JPH0383051A - 高鮮鋭性を有するハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

高鮮鋭性を有するハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0383051A
JPH0383051A JP22256789A JP22256789A JPH0383051A JP H0383051 A JPH0383051 A JP H0383051A JP 22256789 A JP22256789 A JP 22256789A JP 22256789 A JP22256789 A JP 22256789A JP H0383051 A JPH0383051 A JP H0383051A
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JP
Japan
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group
silver halide
carbon atoms
emulsion
alkyl group
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Application number
JP22256789A
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English (en)
Inventor
Kazuya Tsukada
和也 塚田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、分光増感されたハロゲン化銀写真感光材料に
関し、詳しくは鮮鋭性を改良したオルソ型ハロゲン化銀
写真感光材料に関するものである。
〔発明の背景〕
ハロゲン化銀写真感光材料の感度及び画質の向上改良は
、関係技術者にとって永遠の研究課題とされている。
そのため従来より数多くの提案が戊されており、例えば
米国特許第4,439,520号では厚さ0.6μm以
上の平板状ハロゲン化銀粒子を分光増感することにより
感度および鮮鋭性を改良することが報告されている。
一般に、立方晶状のハロゲン化銀粒子は、感光色素の吸
着性が他の結晶に比し優れていることが知られている。
そのため吸着色素の凝集体による吸光係数がハロゲン化
銀(AgX)間接遷移の吸光係数より大きくなり例えば
、Xレイ用感光材料の特徴であるところのクロスオーバ
ー光を顕著に減少させる効果となりその結果、画像の鮮
鋭性を向上改良する利点を有している。
しかしながら、増感色素の吸着表面に於ける結晶学的性
質は、J−バンドの極大位置とその強さに影響され、等
軸結晶のハロゲン化銀粒子に於いては、一般に吸収波長
極大値は長波側にシントする傾向を示す。
その結果、Xレイ用増感紙の発光波長極大からはづれる
と言う不利益を生じて、分光増感性を充分に活用しき−
)でいない欠点を有していた。
〔発明の目的〕
従って、本発明の第一の目的は、Xレイ用増感紙の発光
波長に合致した高感度のX線用オルソ型ハロゲン化銀写
真感光材料を提供することである。
本発明の第二の目的は、高鮮鋭性の画像を得られるオル
ソ型ハロゲン化銀写真感光材料を提供することである。
その他の目的は以下の明細から明らかとなる。
〔発明の**) 本発明者は、鋭意検討の結果これらの目的が以下に示す
構成により達成されることを見出し、本発明を威すに至
った。
即ち、支持体の少なくとも一方の側に、少なくとも一層
のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材
料に於いて、該ハロゲン化銀写真1を剤が核形成時から
脱塩工程終了時までの間に、丁記一般式(1)で表され
るオキサカルボシアニ:ソ・素の少jz (ども一つを
添加した乳剤であって、かつハロゲン化銀粒子の50%
以上が立方晶状を威していることを特徴とするハロゲン
化銀写真感光材料によって達成される。
一般式(I) (X)玄 ここでyz  y3は同一でも異なっていてもよく、水
素原子、アルキル基(ここでアルキル基は置換基を有す
るものを含む)、アリール基(ここでアリール基は置換
基を有するものを含む)、アルコキシ基(ここでアルコ
キシ基は置換基を有するものを含む)、アリールオキシ
基(ここでアリールオキシ基は置換基を有するものを含
む)、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基(ここで
アルコキシカルボニル基は置換基を有するものを含む)
、アシルアミノ基(ここでアシルアミノ基は置換基を有
するものを含む)、アシル基(ここでアシル基は置換基
をイー■するものを含む)、・ンアノ基、カルバモイル
基(ここでカルバモイル基は置換基を有するものを含む
)、スルファモイル基(ここでスルフッモイル基は置換
基を有するものを含む)、カルボキシル基、またはアシ
ルオキシ基(ここでアシルオキシ基は置換基を有するも
のを含む)を表わす。
ただしY!とY3が同時に水素原子を表わすことはない
。R3は水素原子、アルキル基(ここでアルキル基は置
換基を有するものを含む)、又はアリール基(ここでア
リール基は置換基を有するものを含む)を表わす。Yl
は炭素数2以上のアルキル基、アリール基、炭素数2以
上のアルコキシ基、アリールオキシ基、炭素数3以上の
アシル基、炭素数3以上のアシルオキシ基、炭素数4以
上のアルコキシカルボニル基、又は炭素数3以上のアシ
ルアミノ基を表わし、Ylのアルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アセチルオキシ基、アシル基、アシルオ
キシ基、アルコキシカルボニル基、アシルアミノ基は置
換基を有していてもよい。ylはS−3,536L −
2,661B +535.4で表わされるSの値が54
4以下となるようなL及びBを有する置換基であること
が必要である。
ここでLはA、ヴエアロープ、W、ホーゲンストラーテ
ン、J、ティグカー著「ドラッグ デザイ7 7巻J(
E、J、アリエンス編)アカデミツク・プレス、−1−
ニーEl −り(1976年刊)180−185頁(A
、Verloop、 W、Hoogeostrae−t
en、 J、Tipker:“Drug Design
、 Vol Hl”)(E、J、Ar1ens Ed、
)Academic、 Nev York(1976)
、 pp、180−185.などに記載されているST
ERIMOLパラメータのLを表わしく単位は人)、B
はSTERIMOLパラメータの和B 、十BいB !
 + 83のうち小さい方の値を表わす(単位はλ)。
但しylとYl又はYlとyzが同時にアリール基を表
わすことはない。R1又はR2は同一であっても異なっ
ていてもよく、置換もしくは無置換のアルキル基を表わ
す。Xは対アニオンを表わし、nはO又はlであって分
子内塩を形成する場合、n−0である。
本発明において用いられる一般式〔I〕で表わされる化
合物において、各置換基の好ましい例を以下に示す。即
ちylylは炭素数10以下のアルキル基、(例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソブチル基、ブチル
基、分岐ブチル基(例えばイソブチル基、t−ブチル基
など)、ペンチル基、分岐ペンチル基(例えばイソペン
チル基、1−ペンチル基など)、ビニルメチル基、シク
ロヘキシル基など)、炭素数10以下のアリール基(例
えばフェニル基、4−メチルフェニルI、4−クロロフ
ェニル基、ナフチル基など)、炭素数IO以下のアラル
キル基(例えばベンジル基、フェネチル基、3−フェニ
ルプロビル基など)炭素数lO以下のアルコキシ基(例
えばメトキシ基エトキシ基、プロピルオキシ基、ブチル
オキシ基、ペンチルオキシ基、ベンジルオキシ基、7エ
ネチルオキシ基など)、炭素数lO以下のアリールオキ
シ基(例えばフェノキシ基、4−メチルフェノキシ基、
4−クロロフェノキシ基、ナフチルオキシ基など)、ハ
ロゲン原子(例えば7ツ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子など)、ハロアルキル基(例えばトリフルオ
ロメチル基など)、炭素数lO以下のアルコキシカルボ
ニル基(例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボ
ニル基、ベンジルオキシカルボニル基など)、炭素数8
以下のアシルアミノ基(例えばアセチルアミノ基、プロ
ピオニルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、炭素数
lO以下のアシル基(例えばアセチル基、プロピオニル
基、ベンゾイル基、メシル基など)、シアノ基、炭素数
6以下のカルバモイル基(例えばカルバモイル基、N、
N−ジメチルカルバモイル基、モルホリノカルバモイル
基など)、炭素i!6以下のスルファモイル基(例えば
スルファモイル基、N、N−ジメチルスルファモイル基
、モルホリノスルホニル基、ピペリジノスルホニル基な
ど)、カルボキシル基、又は炭素数lO以下のアシルオ
キシ基(例えばアセチルオキシ基、グロビオニルオキシ
基、ベンゾイルオキシ基など)が好ましい。最も好まし
いのはysが水素原子でylがフェニル基である化合物
である。R1としては水素原子、炭素数4以下のアルキ
ル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基など)、炭素数IO以下のアリール基(例えばフェニ
ル基、l)−トリル基など)、又は炭素数lO以下のア
ラルキル基(例エバヘンシル基、フェネチル基、3−フ
ェニルブロビル基など)が好ましい。Ylとしてはアル
キル基、アリール基、アラルキル基、ハロアルキル基、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アシルオ
キシ基、アルコキシカルボニル基又はアシルアミノ基が
好ましい。YlがS −3,536L −2,661B
 + 535.4で表わされるSの値が544以下とな
るようなLおよびBを有する置換基であることを条件と
して、Ylの好ましい置換基は炭素数2以上のアルキル
基、炭素数2以上のアルコキシ基、炭素数3以上のアシ
ル基、炭素数3以上のアシルオキシ基、炭素数4以上の
アルコキシカルボニル基、炭素数3以上のアシルアミノ
基である。 さらにYlは最も好ましくは、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基、イソペン
チル基、t−ヘンチル&、3.3−ジメチルブチル基、
シクロヘキシル基、t−オクチル基、ベンジル基、7エ
ネチル&、t−ブチルカルボニルオキシ基を表わす、R
R8としては炭素数8以下のアルキル基(例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ビニルメチル基、ブチル基
、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基な
ど)炭素数10以下のアラルキル基(例えばベンジル基
、7エネチル基、3−フェニルプロピル基など)が挙げ
られる。RI  R1の置換基としては、ヒドロキシル
基、カルボキシル基、スルホ基、シアノ基、ハロゲン原
子(例えば77素原子、塩素原子、臭素原子など)、炭
素数8以下のアルコキシカルボニル基(例えばメトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基、ベンジルオキシ
カルボニル基など)、炭素数8以下のアルコキシ基(例
えばメトキシ基、エトキシ基、ブチルオキシ基、ベンジ
ルオキシ基、7エネチルオキシ基など)、炭素数8以下
のアリールオキシ基(例えばフェノキシ基、p−トリル
オキシ基など)、炭素数8以下のアシルオキシ基(例え
ばアセチルオキシ基、グロビオニルオキシ基、ベンゾイ
ルオキシ基など)、炭素数8以下のアシル基(例えばア
セチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基、4−フルオ
ロベンゾイル基など)、炭素数6以下のカルバモイル基
(例えばカルバモイル基、N、N−ジメチルカルバモイ
ル基、モルホカルバニル基、ピペリジノカルボニル基な
ど)、炭素数6以下のスルファモイル基(例えばスルフ
ァモイル基、N、N−ジメチルスルファモイル基、モル
ホリノスルホニル基、ピペリジノスルホニル基など)、
炭素数10以下のアリール基(例えばフェニル基、p−
フルオロフェニル基、p−ヒドロキシフェニル基、p−
カルボキシフェニル基、p−スルホフェニル基など)な
どが挙げられる。
以下に、本発明の一般式(I)で表わされる具体的化合
物例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
(X)?。
本発明に用いられる上記−数式〔I〕で表される増感色
素はF、M、Hamer著、” Heter ocyc
rlic c。
mpounds Cyaoinedyes and r
elated compounds″(ヘテロサイクリ
ック・コンバウンズーシアニンダイズ アンド リレー
テッドコンバウンズ)IV、V。
■、阜89〜199頁 Johnwiley & 5o
ne社(neBok、1ondon)1964午刊、又
はり、M、Sturmer著、Heterocycrl
ic compoundsspecial topic
s in Heterocycrlic chmist
ry” (ヘテロサイクリック・コンバウンズースペシ
ャル トピックス イン ヘテロサイクリック ケミス
[・リ−)■章IV  482〜515頁John W
iley & 5oney社(nevyok 1ond
on)1977午刊、などに記載の方法に基づいて容易
に合皮することができる。
尚、上記−数式のいずれもは、共鳴構造の一つの状態を
示したに過ぎず、eチャージが対称の複素環窒素原子に
入るような極限状態で表しても同−数式〔■〕 式中、Zは5〜6員の複素環を形成するに必要な非金属
原子群を表し、その複素環は他の環と縮合していてもよ
く、又置換基を有していてもよい。
R1,R1は、同じか又は異なってもよいアルキル基又
は置換アルキル基でpは0又はlを表す式中、2で示さ
れる非金属原子群としては具体的には、ベンゾチアゾー
ル核(例えばベンゾチアゾール、5−クロロベンゾチア
ゾール、6I’ロロベンゾチアゾール、5−メチルベン
ゾチアゾール、6−メチルベンゾチアゾール、5.6−
シメチルベンゾチアゾール、5−メトキシベンゾチアゾ
ール、6−メトキシベンゾチアゾール、5.6−シメト
キシベンゾチアゾールなど)である。
R1R1は互いに同一または異っていてもよく、炭素数
18以下の無置換アルキル基(例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、オクチル基、
デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、ビニルメチル
基、シクロヘキシル基など)または置換アルキル基(置
換基として例えば、カルボキシ基、スルホ基、シアノ基
、)為ロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素
原子である。)、ヒドロキシ基、炭素数8以下のアルコ
キシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、工l
= 4ジカルボニル基、フェノキシカルボニル基、ベン
ジルオτジカルボニル基など)、炭素数8以下のアルコ
キシ基、(例えばメトキシ基、エトキン基、ベンジルオ
キシ基、フェネチルオキシ基など)、炭素数10以下の
単環式のアリールオキシ基(例えば)□lキシ基、p−
)リニオキシ基など)、炭素数3以下のアルコキシ基(
例えばアセチルオーt−シ基、プロピオ;、ルオキシ基
など)、炭素数8以下のアシル基(例、えばアセチル基
、プロピオニル基、ベンゾイル基、メシル基など)、カ
ルバモイル基(例えばカルバ丁イ・し基、N、N−ジメ
チルカルバモイル基、モルポリ5ノカルポニル基、ピペ
リジツカILボ、二」し基など)、スルフr)イル基(
例えばスルファモイル基、N、N−ジメチルスルファモ
イル基、モルホリノスルホニル基、ピペリジノスルホニ
ル基など)、炭素数lO以下のアリール基(例えばフェ
ニル基、4−クロルフェニル基、4−メシルフェニル基
、α−ナフチル基など)などで置換された炭素数18以
下のアルキル基)が好ましい。
更に好ましくは、メチル基、エチル基である。
以下に前記−数式(It)で表される化合物の具体的な
例を挙げるが、これに限定されるものでは本発明に用い
られる一般式(ff)で表される化合物は、公知の化合
物であり、ニア・エム・バーマー(F、M、Ha+*e
r)著「ヘテロサイクリック・コンパウンズーシアニン
・グイ・アンド・リレイテイド・コンバウンズー(He
terocyclic Compounds−Cyan
ine dyes and related comp
ounds−) J第■〜■章第86〜192頁(ジョ
ン・ウィリー・アンド・サンズ John Wiley
 & 5ons社−ニューヨーク、ロンドン−1964
午刊)、デー・エム・スターマー(D、M、5turv
er)著「ヘテロサイクリック・コンパウンズースペシ
ャル・トピックス インヘテロサイクリック ケミスト
リー−(HetercyclicCompounds−
Special topics in heteroc
yclicchemistry−) J第8章、第4節
、第482〜515頁(ジョン・ウィリー・アンド・サ
ンズ John Wiley& 5ons社−ニューヨ
ーク、ロンドン−1977午刊)などに記載の方法に基
づいて合成することができる。
次に本発明のハロゲン化銀写真感光材料のハロゲン化銀
粒子は、結晶面の50%以上が立方晶状(100)面を
威していることが必要でここで(100)面が50%以
上であるということは、粒子面が(100)面と(11
1)面である通常の場合、 で表される百分率が50%〜100%であるというこで
ある。より好ましくは65%〜100%であり、更に好
ましくは80%〜100%であることである。
上記百分率のハロゲン化銀粒子は種々の方法で調製する
ことができるが、最も一般的な方法は、粒子形戊申のp
Ag値を8.lO以下の一定値に保ち、硝酸銀水溶液と
アルカリハライド水溶液とを同時添加する、いわゆるコ
ントロールダブルジェット法である。より好ましくはp
Ag値を7.80以下、更に好ましくはpAg値を7.
60以下として実施する。
ハロゲン化銀粒子形成を、核形成とその成長という2つ
のグロセスJ二分ければ、核形成時のpAg@1の制限
は特にないが、成長時のpxg値は好ましくは8.lO
以下、より好ましくは7.80以下、更に好ましくは7
.60以下とするのがよい。また可溶性銀塩と可溶性ハ
ロゲン塩を反応させる形式としては、片側混合法であっ
てもよいし、同時混合法と片側混合法との組み合わせで
もよい。
本発明の感光材料は、上記面比率のハロゲン化銀粒子を
含有するが、該乳剤層はこのような面比率のハロゲン化
銀粒子を50wt%以上含有していることが好ましく、
60vt%以上含有していることがより好ましく、特に
8Qvt%以上含有していることが好ましい。
粒子の(100)面/(liF)面比率の測定は、各種
の方法により判定できる。例えば、平田明による方法を
用いることができ、この方法は“プレチンオプザンサイ
アティ オブサイエンスティフイッタ フォトグラフィ
 オブ ジャパン”No、13.5〜15頁(1963
)に記載されている。
また、クベルカムンクの色素吸着法により判定できる。
この方法では、(100)面あるいは(111)面のい
ずれかに優先的に吸着し、かつ(100)面上の色素の
会合状態と(111)面上の色素の会合状態が分光スペ
クトル的に異なる色素を選択する。このような乳剤に添
加し、色素添加量に対する分光スペクトルを詳細に調べ
ることにより、(100)面/(ill)面比率を決定
できる。
ハロゲン化銀粒子面の(100)面の割合については、
詳しくは、谷忠昭著「色素の吸着現象を利用した写真乳
剤中のハロゲン化銀粒子の晶相の同定」日本化学会誌6
 、942〜946(1984)に記載された方法によ
って求めることができる。
次に本発明で言う、核形成時とは、ハロゲン化銀結晶の
生成から成長段階の製造工程を指し、いわゆる物理熟成
時を言う。
次に本発明でいう脱塩工程時とは、ハロゲン化銀粒子調
製時における銀塩溶液とハライド溶液との反応から、粒
子成長のための物理熟成を経て、水可溶性塩頬を除去す
るための工程を脱塩工程時と言う。
本発明に係る一般式〔I〕の分光増感色素及び−数式[
1)の化合物の添加時期は、核形成時から上記脱塩工程
終了時までの間であれば、いずれの時期でもよい。
一般式〔I〕の分光増感色素は、それぞれ単一もしくは
組み合わせて所望の分光感度を得るために本発明に係る
方法により添加される。
これら−数式〔I〕の色素の添加量は色素の種類や乳剤
条件などによって一様ではないが、ハロゲン化銀1モル
当たり3〜1500mgが好ましく特に60〜1000
mgが好ましい。
またこれらの分光増感色素は、本発明に係る核形成時か
ら脱塩終了時までの工程に添加することによって、はじ
めて分光増感効率の優れた高感度ハロゲン化銀乳剤を得
られるが、さらに核形成時から化学熟成工程を経て塗布
工程直前までのいずれかの時期に前記の工程(核形成時
から脱塩終了まで)に添加した色素と同一もしくは別種
の本発明に係る分光増感色素をさらに追加して添加する
ことにより本発明の効果をより良好に奏することができ
る。
本発明の一数式CI’)以外の別種の分光増感色素とし
ては、蛍光増感紙の発光波長ピークである545nmを
増感強化する色素であれば特に制限はされず、例えばモ
ノメチンシアニン類、オキサカルボシアニン類、ベンゾ
イミダゾロカルボシアニン類、チアカルボシアニン類或
はこれらの不対称型シアニン類が挙げられる。
特に本発明に好ましく用いられるシアニンとしては、対
称型のペンゾイミダゾロ力ルボシアニ色素で具体的には
特公昭48−28293号明細書記載の色素を挙げるこ
とができる。
斯かる場合の最も好ましい別種色素の添加時期としては
、化学熟成開始時もしくは終了時であって、好ましい添
加量としては、ハロゲン化銀1モル当たり3〜1500
mgで、より好ましくは6G” 11000stである
本発明に用いられる一般式(II)で表される化合物は
、乳剤中のハロゲン化銀1モル当りl×10−”モル〜
lx to−!4ルの割合で有利に用いられる。
本発明の一般式(II)の化合物は、親水性溶媒例エバ
、メタノール、エタノールなどに溶解して直接乳剤中へ
添加分散してよい。添加方法は通常の分光増感色素に準
じた方法でよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料構成層中には、ゼラ
チン硬膜剤としてビニルスルホン系硬膜剤を用いること
ができる。
本発明において好ましく用いられるビニルスルホン系硬
膜剤とは、1分子中に、ビニルスルホン基を少なくとも
2つ以上持つ化合物であれば何でもよいが、特に、本発
明の効果がより大きい化合物として、−数式(H)で表
される化合物が挙げられる。
ここにRは水素原子又は低級アルキル基を表し、好まし
くは水素原子、メチル基である。2は酸素、窒素、硫黄
原子の各原子を少なくとも1つ含むn価の基であって、
2に含まれる原子は酸素原子又は窒素原子が好ましい。
mはl又は2、nは2又は3である。
次に一般式(H)の化合物の具体例を挙げる。
−I −2 −3 −4 −5 CH,曽CHSO,CHバに)1.SO,CH鯛CH。
Ctls −CH30tCHxCH*Cfl *CHt
OCIlsCHtCH*CH*5OtCB −CH*C
Hs −caso、ci+、cn zOCHxClb 
ocn、co、so 、co −CO10Hx = C
H30xCI tcH5OcHgcHlNHcONIl
cHIcH*OCHgcH!SOxcH−C1l xC
I、−CH5OfiCH,QC)1.CB、NC)1.
CIl、So、CO−αh〇〇。
−8 CHm −CH30*C)IsOCHs(JtSOgC
HsCH*OCH*SO*CII −CH*−9 CHt −cuso、co、so、co −CHx−1
0 CH,−Cl2O,CI(、OH,釦5cH−CH*)
1−11 釦、cn−cn。
−12 C11,−Cl9O,CH,1JCH,CFl、SO,
CH−CO。
R −13 −14 −15 −16 CB、 −CH30,CH,C0NHCH,CH,N8
COCH,SO,CH−CO。
(CHm−CI’1SOsCH*CH*0−CHtC8
1%5O4((C)Is−CH5OtCH*hCCHt
SOtCHtCHJtN  CH雪CHxSOs!F−
17 (CHm −CHSOxCH*hC+CH!SOICH
sCHt()SOsNa) !−18 CH,S力、CH−C11! Cl□ osx −19 1(−20 (C)It −CH30zCHzhC 1 Co(CHsCHzSOtCH−CHj)*−22 NH(CHfC1l*5OtCH−CHり5C1l。
−25 −27 So、CH関CH。
琶 SOzCH=CHg −28 −29 −30 −31 −32 −33 −34 −35 CH2O(C)l!0CHISO,CH−C)I、)。
N(CHzCToOCHzSOzCH=CH*)iH+
 、Cs  CCCH*5ChCH−CHx)sClt
 −CH30zCHxCI(CH2SO2CH−CLS
O,CH−CH。
BrHICC(CH2SO2CH−CHs)s(CH*
=CH5O*C)It)scHCH(CH*5OtC)
I−CHt)t(CHP −CH2O2CHz)sCC
HtOCHzC(CH,tSOtCH−CTo)s(C
To−CH2O2CHx)sc  CHxSOzCHz
CHxCQSOzCH−CHz −37 COCH,C)1.SO,CH−CH。
−38 CHz−CHSOx(CHs)4SOtC)I−CL本
発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる乳剤は、
沃臭化銀、沃塩化銀、沃塩臭化銀などいずれのハロゲン
化銀であってもよいが特に高感度のものが得られるとい
う点では、沃臭化銀であることが好ましい。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、0.1μm以下の微
粒子から20μmに至る大粒子であってももよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる乳剤は
、公知の方法で製造できる。例えば、リサーチ・ディス
クロージャー(RD )No47643(1978午1
2月)−22〜23頁の1−乳剤製造法(Emulsi
onPreparaition and types)
及び同(RD )No−18716(1979年11月
)・648頁に記載の方法で調製することができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の乳剤は、例え
ば、T、H,James著“The theory o
f thephotographic process
”第4版、Macmillan社刊(1977午)3s
〜104頁に記載の方法、G、F、Dauffin著「
写真乳剤化学」 “Photographic emu
lsionCbe+*1stry  5Focal p
ress社刊(1966年)、P、GIafkidas
著「写真の物理と化学“Chigis etphysi
que photograhique” Paul M
ante1社刊(1967午) 、V、L、Zelik
van他著「写真乳剤の製造と塗布」 Making 
and coating photographice
mulsion” Focal press社刊(19
64午)などに記載の方法により調製される。
即ち、中性法、酸性法、アンモニア法などの溶液条件、
順混合法、逆混合法、ダブルジェット法、コンドロール
ド・ダブルジェット法などの混合条件、コンバージョン
法、コア/シェル法などの粒子調製条件及びこれらの組
合わせ法を用いて製造することができる。
本発明の好ましい実施態様としては、沃化銀を粒子内部
に局在させた単分散乳剤が挙げられる。
ここでいう単分散乳剤とは、常法により、例えば平均粒
子直径を測定したとき、粒子数または重lで少なくとも
95%の粒子が、平均粒子径の±40%以内、好ましく
は±30%以内にあるハロゲン化銀粒子である。ハロゲ
ン化銀の粒径分布は、狭い分布を有した単分散乳剤或は
広い分布の多分散乳剤のいずれであってもよい。
ハロゲン化銀の結晶構造は、内部と外部が異なたハロゲ
ン化銀組成からなっていてもよい。
本発明の好ましい態様としての乳剤は、高沃度のコア部
分に低沃度のシェル層からなる明確な二層構造を有した
コア/シェル型単分散乳剤である。
本発明の高沃度部の沃化銀含量は20〜40モル%で特
に好ましくは20〜30モル%である。
かかる単分散乳剤の製法は公知であり、例えばJ、Ph
ot、5ic−12,242〜251頁(1963)、
特開昭48−36890号、同52−16364号、同
55〜142329、同5g−49938号、英国特許
1,413,748号、米国特許3,574,628号
、同3,655,394号などの公報に記載されている
上記の単分散乳剤としては、種晶を用い、この種晶を成
長核として銀イオン及びハライドイオンを供給すること
により、粒子を成長させた乳剤が特に好ましい。なお、
コア/シェル乳剤を得る方法としては、例えば英国特許
1.027.146号、米国特許3,505.068号
、同4,444.877号、特開昭60−14331号
などの公報に詳しく述べられている。
上述した乳剤は、粒子表面に潜像を形成する表面潜像型
あるいは粒子内部に潜像を形成する内部潜像型、表面と
内部に潜像を形成する型のいずれの乳剤で有ってもよい
。これらの乳剤は、物理熟成あるいは粒子調製の段階で
カドミウム塩、鉛塩、亜鉛塩、タリウム塩、イリジウム
塩又はその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩又は
その錯塩などを用いてもよい。乳剤は可溶性塩類を除去
するためにターデル水洗法、フロキュレーション沈降法
あるいは限外濾過法などの水洗方法がなされてよい。好
ましい水洗法としては、例えば特公昭35−16086
号記載のスルホ基を含む芳香族炭化水素系アルデヒド樹
脂を用いる方法、又は特開昭63−158644号記載
の凝集高分子剤例示G 3 、G 8などを用いる方法
が特に好ましい脱塩法として挙げられる。
本発明に係る乳剤は、物理熟成または化学熟成前後の工
程lこおいて、各種の写真用添加剤を用いることができ
る。公知の添加剤としては、例えばリサーチ・ディスク
ロージャー  No−17643(1978午12月)
及び同No−18716(1979午11月)に記載さ
れた化合物が挙げられる。
これら二つのリサーチ ディスクロージャーに示されている化合物種類と添加剤 化学増感剤 増感色素 現像促進剤 カプリ防止剤 安定剤 色汚染防止剤 画像安定剤 紫外線吸収剤 フィルター染料 増白剤 硬膜剤 塗布助剤 界面活性剤 可塑剤 スベリ剤 スタチック防止剤 マット剤 バインダー RD−17643 頁    分類 23    llI 23   1V 29    II+ 24    VI 〃 25    ■ 25    ■ 25〜26  ■ 4 6 26〜27 26〜27 7 ■ Vr ■ RD−18716 頁 分類 648−右上 648右−649左 648−右上 649−右下 〃 650左−右 649右−650左 651左 650右 650右 〃 650右 651左 本発明に係る感光材料に用いることのできる支持体とし
ては、例えば前述のRD−17643の28頁及び1i
’D18716の647頁左欄に記載されているものが
挙げられる。
適当な支持体としては、プラスチックフィルムなどでこ
れら支持体の表面は一般に、塗布層の接着をよくするた
めに、下塗層を設けたり、コロナ放電、紫外線照射など
を施してもよい。そして、このように処理された支持体
上の片面あるいは両面に本発明に係る乳剤を塗布するこ
とができる。
本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料のすべてに適用可
能であるが、特に高感度の黒白用あるいはカラー用感光
材料に適している。
医療用X線ラジオグラフィーに本発明を適用する場合、
例えば透過性放射線曝射によって近紫外光ないし可視光
を発生する蛍光体を主成分とする蛍光増感紙が用いられ
る。これを本発明の乳剤を両面塗布してなる感光材料両
面に密着し露光することが望ましい。
ここで言う透過性放射線とは、高エネルギーの電磁波で
あって、X線及びガンマ−線を意味する。
また蛍光増感紙とは、例えばタングステン酸カルシウム
を主とした蛍光成分とする増感紙、或はテルビウムで活
性化された稀土類化合物を主成分とする蛍光増感紙など
をいう。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により例証するが、これによって
本発明の実施態様が限定されるものではない。
実IFL例1 乳剤Aの調製 反応釜の条件として60°O,pAg−8、そしてpH
=2に保ちつつ、ダブルジェット法により平均粒径0.
:hmの沃化銀2モル%を含むヨウ臭化銀の単分散立方
晶乳剤を得た。電子S微鏡観察によれば双晶の発生率は
個数で1%以下であった。
この乳剤を種晶として、更に以下のように成長させた。
反応釜内Iニゼラチン水溶液を40℃I:保ち上記種晶
を溶解し、更にアンモニア水と酢酸を加えてpH−9,
5に調整した。
アンモニア性銀イオン液にてpAgを7.3に調整後、
pH及ヒpAgを一定に保ちつつ、アンモニア性銀イオ
ンと、ヨウ化カリウムと臭化カリウムを含む溶液をダブ
ルジェット法で添加し、ヨウ化銀30モル%を含むヨウ
臭化銀層を形成せしめた(工程−1)。
酢酸と臭化銀を用いてpH=9、pAg−9,0に調整
した後にアンモニア性銀イオン液と臭化カリウムを同時
に添加し、成長後粒径の90%にあたるまで成長させた
。この時pHは9.0から8.2まで徐々に下げた(工
程−2)。
さらにpHを8まで下げながらI)Agを9.0に制御
しつつ、アンモニア性銀イオン液と臭化カリウムを加え
て臭化銀の層を形成させた(工程−3)。
次に酢酸でpHを6.0にした。このように得られた粒
子は平均粒径が0.65μ重で粒子全体の沃化銀含有率
は約2モル%であった。又、粒子の電子顕微鏡観察によ
ると立方晶状で(100)面が100%のハロゲン化銀
粒子でありI;。
得られた乳剤を40℃に保ち、その中へナフタレンスル
ホン酸ナトリウムのホルマリン樹脂(平均重合度4〜6
)の適■を加えて、ハロゲン化銀粒子を沈降せしめ、上
澄液を排出後、4060の純水を加えたのち、硫酸マグ
ネシウムを添加し、再度ハロゲン化銀粒子を沈降させ、
上澄液を排除した。
これを再度操りかえしてからゼラチンを添加し、pH−
6,0,pA g −8,5の乳剤Aを得た(工程−4
)。
乳剤Bの調製(比較用) 前記乳剤Aと同様に工程−2まで粒子成長を行った。
その後、臭化カリウム液を加えpAgを11としたのち
、アンモニア性の銀イオン液と臭化カリウム液を加えp
、AgをIIとしたのちIこ、更にアンモニア性の銀イ
オン液と臭化カリウム液を加えてpHを徐々に8まで下
げながら、成長せしめ、平均粒径0.7μm1 ヨウ化
銀2モル%を含む沃臭化銀乳剤を得た(工程−3)、こ
の乳剤の粒子を電子顕微鏡観察を行うと、14面体状を
していた。得られた乳剤を前記乳剤Aと同様に脱塩処理
を行い、(100)面が40%で他は(111)面であ
る比較乳剤−Bを得た(工程−4)。
乳剤Cの調製(比較用) 本発明に係る乳剤(A)同様に工程−1まで粒子成長を
行った。
次に酢酸と臭化銀を用いてpH−9、pAg−11に調
製したのちにアンモニア性銀イオン液と臭化カリウムを
同時に添加し、pHを9から8まで徐々に下げながら成
長せしめ、平均粒径0.65μm1沃化銀2モル%を含
む沃臭化銀乳剤を得た(工程−3)。
この乳剤の粒子を電子顕微鏡観察を行うと8面体状をし
ていた。
得られた乳剤を前記乳剤Aと同様に脱塩処理を行い(工
程−4)比較乳剤Cを得た。ここで、乳剤A1Cと合わ
せるため、工程−2は粒子成長が粒径の90%になった
段階とした。この乳剤は(100)面はなく (111
)面の粒子が100%であった。
次に上記で得た乳剤A、B、Cを各々55℃に保ち、チ
オシアン酸アンモニウム、塩化金酸及びノ1イボを加え
、それぞれ最高感度が得られる条件で化学増感を施した
(工程−5)。
その後、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a、
7−チトラザインデンを加えた後、Kl、分光増感色素
を順に添加した(工程−6)。
なお、工程−6で加える増感色素は粒子調製時に用いる
ものと表1中でσで示す増感色素を併用して用いた。
本発明においては試料を作成するための乳剤調製に当た
って、表1に示す増感色素を添加して乳剤を得るのであ
るが、モの冷加位置による写真性能の変化を見るため、
該増感色素の添加する時点を異ならせた試料を調製した
即ち、上述した工程の内で各工程の適宜な時期(本発明
の工程1〜4)に増感色素を添加した乳剤を調製するこ
とにより乳剤A、B、Cについてそれぞれ表1で示す各
乳剤を得た。さらに比較例として、工程5分前に増感色
素を添加し化学増感を行った乳剤No、A  IとA−
7も調製した。増感色素の添加位置を示す工程の番号、
増感色素の種類及び量を併せて表1に示す。なお、表中
、+(プラス)で結んだのは併用を示し、添加量も十で
結んで同順で記載した。また、表中「工程−4前」の如
く「前」がつくのはその工程が始まる前を意味する。他
の表においても同様である。
上記工程−6の後、得られた化学熟戊済みの乳剤にカブ
リ防止剤、塗布助剤などの通常用いられる乳剤添加剤の
適量及び表1に示す本発明に係る一般式(n)の化合物
1.2及び3を加えて、乳剤塗布液を調製した。
上記のようにして得た各乳剤をポリエチレンテレフタレ
ートの両面に銀量として4.5g/m”となる量で塗布
し同時に無まりと剤、延展剤、帯電防止剤及び硬膜剤と
してグリオキザールの適量を含むゼラチン溶液を乳剤層
上に保護膜として塗布し乾燥し表1に示す試料1〜28
を得た。
次に塗布試料をJIS法に基づきKS−1型センシ)/
l−ター(コニカ(株)製)により白色露光を与えた後
、コニカ(株)製KX−500自動現像機を用I/1、
XD−90現像処理液とXF定着液で90秒間処理を行
った。(現像液、定着液はいずれもコニカ(株)製)こ
のようにして得た各試料についてセンシトメトリーを行
い写真特性を表1に示した。なお、表中に示す感度は比
較試料(No、 1 )の感度を100とする相対感度
値である。
また、得られたフィルムについて、MTFヲ以下により
測定した。
つまり、0.5〜10ライン/nsの鉛製の矩形波の入
ったMTチャートを蛍光スクリーンのフロント側の裏面
に密着させ、フィルム面のチャートで遮蔽されていない
部分の濃度が、両面で約1.0になるようにX線を照射
した。
なお、X線写真用増感紙はKo−250(コニカ(株)
製)を、蛍光スクリーンとして用いた。
上記のようにしてX線を照射した試料をコニカ製KX−
500自動現像機を用い、XD−90現像処理液で90
秒処理を行い記録された矩形波のパターンをコニカマイ
クロデンシトメーターM−5型(コニカ(株)製)を用
い測定した。尚、この時のアパーチャーサイズは矩形波
の平行方向に300μ、直角方向に25μであり、拡大
倍率は20倍であった。得られたMTF値を代表し、空
間周波数2.0ライン/niの値で示す。
又、得られた試料No、1〜28について積分球付属装
置を取り付けた自記分光光度計320型(日立部)を用
いて反射スペクトルを測定し、そのときの分光感度分布
の感光極大(λl1ax)nuとその強度を求めた。な
お、表中の相対強度とは比較試料No、1の分光ピーク
の強度の絶対値で他の試料の分光ピーク強度の絶対値を
割った値で示しである。
得られた結果を表1に示す。
比較に用いた色素は次の通りである。
比較C 比較d 比較M 表中の本は、保護層のゼラチン硬膜剤としてグリオキザ
ールの代わりに例示した一般式(H)のビニルスルホン
系を用いたものである。
本1 : 例示 H−1 、//   H−10 、tt   H−12 表1から明らかなように、本発明に係る立方晶乳剤Aに
増感色素の例示No、7.5.10及び19を用いた本
発明試料は比較試料に較べてMTF値が高く、かつ高感
度を有していることが分かる。
さらに本発明に係る一般式(II)の化合物を用いるこ
とにより感度及び鮮鋭性が向上した。
また本発明試料の分光感度分布は、比較試料に比して極
大波長(λ−ax)が蛍光増感紙の発光スペクトル輝度
(545n■)に近く、かつ相対強度も大きいために感
度及び鮮鋭性に寄与していることが分かる。
また増感色素の添加工程は、脱塩工程府の添加である(
4前)の試料が他に比し優れることを表している。
実施例2 実施例1の乳剤AとCに対応した(100)面と(11
1)面の本発明に係る乳剤A′と比較乳剤C′を調製し
た。ただし脱塩処理は実施例1と異なり、種乳剤、成長
乳剤に対して下記の方法に従った。
種乳剤の脱塩法 !ii!施例1で混合終了した反応液に60ツのまま、
凝集ゼラチン剤として特開昭63−158644号記載
のG3(90%置換)を38g1モルAgX添加し3分
間撹拌した。
(なお以下に示す添加量はいずれもAgX 1モル当り
の量で表す、) その後1[OHを0.13g添加しpHを4.0にして
静置、デカンテーションを行う。
その後、40ツの純水を2.IQを加えたのち[08を
0.25g加え、pHを5.8にして5分間撹拌する。
その後HNO,の1.7規定液を1.5日Q加えpHを
4.3にして静置、デカンテーションする。つぎにゼラ
チンとKOHを0.2g加えpHを5.8にして再分散
して種晶乳剤を得た。
成長乳剤の脱塩法 (1)混合終了した反応液に40℃のまま前記の凝集ゼ
ラチン剤G3を50g加え、その後56wt%酢酸HA
Cを100+a!加えpi−1を5.0に落とし静置、
デカンテーションを行う。
(2)40℃の純水1.82を加えた後、KOHを6.
8g加え、pHを6.0にし、分散させる。十分に分散
後% 56wt%の酢酸HACを70yaQ加えpHを
4.5にして静置し、デカンテーションを行う。
(3)上記2の工程をもう1回繰り返す。
(4)その後、ゼラチン15g、 KOHl gと水を
加えハロゲン化銀1モル当たり450mffに仕上げる
このようにして、乳剤A′とC′を得た。
なお、−数式〔I〕の増感色素及び−数式(If)の化
合物の添加は、実施例1と同様に次の表2に示した各工
程に添加した。
〔発明の効果〕
本発明により、X線用/・ロゲン化銀写真感光材料とし
て増感紙の発光波長に合致して高感度で、かつ高鮮鋭性
のオルソ型ハロゲン化銀写真感光材料を得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体の少なくとも一方の側に、少なくとも1層のハロ
    ゲン化銀写真乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料
    に於いて、該ハロゲン化銀乳剤が核形成時から脱塩工程
    修了までの間に、下記一般式〔 I 〕で表されるオキサ
    カルボシアニン色素の少なくとも一つと、下記一般式〔
    II〕で表される化合物の少なくとも一つを含有した乳剤
    であって、かつハロゲン化銀粒子の50%以上が立方晶
    状を成していることを特徴とするハロゲン化銀写真感光
    材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでY^2、Y^3は同一でも異なっていてもよく、
    水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、ア
    リールオキシ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル
    基、アシルアミノ基、アシル基、シアノ基、カルバモイ
    ル基、スルファモイル基、カルボキシル基、またはアシ
    ルオキシ基を表わす。 ただしY^2、Y^3が同時に水素原子を表わすことは
    ない。R^3は水素原子、アルキル基、またはアリール
    基を表わす。Y^1は炭素数2以上のアルキル基、アリ
    ール基、炭素数2以上のアルコキシ基、アリールオキシ
    基、炭素数3以上のアシル基、炭素数3以上のアシルオ
    キシ基、炭素数4以上のアルコキシカルボニル基、また
    は炭素数3以上のアシルアミノ基を表わし、かつS=3
    .536L−2.661B+535.4で表わされるS
    の値が544以下となるようなLおよびBを有する置換
    基である。LはSTERIMOLのパラメータを表わし
    、BはSTERIMOLのパラメータB_1、B_2、
    B_3、B_4の和B_1+B_4、B_2+B_3の
    うち小さい方の値を表わす。但しY^1とY^3または
    Y^1とY^2が同時にアリール基を表わすことはない
    。R^1、R^2は同一であっても異なっていてもよい
    アルキル基を表わす。Xは対アニオンを表わし、nは0
    又は1であっても分子内塩を形成する場合、n=0であ
    る。 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Zは5〜6員の複素環を形成するに必要な非金属
    原子群を表し、その複素環は他の環と縮合していてもよ
    く、又置換基を有していてもよい。 R_1、R_2は、同じか又は異なってもよいアルキル
    基又は置換アルキル基でpは0又は1を表す。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005016384A1 (ja) * 2003-08-13 2005-02-24 Bf Research Institute, Inc. アミロイド蓄積性疾患のプローブ、アミロイド染色剤、アミロイド蓄積性疾患の治療および予防薬、ならびに神経原線維変化の診断プローブおよび染色剤
GB2525829B (en) * 2013-03-14 2017-03-22 Fry Tyler Drum mallet

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