JPH037848Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH037848Y2
JPH037848Y2 JP15500883U JP15500883U JPH037848Y2 JP H037848 Y2 JPH037848 Y2 JP H037848Y2 JP 15500883 U JP15500883 U JP 15500883U JP 15500883 U JP15500883 U JP 15500883U JP H037848 Y2 JPH037848 Y2 JP H037848Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
guide
sliding
printed wiring
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15500883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6062727U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15500883U priority Critical patent/JPS6062727U/ja
Publication of JPS6062727U publication Critical patent/JPS6062727U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH037848Y2 publication Critical patent/JPH037848Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の支技分野〕 本考案は、スイツチ駆動用の押しボタンを印刷
配線板に取付けるための押しボタンガイド構造の
改良に関する。
〔考案の技術的背景〕
近年、電話機等の通信機器では、装置の小形化
をはかる目的で、機能スイツチを駆動するための
押しボタンを印刷配線板に取付けることが行なわ
れている。第1図は、従来におけるボタンガイド
構造の分解斜視図である。同図において、押しボ
タン1は、頭部に操作部11を設けた円筒状体1
2の周面下端部に作動子13を突設するととも
に、円筒状体12の周壁部を一部切欠してここに
後述するガイド2に対する係合突起14を設けた
ものからなつている。一方、ガイド2は、前記押
しボタン1を挿入可能な内径を有する円筒状体を
なし、この円筒状体の周壁部に前記押しボタン1
の作動子を上下動可能に突出させる孔部21を設
けるとともに、前記押しボタン1の係合突起14
が係合する係合溝22を設け、かつ円筒状体の首
に相当する部位に印刷配線板3に当接するフラン
ジ23と固定用の舌片24とを設けたものとなつ
ている。
しかして、このような押しボタン1およびガイ
ド2を印刷配線板3に取着するには、先ず印刷配
線板3に設けた取付孔31に印刷配線板3の表面
側からガイド2を挿入し、そのフランジ23が印
刷配線板3の表面に当接するまで挿入した状態で
舌片24をねじ4およびナツト4aにより印刷配
線板3に締め付け、固定する。そして、上記ガイ
ド2の筒内に、印刷配線板3の裏面側から押しボ
タン1を挿入し、その作動子13をガイド2の孔
部21より突出させた状態で係合突起14をガイ
ド2の係合溝22に係合させ、取付けを完了す
る。第2図は、その取付後の状態を示す側断面図
である。したがつて、押しボタン1はガイド2に
より印刷配線板3に確実に支持され、この状態で
押しボタン1の操作部11を矢印A方向に押操作
すれば、作動子13はガイド2の孔部21に沿つ
て第2図の二点鎖線○イの如く移動し、これにより
スイツチ5は動作する。
〔背景技術の問題点〕
ところが、このような従来の構造にあつては、
次の如き欠点があつた。すなわち、ガイド2の印
刷配線板3への取り付けは、舌片24をねじ4お
よびナツト4aにより印刷配線板3に締め付ける
ことにより行われるため、この作業には工具が必
要であり、かつ手間がかかる。また、押しボタン
1を印刷配線板3の裏面側からガイド2内に挿入
して印刷配線板3の表面側へ突出させる構造であ
るから、ガイド2の内径を押しボタン1の操作部
11よりも必ず大きくしなければならず、この結
果ガイド2が大形化する。この場合、押しボタン
1の操作部11は、ある程度の操作性を確保する
ため小さくすることが難かしい。したがつて上記
ガイド2の小形化は不可能である。
このため、印刷配線板3に対するガイド2の取
付専有面積が大きなものとなつて、印刷配線板3
の実装密度を高めることができない。
〔考案の目的〕
本考案は、印刷配線板などの板体への押しボタ
ンおよびガイドの取付けをねじや工具などを使用
することなく容易に行え、かつガイドの小形化を
はかつて印刷配線板における専有面積を縮少し、
印刷配線板の実装密度を高め得る押しボタンガイ
ド構造を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、所定スイツチを操作するための押し
操作部をなす操作部と、この操作部の押し操作方
向に延設された摺動部と、この摺動部に突設配置
され、前記摺動部の摺動変位量を規制するための
ストツパと、前記摺動部から突設配置され、前記
押しボタンの押し操作による変位に伴ない前記ス
イツチを作動せしめるに供する作動部と、前記押
しボタンの前記摺動部および前記作動部を摺動自
在に嵌装するためガイド本体に穿設した摺動案内
部と、前記ガイド本体に設けられ、板体の一方面
側に係合する係合爪と、この係合爪と対向して前
記板体の他方面側に係合されて前記板体を挟持す
るために前記ガイド本体に設けた突条体とを具備
して構成したものである。
〔考案の実施例〕
第3図は、本考案の一実施例における押しボタ
ンガイド構造を示す分解斜視図で、図中3は板体
(本実施例では印刷配線板)、7は押しボタン、8
はガイドを示している。なお、第4図a,b,c
は、それぞれ押しボタン7の平面図、正面図、側
面図であり、また第5図a,b,cはそれぞれガ
イドの平面図、正面図、側面図である。
押しボタン7は、角形の操作部71に設けられ
た断面T字形の摺動部72を有しており、この摺
動部72の前面下端部には作動部73が突設して
ある。この作動部73は、印刷配線板3の裏面側
に別途装着されているスイツチ5のレバ5aに当
接してこのスイツチをオンオフ駆動するものであ
る。また、上記摺動部72の前面上端部には、一
対のストツパ74が突設してある。これらのスト
ツパ74は、前方への突出部分により押しボタン
7の押込み操作の最大量を規定するとともに、そ
れぞれ側方への突出部分により後述するガイド8
の係合爪が印刷配線板3から外れることを阻止す
るものである。さらに摺動部72の後面上端部に
は突起75が設けてあり、この突起75によつて
も後述するガイド8の係合爪の脱落を阻止してい
る。なお、以上のような押しボタン7は、一体成
形により作製される。
一方、ガイド8は有底円筒状体からなり、この
円筒状体の内部には前記押しボタン7の摺動部7
2を回転規制した上で上下方向に摺動案内するT
字形の摺動案内部81が設けてある。また円筒状
体の周壁面は、上記摺動案内部81の形状(T
字)に対応して略T字形に形成されており、これ
によつて形成された凹部82にはそれぞれ係合爪
83a,83bが収容されている。これらの係合
爪83a,83bは、円筒状体の底部から突出す
る弾性柱状体からなり、その先端部には印刷配線
板3に係合させる際に案内部となる傾斜面が形成
してある。また前記円筒状体の後面部には、この
後面より突出して係合爪83cが設けてある。な
お図中84は、ガイド8を印刷配線板3に取付け
る際に上記各係合爪83a,83b,83cと協
働して印刷配線板3を挟持するための突条体であ
る。以上の如きガイド8は、前記押しボタン7と
同様一体成形により作製される。
しかして、前記押しボタン7を印刷配線板3に
取着するには、先ず押しボタン7を印刷配線板3
に設けてある取付孔32に印刷配線板3の裏面側
から挿入し、操作部71を印刷配線板3の表面側
へ突出させ、作動部73がスイツチ5のレバ5a
と印刷配線板3の間に配置させる。そしてこの状
態で、上記取付孔32に印刷配線板3の裏面側か
ら、つまり押しボタン7の挿入方向と同一方向か
らガイド8を挿入し、このガイド8の摺動案内部
81に前記押しボタン7の摺動部72を挿入す
る。そうして、さらにガイド8を取付孔32に挿
入して、ガイド8の各係合爪83a,83b,8
3cをそれぞれ印刷配線板3の表面側に係止さ
せ、取付けを終了する。このとき、上記ガイド8
の取付状態は、各係合爪83a,83b,83c
の弾性復元力により、これらの各係合爪83a,
83b,83cと突条部84との間で印刷配線板
3を挟持することによつて保持される。第6図
は、その取付後の状態を示す側断面図である。
このような構造であるから、押しボタンを操作
していないときには、押しボタン7はスイツチの
接点5aからの付勢力を受けているため、上方に
押し上げられた状態となつている。
さて、この状態において押ボタン7を矢印A方
向に押し込むと、押しボタン7はガイド8に案内
されて下方へ移動し、これに伴なつて作動部73
が下方へ移動してこれによりスイツチの接点5a
が第7図に示す如く動作する。このとき、押しボ
タン7の押し込み操作は、押しボタン7のストツ
パ74が印刷配線板3の表面に第7図に示す如く
当接する位置まで行なわれる。したがつて、それ
以上押しボタン7を押し込もうとした場合の操作
力は上記ストツパ74によつて印刷配線板3に加
わることになり、ガイド8には加わらない。しか
も、第7図の状態において押しボタン7のストツ
パ74および突起75は、それぞれガイド8の周
壁面と各係合爪83a,83b,83cとの間に
介在されることになるので、各係合爪83a,8
3b,83cはガイド8に押しボタン7による力
が加わつたとしても内方に倒れ込むことはない。
したがつて、各係合爪83a,83b,83cの
係合状態が外れることは阻止され、この結果前記
ストツパ74により押しボタン7の操作力が印刷
配線板3に加わることと相まつて、ガイド8の脱
落は確実に阻止される。これにより、ガイド8の
取付強度は緩和され、その分従来に比してガイド
8の小形化がはかれる。
そうして、押しボタン7の操作が終了し、操作
部71から手を離すと、押しボタン7はスイツチ
の接点5aの復元力により上方に押し上げられ、
第6図に示す状態で安定化する。
このように本実施例の構造であれば、ガイド8
に設けられた係合爪83a,83b,83cが印
刷配線板3の表面に係合し、またガイド8に設け
られた突条体84が印刷配線板3の裏面に係合す
ることにより、各係合爪83a,83b,83c
と突条体84とが印刷配線板3を挟持し、ガイド
8が印刷配線板3に固定される。従つて、ねじや
工具などを使用することなく、ガイド8を印刷配
線板3の取付け孔32に挿入するだけで、ガイド
8の印刷配線板3への取付けが行なえる。また、
押しボタン7の摺動部72をガイド8の摺動案内
部81に嵌装した状態で押しボタン7およびガイ
ド8を印刷配線板3に取付けるようにしているか
ら、押しボタン7の操作部71をガイド8の内部
に挿入しなくてもよい。したがつて、ガイド8の
内径は押しボタン7の操作部71に規制を受けな
いので、操作部71の大きさを一定とした場合
に、従来に比べてガイド8の小形化が可能とな
る。また、押しボタン7にストツパ74と突起部
75を設けて、先に述べた如く押しボタン7の操
作力が直接ガイド8に加わらないようにし、かつ
各係合爪83a,83b,83cが倒れ込まない
ようにしているので、ガイド8を大形化して取付
強度を高めなくても確実な取付状態を保持し得る
ことから、これによつてもガイド8の小形化をは
かることができる。さらに、本実施例の構造で
は、ガイド8の摺動案内部81のT字形状を利用
して円筒状体の周壁にL形の凹部82を設け、こ
の凹部82に係合爪83a,83bを収容するよ
うにしているので、係合爪83a,83bの突出
量が減少してこれによりガイド8が小形化する。
したがつて、以上のようにガイドの小形化が可能
となつたことから、印刷配線板3の専有面積が縮
少され、これにより印刷配線板3の実装密度を高
めることができる。この効果は、小形化が要求さ
れる電話機等の通信機器にあつて極めて有効であ
る。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案は、押しボタンを、
所定スイツチを操作するための押し操作部をなす
操作部と、この操作部の押し操作方向に延設され
た摺動部と、この摺動部に突設配置され、前記摺
動部の摺動変位量を規制するためのストツパと、
前記摺動部から突設配置され、前記押しボタンの
押し操作による変位に伴ない前記スイツチを作動
せしめるに供する作動部と、前記押しボタンの前
記摺動部および前記作動部を摺動自在に嵌装する
ためガイド本体に穿設した摺動案内部と、前記ガ
イド本体に設けられ、板体の一方面側に係合する
係合爪と、この係合爪と対向して前記板体の他方
面側に係合されて前記板体を挟持するために前記
ガイド本体に設けた突条体とを具備して構成した
ので、印刷配線板などの板体への押しボタンおよ
びガイドの取付けをねじや工具などを使用するこ
となく容易に行え、かつガイドの小形化をはかつ
て印刷配線板における専有面積を縮小し、印刷配
線板の実装密度を高め得る押しボタンガイド構造
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来における押しボタン
ガイド構造を示すもので、第1図はその分解斜視
図、第2図は側断面図、第3図〜第7図は本考案
の一実施例における押しボタンガイド構造を示す
もので、第3図はその分解斜視図、第4図a〜c
はそれぞれ押しボタンの平面図、正面図、側面
図、第5図a〜cはそれぞれガイドの平面図、正
面図、側面図、第6図および第7図は取付後の状
態を示す側断面図である。 3……印刷配線板、32……取付孔、5a……
スイツチの接点、7……押しボタン、71……操
作部、72……摺動部、73……作動部、74…
…ストツパ、75……突起、8……ガイド、81
……案内部、82……凹部、83a,83b,8
3c……係合爪、84……突条部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板体に穿設された取付孔に装着されたガイドに
    対し、作動部を有する押しボタンが嵌挿され、前
    記押しボタンの押し操作に応じた前記作動部の変
    位に伴い所定スイツチを動作せしめるための押し
    ボタンガイド構造であつて、 所定スイツチを操作するための押し操作部をな
    す操作部と、 この操作部の押し操作方向に延設された摺動部
    と、 この摺動部に突設配置され、前記摺動部の摺動
    変位量を規制するためのストツパと、 前記摺動部から突設配置され、前記押しボタン
    の押し操作による変位に伴ない前記スイツチを作
    動せしめるに供する作動部と、 前記押しボタンの前記摺動部および前記作動部
    を摺動自在に嵌装するためガイド本体に穿設した
    摺動案内部と、 前記ガイド本体に設けられ、前記板体の一方面
    側に係合する係合爪と、 この係合爪と対向して前記板体の他方面側に係
    合されて前記板体を挟持するために前記ガイド本
    体に設けた突条体とを具備したことを特徴とする
    押しボタンガイド構造。 (2) 押しボタンは、摺動部の中間部分に、印刷配
    線板の表面に当接して押しボタンの押し操作の
    最大操作量を規定するストツパを突設したもの
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の押
    しボタンガイド構造。 (3) 押しボタンは、摺動部の周面に、押しボタン
    を押し込んだ際にガイドの各係合爪が印刷配線
    板から外れることを防止するための脱落防止突
    起を設けたものである実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の押しボタンガイド構造。 (4) ガイドは、摺動案内部を矩形状に形成し、こ
    の摺動案内部と筒状体の周面との間に形成され
    るデツドスペースに各係合爪を収容するように
    したものである実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の押しボタンガイド構造。
JP15500883U 1983-10-07 1983-10-07 押しボタンガイド構造 Granted JPS6062727U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15500883U JPS6062727U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 押しボタンガイド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15500883U JPS6062727U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 押しボタンガイド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6062727U JPS6062727U (ja) 1985-05-02
JPH037848Y2 true JPH037848Y2 (ja) 1991-02-27

Family

ID=30342463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15500883U Granted JPS6062727U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 押しボタンガイド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6062727U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6062727U (ja) 1985-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0142593B1 (en) Keyboard switch with pivotal actuator lever
JPH037848Y2 (ja)
JPH0330874B2 (ja)
JPH0212095Y2 (ja)
JPH0635305Y2 (ja) スイツチ操作装置
US4942276A (en) Clicked key board switch
US5947267A (en) Adjustable switch assembly
JPH0121460Y2 (ja)
JPH0439614Y2 (ja)
JPS6128347Y2 (ja)
JPS6110276Y2 (ja)
JPH0629862Y2 (ja) ツマミ装置
JPH0731960B2 (ja) 押釦装置
JP2976872B2 (ja) スイッチ装置
JPH0143786Y2 (ja)
JPS6145527Y2 (ja)
JPS6110271Y2 (ja)
JPH0320994Y2 (ja)
JPS5937948Y2 (ja) 連動押釦機構
JPH07176238A (ja) 押釦スイッチ
JPH0635335Y2 (ja) シーソー式押釦装置
JP2537660Y2 (ja) つまみ取付装置
JP3145583B2 (ja) シフトレバー装置
JPH0419692Y2 (ja)
JPS6243374Y2 (ja)