JPH0378462B2 - - Google Patents

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JPH0378462B2
JPH0378462B2 JP22626286A JP22626286A JPH0378462B2 JP H0378462 B2 JPH0378462 B2 JP H0378462B2 JP 22626286 A JP22626286 A JP 22626286A JP 22626286 A JP22626286 A JP 22626286A JP H0378462 B2 JPH0378462 B2 JP H0378462B2
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JP
Japan
Prior art keywords
roof
bent
predetermined intervals
steel
face plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP22626286A
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English (en)
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JPS6383360A (ja
Inventor
Gantan Funaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gantan Beauty Industry Co Ltd
Original Assignee
Gantan Beauty Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Gantan Beauty Industry Co Ltd filed Critical Gantan Beauty Industry Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばドーム型鉄骨屋根組み構造
をもつ大型建造物に用いられる屋根板及びその葺
き上げ施工方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、この種のドーム型鉄骨屋根組み構造を
もつ大型建造物、例えば屋内競技場、屋内野球場
あるいは体育館等の大型建造物としては、第18
図から第22図に示すように、鉄骨屋根組み基本
構体1の正面形態がほぼ球形状、円錐形状、半球
形状、截頭半球形状あるいは截頭円錐形状などの
構造を有するものが知られており、またその平面
形態として、第23図から第26図に示すよう
に、円形、楕円形、長楕円形あるいはL字形など
の構造を有するものが知られている。
そして、これらの各構造は、通常の場合、鉄骨
屋根組み基本構体1として、それぞれに該当形状
に成形されたH型鋼構造、もしくはその他の型鋼
を用いたトラス構造などによる複数列の各縦骨組
み鋼体2と、これらの各縦骨組み鋼体2の相互間
を結合して囲繞する中空鋼管(鋼製パイプ)構
造、同鋼管トラス構造などによる複数段の各横骨
組み鋼体3とにより、鋼体内部に主柱体、あるい
は支柱体を可及的に排除した無柱形式に構成され
ている。
ところが、このような鉄骨屋根組みの基本構体
1を有する大型建造物での屋根面葺上げ構造とし
ては、例えば半球形状鉄骨屋根組みを取上げると
き、通常、各段の横骨組み鋼体3に対し、図示し
ない垂木材を介して適宜の下地材などを敷設し
て、その全面を被覆させた上で図示しない屋根板
部材により、縦葺き形式で葺き上げているのが現
状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
このため、上記した従来の大型建造物における
屋根面の葺き上げ構造では、鉄骨屋根組みの基本
構体上の全面に対し、屋根板部材を縦葺き形式で
葺き上げていることから、葺き上げ施工作業能率
に劣り、また、外観的にも変化を与えることがむ
ずかしなどの問題点があつた。
この発明は、上記の事情のもとになされたもの
で、その目的とするところは、外観体裁にも優れ
た屋根面の葺き上げが能率良く行えることができ
るようにしたドーム型建造物における屋根板及び
その葺き上げ施工方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した問題点を解決するために、第1の発明
は、長尺矩形状の面板素材に絞り込み折曲部を左
右長手方向に所定の間隔を設けて複数個所に亘り
形成し、かつその上下左右の側縁を折曲して係合
部を形成すると共に、前記上下両側縁の一方を絞
り込んで円弧状に曲成した屋根板である。
また、第2発明は、上記第1発明に係る屋根板
部材を用い、これら各段において円弧状の曲率が
異なる多数の屋根板部材を、少なくとも複数列の
各縦骨組み鋼体と、これらの各縦骨組み鋼体の相
互間を結合して囲繞する複数の横骨組み鋼体との
基本構体上に、所定間隔毎に取付け固定させた各
列の垂木材上に、吊子を介して固定しながら隣接
相互間で互いに係合連設し横葺きしてなることを
特徴としたものである。
〔作用〕
すなわち、第1発明は、上記の構成とすること
によつて、長尺短形状の面板素材に絞り込み折曲
部を左右長手方向に所定の間隔を設けて複数個所
に亘り形成し、その上下左右の側縁を折曲して係
合部を形成すると共に、前記上下両側縁の一方を
絞り込んで円弧状に曲成して屋根板部材を成形し
得るようにしたことから、従来のように作業現場
において、骨組みの各曲率に合わせて、いちいち
屋根板をセツトしていた手間を省くことができ
る。
さらに、一枚の屋根板の上下左右に係合部を設
けるようにしたことで、加工時に生じる金属面板
の無駄が極めて少なくて済み、経済的である。
第2発明は、第1発明の作用に加え、前記の第
1発明に係る屋根板部材を、各段において円弧状
の曲率が異なるように予め形成しておき、基本構
体上に所定間隔毎に取付け固定させた各列の垂木
材上に、吊子を介して固定しながら隣接相互間で
互いに係合連設すれば、横葺き形式で湾曲面を有
する屋根面を作業性良く葺き上げることができ
る。
しかも、上下左右の係合部が予め形成された一
枚の屋根板であるため、葺き上げ時に熟練した技
術を必要とすることなしに、強固かつ見栄え良く
湾曲屋根面を葺くことができる。さらに現場加工
が少なくて済むために、葺き上り状態で屋根面に
損傷がつきにくくなる。
〔実施例〕
以下、この発明を第1図から第17図に示す実
施例を参照しながら説明する。なお、この発明に
係る建造物における屋根面葺き上げ構造の実施例
においては、第20図及び第23図に示す半球形
状鉄骨屋根組みでの基本構体、すなわち縦骨組み
鋼体2と横骨組み鋼体3とからなる鉄骨屋根組み
基本構体1に適用した場合を例にして説明する。
第1図から第17図は、この発明に係る第一実
施例を示すもので、第1図から第4図に示すよう
に、図示しない鉄骨屋根組み基本構体1上の頂部
に屋根円板4を配設し、かつその周囲にそれぞれ
該当形状に成形された横断面〓形を有する各金属
製垂木材5を図示しない各列の縦骨組み鋼体2に
平行するようにして所定間隔毎に適宜取付けボル
トなどにより取付け固定させ、これらの各列の垂
木材5上に下地材6を敷設した後、この下地材6
上に、前記垂木材5上に適宜取付けボルトなどに
より取付け固定された吊子7を介して、第5図及
び第6図に示す後述する製造手段で製作された各
段において曲率が異なる円弧状の長尺な屋根板部
材8を固定しながらその上下両側縁に形成された
横係合部8a,8bを隣接相互間に互いに係合連
設し、横方向に、すなわち上下方向に係合させる
ことにより横葺きした構成を有するもので、前記
屋根板部材8の左右両側縁の縦係合部8c,8d
は、第7図及び第8図に示すような形態を有し
て、第9図及び第10図に示すように縦方向、す
なわち左右方向に係合させるものである。
すなわち、上記屋根板部材8を製作するには、
第11図から15図に示すように、例えばチタ
ン、銅あるいはステンレス、その他の鋼板等によ
り縦250〜300mm、横1820mmの長尺矩形状の面板素
材9を成形し(第11図及び第12図参照)、次
いで、この面板素材9に断面U字状の絞り込み折
曲部10を左右長手方向に所定の間隔を設けて5
〜7個(図示の実施例では7個)に亘り形成する
と共に、その上下左右の側縁を折曲して横係合部
8a,8bと縦係合部8c,8dを形成する(第
13図から第15図参照)。そして、前記面板素
材9の上下両側縁9a,9bの一方である上側縁
9a側を絞り込んで円弧状に曲成してカシメるこ
とにより、第5図及び第6図に示すような形態に
成形するもので、このような屋根板部材8は、鉄
骨屋根組み基本構体1の各段における横方向の曲
率に応じて円弧状の曲率が異なるようにそれぞれ
製作されるものである。
なお、第16図は、上記面板素材9に形成され
る絞り込み折曲部10を断面逆U字状にし、これ
に応じて屋根板部材8の縦係合部8c,8dを第
17図に示すような形態に適宜係合させたもので
ある。
これらの屋根板部材を用いて、屋根を葺くに
は、これらの各段において円弧状の曲率が異なる
多数の屋根板部材8を、少なくとも複数列の各縦
骨組み鋼体2と、これらの各縦骨組み鋼体2の相
互間を結合して囲繞する複数段の横骨組み鋼体3
との基本構体上に、所定間隔毎に取付け固定させ
た各列の垂木材5上に、吊子7を介して固定しな
がら隣接相互間に互いに係合連設し横葺きするよ
うにしたものである。
第27図及び第28図は、屋根板部材8の別の
実施例を示すものである。この変形例でも、第一
実施例と同様に面板素材9に断面U字状の絞り込
み折曲部10を左右長手方向に所定の間隔を存し
て3〜7個に亘り形成すると共に、その上下左右
の側縁を折曲して横係合部8a,8bと縦係合部
8c,8dを形成するが、その際、絞り込み折曲
部10の一方を少しだけ拡開させ、他方はほぼ全
面に亘つて拡開させるようにしたものである。
すなわち、第一実施例の場合には、一方の絞り
込み折曲部10を絞り込んだままの状態とし、他
方の絞り込み折曲部10を少許拡開した状態で係
合部を上、下に形成しているのに対し、この実施
例では上下の各絞り込み折曲部10,10を、そ
れぞれ一部10aと全部10bに拡開して横係合
部を形成するようにしたものである。この場合、
屋根板部材8の上部の係合部の加工は、現場で行
うようにしてもよい。
この変形例による効果としては、絞り込み部の
重合部が第一実施例のものに比べて肉薄となるた
め係合部形成のための加工や切断加工が楽になる
ことと、金属面板の使用量を少なくすることが可
能となる点である。
なお、上記各実施例においては、半球形状の鉄
骨屋根組みでの基本構体に適用する場合について
述べたが、球形状、截頭半球形状、円錐形状、截
頭円錐形状などの鉄骨屋根組みによる基本構体は
勿論、その他の近似もしくは類似する形状の鉄骨
屋根組みによる基本構体にも適用して、ほぼ同様
の作用、効果を奏し得ることも可能である。
その他、この発明は、この発明の要旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、第1発明によ
れば、長尺矩形状の面板素材に絞り込み折曲部を
左右長手方向に所定の間隔を設けて複数個所に亘
り形成し、その上下左右の側縁を折曲して係合部
を形成すると共に、前記上下両側縁の一方を絞り
込んで円弧状に曲成して屋根板部材を成形したこ
とから、従来のように作業現場において、骨組み
の各曲率に合わせて、いちいち屋根板をセツトし
ていた手間を省くことができる。
さらに、一枚の屋根板の上下左右に係合部を設
けるようにしたことで、加工時に生じる金属面板
の無駄が極めて少なくて済み経済的である。
第2発明は、第1発明の効果に加え、前記の第
1発明に係る屋根板部材を、各段において円弧状
の曲率が異なるように予め形成しておき、基本構
体上に所定間隔毎に取付け固定させた各列の垂木
材上に、吊子を介して固定しながら隣接相互間で
互いに係合連設すれば、横葺き形式で湾曲面を有
する屋根面を作業性良く葺き上げることができ
る。
しかも、上下左右の係合部が予め形成された一
枚の屋根板であるため、葺き上げ時に熟練した技
術を必要とすることなしに、強固かつ見栄え良く
湾曲屋根面を葺くことができる。さらに、現場加
工が少なくて済むために、葺き上り状態で屋根面
に損傷がつきにくくなるという優れた特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る屋根板部材をドーム型
建造物に用いた屋根板葺き上げ状態の第一実施例
を概略的に示す一部切欠半平面図、第2図及び第
3図は同じく要部を拡大してそれぞれ示す部分斜
視図、第4図は同じく係合状態を示す概略的斜視
図、第5図はこの発明に係る屋根板部材の平面
図、第6図は第5図A−A線における拡大断面
図、第7図は第5図B−B線における概略的要部
拡大断面図、第8図は第5図C−C線における概
略的要部拡大断面図、第9図及び第10図は屋根
板部材の縦係合部の状態をそれぞれ示す概略的要
部拡大断面図、第11図から第15図はこの発明
に係る屋根板部材の製造工程を示し、第11図は
屋根板部材を構成する面板素材の概略的平面図、
第12図は第11図D−D線における拡大断面
図、第13図は面板素材の絞り込み状態を示す平
面図、第14図は第13図E−E線における拡大
断面図、第15図は第13図F−F線における拡
大断面図、第16図は面板素材の絞り込み状態の
他の例を示す概略的要部拡大断面図、第17図は
同じく屋根板部材の縦係合状態の他の例を示す概
略的要部拡大断面図、第18図から第22図は従
来のドーム型鉄骨屋根組み基本構体の概要をそれ
ぞれ示す正面説明図、第23図から第26図は同
じく従来のドーム型鉄骨屋根組み基本構体の概要
をそれぞれ示す平面説明図、第27図は屋根板部
材の変形例、第28図は同上のH−H線における
縦断面図である。 1……鉄骨屋根組み基本構体、2……縦骨組み
鋼体、3……横骨組み鋼体、5……垂木材、6…
…下地材、7……吊子、8……屋根板部材、8
a,8b……横係合部、8c,8d……縦係合
部、9……面板素材、9a……上側縁、10……
絞り込み折曲部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長尺矩形状の面板素材に絞り込み折曲部を左
    右長手方向に所定の間隔を設けて複数個所に亘り
    形成し、 かつその上下左右の側縁を折曲して係合部を形
    成すると共に、 前記上下両側縁の一方を絞り込んで円弧状に曲
    成した ことを特徴とする建造物における屋根板。 2 長尺矩形状の面板素材に絞り込み折曲部を左
    右長手方向に所定の間隔を設けて複数個所に亘り
    形成し、 かつその上下左右の側縁を折曲して係合部を形
    成すると共に、前記上下両側縁の一方を絞り込ん
    で円弧状に曲成してなる屋根板部材を用い、 これら各段において円弧状の曲率が異なる多数
    の屋根板部材を、少なくとも複数列の各縦骨組み
    鋼体と、これらの各縦骨組み鋼体の相互間を結合
    して囲繞する複数段の横骨組み鋼体との基本構体
    上に、所定間隔毎に取付け固定させた各列の垂木
    材上に、吊子を介して固定しながら隣接相互間で
    互いに係合連設し横葺きするようにした ことを特徴とする建造物における屋根板の葺き上
    げ施工方法。
JP22626286A 1986-09-26 1986-09-26 建造物における屋根板及びその葺き上げ施工方法 Granted JPS6383360A (ja)

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