JPH038039B2 - - Google Patents
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- JPH038039B2 JPH038039B2 JP10948084A JP10948084A JPH038039B2 JP H038039 B2 JPH038039 B2 JP H038039B2 JP 10948084 A JP10948084 A JP 10948084A JP 10948084 A JP10948084 A JP 10948084A JP H038039 B2 JPH038039 B2 JP H038039B2
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Landscapes
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
- Read Only Memory (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(ア) 発明の技術分野
本発明は、ヒユーズROM(該ヒユーズの断・
続を記憶しているROM)を有する半導体集積回
路に関し、特に該ヒユーズの断・続に応じた制御
信号が発生される制御用回路部分の改良に関す
る。
続を記憶しているROM)を有する半導体集積回
路に関し、特に該ヒユーズの断・続に応じた制御
信号が発生される制御用回路部分の改良に関す
る。
本発明は主として、冗長構成を有する半導体記
憶装置に適用される。
憶装置に適用される。
(イ) 技術の背景
一般に半導体集積回路、特に半導体記憶装置に
おいてはチツプの歩留りを向上させる方法とし
て、冗長回路を予めチツプ内に形成しておき、製
造後の試験で回路内、例えば特定のメモリセルに
不良が発見された場合に、不良が存在する回路を
冗長回路で置換え、このようにして仮に一部分の
メモリセルに不良があつてもチツプ自体は正常動
作をするようにした冗長構成が用いられる。
おいてはチツプの歩留りを向上させる方法とし
て、冗長回路を予めチツプ内に形成しておき、製
造後の試験で回路内、例えば特定のメモリセルに
不良が発見された場合に、不良が存在する回路を
冗長回路で置換え、このようにして仮に一部分の
メモリセルに不良があつてもチツプ自体は正常動
作をするようにした冗長構成が用いられる。
このような冗長構成を有する半導体記憶装置に
おいては、冗長回路の使用、不使用を制御するた
めに、一般にヒユーズの断・続状態に応じて制御
信号を発生する回路が用いられている。そして該
冗長回路の使用を制御するためのヒユーズを切断
せずにチツプを使用した場合には冗長回路が使用
されないが、ヒユーズを切断した場合には該制御
信号に応じて冗長回路が使用されるように構成さ
れる。
おいては、冗長回路の使用、不使用を制御するた
めに、一般にヒユーズの断・続状態に応じて制御
信号を発生する回路が用いられている。そして該
冗長回路の使用を制御するためのヒユーズを切断
せずにチツプを使用した場合には冗長回路が使用
されないが、ヒユーズを切断した場合には該制御
信号に応じて冗長回路が使用されるように構成さ
れる。
したがつてヒユーズを切断して冗長回路を使用
する場合には、ヒユーズの切断後においては、該
ヒユーズの切断に対応した制御信号の発生が維持
されることが必要である。
する場合には、ヒユーズの切断後においては、該
ヒユーズの切断に対応した制御信号の発生が維持
されることが必要である。
(ウ) 従来技術と問題点
従来のヒユーズを有する半導体集積回路、例え
ば冗長構成を有する半導体記憶装置において、ヒ
ユーズの断・続に応じた制御信号が発生される制
御用回路が第1図および第2図に示される。
ば冗長構成を有する半導体記憶装置において、ヒ
ユーズの断・続に応じた制御信号が発生される制
御用回路が第1図および第2図に示される。
まず第1図において、31はヒユーズ、32は
ヒユーズ切断制御回路、33はNチヤンネルトラ
ンジスタ、34は抵抗である。ヒユーズ31の一
端には電源電圧VCC(例えば+5V)が印加され、
他端はNチヤンネルトランジスタ33のドレイン
および抵抗34の一端に接続される。Nチヤンネ
ルトランジスタ33のゲートにはヒユーズ切断制
御回路32の出力が接続され、そのソースおよび
抵抗34の他端の電位はVSS(例えばOV)とされ
る。制御信号(フラグ信号)Flはヒユーズ31と
トランジスタ33との接続点cから取り出される
もので、ヒユーズが非溶断すなわち「続」の状態
においては、該接続点cの電位はほぼVCCとな
り、制御信号FlはHレベルとなる。
ヒユーズ切断制御回路、33はNチヤンネルトラ
ンジスタ、34は抵抗である。ヒユーズ31の一
端には電源電圧VCC(例えば+5V)が印加され、
他端はNチヤンネルトランジスタ33のドレイン
および抵抗34の一端に接続される。Nチヤンネ
ルトランジスタ33のゲートにはヒユーズ切断制
御回路32の出力が接続され、そのソースおよび
抵抗34の他端の電位はVSS(例えばOV)とされ
る。制御信号(フラグ信号)Flはヒユーズ31と
トランジスタ33との接続点cから取り出される
もので、ヒユーズが非溶断すなわち「続」の状態
においては、該接続点cの電位はほぼVCCとな
り、制御信号FlはHレベルとなる。
いま、メモリチツプ内の不良回路を冗長回路と
置換えるために、所定のヒユーズ切断制御回路3
2によつてトランジスタ33のゲートにHレベル
を与えると、トランジスタ33がオンとなり、該
トランジスタ33を通してヒユーズ31に大電流
が流れヒユーズ31が溶断する。すると接続点c
の電位はほぼ0となり、制御信号FlはLレベルと
なる。なおヒユーズ31を溶断する手段として
は、前述したようにトランジスタ33を通してヒ
ユーズ31に大電流を流して切断する場合以外に
も、例えばヒユーズ31にレーザスポツトを位置
合せしそのエネルギーで該ヒユーズを切断するよ
うにしてもよい。
置換えるために、所定のヒユーズ切断制御回路3
2によつてトランジスタ33のゲートにHレベル
を与えると、トランジスタ33がオンとなり、該
トランジスタ33を通してヒユーズ31に大電流
が流れヒユーズ31が溶断する。すると接続点c
の電位はほぼ0となり、制御信号FlはLレベルと
なる。なおヒユーズ31を溶断する手段として
は、前述したようにトランジスタ33を通してヒ
ユーズ31に大電流を流して切断する場合以外に
も、例えばヒユーズ31にレーザスポツトを位置
合せしそのエネルギーで該ヒユーズを切断するよ
うにしてもよい。
また第2図に示される従来技術は、第1図にお
ける抵抗34の部分をフリツプフロツプに置換え
たもので、該フリツプフロツプを構成する4個の
トランジスタのうち、トランジスタ36と37は
Pチヤンネルトランジスタであり、一方トランジ
スタ38と39はNチヤンネルトランジスタであ
る。そして該トランジスタ36のチヤンネルの巾
Wと長さLとの比すなわちW/Lの値(この値が
大きければ該トランジスタのgmが大となる)を
P1とし、同様にして他のトランジスタ37,3
8および39についての該W/Lの値をそれぞれ
P2、N1およびN2としたとき、P1/N1>P2/N2となる ようにする。
ける抵抗34の部分をフリツプフロツプに置換え
たもので、該フリツプフロツプを構成する4個の
トランジスタのうち、トランジスタ36と37は
Pチヤンネルトランジスタであり、一方トランジ
スタ38と39はNチヤンネルトランジスタであ
る。そして該トランジスタ36のチヤンネルの巾
Wと長さLとの比すなわちW/Lの値(この値が
大きければ該トランジスタのgmが大となる)を
P1とし、同様にして他のトランジスタ37,3
8および39についての該W/Lの値をそれぞれ
P2、N1およびN2としたとき、P1/N1>P2/N2となる ようにする。
以上のように構成したフリツプフロツプのb点
をヒユーズ31とトランジスタ33との接続点c
に接続し、電源電圧VCCを印加すると、該フリツ
プフロツプにおけるa点の電位Pot(a)およびb点
の電位Pot(b)は、時間経過とともにそれぞれヒユ
ーズ31の非溶断時には第3図1に示すように、
またヒユーズ31の溶断時には第3図2に示すよ
うに変化する。したがつて該b点から制御信号
(フラグ信号)Flを取り出すことによつて、ヒユ
ーズ溶断時には該制御信号をLレベルとすること
ができる。
をヒユーズ31とトランジスタ33との接続点c
に接続し、電源電圧VCCを印加すると、該フリツ
プフロツプにおけるa点の電位Pot(a)およびb点
の電位Pot(b)は、時間経過とともにそれぞれヒユ
ーズ31の非溶断時には第3図1に示すように、
またヒユーズ31の溶断時には第3図2に示すよ
うに変化する。したがつて該b点から制御信号
(フラグ信号)Flを取り出すことによつて、ヒユ
ーズ溶断時には該制御信号をLレベルとすること
ができる。
ところで上記したような制御信号発生回路にお
いてヒユーズを切断した場合、ヒユーズの溶断状
態には種々の状態があり、完全に溶断した筈のヒ
ユーズがかなりの高抵抗で接続されている場合が
ある。すなわちこの種のヒユーズは通常多結晶シ
リコン等で構成されており、ヒユーズ切断時には
その発熱作用によつてその一部を溶融飛散させる
のであるが例えば信頼性を向上させる等の目的で
特にその表面にPSGなどのカバー膜が被覆され
ているような場合には該溶融による切断が完全に
行なわれず、かなりの高抵抗で接続されている場
合がある。
いてヒユーズを切断した場合、ヒユーズの溶断状
態には種々の状態があり、完全に溶断した筈のヒ
ユーズがかなりの高抵抗で接続されている場合が
ある。すなわちこの種のヒユーズは通常多結晶シ
リコン等で構成されており、ヒユーズ切断時には
その発熱作用によつてその一部を溶融飛散させる
のであるが例えば信頼性を向上させる等の目的で
特にその表面にPSGなどのカバー膜が被覆され
ているような場合には該溶融による切断が完全に
行なわれず、かなりの高抵抗で接続されている場
合がある。
このような場合に対し、第1図に示される従来
の制御信号発生回路においては、例えば不純物を
ドープした多結晶シリコンで構成された抵抗34
の抵抗値としてMΩ(メグオーム)以下の値がと
られており、これによつて上述したようにヒユー
ズと該抵抗との接続点から取り出した制御信号Fl
を、ヒユーズ非溶断時にはHレベルとし、またヒ
ユーズ溶断時にはLレベルとしていた。その理由
は、上述のような不完全な溶断によりヒユーズが
高抵抗で接続されていたとしても、その抵抗値は
かなりの高抵抗(一般にMΩ以上)となつている
から、抵抗34の抵抗値をMΩ以下の値(例えば
数十乃至数百kΩ程度)とすることによつて、ヒ
ユーズ溶断時には制御信号FlをLレベルとしてヒ
ユーズ溶断の判定が可能となるものであり、抵抗
34の抵抗値をそれ以上に高くする必要はないと
考えられていたからである。
の制御信号発生回路においては、例えば不純物を
ドープした多結晶シリコンで構成された抵抗34
の抵抗値としてMΩ(メグオーム)以下の値がと
られており、これによつて上述したようにヒユー
ズと該抵抗との接続点から取り出した制御信号Fl
を、ヒユーズ非溶断時にはHレベルとし、またヒ
ユーズ溶断時にはLレベルとしていた。その理由
は、上述のような不完全な溶断によりヒユーズが
高抵抗で接続されていたとしても、その抵抗値は
かなりの高抵抗(一般にMΩ以上)となつている
から、抵抗34の抵抗値をMΩ以下の値(例えば
数十乃至数百kΩ程度)とすることによつて、ヒ
ユーズ溶断時には制御信号FlをLレベルとしてヒ
ユーズ溶断の判定が可能となるものであり、抵抗
34の抵抗値をそれ以上に高くする必要はないと
考えられていたからである。
また第2図に示されるようなフリツプフロツプ
を用いた制御信号発生回路においても、第1図に
おける抵抗34に対応するNチヤンネルトランジ
スタ39の抵抗成分は数十乃至数百kΩ程度とな
つている。
を用いた制御信号発生回路においても、第1図に
おける抵抗34に対応するNチヤンネルトランジ
スタ39の抵抗成分は数十乃至数百kΩ程度とな
つている。
しかしながら上述のようにしてかなりの高抵抗
にはなつたものの、不完全な溶断をしたヒユーズ
は、その後の長時間の使用(電圧印加)中に、そ
の電界の影響又は発熱の影響などによつてヒユー
ズ構成材料である多結晶シリコンがその溶断個所
において再びつながつて低抵抗化して行く所謂グ
ロウバツク(Grow Back)現象を生ずることが
ある。第4図はこの現象を説明するもので、不完
全な溶断をしたヒユーズは溶断初期においてはか
なりの高抵抗他R0(一般にMΩ以上)を示すもの
の時間の経過と共に上記グロウバツク現象により
次第に低抵抗化して行く。
にはなつたものの、不完全な溶断をしたヒユーズ
は、その後の長時間の使用(電圧印加)中に、そ
の電界の影響又は発熱の影響などによつてヒユー
ズ構成材料である多結晶シリコンがその溶断個所
において再びつながつて低抵抗化して行く所謂グ
ロウバツク(Grow Back)現象を生ずることが
ある。第4図はこの現象を説明するもので、不完
全な溶断をしたヒユーズは溶断初期においてはか
なりの高抵抗他R0(一般にMΩ以上)を示すもの
の時間の経過と共に上記グロウバツク現象により
次第に低抵抗化して行く。
したがつて上述したような従来の制御信号発生
回路においては、このようなヒユーズの不完全な
溶断によつて高抵抗で接続されている場合、溶断
初期においてはその高抵抗値にもとづいて接続点
cから取り出した制御信号をLレベルとし、ヒユ
ーズが溶断したものと判定するが、その後の長時
間の使用中に上記グロウバツク現象によつて一旦
溶断した筈のヒユーズが再び低抵抗化し、抵抗3
4の抵抗値あるいはトランジスタ39の抵抗分よ
り低くなつたような場合には、該制御信号がHレ
ベルに変化してヒユーズ非溶断と判定することに
なる。このようなことが起ると、一旦不良回路と
置換えられた冗長回路から再び不良回路に切換え
られてしまい、例えば記憶装置の場合であれば、
ヒユーズ溶断初期には不良ビツトの救済が行なわ
れていたにも拘らず、途中で再びその不良ビツト
が再現するという問題点があつた。
回路においては、このようなヒユーズの不完全な
溶断によつて高抵抗で接続されている場合、溶断
初期においてはその高抵抗値にもとづいて接続点
cから取り出した制御信号をLレベルとし、ヒユ
ーズが溶断したものと判定するが、その後の長時
間の使用中に上記グロウバツク現象によつて一旦
溶断した筈のヒユーズが再び低抵抗化し、抵抗3
4の抵抗値あるいはトランジスタ39の抵抗分よ
り低くなつたような場合には、該制御信号がHレ
ベルに変化してヒユーズ非溶断と判定することに
なる。このようなことが起ると、一旦不良回路と
置換えられた冗長回路から再び不良回路に切換え
られてしまい、例えば記憶装置の場合であれば、
ヒユーズ溶断初期には不良ビツトの救済が行なわ
れていたにも拘らず、途中で再びその不良ビツト
が再現するという問題点があつた。
(エ) 発明の目的
本発明の目的は、上述した制御信号発生回路
に、完全に溶断したヒユーズに対してのみ溶断と
判定し、不完全な溶断によつてMΩオーダーの高
抵抗で接続されており、長期間の使用中に低抵抗
化するようなおそれがあるヒユーズに対しては溶
断初期すなわちそのような高抵抗で接続されてい
る状態のときから非溶断と判定するような閾値を
もたせることにより、一旦ヒユーズ溶断と判定し
て発生した制御信号が使用中においてヒユーズ非
溶断に対応する制御信号に変化することを防止
し、ヒユーズを有する半導体集積回路のヒユーズ
溶断動作の信頼性を向上するにある。
に、完全に溶断したヒユーズに対してのみ溶断と
判定し、不完全な溶断によつてMΩオーダーの高
抵抗で接続されており、長期間の使用中に低抵抗
化するようなおそれがあるヒユーズに対しては溶
断初期すなわちそのような高抵抗で接続されてい
る状態のときから非溶断と判定するような閾値を
もたせることにより、一旦ヒユーズ溶断と判定し
て発生した制御信号が使用中においてヒユーズ非
溶断に対応する制御信号に変化することを防止
し、ヒユーズを有する半導体集積回路のヒユーズ
溶断動作の信頼性を向上するにある。
(オ) 発明の構成
本発明によれば、ヒユーズと抵抗素子とが直列
に接続され、該ヒユーズと該抵抗素子との接続点
からヒユーズの断・続に応じた制御信号が発生さ
れる制御用回路における該抵抗素子の抵抗値が
108Ω以上に選ばれている。ヒユーズを有する半
導体集積回路が提供される。
に接続され、該ヒユーズと該抵抗素子との接続点
からヒユーズの断・続に応じた制御信号が発生さ
れる制御用回路における該抵抗素子の抵抗値が
108Ω以上に選ばれている。ヒユーズを有する半
導体集積回路が提供される。
(カ) 実施例
第5図は、本発明の一実施例としてのヒユーズ
を有する半導体集積回路が適用される半導体記憶
装置としてスタテイツクRAMが示されている。
を有する半導体集積回路が適用される半導体記憶
装置としてスタテイツクRAMが示されている。
該スタテイツクRAMには図示されるように所
定数のワード線W0,W1,…とビツト線対B0,
B0;B1,1;…と、更に1ビツト出力分の冗長
回路用のビツト線対BR,Rとが設けられ、それ
らの交叉点には、多数のメモリセルMC00,
MC10,…;MC01,MC11,…;…および冗長回
路用のメモリセルMC0R,MC1R,…が接続され
る。更に、所定のワード線を選択するための行選
択デコーダ群1および所定のビツト線対を選択す
るための列選択デコーダ群2が設けられ、例えば
ビツト線対B1,1を選択する場合には、該列選
択デコーダ群2中の列選択デコーダ21から列選
択線Y1にHレベルの選択信号が出力される。
定数のワード線W0,W1,…とビツト線対B0,
B0;B1,1;…と、更に1ビツト出力分の冗長
回路用のビツト線対BR,Rとが設けられ、それ
らの交叉点には、多数のメモリセルMC00,
MC10,…;MC01,MC11,…;…および冗長回
路用のメモリセルMC0R,MC1R,…が接続され
る。更に、所定のワード線を選択するための行選
択デコーダ群1および所定のビツト線対を選択す
るための列選択デコーダ群2が設けられ、例えば
ビツト線対B1,1を選択する場合には、該列選
択デコーダ群2中の列選択デコーダ21から列選
択線Y1にHレベルの選択信号が出力される。
そしてこれら行選択デコーダ群および列選択デ
コーダ群によつて所定のワード線およびビツト線
対が選択され、データ出力バツフア51又は書込
みバツフア52を通じて所定のメモリセルからの
データ読出し又は所定のメモリへのデータ書込み
が行なわれる。
コーダ群によつて所定のワード線およびビツト線
対が選択され、データ出力バツフア51又は書込
みバツフア52を通じて所定のメモリセルからの
データ読出し又は所定のメモリへのデータ書込み
が行なわれる。
ここで上記スタテイツクRAMには不良回路部
分と置換えるための冗長回路が設けられており、
該冗長回路として図示の実施例では1列分のメモ
リセルブロツクMCRが設けられる。なお冗長回
路としては、このような1列分のメモリブロツク
のほか、例えば1行分のメモリセルブロツクある
いはそれらの併用など任意に選択することができ
る。
分と置換えるための冗長回路が設けられており、
該冗長回路として図示の実施例では1列分のメモ
リセルブロツクMCRが設けられる。なお冗長回
路としては、このような1列分のメモリブロツク
のほか、例えば1行分のメモリセルブロツクある
いはそれらの併用など任意に選択することができ
る。
いま仮に第5図示のものにおいて、製造後の試
験によつてメモリセルブロツクMCI中における
何れかのメモリセルに不良があることが発見され
た場合には、該メモリセルを含むメモリセルブロ
ツクMCIを冗長メモリブロツクMCRに置換える
ようにする。そのための手段として第5図に示さ
れるように各列に対応して制御信号発生回路3と
切換回路4とが設けられており、上述したように
メモリセルブロツクMCIを冗長メモリセルブロ
ツクMCRに切換える場合には、該メモリセルブ
ロツクMCIに対応する制御信号発生回路3から
発生される制御信号Flによつて切換回路4を動作
させ、列選択デコーダ21から出力される列選択
信号を、列選択線Y1から列選択線YRに切換えて
供給するようにする。したがつてこのような場合
列選択デコーダからHレベルの列選択信号が出力
されると、メモリセルMCIの代りに冗長メモリ
セルMCRが機能することになる。
験によつてメモリセルブロツクMCI中における
何れかのメモリセルに不良があることが発見され
た場合には、該メモリセルを含むメモリセルブロ
ツクMCIを冗長メモリブロツクMCRに置換える
ようにする。そのための手段として第5図に示さ
れるように各列に対応して制御信号発生回路3と
切換回路4とが設けられており、上述したように
メモリセルブロツクMCIを冗長メモリセルブロ
ツクMCRに切換える場合には、該メモリセルブ
ロツクMCIに対応する制御信号発生回路3から
発生される制御信号Flによつて切換回路4を動作
させ、列選択デコーダ21から出力される列選択
信号を、列選択線Y1から列選択線YRに切換えて
供給するようにする。したがつてこのような場合
列選択デコーダからHレベルの列選択信号が出力
されると、メモリセルMCIの代りに冗長メモリ
セルMCRが機能することになる。
第6図は、上記第5図に示されるスタテイツク
RAMにおける制御信号発生回路3、切換回路4
および特定の列選択デコーダ21の具体的回路の
一例を示す。
RAMにおける制御信号発生回路3、切換回路4
および特定の列選択デコーダ21の具体的回路の
一例を示す。
列選択デコーダとしては簡単のために4本の入
力アドレス線A0,0,A1,1が設けられている
場合を示しており、そのうち列選択線Y1を選択
するデコーダ21には、アドレス線A0およびA1
からの信号がそれぞれトランジスタ212および
213のゲートに加えられており、その出力すな
わちトランジスタ211とこれらトランジスタ2
12および213との接続点からは、アドレス線
A0およびA1からの信号が共にLレベルとなつた
時のみ、Hレベルの出力信号が発生することにな
る。
力アドレス線A0,0,A1,1が設けられている
場合を示しており、そのうち列選択線Y1を選択
するデコーダ21には、アドレス線A0およびA1
からの信号がそれぞれトランジスタ212および
213のゲートに加えられており、その出力すな
わちトランジスタ211とこれらトランジスタ2
12および213との接続点からは、アドレス線
A0およびA1からの信号が共にLレベルとなつた
時のみ、Hレベルの出力信号が発生することにな
る。
制御信号発生回路3は、ヒユーズ31、ヒユー
ズ切断制御回路32、Nチヤンネルトランジスタ
33および抵抗35とから構成される。ヒユーズ
31を溶するには、前述したようにヒユーズ切断
制御回路32によつてトランジスタ33のゲート
にHレベルを与え、該トランジスタ33を通して
ヒユーズ31に大電流を流すか、又はこれらヒユ
ーズ切断制御回路32およびトランジスタ33を
設ける代りにヒユーズ31にレーザスポツトを照
射してそのエネルギーで溶断するようにしてもよ
い。
ズ切断制御回路32、Nチヤンネルトランジスタ
33および抵抗35とから構成される。ヒユーズ
31を溶するには、前述したようにヒユーズ切断
制御回路32によつてトランジスタ33のゲート
にHレベルを与え、該トランジスタ33を通して
ヒユーズ31に大電流を流すか、又はこれらヒユ
ーズ切断制御回路32およびトランジスタ33を
設ける代りにヒユーズ31にレーザスポツトを照
射してそのエネルギーで溶断するようにしてもよ
い。
そしてヒユーズ非溶断時には、該ヒユーズ31
抵抗35との接続点cから取り出される制御信号
FlがHレベルに、一方ヒユーズ溶断時には該接続
点cから取り出される制御信号FlがLレベルにな
る。そしてヒユーズ非溶断時すなわち制御信号が
Hレベルのときは、切換回路4におけるトランジ
スタ41を導通させて列選択デコーダ21からの
選択信号が列選択線Y1に与えられ、一方ヒユー
ズ溶断時すなわち制御信号Lレベルのときは、こ
れを切換回路4におけるインバータ43により反
転させ、該反転されたHレベルの信号によつてト
ランジスタ42を導通させて列選択デコーダ21
からの選択信号を列選択線YRに与え、メモリセ
ルブロツクMCIを冗長メモリセルブロツクMCR
に置換える。
抵抗35との接続点cから取り出される制御信号
FlがHレベルに、一方ヒユーズ溶断時には該接続
点cから取り出される制御信号FlがLレベルにな
る。そしてヒユーズ非溶断時すなわち制御信号が
Hレベルのときは、切換回路4におけるトランジ
スタ41を導通させて列選択デコーダ21からの
選択信号が列選択線Y1に与えられ、一方ヒユー
ズ溶断時すなわち制御信号Lレベルのときは、こ
れを切換回路4におけるインバータ43により反
転させ、該反転されたHレベルの信号によつてト
ランジスタ42を導通させて列選択デコーダ21
からの選択信号を列選択線YRに与え、メモリセ
ルブロツクMCIを冗長メモリセルブロツクMCR
に置換える。
以上の構成において、本発明では制御信号発生
回路3における抵抗35の抵抗値が108Ω以上に
選ばれる。
回路3における抵抗35の抵抗値が108Ω以上に
選ばれる。
このように抵抗35の抵抗値を極めて高くする
ことによつてヒユーズ溶断時、仮にその溶断が不
完全で高抵抗(一般にMΩ以上)の状態で接続さ
れており、長期間の使用中に前述したグロウバツ
ク現象を起して低抵抗化するおそれがある場合に
は、溶断初期すなわち高抵抗状態で接続されてい
るときからヒユーズ31と抵抗35との接続点c
から取り出される制御信号をHレベルとしてヒユ
ーズ非溶断と判定するものである。
ことによつてヒユーズ溶断時、仮にその溶断が不
完全で高抵抗(一般にMΩ以上)の状態で接続さ
れており、長期間の使用中に前述したグロウバツ
ク現象を起して低抵抗化するおそれがある場合に
は、溶断初期すなわち高抵抗状態で接続されてい
るときからヒユーズ31と抵抗35との接続点c
から取り出される制御信号をHレベルとしてヒユ
ーズ非溶断と判定するものである。
すなわち本発明の制御信号発生回路は、ヒユー
ズ31が完全溶断したときのみ接続点cから取り
出される制御信号Lレベルとしてヒユーズ溶断と
判定し、長期間の使用中に低抵抗化するおそれが
あるような不完全な溶断をしたときには、該接続
点cから取り出される制御信号を最初からHレベ
ルとしてヒユーズ非溶断と判定するような閾値を
有しているもので、かかる閾値を確保するために
は、抵抗35の抵抗値を108Ω以上に選ぶことが
必要である。
ズ31が完全溶断したときのみ接続点cから取り
出される制御信号Lレベルとしてヒユーズ溶断と
判定し、長期間の使用中に低抵抗化するおそれが
あるような不完全な溶断をしたときには、該接続
点cから取り出される制御信号を最初からHレベ
ルとしてヒユーズ非溶断と判定するような閾値を
有しているもので、かかる閾値を確保するために
は、抵抗35の抵抗値を108Ω以上に選ぶことが
必要である。
なお抵抗35の抵抗値を108Ω以上とするには、
不純物ドープしない多結晶シリコン中に1×1013
cm-2程度以下のリン等の不純物をイオン打込みに
より導入してやればよく、これにより上述した高
抵抗値をもたせるのに例えばの長さと巾を何れも
2μm程度とした小型のものとすることができる。
不純物ドープしない多結晶シリコン中に1×1013
cm-2程度以下のリン等の不純物をイオン打込みに
より導入してやればよく、これにより上述した高
抵抗値をもたせるのに例えばの長さと巾を何れも
2μm程度とした小型のものとすることができる。
以上述べたように、本発明によれば、ヒユーズ
が完全に溶断し使用中に低抵抗化のおそれがない
場合のみヒユーズ溶断に対応する制御信号を発生
するから、一旦ヒユーズ溶断と判定して発生した
信号が使用中においてヒユーズ非溶断に対応する
制御信号に変化するようなおそれはない。したが
つて本発明を上述したような半導体記憶装置に適
用した場合には、使用初期に冗長回路によつて不
良ビツトの救済が行なわれていたものが長期間の
使用中に冗長回路から元の不良回路に切換えられ
て不良ビツトが再現するのを確実に防止すること
ができる。
が完全に溶断し使用中に低抵抗化のおそれがない
場合のみヒユーズ溶断に対応する制御信号を発生
するから、一旦ヒユーズ溶断と判定して発生した
信号が使用中においてヒユーズ非溶断に対応する
制御信号に変化するようなおそれはない。したが
つて本発明を上述したような半導体記憶装置に適
用した場合には、使用初期に冗長回路によつて不
良ビツトの救済が行なわれていたものが長期間の
使用中に冗長回路から元の不良回路に切換えられ
て不良ビツトが再現するのを確実に防止すること
ができる。
なお本発明は上記半導体記憶装置以にも例えば
ロジツクICに適用し、ヒユーズの断続に応じた
制御信号によつてロジツクを変更する技術などに
応用できる。
ロジツクICに適用し、ヒユーズの断続に応じた
制御信号によつてロジツクを変更する技術などに
応用できる。
(キ) 発明の効果
本発明によれば完全に溶断したヒユーズに対し
てのみ溶断と判定し、不完全な溶断によつて長期
間の使用中に低抵抗化するようなおそれがあるヒ
ユーズに対しては溶断初期から非溶断と判定する
ことによつて、一旦ヒユーズ溶断と判定して発生
した制御信号が使用中においてヒユーズ非溶断に
対応する制御信号に変化するのを防止することが
できるから、ヒユーズを有する半導体集積回路の
ヒユーズ溶断動作の信頼性を向上することができ
る。
てのみ溶断と判定し、不完全な溶断によつて長期
間の使用中に低抵抗化するようなおそれがあるヒ
ユーズに対しては溶断初期から非溶断と判定する
ことによつて、一旦ヒユーズ溶断と判定して発生
した制御信号が使用中においてヒユーズ非溶断に
対応する制御信号に変化するのを防止することが
できるから、ヒユーズを有する半導体集積回路の
ヒユーズ溶断動作の信頼性を向上することができ
る。
第1図および第2図は、従来のヒユーズ有する
半導体集積回路において用いられている制御信号
発生回路の1例を示す図、第3図は、第2図に示
される制御信号発生回路における所定の点の電位
変化を示す図、第4図は、不完全に溶断されたヒ
ユーズのグロウバツク現象を示す図、第5図は、
本発明の一実施例としてのヒユーズを有する半導
体集積回路が適用される半導体記憶装置の概略構
成を示す図、第6図は、第5図装置における制御
信号発生回路、切換回路および列選択デコーダの
一具体例を示す回路図である。 (符号の説明) 1…行選択デコーダ群、2…
列選択デコーダ群、3…制御信号発生回路、31
…ヒユーズ、32…ヒユーズ切断制御回路、33
…トランジスタ、34,35…抵抗、4…切換回
路、51…データ読出しバツフア、52…書込み
バツフア。
半導体集積回路において用いられている制御信号
発生回路の1例を示す図、第3図は、第2図に示
される制御信号発生回路における所定の点の電位
変化を示す図、第4図は、不完全に溶断されたヒ
ユーズのグロウバツク現象を示す図、第5図は、
本発明の一実施例としてのヒユーズを有する半導
体集積回路が適用される半導体記憶装置の概略構
成を示す図、第6図は、第5図装置における制御
信号発生回路、切換回路および列選択デコーダの
一具体例を示す回路図である。 (符号の説明) 1…行選択デコーダ群、2…
列選択デコーダ群、3…制御信号発生回路、31
…ヒユーズ、32…ヒユーズ切断制御回路、33
…トランジスタ、34,35…抵抗、4…切換回
路、51…データ読出しバツフア、52…書込み
バツフア。
Claims (1)
- 1 ヒユーズと抵抗素子とが直列に接続され、該
ヒユーズと該抵抗素子との接続点からヒユーズの
断・続に応じた制御信号が発生される制御用回路
における該抵抗素子の抵抗値が108Ω以上に選ば
れていることを特徴とするヒユーズを有する半導
体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59109480A JPS60254500A (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | ヒユ−ズを有する半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59109480A JPS60254500A (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | ヒユ−ズを有する半導体集積回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60254500A JPS60254500A (ja) | 1985-12-16 |
JPH038039B2 true JPH038039B2 (ja) | 1991-02-05 |
Family
ID=14511309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59109480A Granted JPS60254500A (ja) | 1984-05-31 | 1984-05-31 | ヒユ−ズを有する半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60254500A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63299139A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-06 | Nec Corp | ヒュ−ズ溶断方法 |
JPH10335463A (ja) * | 1997-05-29 | 1998-12-18 | Nec Corp | 半導体集積回路 |
US7659497B2 (en) * | 2005-12-06 | 2010-02-09 | International Business Machines Corporation | On demand circuit function execution employing optical sensing |
-
1984
- 1984-05-31 JP JP59109480A patent/JPS60254500A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60254500A (ja) | 1985-12-16 |
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