JPH038157A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＶＴＲなどの磁気テープを記録媒体とする磁
気記録再生装置に係り、特に、途中までしか記録されて
いない磁気テープを再生する場合の処置方法に関する。

〔従来の技術〕

ＶＴＲを使用する場合、磁気テープ全体にわたって録画
するときもあるが、途中までしか録画しないようなとき
もある。このように途中までしか録画されていない磁気
テープを再生する場合には、当然のことながら、録画さ
れている部分を再生し終ると映像再生が行なわれなく、
それでも再生モードを続けておくと、テレビジョン受像
機に再生画像が表示されないのに、磁気テープは回転ヘ
ッドで走査されながら走行し続ける。

このように、映像再生が終っても、うっかりしてこれを
見過ごすと、ＶＴＲは全く無駄な動作を行なうことにな
り、これを防止するために、従来、特開昭５５−２５８
７２号公報に記載されるように、再生モード中磁気テー
プからの再生出力の有無を監視しており、再生出力が失
くなると表示警報するようにした技術が知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来技術によると、この表示警報を
確１，２することができれば、再生モードを解除する操
作を行なってＶＴＲが無駄な動作を行なわないようにす
ることができるが、表示警報を確認することができず、
映像再生終了後再生モードの解除操作が行なわれないと
きには、やはり再生モードが継続してＶＴＲは無駄な動
作をし続けることになる。

たとえば、再生中ユーザが居眠りしてしまったり、再生
中のＶＴＲを停止させないでうつかりして再生モードの
ままユーザが外出したりするような場合、表示警報が発
せられてもユーザはこれを確認することができない。

このような場合、磁気テープは未記録部を走査されなが
ら終端まで走行することになる。特に、ＶＴＲでは、標
準の３倍の記録、再生を可能とする３倍速モード機能も
付加されており、標準で２時間の磁気テープに３倍速モ
ードで１時間しか録画が行なわれておらず、かかる磁気
テープに対して映像再生終了後もそのまま再生モードに
しておくと、５時間もＶＴＲは無駄な動作をすることに
なり、シリンダなどの機構部品や磁気ヘッド、磁気テー
プの摩耗を早め、また、電力を無駄に消費することにな
る。

本発明の目的は、かかる問題点を解消し、途中までしか
録画されていない磁気テープに対し、録画領域の再生終
了後の無駄な再生動作を排除することができるようにし
た磁気記録再生装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、ｉｉ！気テープ
からテープ速度制御用の同期信号が再生されているか否
かを検出する第１の手段と、該第１の手段の検出結果に
よって停止モードとする第２の手５ぐを設ける。

さらに、本発明は、該第２の手段により停止モートに切
換えられてから予め設定された時間他のモードへの切換
えが行なわれなかったことを検出する第３の手段と、該
第３の手段の検出結果によって電源をオフする第４の手
段とを設ける。

〔作用〕

磁気記録再生装置は磁気テープに情報信号とともに再生
時のテープ速度制御用の同期信号も記録する。したがっ
て、途中までしか録画されていない磁気テープには、同
期信号も情報信号と同様に途中までしか記録されていな
い。

そこで、磁気テープの途中までの録画領域の再生が終る
と、同期信号も再生されなくなる。第１の手段がこの同
期信号が再生されなくなったことを検出すると、第２の
手段が動作して停止モードにする。これにより、磁気テ
ープでの録画領域の再生が終ると、直ちに停止モードが
設定され、磁気テープは停止する。

さらに、上記のように停止モードが設定されると、第３
の手段は時間を計測するとともに停止モード以外のモー
ド設定のための操作があるか否かを監視し、所定時間経
過してもこの操作がないとき、第４の手段を動作させて
電源をオフにする。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図であって、１は磁気テープ、２は磁気ヘッ
ド、３はコントロール回路、４はメカニズム部、５は電
源スィッチ、６は操作スイッチである。

同図において、電源スィッチ５がオン状態で操作スイッ
チ６で所定の操作が行なわれると、この操作に応じた操
作情報がコントロール回路３に送られる。コントロール
回路３はこの操作情報に応じてメカニズム部４を制御し
、記録、再生、早送り、巻戻し、停止などの操作スイッ
チ６の操作に応じた所定のモードを設定する。

再生モード時では、磁気テープ１から図示しない回転ヘ
ッドによって情報信号が再生されるとともに、磁気ヘッ
ド２によって同期信号が再生される。この同期信号はコ
ン］・ロール回路３に供給され、コントロール回路３は
この同期信号をもとにメカニズム部４を制御し、磁気テ
ープ１のテープ速度の所定の速度に設定する。

ここで、磁気テープ１には、記録モート時、ビデオ信号
などの情報信号とともに同期信号も記録され、したがっ
て、同期信号は情報信号の記録領域に記録されていて、
情報信号が磁気テープ１の途中までしか記録されていな
いときには、同期信号も途中までしか記録されていない
。

コントロール回路３は、また、再生モード時、磁気テー
プ１からの同期信号の再生の有無を監視している。磁気
テープ１に情報信号が途中までしか記録されていないと
きには、情報信号の記録領域の再生が終ると、同期信号
も再生されなくなるが、コントロール回路３は、同期信
号が再生されなくなったことを検出すると、この時点で
メカニズム部４を制御して停止モードを設定し、磁気テ
ープを停止させる。

これにより、磁気テープ１の無記録部を無駄に走査する
ことがなくなる。

また、コン１−ロール回路３には計時部が設けられてお
り、同期（ｆｉ号が再生されなくなったことの検出時点
から時間８１測が行なわれる。そして、この計測時間が
予め設定された所定時間に達するまでに操作スイッチ６
から操作情報が供給されないときには、コントロール回
路３は、計測時間がこの所定時間に達するとともに、電
源スィッチ５をオフ状態にする。

このようにして、磁気テープ１からの情報信号の再生が
終ると、ユーザが操作しなくとも、自動的に停止モード
が設定されることになり、ユーザが操作しなかったこと
による磁気テープ１上の無記録部の無駄な走査を防止す
ることができ、シリンダなどの機構部品や磁気ヘッド、
磁気テープの摩耗を抑えることができる。また、このよ
うに停止モードが設定されてから所定時間後、自動的に
電源スィッチ５がオフとなるので、無、駄な電力消費も
防止することができる。

なお、上記実施例において、コントロール回路３が、上
記所定時間に達するまでの時間計測中、操作スイッチ６
から操作情報を受けたときには、計時部が停止するとと
もに、この操作情報に応じたモードが設定されることは
いうまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、磁気テープの記
録領域の再生が終ると、ユーザの操作によらなくとも、
自動的に停止モードが設定されるし、さらに電源も自動
的にオフとなるから、磁気テープの無、駄な走査が失く
なって機構部品や磁気ヘッド、磁気テープの摩耗を抑え
ることができるし、無駄な電力消費も防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図である。 １・・・磁気テープ、２・・・磁気ヘッド、３・・・コ
ントロール回路、４・・メカニズム部、５・電源スィッ
チ、６・・・操作スイッチ。 算　１　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気テープ上に情報信号とともにテープ速度制御の
   ための同期信号を記録し、該磁気テープから該情報信号
   とともに該同期信号を再生し、該同期信号によってテー
   プ速度を制御するようにした磁気記録再生装置において
   、再生モード中該同期信号が再生されなくなったことを
   検出する第１の手段と、該第１の手段の検出結果によっ
   て再生モードから停止モードに切換える第２の手段とを
   設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。 ２、請求項１において、前記第２の手段による再生モー
   ドから停止モードへの切換時点から予め設定された所定
   時間前記停止モードから他のモードへの切換操作が行な
   われなかったことを検出する第４の手段と、該第４の手
   段の検出結果によって電源をオフする第５の手段を設け
   たことを特徴とする磁気記録再生装置。