JPH0379382A - インクジェットコピー用パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はインクジェットで印字された紙を貼りつけるパ
ネルに関する。

（従来の技術及びその問題点） 従来、インクジェットで印字された紙は、Ａ３以下のも
のが多く、印字された紙を１ケ月程度の長期に亘って板
や樹脂等のパネルに貼り付ける機会は少なかった。

しかしながら、近年Ａｌサイズを印字出来る装置の出現
（例えば、キャノン製ＢＪ−ＡＩ）によって印字された
紙をパネルに貼り付け、掲示する使用法が増えてきた。

この場合、パネルに貼られた印字紙の変色が課題となる
。つまり、インクジェットインクは揮発しにくい溶剤を
含んでおり、該溶剤を十分揮発させないと、溶剤によっ
て変色が促進されることによる。

従って本発明の目的は、画偉の変色の少ないインクジェ
ットコピーパネルを提供することである。

（問題点を解決する為の手段） 上記目的は以下の本発明によって達成される。

即ち、本発明は、インクジェットインクで印字された紙
を貼るパネルにおいて、該パネルに全面積の１０％以上
に空孔を設けたことを特徴とするインクジェットコピー
用パネルである。

（作　　用） 本発明によれば、インクジェット印字紙を貼るパネルに
空孔を設けろという簡便な方法により、インクジェット
印字紙からのインク溶剤の揮発を促進させ、インクジェ
ット印字紙の変色を防止することが出来る。

（実施例） 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。

実施例１ サイズがＡ１であるベニヤ板１に第１図で示す様な丸穴
２を設け、その空孔率を変化させてゆき、その上にエチ
レングリコールの様な水溶性有機溶剤を５０重量％含有
しているインクジェットインクによる印字紙を貼り、ア
トラスウエーザーメーターで４８時間促進耐候性テスト
を行い、テスト前後の色差により変色を防止する本発明
の効果を確認した。色差はＹ、Ｍ、Ｃ，Ｂｋの４色の和
をΔＥとした。その結果、第２図に示す様な結果を得た
。これより空孔率を１０％とすればΔＥは２０であり、
この程度の値は実用上支障のない変色であり、空孔率を
１０％以上とすることで変色を防止する効果があった。

実施例２ インクジェット印字紙の溶剤の揮発を更に促進させる為
、ベニヤ板１からなる本発明のパネル１に電熱線３を埋
め込んだ例を第３図に示す。この例においても空２孔の
存在によって溶剤の蒸発が行われる。

実施例３ パネル１の裏に乾燥剤４を入れ、空気中の水分の蒸気圧
を下げ、インクジェット印字紙からの溶剤揮発を更に促
進する例を第４図に示す。この例においても空孔２の存
在によって溶剤の蒸発が行われる。

（発明の効果） 以上説明した様に、インクジェット印字紙を貼るパネル
に適当な面積率の空孔を設けることにより、該印字紙の
変色を防止する効果がある。

尚、本発明は上記実施例に限定されず、パネルの材質は
ベニヤ板の他、発泡プラスチックボード、木板、金属板
、板紙等その材質、厚さ、形状等は何ら限定されない。

又、設ける空孔の面積は１０％以上であればよく、５０
％以上としても効果の上昇率は低い。又、空孔の形状は
丸に限定されず、他の形状でもよいのは当然である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施したパネルの概略図。 第２図は本発明の効果を示すグラフ。 第３図は本発明の実施例２を示す概略図。 第４図は本発明の実施例３を示す概略図。 １：パネル　　　　　　２：空孔 ３：電熱線　　　　　　４：乾燥剤 第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）インクジェットインクで印字された紙を貼るパネ
   ルにおいて、該パネルに全面積の１０％以上に空孔を設
   けたことを特徴とするインクジェットコピー用パネル。
2. （２）パネルに電熱線を埋め込んだ請求項１に記載のイ
   ンクジェットパネル。
3. （３）パネルの裏側に乾燥剤が保持されている請求項１
   に記載のインクジェットパネル。