JPH0382106A - 平面コイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 絶縁性平面基板に形成した平面コイルに係り、さらに詳
しくはインダクタンス値を可変することのできるコイル
構造に関し、 インダクタンス値を増減調整することを目的とし、 絶縁性平面基板の表面に互いに逆方向のうず巻き導体パ
ターンを２個並設し、双方のうず巻き中央部に更に巻数
を増加するようにうす巻き状にトリミングする面導体パ
ターンとく該双方の面導体パターン間をスルーホールを
介し裏面で接続する中間接続導体パターンと、前記両う
ず巻き導体パターンの中心位置を通って両うす巻き導体
パターンの片側半径方向を包む閉磁路を形成する磁性体
とを備えるとともに、両うす巻き導体パターンの外側巻
き始端を外部に接続するように構成する。

（産業上の利用分野） 本発明は絶縁性平面基板に形成した平面コイルに係り、
さらに詳しくはインダクタンス値を可変することのでき
るコイル構造に関する。

絶縁性平面基板の表面に形成した帯導体にうず巻き状の
溝を切り所定巻数の平面コイルを製作しインダクタンス
値を調整する場合、更に溝を切り巻数を増加する方向、
即ちインダクタンス値が増加する方向にしか調整できな
いため、切り過ぎた場合にはインダクタンス値を減少す
ることができない、そのため、減少方向の調整も可能な
構造の平面コイルが要望されている。

〔従来の技術〕

従来は第２図（ａ）、　（ｂ）の平面図及びその側面図
に示すように、絶縁性平面基板１１の表面に形成した帯
導体にエツチングによりうず巻き状の溝１２ｂを切り所
定巻数のうず巻き導体パターン１２（右下がり斜線で示
す）をパターンニング形成し、外側の巻き始端は接続導
体パターン１２ａで延ばし絶縁性平面基板１１の端面に
半田付けした外部接続端子１６に接続し、うす巻き中央
部には帯導体パターン１３（右上がり斜線で示す）を残
し巻き終端とする。

そして、この巻き終端、即ち帯導体パターン１３の中心
を導線１８で別の外部接続端子１７に接続している。

巻数はインダクタンス値が予め、小さくなるように設定
しインダクタンス値を調整する場合は、残る帯導体パタ
ーンに例えば、レーザトリミングなどにより更に溝を切
り調整を行っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような上記構造によれば、切り過ぎ
た場合にはインダクタンス値を減少することができない
といった問題があった。

上記問題点に鑑み、本発明はインダクタンス値を増減調
整することのできる平面コイルを提供することを目的と
する。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明の平面コイルにおい
ては、絶縁性平面基板の表面に互いに逆方向のうず巻き
導体パターンを２個並設し、双方のうず巻き中央部に更
に巻数を増加するようにうず巻き状にトリξソゲする帯
導体パターンと、該双方の帯導体パターン間をスルーホ
ールを介し裏面で接続する中間接Ｖｔ導体パターンと、
前記両うず巻き導体パターンの中心位置を通って両うす
巻き導体パターンの片側半径方向を包む閉磁路を形成す
る磁性体とを備えるとともに、両うす巻き導体パターン
の外側巻き始端を外部に接続するように構成する。

〔作用〕

互いに逆方向のうず巻き導体パターンを２個並設し、両
うす巻き導体パターンの中心位置を通って両うず巻き導
体パターンを包む閉磁路を形成する磁性体を備えること
により、両うす巻き導体パターン（コイル〉を流れる電
流による磁束は互いに打ち消す方向に作用することから
、全インダクタンス値は両うす巻き導体パターンの巻数
の差に一定の係数を掛けた値となり、したがって一方の
巻数を増加すると全インダクタンス値を増加することが
でき、他方の巻数を増加すると全インダクタンス値を減
少することができる。

〔実施例〕

以下図面に示した実施例に基づいて本発明の要旨を詳細
に説明する。

平面コイルは第１図（ａ）、　（ｂｌの平面図及びその
側面図に示すように、絶縁性平面基板１の表面に形成し
た帯導体にそれぞれ互いに逆方向のうず巻き状の溝２ｂ
をエツチングによりパターンニングした所定巻数のうず
巻き導体パターン２（右下がり斜線で示す）を備える。

うず巻き形状は図示する角形の他に例えば、円形うず巻
きでもよい。

双方のうず巻き導体パターン２の内側中央部には、更に
巻数を増加するようにうす巻き状にトリξソゲすること
ができるように帯導体パターン３（右上がり斜線で示す
）を残してエツチングする。

両うず巻き導体パターン２にはその中心位置に丸孔１ａ
を貫通穿設し、両うず巻き導体パターン２の片側半径方
向を包む閉磁路を形成するコ字形丸棒の磁性体４を、そ
の両端を裏面側がら丸孔１ａに挿通し接着剤（図示路）
で固着する。なお、この磁性体４は藺導体パターン３と
は導通なく絶縁される。

また、それぞれの藺導体パターン３には、丸孔１ａ真近
にスルーホール１ｂを設け、裏面に両スルーホールｌｂ
同士を接続する中間接続導体パターン５を備える。

両うす巻き導体パターン２の外側の巻き始端は接続導体
パターン２ａで延ばし絶縁性平面基板１の端面で半田付
けした外部接続端子６にそれぞれ接続する。

インダクタンス値の調整は、藺導体パターン３に例えば
、レーザトリミングなどにより更に溝２ｂを切って巻数
を増加し調整する。

今、第１図（ａ）に示すように電流ｉが矢印方向に流れ
ると、第１図（ｂ）に示すように左側のうず巻き導体パ
ターン２、即ち２−１の磁束は一点鎖線で示すように磁
性体４を反時計回りに、右側のうず巻き導体パターン２
、即ち２−２の磁束は点線で示すように磁性体４を時計
回りに回り空気中を通って元に戻ることとなる。

全インダクタンス値りを式で示すと、 Ｌ−（ＮＩ−Ｎｚ）ＸＫ Ｎ目安側のうず巻き導体パターンの巻数Ｎ２：右側のう
ず巻き導体パターンの巻数に：係数 ここで、左、右のうず巻き導体パターンの巻数Ｎｒ、Ｎ
よが等しくＮｌ　＝Ｎ、であれば、磁束が打ち消し合い
、全インダクタンス値ｔ、ａは、０−０ となる。

また、全インダクタンス値りを増加する場合、左側のう
ず巻き導体パターンをレーザトリミングして巻数をａだ
け増加して（Ｎ＋＋ａ）とすると、全インダクタンス値
り、は、 Ｌｍ　＝　（ＮＩ　＋　ａ　　Ｎｚ）　　ＸＫ”　（Ｎ
Ｉ　　　ＮりＸＫ＋ａＫ ＝Ｎ＋ａＫ つまり、全インダクタンス値はａＫだけ増加することが
できる。

また、全インダクタンス値りを減少する場合、右側のう
ず巻き導体パターンをレーザトリミングして巻数をｂだ
け増加して（Ｎｔ十ｂ）とすると、全インダクタンス値
Ｌｂは、 Ｌｂ　＝　（Ｎｌ　−（ＮＩ　＋ｂ））　ＸＫ＝　（Ｎ
Ｉ　　Ｎｚ）ＸＫ　　ｂＫ ＝Ｌ−ｂＫ つまり、全インダクタンス値はｂＫだけ減少することが
できる。

〔発明の効果〕

以上、詳述したように本発明によれば、トリミングによ
り巻数を増加しても全インダクタンス値を増減し調整す
ることができ、仮に増加し過ぎても減少調整することが
できるようになって平面コイルの歩留まりと精度を向上
することができるといった産業上極めて有用な効果を発
揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、　（ｂ）は本発明による一実施例の平面
図、及びその側面図、 第２図（ａ）、　（ｂ）は従来技術による平面図及びそ
の側面図である。 図において、 １は絶縁性平面基板、 １ｂはスルーホール、 ２はうす巻き導体パターン、 ２ｂは溝、 ３は藺導体パターン、 ４は磁性体、 ５は中間接続導体パターンを示す。 平面図 ｆａｌ 平面図 ｆａｌ 側面図 巾）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　絶縁性平面基板（１）の表面に互いに逆方向のうず巻
   き導体パターン（２）を２個並設し、双方のうず巻き中
   央部に更に巻数を増加するようにうず巻き状にトリミン
   グする面導体パターン（３）と、該双方の面導体パター
   ン（３）間をスルーホール（１ｂ）を介し裏面で接続す
   る中間接続導体パターン（５）と、前記両うず巻き導体
   パターン（２）の中心位置を通って両うず巻き導体パタ
   ーン（２）の片側半径方向を包む閉磁路を形成する磁性
   体（４）とを備えるとともに、両うず巻き導体パターン
   （２）の外側巻き始端を外部に接続するようにしたこと
   を特徴とする平面コイル。