JP2679198B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テープ上に長時間にわたって記録された映
像の中から外部信号入力時に記録された映像を検索し、
前記映像を映像出力することができる磁気記録装置であ
る。

従来の技術 近年、セキュリティシステムの普及率は高くなってき
ており、その中でも長時間にわたる監視記録装置の機能
向上が求められている。従来の装置において、ある長時
間モード（例えば、24時間モード）で間欠的な画像を記
録している際に、外部入力信号（銀行で夜間あるドアが
開いたことを検知したアラーム信号）の制御により、標
準時間モード（例えば２時間モード）に自動的に切換
え、連続的な画像を記録するものがある。しかしながら
従来装置では、標準時間モードで記録した部分、即ち重
要な記録部分について、効果的に捜すことができず、テ
ープの最初から再生してその部分を発見しなければなら
ないという不都合があった。

第２図は、従来の装置で長時間記録中に外部入力信号
により一部分に標準モードでの記録がなされたテープ上
のパターンを示すものである。16は24時間モードで記録
された映像で、17は２時間モードで記録された映像であ
る。18はコントロール信号で、19は音声信号である。20
はコントロールヘッドで、21は音声ヘッドで、22は音声
消去ヘッドである。23は全幅消去ヘッドである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、重要視される２
時間モードで記録された映像を捜す際に、テープの最初
から最後までを再生しなければ、外部入力信号により記
録された映像を探す事はできない。高速再生を行ったと
しても、非常に手間がかかると共に、セキュリティシス
テムにとって重要である記録後のスピーディな映像の検
索に問題点を有していた。

本発明は、上記問題点に鑑み、外部入力信号により記
録される映像のコントロール信号のデューティを数秒間
変化させ、その変化区間を検知することによって前記映
像を検索すると共に映像出力する事ができる磁気記録再
生装置を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の磁気記録再生装
置は、外部からの信号を入力する入力部と、前記外部信
号を入力と判断する入力信号判断手段と、コントロール
信号のデューティを変化させるデューティ変化回路と、
前記コントロール信号のデューティの変化区間を検知す
る検知回路とを有し、前記装置が記録中に、前記外部信
号入力時に数秒間コントロール信号のデューティを変化
させることにより、前記外部信号入力時に記録された映
像をテープの早送り及び巻き戻し時に検索すると共に前
記映像を出力する事ができるという構成を備えたもので
ある。

作用 本発明は上記した構成によって、記録中に外部入力信
号が入力されればコントロール信号のデューティを数秒
間変化させて画像を記録しているので、記録後、テープ
の早送り及び巻き戻しによって、前記コントロール信号
のデューティの変化区間を検知し、前記外部信号入力時
に記録された映像を検索すると共にその映像出力する事
ができる。コントロール信号のデューティを変化させて
いるだけなので、記録された映像には何等影響を与える
事なく、記録後のスピーディな重要視される映像の検索
も容易にできる。

実 施 例 以下、本発明の実施例の磁気記録再生装置について図
面を参照しながら説明する。

第１図は、本発明の実施例のブロック図を示すもので
あり、第１図において、１は外部入力信号であり、２は
外部信号入力部であり、４は現在VTR記録中の記録判断
入力信号である。３は前記外部入力信号部２の出力と、
現在の記録信号とデューティ変化信号（後述）及びメカ
ニズムを制御する制御装置であり、31は外部入力信号判
断手段、32は映像出力及びVTR制御部である。５は記録
したい入力映像信号であり、６はコントロール信号のデ
ューティを変化させる回路である。７は映像記録部であ
り、８は実際に記録される映像信号であり、９はコント
ロール信号のデューティを変化させる制御信号である。
10は映像再生部及びVTR駆動部であり、11は再生映像信
号である。12はコントロール信号のデューティを変化区
間検知回路であり、13はデューティ変化信号である。14
はVTR制御信号であり、15はVTRからの映像出力である。

以上のように構成された長時間磁気記録再生装置につ
いて以下、第１図を用いてその動作を説明する。

まず外部信号入力手段２で入力された外部入力信号１
は、現在VTR記録中の記録判断入力信号４と共に外部入
力判断手段31で判断され、有効であれば、コントロール
信号のデューティを変化させる変化回路６で、入力映像
信号５のコントロール信号のデューティを変化させて、
映像記録部７で記録映像信号８と変化したデューティの
コントロール信号とを記録する。記録後、テープ早送り
及び巻き戻し時に、映像再生部10から再生された再生映
像信号11のコントロール信号を、コントロール信号のデ
ューティの変化区間検知回路12でデューティの変化区間
を検知し、映像出力及びVTR制御部32へデューティ変化
信号13を出力する、VTR駆動部10へ再生時のVTR制御信号
14で送り、VTRから映像15を出力する。

以上のように本実施例によれば、長時間磁気記録再生
装置において、外部からの信号を入力する入力部と、前
記外部からの信号を入力と判断する入力信号判断手段
と、コントロール信号のデューティを変化させるデュー
ティ変化回路と、前記コントロール信号のデューティの
変化区間を検知する検知回路とを有し、前記装置が記録
中に、前記外部信号入力時に数秒間コントロール信号の
デューティを変化させることにより、前記外部信号入力
時に記録された映像をテープの早送り及び巻き戻し時に
前記外部信号入力時に記録された映像を検索すると共に
前記映像を出力することができる。上記の構成によれば
コントロール信号のデューティを変化させているだけな
ので、記録された映像には何等影響を与える事はない。
また記録後のスピーディな映像の検索も容易にできる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、装置が長時間記録中
に、外部信号入力を検出して数秒間コントロール信号の
デューティを変化させ、連続記録モードの記録を行うこ
とにより、テープの早送り及び巻き戻し時に前記外部信
号入力時に記録された映像を検索して容易にかつ簡単正
確に当該の映像を出力することができる。したがって重
要視されるべき映像の検索と出力を容易に可能とするす
ぐれた効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例磁気記録再生装置のブロッ
ク図、第２図は、従来のテープパターンを示す説明図で
ある。 ２……外部信号入力部、３……制御装置、５……コント
ロール信号のデューティ変化回路、７……映像記録部、
10……映像再生部及びVTR駆動部、12……コントロール
信号のデューティ変化検知回路。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】長時間記録モードで記録中、外部からの信
   号により連続記録モードに切り換え可能な監視用の磁気
   記録再生装置において、前記外部からの信号を入力する
   外部信号入力部と、記録するコントロール信号のデュー
   ティを変化させるデューティ変化回路とを有し、前記デ
   ューティ変化回路は、前記外部信号入力部が前記外部か
   らの信号を入力時に数秒間コントロール信号のデューテ
   ィを変化させることを特徴とする磁気記録再生装置。