JPH0380457A - トラッキング状態検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トラッキングを必要とするディジタル記録再
生装置におけるトラッキング状態の検出及びそのトラッ
キング状態の表示をするトラッキング状態検出装置に関
するものである。

従来の技術 従来の放送用アナログＶＴＲなどでは、再生ＦＭ信号を
振幅検波手段により振幅検波した信号を積分手段により
積分してトラッキング状態の表示としてトラキングメー
タ等に表示していたり、積分手段の出力が最大となるよ
うにトラッキング状態を制御していた。言い換えると再
生信号レベルの積分値が最大となる点が最適トラッキン
グポイントであった。

発明が解決しようとする課題 ところが、ディジタル記録再生においては、ヘッドから
再生される信号の品質がある一定レベル以上であれば再
生されるディジタルデータは完全なものとなり、一定レ
ベル以下であればエラーとなる性質があり、従来のヘッ
ドからの再生信号のレベルの積分値の最大となるところ
が最適トラッキングポイントという考えが成り立たなく
なるという問題がある。

そこで本発明は、ディジタル記録再生に適したトラッキ
ング状態の検出及びトラッキング状態の表示をするトラ
ッキング状態検出装置を提供することを目的とするもの
である。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明のトラッキング状態検
出装置は、ヘッド再生信号を振幅検波する振幅検波手段
と、この振幅検波手段の出力信号の有効期間の最低値を
トラッキング状態として検出するトラッキング状態検出
手段とを備えたものである。

作用 上記の構成によれば、有効再生期間にヘッドから再生さ
れるレベルの最低値がトラッキング状態として検出され
るため、これが最も高くなる点がディジタル記録再生で
の最適トラッキングポイントと一致するようにできる。

実施例 第１図は、本発明の実施例であり、テープ巻き付は角１
８０°のディジタルＶＴＲにおけるトラッキング状態検
出装置を示すブロック図である。

以下、本実施例の構成及び動作について、第２図および
第３図の波形図を参照しながら説明する。

第２図波形Ｃに示すようなヘッド再生信号を入力端子１
より加えている。なお、第２図波形Ａはヘッドの１８０
°切り換えタイミングを表しており、Ｂはヘッド再生信
号の有効期間を現している。入力端子１より加えられた
再生信号は、増幅検波手段である振幅検波回路３で第２
図りの如く検波される。次に、この信号はトラック／ホ
ールド回路４及び負ピーク検出回路５よりなるトラッキ
ング状態検出手段に加えられる。トラック／ホールド回
路４では、入力端子２より加わる第２図波形Ｂの如き信
号により、ヘッド再生信号の無効期間に出力をホールド
し、それ以外の期間は通過させており、その出力は第２
図波形Ｅのようになる。次に、この出力信号の負ピーク
を負ピーク検出回路５で検出し、出力端子６に第２図波
形Ｆに示すような信号を出力している。以上のように本
実施例によれば、有効期間内におけるヘッド再生信号の
最低レベルが検出される。従って、本実施例を記録再生
装置に適用すれば、第３図の再生エンベ比較図に示すよ
うに、記録済みトラックＴｒと再生ヘッド軌跡Ｔｐとの
リニアリティーに差があっても、トラッキング状態検出
手段の出力レベル最大点のトラッキング位置でディジタ
ルＶＴＲの最適トラッキング状態となるように制御でき
る。

第４図は、本実施例をテープ巻き付は角１８０゜２チヤ
ンネル記録デイジタルＶｙＲに適用したブロック図であ
り、トラッキング状態表示をすることにより、再生時の
エラー発生を最小限に抑えることを目的としたものであ
る。以下、第４図の構成及び動作について説明する。入
力信号は記録時、記録信号処理回路１１においてシャラ
フリング、訂正用チエツクピット付加、チャンネルセパ
、変調、５ＹＮＣ付加等の処理を行って、記録／再生切
り換えスイッチＳｏ、Ｓｌ及び１８０°ヘッド切り換え
スイッチＳ２．Ｓ３を介し、ヘッドＨＯａ。

Ｈ１ａ、Ｈｏ　ｂ、Ｈ１ｂよりテープ上に記録される。

一方再生時には、テープからヘッドＨＯａ、Ｈ１ａ＋Ｈ
Ｏｂ、Ｈ１ｂを介して再生される信号は、記録／再生切
り換えスイッチＳＯ，Ｓ１及び１８０°ヘッド切り換え
スイッチＳ２．Ｓ３により選択された後、再生増幅回路
１３．１４に加えられる。再生増幅回路１３．１４の出
力は、再生信号処理回路１５に加えられ、５ＹＮＣ検出
、復調、エラー訂正、チャンネルミックス、デシャッフ
ル等の再生信号処理が行われ出力される。また同時に、
再生増幅回路１３．１４の出力、すなわち第５図の波形
に、　　Ｌの如き出力は、それぞれ振幅検波回路１６．
１７に加えられ、それぞれ第５図の波形Ｍ、　　Ｎの如
く振幅検波され、アナログ／ディジタル変換回路（以後
、単にＡ／Ｄ回路と称す。）１８．１９に加えられ、サ
ーボ回路２１からのクロックでそれぞれ第５図波形Ｐ、
　　Ｑの如く量子化される。ここで、サーボ回路２１か
らのクロックはヘッドが再生する１トラツクの再生信号
の有効期間を１０等分したもので、第５図波形Ｏの如（
であり、波形Ｊはヘッド回転周期を表わしている。この
ようにして量子化されたヘッド再生出力レベル値はシス
テムコントロール回路２０に送られ、ヘッドが一回転す
る中の有効期間内における全ヘッドの最低再生レベル値
、及び各ヘッド毎の最低再生レベル値を、第６図に示す
ようにそれぞれＴＯＴＡＬ、ＨＯａ。

ＨＯｂ、Ｈｌ　ａ、Ｈｌ　ｂとして表示手段（不図示）
に表示する。以上の如く本実施例によれば、ヘッドが一
回転する中の有効期間内における全ヘッドの最低再生レ
ベルが表示され、ＶＴＲのオペレータはこのＴＯＴＡＬ
レベルをみながらトラッキング調整を行うことで、ディ
ジタルＶＴＲでの最適トラッキング状態を容易に確保で
きるという効果がある。更に本実施例では、各ヘッド毎
にもＨＯａｔＨＯｂ、Ｈｌ　ａ、Ｈｌ　ｂの表示をして
おり、各ヘッド毎の状態も監視できるという効果もある
。

発明の効果 以上の如く本発明によれば、ヘッド再生出力の有効期間
内において、ある一定レベル（最低再生レベル）を基準
にしたトラッキング状態の検出及び表示ができ、ディジ
タル記録再生に適したトラッキング状態検出装置を実現
できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例におけるトラッキング状
態検出装置のブロック図、第２図は同実施例の各部波形
図、第３図は本発明と従来例との比較に供する波形図、
第４図は本発明の第２の実施例におけるトラッキング状
態検出装置のブロック図、第５図は同実施例のブロック
構成図における各部の楡波形図、第６図は同実施例にお
ける表示例を示す表示図である。 １．２・・・入力端子、　　３，１８．１７・・・振幅
検波回路、　　４・・・トラック／ホールド回路、　　
５・・・ピーク検出回路、　　６・・・出力端子、　　
１１・・・記録信号処理回路、　　ｓｏ、ｓｉ・・・記
録／再生切り換えスイッチ、　　８２．Ｓ３・・・１８
０°ヘッド切り換えスイッチ、　　１３．１４・・・再
生増幅回路、　　１８．１９・・・Ａ／Ｄ回路、　　２
０・・・システムコントロール回路、　　２１・・・サ
ーボ回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ヘッド再生信号を振幅検波する振幅検波手段と、
   この振幅検波手段の出力信号の有効期間の最低値をトラ
   ッキング状態として検出するトラッキング状態検出手段
   とを備えてなるトラッキング状態検出装置。
2. （２）前記トラッキング状態検出手段の出力レベルをト
   ラッキング状態として表示するトラッキング状態表示手
   段を備えてなるトラッキング状態検出装置。