JPH038300Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH038300Y2 JPH038300Y2 JP1984064461U JP6446184U JPH038300Y2 JP H038300 Y2 JPH038300 Y2 JP H038300Y2 JP 1984064461 U JP1984064461 U JP 1984064461U JP 6446184 U JP6446184 U JP 6446184U JP H038300 Y2 JPH038300 Y2 JP H038300Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- container
- fragrance
- microporous membrane
- less
- Prior art date
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- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はガスは透過するが、液体を透過しない
微多孔膜を使用し、該膜を下側にして用いる香料
溶液からなる芳香剤に関する。
微多孔膜を使用し、該膜を下側にして用いる香料
溶液からなる芳香剤に関する。
液体香料または香料溶液は一般にガラス、プラ
スチツク等の容器に収納され、その液体より揮発
する蒸気を容器外に導き空中に揮散させることに
よつて芳香剤、消臭剤等の目的を達成させてい
る。しかるに揮発する蒸気を容器外に導く手段
は、液体を液体溜より吸上げて表面積を大きくし
た部分に移し、ここより蒸気として揮散させてい
るので、この部分は容器が開口しており、誤つて
容器を転倒させた場合、この部分より容器内の液
体が漏洩することがあり、それによつて種々の不
都合を生じている。
スチツク等の容器に収納され、その液体より揮発
する蒸気を容器外に導き空中に揮散させることに
よつて芳香剤、消臭剤等の目的を達成させてい
る。しかるに揮発する蒸気を容器外に導く手段
は、液体を液体溜より吸上げて表面積を大きくし
た部分に移し、ここより蒸気として揮散させてい
るので、この部分は容器が開口しており、誤つて
容器を転倒させた場合、この部分より容器内の液
体が漏洩することがあり、それによつて種々の不
都合を生じている。
本考案者らはかかる事情に鑑み、容器の転倒に
よつて容器内の液体が漏洩しない芳香剤の形状、
構成等について鋭意検討した結果、ガスを透過す
るが、液体を透過しない微多孔膜を採用し、しか
も該微多孔膜を下側にすることにより、液体の漏
洩は勿論ないのみならず、全く意外にも使用期間
を通して均一な芳香を揮散することしかもこのガ
ラスを透過するが、液体を透過しない微多孔膜は
1μｍ以下、より好ましくは0.5μｍ以下の孔径の微
孔を無数に有するポリ四フツ化エチレン膜（例え
ばニトフロンNTF−5200日東電工(株)製気孔率40
％以上、平均孔径1.0μｍ以下）が最も好ましいこ
とを見出し本考案を完成した。すなわち本考案は
香料を溶解した溶液を入れた容器の下面を、孔径
1μｍ以下の微孔を無数に有し、ガスを透過する
が液体を透過しないポリ四フツ化エチレン微多孔
でおおつた芳香剤である。
よつて容器内の液体が漏洩しない芳香剤の形状、
構成等について鋭意検討した結果、ガスを透過す
るが、液体を透過しない微多孔膜を採用し、しか
も該微多孔膜を下側にすることにより、液体の漏
洩は勿論ないのみならず、全く意外にも使用期間
を通して均一な芳香を揮散することしかもこのガ
ラスを透過するが、液体を透過しない微多孔膜は
1μｍ以下、より好ましくは0.5μｍ以下の孔径の微
孔を無数に有するポリ四フツ化エチレン膜（例え
ばニトフロンNTF−5200日東電工(株)製気孔率40
％以上、平均孔径1.0μｍ以下）が最も好ましいこ
とを見出し本考案を完成した。すなわち本考案は
香料を溶解した溶液を入れた容器の下面を、孔径
1μｍ以下の微孔を無数に有し、ガスを透過する
が液体を透過しないポリ四フツ化エチレン微多孔
でおおつた芳香剤である。
以下に本考案を図によつて説明する。
下面が開口している椀型ガラス容器１に香料溶
液２が収納され、容器１の下面開口部にガスを透
過するが、液体を透過しないポリ四フツ化エチレ
ン微多孔膜３が張つてある。４は容器の脚であ
る。微多孔膜に接する液体面より揮発した蒸気は
直ちに微多孔膜を通つて容器外に揮散し芳香を放
つ。液体は微多孔膜面で液の高さＨによる圧力が
かかるが、この程度の圧では微多孔膜より漏洩す
ることはない。揮発した蒸気は留まる空間がない
から直ちに容器外に出るので容器内に液体がある
限りは絶えず一定の揮散が行われる。
液２が収納され、容器１の下面開口部にガスを透
過するが、液体を透過しないポリ四フツ化エチレ
ン微多孔膜３が張つてある。４は容器の脚であ
る。微多孔膜に接する液体面より揮発した蒸気は
直ちに微多孔膜を通つて容器外に揮散し芳香を放
つ。液体は微多孔膜面で液の高さＨによる圧力が
かかるが、この程度の圧では微多孔膜より漏洩す
ることはない。揮発した蒸気は留まる空間がない
から直ちに容器外に出るので容器内に液体がある
限りは絶えず一定の揮散が行われる。
液体の高さＨが大であつたり、室温が高い場合
には液体に若干増粘剤を添加し液体の粘度を高め
ることにより一層液体の漏洩防止の安全度が高く
なる。
には液体に若干増粘剤を添加し液体の粘度を高め
ることにより一層液体の漏洩防止の安全度が高く
なる。
図は椀を逆さにした形の容器で揮散する面積を
広くしたが、収納する香料や溶剤によつて揮散面
積を小さくすることも、また図と異なる形状の容
器を使用することも自由である。
広くしたが、収納する香料や溶剤によつて揮散面
積を小さくすることも、また図と異なる形状の容
器を使用することも自由である。
さらに香料を溶解する溶剤として有機溶剤であ
つても、水であつても差支えなく、また水に界面
活性剤を使用したエマルジヨンタイプの溶液であ
つても液体の漏洩はない。
つても、水であつても差支えなく、また水に界面
活性剤を使用したエマルジヨンタイプの溶液であ
つても液体の漏洩はない。
本考案の芳香剤は液体の漏洩はなく、使用期間
を通して均一な芳香の揮散が行われ、流動性がよ
いので内容は絶えず均一で、使用により液体が
除々に減つて終点を明瞭に認識することができる
等利点が多い。
を通して均一な芳香の揮散が行われ、流動性がよ
いので内容は絶えず均一で、使用により液体が
除々に減つて終点を明瞭に認識することができる
等利点が多い。
図は本考案の芳香剤の一実施例で、その断面図
を示す。 １……容器、２……香料溶液、３……ポリ四フ
ツ化エチレン微多孔膜、４……脚。
を示す。 １……容器、２……香料溶液、３……ポリ四フ
ツ化エチレン微多孔膜、４……脚。
Claims (1)
- 香料を溶解した溶液を入れた容器の下面を、孔
径1μｍ以下の微孔を無数に有し、ガスを透過す
るが液体を透過しないポリ四フツ化エチレン微多
孔膜でおおつた芳香剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6446184U JPS60177844U (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | 芳香剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6446184U JPS60177844U (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | 芳香剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60177844U JPS60177844U (ja) | 1985-11-26 |
| JPH038300Y2 true JPH038300Y2 (ja) | 1991-02-28 |
Family
ID=30595567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6446184U Granted JPS60177844U (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | 芳香剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60177844U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002210000A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-07-30 | Kao Corp | 蒸散容器 |
| JP7283740B2 (ja) * | 2018-04-17 | 2023-05-30 | 株式会社ランド | 芳香拡散装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5767746U (ja) * | 1980-10-07 | 1982-04-23 | ||
| JPS58105341U (ja) * | 1982-01-09 | 1983-07-18 | エステ−化学株式会社 | 香料揮散器 |
-
1984
- 1984-05-02 JP JP6446184U patent/JPS60177844U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60177844U (ja) | 1985-11-26 |
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