この電気信号に変換されたデータは、このターミナ
ル局Ａの内部で処理され、この処理された結、果のデー
タをＥ１０部２ａに送出する。そして、Ｅ１０部２ａで
はこの電気信号のデータを光データ信号に変換して方向
性結合器５ａに送出し、方向性結合器５ａではこのター
ミナル局Ａからの光データ信号を光フアイバケーブル３
に送出し、この結果この光データ信号はターミナル局Ｅ
に送信される。

このように、１つのターミナル局に対して２つの方向性
結合器５ａ、５ｂを設け、１本の光フアイバケーブル３
だけで光データ信号のループ状の伝送を行うようにした
ものである。

次に、第２図は本発明のループ型光データ通信システム
がＸ印で示されるようにターミナル局Ｃおよびターミナ
ル局り間において故障した場合のデータの流れを説明す
る説明図である。なお、図中の矢印はデータの流れを示
している。そして、障害が発生したとき、ターミナル局
Ｃにおいては方向性結合器５ｆからの光信号の入力断信
号を、またターミナル局りにおいては方向性結合器ｇか
らの光信号の入力断信号をそれぞれ検出するために、タ
ーミナル局Ｃおよびターミナル局りにおいては、それぞ
れ自局内で即時にループバック機能を働かせ、１本の光
フアイバケーブル３を介して光データ信号の折り返しを
行う。

すなわち、ターミナル局Ｃはこのとき方向性結合器５ｄ
、光フアイバケーブル３．方向性結合器５ｅを介するタ
ーミナル局Ｂからの光データ信号を受信するとともに、
この信号を方向性結合器５ｅ、光フアイバケーブル３．
方向性結合器５ｄを介してターミナル局Ｂに送信する。

また、ターミナル局りはこのとき方向性結合器５１．光
フアイバケーブル３．方向性結合！Ｓ５ｈを介するター
ミナル局Ｅからの光データ信号を受信するとともに、こ
の信号を方向性結合器５ｈ、光フアイバケーブル３．方
向性結合器５１を介してターミナル局Ｂに送信する。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明のループ型光データ通信シス
テムは、ターミナル局間の光通信回線が断障害になると
、方向性結合器から送出される断信号を検出して即時に
ループバック機能を働かせターミナル局間以外の光通信
回線に迂回させるようにしたので、障害時の迂回路とし
て用いられる予備回線をこのターミナル局間以外の障害
となっていない光通信回線と共用でき、従って迂回路用
予備回線を含めて１本の光フアイバケーブルだけで構成
できるので、コストダウンが実現できるという効果が得
られる。また、このとき即時にループバック機能が働く
ので、障害区間の回線を効率良く切り替えできるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のループ型光データ通信システムの一実
施例を示す構成図、第２図はこの動作を説明する説明図
、第３図は従来のループ型光データ通信システムの構成
図、第４図はこの動作を説明する説明図である。 ｌａ、ｌｂ−・−−０／Ｅ部、２ａ、２ｂ−・Ｅ１０部
、３・・・・光フアイバケーブル、５ａ〜５ｊ・・・・
方向性結合器、Ａ−Ｂ・ターミナル局。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ループ状の光通信回線に接続された各ターミナル局がこ
   の光通信回線を介して光データ信号を伝送するループ型
   光データ通信システムにおいて、前記光データ信号の方
   向性を識別してこの光データ信号の分離および結合を行
   うとともにこの光データ信号の断検出を行う方向性結合
   器を設け、前記ターミナル利用の光通信回線が断障害時
   に前記方向性結合器からの断信号を検出して即時にルー
   プバック機能を働かせ前記ターミナル局間以外の光通信
   回線に迂回させるようにしたことを特徴とするループ型
   光データ通信システム。